JPH0756622A - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム

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JPH0756622A
JPH0756622A JP5199657A JP19965793A JPH0756622A JP H0756622 A JPH0756622 A JP H0756622A JP 5199657 A JP5199657 A JP 5199657A JP 19965793 A JP19965793 A JP 19965793A JP H0756622 A JPH0756622 A JP H0756622A
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JP
Japan
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image
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processing unit
graphics
unit
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Application number
JP5199657A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Tokushige
繁 潤 一 徳
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラントの状態に関する情報をもとに得られ
たグラフィックス表示情報と、監視カメラから得られた
画像情報とを組合せて得られる画像を表示して精度良く
プラントの監視制御を行なうこと。 【構成】 制御データ記憶部11からの情報をもとに、
グラフィックス処理部12においてプラント操作に必要
なグラフィックス表示情報を作成し、これをグラフィッ
クスイメージ用バッファ13に入力して記憶する。他
方、プラントの監視カメラ2からの情報をもとに、画像
処理部1Bにおいてプラント操作に必要な画像情報を作
成し、これを画像用バッファ1Cに入力して記憶する。
読み出し制御部1Dにおいて、グラフィックスイメージ
用バッファ13と画像用バッファ1Cからの情報を読み
出し組合せて表示する画像を構成する。このように構成
された画像が表示装置15により表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種プラントを監視制御
する監視制御システムに係り、とりわけグラフィック
ス、自然画、音声、文字を組合せて監視制御の操作性を
向上させ知的支援を行なうことができる監視制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラントの監視制御システムのブ
ロック図を、図9および図10に示す。従来の監視制御
システムにおいて、監視制御を行っているプラントから
得られる情報は、画面表示用プログラムに従って、対象
全体を示す画面から必要な情報を表示する画面へと階層
的に必要な情報を表示する画面へと展開され、表示装置
15に必要な情報が表示される。
【0003】すなわち図9に示すように、まず画面を展
開したり、制御に必要な操作を行うための入力が、タッ
チスクリーン、ボリューム、レバー、ボタン、マウス等
の指示装置16またはキーボード等の入力装置17を用
いてグラフィックス処理部12に対して行なわれる。制
御データ記憶部11からの情報はグラフィックス処理部
12でグラフィックス処理される。グラフィックス処理
部12からの信号は、グラフィックスイメージ用バッフ
ァ13およびD/A変換器14を経て、グラフ、表、計
器イメージとしてグラフィックスと文字を使用して表示
装置15に表示される。制御に必要な操作は、上述のよ
うに指示装置16または入力装置17を用いて行なわれ
るが、この指示装置16および入力装置17は表示装置
15と一体に設けられている。
【0004】なお、グラフィックス処理部12は、中央
処理装置21と、プログラム記憶部22と、制御データ
記憶部との入出力インターフェース23と、描画処理部
24と、および指示装置・入力装置とのインターフェー
ス25と、を有している。
【0005】ところで従来の監視制御システムにおい
て、運転員に提供される情報は、主として表示装置15
に表示されるグラフィックスまたは文字等であり、これ
らの情報に加えて音声、監視カメラ画像情報が表示され
る場合がある。グラフィックスおよび文字は上述のよう
に、プラントの監視制御に重要な役割を持っている。
【0006】他方、音声情報は、監視制御対象の異常を
知らせるためのアラーム、または予め記憶されたボイス
メッセージとして使用されている。また監視カメラ画像
は、監視制御室内に設置された複数の画像表示部(T
V)に表示される。TVに写された監視カメラ画像は、
制御操作とは直接関係のない形で運転員に提供され、運
転員は経験によって監視カメラ画像から必要な情報、例
えばプラントの諸機械故障あるいはプラントの制御対象
の異常増加等を読み取り、実際の監視制御に反映させて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような監視制御
システムにおいては、監視カメラ画像から読み取られる
情報は、運転員の熟練度によって異なり、監視カメラ画
像をもとに行なわれる制御操作は、運転員によって異な
る。また監視カメラ画像は表示されるのみで記憶して利
用されることはなく、さらに音声情報は、ごく限られた
時にのみしか使用されない。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、プラントの状態に関するグラフィックス表
示情報のみならず、監視カメラ画像から制御操作に必要
な情報を抽出して運転員に提示するとともに、効果的に
音声を使用することができる監視制御システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラントの現
在の状態を記憶する制御データ記憶部と、制御データ記
憶部からの情報をもとに、プラント操作に必要なグラフ
ィックス表示情報を作成するグラフィックス処理部と、
グラフィックス処理部で作成されたグラフィックス情報
を記憶するグラフィックスイメージ用バッファと、プラ
ントの監視カメラからの情報をもとに、プラント操作に
必要な画像情報を作成する画像処理部と、画像処理部か
らの画像情報を記憶する画像用バッファと、グラフィッ
クスイメージ用バッファおよび画像用バッファからの情
報を読み出し表示すべき画像を構成する読み出し制御部
と、読み出し制御部により読み出された情報を表示する
ための表示部と、を備えたことを特徴とする監視制御シ
ステムである。
【0010】
【作用】制御データ記憶部においてプラントの現在の状
態を記憶し、グラフィックス処理部において制御データ
記憶部からの情報をもとに、プラント操作に必要なグラ
フィックス表示情報を作成し、このグラフィックス情報
をグラフィックスイメージ用バッファに入力して記憶す
る。プラントの監視カメラからの情報をもとに、画像処
理部においてプラント操作に必要な画像情報を作成し、
この画像情報を画像用バッファに入力して記憶する。読
み出し制御部において、グラフィックスイメージ用バッ
ファと画像用バッファからの情報を読み出し組合せて、
表示すべき画像を構成し、このように構成された画像が
表示装置により表示される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1乃至図4は本発明による監視制御シス
テムの第1の実施例を示す図である。図1において、監
視制御システムは、プラントの現在の状態が書込まれる
とともに一定時間毎に更新される制御データ記憶部11
と、制御データ記憶部11からの情報をもとに、表、グ
ラフ、計器イメージ等のグラフィックスおよび文字デー
タのようなプラント操作に必要なグラフィックス情報を
作成するグラフィックス処理部12と、グラフィックス
処理部12で作成されたグラフィックス情報を記憶する
グラフィックスイメージ用バッファ13とを備えてい
る。
【0012】またプラントには監視カメラ2が設置さ
れ、この監視カメラ2からの情報をもとに、プラント操
作に必要な画像情報を作成する画像処理部1Bと、画像
処理部1Bからの画像情報を記憶する画像用バッファ1
Cとが設けられている。さらにグラフィックスイメージ
用バッファ13および画像用バッファ1Cからの情報を
読み出し、例えば表示位置、表示サイズ、表示優先順位
等を考慮して表示すべき画像を構成する読み出し制御部
1Dが設けられ、読み出し制御部1Dにより読み出され
た情報は、D/A変換器14を介して表示装置15に表
示されるようになっている。
【0013】また、グラフィックス処理部12と画像処
理部1Dからの情報は、音声変換装置18によって音声
情報に変換され、さらに画像処理部1Bにおける音声情
報は音声処理部19に送られる。そして音声変換装置1
8および音声処理部19からの音声情報が音声出力装置
1Aから出力される。
【0014】またグラフィックス処理部12および画像
処理部1Bには、タッチスクリーン、ボリューム、レバ
ー、ボタン、マウス等の指示装置16またはキーボード
等の入力装置17が接続され、指示装置16または入力
装置17から入力されたデータは、制御データ記憶部1
1に書込まれるようになっている。
【0015】なお、制御データの表示画面中に制御デー
タに関係のある画像が必要な場合、グラフィックス処理
部12から画像処理部1Bに対し、必要な画像を表示す
るための表示位置、サイズ等の情報を送って表示要求を
行なう。
【0016】次に各構成部分について、以下詳述する。
まずグラフィックス処理部12は、図2に示すような構
成になっている。すなわちグラフィックス処理部12は
グラフィックス処理部12を制御する中央演算処理装置
21と、グラフィックス表示用プログラムを記憶するプ
ログラム記憶部22と、制御データ記憶部11との入出
力インターフェース23と、制御データ記憶部11から
の情報をもとにプラントの操作に必要なグラフィックス
情報、例えばグラフ、表、トレンド情報を作成して、グ
ラフィックスイメージ用バッファ13にグラフィックス
情報を書き込むグラフィックス描画処理部24と、指示
装置16および入力装置17とのインターフェース25
と、画像処理部1Bとのインターフェース26と、音声
変換装置18とのインターフェース27と、読み出し制
御部1Dとのインターフェース28とを有している。そ
して入出力インターフェース23により制御データ記憶
部11からの必要なデータの読み出しと、制御データ記
憶部11への制御データの書き込みが行なわれる。また
グラフィックス描画処理部24によりグラフィックスイ
メージ用バッファ13へのグラフィックス情報の書き込
みが行なわれる。さらに指示装置16および入力装置1
7からの信号がインターフェース25により入力され、
インターフェース26により画像処理部1Bへの画像表
示要求が行なわれる。またインターフェース27により
音声出力するデータの音声変換装置18への受け渡しが
行なわれ、さらにグラフィックスイメージ用バッファ1
3に書き込まれたグラフィックス情報を表示装置15に
表示させるための位置、サイズ、優先順位情報が、イン
ターフェース28から読み出し制御部1Dに受け渡され
る。
【0017】またグラフィックスイメージ用バッファ1
3には、グラフィックス処理部12によって作成された
グラフィックス情報が書き込まれ、その内容は読み出し
制御部1Dによって制御されたタイミングで読み出さ
れ、D/A変換器14にディジタル画像データとして入
力される。
【0018】画像処理部1Bは、図3に示す点線内のよ
うな構成になっており、画像処理部1Bの制御を行う中
央処理装置31と、画像音声データ処理部32と、マッ
プ作成部33と、作成したマップを記憶するマップ記憶
部34と、画像用グラフィックス描画処理部35と、画
像表示処理用のプログラム記憶部36と、グラフィック
ス処理部とのインターフェース37と、制御データ記憶
部との入出力インターフェース23と、指示装置16お
よび入力装置17とのインターフェース25と、音声変
換装置18とのインターフェース27と、読み出し制御
部1Dとのインターフェース28とを有している。
【0019】画像と音声の同期を取って画面出力する画
像に対する入力と、表示画像の位置との関係を決定する
マップ作成がマップ作成部33において行なわれる。ま
た画像用グラフィックス描画処理部35で画像用バッフ
ァ1Cへのグラフィックス描画が行なわれ、さらにイン
ターフェース27により、音声出力するデータの音声変
換装置18への受け渡しが行なわれる。またインターフ
ェース28により、画像を表示するために必要となる表
示位置、サイズ、表示優先順位等の情報が、読み出し制
御部1Dへ受け渡される。さらに入出力インターフェー
ス23により、制御データ記憶部11からの表示に必要
なデータの読み出しと、運転員の入力したデータの制御
データ記憶部11への書き込みが行なわれ、またインタ
ーフェース25により指示装置16および入力装置17
からの入力処理が行なわれる。またインターフェース3
7によりグラフィックス処理部12からの表示要求処理
が行なわれる。
【0020】画像処理部1Bは、プログラム記憶部36
に書き込まれたプログラムと、指示装置16、および入
力装置17からの入力に従ってプラント操作に必要な画
像表示に関する処理を行う。すなわち画像処理部1Bに
は、プラントの監視カメラ2から画像音声データが時分
割多重された形で入力され、画像処理部1Bの画像音声
データ処理部32は、時分割多重されたデータを画像と
音声のデータに分けて必要な処理を行なう。例えば画像
から状態の変化を認識して、その差分を分析したり、グ
ラフィックスと同時に表示する画像を特定する。そして
音声データを音声処理部19に、画像データを画像用バ
ッファ1Cに各々書き込む。画像音声データ処理部32
は、画像、音声データの出力を制御することにより出力
される画像と音声の同期を取る。監視カメラ2からの画
像データはまた、マップ作成部33に送られ、画面出力
する画像上での表示画像の位置ぎめと表示画像に対する
入力との関係を決めるマップ作成を行なう。マップは、
例えば、監視カメラ2の特定の撮影位置についてのマッ
プを予め記憶しておいたり、取り込んだ画像を処理する
ことにより映っている形状を抽出するなどの処理を行い
作成する。マップ作成部33で作成されたマップはマッ
プ記憶部34に記憶され、画像用バッファ1Cへのグラ
フィックス描画および画像に対する入力の判定の際参照
される。
【0021】表示画像上に表示すべき必要なデータが入
出力インターフェース23を介して制御データ記憶部1
1から読み出され、画像音声データ処理部32において
グラフィックスデータに加工される。そして制御データ
を入力するためのボリューム、ボタン、カーソル等の入
力用グラフィックス情報が画像用バッファ1Cに書き込
まれる。表示するデータや入力されたデータのうち、音
声出力すべきデータは画像音声データ処理部32におい
て音声変換装置用フォーマットに変換され、インターフ
ェース27から音声変換装置18に送られる。インター
フェース37からグラフィックス処理部12からの画像
表示要求を画像音声データ処理部32が受けると、読み
出し制御部1Dに必要な情報をインターフェース28か
ら送り、画像音声データ処理部32で同期を取った形で
画像と音声を出力する。
【0022】画像用バッファ1Cには、画像処理部1B
から入力された画像情報が記憶され、読み出し制御部1
Dによって画像情報が読み出される。画像用バッファ1
Cに入力される画像のサイズは監視カメラ2によって取
り込まれた画像のサイズと同一であり、出力される画像
サイズはアドレスコントローラ(図示せず)によって読
み出され、アドレスを制御することで拡大縮小される。
【0023】読み出し制御部1Dには、グラフィックス
処理部12および画像処理部1Bから表示位置、サイ
ズ、表示優先度の情報が入力され、また読み出し制御部
1Dはグラフィックスイメージ用バッファ13と画像用
バッファ1Cから情報を読み出し、ディジタル信号領域
で1画面分の表示すべきディジタル画像を構成し、D/
A変換器14に入力する。D/A変換器から出力された
アナログ映像信号は、表示装置15に出力され画面を表
示する。
【0024】他方、表示装置15の画面上のオブジェク
トを指示装置16により指示した場合、その座標がグラ
フィックス処理部12および画像処理部1Bに送られ
る。画像処理部1Bでは、その座標とマップ記憶部34
に保存されているマップが参照され、指示されているも
のを判定し、その指示に対する処理が行われる。また入
力装置17により、数字、文字列などのデータ入力が行
われ、これらのデータはグラフィックス処理部12およ
び画像処理部1Bに送られる。
【0025】指示装置16および入力装置17により、
画像に対する拡大縮小処理の指示が入力される場合に
は、画像用バッファ1Cの読み出しアドレスを発生させ
るアドレスコントローラに対し情報を与えることによっ
て拡大縮小を実現することができる。拡大縮小処理が行
われた場合、マップに対しても拡大縮小倍率を掛けるな
どの処理を行い拡大縮小処理を行う。
【0026】また、グラフィックス処理部12と画像処
理部1Bから音声変換装置18に情報が入力されると、
音声変換装置18においてデータがアナログ音声データ
に変換され、音声出力装置1Aに出力される。さらに、
プラントから採取した音声情報が画像処理部1Bを経て
音声処理部19に入力され、アナログ音声信号に変換さ
れて音声出力装置1Aに出力される。そして音声出力装
置1Aは、音声変換装置18と音声処理部19から入力
されたアナログ音声信号データを音声に変換して出力す
る。
【0027】なお、表示装置15に複数の画像を表示す
る場合、図4に示すように画像処理部1Bと画像用バッ
ファ1Cを複数個設けることもできる。
【0028】上記のような構成にすることによってグラ
フィックス、文字、および、カメラ画像を同一表示装置
15に表示させるとともに、音声出力装置1Aから音声
を出力させることができる。またこれらの情報を関連を
持った形で提供し、これらの情報を組み合わせることに
より、運転員に対して情報に対する注目度をコントロー
ルすることができ、操作の優先順位などプラントを運転
していく上で必要な情報を分かりやすく提供し、プラン
トの操作にのみ集中できる環境を提供することができ
る。
【0029】次にこのような構成の監視制御システムを
用いた情報提供方法について説明する。
【0030】情報の組み合わせ方を決定する方法とし
て、情報に対し重要度に関する順位づけを行なったり、
順位づけされた情報の重要度によって運転員に提供する
方法を変化させたりすることができる。最も重要度が低
い情報の場合、単に文字やグラフィックスなど1つの情
報メディアを使用して提供することができ、また情報の
重要度が高くなるにしたがって、静止画、動画、音声な
どの情報を文字、グラフィックスにつけ加えていくこと
ができる。
【0031】情報の重要度が最も高い場合、例えばプラ
ントが異常を起こした場合、異常を起こした機器の制御
情報のグラフィックス表示と状態に関するボイスメッセ
ージ、現在の機器の監視カメラからの映像、および機器
から発生する音を提供する。そして、その状況に対する
操作に関して、グラフィックスと音声を用いたガイダン
スを行う。運転員の操作によって表示されるガイダンス
情報を変化させていき、理解しやすい形で操作手順を伝
え的確な操作をすばやく運転員に行わせる。この様に提
供する情報を関連づけ、重要度に応じてその組み合わせ
方を変えることによって、運転員の情報に対する注目度
をコントロールすることができ、また分かりやすい形で
情報を提供することが可能になる。
【0032】以上のように監視制御システムを構成し、
音声、画像を情報の重要度によって組み合わせを変えて
提供することによって、監視制御システムの操作性を向
上させることが可能になる。このような構成にすること
で監視カメラ画像、音声情報と従来から使用されている
グラフィックス、文字を関連を持った形で運転員に提供
することが可能になり、情報をより理解しやすい形で提
供することで運転員を必要な操作に集中させ知的支援を
行うことが可能になる。
【0033】次に監視制御システムの第2の実施例につ
いて図5乃至図8により説明する。第2の実施例は、画
像処理部55とグラフィックス処理部54に、保存処理
部51と再生処理部53を接続し、保存処理部51と再
生処理部53との間に蓄積部52を設けた点が異なるの
みであり、他は図1乃至図4に示す第1の実施例と略同
様である。また保存処理部51には、プラントの現在の
状態情報および監視カメラ2からの情報が入力される。
【0034】すなわちグラフィックス処理部54には、
保存処理部51が接続され、保存処理部51に対し、画
像、音声、制御データの保存処理要求を出し、制御デー
タを蓄積部52に保存する。次に再生処理部53に再生
要求を出し、蓄積部52に蓄積された制御データが、再
生処理部53からグラフィックス処理部54に送られ
る。グラフィックス処理部54ではグラフィックス、文
字を使用してデータが加工され、加工後のデータがグラ
フィックスイメージ用バッファ13に書き込まれる。
【0035】また、画像処理部55には保存処理部51
が接続され、保存処理部51に対し、保存処理要求を出
し、カメラからの情報を蓄積部52に保存する。次に画
像処理部55において、再生処理部53に対し再生処理
要求を出し、蓄積部52内のカメラからの情報を再生処
理部53から受け取り、画像処理した後画像用バッファ
1Cに書き込む。また再生処理部53から、画像、音声
データを受け取り画像用バッファ1C、音声処理部19
に同期を取った形で再生されるようにデータを送る。
【0036】保存処理部51は、図7に示すような構成
となっている。図7に示すように保存処理部51は時分
割多重されている画像データと音声データを分割する画
像音声デマルチプレクス部71と、画像を保存するため
の画像保存処理部72と、音声を保存するための音声保
存処理部73と、制御データを保存するための制御デー
タ保存処理部74と、それぞれの保存処理部によって処
理されたデータに関する情報からヘッダ情報を作成する
保存用情報作成部75と、画像保存処理部72、音声保
存処理部73、および制御データ保存処理部74からの
データをマルチプレクスして1つのファイルにするマル
チプレクス部76とを有している。保存処理部51は、
画像処理部55やグラフィックス処理部54からの保存
要求や、予めプログラムされた状態になると画像の保存
処理を実行するものであり、このうち画像音声マルチプ
レクス部71では、時分割多重されている画像データと
音声データが分割され、各々のデータが画像保存処理部
72と音声保存処理部73に送られる。画像データはそ
の後画像保存処理部72に読み込まれ、データ圧縮処理
される。
【0037】音声保存処理部73では、画像の保存要求
が発生し画像と共に音声情報も記録する要求があった場
合、または音声情報のみの保存要求が発生した場合、音
声データが読み込みデータ圧縮処理される。制御データ
保存処理部74では、画像の保存要求が発生し画像と共
に制御データも保存する要求があった場合、画像に対応
する制御データが読み込まれ、保存のための処理が行わ
れ、また制御データのみの保存要求が発生した場合は、
制御データの保存処理が行われる。
【0038】保存用情報作成部75では、画像保存処理
部72、音声保存処理部73、制御データ保存処理部7
4において保存処理されたそれぞれのデータについての
情報が受け取られ、ヘッダ情報が作成される。ヘッダ情
報には、画像データに関する情報(取り込んだカメラ番
号、画像サイズ、フレームレート、取り込んだ枚数
等)、音声データに関する情報(サンプリングレート
等)、制御データに関する情報(機器の名前、サンプリ
ングレート、表示方法等)、取り込みを開始した時間、
終了した時間、画像、音声、同期を取って制御データを
再生するための情報が書き込まれる。マルチプレクス部
76では、画像、音声、制御データ、ヘッダ情報がマル
チプレクスして1つのファイルにされ、蓄積部52に書
き込まれる。
【0039】蓄積部52は、読み書き可能な記憶装置
と、読み込みのみの記憶装置とを有している。このう
ち、読み書き可能な記憶装置には、保存処理部51によ
って作成されたファイルが書き込まれ、再生処理部53
によって必要なファイルが読み出される。他方読み込み
のみの記憶装置には、ガイダンス用、運転シミュレーシ
ョン用の画像が記憶され、再生処理部53によって読み
出される。
【0040】再生処理部53は、図8に示すように、蓄
積部52から読み出したファイルをファイルのヘッダ情
報をもとに画像、音声、制御データに分割するデマルチ
プレクス部81と、画像データが送られる画像再生処理
部82と、音声データが送られる音声再生処理部83
と、制御データが送られる制御データ再生処理部84
と、圧縮された画像データを伸長処理する画像再生処理
部82とを有している。このうち、音声再生処理部83
では音声データの伸長処理が行なわれ、制御データ再生
処理部84では制御データに対してグラフィックス表示
するために必要な情報を付加する。また画像音声マルチ
プレクス部85では、画像データと音声データを同期を
取って再生できる形に時分割多重する。そして再生処理
部53ではグラフィックス処理部54と画像処理部55
からの再生要求を受け、蓄積部52に保存されている画
像、音声、制御データの再生処理を行う。この場合、再
生処理部53は、蓄積部52から再生するファイルを読
み出し、デマルチプレクス部81でそのファイルのヘッ
ダ情報を参照する。次にマルチプレクスされた情報がデ
マルチプレクス部81で画像、音声、制御データに分解
され、画像の再生処理を行う画像再生処理部82と、音
声の再生処理を行う音声再生処理部83と、制御データ
の再生処理を行う制御データ再生処理部84に送られ
る。
【0041】画像再生処理部82ではデマルチプレクス
部81から圧縮された画像データと伸長、再生するため
の情報が受け取られ画像データが伸長処理され、処理後
のデターは画像音声マルチプレクス部85に送られる。
音声再生処理部83ではデマルチプレクス部81から圧
縮された音声データと伸長、再生するための情報が受け
取られて音声データが伸長処理され、処理後のデータは
画像音声マルチプレクス部85に送られる。
【0042】画像音声マルチプレクス部85では、画像
再生処理部82と音声再生処理部83から伸長された画
像および音声情報と再生処理するための情報が受け取ら
れ、画像処理部55が画像と音声の同期をとった形で再
生を行えるような形で画像データと音声データがマルチ
プレクスされる。
【0043】制御データ再生処理部84では、デマルチ
プレクス部81から制御データと、制御データをグラフ
ィックス処理部54および画像処理部55で再生するた
めに必要な情報が受け取られ、制御データに表示するた
めの情報が付加され、これらの情報がグラフィックス処
理部54および画像処理部55に送られる。
【0044】この様な構成にすることによって、監視カ
メラ2からの画像および音声と、制御データ記憶部11
からの制御データを関連を持った形で記憶再生すること
が可能になり、新たに記憶した情報や予め記憶されてい
る情報を、運転ガイダンス、運転シミュレーションに利
用することが可能になる。
【0045】なお、表示装置15に複数の画像を表示す
る場合、図6に示すように画像を表示させる数だけ画像
処理部55および画像用バッファ1Cを設けてもよい。
【0046】次にこのような構成の監視制御システムを
用いた情報利用方法について説明する。
【0047】まず、予め保存されている画像、音声を運
転ガイダンスに用いる方法について説明する。蓄積部5
2に、運転ガイダンスに必要な画像、音声を用意してお
く。運転員は監視制御プログラムによって画面や音声で
提供されるプラントの状態を判断し、必要な操作を行
う。操作方法を運転員に提供する必要がある場合、監視
制御プログラムは、ガイダンス用プログラムを起動し、
ガイダンス用プログラムは再生処理部53に必要なデー
タを表示するように要求を出し、蓄積部52からデータ
を読み込み画像、音声情報を運転員に提供する。操作方
法は、表示装置15上に表示されるガイダンス用ウイン
ドウに表示された画像、音声出力装置1Aからの音声に
よって運転員に提供される。ガイダンス提供用プログラ
ムは運転員の操作を監視し、運転員が正しい操作を実行
したのを確認し、次の操作の方法を運転員に提供する。
このような方法で情報を提供することで、緊急時の操作
など正確な操作が要求される場合でも、運転員に正しい
操作をすばやく正確に行わせることが可能になる。運転
員に提供する情報は、第1の実施例の情報提供方法と同
様に重要度によってランクづけされて、重要度によって
組み合わせ方を変えて提供される。
【0048】次に記憶した画像、音声、制御データを利
用したトラブル解析方法について説明する。監視制御プ
ログラムに予め、プラントの機器がある条件を満たした
場合、自動的にその機器の画像、音声、制御データの保
存を保存処理部51に要求し、保存を行う。保存された
画像、音声、制御データを再生することで、従来、制御
データの変化のみから、プラントが異常を起こした原因
を解析していたが、機器の画像、音声を制御データとと
もに提供することで制御データからだけでなく、画像、
音声からも異常を起こした原因を解析することが可能に
なる。
【0049】次にプラントの監視カメラから取り込んだ
画像を利用して運転シミュレーションを行う方法につい
て説明する。監視カメラからの画像を取り込む時、画像
情報に加え音声、制御データも保存することが可能であ
り、プラントがある条件、例えば機器の異常になった
時、画像、音声、制御データを保存するように設定でき
る。このような設定を行なうと、異常時のデータを収集
することができ、このデータを運転シミュレーションに
利用することができる。
【0050】具体的には、保存された異常時の制御デー
タより、異常が起きる過程を解析し、シミュレーション
用データを作成する。運転シミュレーションを実行する
プログラムは、異常を発生する過程の制御データととも
に、画像、音声を訓練者に提供する。シミュレーション
プログラムは予め正しい操作を行った場合の結果を記憶
しておき、訓練者の操作に対しプラントがどのように反
応するかをシミュレーションし、正しい操作を行った場
合との差を訓練者に提供する。このようにプラントの監
視カメラから取り込んだ画像、音声、制御データを運転
シミュレーションに使用することで過去に発生したトラ
ブルに対する訓練が実施できるとともに画像、音声を利
用したリアルな運転シミュレーションを提供できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラントの状態に関する情報をもとに得られたプラント
操作に必要なグラフィックス表示情報と、監視カメラか
ら得られたプラント操作に必要な画像情報を組合せて表
示すべき画像を構成し、このように構成された画像を表
示装置により表示することができる。このためグラフィ
ックス表示情報だけを提供する従来の監視制御システム
に比べて、精度良くプラントの監視制御を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視制御システムの第1の実施例
を示すブロック図。
【図2】図1に示す監視制御システムのグラフィックス
処理部を示すブロック図。
【図3】図1に示す監視制御システムの画像処理部を示
すブロック図。
【図4】本発明による監視制御システムにおいて複数の
画像を表示する場合を示すブロック図。
【図5】本発明による監視制御システムの第2の実施例
を示すブロック図。
【図6】本発明による監視制御システムにおいて複数の
画像を表示する場合を示すブロック図。
【図7】図5に示す監視制御システムの保存処理部を示
すブロック図。
【図8】図5に示す監視制御システムの再生処理部を示
すブロック図。
【図9】従来の監視制御システムを示すブロック図。
【図10】従来の監視制御システムのグラフィックス処
理部を示すブロック図。
【符号の説明】
1A 音声出力装置 1B 画像処理部 1C 画像用バッファ 1D 読み出し制御部 2 監視カメラ 11 制御データ記憶部 12 グラフィックス処理部 13 グラフィックスイメージ用バッファ 15 表示装置 18 音声変換装置 19 音声処理部 51 保存処理部 52 蓄積部 53 再生処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントの現在の状態を記憶する制御デー
    タ記憶部と、 制御データ記憶部からの情報をもとに、プラント操作に
    必要なグラフィックス表示情報を作成するグラフィック
    ス処理部と、 グラフィックス処理部で作成されたグラフィックス情報
    を記憶するグラフィックスイメージ用バッファと、 プラントの監視カメラからの情報をもとに、プラント操
    作に必要な画像情報を作成する画像処理部と、 画像処理部からの画像情報を記憶する画像用バッファ
    と、 グラフィックスイメージ用バッファおよび画像用バッフ
    ァからの情報を読み出し表示すべき画像を構成する読み
    出し制御部と、 読み出し制御部により読み出された情報を表示するため
    の表示部と、 を備えたことを特徴とする監視制御システム。
  2. 【請求項2】グラフィックス処理部と画像処理部からの
    情報を音声情報に変換する音声変換装置と、 音声変換装置からの音声を出力する音声出力部とを、 更に備えたことを特徴とする請求項1記載の監視制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】制御データ記憶部からの情報または監視カ
    メラからの情報を保存処理する保存処理部と、 保存処理された情報を蓄える蓄積部と、 蓄積部内の情報を再生してグラフィックス処理部または
    画像処理部に送る再生処理部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の監視制御
    システム。
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