JPH0753745A - プラスチックフイルムの製造方法 - Google Patents
プラスチックフイルムの製造方法Info
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- JPH0753745A JPH0753745A JP22218393A JP22218393A JPH0753745A JP H0753745 A JPH0753745 A JP H0753745A JP 22218393 A JP22218393 A JP 22218393A JP 22218393 A JP22218393 A JP 22218393A JP H0753745 A JPH0753745 A JP H0753745A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工肉類などの包装に最適で、シール強度の
安定性と肉密着性に優れたプラスチックフイルムの製造
方法を提供すること。 【構成】 プラスチックチューブフイルムに、気体を封
入しコロナ放電処理するプラスチックフイルムの製造方
法において、コロナ放電処理が、該プラスチックチュー
ブフイルムに30〜90容量%の酸素濃度を有する混合
気体を封入し、該プラスチックチューブフイルムの内側
層に行われるものである、プラスチックフイルムの製造
方法。
安定性と肉密着性に優れたプラスチックフイルムの製造
方法を提供すること。 【構成】 プラスチックチューブフイルムに、気体を封
入しコロナ放電処理するプラスチックフイルムの製造方
法において、コロナ放電処理が、該プラスチックチュー
ブフイルムに30〜90容量%の酸素濃度を有する混合
気体を封入し、該プラスチックチューブフイルムの内側
層に行われるものである、プラスチックフイルムの製造
方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シール強度安定性と肉
密着性に優れたプラスチックフイルムの製造方法に関す
る。
密着性に優れたプラスチックフイルムの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフイルム、とりわけ食品包
装フイルムは、要求される性能が多岐にわたり、このよ
うな性能を満足させる方策の一つとして、複数の樹脂を
組み合わせて多層フイルムとすることにより、解決をは
かっている。このような多層フイルムの中では、酸素ガ
スバリヤー性樹脂とポリアミド系樹脂やポリオレフィン
系樹脂などを組み合わせた2層ないし5層からなる多層
フイルムが、ハムやソーセージなどの加工肉類の包装フ
イルムとして、広く知られている。
装フイルムは、要求される性能が多岐にわたり、このよ
うな性能を満足させる方策の一つとして、複数の樹脂を
組み合わせて多層フイルムとすることにより、解決をは
かっている。このような多層フイルムの中では、酸素ガ
スバリヤー性樹脂とポリアミド系樹脂やポリオレフィン
系樹脂などを組み合わせた2層ないし5層からなる多層
フイルムが、ハムやソーセージなどの加工肉類の包装フ
イルムとして、広く知られている。
【0003】この用途に用いるフイルムは、加工肉類の
充填時にフイルムと加工肉類とが強固に密着すること
が、内容物の長期保存の上から重要であり、これまでに
も、フイルムの樹脂構成やコロナ放電処理などの観点か
ら種々の密着性向上法が、提案されているが、いまだ十
分なものではない(たとえば、特開昭59ー79753
号公報や特開平4ー323230号公報)。さらに、使
用形態によっては、フイルムは製袋されて用いられたり
などするが、加工肉類などの被包装物と接する内層をコ
ロナ放電処理して製造されるフイルムは、熱シールや高
周波シールなどにより該内層をシールして製袋したりあ
るいは加工肉類を充填した時に、シール部の強度の安定
性(高いシール強度を持ち、しかもそのばらつきが小さ
い)に欠けるという問題があり、シール強度の安定性に
すぐれ、しかも、強固な肉密着性を持ったフイルムの開
発が、強く望まれている。
充填時にフイルムと加工肉類とが強固に密着すること
が、内容物の長期保存の上から重要であり、これまでに
も、フイルムの樹脂構成やコロナ放電処理などの観点か
ら種々の密着性向上法が、提案されているが、いまだ十
分なものではない(たとえば、特開昭59ー79753
号公報や特開平4ー323230号公報)。さらに、使
用形態によっては、フイルムは製袋されて用いられたり
などするが、加工肉類などの被包装物と接する内層をコ
ロナ放電処理して製造されるフイルムは、熱シールや高
周波シールなどにより該内層をシールして製袋したりあ
るいは加工肉類を充填した時に、シール部の強度の安定
性(高いシール強度を持ち、しかもそのばらつきが小さ
い)に欠けるという問題があり、シール強度の安定性に
すぐれ、しかも、強固な肉密着性を持ったフイルムの開
発が、強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記実
情に基づいて、プラスチックチューブフイルムのコロナ
放電処理条件と得られるフイルムの性能との関係につい
て、研究を続けたところ、驚くべきことに、プラスチッ
クチューブフイルムに封入する混合気体中の酸素濃度
が、コロナ放電処理後のフイルムのシール強度の安定性
や肉密着性に大きく影響していることを見いだした。本
発明は、この事実に基づいて到達したものである。
情に基づいて、プラスチックチューブフイルムのコロナ
放電処理条件と得られるフイルムの性能との関係につい
て、研究を続けたところ、驚くべきことに、プラスチッ
クチューブフイルムに封入する混合気体中の酸素濃度
が、コロナ放電処理後のフイルムのシール強度の安定性
や肉密着性に大きく影響していることを見いだした。本
発明は、この事実に基づいて到達したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、プラスチックチューブフイルムに、気体を封入しコ
ロナ放電処理するプラスチックフイルムの製造方法にお
いて、コロナ放電処理が、該プラスチックチューブフイ
ルムに30〜90容量%の酸素濃度を有する混合気体を
封入し、該プラスチックチューブフイルムの内側層に行
われるものである、プラスチックフイルムの製造方法が
提供される。また、本発明によれば、前記製造方法によ
り製造されるプラスチックフイルムが提供される。以
下、本発明を詳細に説明する。
ば、プラスチックチューブフイルムに、気体を封入しコ
ロナ放電処理するプラスチックフイルムの製造方法にお
いて、コロナ放電処理が、該プラスチックチューブフイ
ルムに30〜90容量%の酸素濃度を有する混合気体を
封入し、該プラスチックチューブフイルムの内側層に行
われるものである、プラスチックフイルムの製造方法が
提供される。また、本発明によれば、前記製造方法によ
り製造されるプラスチックフイルムが提供される。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0006】〔プラスチックチューブフィルム〕本発明
のプラスチックチューブフイルムは、単層チューブフイ
ルムあるいは多層チューブフイルムいずれでもよい。被
包装物の使用用途を考えると、多層チューブフイルムが
好ましく、層構成として、酸素ガスバリヤー性樹脂層お
よび内層を含有する多層チューブフイルムや外層、酸素
ガスバリヤー性樹脂層および内層を含有する多層チュー
ブフイルムなどが、特に、好適なものである。多層チュ
ーブフイルムの内層は、被包装物と接する層であり、そ
の内容物により用いる樹脂を適宜選択することができ
る。被包装物が加工肉類である場合は、ポリアミド系樹
脂やポリオレフィン系樹脂、あるいは、ポリアミド系樹
脂とポリオレフィン系樹脂との混合物などが好適であ
る。
のプラスチックチューブフイルムは、単層チューブフイ
ルムあるいは多層チューブフイルムいずれでもよい。被
包装物の使用用途を考えると、多層チューブフイルムが
好ましく、層構成として、酸素ガスバリヤー性樹脂層お
よび内層を含有する多層チューブフイルムや外層、酸素
ガスバリヤー性樹脂層および内層を含有する多層チュー
ブフイルムなどが、特に、好適なものである。多層チュ
ーブフイルムの内層は、被包装物と接する層であり、そ
の内容物により用いる樹脂を適宜選択することができ
る。被包装物が加工肉類である場合は、ポリアミド系樹
脂やポリオレフィン系樹脂、あるいは、ポリアミド系樹
脂とポリオレフィン系樹脂との混合物などが好適であ
る。
【0007】本発明において用いられるポリアミド系樹
脂としては、ナイロンー6(ポリカプラミド)、ナイロ
ンー66(ポリヘキサメチレンアジパミド)、ナイロン
ー610(ポリヘキサメチレンセバカミド)、ナイロン
ー12(ラウリルラクタムの開環重合体)、ナイロン−
6/66(εーカプロラクタムとヘキサメチレンアジパ
ミドの共重合体)、ナイロンー6/10(εーカプロラ
クタムとヘキサメチレンセバカミドの共重合体)、ナイ
ロン−6/12(εーカプロラクタムとラウリルラクタ
ムの共重合体))、ナイロンー6/66/610(εー
カプロラクタム、ヘキサメチレンアジパミドおよびヘキ
サメチレンセバカミドの共重合体)、ナイロン−6/6
6/12(εーカプロラクタム、ヘキサメチレンアジパ
ミドおよびラウリルラクタムの共重合体)などを例示す
ることができる。さらに、酸素ガスバリヤー性を持った
ものとする場合には、ナイロンーMXD6(ポリメタキ
シリレンアジパミド)、ナイロンー6I/6T(ヘキサ
メチレンイソフタラミドとヘキサメチレンテレフタラミ
ドの共重合体)などが好適である。上記のポリアミド系
樹脂は、単独あるいは2種以上混合して用いることがで
きる。
脂としては、ナイロンー6(ポリカプラミド)、ナイロ
ンー66(ポリヘキサメチレンアジパミド)、ナイロン
ー610(ポリヘキサメチレンセバカミド)、ナイロン
ー12(ラウリルラクタムの開環重合体)、ナイロン−
6/66(εーカプロラクタムとヘキサメチレンアジパ
ミドの共重合体)、ナイロンー6/10(εーカプロラ
クタムとヘキサメチレンセバカミドの共重合体)、ナイ
ロン−6/12(εーカプロラクタムとラウリルラクタ
ムの共重合体))、ナイロンー6/66/610(εー
カプロラクタム、ヘキサメチレンアジパミドおよびヘキ
サメチレンセバカミドの共重合体)、ナイロン−6/6
6/12(εーカプロラクタム、ヘキサメチレンアジパ
ミドおよびラウリルラクタムの共重合体)などを例示す
ることができる。さらに、酸素ガスバリヤー性を持った
ものとする場合には、ナイロンーMXD6(ポリメタキ
シリレンアジパミド)、ナイロンー6I/6T(ヘキサ
メチレンイソフタラミドとヘキサメチレンテレフタラミ
ドの共重合体)などが好適である。上記のポリアミド系
樹脂は、単独あるいは2種以上混合して用いることがで
きる。
【0008】また、ポリオレフィン系樹脂としては、オ
レフィン類の単独重合体や共重合体、オレフィンと他の
共重合可能な単量体たとえばビニル系単量体との共重合
体およびこれらの変性重合体などを例示することができ
る。具体的には、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、変性ポリオレフィン系樹脂(たとえば、オレフィン
類の単独または共重合体などとマレイン酸やフマル酸な
どの不飽和カルボン酸や酸無水物やエステルもしくは金
属塩などとの反応物)などである。また、メタロセン触
媒(シングルサイト触媒)を使用して得られるポリオレ
フィンも好適なものとして用いることができる。上記の
ポリオレフィン系樹脂は、単独あるいは2種以上混合し
て用いることができる。
レフィン類の単独重合体や共重合体、オレフィンと他の
共重合可能な単量体たとえばビニル系単量体との共重合
体およびこれらの変性重合体などを例示することができ
る。具体的には、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、変性ポリオレフィン系樹脂(たとえば、オレフィン
類の単独または共重合体などとマレイン酸やフマル酸な
どの不飽和カルボン酸や酸無水物やエステルもしくは金
属塩などとの反応物)などである。また、メタロセン触
媒(シングルサイト触媒)を使用して得られるポリオレ
フィンも好適なものとして用いることができる。上記の
ポリオレフィン系樹脂は、単独あるいは2種以上混合し
て用いることができる。
【0009】一方、酸素ガスバリヤー性樹脂層に用いる
樹脂としては、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン・
ビニルアルコール系樹脂、ナイロンーMXD6、ナイロ
ンー6I/6T、ポリアクリロニトリル系樹脂などを好
適なものとして、例示することができる。また、必要と
する酸素ガスバリヤー性の程度によっては、これら樹脂
は前述したポリアミド系樹脂やポリオレフィン系樹脂と
の混合物として使用することもできる。
樹脂としては、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン・
ビニルアルコール系樹脂、ナイロンーMXD6、ナイロ
ンー6I/6T、ポリアクリロニトリル系樹脂などを好
適なものとして、例示することができる。また、必要と
する酸素ガスバリヤー性の程度によっては、これら樹脂
は前述したポリアミド系樹脂やポリオレフィン系樹脂と
の混合物として使用することもできる。
【0010】また、外層として好適な樹脂は、前述した
ポリアミド系樹脂やポリオレフィン系樹脂、さらに、ポ
リエステル系樹脂などを挙げることができる。これらの
樹脂は、単独であってもよいし混合物であってもよい。
フイルムに要求される目的や樹脂同士の混合状態に応じ
て適宜選択することができる。なお、ポリエステル系樹
脂としては、芳香族ポリエステルや脂肪族ポリエステル
などを例示することができる。一方、プラスチックチュ
ーブフイルムが単層チューブフイルムの場合、上記した
ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂あるいは酸素ガスバリヤー性樹脂など適宜使用
することができる。加工肉類などの用途には、ポリアミ
ド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂あるいは酸素ガスバリ
ヤー性樹脂の使用が好都合である。
ポリアミド系樹脂やポリオレフィン系樹脂、さらに、ポ
リエステル系樹脂などを挙げることができる。これらの
樹脂は、単独であってもよいし混合物であってもよい。
フイルムに要求される目的や樹脂同士の混合状態に応じ
て適宜選択することができる。なお、ポリエステル系樹
脂としては、芳香族ポリエステルや脂肪族ポリエステル
などを例示することができる。一方、プラスチックチュ
ーブフイルムが単層チューブフイルムの場合、上記した
ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂あるいは酸素ガスバリヤー性樹脂など適宜使用
することができる。加工肉類などの用途には、ポリアミ
ド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂あるいは酸素ガスバリ
ヤー性樹脂の使用が好都合である。
【0011】本発明のプラスチックチューブフイルム
は、多層チューブフイルムとして使用する場合、用いる
樹脂や積層順序によっては、積層される層間の接着力が
十分でない場合があるが、このような場合には、公知の
接着剤を使用して強固な接着とすることができる。な
お、本発明においては、接着剤は、上記層数に含めない
ものとする。
は、多層チューブフイルムとして使用する場合、用いる
樹脂や積層順序によっては、積層される層間の接着力が
十分でない場合があるが、このような場合には、公知の
接着剤を使用して強固な接着とすることができる。な
お、本発明においては、接着剤は、上記層数に含めない
ものとする。
【0012】本発明のプラスチックチューブフイルムの
代表的な層構成としては、つぎのようなものを例示する
ことができる。ポリオレフィン系樹脂層(外層)/接着
剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリオレフィ
ン系樹脂層(内層)、ポリオレフィン系樹脂層(外層)
/接着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリア
ミド系樹脂層(内層)、ポリアミド系樹脂層(外層)/
接着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリアミ
ド系樹脂層(内層)、ポリアミド系樹脂層(外層)/接
着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリオレフ
ィン系樹脂層(内層)、ポリオレフィン系樹脂層(外
層)/接着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポ
リアミド系樹脂層/接着剤/ポリオレフィン系樹脂層
(内層)。
代表的な層構成としては、つぎのようなものを例示する
ことができる。ポリオレフィン系樹脂層(外層)/接着
剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリオレフィ
ン系樹脂層(内層)、ポリオレフィン系樹脂層(外層)
/接着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリア
ミド系樹脂層(内層)、ポリアミド系樹脂層(外層)/
接着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリアミ
ド系樹脂層(内層)、ポリアミド系樹脂層(外層)/接
着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポリオレフ
ィン系樹脂層(内層)、ポリオレフィン系樹脂層(外
層)/接着剤/酸素ガスバリヤー性樹脂層/接着剤/ポ
リアミド系樹脂層/接着剤/ポリオレフィン系樹脂層
(内層)。
【0013】本発明のプラスチックチューブフイルム
は、厚さが、10〜1000μmの範囲、好ましくは1
5〜500μm、特に好ましくは20〜250μmの範
囲である。厚さが1000μmを越えると、フイルムが
剛直となり、包装用として不適であり、一方、10μm
未満では、フイルムの強度が低くなり、製品としたとき
に問題がある。また、多層チューブフイルムの場合、酸
素ガスバリヤー性樹脂層は、厚さが、2〜100μmの
範囲、好ましくは3〜80μmの範囲、特に好ましくは
4〜70μmの範囲である。厚さが70μmを越えても
酸素ガスバリヤー性の点からは、それほどのメリットは
なく、一方、2μm未満では、酸素ガスバリヤー性が極
端に低下する。一方、内層は、厚さが、5〜200μm
の範囲、好ましくは7〜150μmの範囲、特に好まし
くは10〜100μmの範囲である。厚さが、200μ
mを越えると、剛性が高くなりすぎ、また、5μm未満
では、層としての強度発現が不足する。
は、厚さが、10〜1000μmの範囲、好ましくは1
5〜500μm、特に好ましくは20〜250μmの範
囲である。厚さが1000μmを越えると、フイルムが
剛直となり、包装用として不適であり、一方、10μm
未満では、フイルムの強度が低くなり、製品としたとき
に問題がある。また、多層チューブフイルムの場合、酸
素ガスバリヤー性樹脂層は、厚さが、2〜100μmの
範囲、好ましくは3〜80μmの範囲、特に好ましくは
4〜70μmの範囲である。厚さが70μmを越えても
酸素ガスバリヤー性の点からは、それほどのメリットは
なく、一方、2μm未満では、酸素ガスバリヤー性が極
端に低下する。一方、内層は、厚さが、5〜200μm
の範囲、好ましくは7〜150μmの範囲、特に好まし
くは10〜100μmの範囲である。厚さが、200μ
mを越えると、剛性が高くなりすぎ、また、5μm未満
では、層としての強度発現が不足する。
【0014】本発明のプラスチックチューブフイルム
は、通常の方法、たとえば、複数の押出機を用いて樹脂
や、必要ならば接着剤を環状ダイより共押出し、得られ
る溶融物を、インフレーション法などによって製造する
ことができる。未延伸フイルムであってもよいし、延伸
フイルムであってもよい。また、熱収縮性を適宜調整し
たフイルムであってもよい。このようにして得られるプ
ラスチックチューブフイルムに対して次に述べるコロナ
放電処理をおこない、本発明のプラスチックフイルムと
することができる。
は、通常の方法、たとえば、複数の押出機を用いて樹脂
や、必要ならば接着剤を環状ダイより共押出し、得られ
る溶融物を、インフレーション法などによって製造する
ことができる。未延伸フイルムであってもよいし、延伸
フイルムであってもよい。また、熱収縮性を適宜調整し
たフイルムであってもよい。このようにして得られるプ
ラスチックチューブフイルムに対して次に述べるコロナ
放電処理をおこない、本発明のプラスチックフイルムと
することができる。
【0015】〔コロナ放電処理〕本発明のコロナ放電処
理は、前記したプラスチックチューブフイルムに、30
〜90容量%の酸素濃度を有する混合気体を封入し、プ
ラスチックチューブフイルムの内側層、従って、単層チ
ューブフイルムの場合には被包装物と接する側を、ま
た、多層チューブフイルムの場合には被包装物と接する
内層を処理(フイルム内面のコロナ放電処理)すること
に特徴がある。
理は、前記したプラスチックチューブフイルムに、30
〜90容量%の酸素濃度を有する混合気体を封入し、プ
ラスチックチューブフイルムの内側層、従って、単層チ
ューブフイルムの場合には被包装物と接する側を、ま
た、多層チューブフイルムの場合には被包装物と接する
内層を処理(フイルム内面のコロナ放電処理)すること
に特徴がある。
【0016】プラスチックチューブフイルムに封入する
気体としては、製造行程での安全性などの観点から、通
常、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性な気体や空
気が使用されており、空気より酸素濃度が高い混合気体
は、使用されていない。酸素濃度を高くすることによ
り、コロナ放電処理後のフイルムのシール強度の安定性
と肉密着性が改善できることは、驚くべきことである。
本発明のコロナ放電処理を実施する上で、混合気体中の
酸素濃度は、30〜90容量%の範囲、好ましくは35
〜85容量%、特に好ましくは40〜80容量%の範囲
が好適である。混合気体中の酸素濃度が30容量%未満
では、シール強度の安定性が達成できない。また、90
容量%を越えると、安全性よくフイルムを製造する上で
問題がある。
気体としては、製造行程での安全性などの観点から、通
常、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性な気体や空
気が使用されており、空気より酸素濃度が高い混合気体
は、使用されていない。酸素濃度を高くすることによ
り、コロナ放電処理後のフイルムのシール強度の安定性
と肉密着性が改善できることは、驚くべきことである。
本発明のコロナ放電処理を実施する上で、混合気体中の
酸素濃度は、30〜90容量%の範囲、好ましくは35
〜85容量%、特に好ましくは40〜80容量%の範囲
が好適である。混合気体中の酸素濃度が30容量%未満
では、シール強度の安定性が達成できない。また、90
容量%を越えると、安全性よくフイルムを製造する上で
問題がある。
【0017】混合気体中の酸素以外の気体としては、一
酸化炭素、二酸化炭素、窒素、アルゴン、ヘリウムなど
から選ばれる少なくとも一つの気体を例示することがで
き、特に、好適なものとしては、二酸化炭素、窒素およ
びヘリウムなどである。
酸化炭素、二酸化炭素、窒素、アルゴン、ヘリウムなど
から選ばれる少なくとも一つの気体を例示することがで
き、特に、好適なものとしては、二酸化炭素、窒素およ
びヘリウムなどである。
【0018】本発明のコロナ放電処理は、公知の放電処
理装置を使用して行うことができる。このような放電処
理装置は、少なくとも一対の放電電極体とアース電極体
からなり、この両電極体の間に上記した高酸素濃度の混
合気体を封入したプラスチックチューブフイルムを走行
させながら、チューブフイルムの内側層、従って、単層
チューブフイルムの場合には被包装物と接する側を、ま
た、多層チューブフイルムの場合には被包装物と接する
内層を、放電処理させればよい。コロナ放電条件は、プ
ラスチックチューブフイルムの樹脂構成や厚さ、フイル
ムの走行速度などに応じて電圧や電流、両電極体間隙な
どを適宜選択することができる。電圧は、20〜40キ
ロボルトの範囲、また、周波数は、5〜50キロヘルツ
の範囲のものが好適であり、印加電力と走行速度を調節
して、プラスチックチューブフイルムへの放電量が、5
0〜600ワット/平方m/分の範囲となるように調整
することが好ましい。
理装置を使用して行うことができる。このような放電処
理装置は、少なくとも一対の放電電極体とアース電極体
からなり、この両電極体の間に上記した高酸素濃度の混
合気体を封入したプラスチックチューブフイルムを走行
させながら、チューブフイルムの内側層、従って、単層
チューブフイルムの場合には被包装物と接する側を、ま
た、多層チューブフイルムの場合には被包装物と接する
内層を、放電処理させればよい。コロナ放電条件は、プ
ラスチックチューブフイルムの樹脂構成や厚さ、フイル
ムの走行速度などに応じて電圧や電流、両電極体間隙な
どを適宜選択することができる。電圧は、20〜40キ
ロボルトの範囲、また、周波数は、5〜50キロヘルツ
の範囲のものが好適であり、印加電力と走行速度を調節
して、プラスチックチューブフイルムへの放電量が、5
0〜600ワット/平方m/分の範囲となるように調整
することが好ましい。
【0019】本発明のプラスチックチューブフイルム
は、加工肉類などの被包装物と接する側をコロナ放電処
理するもの(フイルム内面のコロナ放電処理)である
が、フイルムの使用目的、例えば、印刷適性の向上など
によっては、単層チューブフイルムの外側と内側の両側
あるいは多層チューブフイルムの外層と内層の両層をコ
ロナ放電処理する(フイルムの外面と内面のコロナ放電
処理)場合があり、適宜、選択することができる。
は、加工肉類などの被包装物と接する側をコロナ放電処
理するもの(フイルム内面のコロナ放電処理)である
が、フイルムの使用目的、例えば、印刷適性の向上など
によっては、単層チューブフイルムの外側と内側の両側
あるいは多層チューブフイルムの外層と内層の両層をコ
ロナ放電処理する(フイルムの外面と内面のコロナ放電
処理)場合があり、適宜、選択することができる。
【0020】本発明のコロナ放電処理は、プラスチック
チューブフイルムに封入する気体として酸素濃度が30
〜90容量%の範囲にありさえすれば、従来行われてい
るコロナ放電処理を用いるものであってもよいし、ある
いはまた、図1に例示した方法を用いるものであっても
よい。この図1に基づいて本発明の製造方法を説明する
が、本発明は、この方法に何等限定されるものではな
い。。図1において、6はプラスチックチューブフイル
ムの引き出しロール、7は巻き取りロールであり、プラ
スチックチューブフイルム1をピンチローラー2、3の
間に通し、ピンチローラー3を離間して、酸素濃度が3
0〜90容量%の範囲にある混合気体を封入する。次い
で、ピンチローラー3をピンチし、且つ押さえローラー
群4によってプラスチックチューブフイルムの偏平度合
いを調整するとともに、プラスチックチューブフイルム
の内部が適当な間隔を有し、内面同士が相接触すること
がないようにする。放電電極体5(A)とアース電極体
5(B)は、それぞれの電極体表面がプラスチックチュ
ーブフイルムの外側層と接するように、しかも、2〜6
mm程度の間隔を持って相対向して配設されている。図
1は、一対の電極体の場合を示したものであるが、電極
体を二対以上配設してコロナ放電処理を行うこともでき
る。
チューブフイルムに封入する気体として酸素濃度が30
〜90容量%の範囲にありさえすれば、従来行われてい
るコロナ放電処理を用いるものであってもよいし、ある
いはまた、図1に例示した方法を用いるものであっても
よい。この図1に基づいて本発明の製造方法を説明する
が、本発明は、この方法に何等限定されるものではな
い。。図1において、6はプラスチックチューブフイル
ムの引き出しロール、7は巻き取りロールであり、プラ
スチックチューブフイルム1をピンチローラー2、3の
間に通し、ピンチローラー3を離間して、酸素濃度が3
0〜90容量%の範囲にある混合気体を封入する。次い
で、ピンチローラー3をピンチし、且つ押さえローラー
群4によってプラスチックチューブフイルムの偏平度合
いを調整するとともに、プラスチックチューブフイルム
の内部が適当な間隔を有し、内面同士が相接触すること
がないようにする。放電電極体5(A)とアース電極体
5(B)は、それぞれの電極体表面がプラスチックチュ
ーブフイルムの外側層と接するように、しかも、2〜6
mm程度の間隔を持って相対向して配設されている。図
1は、一対の電極体の場合を示したものであるが、電極
体を二対以上配設してコロナ放電処理を行うこともでき
る。
【0021】この例示の方法において、一対の相対向す
る電極体は、その表面が多数の凹部を持っている。凹部
のくぼみの大きさは、0.25〜25平方mm、くぼみ
の深さは、0.05〜0.5mm程度である。また、凹
部の数は、1平方cmあたり3〜300個程度である。
具体的には、電極体は、ロール状金属電極からできてお
り、その表面は絶縁体からなる織布または網状物で均一
に被覆されたものである。このような織布または網状物
としては、弗素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ガラス繊維
などが好都合である。織布または網状物は、布目または
網目として適当な空隙を有する。この空隙は上述の凹部
に相当するものであるから、上述の凹部のくぼみの大き
さや深さ、数を有するものである。このような織布また
は網状物として、目の大きさ 0.25〜25平方m
m、メッシュ数/インチ 4〜5、糸の太さ 50〜1
000μm、開放面積 12〜83%、厚さ 0.1〜
1.5mmのものが好適である。このように一対の電極
体の双方の表面が多数の凹部を有するため、電極体にフ
イルムを接触させながらコロナ放電処理(図1では、高
圧電圧発生装置が省略されている)を行うと、電極がフ
イルムに部分的に接触あるいは離間しつつコロナ放電処
理が行われ、プラスチックチューブフイルムの内面と外
面が同時に処理される。なお、図1では、あらかじめ巻
き上げたプラスチックチューブフイルムを引き出して図
1の装置に導入した例が示されているが、プラスチック
チューブフイルムの連続生産行程の例えばインフレーシ
ョン後の折りたたまれた状態から巻き上げ行程の間に、
この装置を設けてもよい。
る電極体は、その表面が多数の凹部を持っている。凹部
のくぼみの大きさは、0.25〜25平方mm、くぼみ
の深さは、0.05〜0.5mm程度である。また、凹
部の数は、1平方cmあたり3〜300個程度である。
具体的には、電極体は、ロール状金属電極からできてお
り、その表面は絶縁体からなる織布または網状物で均一
に被覆されたものである。このような織布または網状物
としては、弗素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ガラス繊維
などが好都合である。織布または網状物は、布目または
網目として適当な空隙を有する。この空隙は上述の凹部
に相当するものであるから、上述の凹部のくぼみの大き
さや深さ、数を有するものである。このような織布また
は網状物として、目の大きさ 0.25〜25平方m
m、メッシュ数/インチ 4〜5、糸の太さ 50〜1
000μm、開放面積 12〜83%、厚さ 0.1〜
1.5mmのものが好適である。このように一対の電極
体の双方の表面が多数の凹部を有するため、電極体にフ
イルムを接触させながらコロナ放電処理(図1では、高
圧電圧発生装置が省略されている)を行うと、電極がフ
イルムに部分的に接触あるいは離間しつつコロナ放電処
理が行われ、プラスチックチューブフイルムの内面と外
面が同時に処理される。なお、図1では、あらかじめ巻
き上げたプラスチックチューブフイルムを引き出して図
1の装置に導入した例が示されているが、プラスチック
チューブフイルムの連続生産行程の例えばインフレーシ
ョン後の折りたたまれた状態から巻き上げ行程の間に、
この装置を設けてもよい。
【0022】〔プラスチックフイルムの用途〕本発明に
より製造されるプラスチックフイルムは、ハム、ソーセ
ージ、ベーコンなどの食肉および魚肉加工品、カマボコ
やチクワなどの練り加工品などの包装用として最適なも
のである。ケーシングや袋状物など目的とする包装にあ
わせて、好適な形態として使用することができる
より製造されるプラスチックフイルムは、ハム、ソーセ
ージ、ベーコンなどの食肉および魚肉加工品、カマボコ
やチクワなどの練り加工品などの包装用として最適なも
のである。ケーシングや袋状物など目的とする包装にあ
わせて、好適な形態として使用することができる
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、本発明で用いた物性測定法および樹脂材料
は、以下の通りである。
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、本発明で用いた物性測定法および樹脂材料
は、以下の通りである。
【0024】〈物性測定法〉 (1)シール強度の安定性 高周波シール方式により、プラスチックフイルムの巻き
取り方向に対しほぼ直角に、シールを行って、19cm
×25cmの袋(シールの反対側は開口している)を製
造した。袋の内側からシール線に沿って、潤滑油として
ラードを塗布した後、オリエンテック社製のロードセル
に接続した先端の直径が10mmの球を有する突き抜き
棒で、袋の内側よりシール部を突き抜き、突き抜く時の
強力(kg)を読みとった。1つの袋に対し3箇所を突
き抜き、これを10の袋について行い、合わせて30箇
所の突き抜き強力を平均するとともに、最大強力と最小
強力を測定した。
取り方向に対しほぼ直角に、シールを行って、19cm
×25cmの袋(シールの反対側は開口している)を製
造した。袋の内側からシール線に沿って、潤滑油として
ラードを塗布した後、オリエンテック社製のロードセル
に接続した先端の直径が10mmの球を有する突き抜き
棒で、袋の内側よりシール部を突き抜き、突き抜く時の
強力(kg)を読みとった。1つの袋に対し3箇所を突
き抜き、これを10の袋について行い、合わせて30箇
所の突き抜き強力を平均するとともに、最大強力と最小
強力を測定した。
【0025】(2)肉密着性 次の3方法により評価した。 (a)肉付着面積による方法:原料配合が異なる2種類
のハムをそれぞれプラスチックフイルムに充填し、型枠
にセットしたあと、75℃で3時間、ボイル処理を行
い、5℃の冷蔵庫で一晩冷却した。次いで、型枠からハ
ムを取り出して、長さ10cmに輪切りにした後、フイ
ルムを約1cm/秒の速度で剥離させ、肉が付着してい
るフイルムの面積を測定した。 ハム原料配合(A):豚肉100部/水20部/食塩
1.8部/塩漬剤0.5部/亜硝酸ナトリウム0.01
部/アスコルビン酸ナトリウム0.04部/馬れいしょ
澱粉3部/大豆タンパク0.5部/香辛料0.2部 ハム原料配合(B):豚肉100部/水20部/食塩
1.9部/塩漬剤0.65部/亜硝酸ナトリウム0.0
1部/アスコルビン酸ナトリウム0.04部/馬れいし
ょ澱粉3部/大豆タンパク1.0部/香辛料0.2部
のハムをそれぞれプラスチックフイルムに充填し、型枠
にセットしたあと、75℃で3時間、ボイル処理を行
い、5℃の冷蔵庫で一晩冷却した。次いで、型枠からハ
ムを取り出して、長さ10cmに輪切りにした後、フイ
ルムを約1cm/秒の速度で剥離させ、肉が付着してい
るフイルムの面積を測定した。 ハム原料配合(A):豚肉100部/水20部/食塩
1.8部/塩漬剤0.5部/亜硝酸ナトリウム0.01
部/アスコルビン酸ナトリウム0.04部/馬れいしょ
澱粉3部/大豆タンパク0.5部/香辛料0.2部 ハム原料配合(B):豚肉100部/水20部/食塩
1.9部/塩漬剤0.65部/亜硝酸ナトリウム0.0
1部/アスコルビン酸ナトリウム0.04部/馬れいし
ょ澱粉3部/大豆タンパク1.0部/香辛料0.2部
【0026】(b)アルブミン付着面積による方法:乾
燥卵白25重量%水溶液100重量部と小麦粉100重
量部との混合物を試料として、プラスチックフイルムに
充填し、90℃で30分、ボイル処理を行い、5℃の冷
蔵庫で一晩冷却した。冷却後、フイルムとともに試料を
10cm角に切りとり、次いで、フイルムを約1cm/
秒の速度で剥離させ、試料が付着しているフイルムの面
積を測定した。 (c)肉汁分離による方法:プラスチックフイルムに、
上記2種類の原料配合のハムをそれぞれ充填後、フイル
ム内面と食肉表面との間の肉汁の溜まりの有無を肉眼で
観察した。−は肉汁の溜まりなし、+は肉汁の溜まりあ
りを示す。
燥卵白25重量%水溶液100重量部と小麦粉100重
量部との混合物を試料として、プラスチックフイルムに
充填し、90℃で30分、ボイル処理を行い、5℃の冷
蔵庫で一晩冷却した。冷却後、フイルムとともに試料を
10cm角に切りとり、次いで、フイルムを約1cm/
秒の速度で剥離させ、試料が付着しているフイルムの面
積を測定した。 (c)肉汁分離による方法:プラスチックフイルムに、
上記2種類の原料配合のハムをそれぞれ充填後、フイル
ム内面と食肉表面との間の肉汁の溜まりの有無を肉眼で
観察した。−は肉汁の溜まりなし、+は肉汁の溜まりあ
りを示す。
【0027】〈樹脂材料〉 (1)ナイロン−6/12 東レ製のCM6541X3を使用した。 (2)エチレン・酢酸ビニル共重合体 エクソン社製のLD318.92(酢酸ビニル含量=9
重量%)を使用した。 (3)ポリ塩化ビニリデン系樹脂 呉羽化学製の塩化ビニリデン/塩化ビニル共重合体(塩
化ビニリデン/塩化ビニル=78/22重量%)を使用
した。 (4)熱可塑性ポリウレタン(接着剤) クラレ製のクラミロン#1780を使用した。 (5)変性ポリエチレン(接着剤) 三菱油化製のM400を使用した。
重量%)を使用した。 (3)ポリ塩化ビニリデン系樹脂 呉羽化学製の塩化ビニリデン/塩化ビニル共重合体(塩
化ビニリデン/塩化ビニル=78/22重量%)を使用
した。 (4)熱可塑性ポリウレタン(接着剤) クラレ製のクラミロン#1780を使用した。 (5)変性ポリエチレン(接着剤) 三菱油化製のM400を使用した。
【0028】[実施例1]複数の押出機を用いて環状ダ
イよりパリソンを共押出しし、インフレーション法によ
り縦方向/横方向に3倍/4倍の2軸延伸を行い下記層
構成と厚みを有するプラスチックチューブフイルム(折
幅:190mm)を製造した。コロナ放電処理は、この
ようにして得られたプラスチックチューブフイルムを、
図1に示す装置を用いて、フイルムの内面と外面を同時
に行った。すなわち、プラスチックチューブフイルム1
をピンチローラー2と3の間に通し、ピンチローラー3
を離間して、酸素/二酸化炭素=40/60容量%の混
合気体を封入した。一対の電極体5(A)と5(B)
は、鉄製ロール状電極の表面を、目の大きさ 4.23
平方mm、メッシュ数/インチ 5、糸の太さ 850
μm、開放面積 70%、厚さ 850μmのガラスク
ロス(東京技術研究所製L640ー5)で被着してあ
り、5(A)と5(B)の間隙は3mmに調節してあ
る。この電極体が2対、40cm間隔に配置してある。
電極体は、5(A)が放電電極体、5(B)がアース電
極体で、2対の電極体は、放電電極体とアース電極体の
配置が逆になっている。次いで、ピンチローラー3をピ
ンチし、かつ、押さえローラー群4により、プラスチッ
クチューブフイルムの偏平度を調整し、プラスチックチ
ューブフイルムの外面を3mm離間した各電極体上のガ
ラスクロスに接触させた。その後、ピンチローラー2、
3を駆動してプラスチックチューブフイルムを走行さ
せ、放電電極体とアース電極体間に高周波高電圧を印加
して、コロナ放電を発生させた。印加電圧は、40キロ
ボルト、周波数は、5キロヘルツであり、走行速度は2
5m/分であった。この時のプラスチックチューブフイ
ルムへの放電量は、550ワット/平方m/分であっ
た。このようにして製造した内面外面同時処理プラスチ
ックフイルムについて、2000メートル製造した所で
サンプリングし、物性を評価した。結果は表1に示し
た。
イよりパリソンを共押出しし、インフレーション法によ
り縦方向/横方向に3倍/4倍の2軸延伸を行い下記層
構成と厚みを有するプラスチックチューブフイルム(折
幅:190mm)を製造した。コロナ放電処理は、この
ようにして得られたプラスチックチューブフイルムを、
図1に示す装置を用いて、フイルムの内面と外面を同時
に行った。すなわち、プラスチックチューブフイルム1
をピンチローラー2と3の間に通し、ピンチローラー3
を離間して、酸素/二酸化炭素=40/60容量%の混
合気体を封入した。一対の電極体5(A)と5(B)
は、鉄製ロール状電極の表面を、目の大きさ 4.23
平方mm、メッシュ数/インチ 5、糸の太さ 850
μm、開放面積 70%、厚さ 850μmのガラスク
ロス(東京技術研究所製L640ー5)で被着してあ
り、5(A)と5(B)の間隙は3mmに調節してあ
る。この電極体が2対、40cm間隔に配置してある。
電極体は、5(A)が放電電極体、5(B)がアース電
極体で、2対の電極体は、放電電極体とアース電極体の
配置が逆になっている。次いで、ピンチローラー3をピ
ンチし、かつ、押さえローラー群4により、プラスチッ
クチューブフイルムの偏平度を調整し、プラスチックチ
ューブフイルムの外面を3mm離間した各電極体上のガ
ラスクロスに接触させた。その後、ピンチローラー2、
3を駆動してプラスチックチューブフイルムを走行さ
せ、放電電極体とアース電極体間に高周波高電圧を印加
して、コロナ放電を発生させた。印加電圧は、40キロ
ボルト、周波数は、5キロヘルツであり、走行速度は2
5m/分であった。この時のプラスチックチューブフイ
ルムへの放電量は、550ワット/平方m/分であっ
た。このようにして製造した内面外面同時処理プラスチ
ックフイルムについて、2000メートル製造した所で
サンプリングし、物性を評価した。結果は表1に示し
た。
【0029】〈層構成〉ナイロン−6/12(外層)/
熱可塑性ポリウレタン(接着剤)/ポリ塩化ビニリデン
系樹脂(酸素ガスバリヤー性樹脂層)/熱可塑性ポリウ
レタン(接着剤)/ナイロン−6/12(内層) 〈各層の厚み(μm)〉10(外層)/2/7/2/1
6(内層)
熱可塑性ポリウレタン(接着剤)/ポリ塩化ビニリデン
系樹脂(酸素ガスバリヤー性樹脂層)/熱可塑性ポリウ
レタン(接着剤)/ナイロン−6/12(内層) 〈各層の厚み(μm)〉10(外層)/2/7/2/1
6(内層)
【0030】[実施例2]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、60/40容量%の混合気体に代
えた以外は、実施例1と同様にして内面外面同時処理プ
ラスチックフイルムを製造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、60/40容量%の混合気体に代
えた以外は、実施例1と同様にして内面外面同時処理プ
ラスチックフイルムを製造した。
【0031】[実施例3]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、80/20容量%の混合気体に代
えた以外は、実施例1と同様にして内面外面同時処理プ
ラスチックフイルムを製造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、80/20容量%の混合気体に代
えた以外は、実施例1と同様にして内面外面同時処理プ
ラスチックフイルムを製造した。
【0032】[実施例4]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、酸素/ヘリウム=40/60容量
%の混合気体に代えた以外は、実施例1と同様にして内
面外面同時処理プラスチックフイルムを製造した。実施
例2から4で得られたフイルムの評価結果を表1に示し
た。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、酸素/ヘリウム=40/60容量
%の混合気体に代えた以外は、実施例1と同様にして内
面外面同時処理プラスチックフイルムを製造した。実施
例2から4で得られたフイルムの評価結果を表1に示し
た。
【0033】[比較例1]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、空気に代えた以外は、実施例1と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、空気に代えた以外は、実施例1と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。
【0034】[比較例2]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、ヘリウムに代えた以外は、実施例
1と同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルム
を製造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、ヘリウムに代えた以外は、実施例
1と同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルム
を製造した。
【0035】[比較例3]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、窒素に代えた以外は、実施例1と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、窒素に代えた以外は、実施例1と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。
【0036】[比較例4]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、二酸化炭素に代えた以外は、実施
例1と同様にして内面外面同時処理プラスチックフイル
ムを製造した。比較例1から4で得られたフイルムの評
価結果を表2に示した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=40/60容
量%の混合気体から、二酸化炭素に代えた以外は、実施
例1と同様にして内面外面同時処理プラスチックフイル
ムを製造した。比較例1から4で得られたフイルムの評
価結果を表2に示した。
【0037】
【表1】 ────────────────────────────────── 実施例 1 2 3 4 酸素/二酸化炭素(容量%) 40/60 60/40 80/20 酸素/ヘリウム (容量%) 40/60 ────────────────────────────────── (1) シール強度の安定性 突き抜き強力 <kg> 平均強力 7.2 6.5 6.5 7.7 最大強力 9.4 8.5 8.7 12.5 最小強力 5.0 4.7 4.8 5.9 (2) 肉密着性 肉付着面積法 <%> ハム原料配合(A) 50 40 40 45 ハム原料配合(B) 90 80 80 80 肉汁分離法 ハム原料配合(A) − − − − ハム原料配合(B) − − − − ──────────────────────────────────
【0038】
【表2】 ────────────────────────────────── 比較例 1 2 3 4 空気 ヘリウム 窒素 二酸化炭素 ────────────────────────────────── (1) シール強度の安定性 突き抜き強力 <kg> 平均強力 4.4 4.3 4.1 4.7 最大強力 8.5 7.0 7.1 7.3 最小強力 1.6 1.2 0.9 0.7 (2) 肉密着性 肉付着面積法 <%> ハム原料配合(A) 35 35 20 20 ハム原料配合(B) 70 70 65 60 肉汁分離法 ハム原料配合(A) − − + + ハム原料配合(B) − − − − ──────────────────────────────────
【0039】[実施例5]実施例1と同様にして、下記
層構成と厚みを有するプラスチックチューブフイルムを
製造し、次いで、酸素/二酸化炭素=60/40容量%
の混合気体をプラスチックチューブフイルムに封入し、
コロナ放電処理を行って、内面外面同時処理プラスチッ
クフイルムを得た。2000メートル製造した所でのサ
ンプルについて物性を評価し、表3に示した。 〈層構成〉ナイロン−6/12(外層)/変性ポリエチ
レン(接着剤)/ポリ塩化ビニリデン系樹脂(酸素ガス
バリヤー性樹脂層)/変性ポリエチレン(接着剤)/エ
チレン・酢酸ビニル共重合体(内層) 〈各層の厚み(μm)〉25(外層)/2/5/2/1
5(内層)
層構成と厚みを有するプラスチックチューブフイルムを
製造し、次いで、酸素/二酸化炭素=60/40容量%
の混合気体をプラスチックチューブフイルムに封入し、
コロナ放電処理を行って、内面外面同時処理プラスチッ
クフイルムを得た。2000メートル製造した所でのサ
ンプルについて物性を評価し、表3に示した。 〈層構成〉ナイロン−6/12(外層)/変性ポリエチ
レン(接着剤)/ポリ塩化ビニリデン系樹脂(酸素ガス
バリヤー性樹脂層)/変性ポリエチレン(接着剤)/エ
チレン・酢酸ビニル共重合体(内層) 〈各層の厚み(μm)〉25(外層)/2/5/2/1
5(内層)
【0040】[実施例6]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=60/40容
量%の混合気体から、80/20容量%の混合気体に代
えた以外は、実施例5と同様にして内面外面同時処理プ
ラスチックフイルムを製造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=60/40容
量%の混合気体から、80/20容量%の混合気体に代
えた以外は、実施例5と同様にして内面外面同時処理プ
ラスチックフイルムを製造した。
【0041】[比較例5]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=60/40容
量%の混合気体から、空気に代えた以外は、実施例5と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=60/40容
量%の混合気体から、空気に代えた以外は、実施例5と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。
【0042】[比較例6]プラスチックチューブフイル
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=60/40容
量%の混合気体から、窒素に代えた以外は、実施例5と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。実施例6および比較例5から6で得られたフイ
ルムの評価結果を表3にまとめて示した。
ムに封入する気体を、酸素/二酸化炭素=60/40容
量%の混合気体から、窒素に代えた以外は、実施例5と
同様にして内面外面同時処理プラスチックフイルムを製
造した。実施例6および比較例5から6で得られたフイ
ルムの評価結果を表3にまとめて示した。
【0043】
【表3】 ────────────────────────────────── 実施例 実施例 比較例 比較例 5 6 5 6 酸素/二酸化炭素(容量%) 60/40 80/20 空気 窒素 ────────────────────────────────── (1) シール強度の安定性 突き抜き強力 <kg> 平均強力 7.5 6.5 4.3 1.9 最大強力 8.9 8.7 7.3 5.5 最小強力 5.0 5.0 2.1 1.1 (2) 肉密着性 肉付着面積法 <%> ハム原料配合(A) 40 40 30 30 ハム原料配合(B) 85 90 80 80 肉汁分離法 ハム原料配合(A) − − + + ハム原料配合(B) − − − − ──────────────────────────────────
【0044】表1ないし表3の結果から、本発明の製造
方法により得られたプラスチックフイルム(実施例1な
いし6)は、従来の方法によりえられたプラスチックフ
イルム(比較例1ないし6)に比べ、突き抜き強力の平
均値が高く、しかも突き抜き強力の最大値と最小値の幅
が少なくばらつきが小さい(シール強度の安定性に優れ
る)ことがわかる。突き抜き強力の最小値が、ほぼ4k
gを下回るものは、シール部分の信頼性を極端に低下さ
せるものであり、本発明の方法により得られたプラスチ
ックフイルムは、このようなことがない。さらに、本発
明の製造方法により得られたプラスチックフイルムは、
肉付着面積法および肉汁分離法に基づく肉密着性が、比
較例にくらべて向上していることがわかる。なお、アル
ブミン付着面積法に基づく肉密着性は、本発明および比
較例いずれも良好でほとんど違いはなかった。このよう
に、本発明は、シール強度の安定性と肉密着性の改良効
果が大きいことを示している。
方法により得られたプラスチックフイルム(実施例1な
いし6)は、従来の方法によりえられたプラスチックフ
イルム(比較例1ないし6)に比べ、突き抜き強力の平
均値が高く、しかも突き抜き強力の最大値と最小値の幅
が少なくばらつきが小さい(シール強度の安定性に優れ
る)ことがわかる。突き抜き強力の最小値が、ほぼ4k
gを下回るものは、シール部分の信頼性を極端に低下さ
せるものであり、本発明の方法により得られたプラスチ
ックフイルムは、このようなことがない。さらに、本発
明の製造方法により得られたプラスチックフイルムは、
肉付着面積法および肉汁分離法に基づく肉密着性が、比
較例にくらべて向上していることがわかる。なお、アル
ブミン付着面積法に基づく肉密着性は、本発明および比
較例いずれも良好でほとんど違いはなかった。このよう
に、本発明は、シール強度の安定性と肉密着性の改良効
果が大きいことを示している。
【0045】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、空気よりも
高酸素濃度の混合気体を封入し、コロナ放電処理を行う
ので、得られるプラスチックフイルムは、シール強度の
安定性に優れている。従って、熱シールや高周波シール
を行って製袋したり、あるいは、ハムやソーセージなど
の加工肉類を充填したときに、シール部は強度が高く、
しかもそのばらつきが少ない。その上、肉密着性が優れ
るという特徴を持っており、加工肉類の包装用フイルム
として最適なフイルムを提供することができる。
高酸素濃度の混合気体を封入し、コロナ放電処理を行う
ので、得られるプラスチックフイルムは、シール強度の
安定性に優れている。従って、熱シールや高周波シール
を行って製袋したり、あるいは、ハムやソーセージなど
の加工肉類を充填したときに、シール部は強度が高く、
しかもそのばらつきが少ない。その上、肉密着性が優れ
るという特徴を持っており、加工肉類の包装用フイルム
として最適なフイルムを提供することができる。
【図1】本発明のコロナ放電処理行程例の断面説明図で
ある。
ある。
1 プラスチックチューブフイルム 2、3 ピンチローラー 4 押さえローラー 5(A) 放電電極体 5(B) アース電極体 6 引き出しロール 7 巻き取りロール
Claims (5)
- 【請求項1】 プラスチックチューブフイルムに、気体
を封入しコロナ放電処理するプラスチックフイルムの製
造方法において、コロナ放電処理が、該プラスチックチ
ューブフイルムに30〜90容量%の酸素濃度を有する
混合気体を封入し、該プラスチックチューブフイルムの
内側層に行われるものである、プラスチックフイルムの
製造方法。 - 【請求項2】 30〜90容量%の酸素濃度を有する混
合気体が、二酸化炭素、窒素およびヘリウムから選択さ
れる少なくとも一つと酸素からなるものである請求項1
記載のプラスチックフイルムの製造方法。 - 【請求項3】 プラスチックチューブフイルムが、外
層、酸素ガスバリヤー性樹脂層および内層を含有するも
のである請求項1ないし2記載のプラスチックフイルム
の製造方法。 - 【請求項4】 プラスチックチューブフイルムの内層
が、ポリアミド系樹脂およびポリオレフィン系樹脂から
選択される樹脂を用いたものである請求項3記載のプラ
スチックフイルムの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の製造方法により製造され
るプラスチックフイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22218393A JPH0753745A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | プラスチックフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22218393A JPH0753745A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | プラスチックフイルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0753745A true JPH0753745A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16778464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22218393A Pending JPH0753745A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | プラスチックフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753745A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007130752A3 (en) * | 2006-03-31 | 2008-02-14 | 3M Innovative Properties Co | Method of forming multi-layer films using corona treatments |
US7707963B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-05-04 | 3M Innovative Properties Company | System for forming multi-layer films using corona treatments |
-
1993
- 1993-08-13 JP JP22218393A patent/JPH0753745A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007130752A3 (en) * | 2006-03-31 | 2008-02-14 | 3M Innovative Properties Co | Method of forming multi-layer films using corona treatments |
US7707963B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-05-04 | 3M Innovative Properties Company | System for forming multi-layer films using corona treatments |
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