JPH0754271Y2 - ガムテープ - Google Patents

ガムテープ

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JPH0754271Y2
JPH0754271Y2 JP4809090U JP4809090U JPH0754271Y2 JP H0754271 Y2 JPH0754271 Y2 JP H0754271Y2 JP 4809090 U JP4809090 U JP 4809090U JP 4809090 U JP4809090 U JP 4809090U JP H0754271 Y2 JPH0754271 Y2 JP H0754271Y2
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JP
Japan
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layer
gum tape
delamination
cardboard box
tape
Prior art date
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JP4809090U
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JPH047637U (ja
Inventor
裕之 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kakoshi Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kakoshi Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ガムテープ、詳細にはダンボール箱等の開閉
部に貼着したガムテープを剥がす際、ダンボール箱等を
損傷することなく容易かつ確実に剥がすことのできるガ
ムテープに関する。
〈従来の技術〉 従来、ダンボール箱、包装等の封緘方法としては、ガム
テープ、粘着テープ、またはボクサーによるワイヤー止
め等があったが、いずれも開封時にはダンボール箱等を
損傷してしまい、再度ダンボール箱等を使用することが
できなかった。
そこで、本出願人は、先の考案(実公昭56−17470号公
報)にて、ガムテープの封緘方法において、梱包したダ
ンボール箱等に損傷を与えることなくガムテープを引き
剥すことにより、ダンボール箱等の再使用を可能にする
ガムテープを開示している。すなわちこのガムテープの
特徴は、円網抄紙法により抄造されたクラフト紙Aと該
クラフト紙の一方の面に長網もしくは短網抄紙法により
抄造されたクラフト紙Bを貼着し、前記クラフト紙Aの
もう一方の面に再湿性接着剤をコーティングしたことに
あり、この構成によってガムテープを剥がした際、クラ
フト紙Aにおいて層間剥離が起き、クラフト紙Aの一部
を薄く残こして剥れる。
しかしながら、上記従来のガムテープは、円網抄紙法で
抄いたクラフト紙Aが全幅、すなわちダンボール箱の開
閉部の両側にわたって一部残存してしまい、再度その部
分をカッター等で切り離さなければ閉じている蓋が開か
ないという問題がある。
また、上記ガムテープでは、クラフト紙Aとクラフト紙
Bとの間に接着剤を使用し貼り合わせているので、この
接着剤がわずかにクラフト紙Aの方に含浸してしまい、
上述の層間剥離が確実に行なわれずガムテープを貼着し
たダンボール箱をしばしば損傷してしまうという問題も
生じた。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は、上記問題を解消すべくなされたもので、その
目的はダンボール箱等の容器開閉部に貼着したガムテー
プを剥がす際、このダンボール箱等を損傷することな
く、しかも容易かつ確実に剥がすことのできるようにし
たガムテープを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記目的に鑑みてなされたもので、その要旨
は、ダンボール箱等の容器開閉部に貼着したガムテープ
を剥離する際に層の一部をダンボール箱等に残して剥離
できるようにした層間剥離層1と、該層間剥離層1の一
方の面に貼着した表面シート層3と、前記層間剥離層1
の他方の面にコーティングした接着剤層4と、該接着剤
層4の略中央長手方向に少なくとも前記層間剥離層1に
設けた切目線とからなるガムテープにある。また、この
本考案のガムテープでは剥離の際の摘みを良くするため
に、接着剤層4を、その片側端または両側端から所定幅
を残してコーティングすること(いわゆるドライエッジ
を設けること)もできる。さらに、上記接着剤層4はガ
ムテープの全幅にコーティングしておき、その片側端ま
たは両側端に所定幅の印刷層を形成することもできる。
さらにまた、より確実に層間剥離を行うために、層間剥
離層1と表面シート層3間にフィルム層2を介在するこ
ともできる。
ここで、上記円網抄紙法により抄造された層間剥離層は
繊維がタテ方向のみ流れているためにタテの引っ張り強
度は大きいが、ヨコの引っ張り強度は小さいという性質
がある。この方法以外の抄紙法として短網および長網抄
紙法があり、これらの方法により抄造された紙の表面強
度は大きいが、円網抄紙法による紙の表面強度は小さい
という性質もある。従ってこれらの性質を補うために
(必要によりフィルム層を介し)、紙または合成樹脂フ
ィルムなどよりなる表面シート層を貼着してガムテープ
自体の機械的強度を図っている。
〈作用〉 本考案のガムテープは、このガムテープの略中央長手方
向に層間剥離層1に設けた切目線を有するので、このガ
ムテープを層間剥離により引き剥す際に層間剥離層1は
切目線を境にして容易に開放分離することができる。ま
た、このガムテープの接着剤層4の片側端または両側端
に所定幅のドライエッジを設けるか、接着剤層4の上か
ら印刷層を設けて手指による摘みを良くすることもでき
る。
〈実施例〉 本考案の実施例を添付図面に基き説明する。
第1a図および第1b図は、第1の実施例としてのガムテー
プ10を示す。このガムテープ10は層間剥離層である円網
抄紙法によるクラフト紙1と、このクラフト紙1の一方
の面にフィルム層2を介在して貼着する紙または合成樹
脂フィルムよりなる表面シート層3と、前記クラフト紙
1のもう一方の面の長さ方向片側端に、左側端から約5m
mのドライエッジと称する間隔4a以外の全面にコーティ
ングした感圧性粘着剤または再湿性接着剤を使用した接
着剤層4とからなる。
なお、この間隔4aは、本実施例に限定されず、両側端に
設けても構わない。また、フィルム層2は厚さ15〜20μ
であり、クラフト紙1と表面シート層3との間に挾持
し、クラフト紙1と表面シート層3との溶融状態の押出
成形か、シート状のものを熱溶着することにより接着し
たものである。
本考案における特徴の一つは、第1b図に示すように、接
着剤層4の中央長手方向に沿ってハーフカットと称する
切目線4bをカッター等により設けた点にある。この切目
線4bは第1a図のように、接着剤層4を通してクラフト紙
1の肉厚の約半分、例えば20〜30μ程切り込んで設け
る。
第2a図および第2b図は、第2の実施例であるガムテープ
20を示す。ここで第1の実施例と同様の構成のものは、
同じ番号を付して、その説明を省略する。このガムテー
プ20は、クラフト紙1の一方の面の全幅にわたって接着
剤層4をコーティングし、この接着剤層4の左側端から
幅方向に約5mmの帯状印刷層4cを印刷機械などで印刷し
て設けたものである。ここで印刷層4cの幅は、一定では
なく、ガムテープの大きさ等により種々の長さが決定さ
れ、またその位置も片側だけに限らず、両側に連続又は
ストライプ状に断続的に形成してもよい。また、上記印
刷層は、水性インクを用いてもよいが油性インクを用い
てもよい。
第3a図および第3b図は、第3の実施例であるガムテープ
30を示す。このガムテープ30の特徴は、幅方向に約10mm
幅の印刷層4c′を所定間隔毎に繰り返して設けているこ
とにある。この所定間隔は、例えば第4図に示すよう
に、ダンボール箱の容器開閉部であるフラップ31の長さ
よりも長く、ダンボール箱側面に至る長さである。この
ガムテープ30の使用状態を説明すると、ダンボール箱組
立時に、2個のフラップ31を合わせ、ダンボール箱の側
面32まで貼着し、ガムテープの剥離時にこのダンボール
箱側面における印刷層4c′を摘んで引き剥がすようにす
る。もちろん、上記印刷層4c′の長さ方向は、10mmに限
定されるものではない。
次に、本考案のガムテープ10,20,30の剥離方法を説明す
ると、各々のガムテープ10,20,30には接着剤層4により
接着されない部分4a,4c,4c′を有し、この部分とガムテ
ープ10,20,30の表面シート層3とを手で摘み、引き剥す
が、前記クラフト紙1の内面に約20〜30μ切り込んでい
るため、層間剥離により残されたクラフト紙はほとんど
容器開口部のフラップ両側に架け渡された状態では残存
せず、きれいに蓋を開放することができる。
〈考案の効果〉 本考案のガムテープは、接着剤層の中央長手方向に層間
剥離層の内部にまで切り込みを施しているので、確実に
層間剥離を起こし、蓋の開放を容易にすることができ
る。
また、本考案のガムテープは、ガムテープの端部に接着
層が施されていないので、この間隔に指を入れて容易に
剥がすこともできる。
さらに、層間剥離層と表面シート層間にフィルム層を介
在しているので、従来のようにこの間に接着剤を用いて
接着していたことによる接着剤の層間剥離層内への含浸
を防止することができ、より十分な層間剥離を行うこと
が可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案の第1の実施例を示すガムテープの断面
図、第1b図は第1a図の一部省略底面図、第2a図は本考案
の第2の実施例を示すガムテープの断面図、第2b図は第
2a図の一部省略底面図、第3a図は本考案の第3の実施例
を示すガムテープの断面図、第3b図は第3a図の一部省略
底面図、第4図は第3の実施例であるガムテープをダン
ボール箱の容器開閉部に貼着した状態の説明図である。 1……クラフト紙、3……表面シート層、4……接着剤
層、4b……切目線、4c,4c′……印刷層、10,20,30……
ガムテープ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンボール箱等の容器開閉部に貼着したガ
    ムテープを剥離する際に層の一部をダンボール箱等に残
    して剥離できるようにした層間剥離層1と、該層間剥離
    層1の一方の面に貼着した表面シート層3と、前記層間
    剥離層1の他方の面にコーティングした接着剤層4と、
    該接着剤層4の略中央長手方向に少なくとも前記層間剥
    離層1に設けた切目線とからなるガムテープ。
  2. 【請求項2】前記接着剤層4を、その片側端又は両側端
    から所定幅を残して形成したものである請求項1記載の
    ガムテープ。
  3. 【請求項3】前記接着剤層4には、その片側端又は両側
    端から所定幅をもって被覆した印刷層4c,4c′を形成し
    たものである請求項1記載のガムテープ。
  4. 【請求項4】前記層間剥離層1と表面シート層3間に、
    フィルム層2を介在してなる請求項1記載のガムテー
    プ。
JP4809090U 1990-05-10 1990-05-10 ガムテープ Expired - Lifetime JPH0754271Y2 (ja)

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JP4809090U JPH0754271Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 ガムテープ

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JPH047637U JPH047637U (ja) 1992-01-23
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JPH047637U (ja) 1992-01-23

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