JPH0754890B2 - 一方向性ｉｄｔ励振型フイルタ - Google Patents
一方向性ｉｄｔ励振型フイルタInfo
- Publication number
- JPH0754890B2 JPH0754890B2 JP11608885A JP11608885A JPH0754890B2 JP H0754890 B2 JPH0754890 B2 JP H0754890B2 JP 11608885 A JP11608885 A JP 11608885A JP 11608885 A JP11608885 A JP 11608885A JP H0754890 B2 JPH0754890 B2 JP H0754890B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idt
- filter
- unidirectional
- excitation type
- line
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は弾性表面波（SAW）フィルタの如きIDT励振型フ
ィルタ，殊にグループ型一方向性IDT励振型フィルタに
関する。
ィルタ，殊にグループ型一方向性IDT励振型フィルタに
関する。
（従来技術） SAWフィルタはLCフィルタ等に比して小型，軽量且つ無
調整で振動衝撃に鈍感であって量産容易なことから広く
使用されるようになったが一方で挿入損失が比較的大で
あるという欠陥があった。とりわけ一般的なSAWフィル
タに於ける双方向性損失6dBを減少する為３相型或は反
射器型等各種の一方向性トランスジューサが提案されて
いるがその中でも90度移相器を用いたグループ型一方向
性トランスジューサを用いたフィルタが比較的低損失で
あることから賞用されている。
調整で振動衝撃に鈍感であって量産容易なことから広く
使用されるようになったが一方で挿入損失が比較的大で
あるという欠陥があった。とりわけ一般的なSAWフィル
タに於ける双方向性損失6dBを減少する為３相型或は反
射器型等各種の一方向性トランスジューサが提案されて
いるがその中でも90度移相器を用いたグループ型一方向
性トランスジューサを用いたフィルタが比較的低損失で
あることから賞用されている。
しかしながら上述の如きグループ型一方向性トランスジ
ューサを用いたフィルタにあっても接地線たるミアンダ
ラインのオーミック損失が少なくない為尚挿入損失が大
きくフィルタ特性は満足すべきものではないという問題
があった。
ューサを用いたフィルタにあっても接地線たるミアンダ
ラインのオーミック損失が少なくない為尚挿入損失が大
きくフィルタ特性は満足すべきものではないという問題
があった。
この問題を解決する為，本願発明者は既に前記IDT電極
指を統合接続するバスバー表面の一部に絶縁加工を施し
てこれを跨いで前記ミアンダラインをその中途から接地
することによってミアンダラインのオーミックロスを減
少せしめることを提案しているが斯る方法もこれを現実
に実施する場合にはかなりの工数を要するという問題の
あることが明らかとなってきた。
指を統合接続するバスバー表面の一部に絶縁加工を施し
てこれを跨いで前記ミアンダラインをその中途から接地
することによってミアンダラインのオーミックロスを減
少せしめることを提案しているが斯る方法もこれを現実
に実施する場合にはかなりの工数を要するという問題の
あることが明らかとなってきた。
（発明の目的） 本発明は上述した如き従来の一方向性トランスジューサ
を用いたIDT励振型フィルタの問題点を製造工程の大幅
な複雑化を招来することなしに除去すべくなされたもの
であって挿入損失を大幅に低減した一方向性IDT励振型
フィルタを提供することを目的とする。
を用いたIDT励振型フィルタの問題点を製造工程の大幅
な複雑化を招来することなしに除去すべくなされたもの
であって挿入損失を大幅に低減した一方向性IDT励振型
フィルタを提供することを目的とする。
（発明の概要） 上述の目的を達成する為，本発明に於いてはIDTを統合
接続するバスバーを適所にて分割しその分割間隙を介し
て前記ミアンダラインを接地する導体パターンを設ける
と共に前記分割したバスバーを前記導体パターンを跨い
でジャンパ線にて接続するようにしたものである。
接続するバスバーを適所にて分割しその分割間隙を介し
て前記ミアンダラインを接地する導体パターンを設ける
と共に前記分割したバスバーを前記導体パターンを跨い
でジャンパ線にて接続するようにしたものである。
（発明の実施例） 以下，本発明を図面に示し実施例によって詳細に説明す
る。
る。
実施例の説明に先立って本発明の理解を容易にする為先
ず一方向性トランスジューサを用いたSAWフィルタにつ
いて簡単に説明する。
ず一方向性トランスジューサを用いたSAWフィルタにつ
いて簡単に説明する。
第２図は従来のグループ型一方向性トランスジューサを
用いるSAWフィルタの一般的構成を示す概念図であっ
て，圧電基板１上に零度相IDT2,2,……とこれに対向す
る90度相IDT3,3,……を設け両者間の位相差を移相器４
によって与える共に前記両IDT2,2,……及び3,3,……の
電極指間にミアンダライン５を配してこれを接地し一方
向性入力トランスジューサを形成する。前記ミアンダラ
イン５はIDT電極指が零度相から90度相に変る部分では
ライン幅を1/2λ（λは励振するSAWの波長）に，又90度
相から零度相に変る部分ではλとすることによってSAW
が一方向にのみ伝搬するように構成したものである。
用いるSAWフィルタの一般的構成を示す概念図であっ
て，圧電基板１上に零度相IDT2,2,……とこれに対向す
る90度相IDT3,3,……を設け両者間の位相差を移相器４
によって与える共に前記両IDT2,2,……及び3,3,……の
電極指間にミアンダライン５を配してこれを接地し一方
向性入力トランスジューサを形成する。前記ミアンダラ
イン５はIDT電極指が零度相から90度相に変る部分では
ライン幅を1/2λ（λは励振するSAWの波長）に，又90度
相から零度相に変る部分ではλとすることによってSAW
が一方向にのみ伝搬するように構成したものである。
尚，出力側には前記入力トランスジューサと同様のトラ
ンスジューサをシールド電極６を介して配置するのが一
般的である。
ンスジューサをシールド電極６を介して配置するのが一
般的である。
上述の説明からも明らかな如く前記ミアンダライン５及
び５′はいずれも入出力トランスジューサ中をかなりの
距離に亘って配線する上接地は入出力トランスジューサ
夫々の端部に於いてのみ行なわれるのでオーミック損失
がかなり大きくなりこれがフィルタの挿入損失となって
フィルタ特性を劣化せしめること前述のとうりである。
又，この損失は励振するSAWの周波数が高くなる程顕著
となることは云うまでもない。
び５′はいずれも入出力トランスジューサ中をかなりの
距離に亘って配線する上接地は入出力トランスジューサ
夫々の端部に於いてのみ行なわれるのでオーミック損失
がかなり大きくなりこれがフィルタの挿入損失となって
フィルタ特性を劣化せしめること前述のとうりである。
又，この損失は励振するSAWの周波数が高くなる程顕著
となることは云うまでもない。
この問題を解決する為本発明に於いては以下の如き構成
をとる。
をとる。
即ち，第１図に示す如く前記IDT電極指2,2,……及び3,
3,……を夫々統合接続するバスバー７及び８を適所にて
分割し，これら分割したバスバーの間隙を通して前記ミ
アンダライン５の途中から接地用導体パターン９及び10
を圧電基板１外周に引出し，これらを統合接続する導体
パターン11及び12を介して前記ミアンダラインを接地す
るものである。
3,……を夫々統合接続するバスバー７及び８を適所にて
分割し，これら分割したバスバーの間隙を通して前記ミ
アンダライン５の途中から接地用導体パターン９及び10
を圧電基板１外周に引出し，これらを統合接続する導体
パターン11及び12を介して前記ミアンダラインを接地す
るものである。
又，前記分割したバスバー７及８は夫々ジャンパ線13及
び14にて接続したものである。
び14にて接続したものである。
斯くすることによって前記ミアンダライン５はその延長
線上の各所で接地することができるからオーミックロス
を大幅に減少し得ると共に前記バスバー７及び８はその
幅員を比較的自由に設計することができるのでワイヤボ
ンダにてジャンパ線を付することは格別の困難なしに実
施可能であることが理解されよう。
線上の各所で接地することができるからオーミックロス
を大幅に減少し得ると共に前記バスバー７及び８はその
幅員を比較的自由に設計することができるのでワイヤボ
ンダにてジャンパ線を付することは格別の困難なしに実
施可能であることが理解されよう。
以上，最も一般的なグループ型一方向性SAWフィルタに
ついてのみ説明したが本発明はこれのみに適用されるべ
きものではなく例えば入出力トランスジューサのいずれ
か一方にのみ適用してもよく或は入力トランスジューサ
が双方向性でその両側に一方向性出力トランスジューサ
を付した型式のフィルタに適用してもよいことは自明で
あろう。
ついてのみ説明したが本発明はこれのみに適用されるべ
きものではなく例えば入出力トランスジューサのいずれ
か一方にのみ適用してもよく或は入力トランスジューサ
が双方向性でその両側に一方向性出力トランスジューサ
を付した型式のフィルタに適用してもよいことは自明で
あろう。
更に本発明はSAWを用いるフィルタにのみ限定する必要
もなくIDTによって励振しうるいかなる波動を利用する
フィルタにも同様に適用しうるものである。
もなくIDTによって励振しうるいかなる波動を利用する
フィルタにも同様に適用しうるものである。
最后に本発明を一方向性入出力IDT 10対，中心周波数60
0MHz,バンド幅40MHzのフィルタに適用した結果，ミアン
ダライン両端でのみ接地した従来のフィルタに於いては
8dBの挿入損失があったものがミアンダライン途中２ケ
所を更に接地したのみで挿入損失は3dBに減少し著しい
効果のあることが確認された。
0MHz,バンド幅40MHzのフィルタに適用した結果，ミアン
ダライン両端でのみ接地した従来のフィルタに於いては
8dBの挿入損失があったものがミアンダライン途中２ケ
所を更に接地したのみで挿入損失は3dBに減少し著しい
効果のあることが確認された。
（発明の効果） 本発明は以上説明した如く構成するから，従来低損失の
IDT励振型フィルタ，殊に弾性表面波フィルタを実現す
るのに最適とされていたグループ型一方向性弾性表面波
フィルタの欠点を極めてわずかな工程を付加するのみで
除去し更に低損失のフィルタを実現する上で著しい効果
を発揮する。
IDT励振型フィルタ，殊に弾性表面波フィルタを実現す
るのに最適とされていたグループ型一方向性弾性表面波
フィルタの欠点を極めてわずかな工程を付加するのみで
除去し更に低損失のフィルタを実現する上で著しい効果
を発揮する。
第１図は本発明に係る一方向性IDT励振型フィルタの一
実施例を示す部分平面図，第２図は本発明を適用すべき
従来の一方向性SAWフィルタの一般的構成図である。 １……圧電基板,2,3……IDT電極 ５……ミアンダライン， 7,8……バスバー,9,10……導体パターン,13,14……ジャ
ンパ線。
実施例を示す部分平面図，第２図は本発明を適用すべき
従来の一方向性SAWフィルタの一般的構成図である。 １……圧電基板,2,3……IDT電極 ５……ミアンダライン， 7,8……バスバー,9,10……導体パターン,13,14……ジャ
ンパ線。
Claims (1)
- 【請求項１】圧電基板表面に入出力インタディジタル・
トランスジューサ（IDT）電極を設け，該IDT電極の対を
なす電極指の一方が零度相，他方が90度相となるように
すると共に前記入出力IDTの一方或は双方のIDT電極指間
にミアンダラインを配置してこれを接地するフィルタに
於いて，前記IDT電極指を統合接続するバスバーを適所
にて分割し，その分割間隙を介して前記ミアンダライン
を接地する導体パターンを設けると共に該導体パターン
を跨いで前記分割したバスバーをジャンパ線にて接続し
たことを特徴とする一方向性IDT励振型フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11608885A JPH0754890B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 一方向性ｉｄｔ励振型フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11608885A JPH0754890B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 一方向性ｉｄｔ励振型フイルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61274415A JPS61274415A (ja) | 1986-12-04 |
| JPH0754890B2 true JPH0754890B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=14678411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11608885A Expired - Lifetime JPH0754890B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 一方向性ｉｄｔ励振型フイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754890B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2709520B2 (ja) * | 1988-10-16 | 1998-02-04 | 和彦 山之内 | 電極指間ギャップ微小な弾性表面波変換器の構造及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP11608885A patent/JPH0754890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61274415A (ja) | 1986-12-04 |
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