JPH075384Y2 - 荷重測定規準器 - Google Patents

荷重測定規準器

Info

Publication number
JPH075384Y2
JPH075384Y2 JP7941691U JP7941691U JPH075384Y2 JP H075384 Y2 JPH075384 Y2 JP H075384Y2 JP 7941691 U JP7941691 U JP 7941691U JP 7941691 U JP7941691 U JP 7941691U JP H075384 Y2 JPH075384 Y2 JP H075384Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
knife edge
lever
edge sheet
generating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7941691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0523081U (ja
Inventor
重三 前川
Original Assignee
重三 前川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 重三 前川 filed Critical 重三 前川
Priority to JP7941691U priority Critical patent/JPH075384Y2/ja
Publication of JPH0523081U publication Critical patent/JPH0523081U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH075384Y2 publication Critical patent/JPH075384Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は荷重測定規準器にかか
り、殊に大荷重向きのものに関する。
【0002】
【従来の技術】数百tf以上の大荷重の測定に関しては、
図2に示すところの、従来より多用されている容積型荷
重検定器(スタンダード ダイジング ボックス)や、
図3に示す、弾性体の歪を直接検出する、いわゆる伸び
計型荷重検査器や、更には電気歪計を用いたいわゆるロ
ードセル等、数多くの測定器がある。そして、容積型荷
重検定器では、小型、軽量、かつ高精度の物が市販され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図2に示す容積型荷重
検定器は、弾性体101の内容積の荷重Kによる容積変
化をマイクロメーター102のスピンドル103により
測定するもので、容積変化を水銀で媒介している。その
ため、特に大容量のものは、水銀の温度体積変化が安定
するまでに長い時間を要する。勿論、室温の微少の変化
によってもその指度が大きく変化する。その上、水銀自
体に毒性があるため、その取扱に注意が必要である。ま
た、測定は、マイクロメーターのスピンドルを回転し、
通常目視で水銀チューブ104内の水銀先端部を合わせ
て行なうため、遠隔指示装置とするのは大変複雑で、高
価とならざるを得ず、現時点で市販品は見当たらない。
【0004】図3に示す伸び測定器は多用されており、
また実験装置としては荷重測定の目的に用いられること
もある。歪発生本体201に歪検出長さMの両端でクラ
ンプ202、203により測長器204を取付けたもの
で、引っ張り力Tが加えられる。この場合、歪検出長さ
Mは100mm内外で、その歪み量は最大 0.2〜0.5mm位
である。最小分解能を1/10000程度にするために
は、測定精度0.02μ〜0.05μを正確に指示する測長器を
必要とする。このようなものは製作困難で、かつ非常に
高価にならざるを得ない。
【0005】ロードセル型測長器は、近時、非常に多用
されている。ストレーンゲージを用いるロードセルで
は、その荷重精度に関するファクターが非常に多い。例
えば、物理化学的にはゲージ素材の処理方法、温度特
性、ゲージ接着剤の種類や接着方法がある。また、電気
的には、印加電圧の安定度や増幅器の安定度があり、こ
れらは、一個一個の抵抗素子、容量素子、半導体素子等
により左右され、また端子の抵抗値等の変化にも左右さ
れる。このように、測定精度に関する事項があまりに多
く、荷重測定の規準器として数十年、或いは数百年の長
期にわたりその安定性を保証するには、程遠い感があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる荷重測定
規準器は、歪発生本体と、歪拡大レバーと、上部ナイフ
エッジシートと、下部ナイフエッジシートと、測長器
と、連結棒を有している。歪発生本体は弾性のある中空
円筒状で、歪検出長さの上下両端部の内面に各ナイフエ
ッジとの結合部を備え、かつ上端部付近の側面に透孔を
備えている。歪拡大レバーは下端部両側面にナイフエッ
ジを備えている。上部ナイフエッジシートは下端部に歪
拡大レバーの一側面のナイフエッジの受けを備え、かつ
上端部は歪発生本体の上端部の結合部に結合されると共
に一部が歪発生本体の透孔に入って測長器の保持部を形
成している。下部ナイフエッジシートは上端部に歪拡大
レバーの他側面のナイフエッジの受けを備え、かつ下部
は歪発生本体の下端部の結合部に結合されている。測長
器は上部ナイフエッジシートの保持部に保持されると共
に連結棒を介し歪拡大レバーの上端部に連結されてい
る。既記測長器は伝送手段を介して遠隔の指示器に導結
されている。
【0007】
【作用】この規準器を下部及び中間のアンビル間にセッ
トし、上部アンビルから球座用のボールを介して中間の
アンビルに荷重をかける。歪発生本体が歪むと歪検出長
さが縮まるので、上部及び下部のナイフエッジシートの
受けの中心が上下にずれ、歪拡大レバーは、自身のナイ
フエッジがこれらの受けに支持されているので、図1で
反時計方向へ揺動する。そのため、連結棒を介し測長器
が作動し、その変量を数値で指示器に表示する。
【0008】歪拡大レバーのナイフエッジから連結棒の
連結された位置までの長さは歪検出長さに比べて十分大
きいので、ナイフエッジの受け相互のずれ量が僅かで
も、連結棒の連結点の変位量は十分大きくなり、正確な
歪み量が測長器に指示される。測長器が伝送手段を介し
て遠隔の指示器に導結されていると、危険な高圧試験の
場合に、遠方で歪み量を知ることができる。
【0009】
【実施例】1は歪発生本体、2は歪拡大レバー、3は上
部ナイフエッジシート、4は下部ナイフエッジシート、
5は測長器、6は連結棒である。歪発生本体1は弾性の
ある中空円筒状で歪検出長さLの上下両端部の内面に各
ナイフエッジシート3又は4との結合部11、11と1
2、12を備えている。そして、上端部付近の側面に透
孔13が開いている。歪拡大レバー2は下端部両側面に
ナイフエッジ21及び22を備えている。
【0010】上部ナイフエッジシート3は下端部に歪拡
大レバー2の一側面のナイフエッジ21の受け31を備
えている。また、上端部は歪発生本体1の上端部の結合
部11、11に結合される。そして、その一部は歪発生
本体1の透孔13に入って測長器5の保持部32を形成
している。この結合は、図示のように、尖端33、33
によるものが好ましい。
【0011】下部ナイフエッジシート4は上端部に歪拡
大レバー2の他側面のナイフエッジ22の受け41を備
え、下部は歪発生本体1の下端部の結合部12、12に
結合される。この結合も、図示のように、尖端42、4
2によるものが好ましい。測長器5は上部ナイフエッジ
シート3の保持部32に保持され、連結棒6を介し連結
点61及び62で歪拡大レバー2の上端部に連結され
る。この測長器5は表示窓51が用意され、測長値を数
値52で表示する。
【0012】この測長器5を伝送手段7を介して遠隔の
指示器8に導結することもできる。この指示器8にも表
示窓81が用意され、数値82により測長値を表示す
る。なお、図面で、91は下部アンビル、92は中間ア
ンビル、93は球座用のボール、94は上部アンビル、
Pは荷重である。
【0013】上部アンビル94及び下部アンビル91に
荷重Pをかけると歪発生本体1は歪み、上部及び下部の
ナイフエッジシート3と4の相対位置が僅かにずれる。
そのため受け31と41の相対位置もその分だけずれ、
歪拡大レバー2のナイフエッジ21と22の尖端を結ぶ
線が僅かに傾く。そのため歪拡大レバー2の遊端が反時
計方向へ振れるが、長さが十分大きいため、連結棒6と
の連結点62での変位量は大きく表われる。この変位に
より、測長器5の表示窓51に歪み量を数値52で表示
する。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、歪発生本体内に歪拡大
レバーと、これを支持する上部及び下部のナイフエッジ
シートの精密部を収容しているので、外部より損傷を受
けることがなく、取扱も容易である。また、そのメカニ
ズムから当然のことながら、歪検出部には回転部、摺動
部は殆どなく、数十年、或いは数百年の使用に十分安定
した測定が可能であろう。
【0015】また、測長器に関しては、近時、磁気式又
は光学式のものが容易に入手でき、数μ以下の測定精度
で、長年月にわたり安定して、測定することが可能とな
っている。そのため、測長器の交換による荷重測定精度
への影響は僅少で、実用上、測長器の交換によってこの
荷重測定規準器自体の再校正を行なう必要はない。請求
項2によれば、数千tf以上の危険な荷重測定も安全に作
業できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる荷重測定規準器の具体例を示す
一部切断側面図である。
【図2】従来の容積型荷重検出器の概略説明図である。
【図3】従来の伸び計型荷重検出器の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 歪発生本体 2 歪拡大レバー 3 上部ナイフエッジシート 4 下部ナイフエッジシート 5 測長器 6 連結棒 7 伝送手段 8 指示器 11 結合部 12 結合部 13 透孔 21 ナイフエッジ 22 ナイフエッジ 31 受け 32 保持部 41 受け

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歪発生本体(1)と、歪拡大レバー(2)と、
    上部ナイフエッジシート(3)と、下部ナイフエッジシー
    ト(4)と、測長器(5)と、連結棒(6)を有し、 歪発生本体(1)は弾性のある中空円筒状で、歪検出長さ
    (L)の上下両端部の内面に各ナイフエッジシート(3)(4)
    との結合部(11)(12)を備え、かつ上端部付近の側面に透
    孔(13)を備え、 歪拡大レバー(2) は下端部両側面にナイフエッジ(21)(2
    2)を備え、 上部ナイフエッジシート(3)は下端部に歪拡大レバー(2)
    の一側面のナイフエッジ(21)の受け(31)を備え、かつ上
    端部は歪発生本体(1)の上端部の結合部(11)(11) に結合
    されると共に一部が歪発生本体(1)の透孔(13)に入って
    測長器(5)の保持部(32)を形成しており、 下部ナイフエッジシート(4)は上端部に歪拡大レバー(2)
    の他側面のナイフエッジ(22)の受け(41)を備え、かつ下
    部は歪発生本体(1) の下端部の結合部(12)(12)に結合さ
    れており、 測長器(5)は上部ナイフエッジシート(3)の保持部(32)に
    保持されると共に連結棒(6)を介し歪拡大レバー(2)の上
    端部に連結されていることを特徴とする荷重測定規準
    器。
  2. 【請求項2】 既記測長器(5) は伝送手段(7)を介して
    遠隔の指示器(8)に導結されている請求項1に記載の荷
    重測定規準器。
JP7941691U 1991-09-05 1991-09-05 荷重測定規準器 Expired - Lifetime JPH075384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7941691U JPH075384Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 荷重測定規準器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7941691U JPH075384Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 荷重測定規準器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0523081U JPH0523081U (ja) 1993-03-26
JPH075384Y2 true JPH075384Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=13689269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7941691U Expired - Lifetime JPH075384Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 荷重測定規準器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075384Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0523081U (ja) 1993-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05126702A (ja) 材料の試験装置及び試験方法
JP2001235409A (ja) 細線試料試験治具
Tibrewala et al. Development, fabrication and characterization of a 3D tactile sensor
JPH075384Y2 (ja) 荷重測定規準器
JP3598151B2 (ja) 当接型測定器
JPS6332315A (ja) デジタル表示型測定器
JP3525072B2 (ja) マイクロメータ
US4481826A (en) Hand held, direct reading, fully mechanical fracture loading device for short rod/bar specimens
US3938037A (en) Device for measuring the ferrite content in an austenitic stainless steel weld material
GB2079460A (en) Caliper gauges
US1120838A (en) Measuring instrument.
US4200986A (en) Digital indicator
US4010640A (en) Apparatus for measuring the stiffness characteristic of structural adhesives
US4002061A (en) Capacitance transducer for the measurement of bending strains at elevated temperatures
CN214502352U (zh) 一种应变式引伸计
CN219694750U (zh) 一种拉伸试样断后延伸率测量装置
JPS63139232A (ja) 動的粘弾性測定装置
JP3165156U (ja) 伸び計
CN210923278U (zh) 毛织字码拉力校对机
CN213748199U (zh) 建筑工程质量检测尺
CN212482356U (zh) 一种内沟槽检具
EP0119266A4 (en) SELECTION CIRCUIT FOR EXTENSOMETERS.
JPH1183419A (ja) 歪みゲージ式伸び計
CN110907351A (zh) 一种柔软型涂附磨具柔软度的测试方法
JPH0755405A (ja) レンズ曲率測定器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term