JPH0751844B2 - 水中構造物の解体用ワイヤソー工法 - Google Patents

水中構造物の解体用ワイヤソー工法

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JPH0751844B2
JPH0751844B2 JP18180688A JP18180688A JPH0751844B2 JP H0751844 B2 JPH0751844 B2 JP H0751844B2 JP 18180688 A JP18180688 A JP 18180688A JP 18180688 A JP18180688 A JP 18180688A JP H0751844 B2 JPH0751844 B2 JP H0751844B2
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    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/08Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with saw-blades of endless cutter-type, e.g. chain saws, i.e. saw chains, strap saws
    • B28D1/088Sawing in situ, e.g. stones from rocks, grooves in walls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、水中に設けたコンクリート構造物の解体切
断作業に好適なワイヤソー工法に関するものである。
《従来の技術》 ワイヤソー工法は、切削用のダイヤモンドワイヤソーを
被切削物であるコンクリート構造物の外周に巻き付け、
離れた位置からこのダイヤモンドワイヤソーを無端状態
で回転駆動するとともに、これに所定のテンションを加
えることにより徐々にコンクリート構造物を巻回方向に
沿って切削して切断する工法であり、一般に地表に構築
されたコンクリート構造物の解体作業に用いられてい
る。
この工法を例えば、橋梁下部,護岸擁壁,修理ドック,
導水路,カルバート等の水中コンクリート構造物に適合
させようとすると、以下の問題が生ずる。
《発明が解決しようとする課題》 一般に解体しようとする水中に構築されているコンクリ
ート構造物が陸地に接近している場合には、主駆動装置
およびテンション付与のためのブースタを陸上に据え付
けて、ダイヤモンドワイヤソーの一端を主駆動装置の回
転駆動用プーリに懸架し、ブースタにその中間を支持さ
せた状態で、他端を水中構造物の外周に巻回して、ダイ
ヤモンドワイヤソーの端部同士を連結して無端状態に
し、主駆動装置の駆動によってダイヤモンドワイヤソー
を回転させて切削作業を行うことができる。
しかし、このような方法ではダイヤモンドワイヤソーの
かなりの部分が水中に没入するので、特に、陸上から被
切削物までの距離が遠く離れている場合にはダイヤモン
ドワイヤソーの長さも長くなるので、水の抵抗を受ける
分だけ張力が増大し、ダイヤモンドワイヤソー自体の強
度が不足し、ダイヤモンドワイヤソーそのものが切断さ
れ易くなる。
この問題を解決する方法としては、強度不足を補うため
にダイヤモンドワイヤソーの径を太くして強度を上げる
ことが考えられる。この種の工法ではダイヤモンドワイ
ヤソーの価格が工事の採算性に大きく影響しているの
で、径を太くし、また陸上からの距離に応じて長さを長
くするなどの対策を講じた場合には著しく工費が増し、
採算性が乏しくなる。
また、テンションは前記ブースタによって調整するので
あるが、ダイヤモンドワイヤソーの水中部分の張力は増
すので、地上で切断作業を行うときのようにはダイヤモ
ンドワイヤソーの切断張力の調整が利かず、ダイヤモン
ドワイヤソーの寿命も著しく短いものとなる惧れがあっ
た。
さらに、水中での抵抗によって、ダイヤモンドワイヤソ
ーを回転駆動してから実際に動き出すまでの時間が遅か
ったり、まったく動かない場合も生ることも十分に予測
される。
この発明は以上の問題を解決するものであって、ブース
タを水中における被切削物である水中コンクリート構造
物の近傍に配置することによって、適性なテンションで
コンクリート構造物の切削を行えるようにした水中構造
物の解体用ワイヤソー工法を提供することを目的とする
ものである。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この発明は、水中に設けたコ
ンクリート構造物にダイヤモンドワイヤソーを巻回し、
このダイヤモンドワイヤソーを無端回転させることによ
ってコンクリート構造物を切削する工法において、陸地
に設置されて前記コンクリート構造物に巻回したダイヤ
モンドワイヤソーを無端状態で回転駆動する主駆動装置
と、前記コンクリート構造物の近傍に設けられた支持体
と、この支持体の上下に回転可能に設けられて前記主駆
動装置とコンクリート構造物の間を移動する前記ダイヤ
モンドワイヤソーを支持する一対のブースタを備え、前
記各ブースタによって前記ダイヤモンドワイヤソーのコ
ンクリート構造物に対する巻回端側に所定のテンション
を付加するようにしたものである。
《作用》 以上の構成によれば、ダイヤモンドワイヤソーには水中
におけるコンクリート構造物の近傍でブースタによるテ
ンションが加わる。そして、ダイヤモンドワイヤソーの
送り側では弛み取り(張力調整)と、水抵抗の低減の機
能があり、引っ張り側では主に切断動力伝達の低減の機
能を果たし、これらテンションが加わった状態でその巻
回端側であるコンクリート構造物を切削する。これによ
り、陸上から長い距離に亘って一定のテンションを加え
る場合と異なり、大きなテンションを加える部分が被切
削物近傍だけですむ。
ブースタは水中に没入しているので従来のようにテンシ
ョンを加えた後の水中抵抗の増加分を考慮しなくて良
く、ブースタによるダイヤモンドワイヤソーの切断張力
の調節が良好に出来る。
《実施例》 以下、この発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図において、ワイヤソー工法に用いられる装置は、
被切削物である水中に構築されたコンクリート構造物1
に対応して陸上に設置された主駆動装置2、およびコン
クリート構造物1の近傍にあって、水底に設けられた櫓
状の支持体3を備え、ダイヤモンドワイヤソー4は一端
を前記主駆動装置2に懸架され、他端を前記コンクリー
ト構造物1に巻回されて、その端部同士を連結して無端
状態になっている。また、ダイヤモンドワイヤソー4は
前記支持体3の上下に回転可能に設けられた送り側ブー
スタ5aおよび引っ張り側ブースタ5bに、その送り側4aお
よび引っ張り側4bをそれぞれ支持された状態でループ状
に懸架され、主駆動装置2の回転駆動により無端状態で
回転移動し、各ブースタ5a,5bによりテンションを一定
に調節された状態で、順次コンクリート構造物1の内部
に食い込みつつこれを切削する。
前記主駆動装置2は、地上に設置されたレール21と、レ
ール21上を走行する台車22と、台車22上に設けられて、
前記ダイヤモンドワイヤソー4が巻回された駆動用プー
リ23と、駆動用プーリ23の前部側に設けられた一対のガ
イドプーリ24と、レール21の前部にあって水面側に張り
出して固定配置された一対のガイドプーリ25、および図
示しない回転駆動用の油圧モータ、台車22の走行用の油
圧モータおよびテンション検出機構等を備えている。
上記走行用油圧モータはテンション検出機構からの検出
値を常時一定とすべく回転駆動し、前記ダイヤモンドワ
イヤソー4の切削の進行による緩みに応じてこれを一定
のテンションに張設しつつ台車22を後退させる。
前記各ブースタ5a,5bは主プーリ51と、主プーリ51の左
右に配置された一対のガイドプーリ52とからなってい
る。
各主プーリ51は油圧等の駆動手段53によってダイヤモン
ドワイヤソー4のコンクリート構造物1側端部のループ
を小さくする側に付勢されており、これにより、前記主
駆動装置2の後退とともに、各主プーリ51の付勢によっ
て、ダイヤモンドワイヤソー4の送り側4aは水中におけ
る弛み取り(張力調節)と水抵抗低減の機能があり、ま
た引っ張り側4bでは切断動力伝達源の機能を持つことに
なる。
つまり、この二つの機能によってダイヤモンドワイヤソ
ー4のコンクリート構造物1に対する巻回端側のテンシ
ョンは主駆動装置2側より大きく、かつ一定に保たれ、
良好な切削状態を得られることになるのである。
なお、各ブースタ5a,5bの油圧駆動手段と主駆動装置2
の台車22の後退用油圧モータとを同期させて駆動するよ
うにすれば、ダイヤモンドワイヤソー4の陸上側と水中
側とでのテンションの差に完全にマッチした状態での切
削が可能となる。
第2図は主駆動装置の他の実施例を示すものである。
図において、主駆動装置6は陸上に固定され、前記と同
様に駆動用プーリ23と駆動用プーリ23の前部に設けた一
対のガイドプーリ24を備えている。また、主駆動装置6
の前部には張力調整装置7が固定配置されている。
この張力調整装置7は、固定プーリ71と、ガイドプーリ
72およびガイドプーリ72を順次後退させる送り機構73が
設けられ、ガイドプーリ72と固定プーリ71間にダイヤモ
ンドワイヤソー4を掛け渡した状態で前記主駆動装置6
側にガイドしている。
前記送り機構73は、ボールねじ送り機構、あるいは油圧
シリンダであって切削作業の進行に伴って順次ガイドプ
ーリ72を後退させることで、ダイヤモンドワイヤソー4
に加わるテンションを一定に保つようにしている。
《発明の効果》 以上各実施例によって詳細に説明したように、この発明
の水中構造物の解体用ワイヤソー工法によれば、以下の
効果がある。
ダイヤモンドワイヤソーには水中におけるコンクリート
構造物の近傍でブースタによるテンションが加わり、こ
のテンションが加わった状態でその巻回端側であるコン
クリート構造物を切削するようになっているので、従来
のように陸上から長い距離に亘ってテンションを加える
場合と異なり、大きなテンションを加える部分が被切削
物近傍だけですむ。したがって水の抵抗増加分に応じて
ダイヤモンドワイヤソーの径を太くする必要がなく、ダ
イヤモンドワイヤソーを安価に構成できる。
ブースタは水中に没入しているので、従来のようにテン
ションを加えた後の水中抵抗増加分を考慮しなくて良
く、ブースタにより適正なダイヤモンドワイヤソーの切
断張力の調節が出来、ダイヤモンドワイヤソーの寿命を
比較的長く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる水中構造物の解体用ワイヤソ
ー工法を示す説明図、第2図は主駆動装置の他の実施例
を示す説明図である。 1……水中コンクリート構造物 2……主駆動装置 3……支持体 4……ダイヤモンドワイヤソー 5a,5b……テンション調整用ブースタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中に設けたコンクリート構造物にダイヤ
    モンドワイヤソーを巻回し、このダイヤモンドワイヤソ
    ーを無端回転させることによってコンクリート構造物を
    切削する工法において、陸地に設置されて前記コンクリ
    ート構造物に巻回したダイヤモンドワイヤソーを無端状
    態で回転駆動する主駆動装置と、前記コンクリート構造
    物の近傍に設けられた支持体と、この支持体の上下に回
    転可能に設けられて前記主駆動装置とコンクリート構造
    物の間を移動する前記ダイヤモンドワイヤソーを支持す
    る一対のブースタを備え、前記各ブースタによって前記
    ダイヤモンドワイヤソーのコンクリート構造物に対する
    巻回端側に所定のテンションを付加するようにしたこと
    を特徴とする水中構造物の解体用ワイヤソー工法。
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