JPH0755942A - ガンマ放射線検出装置 - Google Patents

ガンマ放射線検出装置

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JPH0755942A
JPH0755942A JP6083677A JP8367794A JPH0755942A JP H0755942 A JPH0755942 A JP H0755942A JP 6083677 A JP6083677 A JP 6083677A JP 8367794 A JP8367794 A JP 8367794A JP H0755942 A JPH0755942 A JP H0755942A
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    • G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/02—Dosimeters
    • G01T1/08—Photographic dosimeters
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    • G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
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    • G01T1/02—Dosimeters
    • G01T1/04—Chemical dosimeters

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガンマ放射線線量計はポリエステルフィルム
基板10から成り、その中心円形領域12はオーバーレイヤ
ー16によって被覆されたガンマ放射線に敏感な層14によ
って被覆されている。放射線に敏感な層14はスチレン−
アクリロニトリルコポリマーから形成され、１−ブロモ
アダマンタンおよびロイコ染料を含む。オーバーレイヤ
ー16はＵＶ吸収剤を含有するアクリル樹脂バインダーか
ら形成される。中心領域12は環状領域18によって囲ま
れ、これは等しい大きさの６個の区画18a----18fに分割
されている。各区画18a----18fは、連続して増加するガ
ンマ放射線の分量を照射したときに中心領域14に発現す
る色彩に対応する色彩で印刷される。装置の照射後に、
装置に照射した放射線の分量を、領域14に生成した色彩
と区画18a----18fの色彩を比較して決定することができ
る。中心領域の色彩に最も近い区画の色彩は、装置およ
び同様に照射した他の物体が受けたガンマ放射線の線量
を示す。 【効果】 ガンマ放射線に敏感な検出装置を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガンマ放射線の検出に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガンマ放射線は手術着やマスクや注射
器、インプラント等の医療器具の殺菌のために使用され
る。また、ガンマ線による照射は食物の消毒や保存の手
段として使用されてきた。医薬分野ではガンマ線による
照射は通常ガンマ線源としてアイソトープ27Co60を用い
て行われる。放射活性アイソトープは殺菌すべき物品を
照射する鋼“ペンシル”に組み込まれる。ガンマ放射線
による医薬品の殺菌を適切に管理する規制は色々ある。
代表的なものでは、殺菌すべき物品に25kGyの放射線を
照射することが必要である。食料品を処理するために用
いられるレベルは１〜10kGyが代表的である。ガンマ放
射線を照射するためのインジケーターとして種々の装置
が提案され、あるいは製造されている。この種の装置の
ひとつはガンマ放射線を照射すると赤くなるオレンジ染
料のサークルをもつラベルからなる。しかし色彩の変化
は非定量的であり放射線量の示度がない。さらに色彩の
変化は可視光を照射している間に徐々に行われる。また
ガンマ放射線を照射する際に色彩の変化を受ける着色し
たポリメチルメタクリレートプラスチック“チップ”か
らなる線量計を与えることが知られている。しかし色彩
の変化は分光光度計により測定できるだけで、従ってこ
のような測定は放射線照射量を正確にするために必要で
ある。
【０００３】US-A-2957080（シュルテら）はガンマ放射
線とＸ線の定量を、ハロゲン化化合物と感光剤およびイ
ンジケーターとして働くロイコ染料とからなる検出装置
の照射によって行うことを記述している。この検出装置
は、検出装置に照射された放射線量を決定するために、
生成した色彩の次の比色定量装置を必要とする液相装置
である。
【０００４】開示された特定のハロゲン化化合物はクロ
ロホルム、ブロモホルム、テトラクロロエタンおよび1,
1,2-トリクロロエタンである。特定のロイコ染料はクリ
スタルバイオレットおよびマラカイトグリーンのロイコ
塩基である。GB-A-1180883（ホリゾンス）は400nm以上
の波長の照射に反応する感光性媒体を記述している。こ
の媒体は（a)ロイコ化合物、（b)ハロゲン含有アクチベ
ーターおよび（c) (a)と(b)が分散あるいは溶解したポ
リマーからなる。潜在的な目に見えない像が前記波長の
放射線を照射すると感光性媒体中に生成し、目に見える
像を生成するには次に固定と現像が必要である。現像は
GB-A-1177679（ホリゾンス）に記載されており、赤色ま
たは近ＩＲ光を照射して行われる。Ｘ線に対して充分な
感度を生成するには、潜在的な像を生じる高エネルギー
光電子を生成するために、媒体が水銀、鉛、ビスマス、
バリウムおよびタングステンのような高い原子番号の光
化学的に不活性な原子を含むことが望ましい。
【０００５】US-A-4598036（イワサキら）はバインダ
ー、ロイコ染料および放射線、例えばＸ線に敏感な光酸
化剤からなる印刷組成物を記述している。四臭化炭素を
含むハロゲン化炭化水素は代表的な光酸化剤として記載
されている。ロイコ染料は開示されているカルバゾイル
メタン化合物の範囲のひとつであっても良い。バインダ
ーは好ましくは光硬化性であり、そのため組成物を像に
関して照射し、次いで未硬化バイインダーを除去して現
像することができる。
【０００６】EP-B-0255479（チバ・ガイギーＡＧ）はイ
オン化放射をモニターするためのアセンブリを記載して
おり、このアセンブルはハロゲン源としてポリビニルク
ロライドまたはポリビニリデンクロライド、および種々
の定まった一般式の１による色彩生成物を含む。EP-A-0
389113（ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファク
チュアリング社）は高エネルギー放射に反応し、ハロゲ
ン含有ポリマー中の酸に反応するロイコ染料からなる線
量計フィルムを記載している。
【０００７】本発明の第１の特徴によれば、ガンマ放射
線検出装置は、 （ａ）基体、 （ｂ）基体上のガンマ放射線に敏感な層、そして選択的
に、 （ｃ）放射線に敏感な層の上に延在するオバーレイヤー
からなり、放射線に敏感な層（ｂ）は（ｉ）重合体バイ
ンダー、（ii）(ｉ）に加えて、ガンマ放射線の照射に
応答してハロゲン原子を生成することができるハロゲン
原子源、および（iii) ガンマ放射線を照射するときハ
ロゲン原子源によってハロゲン原子の生成に応答して着
色した形で視覚的に明らかに変化することができるロイ
コ染料からなり、任意のオーバーレイヤー（ｃ）は検出
器が紫外線に反応しないようにするために紫外線を吸収
する。
【０００８】適当な基体物質はポリエステルフィルム、
ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等、お
よび紙とこれらの物質のラミネートを含む。適当なオー
バーレイヤー物質はアクリル樹脂バインダー、例えば A
duvex 12および／または Parsol 1789 のようなＵＶ吸
収化合物を含む Surcol 836 を含む。“Surcol”はアラ
イド・コロイドの登録商標である。“Aduvex”はオクテ
ル社の登録商標である。“Parsol”はギバウデン社の登
録商標である。
【０００９】放射線に敏感な層の重合体バインダーは、
例えば、スチレン−アクリロニトリルコポリマーである
ことができる。照射前に成分を混合する際の色の形成を
避けるために、重合体バインダーは酸性でないことが少
なくとも必須である。第２の特徴によれば、本発明はガ
ンマ放射線を検出する方法を提供し、この方法は（ａ）
上記の成分（ｉ）、(ii) および(iii) からなるガンマ
放射線に敏感な装置を用意し、（ｂ）このガンマ放射線
に敏感な装置にガンマ放射線を照射し、（ｃ）得られた
色彩の変化を測定または観察し、そして、選択的に、
（ｄ）装置に照射したガンマ放射線の照射線量を決定す
ることからなる。
【００１０】ガンマ放射線照射線量は、好ましくは装置
によって発現された色彩と予じめ定められた照射度に対
して確定されている色彩標準とを比較して決定される。
比較は視覚により行うことができるが、好ましくは器械
で、例えば反射濃度計を使用して予じめ定められた放射
線量を照射したサンプルを用いて作られた検量線と測定
値を比較して行うことができる。
【００１１】本発明の好ましい特徴によれば、ハロゲン
源（ii）は次の構造式をもつ式Ｃ10Ｈ15Ｘの少なくとも
１の化合物からなる。
【００１２】
【化２】
【００１３】式中、ＸはＦ、Cl、BrまたはＩである。最
も好ましいものは１−ブロモアダマンタン（式（Ｉ）中
のＸがBrである）。しかし、２−ハロアダマンタンもま
た使用でき、同様に他の１−ハロアダマンタン、例えば
１−クロロアダマンタンおよび１−ヨードアダマンタン
も使用することができる。
【００１４】式（ｉ）および（ii）による化合物は、可
視および紫外光に殆ど反応せず、また安定で不揮発性な
ので特に有効なハロゲン源であることが見出された。可
視および紫外光に対して化合物が反応しないため、上述
のオーバーレイヤーはこれらの化合物を使用するときは
不必要である。それにもかかわらずオーバーレイヤーは
高レベルの可視または紫外光を長時間照射するとき生ず
るかもしれない僅かな変色を避けるために望ましい。
【００１５】また本発明は第２の特徴においてキャリヤ
ー、式（Ｉ）または（II）による少なくとも１のハロア
ダマンタンから成り、ガンマ放射線の照射に反応してハ
ロゲン原子を生成することができるハロゲン原子源、お
よびガンマ放射線を照射するときハロアダマンタンによ
るハロゲン原子の生成に反応して色彩を変化させること
ができるロイコ染料からなるガンマ放射線に敏感な装置
を提供する。
【００１６】最も好ましいものは１−ブロモアダマンタ
ンである。しかし、２−ハロアダマンタン、好ましくは
２−ブロモアダマンタンも使用することができ、同様に
他の１−ハロアダマンタン、例えば１−クロロアダマン
タンおよび１−ヨードアダマンタンも使用することが出
来る。生成した色彩の変化は目で見えることが好まし
い。
【００１７】キャリヤーは液体であってもよいが、好ま
しくは固体、さらに好ましくは重合体バインダーであ
る。生成した色彩の変化が目で見え、キャリヤーが重合
体であるとき、装置は本発明の第１の特徴によるガンマ
放射線検出器の特徴（ｉ）、（ii）および（iii)を与え
ることができる。適当なロイコ染料はカーボンレスコピ
ー用紙に通常使用されるもののいずれかであり、染料溶
液を含むカプセルを書込用具の加圧下に破裂させて向か
い合ったシートの反対側に被覆された酸性クレーと接触
させ、クレーがロイコ変種から色素を生成させる。この
ようなロイコ染料はロイコマラカイトグリーン、ロイコ
クリスタルバイオレットおよびチバ−ガイギー社から入
手できるペルガスクリプトブルーSR-B（Pergascript：
チバ−ガイギー社の登録商標）を含む。US-A-4598036、
EP-B-0255479およびEP-B-0389113は全て適当な化合物の
種類と例を開示している。
【００１８】登録商標ペルガスクリプトブルーのもとに
販売されているロイコ染料は次の構造式をもつベンゼン
アミン4,4'−〔 (９−ブチル−９Ｈ−カルバゾル−３−
イル）メチレン〕ビス〔Ｎ−メチル−Ｎ−フェニル〕で
あると信じられている。
【００１９】
【化３】
【００２０】他の有用なロイコ染料はｎ−ブチル基がエ
チル基で置換される、関連した構造を持つものである。
本発明のいずれかの特徴において、ハロゲン源は好まし
くは放射線に敏感な層または装置の５〜95重量％、さら
に好ましくは30〜70重量％、そして最も好ましくは40〜
60重量％を構成する。
【００２１】本発明のいずれかの特徴において、ロイコ
染料は放射線に敏感な層または装置の１〜10重量％、さ
らに好ましくは３〜８重量％、そして最も好ましくは５
重量％を構成する。ハロゲン源とロイコ染料の重量比は
好ましくは20：１〜１：１の範囲にあり、さらに好まし
くは15：１〜５：１、そして最も好ましくは約10：１で
ある。 有利には、放射線に敏感な層または装置はキャ
リヤーの５〜25重量％の分量で二酸化チタンを含み、好
ましくは10〜20重量％、そして最も好ましくは約15重量
％である。二酸化チタンが含まれると、装置の着色形態
について色彩曲線が平坦になることが見出された。これ
は発現した色彩の比較や測定の精度を高める。
【００２２】本発明の第１の特徴による検出器におい
て、ガンマ放射線に敏感な層およびオーバーレイヤー
は、有利には基体表面の第１の部分を占め、第１の部分
は、予じめ定められた分量のガンマ放射線を照射したと
き放射線に敏感な層によって達成される色彩に対応して
着色する少なくとも１の第２の表面部位に殆ど近接して
いる。
【００２３】予じめ定められた分量の放射線をこの種の
装置に照射すると、第１と第２の部分を簡単に目で見て
比較して検出することができる。好ましくは、検出器は
複数の第２の表面部分を持ち、その各々はそれぞれ異な
る予じめ定められた分量のガンマ放射線に対応する異な
る色彩をもつ。第１および第２の表面部分の特に好まし
い物理的レイアウトでは、第１の部分がそれを囲んでい
る第２の部分と中央に位置している。このようなレイア
ウトの１例では第１の部分は円形であり、第２の部分は
第１の部分を囲む環を形成し、第２の部分は環の連続部
分を占める。
【００２４】
【実施例】以下、本発明の好適例を図面を参照して実施
例として記載する。図１は放射線線量計の概略平面図で
あり、そして図２は図１の線II−IIの断面図である。図
１に示す線量計はポリエステルフィルムから形成される
基体10からなる。基体の中心円形領域12はオーバーレイ
ヤー16によって被覆されたガンマ放射線に敏感な層14で
被覆されている。放射線に敏感な層14とオーバーレイヤ
ー16は下記の実施例１に記載したように構成される。
【００２５】中心円形領域12は６個の等しい大きさの区
画18a----18fに分割されている環状領域18によって囲ま
れている。各区画18a----18fは連続して増加するガンマ
放射線の分量、例えば15KGy、20KGy、25KGy、30KGyおよ
び35KGyを照射したときに領域14に発現する色彩に対応
する色彩で印刷される。装置はガンマ放射線を使用して
照射される。照射後、装置を照射した放射線の量を領域
14に生成した色彩と区画18a----18fの色彩を比較して決
定することができる。中心領域の色彩に最も近く対応す
る区画の色彩は、装置、および同様に照射したいずれか
の他の対象物が受けたガンマ放射線の線量を示す。
【００２６】本発明をさらに次の実施例によって説明す
る。 実施例１ コーティングラッカーを次の組成で作成した。 Lauran 368R（スチレン−アクリロニトリルコポリマー）２部 １−ブロモアダマンタン ２部 ペルガスクリプトブルーＳ−ＲＢ 0.2部 メチルエチルケトン ６部 これをメリネックス339ポリエステルフィルムにコーテ
ィングして30μmの厚さの乾燥コーティングを与えた。
コーティングしたフィルムを次に次の組成から成る溶液
を用いてオーバーコーティングした。
【００２７】 Surcol 836 8.8部 Aduvex 12 0.4部 Parsol 1789 0.2部 メチルエチルケトン 13.125部 水 40.0部 .880アンモニア 23.0部 全体が36〜38μmのコーティングを与えた。（“Laura
n”はＢＡＳＦの登録商標である。ペルガスクリプト、
"Surcol"、"Aduvex"および"Parsol"は上述した) 。
【００２８】コーティングとオーバーコーティングした
フィルムのサンプルを次に連続して増加するレベルでガ
ンマ放射線を照射し、発現した色彩はその反射濃度を測
定して決定した。その結果を示す。 線量（kGy) 色彩（吸光度単位） 0 0.10 5 0.27 10 0.40 15 0.50 20 0.60 25 0.68 30 0.76 発現した色彩がほぼ放射線線量範囲に比例していること
が認められる。
【００２９】ガンマ放射線25kGyを照射したサンプルを
異なる温度および湿度にて環境による試験を行い、反射
濃度を測定して色彩を決定した。次の結果が得られた。 温度（℃） 色彩（吸光度単位） 25 0.68 70 0.68 100 0.67 相対湿度（％） 色彩（吸光度単位） 0 0.61 32 0.67 52 0.61 75 0.67 98 0.65 25kGyで照射したサンプルの色彩は経時変化について試
験を行い定期的に測定した。次の結果が得られた。
【００３０】 色彩（吸光度単位） 日 数 25℃ 50℃ 0 0.67 0.67 1 0.66 0.68 3 0.68 0.70 5 0.67 0.69 20 0.67 0.69 40 0.60 0.70
【００３１】実施例２〜５ 実施例１の方法を、連続して、１−ブロモアダマンタ
ン、１−ヨードアダマンタン、２−ブロモアダマンタン
および１−クロロアダマンタンを用いて繰り返した。オ
ーバーコーティング層は省略した。コーティングしたフ
ィルムのサンプルにガンマ放射線を照射したときに次の
結果が得られ、発現した色彩は実施例１と同様に決定し
た。
【００３２】 色彩（吸光度単位） 実施例２ 実施例３ 実施例４ 実施例５ 線量（kGy) (1-ブロモ) (1-ヨード) (2-ブロモ) (1-クロロ) 0 0.1 0.1 0.1 0.1 5 0.26 0.24 0.25 0.24 10 0.37 0.36 0.36 0.36 15 0.47 0.47 0.45 0.44 20 0.57 0.56 0.52 0.50 25 0.66 0.65 0.59 0.56 30 0.74 0.74 0.63 0.59 35 0.80 0.80 0.65 0.65 発現した色彩と放射線線量の間に再び良好な比例関係が
観察された。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明実施例による放射線線量計の概略
平面図である。
【図２】図２は図１の線II−IIの断面図である。
【符号の説明】
10 基体 12 中心円形領域 14 ガンマ放射線に敏感な層または領域 16 オーバーレイヤー 18 環状領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォスター，デイビッド ジョセフ イギリス国 エスエヌ１ ４エヌキュー, ウイルトシア，スウインドン， ウットン バセット ロード 47

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 キャリヤー、少なくとも１のハロアダマ
    ンタンから成り、ガンマ放射線の照射に反応してハロゲ
    ン原子を生成できるハロゲン原子源、およびガンマ放射
    線を照射するとハロアダマンタンによってハロゲン原子
    の生成に反応して色彩変化を受けることができるロイコ
    染料からなるガンマ放射線に敏感な装置。
  2. 【請求項２】 ハロアダマンタンが１−ブロモアダマン
    タンである、請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 ハロアダマンタンが２−ブロモアダマン
    タンである、請求項１記載の装置。
  4. 【請求項４】 ハロアダマンタンが１−クロロアダマン
    タンである、請求項１記載の装置。
  5. 【請求項５】 ハロアダマンタンが１−ヨードアダマン
    タンである、請求項１記載の装置。
  6. 【請求項６】 生成した色彩変化が視覚的に明らかであ
    る、請求項１〜５のいずれか１項記載の装置。
  7. 【請求項７】 ロイコ染料がロイコマラカイトグリー
    ン、ロイコクリスタルバイオレットまたは次式の化合
    物： 【化１】 （式中、Ｒはエチルまたはｎ−ブチルである）である、
    請求項１〜６のいずれか１項記載の装置。
  8. 【請求項８】 ハロゲン源がキャリヤー、ハロゲン源お
    よびロイコ染料の合計量の５〜95重量％からなる、請求
    項１〜７のいずれか１項記載の装置。
  9. 【請求項９】 ハロゲン源がキャリヤー、ハロゲン源お
    よびロイコ染料の合計量の30〜70重量％からなる、請求
    項８記載の装置。
  10. 【請求項１０】 ハロゲン源がキャリヤー、ハロゲン源
    およびロイコ染料の合計量の40〜60重量％からなる、請
    求項９記載の装置。
  11. 【請求項１１】 ロイコ染料がキャリヤー、ハロゲン源
    およびロイコ染料の合計量の１〜10重量％からなる、請
    求項１〜10項のいずれか１項記載の装置。
  12. 【請求項１２】 ロイコ染料がキャリヤー、ハロゲン源
    およびロイコ染料の合計量の３〜８重量％からなる、請
    求項11記載の装置。
  13. 【請求項１３】 ハロゲン源とロイコ染料の重量比が2
    0：１〜１：１の範囲である、請求項１〜12項のいずれ
    か１項記載の装置。
  14. 【請求項１４】 ハロゲン源とロイコ染料の重量比が1
    5：１〜５：１の範囲である、請求項13記載の装置。
  15. 【請求項１５】 二酸化チタンを、キャリヤーの５〜25
    重量％の分量で含有する、請求項１〜14項のいずれか１
    項記載の装置。
  16. 【請求項１６】 二酸化チタンを、キャリヤーの10〜20
    重量％の分量で含有する、請求項15記載の装置。
  17. 【請求項１７】 キャリヤーが固体である、請求項１〜
    16項のいずれか１項記載の装置。
  18. 【請求項１８】 キャリヤーが重合体バインダーであ
    る、請求項17記載の装置。
  19. 【請求項１９】 バインダーがスチレン−アクリロニト
    リルコポリマーである、請求項18記載の装置。
  20. 【請求項２０】 基体および基体上のガンマ放射線に敏
    感な層からなり、ガンマ放射線に敏感な層が請求項17〜
    19のいずれか１項記載のガンマ放射線に敏感な装置から
    なるガンマ放射線検出器。
  21. 【請求項２１】 基体がポリエステルフィルム、ポリプ
    ロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、または紙お
    よびこれらのいずれかのラミネートである請求項20記載
    の検出器。
  22. 【請求項２２】 キャリヤー上に延在するオーバーレイ
    ヤーを含む、請求項20または21記載の検出器。
  23. 【請求項２３】 オーバーレイヤーが装置を紫外線に反
    応しないようにするために紫外線を吸収する、請求項22
    記載の検出器。
  24. 【請求項２４】 オーバーレイヤーがアクリル樹脂バイ
    ンダーからなる、請求項22または23記載の検出器。
  25. 【請求項２５】 ガンマ放射線に敏感な層とオーバーレ
    イヤーが基板の表面の第１の部分を占め、第１の部分
    が、予じめ定められた分量のガンマ放射線を照射すると
    きガンマ放射線に敏感な層によって達成される色彩に相
    当するように着色される少なくとも１の第２の表面部分
    に極めて接近している、請求項22〜24のいずれか１項記
    載の検出器。
  26. 【請求項２６】 複数の第２の表面部分を有し、その各
    々がそれぞれ異なる予じめ定められた分量のガンマ放射
    線に対応する異なる色彩を有する、請求項25記載の検出
    器。
  27. 【請求項２７】 第１および第２の表面部分のレイアウ
    トが、第１の部分がこれを囲む第２の部分と中央に配置
    されている、請求項26記載の検出器。
  28. 【請求項２８】 第１の部分が円形で第２の部分が第１
    の部分を取り巻いて環形を形成し、第２の部分が環形の
    連続する部分を占めている、請求項27記載の検出器。
  29. 【請求項２９】 （ａ）請求項１〜28のいずれか１項記
    載のガンマ放射線に敏感な装置を用意し、 （ｂ）ガンマ放射線に敏感な装置にガンマ放射線を照射
    し、 （ｃ）得られた色彩の変化を測定または観察し、そして
    選択的に （ｄ）装置に照射したガンマ放射線の照射線量を決定す
    る各工程からなる、ガンマ放射線検出方法。
  30. 【請求項３０】 ガンマ放射線の照射線量の程度の決定
    は装置によって発現された色彩と予じめ定められた照射
    線量に対して確定している色彩標準と比較して行われ
    る、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項３１】 比較を視覚的に行う、請求項30記載の
    方法。
  32. 【請求項３２】 反射濃度計を用いて比較を行う、請求
    項30記載の方法。
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