JPH0753353Y2 - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

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JPH0753353Y2
JPH0753353Y2 JP1988084052U JP8405288U JPH0753353Y2 JP H0753353 Y2 JPH0753353 Y2 JP H0753353Y2 JP 1988084052 U JP1988084052 U JP 1988084052U JP 8405288 U JP8405288 U JP 8405288U JP H0753353 Y2 JPH0753353 Y2 JP H0753353Y2
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JP
Japan
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speaker
sound
diaphragm
speaker unit
door
Prior art date
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JP1988084052U
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JPH025994U (ja
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政義 高谷
聡 遠藤
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、音響電気信号を音波に変換する音響再生装置
に関する。
従来の技術および考案が解決すべき課題 従来の音響再生装置においては、スピーカの再生音を直
接聴取することが本質的に最も好ましい。しかし、スピ
ーカと聴取者との間に音響的な障害物が存在すると、そ
の障害物によつてスピーカの再生音は反射され、聴感上
好ましくない。たとえば、車載用スピーカではドアに埋
設されたもの、後部座席の後方のリヤトレイ上に設置あ
るいは埋設されたものがある。このような車載用スピー
カでは、特に乗員やスピーカの前に置かれた荷物などに
よつて直接音が妨害あるいは干渉を受けるので、各スピ
ーカからの音波の伝搬条件に差異が生じ、その結果、各
スピーカから聞こえる音の音質や音量が変化し、自然な
再生音が聴取できない。このことは、スピーカの前に置
かれた障害物によつて、再生音にこもりあるいはにごり
を生じさせることから経験上理解される。
本考案の目的は、上述の問題点を解決するためになされ
たもので、スピーカと聴取者との間の障害物による再生
音の変化を受けにくい音響再生装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 本考案は、振動板が音波の放射方向に対して突出した錐
状に形成され、該振動板を駆動する磁気回路部の少なく
とも一部が前記錐状の空間内部に設けられ、聴取位置の
方向とは反対方向に音波を放射するスピーカユニツト
と、 前記スピーカユニツトの振動板と相対向する位置に設け
られ、該振動板によつて空気中に放射された音波を聴取
位置に向けて反射する反射面とを備え、 該スピーカユニツトは前記反射面の開口部周縁に該反射
面と非接触状態に固定されることを特徴とする音響再生
装置である。
作用 本考案においては、スピーカの振動板に対向する位置に
反射面を設け、スピーカの振動板において生じた音波は
その反射面によつて反射され、聴取者はその反射面によ
つて拡散された音波を聴取する。したがつて、聴取者が
スピーカユニツトの正面に位置していなくても、あるい
はスピーカユニツトの正面に障害物があつて聴取者がス
ピーカユニツトの斜め方向に位置していても、音波を聴
取することができる。
また、前記スピーカユニツトは、振動板が音波の放射方
向に対して突出した錐状に形成され、該振動板を駆動す
る磁気回路部の少なくとも一部が前記錐状の空間内部に
設けられているため、該振動板や磁気回路部からなるス
ピーカユニツトの小型化が可能となり、聴取位置の方向
である音響再生装置の正面にスピーカユニツトが突出す
ることなく、車載用等で好適に実施することができると
ともに、意匠を向上することができる。
さらにまた、前記スピーカユニツトと反射面とが非接触
状態に構成されているので、反射面の全てに反射機能を
持たせることができ、音の拡散効果を充分得ることがで
きる。
実施例 第1図は、本考案の基礎となる音響再生装置の断面図で
ある。スピーカ1と反射面2aを有するデイフユーザ2と
は、車室内側のドア板3にねじ4a,4bによつて固定され
ている。スピーカ1は車室内側に、デイフユーザ2はド
ア内部側にそれぞれ位置し、振動板1aとデイフユーザ2
とが相対向するように設けられる。
スピーカ1は薄形であることが望ましく、また低音域か
ら高音域まで再生するいわゆるフルレンジスピーカであ
ることが望ましい。デイフユーザ2は振動板1aの振動に
よつて発生した音波を効率よく車室内側に反射するため
に、硬質で反射面2aがなめらかなものがよく、たとえば
アルミニウムなどの金属製が好ましい。
スピーカ1の振動板1aの振動によつて発生した音波は聴
取位置とは反対の方、すなわちデイフユーザ2の方に進
行し、デイフユーザ2の反射面2aで反射した後、参照符
5a,5bに示す矢符のように進行し、車室内側へ放射、拡
散される。このように、振動板1aによつて発生した音波
は、デイフユーザ2によつて放射、拡散され、車室内側
に伝搬されるので、スピーカ1の前方に位置する乗員、
荷物等により影響されにくくなり、より自然な再生音が
安定して得られる。
第2図は、ドアに取付けられた音響再生装置を車室内か
ら見たドアの概観図である。スピーカ1は車室内側のド
ア板3によつて固定されており、デイフユーザ2はドア
内部に埋設されている。スピーカ1による再生音は、ド
ア内部に埋設されているデイフユーザ2によつて拡散さ
れ、座席シート6等による存在によつて音波の干渉ある
いは妨害などの影響を軽減させることができる。
第3図は、本考案の一実施例の音響再生装置の断面図で
ある。この実施例においては、スピーカ11の振動板11a
は、ドア内部へ突出した円錐状に形成されている。
該振動板11aを駆動するマグネツト20およびボイスコイ
ル21などから成る磁気回路部は、該振動板11aにより形
成される錐状の空間内部に設けられている。
したがつて第1図に示す構成に比べて、ドア板3の車室
内側への面を、もつと平坦にすることができる。
また、振動板11aと磁気回路部を含むスピーカユニツト2
2は車室内側のドア板3に取付けられており、しかもス
ピーカユニツト22は、反射面12aの開口部周縁に、該反
射面12aと非接触状態で、取付片23によつて固定され
る。デイフユーザ12はスピーカユニツト22と非接触状態
となつている。したがつて、たとえば磁気回路部が反射
板に取付けられている構成に比べて、反射板12による音
の拡散効果を充分得ることができる。
スピーカ11の振動板11aに対向して設けられているデイ
フユーザ12の反射面12aは、振動板11aからの音波を車室
内側へ反射させるため滑らかに処理されており、デイフ
ユーザ12の反射面12aで音波が吸収されにくいような材
料、たとえばアルミニウム等の金属材料が用いられる。
デイフユーザ12の反射面12aは、振動板11aからの音波が
均等に車室内側へ反射させるため、曲線的な形状が施さ
れている。
振動板11aによつて発生した音波は、矢符51a,51bに示す
ようにデイフユーザ12によつて反射され、車室内側へ拡
散される。
このように、本実施例ではスピーカ11の振動板11aがド
アの内部の方へ、すなわちデイフユーザ12の方へ突出し
た円錐状に形成され、かつドーム状に形成されてドア板
3内に埋込まれているデイフユーザ12内に該スピーカ11
が収納されるので、スピーカ11をドア板3から車室内側
へ突出せずに設けることができるので、スピーカに乗員
の体や荷物等が接触あるいはぶつかるというおそれがな
くなる。また、車室内側への突起物はなく、意匠を向上
することもできる。
考案の効果 以上のように本考案に従えば、スピーカの振動板によつ
て発生した音波が振動板とは相対向する位置に設けられ
ている反射面によつて反射されるので、スピーカの前方
部に存在する人体や荷物等の影響が軽減され、より自然
な再生音を安定して聴取することができる。
また、前記スピーカユニツトは、振動板が音波の放射方
向に対して突出した錐状に形成され、該振動板を駆動す
る磁気回路部の少なくとも一部が前記錐状の空間内部に
設けられているため、該振動板や磁気回路部からなるス
ピーカユニツトの小形化が可能となり、聴取位置の方向
である音響再生装置の正面にスピーカユニツトが突出す
ることなく、車載用等で好適に実施することができると
ともに、意匠を向上することができる。
さらにまた、前記スピーカユニツトと反射面とが非接触
状態に構成されているので、反射面の全てに反射機能を
持たせることができ、音の拡散効果を充分得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基礎となる音響再生装置の断面図、第
2図はドアに取付けられた音響再生装置を車室内から見
た概念図、第3図は本考案の他の実施例である音響再生
装置の断面図である。 1,11……スピーカ、1a,11a……振動板、2,12……デイフ
ユーザ、2a,12a……反射面、3……ドア板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動板が音波の放射方向に対して突出した
    錐状に形成され、該振動板を駆動する磁気回路部の少な
    くとも一部が前記錐状の空間内部に設けられ、聴取位置
    の方向とは反対方向に音波を放射するスピーカユニツト
    と、 前記スピーカユニツトの振動板と相対向する位置に設け
    られ、該振動板によつて空気中に放射された音波を聴取
    位置に向けて反射する反射面とを備え、 該スピーカユニツトは前記反射面の開口部周縁に該反射
    面と非接触状態に固定されることを特徴とする音響再生
    装置。
JP1988084052U 1988-06-24 1988-06-24 音響再生装置 Expired - Lifetime JPH0753353Y2 (ja)

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JP1988084052U JPH0753353Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 音響再生装置

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Publication Number Publication Date
JPH025994U JPH025994U (ja) 1990-01-16
JPH0753353Y2 true JPH0753353Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31308751

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JP1988084052U Expired - Lifetime JPH0753353Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 音響再生装置

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926718U (ja) * 1982-08-11 1984-02-18 共和漆芸株式会社 漆器類
JPS60155288U (ja) * 1984-03-27 1985-10-16 パイオニア株式会社 反射型スピ−カ
JPS626798U (ja) * 1985-06-26 1987-01-16
JPH0731675Y2 (ja) * 1985-08-10 1995-07-19 ティアツク株式会社 スピ−カ装置

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JPH025994U (ja) 1990-01-16

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