JPH0752383Y2 - 斜板式二連ポンプ - Google Patents

斜板式二連ポンプ

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JPH0752383Y2
JPH0752383Y2 JP1988111945U JP11194588U JPH0752383Y2 JP H0752383 Y2 JPH0752383 Y2 JP H0752383Y2 JP 1988111945 U JP1988111945 U JP 1988111945U JP 11194588 U JP11194588 U JP 11194588U JP H0752383 Y2 JPH0752383 Y2 JP H0752383Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
cylinder block
cylinder
plate type
type dual
Prior art date
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JP1988111945U
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English (en)
Other versions
JPH0235981U (ja
Inventor
久夫 ▲高▼見
正 我彦
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KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
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Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転ピストン型の斜板式二連ポンプの改良に
関する。
(従来の技術) 二組のポンプユニットを一つのポンプボディに収装した
回転ピストン型の二連ポンプとして、例えば特開昭56-2
3576号に斜軸式の二連ポンプが提案されている。また、
斜板式ポンプにおいても第2図に示すような二連構造が
知られている。これは並列するシリンダブロック1と2
の回転軸3と4をギヤ23と24を介して結合し、回転軸3
を駆動軸として図示されないモータに結合したものであ
る。
モータの回転により駆動軸3を回転駆動すると、ギヤ23
と24を介してシリンダブロック1と2が一体的に逆方向
に回転し、シリンダブロック1と2から摺動自由に突出
するピストンの基端部11がポンプボディに所定の角度で
支持された斜板9と10に摺接しつつそれぞれ軸方向に駆
動され、る。このピストンの軸方向変位に同期して、シ
リンダブロック1と2の内部に設けたシリンダが作動油
の吸込と吐出とを繰り返す。
(考案の課題) ところで、この二連ポンプにおいては、回転軸3と4を
ギヤ23と24で結合しているために、回転軸3と4上にギ
ヤ23と24の配置スペースが必要になり、単一のポンプに
比べてポンプの軸方向長さがそれだけ長くなるという問
題があった。
本考案は、以上の問題点に鑑みて、回転力の伝達機構の
改良により斜板式二連ポンプの小型化を図ることを目的
とする。
(課題を達成するための手段) 本考案は、平行する回転軸に結合して回転自由に支持さ
れた2組のシリンダブロックの内側に複数のピストンを
収装し、シリンダブロックから軸方向に摺動自由に突出
するこれらのピストンの基端を、シリンダブロックに対
して傾斜状態に支持された斜板に摺接保持するととも
に、これらのシリンダブロックの一方の回転軸を回転駆
動する駆動機構と、この回転力をもう一方のシリンダブ
ロックに伝達する伝達機構とを備えた斜板式二連ポンプ
において、各回転軸とシリンダブロックとを斜板の近傍
で結合するとともに、伝達機構としてこの2つの結合部
を結ぶ略同一線上で互いに噛み合うギアをシリンダブロ
ックの斜板近傍の外周部にそれぞれ形成している。
(作用) 駆動機構がシリンダブロックの一方の回転軸を回転駆動
すると、このシリンダブロックの外周部に形成したギヤ
と、もう一方のシリンダブロックの外周部に形成したギ
ヤとの噛み合いにより2組のシリンダブロックが一体的
に回転する。これらのギヤは斜板近傍で結合するシリン
ダブロックと回転軸との結合部と略同一線上に形成され
ているため、シリンダブロックに作用する回転力の作用
点と、斜板がシリンダブロックに及ぼす回転反力の作用
点との軸方向距離は小さく、シリンダブロックは内部に
傾転モーメントの発生しにくい構造となる。また、回転
軸上にギヤを設けないので回転軸の必要長さも短くな
る。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す。
1と2はシリンダブロックであり、平行する回転軸3と
4にそれぞれ結合部5と6において結合する。回転軸3
と4は支点7と8においてポンプボディにそれぞれ回転
自由に支持され、シリンダブロック1と2に対して一定
角度をなすようにポンプボディの内側に支持された斜板
9と10を回転自由に貫通する。また、回転軸3の端部に
は駆動機構として図示されないモータが結合する。
シリンダブロック1と2の内部にはそれぞれ複数のピス
トンが収装され、このピストンの基端部11がシュー12を
介して斜板9と10に摺接保持される。なお、前記の結合
部5と6はこれらのシュー12の内側に位置する。
また、モータに回転駆動される回転軸3の回転力をシリ
ンダブロック2に伝達する伝達機構として、シリンダブ
ロック1と2の外周部に、互いに噛み合うギヤ13と14が
結合部5及び6と略同一の垂直面上に形成される。
次に作用を説明する。
モータの運転により回転軸3を回転駆動すると、結合部
5を介して回転軸3に結合するシリンダブロック1が回
転し、外周部に形成したギヤ13が互いに噛み合うギヤ14
を介してこの回転力をシリンダブロック2に伝達するこ
とで、シリンダブロック1と2は逆方向に一体的に回転
する。これに伴いシリンダブロック1と2から摺動自由
に突出するピストンの基端部11も互いに逆方向へ回転し
つつ、シュー12を介して摺接する斜板9と10により軸方
向に駆動される。
この過程で、斜板9と10はシュー12とピストン基端部11
を介してシリンダブロック1と2に回転反力を及ぼす。
しかしながら、ギヤ13と14が結合部5と6と略同一線上
に構成され、さらに斜板9と10の位置も近接しているた
め、シリンダブロック1と2に作用する回転力の作用点
と斜板9と10がシリンダブロック1と2に及ぼす回転反
力の作用点は軸方向に近接しており、シリンダブロック
1と2の内部に傾転モーメントが発生することはない。
したがって、シリンダブロック1と2に収装された各ピ
ストンはスムーズに摺動する。
また、ギヤ13と14はシリンダブロック1と2の外周部に
形成されているため、回転軸3と4上にギヤを設ける必
要がなく、回転軸3と4の必要長さも短い。このため、
ポンプは軸方向長さの短いコンパクトな外形となる。
(考案の効果) 以上のように、本考案はシリンダブロックの外周部に回
転力伝達のためのギヤを形成したので、回転軸上にギヤ
を構成する必要がなく、その分回転軸の長さを短くして
ポンプを小型化することができる。また、このギヤを斜
板近傍に位置する回転軸とシリンダブロックとの結合部
と略同一線上に構成することにより、シリンダブロック
に作用する回転力と回転反力の作用点間の軸方向距離が
小さく抑えられ、シリンダブロック内部に傾転モーメン
トが発生するのを抑制することができ、力学的にも安定
した構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜板式二連ポンプの概略
構造図であり、第2図は従来例を示す斜板式二連ポンプ
の概略構造図である。 1,2……シリンダブロック、3,4……回転軸、5,6……結
合部、9,10……斜板、11……ピストン基端部、13,14…
…ギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行する回転軸に結合して回転自由に支持
    された2組のシリンダブロックの内側に複数のピストン
    を収装し、シリンダブロックから軸方向に摺動自由に突
    出するこれらのピストンの基端を、シリンダブロックに
    対して傾斜状態に支持された斜板に摺接保持するととも
    に、これらのシリンダブロックの一方の回転軸を回転駆
    動する駆動機構と、この回転力をもう一方のシリンダブ
    ロックに伝達する伝達機構とを備えた斜板式二連ポンプ
    において、各回転軸とシリンダブロックとを斜板の近傍
    で結合するとともに、伝達機構としてこの2つの結合部
    を結ぶ略同一線上で互いに噛み合うギアをシリンダブロ
    ックの斜板の近傍の外周部にそれぞれ形成したことを特
    徴とする斜板式二連ポンプ。
JP1988111945U 1988-08-26 1988-08-26 斜板式二連ポンプ Expired - Lifetime JPH0752383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988111945U JPH0752383Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26 斜板式二連ポンプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988111945U JPH0752383Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26 斜板式二連ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0235981U JPH0235981U (ja) 1990-03-08
JPH0752383Y2 true JPH0752383Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31350443

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988111945U Expired - Lifetime JPH0752383Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26 斜板式二連ポンプ

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JP (1) JPH0752383Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428101U (ja) * 1977-07-28 1979-02-23

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Publication number Publication date
JPH0235981U (ja) 1990-03-08

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