JPH0753564Y2 - 和洋兼用額縁 - Google Patents

和洋兼用額縁

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JPH0753564Y2
JPH0753564Y2 JP1992048976U JP4897692U JPH0753564Y2 JP H0753564 Y2 JPH0753564 Y2 JP H0753564Y2 JP 1992048976 U JP1992048976 U JP 1992048976U JP 4897692 U JP4897692 U JP 4897692U JP H0753564 Y2 JPH0753564 Y2 JP H0753564Y2
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JP
Japan
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frame
hanging
japanese
shaft
western
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JP1992048976U
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JPH0621463U (ja
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格 渡辺
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格 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洋画の掲示と、掛け物
として装丁された掛け軸の掲示ができる和洋兼用額縁に
関する。
【0002】
【従来の技術】額縁は、四角形の絵画や写真を装飾掲示
するもので、その発生は西洋画の発展にともなうルネサ
ンス時代に由来する。一方日本では、床の間が額縁の働
きをしており、掛け軸(懸軸)或は額面仕上げとしてそ
の場所に吊って鑑賞している。
【0003】邦画は、そもそも、西洋額縁に入れて鑑賞
するものではなく、表装を施して掛け軸等で鑑賞される
ものであるので、掛け軸自体は額縁に入るような形状で
はない。
【0004】掛け軸は、本表装を正式とし、上部に、細
い軸、啄木(巻緒・掛緒)、環、風帯、を設け、邦画
(絵)を台布又は台紙の略中央に配して上一文字と下一
文字を装し、下部に軸と風鎮を設けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】掛け軸は、前記のよう
にそれ自体で完成された鑑賞芸術品であるが、最近はそ
の掛け軸の絵が、従来の邦画の観念には入らないインテ
リア感覚やモダンアートの表現態様のものもかなり多く
出てきている。
【0006】そのためか、そうような絵の掛け軸では、
床の間だけではなく、額縁に入れて掲示したいという要
請もある。ところが、前記のように掛け軸は、上部と下
部に装飾がある構造であるため額縁には入らないし、素
材自体が布や紙や接着剤の複合であるため、額縁の中に
密封した時はかびの発生や折れなどの問題があって、掛
け軸を額縁に掲示することは行なわれていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、このように本
来様式の異なる掛け軸も、洋画と同様に額縁に入れて鑑
賞できるような構造の兼用額縁を提供することを目的と
する。和洋の区別が薄れてきている実情に応じた額縁と
もいえる。
【0008】ここに本考案は、方形額縁枠と透明板と背
板からなる額縁において、額縁枠の少なくとも上下枠内
側に掛け軸を装填するスペースを設け、前記スペースに
は掛け軸の軸受台を設けたことを特徴とする和洋兼用額
縁を提供する。前記スペースの一方には、棒状ガイド或
はレール状ガイドを設けるとともに、別部品としてこの
ガイドに係合する溝を設けかつ上部に半円形の凹部を設
けた軸受台を摺動自在に組合わせて左右に設けている。
他方のスペースには、円筒形のホルダーを備えている。
また、掛け軸の裏と背板の間には布カバーを設けてい
る。布カバーは、掛け軸の裏面を保護するもので、上枠
に一端部を固定し、他端をフリーにしている。布カバー
は、銅イオンを含有したり、他の抗菌処理をした抗菌性
のある素材で構成している。 柔軟性や伸縮性のあるも
のが好ましい。
【0009】
【実施例】図面は、本考に係る和洋兼用額縁の実施例を
示すものである。
【0010】実施例は、上枠1と下枠2と横枠3・4と
からなる方形額縁枠5とガラスなどの透明板6と窓紙6
1、背板62からなる額縁において、額縁枠1・2・3
・4の内側に掛け軸10を装填するスペース7を設けた
ものである。図1の実施例では、4辺に連続するスペー
ス7を形成している。スペース7は、少なくとも上枠1
と下枠2或は左右横枠3・4の一対で、枠5内側に設け
る。前記スペース7には、後述するように掛け軸10を
載せる軸受台8が摺動自在に、左右側に設けられてい
る。上枠1のスペース7には、別部品として、長手方向
に切り裂いた開口部を有する円筒形のホルダー16が収
納されている。円筒形のホルダー16は、掛け軸10の
上端を巻き込むときの保護ホルダーとなる。スペース7
の形状は、掛け軸10の巻き量の略半分が入る容積であ
れば角形や半円形であるとを問わない。図3のスペース
7の形状は、断面正方形の凹状部とし、ここに正方形の
輪郭の軸受台8を嵌合したものである。断面正方形の凹
状部としたスペース7は、軸受台8の向きをかえて嵌合
できる。前記スペース7には、棒状ガイド9或はレール
状ガイド90を設けている。棒状ガイド9は、細い木製
或は金属製のロッドをスペース7内の長手方向に張設し
たものである。そして、軸受台8には、前記ガイド9・
90に係合する切欠孔12を設けかつ上部に半円形の凹
部13を設けている。軸受台8の凹部13は、掛け軸1
0の最下端の軸21を掛けるための構造である。左右の
軸受台8は、前記ガイド9・90に摺動自在に組み合わ
され、掛け軸10の軸21の幅に合わせて開き、その凹
部13に軸21を回転動するように係止する。
【0011】また、掛け軸10の裏と背板7の間に布カ
バー14を設けている。布カバー14は、掛け軸10の
裏面を保護するもので、上枠1に一端部を固定し、他端
をフリーにしている。布カバー14は、掲示物の裏面を
覆い、下枠2のスペース7に巻き込んでカバ−する。或
は巻き込まずに裏面全体に当たるように止めてもよい。
布カバー14は、掛け軸10の絵の部分を裏面から保護
し、緩衝作用と絵の面を平坦に保持する。布カバー14
は、銅イオンを含有して抗菌性のある柔軟で伸縮性のあ
る素材で構成しており、かび菌の発生を防止し、布や紙
という掛け軸10の素材上の弱点を補強する。掛け軸1
0の中央の絵の部分は、表面は、窓紙61でガラス6に
は直接には密着せずに通気性があり、又裏面は抗菌性の
伸縮性布で保護しているので、高価な掛け軸10でも安
全に保管できる。
【0012】ちなみに、このような構成の本考案の和洋
兼用額縁は、洋画を入れるときは全く従来通りであり、
絵を入れて(布カバー14でカバーするのは省略するこ
とも可)背板62を被せて、止め具15を閉じて掲示さ
れる。つまり洋画については、従来通りに使用できる。
【0013】また、掛け軸10を掲示するときは、掛け
軸10の上部の細い軸22を前記別部品の円筒形のホル
ダー16に差し込み、啄木等を巻き込んで適当量巻き込
む。一方下部は軸21に適当量を巻き込む。絵を表面側
に向けて、巻き込んだ上下部を前記夫々上下のスペース
7に入れ、下部の軸21を、軸受台8に載せる。風鎮な
どの部品は、横枠のスペース7に装填する。中間部が少
したるむので、そのときは軸21を回して、絵を水平に
張る。次いで、布カバー14を被せて、掛け軸10を後
ろから押え、背板7を当てて止め具15で閉じて収納す
る。掛け軸10は、平坦にかつ動くことなく、額縁に収
納される。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、前記の
構成と使用方法であるので、次のような特有な効果があ
る。 掛け軸でも絵柄の好みのものがあるときに、その掛け
軸を額縁に掲示することができる。 掛け軸を額縁に掲示する時に、掛け軸から絵の部分を
外したり折ったりするのではなく、掛け軸の上下端部を
巻き込み、巻き込んだ状態で額縁に収納するので、高価
な掛け軸などを痛めることなく、額縁に入れて鑑賞でき
る。 掛け軸の絵の部分表面はガラスとは接触せず、また裏
面は布カバーで覆われるので、通気性があり、安全に保
管もできる。 特に、掛け軸は、紙、布、接着剤などで表装されてお
り、本来は通気の良い床の間などに吊りさげて鑑賞する
ものなので、額縁内に密封された場合はかびなどの懸念
もあるが、抗菌性・伸縮性のある布カバーを裏面に配し
て固定するので、防菌保管上すぐれた効果がある。 左右動自在の軸受台を設けているので、掛け軸の寸法
にあった位置で軸を保持できるので、安定して係止でき
る。 スペースを断面正方形に形成したものは、軸受台の向
きをかえて掛け軸を外れにくいように保持できる。 普通の洋画や水彩画などの掲示は、従来通りの使用で
あるので、和洋兼用でき、種々の兼用の利点がある。こ
のように、本考案に係る和洋兼用額縁は、ひとつの額縁
で、和洋種々の態様の絵や掛け軸を掲示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る和洋兼用額縁の一実施例
を示す分解斜視図。
【図2】図2は、本考案に係る和洋兼用額縁に掛け軸を
装填した状態の部分断面図。
【図3】図3は、本考案に係る和洋兼用額縁の枠内側に
設けたスペースの異なる形状例で、掛け軸を装填した状
態の部分断面図。
【符号の説明】
1 上枠 2 下枠 3 横枠 4 横枠 5 方形額縁枠 6 透明板 61 窓紙 62 背板 7 スペース 8 軸受台 9 ガイド 90 ガイド 10 掛け軸 12 切欠孔 13 凹部 14 布カバー 16 ホルダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形額縁枠と透明板と背板からなる額縁
    において、額縁枠の上下左右枠内側に巻いた掛け軸を装
    填するスペースを設け前記上下左右のスペースのいず
    れか1個所には、半円形の凹部を設けるとともに前記ス
    ペース内に設けたガイドに係合する切欠孔を設けた左右
    に摺動自在な一対の軸受台を設け、対向する他方のスペ
    ースに長手方向に切り欠いた開口部を有する円筒形のホ
    ルダーを装填しさらに上枠に一端部を固定した背板の
    間に入る抗菌性布カバーを設けたことを特徴とする和洋
    兼用額縁。
JP1992048976U 1992-06-22 1992-06-22 和洋兼用額縁 Expired - Lifetime JPH0753564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992048976U JPH0753564Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 和洋兼用額縁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992048976U JPH0753564Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 和洋兼用額縁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0621463U JPH0621463U (ja) 1994-03-22
JPH0753564Y2 true JPH0753564Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=12818293

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992048976U Expired - Lifetime JPH0753564Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 和洋兼用額縁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0195159U (ja) * 1987-12-16 1989-06-23

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JPH0621463U (ja) 1994-03-22

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