JPH07529U - 連続粉砕装置 - Google Patents

連続粉砕装置

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JPH07529U
JPH07529U JP3071793U JP3071793U JPH07529U JP H07529 U JPH07529 U JP H07529U JP 3071793 U JP3071793 U JP 3071793U JP 3071793 U JP3071793 U JP 3071793U JP H07529 U JPH07529 U JP H07529U
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JP
Japan
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crushing
blades
vibrating table
rotating body
accommodating chamber
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Pending
Application number
JP3071793U
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English (en)
Inventor
春寿 鈴木
明男 高木
将和 武川
正之 井上
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成分分析試料粉砕装置の複数の粉砕羽根の先
端の広がりをなくする。 【構成】 振動台の側壁を隔てた反偏心回転体側に粉砕
具収容室を設け、この側壁に、内側に粉砕ロータ20が
配置され、フランジ15の面15aに対して直交する方
向に突出する複数の粉砕羽根16を、前記フランジ15
を固着して粉砕具収容室内に収容し、この粉砕具収容室
の開口を、複数の粉砕羽根16の先端部が嵌合される環
状外嵌部17aを有するカバー17で閉蓋すれば、これ
ら粉砕羽根16の先端部が環状外嵌部17aで支持され
ているので、粉砕ロータ20が転動してもこれら粉砕羽
根16の先端が広がることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉱石類等の成分を分析するための成分分析試料を粉砕する連続粉砕 装置の改善に係り、特に、粉砕ロータの転動による衝撃を受ける粉砕羽根の先端 部の広がりを防ぐようにした連続粉砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉱石類等の成分分析試料の成分を分析する場合、これら成分分析試料を予め粉 砕する必要がある。成分分析試料を粉砕するには、例えば、本願出願人の出願に なる特開昭64−47460号公報に示されているような連続粉砕装置(以下、 粉砕装置という)が用いられている。この粉砕装置は、その側面図の図6と、そ の正面図の図7とに示すとおりであって、主として異種の分析試料でも洗浄等を 行うことなく、連続的に粉砕することを狙いとしたものである。
【0003】 より詳しくは、図に示す符号2は、縦部材と横部材と台板とからなる基台であ って、この基台2の縦部材の間で、かつ、台板の下側に横架した横部材の上にモ ータ3が配設されている。モータ3の出力軸の先端に外嵌されている駆動プーリ 4の回転は、Vベル5を介して基台2の台板上に設けられたベアリングブロック 6,6で支持され、これらの間における位置に、後述する偏心回転体との回転時 のバランスを確保するキャンセルバランサ8が装着されてなる回転軸7の一端側 に外嵌されている従動プーリ9に伝達される。また、回転軸7の他端には外周部 に軸受10が外嵌されてなる円板状の偏心回転体11が外嵌されると共に、軸受 10に、反偏心回転体11側にフランジ状の側壁12aを有する振動台12が外 装されている。そして、振動台12は、その下側と前記基台2との間に八の字状 に介装されている一対の引張用コイルばね13,13により下向きの引張力が付 与されている。つまり、この振動台12は偏心回転体11が回転しても、自身は 回転することなく、前記回転軸7の軸心回りに円運動をするものである。
【0004】 さらに、振動台12の反偏心回転体11側の側壁12aには、粉砕具14が固 着されている。この粉砕具14は、反偏心回転体11側の側壁に固着される、振 動台への取付板であるフランジ15と、このフランジ15の径方向の中心を中心 とする同心円上で等間隔にフランジ15の平面に対して直交する方向に突出する 複数の粉砕羽根16と、試料を供給するための斜め配設された供給管21を備え た底板17とからなり、これら粉砕羽根16の外周には環状のスクリーン18, 19が外嵌されている。これら粉砕羽根16の内側には厚肉円板状の粉砕ロータ 20が転動自在に収容されてなる構成になっている。
【0005】 また、前記振動台12には、粉砕具14の外側を囲繞し、粉砕された成分分析 試料(以下、試料という)の粉体を捕集し、排出する捕集ダクト22を備えてい る。そして、基台2、振動台12等の主要部は、上部にホッパ23を有し、かつ 、振動台12の相対する側に扉(図示省略)を有する収容ケース26に収容され ている。さらに、前記ホッパ23の下部に一端が接続された可撓性を有するホー ス24の他端側が供給管21の先端に接続されており、試料はホッパ23から粉 砕羽根16の内側に供給されるようになっている。なお、捕集ダクト22の下方 に固着されてなるものは、排出された試料の粉体を収集する収集缶25であり、 またホース24を用いているのは、ホッパ23と振動台12との相対的な位置変 位を吸収させるためである。
【0006】 以下、上記粉砕装置1の使用態様を説明すると、ホッパ23、ホース24、供 給管21を介して粉砕羽根16の内側に試料が供給されると、モータ3の駆動に より回転軸7が回転され、偏心回転体11の偏心回転により振動台12が回転す ることなく円運動をする。さすれば、円運動で生じる遠心力によって粉砕ロータ 20が複数の粉砕羽根16の内側で転動する。従って、試料は粉砕羽根16と転 動している粉砕ロータ20とにより圧粉砕され、試料が所定以下の粒径の粉体に なると、試料の粉体は逐次スクリーン18,19をとおり抜け、捕集ダクト22 を介して収集缶25で収集される。一方、空運転することにより、粉砕羽根16 の内側から粉砕された試料の粉体が排出されるので、洗浄することなく異種の試 料を連続して粉砕することができる。なお、偏心回転体が垂直軸心回りに回転さ れる構成のものもある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のとおり、上記粉砕装置は片持ち方式の粉砕羽根で粉砕ロータの転動によ って生じる衝撃を受持つ構成であるため、長期的な観点からすると、試料の粉砕 の継続によって複数の粉砕羽根の先端側と底板との間に亀裂が生じて次第に広く なり、ついには、スクリーンが破れてしまうので、粉砕ロータを除く粉砕具を交 換しなければならず、粉砕装置の保全費が嵩むという解決すべき課題があった。 さらに、これら粉砕羽根の先端側と底板との間に亀裂が生じない程度の変形が 生じても、これら粉砕羽根とスクリーンとの間に隙間が生じ、粉砕中において、 充分粉砕されない試料が粉砕羽根の内側からこの隙間をとおり抜けて外側に零れ 出たり、またスクリーンを交換する必要が生じても、これを交換することができ ないという解決すべき課題もあった。
【0008】 本考案は、上記実情に鑑みてなしたものであって、従って、本考案の目的とす るところは、粉砕具の粉砕羽根が変形し難く、保全費を削減ならしめる粉砕装置 を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、粉砕羽根の先端をも支持すれば、その変形を少なくし得ると考えて なしたものであって、従って、本考案に係る粉砕装置が採用した主たる手段の特 徴とするところは、偏心回転体の外周に軸受を介して振動台が外装され、該振動 台の反偏心回転体側に、前記振動台への取付板の中心を中心とする同心円上で等 間隔に該取付板の面に対して直交する方向に突出し、環状のスクリーンが外嵌さ れてなる複数の粉砕羽根と、これら粉砕羽根の内側に転動自在に配置される粉砕 ロータとからなる粉砕具が設けられてなる粉砕装置において、前記振動台の側壁 を隔てた反偏心回転体側に粉砕具収容室を設け、該粉砕具収容室に粉砕具を収容 すると共に、前記複数の粉砕羽根の先端を、これら粉砕羽根の先端側に設けたイ ンロー部に嵌合したところにある。
【0010】
【作用】
本考案に係る粉砕装置によれば、振動台の側壁を隔てた反偏心回転体側に粉砕 具収容室を設け、該粉砕具収容室に粉砕具を収容すると共に、前記複数の粉砕羽 根の先端を、これら粉砕羽根の先端側に設けたインロー部に嵌合したので、粉砕 羽根の先端部がインロー部の内側で支持される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例に係る粉砕装置を、その側面図の図1と、その粉砕具拡 大断面図の図2と、その粉砕羽根斜視図の図3と、そのカバー斜視図の図4とを 順次参照しながら、従来例と同一のもの、並びに、同一機能を有するものを同一 符号を以て説明する。但し、本実施例に係る粉砕装置が従来例に係る粉砕装置と 相違するところは、振動台と粉砕具との構成に係る相違にあるから、主としてそ れらの構成だけの説明に止める。
【0012】 図1に示す符号1は粉砕装置であって、この粉砕装置1は、モータ3で回転さ れる回転軸7を基台2の上に備え、その一端側に、外周部に軸受10が外嵌され てなる円板状の偏心回転体11が外嵌され、軸受10には後述する構成になる振 動台12が外装されている。この振動台12は、側壁12aの反偏心回転体11 側に、下部側に補足した粉砕物を排出する排出ダクト22を有する粉砕具収容室 12bが設けられると共に、この粉砕具収容室12bには、図3に示すように、 後述する構成になる粉砕具14が内設されている。
【0013】 上記粉砕具14は、前記振動台12の側壁12aの粉砕具収容室12b側に固 着される取付板であるフランジ15と、このフランジ15の反固着側に、その径 方向の中心を中心とする同心円上で等間隔にその面15aに対して直交する方向 に突出する複数の粉砕羽根16とを備え、これら粉砕羽根16の内側に粉砕ロー タ20が配置されている。
【0014】 さらに、粉砕具収容室12bの開口には、図4に示すような底板であるカバー 17が固着されている。カバー17の粉砕具収容室12b側の面には、複数の粉 砕羽根16の先端部の外側面が嵌合されるインロー部である環状外嵌部17aが 設けられていて、カバー17を粉砕具収容室12bの開口に固着した状態では、 図2に示すように、複数の粉砕羽根16に外嵌したスクリーン18,19の幅方 向の一端側が、前記環状外嵌部17aの基端側付近の内側に嵌着したOーリング 17bに密接する構成になっている。このような構成により、試料の粉砕中にお いて、これら粉砕羽根16の内側から外側への試料の零れ出が防止される。
【0015】 以下、上記構成になる粉砕装置1の作用態様を説明すると、ホッパ23から複 数の粉砕羽根16の内側に供給された試料を粉砕するに際しては、モータ3の駆 動により振動台12が円運動される。すると、振動台12の円運動によって生じ る遠心力により粉砕ロータ20が複数の粉砕羽根16の内側で転動して、これら 粉砕羽根16に衝撃を及ぼす。しかしながら、これら粉砕羽根16の先端部がカ バー17の面に設けた環状外嵌部17aの内側に嵌合されていて、これらの先端 部が環状外嵌部17aの内側で支持されているため、従来のように、粉砕ロータ 20の転動による衝撃で粉砕羽根16の先端部が広がるようなことがなくなる結 果、粉砕羽根16を長期間使用し得ることとなり、粉砕装置1に係る保全費を大 幅に削減し得るようになった。
【0016】 さらに、従来例では、複数の粉砕羽根16の先端側と底板17との間に亀裂が 生じない程度の変形があっても、これら粉砕羽根16とスクリーン18,19と の間に隙間が生じ、試料の粉砕中に、充分粉砕されない試料が隙間をとおり抜け て、これら粉砕羽根の内側から外側に零れ出ることがあったが、本実施例では粉 砕羽根16の変形が少ないのに加えて、O−リング17bの存在によって上記の ような不具合がなくなった。勿論、粉砕羽根16の先端部が広がらないので、必 要に応じてスクリーン18,19を容易に交換することもできる。
【0017】 次に、他の実施例に係る粉砕装置1の粉砕具14の構成を、その斜視図の図5 を参照しながら説明すると、この実施例に係る粉砕具14は、同図から良く理解 されるように、粉砕羽根16の先端部を環状板16aにより一体的に連結し、こ の環状板16aを前記環状外嵌部17aに嵌合するように構成したものである。 従って、粉砕羽根16の先端部の環状板16aが環状外嵌部17aで支持され るので、本実施例は上記実施例と同効である。
【0018】 なお、以上の実施例に係る粉砕装置1は、粉砕羽根16の先端部をカバー17 に設けた環状外嵌部17aに嵌合させる例であるが、フランジ15に供給管11 を設け、このフランジ15粉砕具収容室12bの開口に固着する構成にすると共 に、側壁側に環状外嵌部を設けて、この環状外嵌部に粉砕羽根の先端部を嵌合さ せる構成にしたとしても、上記各実施例と同等の効果を期待することができ、ま た偏心回転体が垂直軸心回りに回転される形式の粉砕装置に対しても、本考案に 係る技術的思想を適用することが可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案に係る粉砕装置によれば、振動台に設けた粉砕具 収容室に内設される粉砕具を構成する複数の粉砕羽根の先端部の外側面がインロ ー部に嵌合されていてその先端部がインロー部の内側で支持されるので、従来の ように、粉砕ロータの転動により生じる衝撃で粉砕羽根同士の間が広がるような ことがなくなり、粉砕羽根を長期間仕様し得るので、粉砕装置自体の保全費が大 幅に削減されるという多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る粉砕装置の側面図であ
る。
【図2】本考案の実施例に係る粉砕装置の粉砕具の拡大
断面図である。
【図3】本考案の実施例に係る粉砕装置の粉砕羽根斜視
図である。
【図4】本考案の実施例に係る粉砕装置のカバー斜視図
である。
【図5】本考案の他の実施例に係る粉砕装置の粉砕具斜
視図である。
【図6】従来例に係る粉砕装置の側面図である。
【図7】従来例に係る粉砕装置の正面図である。
【符号の説明】
1…粉砕装置、7…回転軸、10…軸受、11…偏心回
転体、12…振動台、12a…側壁、12b…粉砕具収
容室、14…粉砕具、15…フランジ、15a…面、1
6…粉砕羽根、16a…環状板、17…底板又はカバ
ー、17a…環状外嵌部、17b…Oーリング、18,
19…スクリーン、20…粉砕ロータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 武川 将和 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)考案者 井上 正之 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心回転体の外周に軸受を介して振動台
    が外装され、該振動台の反偏心回転体側に、前記振動台
    への取付板の中心を中心とする同心円上で等間隔に該取
    付板の面に対して直交する方向に突出し、環状のスクリ
    ーンが外嵌されてなる複数の粉砕羽根と、これら粉砕羽
    根の内側に転動自在に配置される粉砕ロータとからなる
    粉砕具が設けられてなる成分分析試料粉砕装置におい
    て、前記振動台の側壁を隔てた反偏心回転体側に粉砕具
    収容室を設け、該粉砕具収容室に粉砕具を収容すると共
    に、前記複数の粉砕羽根の先端を、これら粉砕羽根の先
    端側に設けたインロー部に嵌合したことを特徴とする連
    続粉砕装置。
JP3071793U 1993-06-08 1993-06-08 連続粉砕装置 Pending JPH07529U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3071793U JPH07529U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 連続粉砕装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3071793U JPH07529U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 連続粉砕装置

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JPH07529U true JPH07529U (ja) 1995-01-06

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ID=12311403

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JP3071793U Pending JPH07529U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 連続粉砕装置

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