JPH0752981A - 紙巻き煙草のような棒状物品用のパックおよび同パック製造用のブランク - Google Patents
紙巻き煙草のような棒状物品用のパックおよび同パック製造用のブランクInfo
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- JPH0752981A JPH0752981A JP6061548A JP6154894A JPH0752981A JP H0752981 A JPH0752981 A JP H0752981A JP 6061548 A JP6061548 A JP 6061548A JP 6154894 A JP6154894 A JP 6154894A JP H0752981 A JPH0752981 A JP H0752981A
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- B65D85/10—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles rod-shaped or tubular for cigarettes
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- B65D85/1036—Containers formed by erecting a rigid or semi-rigid blank
- B65D85/1045—Containers formed by erecting a rigid or semi-rigid blank having a cap-like lid hinged to an edge
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】配列されている物品、特に、紙巻き煙草の最初
のものを容易に取り出すことができるパックを提供する
こと。 【構成】パックの底部壁が傾斜して配設され、底部壁上
に支持される紙巻き煙草は、高さが、互いに食い違うよ
うに配列される。
のものを容易に取り出すことができるパックを提供する
こと。 【構成】パックの底部壁が傾斜して配設され、底部壁上
に支持される紙巻き煙草は、高さが、互いに食い違うよ
うに配列される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、紙巻き煙草その他の
愛煙家向け物品のような棒状物用のパック、特に、パッ
ク部と、パック部の後部壁に関節態様で連結する蓋を備
え、パック部はさらに、前部壁、両側壁、底部壁、そし
て特に、物品の何本かを、他の物品に対して高さの食い
違った位置に配列する手段を備えるヒンジ蓋付きパック
に関する。
愛煙家向け物品のような棒状物用のパック、特に、パッ
ク部と、パック部の後部壁に関節態様で連結する蓋を備
え、パック部はさらに、前部壁、両側壁、底部壁、そし
て特に、物品の何本かを、他の物品に対して高さの食い
違った位置に配列する手段を備えるヒンジ蓋付きパック
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ヒンジ蓋付きパックは、世界に普及して
いる紙巻き煙草用のパックの形態である。これらにおい
ては、複数列をなして配列された紙巻き煙草のグループ
が、錫箔または紙などで作られる内部包装体によって囲
まれる。ヒンジ蓋付きパックは、薄いカードボードから
作られ、パック部と蓋とを有する。パック部には、通
常、一部の区域とともにパック部外に突出するカラーが
配設されており、カラーは、パック閉鎖時には蓋によっ
て囲まれる。物品のうちの最初のものを、より容易に取
り出すためには、隣接列同士が、高さが互いに食い違う
ように配列されることが可能である。
いる紙巻き煙草用のパックの形態である。これらにおい
ては、複数列をなして配列された紙巻き煙草のグループ
が、錫箔または紙などで作られる内部包装体によって囲
まれる。ヒンジ蓋付きパックは、薄いカードボードから
作られ、パック部と蓋とを有する。パック部には、通
常、一部の区域とともにパック部外に突出するカラーが
配設されており、カラーは、パック閉鎖時には蓋によっ
て囲まれる。物品のうちの最初のものを、より容易に取
り出すためには、隣接列同士が、高さが互いに食い違う
ように配列されることが可能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明の主題は、物
品の高さが食い違う新規なパックを提案することであ
る。
品の高さが食い違う新規なパックを提案することであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明のパックは、前部壁の下端部（下部前端）
が、後部壁の下端部（下部後端）に対して食い違って配
設される点に特徴を有する。したがって、それぞれが互
いに隣り合う底部壁の区域もまた、下部前端の区域内で
底部壁上に直立する物品を、下部後端近傍にある物品に
対して、高さが食い違うように配列するために、同様に
食い違うように設けられる。その結果、蓋を開いたとき
に見える物品の端部もまた、もちろん高さにおいて、互
いに、特定していえば、特に、その前列が後列に対し
て、食い違っている。列の数がもっと多数に亘る場合に
は、列の数に対応して、食い違いに基づくもっと多くの
段差を生じるであろう。
め、この発明のパックは、前部壁の下端部（下部前端）
が、後部壁の下端部（下部後端）に対して食い違って配
設される点に特徴を有する。したがって、それぞれが互
いに隣り合う底部壁の区域もまた、下部前端の区域内で
底部壁上に直立する物品を、下部後端近傍にある物品に
対して、高さが食い違うように配列するために、同様に
食い違うように設けられる。その結果、蓋を開いたとき
に見える物品の端部もまた、もちろん高さにおいて、互
いに、特定していえば、特に、その前列が後列に対し
て、食い違っている。列の数がもっと多数に亘る場合に
は、列の数に対応して、食い違いに基づくもっと多くの
段差を生じるであろう。
【０００５】
【作用】底部壁自体は、多様に設計することができる。
１つの有利な解決案は、下部前端を下部後端と連結する
底部壁が、前部から後部へ斜めに向くようにすることで
ある。このものは、材料の節約にもなり、製造も容易で
ある。
１つの有利な解決案は、下部前端を下部後端と連結する
底部壁が、前部から後部へ斜めに向くようにすることで
ある。このものは、材料の節約にもなり、製造も容易で
ある。
【０００６】この発明の他の特徴によれば、もし、物品
の間に延在するパック部分離部材中に、これらが、互い
に一定距離を隔てて位置するように、特に、１つまたは
それ以上の、（各凹部内の）それぞれの物品の通路のた
めの凹部の列を備える、横断方向を向く支持壁が設けら
れているならば特に有利である。互いに対し、高さが食
い違う物品の列は、列の間に距離があって、より簡単に
取り出すことができるので、特に魅力的な効果を有す
る。さらに、物品同士が、例えば摩擦力などによって互
いに接触する結果として発生する影響を回避することが
できる。
の間に延在するパック部分離部材中に、これらが、互い
に一定距離を隔てて位置するように、特に、１つまたは
それ以上の、（各凹部内の）それぞれの物品の通路のた
めの凹部の列を備える、横断方向を向く支持壁が設けら
れているならば特に有利である。互いに対し、高さが食
い違う物品の列は、列の間に距離があって、より簡単に
取り出すことができるので、特に魅力的な効果を有す
る。さらに、物品同士が、例えば摩擦力などによって互
いに接触する結果として発生する影響を回避することが
できる。
【０００７】物品の列が、それぞれ高さを異にするよう
に配置される場合は、物品を蓋または蓋の上部壁に接触
しないように固定すればさらに有利である。この発明の
特徴によれば、この目的で、少なくとも物品の一部、特
に、最前列または最後列の物品に負荷を課しまたは抑圧
を加える支持部材が、蓋の内側に設けられる。
に配置される場合は、物品を蓋または蓋の上部壁に接触
しないように固定すればさらに有利である。この発明の
特徴によれば、この目的で、少なくとも物品の一部、特
に、最前列または最後列の物品に負荷を課しまたは抑圧
を加える支持部材が、蓋の内側に設けられる。
【０００８】この発明は、さらに、パック、特に、この
発明の上記パックを形成するブランクにも関連する。ブ
ランクの特徴およびこの発明に不可欠の特徴は、請求項
および発明の詳細な説明に基づく。
発明の上記パックを形成するブランクにも関連する。ブ
ランクの特徴およびこの発明に不可欠の特徴は、請求項
および発明の詳細な説明に基づく。
【０００９】発明の特定の実施例は、添付図面を参照し
つつ以下に説明する。
つつ以下に説明する。
【００１０】
【実施例】新規なブランクの好ましい模範実施例を図１
に示す。パック部10と蓋11を有する従来型のヒンジ蓋付
きパックの基本形が、その出発点である。前部壁13、底
部壁14および後部壁15を形成する折り曲げ線12によって
諸区域が区画される。ヒンジ蓋付きパックの両側壁16,1
7 は、それぞれ、互いに重なり、接着によって連結され
る２つの側タブ18と２つの側タブ 19 からなっている。
後部壁15に隣接する側タブ18は、内側にくる。
に示す。パック部10と蓋11を有する従来型のヒンジ蓋付
きパックの基本形が、その出発点である。前部壁13、底
部壁14および後部壁15を形成する折り曲げ線12によって
諸区域が区画される。ヒンジ蓋付きパックの両側壁16,1
7 は、それぞれ、互いに重なり、接着によって連結され
る２つの側タブ18と２つの側タブ 19 からなっている。
後部壁15に隣接する側タブ18は、内側にくる。
【００１１】下記の順でパック部の後部壁15と連続する
蓋の後部壁20, 蓋の上部壁21および蓋の前部壁22を有す
る蓋11も同様な構造をしている。開閉中に蓋11の回動運
動を行わせる関節23の折り曲げ線23は、蓋の後部壁20と
パック部の後部壁15の間に形成される。蓋の側壁24,25
は、側壁16,17 と似た態様で設計される蓋の側タブ26,2
7 からなる。蓋の前部壁22の自由端部には、これに内部
タブ28が付設されており、完成後のパックにおいては、
この内部タブ28が、蓋の前部壁22の内側と接触する。こ
の様子は図３、８、１１、１４を参照されたい。
蓋の後部壁20, 蓋の上部壁21および蓋の前部壁22を有す
る蓋11も同様な構造をしている。開閉中に蓋11の回動運
動を行わせる関節23の折り曲げ線23は、蓋の後部壁20と
パック部の後部壁15の間に形成される。蓋の側壁24,25
は、側壁16,17 と似た態様で設計される蓋の側タブ26,2
7 からなる。蓋の前部壁22の自由端部には、これに内部
タブ28が付設されており、完成後のパックにおいては、
この内部タブ28が、蓋の前部壁22の内側と接触する。こ
の様子は図３、８、１１、１４を参照されたい。
【００１２】ヒンジ蓋付きパックは、細長い棒状物品29
のグループを収容する機能を遂行する。これらの物品
は、従来の紙巻き煙草であってもよく、また、その他の
紙巻き煙草様の物品であってもよい。現模範実施例にお
いて、パック10は、物品29が、ヒンジ蓋付パック内で、
２つの列31, 32（１つのに列につき５本の物品）をなし
て直立して配列されるような設計とする。複数本の物品
29は、互いに距離を置いて配列される。列30,31 の間の
距離もこれと同一である。もっとも、列と列の間の距離
は、他の大きさであってもよい。
のグループを収容する機能を遂行する。これらの物品
は、従来の紙巻き煙草であってもよく、また、その他の
紙巻き煙草様の物品であってもよい。現模範実施例にお
いて、パック10は、物品29が、ヒンジ蓋付パック内で、
２つの列31, 32（１つのに列につき５本の物品）をなし
て直立して配列されるような設計とする。複数本の物品
29は、互いに距離を置いて配列される。列30,31 の間の
距離もこれと同一である。もっとも、列と列の間の距離
は、他の大きさであってもよい。
【００１３】物品29の相対位置を維持するために、各物
品29は、それぞれ、一定の距離間隔で支持される。現模
範実施例では、２つの支持壁32,33 が、パック部10内に
配置される。支持壁32,33 は、物品29の長手方向に、一
定の距離を隔てて配置されており、同様に、底部壁14お
よび蓋11からも隔たっている。支持壁32,33 は、物品29
の長手方向とほぼ、直交する方向に延在する。
品29は、それぞれ、一定の距離間隔で支持される。現模
範実施例では、２つの支持壁32,33 が、パック部10内に
配置される。支持壁32,33 は、物品29の長手方向に、一
定の距離を隔てて配置されており、同様に、底部壁14お
よび蓋11からも隔たっている。支持壁32,33 は、物品29
の長手方向とほぼ、直交する方向に延在する。
【００１４】各支持壁32,33 は、物品29の本数と一致す
る数の穴34,35 を備える。これらの穴34,35 は、物品29
の相対位置、すなわち、列30,31 と一致する位置に設け
られる。２つの支持壁32,33 の穴34,35 は、それぞれの
軸線を共有するように、すなわち、上下の位置が同じ軸
線上に来るように配置されているので、各物品29は、一
方および他方の支持壁32,33 の穴34,35 を貫通する。
る数の穴34,35 を備える。これらの穴34,35 は、物品29
の相対位置、すなわち、列30,31 と一致する位置に設け
られる。２つの支持壁32,33 の穴34,35 は、それぞれの
軸線を共有するように、すなわち、上下の位置が同じ軸
線上に来るように配置されているので、各物品29は、一
方および他方の支持壁32,33 の穴34,35 を貫通する。
【００１５】穴34,35 は、それらの形状において、物品
29の外形と一致する。現実施例の場合、円筒状をなす物
品29の外形と一致するように、円形の穴34,35 が、支持
壁32,33 内に打ち抜かれる。穴34,35 が作られる際は、
対応する円形の打ち抜き残滓は完全に除去される。
29の外形と一致する。現実施例の場合、円筒状をなす物
品29の外形と一致するように、円形の穴34,35 が、支持
壁32,33 内に打ち抜かれる。穴34,35 が作られる際は、
対応する円形の打ち抜き残滓は完全に除去される。
【００１６】現行の模範実施例では、支持壁32,33 は、
互いに連結されて一続きのブランク（図４参照）を形成
する。さらにまた、同じブランクから、カラー36が形成
される。ヒンジ蓋付きパックにおいては、このタイプの
カラーは、パック部10内への挿入部材として普通のもの
である。カラー36は、カラー前部壁37およびカラー側タ
ブ38,39 からなる。カラー前部壁37は、パック部の前部
壁13の内側と接触する。カラー側タブ38,39 は、両側壁
16,17 の区域において、内側に延在する。カラー36の一
部の区域は、パック10の外に突出して、パック閉鎖位置
においては、蓋11（図３、８、１１、１４参照）によっ
て囲まれる。図４のブランクは、パック部10内への支持
挿入部材40を形成するために特別に設計される。この支
持挿入部材40用のブランクの幅は、カラー36に必要な幅
に等しい。このことは、結果として、支持壁32,33 の区
域内に、それぞれの側壁の両側に折り曲げタブ41,42 が
存在することになる。支持壁32,33 間の距離は、前記と
同様の横方向折り曲げタブ44を備える支持挿入部材40の
中間部片43の大きさによって決まる。
互いに連結されて一続きのブランク（図４参照）を形成
する。さらにまた、同じブランクから、カラー36が形成
される。ヒンジ蓋付きパックにおいては、このタイプの
カラーは、パック部10内への挿入部材として普通のもの
である。カラー36は、カラー前部壁37およびカラー側タ
ブ38,39 からなる。カラー前部壁37は、パック部の前部
壁13の内側と接触する。カラー側タブ38,39 は、両側壁
16,17 の区域において、内側に延在する。カラー36の一
部の区域は、パック10の外に突出して、パック閉鎖位置
においては、蓋11（図３、８、１１、１４参照）によっ
て囲まれる。図４のブランクは、パック部10内への支持
挿入部材40を形成するために特別に設計される。この支
持挿入部材40用のブランクの幅は、カラー36に必要な幅
に等しい。このことは、結果として、支持壁32,33 の区
域内に、それぞれの側壁の両側に折り曲げタブ41,42 が
存在することになる。支持壁32,33 間の距離は、前記と
同様の横方向折り曲げタブ44を備える支持挿入部材40の
中間部片43の大きさによって決まる。
【００１７】さらにまた、現模範実施例においては、下
部支持壁33の自由な側に隣り合うスペーサータブ45が、
カラー36と向かい合う側の中間区域に形成される。この
スペーサータブ45の外形は、カラーの前部壁37の区域に
形成される凹部46の外形と一致する。これら両者の外形
が完全に一致するので、薄いカードボードなどからなる
連続材料ウエブに打ち抜きを施すことによって、支持挿
入部材40用のブランクを無駄なく製造することが可能で
ある。
部支持壁33の自由な側に隣り合うスペーサータブ45が、
カラー36と向かい合う側の中間区域に形成される。この
スペーサータブ45の外形は、カラーの前部壁37の区域に
形成される凹部46の外形と一致する。これら両者の外形
が完全に一致するので、薄いカードボードなどからなる
連続材料ウエブに打ち抜きを施すことによって、支持挿
入部材40用のブランクを無駄なく製造することが可能で
ある。
【００１８】カラーの両側タブ38,39 、および折り曲げ
タブ41,42,44は、打ち抜き切断部47によって互いに分離
される。
タブ41,42,44は、打ち抜き切断部47によって互いに分離
される。
【００１９】支持挿入部材40は、カラー36が、直立脚と
して前部壁13と向き合うように、三次元形状をなしてい
る。上部支持壁32は、直角に折れ曲がることによって、
カラー36と隣接する。上部支持壁32の後に、直立折り曲
げ部として、パック部10の後部壁15と接する長方形の中
間部片43が続く。下部支持壁33は、直角に折れ曲がるこ
とによって、中間部片43の下端と隣接する。下向きに折
れ曲がったスペーサータブ45は、中間部片43と向き合う
位置を占める。支持挿入部材40の大きさは、スペーサー
タブ45が、底部壁14の底面上で立ち上がるような大きさ
に選択される。支持挿入部材40の諸部分、特に、カラー
36および／または中間部片43は、パックのこれらと向き
合う部分と接着により連結することができる。支持挿入
部材40の諸区域は、平行な折り曲げ線48によって互いに
区画される。
して前部壁13と向き合うように、三次元形状をなしてい
る。上部支持壁32は、直角に折れ曲がることによって、
カラー36と隣接する。上部支持壁32の後に、直立折り曲
げ部として、パック部10の後部壁15と接する長方形の中
間部片43が続く。下部支持壁33は、直角に折れ曲がるこ
とによって、中間部片43の下端と隣接する。下向きに折
れ曲がったスペーサータブ45は、中間部片43と向き合う
位置を占める。支持挿入部材40の大きさは、スペーサー
タブ45が、底部壁14の底面上で立ち上がるような大きさ
に選択される。支持挿入部材40の諸部分、特に、カラー
36および／または中間部片43は、パックのこれらと向き
合う部分と接着により連結することができる。支持挿入
部材40の諸区域は、平行な折り曲げ線48によって互いに
区画される。
【００２０】パック部10は、特別な態様で設計される。
底部壁14は、従来の立方体パックに備わる底部壁の位置
に対して斜めの方向を向く。底部壁14は、前部壁13の下
端部49から、後部壁15の下端部50まで斜め上方に延在す
る。この傾斜角度は約25度である。前記の傾斜構造によ
って、物品29の前列30は、後列31と較べて多少低い位置
を取る結果になる。これによって、パックが開いた状態
では、視覚上魅力的なパターンがもたらされる。特に、
物品29の抜き取りが、これらの階段状の配列によって簡
単になる。
底部壁14は、従来の立方体パックに備わる底部壁の位置
に対して斜めの方向を向く。底部壁14は、前部壁13の下
端部49から、後部壁15の下端部50まで斜め上方に延在す
る。この傾斜角度は約25度である。前記の傾斜構造によ
って、物品29の前列30は、後列31と較べて多少低い位置
を取る結果になる。これによって、パックが開いた状態
では、視覚上魅力的なパターンがもたらされる。特に、
物品29の抜き取りが、これらの階段状の配列によって簡
単になる。
【００２１】傾斜した底部壁14を形成するために、パッ
ク部10用のブランクが、特別な態様で設計される。側タ
ブ19は、傾斜した両底端部51を備える菱形に設計され
る。ここで、「両底端部」と表現するのは、完成時のパ
ックにおいては、これら両端部が、底部壁14と接触する
からである。
ク部10用のブランクが、特別な態様で設計される。側タ
ブ19は、傾斜した両底端部51を備える菱形に設計され
る。ここで、「両底端部」と表現するのは、完成時のパ
ックにおいては、これら両端部が、底部壁14と接触する
からである。
【００２２】同様に、両側タブ18の両下端部52も、特定
的にいえば両底端部51に平行に斜めを向いている。この
場合も傾斜角度の大きさは約25度である。
的にいえば両底端部51に平行に斜めを向いている。この
場合も傾斜角度の大きさは約25度である。
【００２３】底部壁14に隣接し、側タブ18とその下方で
隣り合う両底部角タブ53は、特別な態様で設計される。
これらの外端部54は、側タブ18の外端部55と連続して延
在するが、前記外端部55に対しては、少なくとも、先に
述べた25度という角度値を持つ傾斜角αだけ（内方に）
傾斜している。現模範実施例では、外端部54が、下端部
52に直角に延在する。
隣り合う両底部角タブ53は、特別な態様で設計される。
これらの外端部54は、側タブ18の外端部55と連続して延
在するが、前記外端部55に対しては、少なくとも、先に
述べた25度という角度値を持つ傾斜角αだけ（内方に）
傾斜している。現模範実施例では、外端部54が、下端部
52に直角に延在する。
【００２４】蓋11の区域には特徴ある構造が備わってい
る。図１において、内部タブ28と平行なタブ56a が、内
部タブ28と隣接して押圧デバイス56を形成する。その機
能は、図３にもっと詳細に示されている。押圧デバイス
56は、内部タブ28に直角に折り曲げられ、物品29がその
長手方向に移動しないように、物品29の前列30を拘束す
る。底部壁14が傾斜しているために、後列31は、上部で
蓋11に接する。
る。図１において、内部タブ28と平行なタブ56a が、内
部タブ28と隣接して押圧デバイス56を形成する。その機
能は、図３にもっと詳細に示されている。押圧デバイス
56は、内部タブ28に直角に折り曲げられ、物品29がその
長手方向に移動しないように、物品29の前列30を拘束す
る。底部壁14が傾斜しているために、後列31は、上部で
蓋11に接する。
【００２５】押圧デバイス56は、カラー36の凹部46より
も幅が狭く作られる。「狭い」とは、蓋の側壁24から蓋
の側壁25の向きに「狭い」ことを意味する。カラー前部
壁37との接触は、これによって避けられる。
も幅が狭く作られる。「狭い」とは、蓋の側壁24から蓋
の側壁25の向きに「狭い」ことを意味する。カラー前部
壁37との接触は、これによって避けられる。
【００２６】図６、７、８は、これまでに説明した実施
例の変形を示す。これらの変形実施例は、一方において
底部壁14の異なる設計に関し、他方また、押圧デバイス
の区域56における蓋11の進歩に関する。図６、７、８に
おいても、できる限り、前と同一の参照番号を使用す
る。
例の変形を示す。これらの変形実施例は、一方において
底部壁14の異なる設計に関し、他方また、押圧デバイス
の区域56における蓋11の進歩に関する。図６、７、８に
おいても、できる限り、前と同一の参照番号を使用す
る。
【００２７】図６によれば、底部壁14は、前部壁13と隣
接する前部底面57、後部壁15と隣接する後部底面58およ
び前記２つの面57,58 を連結する中間片59の３つの部分
で作られる。これら３つの面は、折り曲げ線60で互いに
区画される。両側タブ19を区画する底端部61は、外端部
55または図６に示すブランクの長手方向に対してほぼ直
角に延在する。したがって、この実施例においては、傾
斜した底部は存在しないが、その代わりに階段態様でス
テップの付いた底部壁14がある。これについては図８を
参照されたい。図３にも明示されるように、現実施例で
も、物品29の前列30が後列31に対して高さが食い違って
いる。図８においても前列30が低く配列される。
接する前部底面57、後部壁15と隣接する後部底面58およ
び前記２つの面57,58 を連結する中間片59の３つの部分
で作られる。これら３つの面は、折り曲げ線60で互いに
区画される。両側タブ19を区画する底端部61は、外端部
55または図６に示すブランクの長手方向に対してほぼ直
角に延在する。したがって、この実施例においては、傾
斜した底部は存在しないが、その代わりに階段態様でス
テップの付いた底部壁14がある。これについては図８を
参照されたい。図３にも明示されるように、現実施例で
も、物品29の前列30が後列31に対して高さが食い違って
いる。図８においても前列30が低く配列される。
【００２８】階段状の底部壁14を折り曲げるために、側
タブ18と下方で隣接し、最大の場合でも高々後部底面58
の幅B と一致する幅b を有する図６の底部角タブ62が形
成されている。底部角タブ62は、ほぼ長方形をなしてお
り、組み立てられたパック内では、図８に見られるよう
に、後部底面58と接触する。
タブ18と下方で隣接し、最大の場合でも高々後部底面58
の幅B と一致する幅b を有する図６の底部角タブ62が形
成されている。底部角タブ62は、ほぼ長方形をなしてお
り、組み立てられたパック内では、図８に見られるよう
に、後部底面58と接触する。
【００２９】側タブ19の長さと形状についての特色がこ
の場合も具現される。両側タブ19は、図６の下方にある
前部底面57と前部壁13の間の折り曲げ線63と、完成時の
パックの蓋に向かって、食い違って設けられている。折
り曲げ線63の底端部61に対する高さの食い違い量h は、
中間片59の幅（高さH ）の半分、すなわち、h = 1/2Hで
ある。図８の完成時のパックにおいては、底端部61は、
上記の関係によって後部底面58よりも下方に突出してい
る。下方に突出する底端部61は、同時にまた、完全には
前部底面57にまでは達していない。この点は、２個のパ
ックが連結して図示しない１個の小複合包装体を形成す
る場合に、特に有利である。前記２個のパックは、一方
のパックの後部底面58が、他方のパックの前部底面57と
接するように互いに向かい合って、それぞれの階段状の
底部壁14で噛み合う。後部底面58を越えて突出する一方
のパックの側タブ19の特定部分が、次いで、前部底面57
の区域において、側タブ19によりカバーされない他方の
パックの区域をカバーする。
の場合も具現される。両側タブ19は、図６の下方にある
前部底面57と前部壁13の間の折り曲げ線63と、完成時の
パックの蓋に向かって、食い違って設けられている。折
り曲げ線63の底端部61に対する高さの食い違い量h は、
中間片59の幅（高さH ）の半分、すなわち、h = 1/2Hで
ある。図８の完成時のパックにおいては、底端部61は、
上記の関係によって後部底面58よりも下方に突出してい
る。下方に突出する底端部61は、同時にまた、完全には
前部底面57にまでは達していない。この点は、２個のパ
ックが連結して図示しない１個の小複合包装体を形成す
る場合に、特に有利である。前記２個のパックは、一方
のパックの後部底面58が、他方のパックの前部底面57と
接するように互いに向かい合って、それぞれの階段状の
底部壁14で噛み合う。後部底面58を越えて突出する一方
のパックの側タブ19の特定部分が、次いで、前部底面57
の区域において、側タブ19によりカバーされない他方の
パックの区域をカバーする。
【００３０】図１−３に示す実施例との、さらに別の相
違点は、押圧デバイス56の区域に存在する。図６、７、
８において、支持タブ64が、支持部材としてタブ56a に
隣接している。この支持タブ64は、タブ56a に対して横
に折り曲げられるので、内部タブ28と平行な面内に延在
する。支持タブ64は、蓋の上部壁21と向き合うか、また
は、蓋の上部壁21と接する蓋の角タブ65と向き合って支
持される。支持タブ64の形状と大きさは、タブ56a のそ
れらに大体一致している。支持タブ64の幅、すなわち、
タブ56a と蓋の上部壁21との間の距離は、ほぼ、２つの
列30,31 の高さの食い違い量と一致する。支持タブ64
は、前列の物品29に、これを長手方向に移動しようとす
る力が作用しても、これに対抗して物品29を固定するよ
うに働く。
違点は、押圧デバイス56の区域に存在する。図６、７、
８において、支持タブ64が、支持部材としてタブ56a に
隣接している。この支持タブ64は、タブ56a に対して横
に折り曲げられるので、内部タブ28と平行な面内に延在
する。支持タブ64は、蓋の上部壁21と向き合うか、また
は、蓋の上部壁21と接する蓋の角タブ65と向き合って支
持される。支持タブ64の形状と大きさは、タブ56a のそ
れらに大体一致している。支持タブ64の幅、すなわち、
タブ56a と蓋の上部壁21との間の距離は、ほぼ、２つの
列30,31 の高さの食い違い量と一致する。支持タブ64
は、前列の物品29に、これを長手方向に移動しようとす
る力が作用しても、これに対抗して物品29を固定するよ
うに働く。
【００３１】折り曲げ線66が、タブ56a と、支持タブ64
または内部タブ28の間に設けられる。これは、図１に見
られるように、断続する打ち抜き線67で代替してもよ
い。
または内部タブ28の間に設けられる。これは、図１に見
られるように、断続する打ち抜き線67で代替してもよ
い。
【００３２】図９、１０、１１は、図１に変形を加えた
ブランクからなるパックを開示している。前記の変形
は、蓋11の区域またはこれと隣り合う蓋の前部壁22の区
域に施されている。図１−３のものと共通する部分につ
いては、同一の参照番号を付与してある。図９におい
て、内部タブ68が、蓋の前部壁22の上部でこれに隣接し
ている。この内部タブ68は、図１の内部タブ28よりも長
く、図９に示すように、殆ど蓋の上部壁21にまで及んで
いる。タブの延長部69は、内部タブ68に隣り合い、これ
と同じ幅を有する。組み立て完了時のパックにおいて
は、タブの延長部69が、蓋の上部壁21に平行しており、
したがって、内部タブ68に対して角部をなしている。複
数のヒール部71が、内部タブ68とタブ延長部69の間の角
部70内に、側壁から側壁に向かって互いに隣接して設け
られる。これらのヒール部71は、図３および図８のタブ
56a と同様の態様で、押圧デバイス56の機能を果たす。
これらヒール部は、それぞれが、互いに平行する２つの
切断部で形成され、角部70とは逆の向きに折り曲げるこ
とによって、角部70外へ折り曲げられる。２つの脚部7
3,74 が、こうして、各ヒール部71から得られる。第１
の脚部73は、内部タブ68から出発し、内部タブ68に対し
て傾斜する。第２の脚部74は、タブ延長部69から出発
し、タブ延長部69および第１の脚部73に対して傾斜す
る。図１０によれば、もし、列30に５本の物品が存在す
る場合には、これらとともに、４つのヒール部71が設け
られる。前記４つのヒール部71は、それぞれが互い違い
に配置されており、それぞれが、押圧デバイスとして、
隣り合う２つの物品に作用を及ぼす。この互い違いの配
置によって、ヒール部71は、必然的に、側壁から内側へ
食い違っている。カラー36によって妨害される可能性
は、こうして回避される。反対に、ヒール部71は、カラ
ーの凹部46の区域に位置する。脚部73の長さは、前列30
にある物品の径の約1/2 の位置まで伸びている。脚部74
の長さは、２つの列30,31 の高さの食い違い量と大体一
致する。
ブランクからなるパックを開示している。前記の変形
は、蓋11の区域またはこれと隣り合う蓋の前部壁22の区
域に施されている。図１−３のものと共通する部分につ
いては、同一の参照番号を付与してある。図９におい
て、内部タブ68が、蓋の前部壁22の上部でこれに隣接し
ている。この内部タブ68は、図１の内部タブ28よりも長
く、図９に示すように、殆ど蓋の上部壁21にまで及んで
いる。タブの延長部69は、内部タブ68に隣り合い、これ
と同じ幅を有する。組み立て完了時のパックにおいて
は、タブの延長部69が、蓋の上部壁21に平行しており、
したがって、内部タブ68に対して角部をなしている。複
数のヒール部71が、内部タブ68とタブ延長部69の間の角
部70内に、側壁から側壁に向かって互いに隣接して設け
られる。これらのヒール部71は、図３および図８のタブ
56a と同様の態様で、押圧デバイス56の機能を果たす。
これらヒール部は、それぞれが、互いに平行する２つの
切断部で形成され、角部70とは逆の向きに折り曲げるこ
とによって、角部70外へ折り曲げられる。２つの脚部7
3,74 が、こうして、各ヒール部71から得られる。第１
の脚部73は、内部タブ68から出発し、内部タブ68に対し
て傾斜する。第２の脚部74は、タブ延長部69から出発
し、タブ延長部69および第１の脚部73に対して傾斜す
る。図１０によれば、もし、列30に５本の物品が存在す
る場合には、これらとともに、４つのヒール部71が設け
られる。前記４つのヒール部71は、それぞれが互い違い
に配置されており、それぞれが、押圧デバイスとして、
隣り合う２つの物品に作用を及ぼす。この互い違いの配
置によって、ヒール部71は、必然的に、側壁から内側へ
食い違っている。カラー36によって妨害される可能性
は、こうして回避される。反対に、ヒール部71は、カラ
ーの凹部46の区域に位置する。脚部73の長さは、前列30
にある物品の径の約1/2 の位置まで伸びている。脚部74
の長さは、２つの列30,31 の高さの食い違い量と大体一
致する。
【００３３】図１２、１３、１４は、この発明のパック
の、さらに別の実施例を開示する。パックすなわち蓋11
を有するパック10は、ここでは、従来通りの構造、すな
わち、傾斜底面（図３参照）または階段状底面（図８参
照）を伴わない立方体状の構造をしている。しかしなが
ら、この場合にあっても、パック内にある何本かの物品
を、他の何本かの物品に対して、それらの高さが食い違
うように配列する手段が備わっている。この目的で、支
持挿入部材40が特別に設計される。カラー前部壁37、支
持壁32、中間部片43および支持壁33を備える中間区域
は、図４−図１２に開示される実施例に相当する。中間
部片43は、支持壁32,33 が、パック内でもっと短い距離
を隔てて向かい合うように、多少短い。個々のタブ38,3
9,41,42,44の代わりに、図１２に見られるように、カラ
ーの前部壁37の両側に、カラーの両側タブ75が設けられ
る。このカラーの両側タブ75は、それぞれ、カラーの前
部壁37と接する線上を横方向に回動する関節態様をなし
ており、同時にまた、下方に向かって、すなわち、中間
部片43に向かって突出し、上部支持壁32の約1/2 の位置
まで達している。
の、さらに別の実施例を開示する。パックすなわち蓋11
を有するパック10は、ここでは、従来通りの構造、すな
わち、傾斜底面（図３参照）または階段状底面（図８参
照）を伴わない立方体状の構造をしている。しかしなが
ら、この場合にあっても、パック内にある何本かの物品
を、他の何本かの物品に対して、それらの高さが食い違
うように配列する手段が備わっている。この目的で、支
持挿入部材40が特別に設計される。カラー前部壁37、支
持壁32、中間部片43および支持壁33を備える中間区域
は、図４−図１２に開示される実施例に相当する。中間
部片43は、支持壁32,33 が、パック内でもっと短い距離
を隔てて向かい合うように、多少短い。個々のタブ38,3
9,41,42,44の代わりに、図１２に見られるように、カラ
ーの前部壁37の両側に、カラーの両側タブ75が設けられ
る。このカラーの両側タブ75は、それぞれ、カラーの前
部壁37と接する線上を横方向に回動する関節態様をなし
ており、同時にまた、下方に向かって、すなわち、中間
部片43に向かって突出し、上部支持壁32の約1/2 の位置
まで達している。
【００３４】ここでは、下部支持壁33に隣接する別の支
持壁76が、特徴的に設けられている。この支持壁76は、
支持壁32,33 のそれぞれよりも多少長いので、パック内
では水平には収まらず、傾斜して配設される（図１４参
照）。支持壁76の下端部77は、パック底面（底部壁14）
で、後部の下端部50に近接して設けられる。下端部50と
平行であり、同時に、支持壁33と最下端の支持壁76との
間で折り曲げ線を形成する上端部78が、後部の下端部50
とは、高さが食い違うように前部壁13と接触する。
持壁76が、特徴的に設けられている。この支持壁76は、
支持壁32,33 のそれぞれよりも多少長いので、パック内
では水平には収まらず、傾斜して配設される（図１４参
照）。支持壁76の下端部77は、パック底面（底部壁14）
で、後部の下端部50に近接して設けられる。下端部50と
平行であり、同時に、支持壁33と最下端の支持壁76との
間で折り曲げ線を形成する上端部78が、後部の下端部50
とは、高さが食い違うように前部壁13と接触する。
【００３５】前記の支持壁76には、一列の穴79のみが設
けられる。これらは、楕円形をなしているので、前列30
にある物品が、実質的に遊びを生じないように、これら
の穴79に支持される。組み立て完了パック内で後列31の
区域に位置する支持壁76の区域80には、穴が設けられな
い。後列31の物品は、この区域80上で支持されるか、こ
の区域と接する。この点によって、この区域80上に支持
される後列31の物品が、穴79を貫通して突出する前列30
の物品に対して、自動的に、その高さが食い違うように
配列される結果となる。この区域80は、パック内への挿
入が容易なように、支持壁76の他の部分に較べてやや幅
狭に作られる。
けられる。これらは、楕円形をなしているので、前列30
にある物品が、実質的に遊びを生じないように、これら
の穴79に支持される。組み立て完了パック内で後列31の
区域に位置する支持壁76の区域80には、穴が設けられな
い。後列31の物品は、この区域80上で支持されるか、こ
の区域と接する。この点によって、この区域80上に支持
される後列31の物品が、穴79を貫通して突出する前列30
の物品に対して、自動的に、その高さが食い違うように
配列される結果となる。この区域80は、パック内への挿
入が容易なように、支持壁76の他の部分に較べてやや幅
狭に作られる。
【００３６】図示を省略した実施例によれば、傾斜支持
壁76は、別体の中間支持壁を備えていないカラーブラン
クの一部である。
壁76は、別体の中間支持壁を備えていないカラーブラン
クの一部である。
【００３７】図１３、１４には、下位列の物品を押圧す
るする押圧部材は設けられていない。しかしながら、こ
れは、前に説明した実施例には存在する。同様にまた、
物品の高さが食い違うように配列した実施例は、どのよ
うなものであっても前記の押圧部材を備える実施例と結
合することができる。
るする押圧部材は設けられていない。しかしながら、こ
れは、前に説明した実施例には存在する。同様にまた、
物品の高さが食い違うように配列した実施例は、どのよ
うなものであっても前記の押圧部材を備える実施例と結
合することができる。
【００３８】
【発明の効果】この発明の、物品の高さが食い違う新規
なパックによって、配列されている物品の最初のもの
を、より容易に取り出すことができる。
なパックによって、配列されている物品の最初のもの
を、より容易に取り出すことができる。
【図１】ヒンジ蓋付きパック用の展開ブランクを示す。
【図２】完成した閉鎖時のパックの正面図である。
【図３】図２のパックのIII-III 面に沿う垂直断面図。
【図４】支持挿入部材用の展開ブランクを示す。
【図５】図２のパックのV-V 面に沿う水平断面図。
【図６】ヒンジ蓋付きパックの他の実施例用の展開ブラ
ンクを示す。
ンクを示す。
【図７】図６のブランクに対応する、完成した閉鎖時の
パックの正面図である。
パックの正面図である。
【図８】図７のパックのVI-VI 面に沿う垂直断面図。
【図９】ヒンジ蓋付きパックのさらに別の実施例用の展
開ブランクを示す。
開ブランクを示す。
【図１０】図９のブランクに対応する、完成した閉鎖時
のパックの正面図である。
のパックの正面図である。
【図１１】図１０のパックのVII-VII 面に沿う垂直断面
図。
図。
【図１２】支持挿入部材の他の実施例用の展開ブランク
を示す。
を示す。
【図１３】図１２の支持挿入部材を備える完成した閉鎖
時のパックの正面図である。
時のパックの正面図である。
【図１４】図１３のパックのVII-VII 面に沿う垂直断面
図。
図。
１０…パック部，１１…蓋，１３…前部壁，１４…底部
壁，１５…後部壁，１６，１７…側壁，２６，２７…蓋
の側タブ，２９…物品，３０…前列，３１…後列，３
２，３３…支持壁，３４，３５…穴，３６…カラー，４
０…支持挿入部材，４３…中間部片，４８…折り曲げ
線，４９…下部前端部，５０…下部後端部，５７，５８
…底面，８１…底端部。
壁，１５…後部壁，１６，１７…側壁，２６，２７…蓋
の側タブ，２９…物品，３０…前列，３１…後列，３
２，３３…支持壁，３４，３５…穴，３６…カラー，４
０…支持挿入部材，４３…中間部片，４８…折り曲げ
線，４９…下部前端部，５０…下部後端部，５７，５８
…底面，８１…底端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ヘフカー ドイツ連邦共和国、デー − 27299 エ テルゼン、パッシュケベルクシュトラーセ 24
Claims (12)
- 【請求項１】 前部壁の下端部（下部前端49）が、後部
壁の下端部（下部後端50）と高さが食い違うように設け
られる点に特徴を有する、紙巻き煙草その他の愛煙家向
けの物品のような棒状物品(29)のためのパック、特に、
パック部(10)と、前記パック部(10)の後部壁(15)に関節
態様で連結された蓋(11)とを備え、 パック部(10)が、さらに、前部壁(13)と、両側壁(16,1
7) と、底部壁(14)と、そして、特に、一定数の物品(2
9)（列30）を、その他の数の物品(29)（列31）に対し
て、高さが食い違うように配列するために設けられる手
段とを有するヒンジ蓋付きパック。 - 【請求項２】 下部前端(49)を、下部後端(50)に連結す
るための底部壁(14)が、前部壁(13)から、後部壁(15)に
向かって、斜め上方に傾斜する点に特徴を有する請求項
１記載のパック。 - 【請求項３】 下部前端(49)を、下部後端(50)に連結す
るための底部壁(14)が、ステップ状、特に、互いに高さ
が食い違った２つの底面(57,58) を備える階段態様に設
計される点に特徴を有する請求項１または２記載のパッ
ク。 - 【請求項４】 好ましくは、両側壁（両側タブ19）の両
水平下端部（両底端部61）が、下部前端(49)および下部
後端(50)と、特に、下部前端(49)と下部後端(50)との間
の大体中間の高さだけ食い違って設けられる点に特徴を
有する請求項１−３のいずれか１記載のパック。 - 【請求項５】 パック部(10)内に、物品(29)が互いに距
離を隔てて配列されるように、特に、各物品(29)の通路
となる穴(34,35) の列を有する１つまたは複数の水平方
向の支持壁(32,33) の形態をなし、物品(29)の間に延在
する１つまたは複数の分離部材が設けられる点に特徴を
有する、紙巻き煙草その他の愛煙家向けの物品のような
棒状物品(29)のためのパック、特に、パック部(10)と、
前記パック部(10)の後部壁(15)に関節態様で連結された
蓋(11)とを備え、 パック部(10)が、さらに、前部壁(13)と、両側壁(16,1
7) と、底部壁(14)とを有するヒンジ蓋付きパック。 - 【請求項６】 ２つの水平方向の支持壁(32,33) が、パ
ック部(10)の後部壁(15)または前部壁(13)と接する直立
中間部片(43)によって、互いに連結されており、両支持
壁(32,33) が、前記中間部片(43)とともに、支持挿入部
材(40)を形成し、好ましくは、共通のブランクから折り
曲げられる点に特徴を有する請求項５記載のパック。 - 【請求項７】 パック部(10)内に設けられるカラー(36)
が、支持挿入部材(40)のブランクを有する一続きの部材
に作られ、そして、特に、上部支持壁(32)の一端（折り
曲げ線48）と隣り合う点に特徴を有する請求項６記載の
パック。 - 【請求項８】 物品(29)の少なくとも幾つか、特に、物
品の後列または前列(30,31) に、負荷を加えるか、また
は押圧する押圧部材が内側の蓋(11)内に設けられる点に
特徴を有する、紙巻き煙草その他の愛煙家向けの物品の
ような棒状物品(29)のためのパック、特に、パック部(1
0)と、前記パック部(10)の後部壁(15)に関節態様で連結
された蓋(11)とを備え、 パック部(10)が、さらに、前部壁(13)と、両側壁(16,1
7) と、底部壁(14)とを有するヒンジ蓋付きパック。 - 【請求項９】 押圧部材が、 内側に折り曲げられた内部タブ(28)が、蓋の前部壁(22)
に隣接するように、蓋(11)を形成するブランク部と連結
され、 押圧部材が、内部タブ(28)の一部として、または内部タ
ブを出発原点とするために設計される点に特徴を有する
請求項８記載のパック。 - 【請求項１０】 底部角タブ(53)の両自由端部が、傾斜
した底部壁(14)を形成するために、展開ブランクに関し
傾斜して作られる点、および、特に、両側壁（側タブ1
8,19 ）の両下端部（底端部51、下端部52）が、両外端
部(54)と両端部(51,52) とが互いに直交するように、好
ましくは、傾斜して作られる点に特徴を有する、 前部壁(13)、底部壁(14)、後部壁(15)、両側壁(16,17)
、好ましくは、蓋の後部壁(20)、蓋の上部壁(21)、蓋
の上部壁(22)、および蓋の両側タブ(26,27) を形成する
ための折り曲げ線によって区画される区域を備え、 両側壁（側タブ18または19）と、組み立て完了後のパッ
ク中では、底部壁(14)と同じ１つの面内にある両底部角
タブ(53)とが互いに隣接する、特に、請求項１−９のい
ずれか１記載のパックを形成するためのブランク。 - 【請求項１１】 互いに高さが食い違う２つの面を形成
するために、底部壁(14)が、２つの平行な折り曲げ線(6
0)によって、後部底面(58)、中間部片(59)、および前部
底面(57)の３つに分割される点に特徴を有する、前部壁
(13)、底部壁(14)、後部壁(15)、両側壁(16,17) 、好ま
しくは、蓋の後部壁(20)、蓋の上部壁(21)、蓋の上部壁
(22)、および蓋の両側タブ(26,27) を形成するための折
り曲げ線によって区画される区域を備え、 両側壁（側タブ18または19）と、組み立て完了後のパッ
ク中では、底部壁(14)と同じ１つの面内にある両底部角
タブ(53)とが互いに隣接する、特に、請求項１−９のい
ずれか１記載のパックを形成するためのブランク。 - 【請求項１２】 それぞれが、物品(29)の通路となる穴
(34,35,79)を備える１つまたは複数の支持壁を有し、１
つの別の支持壁(76)が、その部分区域にのみ穴(79)を備
え、その外方自由端区域(80)には、物品(29)のための通
路となる適当な穴を備えていない点に特徴を有する、特
に、請求項５−７のいずれか１記載のパックに使用する
支持挿入部材(40)を形成するためのブランク。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4310123 | 1993-03-30 | ||
| DE4310123.2 | 1993-03-30 | ||
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