JPH07534A - 内蔵式人工臓器を埋め込むための方法 - Google Patents
内蔵式人工臓器を埋め込むための方法Info
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- JPH07534A JPH07534A JP5320447A JP32044793A JPH07534A JP H07534 A JPH07534 A JP H07534A JP 5320447 A JP5320447 A JP 5320447A JP 32044793 A JP32044793 A JP 32044793A JP H07534 A JPH07534 A JP H07534A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に操作することができる内蔵式人工臓器
の埋め込み装置を提供する。 【構成】 埋め込み装置は、スリーブ要素1及びコア要
素4を備える。スリーブ要素は1、コア要素4の周囲で
長手方向に運動可能なように設けられる。コア要素4
は、ピストルの台尻の形態のハンドル8を有する。スリ
ーブ要素1は2つの突出部10、11を有する。これら
突出部は、スリーブ要素1をコア要素4の周囲で戻して
内蔵式人工臓器を解放するために指で包囲される。ピス
トルの台尻の形態のハンドル8を設けることにより、指
を突出部10、11に当てることによりスリーブ要素1
を戻す力よりも大きな力でコア要素4を保持することが
できる。これにより、スリーブ要素1を引戻して内蔵式
人工臓器を位置決めし且つ解放する時に、コア要素4の
位置が全く変らず、埋め込まれる内蔵式人工臓器の位置
が不当に変化することがない。
の埋め込み装置を提供する。 【構成】 埋め込み装置は、スリーブ要素1及びコア要
素4を備える。スリーブ要素は1、コア要素4の周囲で
長手方向に運動可能なように設けられる。コア要素4
は、ピストルの台尻の形態のハンドル8を有する。スリ
ーブ要素1は2つの突出部10、11を有する。これら
突出部は、スリーブ要素1をコア要素4の周囲で戻して
内蔵式人工臓器を解放するために指で包囲される。ピス
トルの台尻の形態のハンドル8を設けることにより、指
を突出部10、11に当てることによりスリーブ要素1
を戻す力よりも大きな力でコア要素4を保持することが
できる。これにより、スリーブ要素1を引戻して内蔵式
人工臓器を位置決めし且つ解放する時に、コア要素4の
位置が全く変らず、埋め込まれる内蔵式人工臓器の位置
が不当に変化することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間又は動物の体内の
通路型の血管の中に内蔵式人工臓器を埋め込むための装
置に関する。
通路型の血管の中に内蔵式人工臓器を埋め込むための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の如き装置は、細長い管状のスリー
ブ要素と、細長いコア要素とを備えており、上記スリー
ブ要素は、先端及び基端を有し、上記先端は、その中へ
半径方向に収縮した状態で挿入される内蔵式人工臓器を
収容するようになされている。上記コア要素は、外側の
スリーブ要素の中で該スリーブ要素に対して相対的に運
動することができ、静止型のプランジャとして上記スリ
ーブ要素と同軸状に位置決めされる。上記コア要素は、
先端及び基端と、肩部とを有しており、該肩部は、挿入
された内蔵式人工臓器が先端付近に位置し、これによ
り、上記スリーブ要素の中に挿入された内蔵式人工臓器
が、スリーブ要素のコア要素に対する相対的な運動によ
り放出され、その後、内蔵式人工臓器が自動的に膨張し
て血管の壁部に当接するようになされている。上記スリ
ーブ要素及び上記コア要素は各々、その基端に作動ハン
ドルを有しており、上記スリーブ要素の作動ハンドル
は、そのハンドルを包囲していない片側におかれた人間
の指に対するサポートとして設計される少なくとも1つ
の突出部を有している。
ブ要素と、細長いコア要素とを備えており、上記スリー
ブ要素は、先端及び基端を有し、上記先端は、その中へ
半径方向に収縮した状態で挿入される内蔵式人工臓器を
収容するようになされている。上記コア要素は、外側の
スリーブ要素の中で該スリーブ要素に対して相対的に運
動することができ、静止型のプランジャとして上記スリ
ーブ要素と同軸状に位置決めされる。上記コア要素は、
先端及び基端と、肩部とを有しており、該肩部は、挿入
された内蔵式人工臓器が先端付近に位置し、これによ
り、上記スリーブ要素の中に挿入された内蔵式人工臓器
が、スリーブ要素のコア要素に対する相対的な運動によ
り放出され、その後、内蔵式人工臓器が自動的に膨張し
て血管の壁部に当接するようになされている。上記スリ
ーブ要素及び上記コア要素は各々、その基端に作動ハン
ドルを有しており、上記スリーブ要素の作動ハンドル
は、そのハンドルを包囲していない片側におかれた人間
の指に対するサポートとして設計される少なくとも1つ
の突出部を有している。
【0003】埋め込まれた内蔵式人工臓器は一般に、収
縮した管腔、例えば、血管の狭窄部に使用される。ステ
ントとも呼ばれる上記内蔵式人工臓器は、弾性を有する
糸すなわちフィラメントから構成される編んだワイヤか
ら成るチューブである場合が多い。従って、上記編んだ
ワイヤから成るチューブは、膨張させなければならない
治療すべき血管の所定の位置まで、埋め込み装置によっ
て半径方向に収縮した状態で挿入される。その後、埋め
込み装置は内蔵式人工臓器を解放し、これにより、内蔵
式人工臓器は膨張して血管の壁部に当接し、狭窄部を拡
張する。
縮した管腔、例えば、血管の狭窄部に使用される。ステ
ントとも呼ばれる上記内蔵式人工臓器は、弾性を有する
糸すなわちフィラメントから構成される編んだワイヤか
ら成るチューブである場合が多い。従って、上記編んだ
ワイヤから成るチューブは、膨張させなければならない
治療すべき血管の所定の位置まで、埋め込み装置によっ
て半径方向に収縮した状態で挿入される。その後、埋め
込み装置は内蔵式人工臓器を解放し、これにより、内蔵
式人工臓器は膨張して血管の壁部に当接し、狭窄部を拡
張する。
【0004】そのような埋め込み可能な内蔵式人工臓器
並びにこれら内蔵式人工臓器を埋め込むための対応する
装置は、米国特許第4,655,771号、第4,95
4,126号、及び第5,026,377号に開示され
ている。他の装置が、マーラー(Felix Mahl
er)の本「脈管学におけるカテーテル関与(”Kat
heter−interventionen in d
er Angiologie”(Georg Thie
me Verlag, Stuttgart/New
York,pp.31−35」の「一般的な方法論及び
器具」の項に開示されている。本開示を理解するため
に、上記本を特に参照されたい。
並びにこれら内蔵式人工臓器を埋め込むための対応する
装置は、米国特許第4,655,771号、第4,95
4,126号、及び第5,026,377号に開示され
ている。他の装置が、マーラー(Felix Mahl
er)の本「脈管学におけるカテーテル関与(”Kat
heter−interventionen in d
er Angiologie”(Georg Thie
me Verlag, Stuttgart/New
York,pp.31−35」の「一般的な方法論及び
器具」の項に開示されている。本開示を理解するため
に、上記本を特に参照されたい。
【0005】次に、編んだワイヤチューブ又は対応する
構造の内蔵式人工臓器を外側のスリーブ要素の中で半径
方向に収縮した状態で把持する。スリーブ要素の内側に
は肩部を有するコア要素が設けられ、該コア要素は、永
続的に適所に保持されるプランジャとして設計されてい
る。コア要素は、外側のスリーブに対して相対的に軸方
向に放出することができ、また、その肩部で上記内蔵式
人工臓器に接触することができる。スリーブ要素をコア
要素に対して相対的に動かすことにより、内蔵式人工臓
器が放出される。埋め込み装置が適切に使用された場合
には、上記相対的な運動の間にコア要素は静止した状態
を維持し、スリーブ要素が引抜かれる。
構造の内蔵式人工臓器を外側のスリーブ要素の中で半径
方向に収縮した状態で把持する。スリーブ要素の内側に
は肩部を有するコア要素が設けられ、該コア要素は、永
続的に適所に保持されるプランジャとして設計されてい
る。コア要素は、外側のスリーブに対して相対的に軸方
向に放出することができ、また、その肩部で上記内蔵式
人工臓器に接触することができる。スリーブ要素をコア
要素に対して相対的に動かすことにより、内蔵式人工臓
器が放出される。埋め込み装置が適切に使用された場合
には、上記相対的な運動の間にコア要素は静止した状態
を維持し、スリーブ要素が引抜かれる。
【0006】埋め込み装置が不適切に作動され、コア要
素ではなくスリーブ要素が静止した状態で上記相対的な
運動が行われた場合には、内蔵式人工臓器がスリーブ要
素の先端から適正に出てその内蔵式人工臓器が解放され
たにしても、そのような操作においては内蔵式人工臓器
が血管の中で前方に押されてその血管を傷つけてしま
う。そのような状態を医師が工学的に実時間の像として
監視することがなければ、内蔵式人工臓器の自由端が血
管の壁部を穿刺する。同時に、上記荷重に対して設計さ
れていない内蔵式人工臓器の要素、すなわち、例えば、
上述の弾性を有するフィラメントが永続的に変形し、従
って内蔵式人工臓器を非効果的なものとする。内蔵式人
工臓器の要素が、上記適正な操作により永続的に変形し
た時に、内蔵式人工臓器が外側のスリーブ要素の中へ折
畳まれるのを可能にする埋め込み装置が提案されている
が、この解決法も信頼性がない。折れ曲ってしまい非効
果的になった内蔵式人工臓器は従って、血管の中に残っ
てしまうことになる。この時点で非効果的になっている
内蔵式人工臓器の箇所を交換することもできない。部分
的に広がっても、内蔵式人工臓器はせいぜい、非常に狭
い範囲内でで手術側へ引っ張ることができるだけであ
る。従って、最も好ましくない場合には、役に立たなく
なった内蔵式人工臓器を、完全な状態の内蔵式人工臓器
が示していた血管の中の正にその点、すなわち、疾病に
より変質した血管のその点にに残さなければならない。
素ではなくスリーブ要素が静止した状態で上記相対的な
運動が行われた場合には、内蔵式人工臓器がスリーブ要
素の先端から適正に出てその内蔵式人工臓器が解放され
たにしても、そのような操作においては内蔵式人工臓器
が血管の中で前方に押されてその血管を傷つけてしま
う。そのような状態を医師が工学的に実時間の像として
監視することがなければ、内蔵式人工臓器の自由端が血
管の壁部を穿刺する。同時に、上記荷重に対して設計さ
れていない内蔵式人工臓器の要素、すなわち、例えば、
上述の弾性を有するフィラメントが永続的に変形し、従
って内蔵式人工臓器を非効果的なものとする。内蔵式人
工臓器の要素が、上記適正な操作により永続的に変形し
た時に、内蔵式人工臓器が外側のスリーブ要素の中へ折
畳まれるのを可能にする埋め込み装置が提案されている
が、この解決法も信頼性がない。折れ曲ってしまい非効
果的になった内蔵式人工臓器は従って、血管の中に残っ
てしまうことになる。この時点で非効果的になっている
内蔵式人工臓器の箇所を交換することもできない。部分
的に広がっても、内蔵式人工臓器はせいぜい、非常に狭
い範囲内でで手術側へ引っ張ることができるだけであ
る。従って、最も好ましくない場合には、役に立たなく
なった内蔵式人工臓器を、完全な状態の内蔵式人工臓器
が示していた血管の中の正にその点、すなわち、疾病に
より変質した血管のその点にに残さなければならない。
【0007】従って、上述の内蔵式人工臓器に使用する
埋め込み装置の不適正な操作は、遠く及ばない結果をも
たらす。上述の装置の不適正な操作は、いずれにしても
容易に生ずる可能性があり、その理由は、適正な操作の
間に引抜かなければならない外側のスリーブが、おおむ
ねその全長にわたって血管の中に位置し、ある接着性を
有する摩擦力によりそこに保持されるからである。従っ
て、外側のスリーブ要素は、ある抵抗力での適正な操作
に必要とされる運動に抵抗する。
埋め込み装置の不適正な操作は、遠く及ばない結果をも
たらす。上述の装置の不適正な操作は、いずれにしても
容易に生ずる可能性があり、その理由は、適正な操作の
間に引抜かなければならない外側のスリーブが、おおむ
ねその全長にわたって血管の中に位置し、ある接着性を
有する摩擦力によりそこに保持されるからである。従っ
て、外側のスリーブ要素は、ある抵抗力での適正な操作
に必要とされる運動に抵抗する。
【0008】周知の装置においては、操作端部は、コア
要素と外側のスリーブ要素との間の相対的な運動を容易
且つ信頼性をもってせん断運動で行うように設計されて
いるが、そのような周知の装置は、コア要素が静止した
状態での適正なタイプの運動、並びに、スリーブ要素が
静止した状態での不適正なタイプの運動の両方のタイプ
の運動が、完全に同一であるように、作動ハンドルが設
計されているという欠点を有する。周知のハンドルの構
成は、適正な又は不適正な操作に関する限り、まったく
好ましくない作動を示す。周知のハンドルによって示さ
れるせん断運動は、1つの適正な運動と共に、多くの不
適正な形態の運動を含む。周知のハンドルの適正な作動
又は不適正な作動の間の選択は、単に医師の側の判断の
問題であり、手術の間に実際に行われる運動の順序は、
上述の選択の結果を信頼性をもって行う医師の能力に依
存する。また、周知の装置のハンドルの構成は、通常の
皮下注射器の操作を行うオペレータに関連する。通常の
皮下注射器においては通常、プランジャが外側の注射筒
に対して相対的に前進する。しかしながら、この場合に
は、上記運動は全く正しくない。
要素と外側のスリーブ要素との間の相対的な運動を容易
且つ信頼性をもってせん断運動で行うように設計されて
いるが、そのような周知の装置は、コア要素が静止した
状態での適正なタイプの運動、並びに、スリーブ要素が
静止した状態での不適正なタイプの運動の両方のタイプ
の運動が、完全に同一であるように、作動ハンドルが設
計されているという欠点を有する。周知のハンドルの構
成は、適正な又は不適正な操作に関する限り、まったく
好ましくない作動を示す。周知のハンドルによって示さ
れるせん断運動は、1つの適正な運動と共に、多くの不
適正な形態の運動を含む。周知のハンドルの適正な作動
又は不適正な作動の間の選択は、単に医師の側の判断の
問題であり、手術の間に実際に行われる運動の順序は、
上述の選択の結果を信頼性をもって行う医師の能力に依
存する。また、周知の装置のハンドルの構成は、通常の
皮下注射器の操作を行うオペレータに関連する。通常の
皮下注射器においては通常、プランジャが外側の注射筒
に対して相対的に前進する。しかしながら、この場合に
は、上記運動は全く正しくない。
【0009】多くの用途において、内蔵式人工臓器を解
放する前に埋め込み装置を必要な信頼性及び安全性をも
って正しい開始位置に定置することに関しては、周知の
ハンドルは不完全であることも判明している。
放する前に埋め込み装置を必要な信頼性及び安全性をも
って正しい開始位置に定置することに関しては、周知の
ハンドルは不完全であることも判明している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は上述の点に関する改善を行うように設
計されている。本発明は、請求の範囲にその特徴を示す
ように、製造が容易で、内蔵式人工臓器を解放する前に
開始位置に容易に位置決めすることができ、オペレータ
の高い技量を必要とせず、適正な操作が容易に行えると
共に不適正な操作を行うことが困難なように設計され
た、人間又は動物の体内の溝型の血管の中に内蔵式人工
臓器を埋め込むための装置を的する目的を達成する。
の手段】本発明は上述の点に関する改善を行うように設
計されている。本発明は、請求の範囲にその特徴を示す
ように、製造が容易で、内蔵式人工臓器を解放する前に
開始位置に容易に位置決めすることができ、オペレータ
の高い技量を必要とせず、適正な操作が容易に行えると
共に不適正な操作を行うことが困難なように設計され
た、人間又は動物の体内の溝型の血管の中に内蔵式人工
臓器を埋め込むための装置を的する目的を達成する。
【0011】本発明は、請求項1に記載するように、内
蔵式人工臓器を解放する前に、必要とされる信頼性及び
安全性をもって、埋め込み装置を適正な開始位置に置く
こととを可能とする。外側のスリーブ要素は、ロック装
置によって、コア要素に対して固定される。外側のスリ
ーブ要素を操作して埋め込み装置を設定する必要はな
く、埋め込み装置の基端から更に突出する内側のコア要
素を用いて装置全体を操作することができる。親指、並
びに、人差指の第1関節によって把持されるように設計
されたピストルの台尻の形態の突出するハンドルが、内
側のコア要素に設けられている。上述の態様で把持する
ことができる上記突出するピストルの台尻の形態は、オ
ペレータの手首を用いて埋め込み装置を制御し、また、
前進させる役割を果たす。その結果生ずる力は、医師の
側の機敏性をあまり必要としない安全で信頼性が有り且
つ正確な制御を可能とする。
蔵式人工臓器を解放する前に、必要とされる信頼性及び
安全性をもって、埋め込み装置を適正な開始位置に置く
こととを可能とする。外側のスリーブ要素は、ロック装
置によって、コア要素に対して固定される。外側のスリ
ーブ要素を操作して埋め込み装置を設定する必要はな
く、埋め込み装置の基端から更に突出する内側のコア要
素を用いて装置全体を操作することができる。親指、並
びに、人差指の第1関節によって把持されるように設計
されたピストルの台尻の形態の突出するハンドルが、内
側のコア要素に設けられている。上述の態様で把持する
ことができる上記突出するピストルの台尻の形態は、オ
ペレータの手首を用いて埋め込み装置を制御し、また、
前進させる役割を果たす。その結果生ずる力は、医師の
側の機敏性をあまり必要としない安全で信頼性が有り且
つ正確な制御を可能とする。
【0012】また、外側のスリーブ要素にはピストルの
台尻が設けられておらず、周知の装置に設けられるよう
なハンドルの部材が設けられる。他のタイプのハンドル
は、一方の側部に当接するが上記ハンドルを包囲しない
指のためのサポートの役割を果たすだけである。ピスト
ルの台尻が内側のコア要素に設けられており、また、極
めて異なったハンドルが他方の部分に設けられているこ
とにより、内側のコア要素は常に、容易に静止した状態
に保持されなければならない手首に対して位置決めされ
る。内側のコア要素には一本又はそれ以上の指が関係し
ない。
台尻が設けられておらず、周知の装置に設けられるよう
なハンドルの部材が設けられる。他のタイプのハンドル
は、一方の側部に当接するが上記ハンドルを包囲しない
指のためのサポートの役割を果たすだけである。ピスト
ルの台尻が内側のコア要素に設けられており、また、極
めて異なったハンドルが他方の部分に設けられているこ
とにより、内側のコア要素は常に、容易に静止した状態
に保持されなければならない手首に対して位置決めされ
る。内側のコア要素には一本又はそれ以上の指が関係し
ない。
【0013】親指と人差指とのまでせん断運動が行われ
ると、親指を静止した状態に保持して人差指を親指に向
けて動かす機敏性及び能力がほとんど必要とされない。
しかしながら、従来技術におけるこの運動の間には、人
差指を静止した状態に保持して親指を人差指の方向へ動
かすためのかなりの機敏性が必要とされる。反対に、本
発明は、装置を作動させるための全く異なった方法を採
用する。外側のスリーブの上のハンドルがピストルの台
尻からの指の範囲内にある時に、一本又は複数の指を手
首に向けて動かすか、あるいは、他方の手を用いてせん
断運動を行う。最初のケースでは、ハンドルの運動が含
まれ、従って、最も簡単な操作運動が可能である。それ
は、最小の機敏性、正確性及び注意を必要とする。第2
のケースでは、外側のスリーブの上のハンドルがピスト
ルの台尻からの指の範囲外にある時に、第2の手だけを
用い、スリーブを静止した状態に保持することなく、上
記せん断運動を行う。この操作においては、両方のケー
スにおいてピストルの台尻に関係する手首を静止した状
態に保持することができるが、その理由は、その位置
が、指ではない全く別の筋肉によって制御されるからで
ある。従って、本発明の特徴を組合わせることにより、
適正な操作を容易に行うことができると共に、医師の特
別の技量を必要としない。従って、血管の中の外側のス
リーブ要素の運動に対する抵抗は、コア要素に対抗する
押圧力を与えることなく、より容易に解消することがで
きる。
ると、親指を静止した状態に保持して人差指を親指に向
けて動かす機敏性及び能力がほとんど必要とされない。
しかしながら、従来技術におけるこの運動の間には、人
差指を静止した状態に保持して親指を人差指の方向へ動
かすためのかなりの機敏性が必要とされる。反対に、本
発明は、装置を作動させるための全く異なった方法を採
用する。外側のスリーブの上のハンドルがピストルの台
尻からの指の範囲内にある時に、一本又は複数の指を手
首に向けて動かすか、あるいは、他方の手を用いてせん
断運動を行う。最初のケースでは、ハンドルの運動が含
まれ、従って、最も簡単な操作運動が可能である。それ
は、最小の機敏性、正確性及び注意を必要とする。第2
のケースでは、外側のスリーブの上のハンドルがピスト
ルの台尻からの指の範囲外にある時に、第2の手だけを
用い、スリーブを静止した状態に保持することなく、上
記せん断運動を行う。この操作においては、両方のケー
スにおいてピストルの台尻に関係する手首を静止した状
態に保持することができるが、その理由は、その位置
が、指ではない全く別の筋肉によって制御されるからで
ある。従って、本発明の特徴を組合わせることにより、
適正な操作を容易に行うことができると共に、医師の特
別の技量を必要としない。従って、血管の中の外側のス
リーブ要素の運動に対する抵抗は、コア要素に対抗する
押圧力を与えることなく、より容易に解消することがで
きる。
【0014】本発明によれば、外側のスリーブ及び内側
のコアのハンドルは、非常に異なっており、各々別のタ
イプのグリップを有している。従って、装置の不適正な
操作を行うことは極めて困難となり、その理由は、その
様な操作を行うためには、各ハンドルを意図されない態
様で把持しなければならないからである。しかしなが
ら、これは、適正な操作と不適正な操作の間の選択が医
師の判断に任されないことを意味する。本発明の装置に
おいては、不適正な操作が実際に行われる前に、不適正
な選択は操作上の幾つかの明確な障害を乗越えることを
必要とする。従って、不用意に不適正な操作を行うこと
は事実上不可能である。
のコアのハンドルは、非常に異なっており、各々別のタ
イプのグリップを有している。従って、装置の不適正な
操作を行うことは極めて困難となり、その理由は、その
様な操作を行うためには、各ハンドルを意図されない態
様で把持しなければならないからである。しかしなが
ら、これは、適正な操作と不適正な操作の間の選択が医
師の判断に任されないことを意味する。本発明の装置に
おいては、不適正な操作が実際に行われる前に、不適正
な選択は操作上の幾つかの明確な障害を乗越えることを
必要とする。従って、不用意に不適正な操作を行うこと
は事実上不可能である。
【0015】本発明の特徴の組合わせにおいて提供され
るピストルの台尻は、種々の生活の領域から周知であ
り、他の領域で周知のタイプの操作であるので、本発明
において正確に使用することができる。従って、本発明
の特徴の組合わせは、当業者に操作の態様を示唆し、本
発明の設計は特に、不適正な操作を引起こす不適正な事
態を生じさせることがない。
るピストルの台尻は、種々の生活の領域から周知であ
り、他の領域で周知のタイプの操作であるので、本発明
において正確に使用することができる。従って、本発明
の特徴の組合わせは、当業者に操作の態様を示唆し、本
発明の設計は特に、不適正な操作を引起こす不適正な事
態を生じさせることがない。
【0016】他の利点は、外側のスリーブ要素をコア要
素並びにピストルの台尻に固定することにより、血管の
中へ挿入する際に極めて有効な態様で回転させることの
できる埋め込み装置が得られることである。それ自身は
周知の斜角の先端を用いることにより、本装置は、拡張
器を用いることなく、定置することができる。換言すれ
ば、本装置は、例えば円錐形の別個のユニットを用いる
ことなく使用し、本装置を前進させる前に最初に血管の
中で膨張させることができる。本装置の斜角になされた
先端は、ピストルの台尻を用いて本装置を注意深く回転
させることにより、血管の狭窄部を通して案内すること
を可能とする。気管においては、そのような狭い点は、
例えば声帯を含む。
素並びにピストルの台尻に固定することにより、血管の
中へ挿入する際に極めて有効な態様で回転させることの
できる埋め込み装置が得られることである。それ自身は
周知の斜角の先端を用いることにより、本装置は、拡張
器を用いることなく、定置することができる。換言すれ
ば、本装置は、例えば円錐形の別個のユニットを用いる
ことなく使用し、本装置を前進させる前に最初に血管の
中で膨張させることができる。本装置の斜角になされた
先端は、ピストルの台尻を用いて本装置を注意深く回転
させることにより、血管の狭窄部を通して案内すること
を可能とする。気管においては、そのような狭い点は、
例えば声帯を含む。
【0017】ピストルの台尻の形態のハンドルに加え
て、片側を支えるがその周囲を包まない指用のサポート
として機能する他のハンドルを、スリーブ要素のハンド
ルの反対側においてコア要素に設けた場合には、本装置
は、両方の手でより容易に操作することができる。一方
の手で装置を確実に保持しながら、他方の手でスリーブ
要素とコア要素との間の相対的な運動を行うことができ
る。この場合には、一方の手の全スパンを用いて上記相
対的な運動を行うことができ、その結果、極めて長い内
蔵式人工臓器をてこを用いることなく直接解放すること
ができる。親指、並びに、人差指の第一関節を用いるこ
となく、ピストルの台尻を特に効果的に把持することが
でき、この場合には、ピストルの台尻は、手全体で覆わ
れる。また、本発明の特徴を組合わせることにより、オ
ペレータがピストルの台尻を把持した後には、一方の手
だけでは操作することのできない装置を考えることもで
きる。これを達成するためには、外側のスリーブ要素に
取り付けられるハンドルをピストルの台尻から十分に離
すだけで良い。いずれにしても、「静止した状態に保持
する」機能と「解放する」機能とを分離することによ
り、両方の手による操作は、長い解放運動の間の信頼性
のある方法である。
て、片側を支えるがその周囲を包まない指用のサポート
として機能する他のハンドルを、スリーブ要素のハンド
ルの反対側においてコア要素に設けた場合には、本装置
は、両方の手でより容易に操作することができる。一方
の手で装置を確実に保持しながら、他方の手でスリーブ
要素とコア要素との間の相対的な運動を行うことができ
る。この場合には、一方の手の全スパンを用いて上記相
対的な運動を行うことができ、その結果、極めて長い内
蔵式人工臓器をてこを用いることなく直接解放すること
ができる。親指、並びに、人差指の第一関節を用いるこ
となく、ピストルの台尻を特に効果的に把持することが
でき、この場合には、ピストルの台尻は、手全体で覆わ
れる。また、本発明の特徴を組合わせることにより、オ
ペレータがピストルの台尻を把持した後には、一方の手
だけでは操作することのできない装置を考えることもで
きる。これを達成するためには、外側のスリーブ要素に
取り付けられるハンドルをピストルの台尻から十分に離
すだけで良い。いずれにしても、「静止した状態に保持
する」機能と「解放する」機能とを分離することによ
り、両方の手による操作は、長い解放運動の間の信頼性
のある方法である。
【0018】コア要素のピストルの台尻の形態のハンド
ルを中指、薬指、及び小指によって包囲できるように設
計した場合には、内蔵式人工臓器を解放するための開始
位置への装置の特に微妙な位置決め、並びに、特に信頼
性の有る静止した位置での保持が可能となる。
ルを中指、薬指、及び小指によって包囲できるように設
計した場合には、内蔵式人工臓器を解放するための開始
位置への装置の特に微妙な位置決め、並びに、特に信頼
性の有る静止した位置での保持が可能となる。
【0019】スリーブ要素の作動ハンドルが、直径方向
において相対向する2つの突出部を有する場合には、コ
ア要素の他方のハンドルが、ピストルの台尻の形態のハ
ンドルに対して直径方向において対向し、スリーブ要素
の上記2つの突出部が、ピストルの台尻の形態のハンド
ル及び他方のたどるによって画成される平面に一致する
平面にある場合には、人体の解剖学的な組織に緊密に合
致したオペレータ用のグリップが提供される。手首を窮
屈に曲げる必要はなく、装置を操作する間にオペレータ
の下腕部は、互いに90°になる。オペレータの肢の極
端な姿勢が排除されるので、操作すなわち手術の間の安
全性及び信頼性が大きく確保される。
において相対向する2つの突出部を有する場合には、コ
ア要素の他方のハンドルが、ピストルの台尻の形態のハ
ンドルに対して直径方向において対向し、スリーブ要素
の上記2つの突出部が、ピストルの台尻の形態のハンド
ル及び他方のたどるによって画成される平面に一致する
平面にある場合には、人体の解剖学的な組織に緊密に合
致したオペレータ用のグリップが提供される。手首を窮
屈に曲げる必要はなく、装置を操作する間にオペレータ
の下腕部は、互いに90°になる。オペレータの肢の極
端な姿勢が排除されるので、操作すなわち手術の間の安
全性及び信頼性が大きく確保される。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例だけを示す図面を参照して
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明を以下に詳細に説明する。
【0021】埋め込み装置は基本的に、外側のスリーブ
要素1、及び、内側のコア要素4の2つの部品から構成
されている。これら2つの要素は、互いに関して運動可
能である。スリーブ要素1の先端2は、発散し且つ斜め
になっている。所望の長さに切断された内蔵式人工臓器
は、弾性的に圧縮された状態で上記先端2の中へ挿入さ
れ、そこに保持されている。2つの突出部10、11が
スリーブ要素1の基端3に設けられている。後に説明す
るように、スリーブ要素1をコア要素4に対して相対的
に引抜く運動は、例えば、人間の手の人差指及び中指等
の指によってだけ行うことができることは明らかであ
る。
要素1、及び、内側のコア要素4の2つの部品から構成
されている。これら2つの要素は、互いに関して運動可
能である。スリーブ要素1の先端2は、発散し且つ斜め
になっている。所望の長さに切断された内蔵式人工臓器
は、弾性的に圧縮された状態で上記先端2の中へ挿入さ
れ、そこに保持されている。2つの突出部10、11が
スリーブ要素1の基端3に設けられている。後に説明す
るように、スリーブ要素1をコア要素4に対して相対的
に引抜く運動は、例えば、人間の手の人差指及び中指等
の指によってだけ行うことができることは明らかであ
る。
【0022】コア要素4の先端5には肩部7が設けられ
ている。従って、コア要素4は、内蔵式人工臓器の一端
部に作用することのできる静止した状態に保持されたプ
ランジャとして設計されている。コア要素4は、ピスト
ルの台尻の形態のハンドル8を有している。サポートと
して作用する他のハンドル9が、上記ハンドル8の反対
側に設けられている。ピストルの台尻の形態のハンドル
8、他方のハンドル9、突出部10、及び突出部11が
同一の平面内に延在することは明らかである。
ている。従って、コア要素4は、内蔵式人工臓器の一端
部に作用することのできる静止した状態に保持されたプ
ランジャとして設計されている。コア要素4は、ピスト
ルの台尻の形態のハンドル8を有している。サポートと
して作用する他のハンドル9が、上記ハンドル8の反対
側に設けられている。ピストルの台尻の形態のハンドル
8、他方のハンドル9、突出部10、及び突出部11が
同一の平面内に延在することは明らかである。
【0023】2つのガイドロッド12、13が、コア要
素4のピストルの台尻の形態のハンドル8付近から、コ
ア要素4の先端の方向へ伸長している。上記ガイドロッ
ド12、13は、スリーブ要素1の管状の部分14、1
5の中に挿入され、これにより、スリーブ要素1とコア
要素4との間の相対的な運動が不可能となり、従って、
上述のハンドル及び突出部は常に、それぞれの互いに関
して予め設定された位置を保持するようになっている。
コア要素4の内部は、接続部16によって外部に接続さ
れている。この接続により、例えば、処置すべき血管の
中への媒体の挿入、あるいは、必要に応じた吸引を行う
ことが可能となる。
素4のピストルの台尻の形態のハンドル8付近から、コ
ア要素4の先端の方向へ伸長している。上記ガイドロッ
ド12、13は、スリーブ要素1の管状の部分14、1
5の中に挿入され、これにより、スリーブ要素1とコア
要素4との間の相対的な運動が不可能となり、従って、
上述のハンドル及び突出部は常に、それぞれの互いに関
して予め設定された位置を保持するようになっている。
コア要素4の内部は、接続部16によって外部に接続さ
れている。この接続により、例えば、処置すべき血管の
中への媒体の挿入、あるいは、必要に応じた吸引を行う
ことが可能となる。
【0024】内部空間の特性により中空円筒体の形態に
なされたコア要素4はまた、他の医療器具をその内部に
収容することができる。例えば、内視鏡をコア要素4の
中に置くことができる。これにより、内蔵式人工臓器の
定置を視覚的に監視することができる。外部からの接続
はまた、接続部16を通過する。
なされたコア要素4はまた、他の医療器具をその内部に
収容することができる。例えば、内視鏡をコア要素4の
中に置くことができる。これにより、内蔵式人工臓器の
定置を視覚的に監視することができる。外部からの接続
はまた、接続部16を通過する。
【0025】スリーブ要素1はまた、その基端3にロッ
クネジ17も有しており、このロックネジによって、ス
リーブ要素1をコア要素4に対してロックすなわち係止
することができる。
クネジ17も有しており、このロックネジによって、ス
リーブ要素1をコア要素4に対してロックすなわち係止
することができる。
【0026】本装置は以下の如く作動する。最初の段階
においては、スリーブ要素1は、コア要素4の周囲で図
1の左側へ移動し、これにより、コア要素4の肩部7が
内側のスリーブ要素1の内側に着座する。次に、スリー
ブ要素は、ロックネジ17を締付けることにより、コア
要素4に固定される。次に、内蔵式人工臓器が弾性的に
圧縮された状態でスリーブ要素1の先端2に挿入され、
これにより、その端部の一方がコア要素4の肩部7に対
向する。内蔵式人工臓器は、その弾性的な予張力によっ
てスリーブ要素1の内壁に当接し、従って、不意の移動
が防止されるので、接触は絶対的に必要なものではな
い。内蔵式人工臓器を治療すべき血管の中へ挿入するた
めに、以前の医学的な総ての測定を一般に周知の手法に
従って行った後に、医師は、少なくとも親指、並びに、
人差指の第一関節で、ピストルの台尻の形態のハンドル
8を把持する。次に、内蔵式人工臓器を有する埋め込み
装置を血管の中へ挿入し、内蔵式人工臓器を血管の中の
所望の点に性格に位置決めする。そのような内蔵式人工
臓器を監視し且つチェックするための手法は一般に周知
である。必要であれば、ピストルの台尻の形態のハンド
ルにより、装置の極めて信頼性のある操作及び回転を行
うことができる。
においては、スリーブ要素1は、コア要素4の周囲で図
1の左側へ移動し、これにより、コア要素4の肩部7が
内側のスリーブ要素1の内側に着座する。次に、スリー
ブ要素は、ロックネジ17を締付けることにより、コア
要素4に固定される。次に、内蔵式人工臓器が弾性的に
圧縮された状態でスリーブ要素1の先端2に挿入され、
これにより、その端部の一方がコア要素4の肩部7に対
向する。内蔵式人工臓器は、その弾性的な予張力によっ
てスリーブ要素1の内壁に当接し、従って、不意の移動
が防止されるので、接触は絶対的に必要なものではな
い。内蔵式人工臓器を治療すべき血管の中へ挿入するた
めに、以前の医学的な総ての測定を一般に周知の手法に
従って行った後に、医師は、少なくとも親指、並びに、
人差指の第一関節で、ピストルの台尻の形態のハンドル
8を把持する。次に、内蔵式人工臓器を有する埋め込み
装置を血管の中へ挿入し、内蔵式人工臓器を血管の中の
所望の点に性格に位置決めする。そのような内蔵式人工
臓器を監視し且つチェックするための手法は一般に周知
である。必要であれば、ピストルの台尻の形態のハンド
ルにより、装置の極めて信頼性のある操作及び回転を行
うことができる。
【0027】内蔵式人工臓器を解放するためには、最初
に反対側の手でロックネジ17を緩め、次に、その反対
側の手の2つの指を突出部10、11に押付けることに
より、また、その同じ手の親指をサポートとして作用す
る突出部9に押付けることにより、スリーブ要素1をピ
ストルの台尻の形態のハンドル8へ向かう方向へゆっく
りと引抜くことができる。ハンドル8は基本的には、依
然として拳によって包囲されているので、突出部10、
11に、従ってスリーブ要素1に作用する力は、この時
点において滑って戻らないように保持しなければならな
いコア要素4に作用する力寄りも小さく、従って、この
操作の間の望ましくない内蔵式人工臓器の放出が不可能
となる。コア要素4の肩部7を押圧することによりスリ
ーブ要素1を引抜くことにより、内蔵式人工臓器は、ス
リーブ要素1の内部から出て弛緩し且つ膨張することが
でき、これにより、治療すべ器血管の内壁に当接すると
共に、該血管の中におけるその膨張機能を果す。
に反対側の手でロックネジ17を緩め、次に、その反対
側の手の2つの指を突出部10、11に押付けることに
より、また、その同じ手の親指をサポートとして作用す
る突出部9に押付けることにより、スリーブ要素1をピ
ストルの台尻の形態のハンドル8へ向かう方向へゆっく
りと引抜くことができる。ハンドル8は基本的には、依
然として拳によって包囲されているので、突出部10、
11に、従ってスリーブ要素1に作用する力は、この時
点において滑って戻らないように保持しなければならな
いコア要素4に作用する力寄りも小さく、従って、この
操作の間の望ましくない内蔵式人工臓器の放出が不可能
となる。コア要素4の肩部7を押圧することによりスリ
ーブ要素1を引抜くことにより、内蔵式人工臓器は、ス
リーブ要素1の内部から出て弛緩し且つ膨張することが
でき、これにより、治療すべ器血管の内壁に当接すると
共に、該血管の中におけるその膨張機能を果す。
【0028】従って、内蔵式人工臓器を解放する操作の
間に動かすことを意図されない上記装置の上記部分に人
間が与える力は、動かすべき上記装置の部分に与えられ
る力よりもかなり大きく、従って、不適当な操作を生じ
ることなく、信頼性のある内蔵式人工臓器の定置を行う
ことができる。
間に動かすことを意図されない上記装置の上記部分に人
間が与える力は、動かすべき上記装置の部分に与えられ
る力よりもかなり大きく、従って、不適当な操作を生じ
ることなく、信頼性のある内蔵式人工臓器の定置を行う
ことができる。
【0029】最後に、本発明による埋め込みはまた、血
管の中における内蔵式人工臓器の一時的な埋め込みも含
むことを理解する必要がある。
管の中における内蔵式人工臓器の一時的な埋め込みも含
むことを理解する必要がある。
【図1】本発明に従って設計された埋め込み装置の側面
図である。
図である。
【図2】図1に示す装置の平面図である。
【図3】本装置のコア要素の側面図である。
【図4】本装置のスリーブ要素の側面図である。
1 スリーブ要素 2 スリーブ要
素の先端 3 スリーブ要素の基端 4 コア要素 5 コア要素の先端 7 肩部 8 ピストルの台尻の形態のハンドル 9 別のハンド
ル 10、11 突出部 12、13 ガ
イドロッド
素の先端 3 スリーブ要素の基端 4 コア要素 5 コア要素の先端 7 肩部 8 ピストルの台尻の形態のハンドル 9 別のハンド
ル 10、11 突出部 12、13 ガ
イドロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ズザンネ・ハンク スイス連邦 ツェーハー−5612 フィルメ ルゲン,ブュッティンガーシュトラーセ 26 (72)発明者 ロルフ・バルディンガー スイス連邦 ツェーハー−5444 キュンテ ン,グリートシュトラーセ 325
Claims (12)
- 【請求項1】 人間又は動物の体内に内蔵式人工臓器を
埋め込むための装置において、 先端及び基端を有する細長いコア部材(7)であって、
前記先端に隣接し、該細長いコア部材(4)の前記基端
に向かう内蔵式人工臓器の運動を阻止する肩部と、前記
基端に隣接して取付けられたピストルの台尻の形態の第
1のハンドル(8)とを有する細長いコア部材と、 内蔵式人工臓器を内部に収容するようになされ、前記細
長いコア部材(4)を同軸状に包囲すると共に、該コア
部材に対して相対的に運動可能な細長い管状のスリーブ
(1)であって、先端及び基端を有すると共に、前記基
端に取付けられて該細長い管状のスリーブ(1)から半
径方向に伸長する2つの突出部の形態の第2のハンドル
(10、11)を有する細長い管状のスリーブと、 前記細長い管状のスリーブ(1)を前記細長いコア部材
(4)に固定し、これにより、これらスリーブとコア部
材との間の相対的な長手方向の運動を阻止する手段(1
7)とを備えることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 請求項1の装置において、前記第1のハ
ンドル(8)の反対側において、前記細長いコア部材
(4)から半径方向外方に伸長する突出部の形態の第3
のハンドル(9)を更に備えることを特徴とする装置。 - 【請求項3】 請求項2の装置において、前記第2のハ
ンドル(10、11)の前記2つの突出部は、互いに直
径方向において対向して設けられ、前記第1のハンドル
(8)及び前記第3のハンドル(9)と同一の平面に延
在することを特徴とする装置。 - 【請求項4】 請求項1の装置において、前記細長いコ
ア部材(4)は、前記基端付近から前記先端に向かって
該細長いコア部材に対して平行に伸長する少なくとも1
つのガイドロッド(12、13)を有し、前記細長い管
状のスリーブ(1)は、前記基端から前記先端まで該細
長い管状のスリーブに対して平行に伸長する少なくとも
1つのガイドチューブ(14、15)を有しており、こ
れにより、前記ガイドロッド(12、13)が前記ガイ
ドチューブ(14、15)の中に挿入された時に、前記
細長いコア部材(4)と前記細長い管状のスリーブ
(1)との間の相対的な回転運動が防止されることを特
徴とする装置。 - 【請求項5】 請求項2の装置において、前記細長いコ
ア部材(4)は、前記基端付近から前記先端に向かって
該細長いコア部材に対して平行に伸長する少なくとも1
つのガイドロッド(12、13)を有し、前記細長い管
状のスリーブ(1)は、前記基端から前記先端まで該細
長い管状のスリーブに対して平行に伸長する少なくとも
1つのガイドチューブ(14、15)を有しており、こ
れにより、前記ガイドロッド(12、13)が前記ガイ
ドチューブ(14、15)の中に挿入された時に、前記
細長いコア部材(4)と前記細長い管状のスリーブ
(1)との間の相対的な回転運動が防止されることを特
徴とする装置。 - 【請求項6】 請求項3の装置において、前記細長いコ
ア部材(4)は、前記基端付近から前記先端に向かって
該細長いコア部材に対して平行に伸長する少なくとも1
つのガイドロッド(12、13)を有し、前記細長い管
状のスリーブ(1)は、前記基端から前記先端まで該細
長い管状のスリーブに対して平行に伸長する少なくとも
1つのガイドチューブ(14、15)を有しており、こ
れにより、前記ガイドロッド(12、13)が前記ガイ
ドチューブ(14、15)の中に挿入された時に、前記
細長いコア部材(4)と前記細長い管状のスリーブ
(1)との間の相対的な回転運動が防止されることを特
徴とする装置。 - 【請求項7】 請求項1の装置において、前記細長いコ
ア部材(4)は、他の医療器具を受入れるようになされ
た中空の円筒体であることを特徴とする装置。 - 【請求項8】 請求項2の装置において、前記細長いコ
ア部材(4)は、他の医療器具を受入れるようになされ
た中空の円筒体であることを特徴とする装置。 - 【請求項9】 請求項3の装置において、前記細長いコ
ア部材(4)は、他の医療器具を受入れるようになされ
た中空の円筒体であることを特徴とする装置。 - 【請求項10】 請求項4の装置において、前記細長い
コア部材(4)は、他の医療器具を受入れるようになさ
れた中空の円筒体であることを特徴とする装置。 - 【請求項11】 請求項5の装置において、前記細長い
コア部材(4)は、他の医療器具を受入れるようになさ
れた中空の円筒体であることを特徴とする装置。 - 【請求項12】 請求項6の装置において、前記細長い
コア部材(4)は、他の医療器具を受入れるようになさ
れた中空の円筒体であることを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP92121677A EP0603423B1 (de) | 1992-12-20 | 1992-12-20 | Gerät zum Implantieren einer Endoprothese |
DE92121677:6 | 1992-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07534A true JPH07534A (ja) | 1995-01-06 |
JP2648283B2 JP2648283B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=8210315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5320447A Expired - Lifetime JP2648283B2 (ja) | 1992-12-20 | 1993-12-20 | 内蔵式人工臓器を埋め込むための装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0603423B1 (ja) |
JP (1) | JP2648283B2 (ja) |
AT (1) | ATE157857T1 (ja) |
AU (1) | AU669581B2 (ja) |
CA (1) | CA2103389C (ja) |
DE (1) | DE59208901D1 (ja) |
ES (1) | ES2108075T3 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4419792C1 (de) * | 1994-06-06 | 1996-02-01 | Alfons Prof Dr Med Hofstetter | Endoskop |
FR2740024B1 (fr) * | 1995-10-23 | 1998-01-02 | Berberian Jean Pierre | Protheses de l'arbre urinaire avec leurs applicateurs |
CN106038013B (zh) * | 2010-06-24 | 2018-11-09 | 卡迪纳尔健康515瑞士有限公司 | 从医疗装置牵拉拉伸构件的设备和方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06197984A (ja) * | 1991-06-14 | 1994-07-19 | Ams Medinvent Sa | 経腔移植用装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4557255A (en) * | 1983-08-22 | 1985-12-10 | Goodman Tobias M | Ureteroscope |
US4665918A (en) * | 1986-01-06 | 1987-05-19 | Garza Gilbert A | Prosthesis system and method |
US5160341A (en) * | 1990-11-08 | 1992-11-03 | Advanced Surgical Intervention, Inc. | Resorbable urethral stent and apparatus for its insertion |
-
1992
- 1992-12-20 ES ES92121677T patent/ES2108075T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-20 DE DE59208901T patent/DE59208901D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-20 AT AT92121677T patent/ATE157857T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-12-20 EP EP92121677A patent/EP0603423B1/de not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-11-18 CA CA2103389A patent/CA2103389C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-03 AU AU52158/93A patent/AU669581B2/en not_active Ceased
- 1993-12-20 JP JP5320447A patent/JP2648283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06197984A (ja) * | 1991-06-14 | 1994-07-19 | Ams Medinvent Sa | 経腔移植用装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2108075T3 (es) | 1997-12-16 |
CA2103389C (en) | 2002-07-16 |
CA2103389A1 (en) | 1994-06-21 |
ATE157857T1 (de) | 1997-09-15 |
AU5215893A (en) | 1994-06-30 |
EP0603423B1 (de) | 1997-09-10 |
DE59208901D1 (de) | 1997-10-16 |
EP0603423A1 (de) | 1994-06-29 |
AU669581B2 (en) | 1996-06-13 |
JP2648283B2 (ja) | 1997-08-27 |
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