JPH0753139B2 - クリーニングヘッド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は適切なウリーニング液を塗着することによっ
て、床、壁、又はそれと同様の表面、特に硬い表面をク
リーニングする装置と共に使用されるクリーニングヘッ
ドに関する。特に本発明は、硬い表面にそのようなクリ
ーニング液を塗着し、また、吸引により汚れた液をピッ
クアップしたり、収集したりする際、使用するようにし
たクリーニングヘッドに関する。

硬い表面上で使用するクリーニングヘッドの要件は、硬
・軟のように種々異なる表面上で乾燥吸引クリーニング
操作を行うために種々異なる吸引ヘッドを必要するのと
同じ方法で、カーペット又は布張りによって生じるよう
な軟らかい表面上で同様の操作を行うためのクリーニン
グヘッドとは非常に異なる。

硬い床のクリーニングは、機械的又は物理的なものより
化学物質を使ってよりうまく行われ、床はこするよりも
モップで拭かれる。しかしながら、通常のモップ操作の
問題は、モップヘッドをすすぐためのクリーニング溶液
を使用する問題であり、そのモップヘッドはそれからク
リーニング溶液内で絞られるので、クリーニング溶液は
すぐに汚水になってしまう。本発明の目的は、きれいな
クリーニング溶液を連続的に使用することができ、しか
も、清掃される表面にかけられたクリーニング溶液が短
時間そこに放置される場合、クリーニング溶液にとっ
て、表面に付着した埃やグリースを分解してそれを懸濁
状にするための時間を与えるようなモップヘッドを提供
することである。

本発明は硬い表面でクリーニング操作を湿式で使用する
改良型クリーニングヘッドを提供し、そのクリーニング
ヘッドは以下の特徴な少なくとも１つを有する。即ち、 クリーニング液を硬い表面に塗着するアプリケーター。
このアプリケーターは、例えばパイル織物による高密度
の細くて可撓性のある織条の操作表面と、発泡性プラス
チック材のような多孔性媒体で成る分配本体と、クリー
ニング液を前記本体に分配するように配置された液体供
給管とで成る事と、 前記アプリケーターは、吸込み源に接続する吸込み室を
形成するハウジングに配置され、前記ハウジングは、ア
プリケーターの使用時、清掃される表面から乾燥材をピ
ックアップするように前記アプリケーターの少なくとも
１つの辺縁の近くに空気流入口を生じさせる事と、 前記アプリケーターの少なくとも１個の辺縁部に、好ま
しくは少なくとも前記空気流入口が配置されている辺縁
部とは反対の辺縁部に配置されたアプリケーターの操作
面以外の比較的硬い材料で成るブラシ。

対向する側縁部に沿って可撓性ブレードを備えたスロッ
トの形をした空気流入口となる吸込み室で成る液体ピッ
クアップハウジング。

そのようなブレードには、スロットの外側にある面に平
行溝が形成されている。

本発明のこれらの特徴及びその他の特徴を添付図面に示
される本発明のクリーニングヘッドの１つの実施例に関
連して以下に説明する。

第１図はクリーニング液をかけるためのクリーニングヘ
ッドの下から見た平面図であり、一部切除して示す。

第２図は液体分配流入口の線でとったクリーニングヘッ
ドの横断面図であり、 第３図は中心線でとったヘッドの横断面図であって、ヘ
ッドは第２図とは逆になっており、汚れた液体を収集す
るために使用した状態を示す。

添付図面に示すように、本発明に従ったクリーニングヘ
ッドの好ましい実施例は、矩形本体（10）で成り、この
矩形本体（10）は、その口部にアプリケーター組立体
（21）をもった第１ハウジング（20）と、そのハウジン
グの内部は吸込み室（18）で成る事と、ピックアップ組
立体（31）を備え、さらに吸込み室（19）を内部に形成
する第２ハウジング（30）とを有し、前記２個の吸込み
室は矩形本体（10）内で内壁（15）により分離されてい
る。前記クリーニングヘッドは吸込み管（０）上に旋回
自在な方法で装着され、その吸込み管（40）は下向きの
開口（41）を有し、この開口（41）は清掃される表面と
接触する吸込み室と連絡している。吸込み管は可撓ホー
ス（図示せず）に接続し、このホースは順次、通常の方
法で吸込み源に接続する。可撓管（45）は液体供給管と
して機能し、手動操作弁（図示せず）を備え、それによ
ってクリーニング液が使用者のコントロールのもとで、
適切な貯槽から分配される。

アプリケータ組立体（21）はパイル織物の層（23）で表
面を被覆した発泡性プラスチック材で形成された多孔性
本体（22）で成る。そのアプリケーター組立体（21）は
ハウジング（20）の側壁（11）（12）から内方へ間隔を
おいて位置する一対のリブ（25）（26）によって形成さ
れた空所（24）に内蔵される。ブリストルブラシ（27）
（28）は図示のように、リブ（25）（26）に隣接して装
着され、ブラシ（27）と側壁（12）との間に吸込み間隙
（29）が生じる。これらのブラシ（27）（28）のブリス
トルはパイル材（23）より硬く、堅固な材料で作られて
いるが、パイル織物は、第２図に示すように、通常、ブ
ラシのブリストルより低い床り配置される。即ち、パイ
ル織物（23）はブラシ（27）（28）より下方へ突出す
る。

液体供給管（45）は液体流入ダクト（46）の開放端へ挿
入され、そのダクト（46）は、本体（10）が装着される
管（40）の端部分に平行に伸長する。ヘッド内の中心を
伸長する分配ダクト（48）と流入ダクト（46）との間
を、孔（47）が伸長する。ダクト（48）は横行ウェブ
（49）の一側にある一対の間隔をおいて位置するリブ
（48a）（48b）によって形成され、プレート（50）によ
って閉鎖される。プレート（50）には、ダクト（48）の
端部に隣接して孔（51）が形成され、空所（20）の内側
境界を形成するので、ダクト（46）（48）を通って分配
される液体は孔（51）を通り、多孔性本体（22）へ送ら
れるように仕組まれている。

流入ダクト（46）の端部に隣接したところに、流出孔
（44）が形成され、それによって、吸込み室（18）の内
部と連絡し、空気を液体供給管とダクト（46）から連通
させる。

使用時、アプリケーター組立体（21）は清掃される硬い
表面に装着され、クリーニング液が多孔本体（22）へ供
給されるように手動制御弁が作動する。その液は多孔制
本体（22）を通って浸透し、パイル織物（23）へ事実上
均等に分配されるそこを通って、清掃される表面上に装
着される。

空気吸込み間隙（29）によって、アプリケーター組立体
（21）のすぐ近くに気流が生じ、通常の乾燥吸引クリー
ナーヘッドと同じ方法で、清掃表面上の埃や繊維を吸収
できるようになっている。この目的のために、アプリケ
ーター組立体（21）が作動する時、吸込み管（40）の端
部にある開口（41）は、第１ハウジング（20）内の吸込
み室（18）と連絡し、間隙（29）がその吸込み室（18）
へ開口する。

ブラシ（27）（28）は２つの目的を有する。第１に、そ
れらのブラシは使用者がクリーニングヘッドにかける圧
力に応答してパイル織物（23）の内方への動きを制限
し、第２に、濡れた表面にこすり作用を与える。

清掃される硬い表面の小さなくぼみへ入りこみ、従来の
こすり機械より一層有効かつ静かな清掃作用を行うため
に、パイル織物（23）の微小な織条、即ち繊維が有効で
あり、前記従来のこすり機械は、比較的目が荒くて硬い
ブリストルを使用するので、小さなくぼみへの侵入が有
効に行われず、清掃される表面を傷つけ易い。しかしな
がら、ブラシ（27）（28）のブリストルの場合、必要時
に、使用者は静かなこすり操作を行うことができ、吸込
み間隙（29）により、落ちている埃が除去されて清掃面
には埃がないので、クリーニング液は清掃面に装着され
る時、汚れない。

清掃される表面部分が、アプリケーター組立体（21）を
使って液体を付着させることにより濡れ、適切に清掃さ
れる時、本体（10）は吸込み管（40）のまわりで旋回す
るので、ピックアップ組立体（31）が清掃面にあって、
第２ハウジング（30）の吸込み室（19）が吸込み管（4
0）の流入開口（41）に露出する。

第３図に最もよく示すように、ハウジング（30）は側壁
（13）（14）と、中間壁（16）と、前記壁（13）と（1
6）との間に形成された吸込み室（19）とで成る。かく
して空気は、本体（10）の事実上全横断幅を横切って伸
長するスロット（32）を有するピックアップ組立体（3
1）を通って引きこまれ、端部壁（17）へ上昇する。ス
ロット（32）の両側縁に沿って可撓性ブレイド（33a）
（33b）が備わっている。そのブレイドは抜き取り作用
を行い、清掃される表面から汚れた液体を集める。ブレ
イド（33a）（33b）の最外側面には、平行溝（35）が形
成され、これらの溝はブレイドの長さに対して横断方向
へ、即ち清掃される表面に対して直角に伸長する。その
ような溝はブレイドの自由辺縁が開いたチャンネルを形
成する。第３図に示すように、クリーニングヘッドを前
方へ押す時、そのようなチャンネルは先行ブレイド（33
a）の下側に位置するので、清掃面上の水が両ブレイド
間のスペースを通って吸込み室（19）へ引込まれ、後部
ブレイドの対応溝はその上面にあるので、下面、即ち内
面が清掃面をこすり、水が吸込まれる前に流れないよう
にする。ヘッドを反対方向へ移動させる時、ブレイドを
反対方向へ屈曲させることによっても同様の効果を得
る。

図示のように、ピックアップ組立体が作動する時、清掃
面上でのリードの動きを容易にするために、車輪（34）
がついている。

典型的なものでは、クリーニングヘッドは約20〜30cmの
横幅を有し、特に、クリーニング液は、中心線の両側で
等間隔をおいて位置する分配ダクト（48）の２個の流出
孔（51）からアプリケーターの部分全体にわたって事実
上均等に分配されることが判った。前記多孔性本体（2
2）は液体がパイル織物（23）の全部分を包含するよう
に２ヶ所の分配点から均等に拡がることを確実にする。
しかしながら、所望であれば、管（21）の分配ダクト
（48）には、中間出口を形成することもできる。

アプリケーター組立体（21）の近くに、吸込み間隙（2
9）を備えることは好ましいけれども、間隙（29）は、
乾燥材のピックアップを必要としない場合には、備える
必要はない。その場合、第２ハウジング（30）の内部は
吸込み室を構成する必要がなく、従って、変形される吸
込み管（40）の内部と連絡している必要はないことは明
らかである。例えば、ハウジング（20）（30）は別個の
クリーニングヘッドによって生じ、片方のヘッドはアプ
リケーター組立体（21）に接続したハウジング（20）を
生じさせ、他方のヘッドは、ピックアップ組立体（31）
に接続したハウジング（30）を生じさせ、そのようなヘ
ッドはまた、可撓ホースに接続させることもできる。但
し、アプリケーター組立体（21）と共に第１ハウジング
（20）使用される時、吸込みモーターがオフとなるか、
或いはそのハウジングは例えばアプリケーター組立体の
上方位置に、空気流入口を生じさせ、その結果、可撓ホ
ース（42）に気流が保持され、吸込みモーターの過熱を
防ぐ。

英国特許第1601456号に説明し、クレイムしているよう
に、必要な吸込みを生じさせるために使用されているイ
ンペラーから排気を貯槽に送ることによって、液体は特
にその貯槽からの移動により通常の方法で流入ダクト
（46）へ供給される。また、液体は重力による供給シス
テムにより、又は加圧分配システムによって供給され
る。さらにもうひとつの変形では、液体は流出孔（44）
によって、流入ダクト（46）にかかる吸込みにより貯槽
から引き込まれる。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】パイル織物により形成される選択的対面層
   （23）を有する圧縮自在な多孔性本体（22）で成るアプ
   リケーター組立体（21）と、クリーニング液が前記本体
   （22）と前記対面層（23）を通って浸透するように、前
   記本体にクリーニング液を分配するように配置された液
   体供給ダクトとを特徴とする、クリーニング液をかけ、
   それを選択的にピックアップすることによって床、壁或
   いはそれと同様の表面、特に硬い表面をクリーニングす
   る装置と共に使用するクリーニングヘッド。
2. 【請求項２】前記アプリケーター組立体（21）は吸込み
   源に接続する吸込み室（18）を形成するハウジング（2
   0）に配置され、ハウジング（18）は前記アプリケータ
   ー組立体（21）の少なくとも片方の辺縁の近くに空気流
   入口（29）を形成し、アプリケーター組立体（21）によ
   り前記液を塗着すると同時に、吸引により乾燥材を清掃
   される表面からピックアップできることを特徴とする請
   求の範囲第１項に記載のクリーニングヘッド。
3. 【請求項３】アプリケーター組立体（21）の対面層（2
   3）より比較的硬い材料で或るブラシを、前記アプリケ
   ーター組立体の少なくとも片方の辺縁部に配置すること
   を特徴とする、請求の範囲第１項又は第２項に記載のク
   リーニングヘッド。
4. 【請求項４】前記アプリケーター組立体（21）の対面層
   （23）は普通、ブラシ（28）をこえてハウジング（20）
   から外方へ突出するように配置させ、前記ブラシは使用
   時、対面層（23）の内方への移動を制限することを特徴
   とする、請求の範囲第３項に記載のクリーニングヘッ
   ド。
5. 【請求項５】空気流入口（29）が備わっている辺縁と反
   対のアプリケーター組立体（21）の辺縁に、もうひとつ
   のブラシ（27）が配置されていることを特徴とする、請
   求の範囲第２項、第３項又は第４項に記載のクリーニン
   グヘッド。
6. 【請求項６】もうひとつのハウジング（30）は吸込み室
   （19）を形成し、さらに、清掃させる表面からクリーニ
   ング液をピックアップするためその両側縁に沿って可撓
   性ブレード（33a,33b）を備えたスロット（32）の形を
   した吸気流入口を生じさせることを前述の請求の範囲の
   いづれか１つに記載のクリーニングヘッド。
7. 【請求項７】前記ブレード（33a,33b）にはスロット（3
   2）の外方にあるその面に平行溝（35）が形成され、前
   記外方にある面が、清掃される表面上でクリーニングヘ
   ッドの動きにより凸形となる時、それぞれのブレード
   （33a,33b）の端部辺縁の下で水を引き込むことができ
   るようになっていることを特徴とする、請求の範囲第６
   項に記載のクリーニングヘッド。
8. 【請求項８】前記２つのハウジング（20,30）は吸込み
   管（40）に旋回自在に装着される本体（10）内で背中合
   わせの関係で装着され、それによってアプリケーター組
   立体（21）を含むハウジング（20）か、或いは液体ピッ
   クアップスロット（32）を有するハウジング（30）のい
   づれかが、使用者の選択で清掃される表面におかれるこ
   とを特徴とする、請求の範囲第６項又は第７項に記載の
   クリーニングヘッド。
9. 【請求項９】吸込み管（40）には、横向き開口（41）が
   形成され、この開口（41）は管（40）に対する本体（1
   0）の位置次第で、ハウジング（20）内の吸込み室（1
   8）と、ハウジング（30）内の吸込み室（19）とに交互
   に連絡するように配置されることを特徴とする、請求の
   範囲第８項に記載のクリーニングヘッド。