JPH0755028A - 流体制御器 - Google Patents
流体制御器Info
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- JPH0755028A JPH0755028A JP22818993A JP22818993A JPH0755028A JP H0755028 A JPH0755028 A JP H0755028A JP 22818993 A JP22818993 A JP 22818993A JP 22818993 A JP22818993 A JP 22818993A JP H0755028 A JPH0755028 A JP H0755028A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- resin film
- metal fitting
- locking piece
- fluid controller
- Prior art date
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Abstract
ックが生じることなく駆動部へ取り付けることができる
流体制御器の提供にある。 【構成】 流路を有する弁箱とこの弁箱の流路と当接し
て設けられた樹脂膜とこの樹脂膜の上部に密着して設け
られたダイアフラムとこのダイアフラムを駆動部を介し
て上下動させる操作機構とからなり、樹脂膜の略中央部
にはダイアフラムを挿通する吊り金具が埋設状に固設さ
れ、この吊り金具の上部には略台形状で厚みが吊り金具
の直径より小さく長さが吊り金具の直径より大きくされ
た係止片が設けられこの係止片を駆動部に係合して樹脂
膜及びダイアフラムを駆動部に取り付けてなる。
Description
の目的は樹脂膜及びダイアフラムをこの樹脂膜にクラッ
クが生じることなく駆動部へ取り付けることができる流
体制御器の提供にある。
ように流路(A)(A)を有する弁箱(B)と、この弁
箱(B)の流路(A)(A)と当接して設けられたポリ
テトラフルオロエチレン等からなる樹脂膜(C)と、こ
の樹脂膜(C)の上部に密着して設けられたダイアフラ
ム(D)と、このダイアフラム(D)を駆動部(E)の
ステム(H)を介して上下動させる操作機構(F)とか
ら構成されいる。この樹脂膜(C)及びダイアフラム
(D)を駆動部(E)に取り付けるには、前記樹脂膜
(C)の略中央部にダイアフラム(D)を挿通して吊り
金具(F)を埋設状に固設し、この吊り金具(I)の上
部にピン(G)を打ち込み、このピン(G)を駆動部
(E)に係合させて取り付けていた。
金具に打ち込み、このピンを駆動部に係合させて取り付
けているために、このピンを打ち込んだ際の衝撃でポリ
テトラフルオロエチレン等からなる樹脂膜との固設部分
にクラックが生じてしまう可能性があった。ピンによっ
てこの駆動部に取り付けているので、ダイアフラムで流
路を開閉した時にはピンに集中した荷重がかかることと
なり、この集中荷重によってピンが折れてしまう可能性
があった。また、吊り金具にピンを打ち込んでいるの
で、ピンの打ち込み具合が安定せず、寸法のばらつきが
あった。
膜及びダイアフラムをこの樹脂膜にクラックが生じるこ
となく駆動部へ取り付けることができ、係止片に荷重が
かかった場合であっても折れずらく、且つこの係止片の
寸法のばらつきを低減することのできる流体制御器につ
いて鋭意研究を続けた。
小さく長さが吊り金具の直径より大きくされた略台形状
の係止片を設け、この吊り金具の下部を樹脂膜の略中央
部にダイアフラムを挿通させて埋設状に固設するととも
に、この吊り金具の上部に設けられた係止片を駆動部に
係合して樹脂膜及びダイアフラムを駆動部に取り付け
る。従って、従来のようにピンを打ち込むことがなく、
ピンの打ち込みによる衝撃で樹脂膜との固設部分にクラ
ックが生じることがなく、またダイアフラムで流路を開
閉した時に生じる集中した荷重を従来より面積が大きい
係止片で受けるので、この係止片が折れずらい。また、
係止片の寸法のばらつきも低減することができる。
有する弁箱とこの弁箱の流路と当接して設けられた樹脂
膜とこの樹脂膜の上部に密着して設けられたダイアフラ
ムとこのダイアフラムを駆動部を介して上下動させる操
作機構とからなり、樹脂膜の略中央部にはダイアフラム
を挿通する吊り金具が埋設状に固設され、この吊り金具
の上部には略台形状で厚みが吊り金具の直径より小さく
長さが吊り金具の直径より大きくされた係止片が設けら
れこの係止片を駆動部に係合して樹脂膜及びダイアフラ
ムを駆動部に取り付けてなることを特徴とする流体制御
器を提供することにより前記従来の欠点を悉く解消し
た。
明する。図1はこの発明の一実施例に係る流体制御器を
示す断面図、図2は図1示のダイアフラム及び樹脂膜部
分の拡大説明図、図3は図2示の脂膜部に埋設状に固設
された吊り金具を示す斜視図である。
御器(1)は図1に示すように、弁箱(2)と、樹脂膜
(3)と、ダイアフラム(4)と、操作機構(5)とか
らなる。弁箱(2)には流体が流れる流路(6)(6)
と、この流路を積留めるシール座(7)が設けられてい
る。樹脂膜(3)は弁箱(2)の流路(6)(6)と当
接して設けられており、この樹脂膜(3)の略中央部に
は図2に示すように、吊り金具(8)の下部に設けられ
た固定部(9)が埋設されて該吊り金具(8)が固設さ
れている。この樹脂膜(3)は耐熱、耐寒性や屈曲性、
腐食性などに優れたポリテトラフルオロエチレン等の合
成樹脂からなる。また、本発明の一実施例に係る流体制
御器(1)では、樹脂膜(3)は該樹脂膜(3)の周端
部を挟持部材(11)で挟持して固定する構成となって
いるが、特にこれに限定されず、図示する以外に、直接
樹脂膜(3)に接着等の手段によって設ける構成を採用
することもできる。
ように、略台形状の係止片(20)が設けられており、
この係止片(20)は後述するダイアフラム(4)の開
口部(16)を挿通して操作機構(5)の駆動部(1
7)に係合して取り付けられている。この係止片(2
0)は図3示の如くその厚み(d)は吊り金具(8)の
直径(R)より小さく、その長さ(l)は前記直径
(R)より大きくされている。その理由は、ダイアフラ
ム(4)中を係止片(20)が挿通する際にダイアフラ
ム(4)に亀裂が生じることなく且つ挿通後、係止片
(20)と駆動部(17)とが確実に係合っできるよう
にしている。樹脂膜(3)の略中央部に埋設される吊り
金具(8)のとしては、使用する流体の物性や科学的性
質、温度、圧力、使用目的などに応じて適宜任意の素材
のものを選択して使用すればよいが、13Cr鋼(SU
S403,SUS410,SUS421)や18Cr−
8Ni鋼(SUS304,SUS304L)に代表され
るステンレス鋼やニッケル系合金が、機械的強度に優
れ、且つ耐食性や耐酸性、耐熱性などに優れているため
に好ましく用いられるが特に限定されるものではない。
すなわち、例えば低温での制御が必要とされる流体を用
いる場合には、低温脆性のない、オーステナイト系ステ
ンレス鋼、アルミニウム合金、ニッケル合金、銅合金な
どが好適に使用でき、高圧での制御が要求される場合に
は、耐圧性に優れた吊り金具(8)を用いればよく、特
に限定されるものではない。
に密着して設けられており、このダイアフラム(4)の
素材としては特に限定されず、耐熱、耐寒性や屈曲性、
腐食性などに優れた従来より公知の天然ゴム、ニトリル
ゴム、スチレンゴム、ブタジエン・イソブチレン合成ゴ
ム、ポリクロロプレンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、
シリコンゴム、ポリウレタンゴムなどのゴム製又はポリ
四弗化エチレン(PTFE)等の合成樹脂製のものが好
適に使用される。このダイアフラム(4)内には該ダイ
アフラム(4)を補強するための繊材(10)が埋設さ
れている。また、このダイアフラム(4)も前記樹脂膜
(3)と同様に、ダイアフラム(4)の周端部を挟持部
材(11)で挟持して固定する構成となっているが、特
にこれに限定されず、図示する以外に、直接ダイアフラ
ム(4)に接着等の手段によって設ける構成を採用する
こともできる。本発明の一実施例に係る流体制御器
(1)においては、操作機構(5)はステム(12)
と、スプリング(13)と、アクチュエーターキャップ
(14)と、コンプレッサ(15)とから構成されてい
る。
(1)の使用状態を説明する。流路(6)(6)を閉鎖
する場合には、スプリング(13)によって、ステム
(12)の下部に固定されているコンプレッサ(15)
を下降させる。するとダイアフラム(4)は、このダイ
アフラム(4)の周縁部を挟持部材(11)によって締
め付け挟持されつつ弁箱(2)のシール座(7)へ圧接
されて流路(6)(6)が閉鎖される。また、インレッ
トポート(18)よりエア通路(19)を介してエアを
導入すると、ステム(12)の下部に固定されているコ
ンプレッサ(15)が上昇し、ダイアフラム(4)がシ
ール座(7)より離間されて流路(6)(6)が開放さ
れる。尚、図示する実施例では、流体制御器(1)によ
り流路(6)(6)が閉鎖された状態を示している。ま
た、流路(6)(6)の開閉を手動開閉式のダイアフラ
ムバルブで行ってもよい。
縮させる操作機構を上述したように構成しているが、本
発明はこの操作機構に限られるものではなく、他の操作
機構であってもよい。
形状で厚み(d)が吊り金具(8)の直径(R)より小
さく長さ(l)が吊り金具(8)の直径(R)より大き
くされた係止片(20)を設け、この吊り金具(8)の
下部を樹脂膜(3)の略中央部にダイアフラム(4)を
挿通させて埋設状に固設するとともに、この吊り金具
(8)の上部に設けられた係止片(20)を駆動部(1
7)に係合して樹脂膜(3)及びダイアフラム(4)を
駆動部(17)に取り付けるようにしたので、従来のよ
うにピンを打ち込むことがなく、ピンの打ち込みによる
衝撃で樹脂膜(3)との固設部分にクラックが生じるこ
とがなく、またダイアフラム(4)で流路を開閉した時
に生じる集中した荷重を従来より面積が大きい係止片
(20)で受けるので、この係止片(20)が折れずら
い。また、係止片(20)の寸法のばらつきも低減する
ことができる。
する弁箱とこの弁箱の流路と当接して設けられた樹脂膜
とこの樹脂膜の上部に密着して設けられたダイアフラム
とこのダイアフラムを駆動部を介して上下動させる操作
機構とからなり、樹脂膜の略中央部にはダイアフラムを
挿通する吊り金具が埋設状に固設され、この吊り金具の
上部には略台形状で厚みが吊り金具の直径より小さく長
さが吊り金具の直径より大きくされた係止片が設けられ
この係止片を駆動部に係合して樹脂膜及びダイアフラム
を駆動部に取り付けてなることを特徴とする流体制御器
であるから、以下の効果を奏する。
みが吊り金具の直径より小さく長さが吊り金具の直径よ
り大きくされた係止片を設け、この吊り金具の下部を樹
脂膜の略中央部にダイアフラムを挿通させて埋設状に固
設するとともに、この吊り金具の上部に設けられた係止
片を駆動部に係合して樹脂膜及びダイアフラムを駆動部
に取り付けるようにしたので、従来のようにピンを打ち
込むことがなく、ピンの打ち込みによる衝撃で樹脂膜と
の固設部分にクラックが生じることがなく、またダイア
フラムで流路を開閉した時に生じる集中した荷重を従来
より面積が大きい係止片で受けるので、この係止片が折
れずらい。また、係止片の寸法のばらつきも低減するこ
とができる。
面図である。
明図である。
を示す斜視図である。
明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 流路を有する弁箱とこの弁箱の流路と当
接して設けられた樹脂膜とこの樹脂膜の上部に密着して
設けられたダイアフラムとこのダイアフラムを駆動部を
介して上下動させる操作機構とからなり、樹脂膜の略中
央部にはダイアフラムを挿通する吊り金具が埋設状に固
設され、この吊り金具の上部には略台形状で厚みが吊り
金具の直径より小さく長さが吊り金具の直径より大きく
された係止片が設けられこの係止片を駆動部に係合して
樹脂膜及びダイアフラムを駆動部に取り付けてなること
を特徴とする流体制御器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22818993A JP3345612B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 流体制御器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22818993A JP3345612B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 流体制御器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0755028A true JPH0755028A (ja) | 1995-03-03 |
JP3345612B2 JP3345612B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16872608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22818993A Expired - Lifetime JP3345612B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 流体制御器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3345612B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007534893A (ja) * | 2003-07-11 | 2007-11-29 | インテグリス・インコーポレーテッド | 延伸ストロークバルブおよびダイアフラム |
US9470322B2 (en) | 2011-07-29 | 2016-10-18 | Gemü Gebr. Müller Apparatebau Gmbh & Co. Kommanditgesesellschaft | Diaphragm valve |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP22818993A patent/JP3345612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007534893A (ja) * | 2003-07-11 | 2007-11-29 | インテグリス・インコーポレーテッド | 延伸ストロークバルブおよびダイアフラム |
US9470322B2 (en) | 2011-07-29 | 2016-10-18 | Gemü Gebr. Müller Apparatebau Gmbh & Co. Kommanditgesesellschaft | Diaphragm valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3345612B2 (ja) | 2002-11-18 |
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Legal Events
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