JPH0754780A - 供給エア圧可変型エアポンプ装置 - Google Patents
供給エア圧可変型エアポンプ装置Info
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- JPH0754780A JPH0754780A JP5199450A JP19945093A JPH0754780A JP H0754780 A JPH0754780 A JP H0754780A JP 5199450 A JP5199450 A JP 5199450A JP 19945093 A JP19945093 A JP 19945093A JP H0754780 A JPH0754780 A JP H0754780A
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- air pressure
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設定されたエア圧のエアを供給するようにし
た供給エア圧可変型エアポンプ装置を提供する。 【構成】 ポンプユニット２と、ポンプユニット２の動
作制御を行う制御部３と表示部４と、エア供給回路５と
を有する。エア供給回路５は、ポンプユニット２から分
岐パイプ６、逆止弁７を経て第１の供給チューブ８を経
る経路と、ポンプユニット２から分岐パイプ６、逆止弁
９を経て第２の供給チューブ１０を経る経路とを有す
る。また、前記第１供給チューブ８、第２供給チューブ
１０に、約３２ｍｍＨｇ以上になるとエアを逃がすため
のリークバルブ１１、１２を分岐接続する。さらに、エ
ア供給回路５における第１供給チューブ８に、チューブ
内エア圧を検知するための圧力センサ２０を設ける。 【効果】 末梢毛細血管の血流阻害圧より低圧のエア圧
に設定されたエアパッドにも、適用することができる。
た供給エア圧可変型エアポンプ装置を提供する。 【構成】 ポンプユニット２と、ポンプユニット２の動
作制御を行う制御部３と表示部４と、エア供給回路５と
を有する。エア供給回路５は、ポンプユニット２から分
岐パイプ６、逆止弁７を経て第１の供給チューブ８を経
る経路と、ポンプユニット２から分岐パイプ６、逆止弁
９を経て第２の供給チューブ１０を経る経路とを有す
る。また、前記第１供給チューブ８、第２供給チューブ
１０に、約３２ｍｍＨｇ以上になるとエアを逃がすため
のリークバルブ１１、１２を分岐接続する。さらに、エ
ア供給回路５における第１供給チューブ８に、チューブ
内エア圧を検知するための圧力センサ２０を設ける。 【効果】 末梢毛細血管の血流阻害圧より低圧のエア圧
に設定されたエアパッドにも、適用することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、設定されたエア圧のエ
アを供給するようにした供給エア圧可変型エアポンプ装
置に関するものである。
アを供給するようにした供給エア圧可変型エアポンプ装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、長期療養者、老人等が長い間同
じ姿勢で仰臥すると、背中の皮膚のうち、体重が特に加
わる部分が鬱血をおこし、そのうえに湿気、身体の垢等
の相乗作用によって褥瘡となり、大きな問題となってい
る。調査によると、マットレスに寝ているときの背中に
かかる体圧、例えば仙骨近傍にかかる体圧は、約５５ｍ
ｍＨｇで、背中の末梢毛細血管が閉塞する圧力の限界
（末梢毛細血管の血流阻害圧）は、概ね３２ｍｍＨｇで
あるから、このままでは、末梢毛細血管の血流阻害圧を
上回っており、組織の破壊を招来して褥瘡となる所以で
ある。
じ姿勢で仰臥すると、背中の皮膚のうち、体重が特に加
わる部分が鬱血をおこし、そのうえに湿気、身体の垢等
の相乗作用によって褥瘡となり、大きな問題となってい
る。調査によると、マットレスに寝ているときの背中に
かかる体圧、例えば仙骨近傍にかかる体圧は、約５５ｍ
ｍＨｇで、背中の末梢毛細血管が閉塞する圧力の限界
（末梢毛細血管の血流阻害圧）は、概ね３２ｍｍＨｇで
あるから、このままでは、末梢毛細血管の血流阻害圧を
上回っており、組織の破壊を招来して褥瘡となる所以で
ある。
【０００３】このような褥瘡を防止するためには、とき
どき寝返りをさせて体圧を取り除いてやり、背中の皮膚
の鬱血をなくすことが効果的な手段であるが、介護者の
手不足からくる負担が大きく、さらには、患者の傷病状
況によっては寝返りをさせることができない場合もあ
り、現実的でない。そこで、褥瘡防止用エアパッドがす
でに商品化されている。この褥瘡防止用エアパッドは、
床部大の大きさのパッドに互いに連通した二組の多数の
空胞を設け、これら二組の多数の空胞に、一定時間毎に
交互にエア供給手段によりエアを供給することにより、
二組の空胞を交互に膨らませることで、背中にかかる体
圧を分散させるようにしたものである（ＡＰＰ型）。前
記エア供給手段は、交互に二組の空胞に患者の身体を支
えるだけの圧力のエアを送り込む機能を有している。
どき寝返りをさせて体圧を取り除いてやり、背中の皮膚
の鬱血をなくすことが効果的な手段であるが、介護者の
手不足からくる負担が大きく、さらには、患者の傷病状
況によっては寝返りをさせることができない場合もあ
り、現実的でない。そこで、褥瘡防止用エアパッドがす
でに商品化されている。この褥瘡防止用エアパッドは、
床部大の大きさのパッドに互いに連通した二組の多数の
空胞を設け、これら二組の多数の空胞に、一定時間毎に
交互にエア供給手段によりエアを供給することにより、
二組の空胞を交互に膨らませることで、背中にかかる体
圧を分散させるようにしたものである（ＡＰＰ型）。前
記エア供給手段は、交互に二組の空胞に患者の身体を支
えるだけの圧力のエアを送り込む機能を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
褥瘡防止用エアパッドによると、ふくらんだ一組の空胞
によって体重をサポートするために、接触面積が小さく
どうしても体圧による負担が大きくなり、部分的に沈み
込んだりするので、エア圧をある程度高めておかなけれ
ばならなかった。そこで、一定時間毎に二組の空胞を交
互に膨らませるのではなく、背中にかかる体圧が前述の
末梢毛細血管の血流阻害圧より低圧となるようなエアパ
ッドが考えられている。このため、ＡＰＰ型エアパッド
用のエア供給手段では、低圧のエアを供給することは困
難である。本発明はかかる背景から、特に、末梢毛細血
管の血流阻害圧より低圧のエア圧に設定されたエアパッ
ドに適用可能な、設定されたエア圧のエアを供給するよ
うにした供給エア圧可変型エアポンプ装置を提供するこ
とを目的とする。
褥瘡防止用エアパッドによると、ふくらんだ一組の空胞
によって体重をサポートするために、接触面積が小さく
どうしても体圧による負担が大きくなり、部分的に沈み
込んだりするので、エア圧をある程度高めておかなけれ
ばならなかった。そこで、一定時間毎に二組の空胞を交
互に膨らませるのではなく、背中にかかる体圧が前述の
末梢毛細血管の血流阻害圧より低圧となるようなエアパ
ッドが考えられている。このため、ＡＰＰ型エアパッド
用のエア供給手段では、低圧のエアを供給することは困
難である。本発明はかかる背景から、特に、末梢毛細血
管の血流阻害圧より低圧のエア圧に設定されたエアパッ
ドに適用可能な、設定されたエア圧のエアを供給するよ
うにした供給エア圧可変型エアポンプ装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ために、本発明は、供給すべきエアのエア圧を調節して
エアを供給するようにした手段であって、ポンプユニッ
トと、ポンプユニットからのエアを供給するためのエア
供給回路とを有し、このエア供給回路は、ポンプユニッ
トから供給チューブを経て供給先に至る経路を有し、こ
の経路に前記供給先に供給されるエアの圧力を設定する
エア圧設定手段を介在したことを特徴とする。前述の構
成において、エア圧設定手段は、管状のケースと、この
ケース一端に流入口、管壁に吐出口を有し、ケース他端
からボール状弁を弁室内に収容して流入口をふさぐよう
にばね部材を介して調節つまみを螺入する構成とし、調
節つまみを回すことで、ばね部材を圧縮してボール状弁
の流入口から弁室への入り口をふさぐ押圧力を変えるよ
うにしたものである。また、前記供給先は、規制された
エア圧のエアを供給するようにしたエアクッション体で
あって、互いに独立して構成した複数の袋状体からな
り、これら複数の袋状体に対応して、エア供給回路をそ
れぞれエア圧を調整してエアを供給するための複数のエ
ア供給経路を構成したものである。さらに、供給エア圧
可変型エアポンプ装置に、供給先のエア圧が規制された
エア圧を越えた際に、エアを放出するようにしたエア規
制手段を設けることができる。
ために、本発明は、供給すべきエアのエア圧を調節して
エアを供給するようにした手段であって、ポンプユニッ
トと、ポンプユニットからのエアを供給するためのエア
供給回路とを有し、このエア供給回路は、ポンプユニッ
トから供給チューブを経て供給先に至る経路を有し、こ
の経路に前記供給先に供給されるエアの圧力を設定する
エア圧設定手段を介在したことを特徴とする。前述の構
成において、エア圧設定手段は、管状のケースと、この
ケース一端に流入口、管壁に吐出口を有し、ケース他端
からボール状弁を弁室内に収容して流入口をふさぐよう
にばね部材を介して調節つまみを螺入する構成とし、調
節つまみを回すことで、ばね部材を圧縮してボール状弁
の流入口から弁室への入り口をふさぐ押圧力を変えるよ
うにしたものである。また、前記供給先は、規制された
エア圧のエアを供給するようにしたエアクッション体で
あって、互いに独立して構成した複数の袋状体からな
り、これら複数の袋状体に対応して、エア供給回路をそ
れぞれエア圧を調整してエアを供給するための複数のエ
ア供給経路を構成したものである。さらに、供給エア圧
可変型エアポンプ装置に、供給先のエア圧が規制された
エア圧を越えた際に、エアを放出するようにしたエア規
制手段を設けることができる。
【０００６】
【作用】エア圧設定手段により、供給先へのエアのエア
圧を調整し、装置を起動して供給先へエアを供給する。
この場合、エア圧設定手段において、ケース他端におけ
る調節つまみを回すことで、ばね部材を圧縮してボール
状弁の流入口から弁室への入り口をふさぐ押圧力を変え
ることで、ポンプユニットからケース一端の流入口から
流入するエア圧を規制することができ、吐出口から供給
チューブを経て供給先にエアを供給することができる。
ところで、供給先が複数の袋状体を互いに独立して構成
したエアクッション体の場合、それぞれの袋状体に対応
してエア供給経路を設けると、袋状体ごとに所望のエア
圧を設定してエアを供給することができる。なお、供給
先が外圧によって規制されたエア圧を越えると、エア規
制手段からエアを放出することでエア圧の上昇を抑える
ことができる。
圧を調整し、装置を起動して供給先へエアを供給する。
この場合、エア圧設定手段において、ケース他端におけ
る調節つまみを回すことで、ばね部材を圧縮してボール
状弁の流入口から弁室への入り口をふさぐ押圧力を変え
ることで、ポンプユニットからケース一端の流入口から
流入するエア圧を規制することができ、吐出口から供給
チューブを経て供給先にエアを供給することができる。
ところで、供給先が複数の袋状体を互いに独立して構成
したエアクッション体の場合、それぞれの袋状体に対応
してエア供給経路を設けると、袋状体ごとに所望のエア
圧を設定してエアを供給することができる。なお、供給
先が外圧によって規制されたエア圧を越えると、エア規
制手段からエアを放出することでエア圧の上昇を抑える
ことができる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明にかかる供給エア圧可変型エア
ポンプ装置について、一実施例を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下説明する。図１に供給エア圧可変型エア
ポンプ装置１を示し、この供給エア圧可変型エアポンプ
装置１（以下、エアポンプ装置１という）は、規制され
たエア圧のエアを供給するようにしたエアクッション体
｛例えば褥瘡防止用のエアパッド（後述）｝にエアを供
給するためのものであって、ポンプユニット２と、ポン
プユニット２の動作制御を行う制御部３と表示部４と、
エア供給回路５とを有するものである。 前記エア供給
回路５は、ポンプユニット２から分岐パイプ６、逆止弁
７を経て第１の供給チューブ８を経る経路と、ポンプユ
ニット２から分岐パイプ６、逆止弁９を経て第２の供給
チューブ１０を経る経路とを有する。また、前記第１供
給チューブ８、第２供給チューブ１０には、所定の圧力
（約３２ｍｍＨｇ）以上になるとエアを逃がすためのリ
ークバルブ１１、１２が分岐接続されている。
ポンプ装置について、一実施例を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下説明する。図１に供給エア圧可変型エア
ポンプ装置１を示し、この供給エア圧可変型エアポンプ
装置１（以下、エアポンプ装置１という）は、規制され
たエア圧のエアを供給するようにしたエアクッション体
｛例えば褥瘡防止用のエアパッド（後述）｝にエアを供
給するためのものであって、ポンプユニット２と、ポン
プユニット２の動作制御を行う制御部３と表示部４と、
エア供給回路５とを有するものである。 前記エア供給
回路５は、ポンプユニット２から分岐パイプ６、逆止弁
７を経て第１の供給チューブ８を経る経路と、ポンプユ
ニット２から分岐パイプ６、逆止弁９を経て第２の供給
チューブ１０を経る経路とを有する。また、前記第１供
給チューブ８、第２供給チューブ１０には、所定の圧力
（約３２ｍｍＨｇ）以上になるとエアを逃がすためのリ
ークバルブ１１、１２が分岐接続されている。
【０００８】前記分岐パイプ６における逆止弁７、逆止
弁９は、圧力可変型のもので、図２に示すように、管状
のケース１３一端に流入口１４、管壁に吐出口１５を有
し、ケース１３他端からボール状弁１６を弁室１７内に
収容して流入口１４をふさぐようにばね部材１８を介し
て調節つまみ１９を螺入する構成としている。調節つま
み１９を回すことで、ばね部材１８を圧縮してボール状
弁１６の流入口１４から弁室１７への入り口をふさぐ押
圧力を変えるようにしている。この押圧力よりエアの流
入圧が大きくなって初めて、ボール状弁１６がばね部材
１８の押圧力に抗して移動して入り口が開き、エアが吐
出口１５に送り出される構成である。
弁９は、圧力可変型のもので、図２に示すように、管状
のケース１３一端に流入口１４、管壁に吐出口１５を有
し、ケース１３他端からボール状弁１６を弁室１７内に
収容して流入口１４をふさぐようにばね部材１８を介し
て調節つまみ１９を螺入する構成としている。調節つま
み１９を回すことで、ばね部材１８を圧縮してボール状
弁１６の流入口１４から弁室１７への入り口をふさぐ押
圧力を変えるようにしている。この押圧力よりエアの流
入圧が大きくなって初めて、ボール状弁１６がばね部材
１８の押圧力に抗して移動して入り口が開き、エアが吐
出口１５に送り出される構成である。
【０００９】また、かかる構成のエアポンプ装置１にお
いて、エア供給回路５における第１供給チューブ８に、
チューブ内エア圧を検知するための圧力センサ２０を設
け、圧力センサ２０による検知信号に基づきポンプユニ
ット２の動作を行わせる構成とすることができる。
いて、エア供給回路５における第１供給チューブ８に、
チューブ内エア圧を検知するための圧力センサ２０を設
け、圧力センサ２０による検知信号に基づきポンプユニ
ット２の動作を行わせる構成とすることができる。
【００１０】以上、本発明にかかる供給エア圧可変型エ
アポンプ装置１の構成を説明したが、次に、このエアポ
ンプ装置１の供給先であるエアクッション体の一例とし
て褥瘡防止用エアパッドの一実施例を挙げ、以下説明す
る。図３に示すように、褥瘡防止用エアパッド２１は、
可撓性シート製の第１の袋状体２２内に、この第１袋状
体２２に比較して小さな表面積の可撓性シート製の第２
の袋状体２３を内蔵すると共に、前記第２袋状体２３を
第１袋状体２２内面に所定間隔毎に溶着する一方、前記
第２袋状体２３自体の二面を複数箇所において溶着形成
したものである。前記第１袋状体２２と第２袋状体２３
との溶着箇所ａのうち、第１袋状体２２の中央部近傍９
か所には、微細孔２４が形成され、ちょうど患者の身体
の背中から腰にかけてのサポート位置に対応している。
さらに、これら第１袋状体２２および第２袋状体２３に
はそれぞれ給気パイプ２５、２６が連通接続され、前述
のエア供給回路５における第１供給チューブ８、第２供
給チューブ１０をこれら給気パイプ２５、２６に連結し
てエアーを供給する構成としている。
アポンプ装置１の構成を説明したが、次に、このエアポ
ンプ装置１の供給先であるエアクッション体の一例とし
て褥瘡防止用エアパッドの一実施例を挙げ、以下説明す
る。図３に示すように、褥瘡防止用エアパッド２１は、
可撓性シート製の第１の袋状体２２内に、この第１袋状
体２２に比較して小さな表面積の可撓性シート製の第２
の袋状体２３を内蔵すると共に、前記第２袋状体２３を
第１袋状体２２内面に所定間隔毎に溶着する一方、前記
第２袋状体２３自体の二面を複数箇所において溶着形成
したものである。前記第１袋状体２２と第２袋状体２３
との溶着箇所ａのうち、第１袋状体２２の中央部近傍９
か所には、微細孔２４が形成され、ちょうど患者の身体
の背中から腰にかけてのサポート位置に対応している。
さらに、これら第１袋状体２２および第２袋状体２３に
はそれぞれ給気パイプ２５、２６が連通接続され、前述
のエア供給回路５における第１供給チューブ８、第２供
給チューブ１０をこれら給気パイプ２５、２６に連結し
てエアーを供給する構成としている。
【００１１】前記第１袋状体２２および第２袋状体２３
は、ベッド床部の形状に対応する面積を有し、可撓性シ
ート、例えば合成樹脂（塩化ビニル等）を適用すること
ができる。図示しているように、第１袋状体２２と第２
袋状体２３との溶着箇所ａは、縦横に適宜な間隔ごとに
形成されている。一方第２袋状体２３自体の溶着箇所ｂ
は、長手方向に隣合う溶着箇所ａ間に位置している。こ
れら溶着箇所ａ、溶着箇所ｂによって、図４に示すよう
に、図３に示すところのＸ−Ｘ断面外形が溶着箇所ａを
谷とするとともに、第２袋状体２３の溶着箇所ｂを谷と
する波形状を呈している。また、これら第１袋状体２２
および第２袋状体２３は、図３に示すところのＹ−Ｙ断
面外形は、互いに分離しており（図５参照）、さらに、
図３に示すところのＺ−Ｚ断面外形は、図６に示すとお
り、第２袋状体２３が第１袋状体２２から分離独立した
状態となっている。
は、ベッド床部の形状に対応する面積を有し、可撓性シ
ート、例えば合成樹脂（塩化ビニル等）を適用すること
ができる。図示しているように、第１袋状体２２と第２
袋状体２３との溶着箇所ａは、縦横に適宜な間隔ごとに
形成されている。一方第２袋状体２３自体の溶着箇所ｂ
は、長手方向に隣合う溶着箇所ａ間に位置している。こ
れら溶着箇所ａ、溶着箇所ｂによって、図４に示すよう
に、図３に示すところのＸ−Ｘ断面外形が溶着箇所ａを
谷とするとともに、第２袋状体２３の溶着箇所ｂを谷と
する波形状を呈している。また、これら第１袋状体２２
および第２袋状体２３は、図３に示すところのＹ−Ｙ断
面外形は、互いに分離しており（図５参照）、さらに、
図３に示すところのＺ−Ｚ断面外形は、図６に示すとお
り、第２袋状体２３が第１袋状体２２から分離独立した
状態となっている。
【００１２】以上のような褥瘡防止用エアパッド２１に
エアポンプ装置１を接続するに先立ち、第１袋状体２２
の給気パイプ５に例えば手動式（足踏み式）の補助ポン
プ（図示省略）を接続してエアを注入すると比較的短時
間で注入することができる。エアを注入し終わると、第
１袋状体２２および第２袋状体２３の給気パイプ２５、
２６にエアポンプ装置１の第１供給チューブ８、第２供
給チューブ１０を接続し、エアポンプ装置１を起動す
る。第１袋状体２２のエア圧は、圧力センサ２０によっ
て検出することができ、末梢毛細血管の血流阻害圧（約
３２ｍｍＨｇ）を越えないようにすることができる。例
えば、患者がエアパッド１に乗ったときの衝撃で一時的
に第１袋状体２２のエア圧が上昇すると、第１袋状体２
２と連通しているエアポンプ装置１の第１供給チューブ
８内もエア圧が上昇する。すると、リークバルブ１１か
らエアが放出され、エア圧を戻すことができる。
エアポンプ装置１を接続するに先立ち、第１袋状体２２
の給気パイプ５に例えば手動式（足踏み式）の補助ポン
プ（図示省略）を接続してエアを注入すると比較的短時
間で注入することができる。エアを注入し終わると、第
１袋状体２２および第２袋状体２３の給気パイプ２５、
２６にエアポンプ装置１の第１供給チューブ８、第２供
給チューブ１０を接続し、エアポンプ装置１を起動す
る。第１袋状体２２のエア圧は、圧力センサ２０によっ
て検出することができ、末梢毛細血管の血流阻害圧（約
３２ｍｍＨｇ）を越えないようにすることができる。例
えば、患者がエアパッド１に乗ったときの衝撃で一時的
に第１袋状体２２のエア圧が上昇すると、第１袋状体２
２と連通しているエアポンプ装置１の第１供給チューブ
８内もエア圧が上昇する。すると、リークバルブ１１か
らエアが放出され、エア圧を戻すことができる。
【００１３】一方、第２袋状体２３は、エアが注入され
ていないので、ポンプユニット２から分岐パイプ６、逆
止弁９を経て第２供給チューブ１０を介し給気パイプ２
６にエアを注入するようにする。この際、エアをエアー
圧が０〜３０ｍｍＨｇの範囲で常時注入するようにす
る。すなわち、注入されたエアは、第２袋状体２３に行
き渡る一方、第１袋状体２２と第２袋状体２３との溶着
箇所ａにおける微細孔２４から噴出する。なお、微細孔
２４が設けられた位置は、患者の背中から腰部に対応し
ているので、噴出するエアによって背中から腰部にかけ
て湿度調整がなされる。また、第２袋状体２３のエアー
圧を０〜３０ｍｍＨｇの範囲で調節することによりエア
の噴出量を変えることができる。
ていないので、ポンプユニット２から分岐パイプ６、逆
止弁９を経て第２供給チューブ１０を介し給気パイプ２
６にエアを注入するようにする。この際、エアをエアー
圧が０〜３０ｍｍＨｇの範囲で常時注入するようにす
る。すなわち、注入されたエアは、第２袋状体２３に行
き渡る一方、第１袋状体２２と第２袋状体２３との溶着
箇所ａにおける微細孔２４から噴出する。なお、微細孔
２４が設けられた位置は、患者の背中から腰部に対応し
ているので、噴出するエアによって背中から腰部にかけ
て湿度調整がなされる。また、第２袋状体２３のエアー
圧を０〜３０ｍｍＨｇの範囲で調節することによりエア
の噴出量を変えることができる。
【００１４】以上のように、エアポンプ装置１は、エア
供給回路５におけるエア圧設定手段である逆止弁７、９
によって供給されるエアのエア圧を調整することがで
き、また、第１供給チューブ８、第２供給チューブ１０
におけるリークバルブ１１、１２によって供給先のエア
圧を規制することができるので、前述のような規制され
たエア圧のエアを充填したエアクッション体である褥瘡
防止用エアパッド２１に充分適用することができる。
供給回路５におけるエア圧設定手段である逆止弁７、９
によって供給されるエアのエア圧を調整することがで
き、また、第１供給チューブ８、第２供給チューブ１０
におけるリークバルブ１１、１２によって供給先のエア
圧を規制することができるので、前述のような規制され
たエア圧のエアを充填したエアクッション体である褥瘡
防止用エアパッド２１に充分適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上、本発明によれば、エア圧設定手段
により、設定されたエア圧のエアを供給することができ
るので、例えば、末梢毛細血管の血流阻害圧より低圧の
エア圧に設定されたエアパッドにも、適用することがで
きる。
により、設定されたエア圧のエアを供給することができ
るので、例えば、末梢毛細血管の血流阻害圧より低圧の
エア圧に設定されたエアパッドにも、適用することがで
きる。
【００１６】
【図１】本発明にかかる供給エア圧可変型エアポンプ装
置の一例を示した全体構成説明図である。
置の一例を示した全体構成説明図である。
【図２】図１に示す供給エア圧可変型エアポンプ装置を
構成するエア圧設定手段の一例を示す拡大断面説明図で
ある。
構成するエア圧設定手段の一例を示す拡大断面説明図で
ある。
【図３】本発明にかかる供給エア圧可変型エアポンプ装
置の供給先であるエアクッション体の一例を示す全体平
面説明図である。
置の供給先であるエアクッション体の一例を示す全体平
面説明図である。
【図４】図３に示すエアクッション体のＸ−Ｘ線に対応
する断面説明図である。
する断面説明図である。
【図５】図３に示すエアクッション体のＹ−Ｙ線に対応
する断面説明図である。
する断面説明図である。
【図６】図３に示すエアクッション体のＺ−Ｚ線に対応
する断面説明図である。
する断面説明図である。
１ 供給エア圧可変型エア
ポンプ装置 ２ ポンプユニット ３ 制御部 ４ 表示部 ５ エア供給回路 ６ 分岐パイプ ７、９ 逆止弁 ８ 第１供給チューブ １０ 第２供給チューブ １１、１２ リークバルブ １３ ケース １４ 流入口 １５ 吐出口 １６ ボール状弁 １７ 弁室 １８ ばね部材 １９ 調節つまみ ２０ 圧力センサ ２１ 褥瘡防止用エアパッ
ド ２２ 第１袋状体 ２３ 第２袋状体 ２４ 微細孔 ２５、２６ 給気パイプ
ポンプ装置 ２ ポンプユニット ３ 制御部 ４ 表示部 ５ エア供給回路 ６ 分岐パイプ ７、９ 逆止弁 ８ 第１供給チューブ １０ 第２供給チューブ １１、１２ リークバルブ １３ ケース １４ 流入口 １５ 吐出口 １６ ボール状弁 １７ 弁室 １８ ばね部材 １９ 調節つまみ ２０ 圧力センサ ２１ 褥瘡防止用エアパッ
ド ２２ 第１袋状体 ２３ 第２袋状体 ２４ 微細孔 ２５、２６ 給気パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ａ６１Ｇ 7/05
Claims (4)
- 【請求項１】 供給すべきエアのエア圧を調節してエ
アを供給するようにした手段であって、ポンプユニット
と、ポンプユニットからのエアを供給するためのエア供
給回路とを有し、このエア供給回路は、ポンプユニット
から供給チューブを経て供給先に至る経路を有し、この
経路に前記供給先に供給されるエアの圧力を設定するエ
ア圧設定手段を介在したことを特徴とする供給エア圧可
変型エアポンプ装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のエア圧設定手段は、管
状のケースと、このケース一端に流入口、管壁に吐出口
を有し、ケース他端からボール状弁を弁室内に収容して
流入口をふさぐようにばね部材を介して調節つまみを螺
入する構成とし、調節つまみを回すことで、ばね部材を
圧縮してボール状弁の流入口から弁室への入り口をふさ
ぐ押圧力を変えるようにしたことを特徴とする供給エア
圧可変型エアポンプ装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の供給先は、規制された
エア圧のエアを供給するようにしたエアクッション体で
あって、互いに独立して構成した複数の袋状体からな
り、これら複数の袋状体に対応して、エア供給回路をそ
れぞれエア圧を調整してエアを供給するための複数のエ
ア供給経路を構成したことを特徴とする供給エア圧可変
型エアポンプ装置。 - 【請求項４】 請求項１または３記載の供給エア圧可
変型エアポンプ装置において、供給先のエア圧が規制さ
れたエア圧を越えた際に、エアを放出するようにしたエ
ア規制手段を設けたことを特徴とする供給エア圧可変型
エアポンプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5199450A JPH0754780A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 供給エア圧可変型エアポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5199450A JPH0754780A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 供給エア圧可変型エアポンプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754780A true JPH0754780A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16408022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5199450A Pending JPH0754780A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 供給エア圧可変型エアポンプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754780A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2372544A (en) * | 2000-12-08 | 2002-08-28 | Msp Corp | Vacuum source for leak test fixture |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59114145A (ja) * | 1982-12-21 | 1984-07-02 | Tokyo Tatsuno Co Ltd | 空気供給装置 |
| JPS6129079B2 (ja) * | 1980-12-23 | 1986-07-04 | Fujitsu Ltd |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP5199450A patent/JPH0754780A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6129079B2 (ja) * | 1980-12-23 | 1986-07-04 | Fujitsu Ltd | |
| JPS59114145A (ja) * | 1982-12-21 | 1984-07-02 | Tokyo Tatsuno Co Ltd | 空気供給装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2372544A (en) * | 2000-12-08 | 2002-08-28 | Msp Corp | Vacuum source for leak test fixture |
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