JPH075350B2 - キラ砂及び一般廃棄物焼却灰を利用した陶磁製品の製造方法 - Google Patents
キラ砂及び一般廃棄物焼却灰を利用した陶磁製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH075350B2 JPH075350B2 JP5050075A JP5007593A JPH075350B2 JP H075350 B2 JPH075350 B2 JP H075350B2 JP 5050075 A JP5050075 A JP 5050075A JP 5007593 A JP5007593 A JP 5007593A JP H075350 B2 JPH075350 B2 JP H075350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- kira
- incineration ash
- municipal waste
- waste incineration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/60—Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用価値に乏しくほと
んどが放棄されているキラ砂とほとんどが埋め立て処分
されている都市ごみなどの一般廃棄物の焼却灰を有効利
用して無公害な陶磁製品を製造する方法に関する。
んどが放棄されているキラ砂とほとんどが埋め立て処分
されている都市ごみなどの一般廃棄物の焼却灰を有効利
用して無公害な陶磁製品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】陶磁器用原料粘土のなかには、通常、硅
砂、長石及び雲母などからなる20重量%程度の一般に
キラ砂と呼ばれる比重の大きい陶磁器用原料として適し
ないものが精製工程中に残滓として沈積されるが、従
来、このキラ砂は有効な用途がなかつたためほとんどが
廃棄されている。
砂、長石及び雲母などからなる20重量%程度の一般に
キラ砂と呼ばれる比重の大きい陶磁器用原料として適し
ないものが精製工程中に残滓として沈積されるが、従
来、このキラ砂は有効な用途がなかつたためほとんどが
廃棄されている。
【0003】また、一般廃棄物の焼却灰はほとんどの場
合重金属が含まれており、埋め立て処分場から重金属が
溶出するおそれがあつて環境衛生上好ましくない。
合重金属が含まれており、埋め立て処分場から重金属が
溶出するおそれがあつて環境衛生上好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、キラ砂及び一般廃棄物の焼却灰を陶磁器原
料として有効に利用することである。
する課題は、キラ砂及び一般廃棄物の焼却灰を陶磁器原
料として有効に利用することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、キラ砂20〜30重量%、一般
廃棄物焼却灰20〜40重量%及び粘土40〜60重量
%を混合し、加圧成形後1150〜1300℃で焼成す
る構成とした。
するための手段として、キラ砂20〜30重量%、一般
廃棄物焼却灰20〜40重量%及び粘土40〜60重量
%を混合し、加圧成形後1150〜1300℃で焼成す
る構成とした。
【0006】キラ砂及び一般廃棄物焼却灰の配合率を上
記の範囲としたのは、これらは焼成によりガラス化して
素地の融点を下げるため、上記範囲より多くすると焼成
の際に形状がくずれ易く、また、強度が低下するからで
あり、上記範囲より少なくすると配合する意味が無くな
るからである。
記の範囲としたのは、これらは焼成によりガラス化して
素地の融点を下げるため、上記範囲より多くすると焼成
の際に形状がくずれ易く、また、強度が低下するからで
あり、上記範囲より少なくすると配合する意味が無くな
るからである。
【0007】
【発明の作用及び効果】本発明は上記構成になり、キラ
砂と一般廃棄物焼却灰を粘土とほぼ同量使用することが
できて、処分に困っていた廃棄物を有効に利用すること
ができ、また、一般廃棄物焼却灰に含まれていた重金属
は粘土及びキラ砂の焼結により溶出が阻止されて無害と
なる効果がある。
砂と一般廃棄物焼却灰を粘土とほぼ同量使用することが
できて、処分に困っていた廃棄物を有効に利用すること
ができ、また、一般廃棄物焼却灰に含まれていた重金属
は粘土及びキラ砂の焼結により溶出が阻止されて無害と
なる効果がある。
【0008】
例1 キラ砂20重量%、一般廃棄物焼却灰20重量%
に水簸粘土60重量%を混合して加圧成形後1220℃
で焼成したところ、収縮率5.8%、吸水率2.8%
の、実用可能なテストピースが得られた。
に水簸粘土60重量%を混合して加圧成形後1220℃
で焼成したところ、収縮率5.8%、吸水率2.8%
の、実用可能なテストピースが得られた。
【0009】例2 上記例1と同一の配合割合の原料を
用い、800ton乾式プレスで150mm角の素地を
8枚同時に成形し、1220℃で焼成したところ、収縮
率6.3%、吸水率1.8%の明るい茶褐色を呈する良
好な陶磁製品が得られた。
用い、800ton乾式プレスで150mm角の素地を
8枚同時に成形し、1220℃で焼成したところ、収縮
率6.3%、吸水率1.8%の明るい茶褐色を呈する良
好な陶磁製品が得られた。
【0010】例3 キラ砂20重量%、一般廃棄物焼却
灰25重量%に水簸粘土55重量%を混合して、上記例
2と同一の条件で成形し焼成したところ、吸水率0.6
2%、曲げ強度278.92N/cm、耐摩耗性0.0
8gで耐凍害性に異状の無い、JIS Aー5209の
規格を満足するタイルが得られた。
灰25重量%に水簸粘土55重量%を混合して、上記例
2と同一の条件で成形し焼成したところ、吸水率0.6
2%、曲げ強度278.92N/cm、耐摩耗性0.0
8gで耐凍害性に異状の無い、JIS Aー5209の
規格を満足するタイルが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広田 重夫 岐阜県揖斐郡大野町大字下座倉1375の1 西濃環境整備組合内 (72)発明者 渡辺 啓介 岐阜県瑞浪市上平町5丁目5番地の1 瑞 浪市窯業技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭48−8807(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 キラ砂20〜30重量%、一般廃棄物焼
却灰20〜40重量%及び粘土40〜60重量%を混合
し、加圧成形後1150〜1300℃で焼成することを
特徴とするキラ砂及び一般廃棄物焼却灰を利用した陶磁
製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5050075A JPH075350B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | キラ砂及び一般廃棄物焼却灰を利用した陶磁製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5050075A JPH075350B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | キラ砂及び一般廃棄物焼却灰を利用した陶磁製品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06239657A JPH06239657A (ja) | 1994-08-30 |
JPH075350B2 true JPH075350B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=12848894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5050075A Expired - Lifetime JPH075350B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | キラ砂及び一般廃棄物焼却灰を利用した陶磁製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075350B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2158779B1 (es) * | 1999-04-29 | 2002-03-16 | Cerabrick Grupo Ceramico S A | Producto ceramico para la construccion. |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP5050075A patent/JPH075350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06239657A (ja) | 1994-08-30 |
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