JPH075394B2 - 熱圧接用治具 - Google Patents

熱圧接用治具

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JPH075394B2
JPH075394B2 JP9159191A JP9159191A JPH075394B2 JP H075394 B2 JPH075394 B2 JP H075394B2 JP 9159191 A JP9159191 A JP 9159191A JP 9159191 A JP9159191 A JP 9159191A JP H075394 B2 JPH075394 B2 JP H075394B2
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JP
Japan
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jig
fitting
lower jig
upper jig
ceramics
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JP9159191A
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友紀 伊藤
真澄 横井
正康 田中
和正 北村
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスと金属と
を精度よく熱圧接合することができる熱圧接用治具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ナトリウム−硫黄電池に使用さ
れる陽極金具と陰極金具とは電気的絶縁性を保持できる
ようセラミックスリングを介在させて熱圧接合されてお
り、その熱圧接用治具としては例えばインバー合金等の
低膨張性金属からなる上治具と下治具が用いられてい
る。
【0003】ところが、従来のこの種の低膨張性金属製
の熱圧接用治具においては、接合精度を高くしようとし
て印ろう嵌合を採用しクリアランスを0.1mm 以下にする
と、熱圧接合時の加熱により印ろう嵌合部分が焼きつい
てしまい上治具と下治具とを分離できないという問題点
があった。一方、焼きつきを防止しようとして印ろう嵌
合部分のクリアランスを0.1mm 以上に大きく設計する
と、得られた製品の平行度、垂直度等の精度が悪くなり
ナトリウム−硫黄電池の組立てができなかったり、組立
て時に溶接不良等を発生させて電池の耐久性を著しく低
下させる等の問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、上治具と下治具の印ろう嵌合
部分のクリアランスを0.1mm 以下に小さくしても上治具
と下治具との焼きつきが確実に防止され、かつセラミッ
クスと金属とを精度よく熱圧接合することができる熱圧
接用治具を提供することを目的として完成されたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の熱圧接用治具は、上治具と下治具
との間で被処理物を熱圧接合する熱圧接用治具におい
て、前記の上治具と下治具との嵌合部分を印ろう嵌合と
して上治具と下治具の一方または双方の少なくとも嵌合
面をセラミックスで形成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。図面はセラミックスリング1にアルミ合金か
らなる陽極金具2および陰極金具3を熱圧接合したナト
リウム−硫黄電池用部品を製造するための熱圧接用治具
を示すもので、上治具4と下治具5とから構成されてい
る。
【0007】上治具の嵌合面4aと下治具の嵌合面5aとの
クリアランスCr は被処理物の許容できる平行度Hによ
ってCr ≦H×L/Dの関係でなければならない。 D:被処理物の平行度が評価される部分の最大直径 L:上治具の嵌合面4aと下治具の嵌合面5aとの接してい
る印ろう嵌合部の長さ ナトリウム−硫黄電池用としてはこの平行度が特に厳し
く小さなクリアランスが必要である。ここで上治具4お
よび下治具5の材質をアルミナとした場合、上治具の嵌
合面4aと下治具の嵌合面5aとのクリアランスを30μm と
しても印ろう嵌合部分の焼きつきはなく高精度な熱圧接
合が得られた。また、アルミナの代わりに窒化珪素を用
いて同様の熱圧接合を行ったところ、クリアランスを20
μm としても印ろう嵌合部分の焼きつきはなく作業性に
も優れていた。前記のアルミナおよび窒化珪素は低膨張
材料であるばかりでなく強度、耐摩耗性に優れているた
め熱圧接用治具として長期にわたり耐用でき、また実用
的であるので好ましい。更に、上記のクリアランスのも
とで熱圧接合によって得られたナトリウム−硫黄電池用
部品は接合面に欠陥がなく優れた性能を発揮した。
【0008】以上のように、上治具4と下治具5との嵌
合部分のクリアランスをできるだけ小さくして接合精度
を高くするに加えて、更に接合面の接合強度等の均一
性、特性向上のために、熱圧接合する際の許容される温
度範囲も極めて高い精度が要求される。実用上、信頼性
の高い熱圧接合を得るには熱圧接合時の被処理物内の温
度分布が均一であることが必要であり、更に昇温および
降温における被処理物の加熱・冷却曲線に上治具4およ
び下治具5がよく追従することも必要である。例えば、
上治具4および下治具5が夫々その比熱Cp および密度
ρとの積Cp×ρが0.7 cal /cm3 ℃以下であって、か
つ治具の熱放射率εが0.5 以下である材料からなる場合
には、熱圧接合時の被処理物内の温度差が7℃以内とな
って、この温度差範囲内であればナトリウム−硫黄電池
用部品として極めて優れた接合強度、均一性および寸法
精度等を有した実用上信頼性の高い熱圧接合が得られる
こととなり好ましい。また、上記の関係にある熱圧接用
治具の場合には熱圧接合時の昇温・降温曲線にもよく追
従できることとなり好ましい。なお、上治具4および下
治具5にアルミナを使用した場合の被処理物内の温度差
は5℃であり、また、窒化珪素の場合は2℃でいずれも
好ましい温度差の範囲内であった。
【0009】前記の上治具4と下治具5はアルミナや窒
化珪素に限定されるものではなく、炭化珪素等の他のセ
ラミックスも適用できる。また、上治具4と下治具5は
実施例のようにいずれもセラミックスで構成する他、い
ずれか一方のみをセラミックスで構成し他方をニッケル
やニッケル合金等の低膨張性金属で構成したものとして
もよい。また、第2図に示されるように上治具4の全体
を低膨張性金属で構成してその少なくとも嵌合面4aがセ
ラミックスで構成されるようにセラミックコーティング
層を形成したものや、第3図に示されるように下治具5
の全体を低膨張性金属で構成しその少なくとも嵌合面5a
がセラミックスで構成されるようにセラミックコーティ
ング層を形成したものとしてもよい。
【0010】
【作用】以上のように構成されたものは、従来のこの種
熱圧接用治具と同様に上治具4と下治具5との間に被処
理物を介在したうえ両治具を上下方向にクランプして5
00〜600℃で熱圧接合するものであるが、本発明に
おいては上治具4と下治具5には両者の嵌合精度を向上
させるための印ろう嵌合部分の嵌合面4a、5aが設けられ
ており、しかも、この嵌合面4a、5aのいずれか一方また
は双方がセラミックスで形成されているので、該嵌合面
4a、5aのクリアランスを小さくしても焼きつきの発生を
確実に防止できることとなり、上治具4と下治具5との
嵌合精度を極限にまで向上できることとなる。この結
果、設計値どおりの平行度、垂直度等を有して極めて精
度の高いセラミックスと金属との接合製品が得られるこ
ととなり、以後のナトリウム−硫黄電池の組立て不良を
発生させることもなく、また得られる電池の寿命等も大
幅に向上させて高品質なナトリウム−硫黄電池を効率よ
く生産できることとなる。
【0011】
【効果】以上の説明からも明らかなように、本発明にお
いては上治具と下治具の嵌合部分を精度のよい印ろう嵌
合としても該嵌合部分で焼きつきが発生することを確実
に防止することができるとともに、セラミックスと金属
とを精度よく熱圧接合することができるものであり、更
には、最も摩耗を生じ易い印ろう嵌合部分を機械的強度
に優れた耐久性のあるセラミックスで形成してあるので
何度でも繰り返し使用ができ優れた経済性も発揮できる
という利点も有するものである。よって、本発明は従来
の問題点を一掃した熱圧接用治具として、産業の発展に
寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面断面図である。
【図2】他の上治具の実施例を示す正面断面図である。
【図3】他の下治具の実施例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
4 上治具 4a 上治具の嵌合面 5 下治具 5a 下治具の嵌合面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上治具と下治具との間で被処理物を熱圧
    接合する熱圧接用治具において、前記の上治具と下治具
    との嵌合部分を印ろう嵌合として上治具と下治具の一方
    または双方の少なくとも嵌合面をセラミックスで形成し
    たことを特徴とする熱圧接用治具。
JP9159191A 1991-03-28 1991-03-28 熱圧接用治具 Expired - Lifetime JPH075394B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9159191A JPH075394B2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 熱圧接用治具

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JP9159191A JPH075394B2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 熱圧接用治具

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Publication Number Publication Date
JPH04300264A JPH04300264A (ja) 1992-10-23
JPH075394B2 true JPH075394B2 (ja) 1995-01-25

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ID=14030796

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JP (1) JPH075394B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5965534B1 (ja) * 2015-12-01 2016-08-10 日本碍子株式会社 熱圧接合体を生産するための治具、熱圧接合体を生産するための治具の組、熱圧接合体を生産する装置および熱圧接合体を生産する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5965534B1 (ja) * 2015-12-01 2016-08-10 日本碍子株式会社 熱圧接合体を生産するための治具、熱圧接合体を生産するための治具の組、熱圧接合体を生産する装置および熱圧接合体を生産する方法

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Publication number Publication date
JPH04300264A (ja) 1992-10-23

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