JPH0753602Y2 - 歯科用分離装置 - Google Patents

歯科用分離装置

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JPH0753602Y2
JPH0753602Y2 JP1993003148U JP314893U JPH0753602Y2 JP H0753602 Y2 JPH0753602 Y2 JP H0753602Y2 JP 1993003148 U JP1993003148 U JP 1993003148U JP 314893 U JP314893 U JP 314893U JP H0753602 Y2 JPH0753602 Y2 JP H0753602Y2
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JP
Japan
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container
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rotating member
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JPH0655611U (ja
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敬一 田中
仁 川路
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TOKYO GIKEN INC.
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TOKYO GIKEN INC.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は歯科治療時に発生する切削粉塵及
び口腔内に噴霧される水分とを空気と共に、吸引チップ
そして吸引パイプを経て吸引した混合体を、空気とそれ
以外のものに分離する歯科用分離装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】かかる装置としては、従来、縦方向に軸
線をもつ円筒状をなし底部に排水口をもつ容器と、該容
器の上部中央に取り付けられ外部の吸装置に接続され
るための吸気口と、容器の上部周面に接線方向に取り付
けられ水分等を空気と共に該容器内に送り込む給入管と
を備える形式のものが知られている。
【0003】吸引空気中に上記切削粉塵及び水分等を含
む混合体は吸気口での吸引圧により給入管から容器内へ
内周に対し接線方向に流入する。したがって、該混合体
は容器内で回転流を形成し、その遠心力によって切削粉
塵・水分等は質量が大きいために容器内周面に向けて衝
突した後に該内周面を流下し排水される。その結果、容
器中央部には空気のみが存在するようになり、これは上
部の吸気口から吸い出される。かくして、吸気口に接続
される吸引装置には、空気以外の物質は流入することが
なく、順調な運転が期待される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の分離装置にあっては、空気から分離された切削粉
塵等が水分等と共に容器内面に付着・堆積してこれが固
化し、次第に排水性が悪くなり、また非衛生なものとも
なる。
【0005】本考案はかかる問題を解決し、容器内面に
上記切削粉塵等が付着・堆積しないように、常時上記容
器内面を清掃できるようにした歯科用分離装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上記目
的は、縦方向に軸線をもつ円筒状をなし底部に排水口を
もつ容器と、該容器の上部中央に取り付けられ外部の吸
装置に接続されるための吸気口と、容器の上部周面に
接線方向に取り付けられ水分等を空気と共に該容器内に
送り込む給入管とを備える分離装置において、軸線まわ
りに回転自在に支持された回転部材と、該回転部材に取
り付けられて軸線方向で容器内周面にそして半径方向で
容器底面に弾性接触する払拭部材とを備え、上記給入管
からの接線方向での空気流により容器内に生ずる回転流
を受けて上記回転部材が回転することにより達成され
る。
【0007】
【作用】給入管から混合体が流入すると、該混合体は容
器内周面に沿って回転流を生ずる。該回転流は回転部材
及び払拭部材に対し周方向に作用してこれらを同方向に
回転せしめる。払拭部材は容器内周面及び底面に弾性接
触しており、これらの面を回転に伴って払拭し清掃す
る。したがって、切削粉塵は容器内面に付着・堆積する
ことなく排水口から排出される。
【0008】
【実施例】以下、添付図面にもとづいて本考案の実施例
を説明する。
【0009】図1は本実施例装置の軸線を含む面での縦
断面図、図2は図1のII-II 断面図である。
【0010】図1において、符号1は縦方向に軸線をも
つ円筒状の容器で、該容器1の底部は若干中央に向け下
り勾配をもちその中央部に排水口2が設けられている。
【0011】上記容器1の上部側面には、給入管3が周
面に対し接線方向をなすように取り付けられている。該
給入管3には、歯科治療の際に生ずる切削粉塵そして治
療に使用された水を混合体として吸引する、吸引チップ
を先端に有する吸引パイプが接続される。
【0012】上記容器1の上部開口には適宜蓋体4が設
けられるが、該蓋体4を有する場合はこれを貫通して、
筒状の吸気口5が取り付けられる。該吸気口5は、図示
せぬ外部の吸引装置に接続されている。さらに、本実施
例の場合、好ましい例として上記容器1の上部開口に洗
浄剤を容器1内へ供給する洗浄剤供給口6が設けられて
いる。
【0013】上記容器1の軸線上には軸体7が配設され
ている。該軸体7は、上方に設けられた図示せぬ軸受に
より、回転自在かつ軸方向に摺動自在に支持されてい
る。
【0014】上記軸体7の下端部には、帯板状の縦部材
8Aと横部材8Bとから成る回転部材8がその横部材8
Bの中央部にて取り付けられている。上記縦部材8Aは
容器1の内周面に沿って縦方向に延び、横部材は底面に
沿って半径方向に延びている。上記縦部材8A及び横部
材8Bには、ゴム等の軟質の払拭部材9(9A及び9
B)が取り付けられており、容器の内周面に軽く弾性接
触している。また、上記縦部材8A及び横部材8Bはピ
ン10にて互いに回動自在に連結されている。また両部
材8A,8Bは、それぞれ係止突部11A,11Bが設
けられていて、ピン10に設けられ端部が上記係止突部
11A,11Bに係止せる蝶ばね11からの付勢力を受
けて上記払拭部材9A,9Bが所定の弾性力をもって容
器1の内面と接触するようになっている。なお、上記弾
性力が所定値を確保できる場合には、上記縦部材と横部
材とを一体に形成することができ、また蝶ばね等も不要
である。
【0015】上記縦部材8Aの上方位置には、円錐状で
内部が空洞となっている浮体12が上記軸体7に取り付
けられている。該浮体12は、排水口2に一方弁13が
取り付けられる場合に、該弁が閉じていて容器内の水等
が所定高さまで溜まると浮力により該浮体12が浮上し
て軸体7をもち上げ、該軸体7の上端に設けられている
弁(図示せず)で吸引装置に連通する管の開口を閉じ、
容器内の圧力を大気圧として溜まっている容器内の水等
を排水するように機能する。なお、図示の浮体12等の
上記定期的な排水動作のための構成は、本考案にあって
必須のものではない。
【0016】かかる構成の本考案の実施例装置におい
て、容器1の清掃は次の要領でなされる。
【0017】吸引装置の吸引圧により吸気口5から容器
1内の空気が吸い出される。その吸引圧により給入管3
からは、治療の際に生じた切削粉塵、治療に使用された
水等が空気と共に混合体として容器内に流入する。該混
合体は容器1内で容器内周面に沿って回転流を形成し、
その遠心力により、空気に比し質量の大きい上記切削粉
塵・水等は容器1の内周面に衝突して流下する。そして
流下後、排水口2より排水される。そして、切削粉塵・
水等を含まないこととなった空気は中央から吸気口5よ
り吸い出される。
【0018】回転部材8及びこれに取り付けられている
払拭部材9は上記回転流の圧力を受け、該回転流と共に
回転する。この回転により、容器1の内周面に接触する
払拭部材9は該内周面を払拭清掃する。その際、洗浄剤
供給口6から適宜洗浄剤が供給されると、上記回転流に
乗って容器1の内面に一様に分散し、清掃効果が一段と
向上する。また、浮体12の上昇と共に払拭部材も上昇
し、その払拭範囲が上方に拡がることになる。
【0019】本考案にあって、払拭部材は必ずしも完全
に鉛直方向でなくとも、縦方向に延びていれば斜めある
いは螺旋状であってもよい。いづれの場合にも、払拭部
材と回転部材が回転流から受けるトルクが回転時の抵抗
に勝るようにそれらの形状・面積そして払拭部材の接触
圧を決定せねばならない。
【0020】また、本考案にて浮体を使用しない場合に
は、回転部材は軸体に対して回転自在に支持されている
だけでよい。ただし、そのときには払拭部材は上下動し
ないので、上下方向に十分なる長さのものとする必要が
ある。
【0021】
【考案の効果】本考案は、以上のごとく容器に流入する
混合体が生ずる回転流の力を受けて、払拭部材が回転し
て容器内面を払拭清掃するようにしたので、容器内面に
は切削粉塵等が付着・堆積することがなくなり、排水性
を向上させ、また衛生的に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例装置の軸線を含む面での縦断
面図である。
【図2】図1のII-II 断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 排水口 3 給入管 5 吸気口 6 洗浄剤供給口 8 回転部材 9 払拭部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61C 13/00 M

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に軸線をもつ円筒状をなし底部に
    排水口をもつ容器と、該容器の上部中央に取り付けられ
    外部の吸装置に接続されるための吸気口と、容器の上
    部周面に接線方向に取り付けられ水分等を空気と共に該
    容器内に送り込む給入管とを備える分離装置において、
    軸線まわりに回転自在に支持された回転部材と、該回転
    部材に取り付けられて軸線方向に延び容器内周面にそし
    て半径方向に延び容器底面に弾性接触する払拭部材とを
    備え、上記給入管からの接線方向での空気流により容器
    内に生ずる回転流を受けて上記回転部材が回転すること
    を特徴とする歯科用分離装置。
  2. 【請求項2】 回転部材には払拭部材を容器内周面に向
    け付勢する付勢部材が設けられていることとする請求項
    1に記載の歯科用分離装置。
  3. 【請求項3】 容器上部には容器内部に洗浄剤を供給す
    る洗浄剤供給口が設けられていることとする請求項1に
    記載の歯科用分離装置。
JP1993003148U 1993-01-13 1993-01-13 歯科用分離装置 Expired - Fee Related JPH0753602Y2 (ja)

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JP1993003148U JPH0753602Y2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 歯科用分離装置

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JP1993003148U JPH0753602Y2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 歯科用分離装置

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JPH0655611U JPH0655611U (ja) 1994-08-02
JPH0753602Y2 true JPH0753602Y2 (ja) 1995-12-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015057A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Takao Nakano 歯治療汚物処理システムおよびヘドロ溜め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149017U (ja) * 1981-03-13 1982-09-18
DE3145838A1 (de) * 1981-11-19 1983-05-26 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München "zahnaerztliche absaugeinrichtung"
JP3088509U (ja) * 2002-03-11 2002-09-20 船井電機株式会社 ディスク装置

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JPH0655611U (ja) 1994-08-02

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