JPH0755801A - 体液測定具 - Google Patents

体液測定具

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JPH0755801A
JPH0755801A JP21688393A JP21688393A JPH0755801A JP H0755801 A JPH0755801 A JP H0755801A JP 21688393 A JP21688393 A JP 21688393A JP 21688393 A JP21688393 A JP 21688393A JP H0755801 A JPH0755801 A JP H0755801A
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JP
Japan
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sample
blood
reagent
capillary
introduction port
Prior art date
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Pending
Application number
JP21688393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Yamao
泰生 山尾
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Japan Tectron Instruments Corp
Original Assignee
Japan Tectron Instruments Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指先を穿刺し流出させた血液の採取を、楽な
姿勢のままで実施できるようにした装置。糖尿病患者の
自己管理に利用する。 【構成】 毛細管の試料移送部を有する体液測定具を用
いて体液中の目的成分濃度を測定する装置において、体
液測定部を装置にセットする付近を装置の載置面に対し
て角度θの傾斜を持たせたことにより、楽な姿勢のまま
で血液を皮膚表面から採取することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体液、殊に血液の測定具
に関する。より詳細には、例えば指を針で指した程度の
最少量で測定ができる測定具に関するものである。
【0002】
【従来技術】糖尿病の指標である血中のグルコース濃度
を簡易に測定するために、これまで種々の改良が成され
てきた。特公昭50ー39558には、血液中のグルコ
ースと反応して呈色を生じる試薬を含浸した濾紙の表面
にニトロセルロース膜を設けた試験片が開示されてい
る。この試験片に血液を滴下し、所定時間後にニトロセ
ルロース膜上の血球成分を水洗除去すると試験片の発色
が観察されるので、その程度を専用の測定器で測定する
ことによって血中グルコース濃度を求めることができ
る。また、特公昭49ー33800には、試薬の担体に
濾紙を用いず、耐水性ポリマーと試薬の混合液をプラス
チックフイルム上に塗布・乾燥して設けたグルコース試
験フイルムが記載されている。この試験片の場合には、
試験片に血液を滴下したのちの所定時間後に余剰試料を
拭き取り、専用の測定器で測定することができる。さら
に他にもこれらに改良を加え、操作性を向上させたもの
が提案されたが、試験片に試料を滴下したのち、専用器
にセットして測定しなければならなかった。
【0003】これらの欠点を改良したのが特開昭63ー
101757に記載された試験片及び装置である。この
試験片は、血液を滴下するまえに専用の装置に装着して
使用するもので、試験片に血液を滴下したあとは、試験
片を覆う蓋をしめるだけで装置が自動的に血中グルコー
ス濃度を表示することができる。ところで、これまでに
述べた試験片は、指先等を穿刺針で刺し、皮膚表面に流
れ出てきた血液を試験片に点着するために、指を試験片
をの試薬部分にもっていき、指を使って試薬の表面に広
げるようにしながら点着する必要があった。これを改良
するするために提示されたものとして、特開平4ー18
8065に示された試験片および特開平4ー26424
6に示されたセンサーなどがある。後者の場合、センサ
ーは装置に装着したまま使用され、且つセンサーの反応
領域まで試料を移送するための毛細管部分を有している
ため、測定者は装置を手に持って指の表面に溜まった血
液にセンサーの毛管部分の先端を接触するだけで良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、毛細管
部分を有する試験具の場合、採取した試料の内、反応に
供与されずに毛細管部分に残るものができてしまうた
め、毛細管部分の体積をできるだけ小さくすることで試
料量を減らし、患者の負担を少なくしている。毛細管部
分の体積を小さくすると血液を採取するために接触させ
る試験片の開口部分の面積も小さくなり、血液を採取す
る操作が難しくなってしまっている。指先からの血液が
球状の場合はそれほど困難でもないが、表面に沿って広
がっている場合はうまく採取しにくいため、相対的に多
量の血液流出が必要となる。糖尿病の合併症で視力が衰
えている人にとって、この欠点は、特に問題である。
【0005】
【問題を解決するための手段】以上の欠点に鑑み、検討
を重ねた結果、皮膚表面の血液と接触させる試験片の毛
細管開口部に試料一時保持部を設けることで上記問題を
解決できることを見出した。試料一時保持部を設けるこ
とで皮膚の表面に溜まった血液を吸い取る操作だけでな
く、皮膚表面の血液をすくうようにして試料導入口に移
すことができる。一時保持部に抗凝固剤を塗っておく
と、毛細管内での血液の凝固が防げるので、より好まし
い。
【0006】
【実施例】図1は本発明の測定具にかかる説明図であ
る。測定具1には試料を導入するための試料導入口3、
試料を試薬部4に移行するための毛細管移送部5および
空気抜き用の開口6および血液を皮膚表面からすくい取
るための試料一時保持部2がある。毛細管移送部は、幅
2〜10ミリ、高さ0.1〜0.3ミリメートルの間隙を
有する通路であり、試料導入口にきた試料を毛管現象に
より、移送部内へと移送させ、試薬部まで到達させる。
この際、予め存在していた空気は空気抜き開口6より排
出される。測定具が色調変化を生じる場合、試薬部4は
試料中の目的成分と反応する試薬を含有する試験片で構
成されており、例えば目的成分がグルコースの場合、反
応試薬はグルコース酸化酵素、ペルオキシダーゼ、酸化
還元指示薬であり、こらを担持する基材としてフイルム
形成性ポリマー、濾紙、不織布が用いられる。試薬部を
構成させる材料については、特公昭53ー21677や
前出の特公昭49ー33800などにも種々開示されて
いる。試薬部が電気的変化を生じる場合は、たとえば特
開平2ー245650に記載されているように電極系お
よびその表面にグルコース酸化酵素、電子受容体を配置
すれば良い。
【0007】試料一時保持部2は試料導入部の外側に設
けた幅3〜10ミリメートル(測定具の幅と同じまたは
それより小さい)長さ3〜7ミリのほぼ平面の突出部で
あり、皮膚表面の血液をすくって試料導入部に集めるこ
とができる。指先等に針をついた場合、流出量が少量の
うちは血液が穿刺した部分から玉状に出てくる場合もあ
るが、ある程度以上の量になると皮膚の表面に広がる。
試料一時保持部のない試験具で表面に広がった血液を採
取しようとすると、指を動かして血液が下に来るように
し、その位置に試料導入口を持ってきて吸い込む必要が
ある。この時、表面張力で血液は丸くなろうとするので
ある程度は吸い込むことができるが、試薬の構造上、一
度に吸収する必要があり、二度以上に分けると試料移送
部において空隙が生じてしまい、試薬部に上手く血液が
供給されなくなる。また、表面の血液までは上手く吸収
するのは困難なので、測定具に吸収できない血液は無駄
になる。従って血液を多い目に流出させる必要がある。
【0008】本発明の試験具では皮膚表面に出た血液を
試料一時保持部で集めることができ、集めた後に測定具
を傾けて血液を試料導入口に移動させることができるの
で、血液の流出量が少なくて済み、また二度以上に分け
て採取しても空隙なしに試薬部へ移送することができ
る。試料一時保持部はスプーンのように中央部が少し凹
んでいくことが望ましいが、掬った血液を一時溜めてた
めておくことができるだけの大きさがあれば、平面であ
っても構わない。
【0009】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば指
先からの血液採取を容易に行うことができ、また、流出
した血液を無駄なく採取できるので患者の負担を最少に
することができる。これは糖尿病患者のような指先から
血液を絞り出しにくくなっている人にとって極めて大き
な貢献となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す測定具の説明具であ
る。
【符号の説明】
1 測定具 2 試料一時保持部 3 試料導入口 4 試薬部 5 試料移送部 6 空気抜き開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料点着口を有するハウジング内に試薬
    部および試料点着口から試薬部へ試料を移送する試料導
    入部を有する体液測定具において、試料点着口に試料一
    時保持部を設けたことを特徴とする体液測定具。
  2. 【請求項2】試料一時保持部に抗凝固剤を配置したこと
    を特徴とする請求項1の測定具。
  3. 【請求項3】 試薬部が試料の目的成分に応じた物理的
    変化を生じるものである請求項1記載の体液測定具。
  4. 【請求項4】 物理的変化が試薬部の色調変化である請
    求項2記載の体液測定具。
  5. 【請求項5】 物理的変化が試薬部の電気的変化である
    請求項2記載の体液測定具。
JP21688393A 1993-08-10 1993-08-10 体液測定具 Pending JPH0755801A (ja)

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JP21688393A JPH0755801A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 体液測定具

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Cited By (2)

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WO2000040150A1 (en) 1999-01-04 2000-07-13 Terumo Kabushiki Kaisha Assembly having lancet and means for collecting and detecting body fluid
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