JPH0751534A - 湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバー - Google Patents

湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバー

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JPH0751534A
JPH0751534A JP5203104A JP20310493A JPH0751534A JP H0751534 A JPH0751534 A JP H0751534A JP 5203104 A JP5203104 A JP 5203104A JP 20310493 A JP20310493 A JP 20310493A JP H0751534 A JPH0751534 A JP H0751534A
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Nobuhiko Yamashina
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラーや焼却炉等の排煙を処理したり、悪
臭を脱臭する装置が小型、簡単安価で運転経費が安く、
脱硫等の効率も高く、排水の二次公害もない。 【構成】 セラミックフィルター16を介してノズル6
より循環水槽14の水を噴霧するファンスクラバー1の
排煙吐出口5に、前部の多重ステンレス鋼製細目網その
他ポリプロピレン等メッシュの異なる或いはセラミック
ボール等を充填したフィルター10、その前後に排煙吹
込み口8へ同様に噴射する噴射ノズル11、中間部の気
液分離器12、後部の煙突13から成るガススクラバー
7を設け、噴霧、噴射、気液分離水を循環水槽に返す排
水管18,19,20を設け、循環水槽と連結したコー
ティングフィルター25にろ過原液を送り、ろ過水をp
H調整処理水槽34を経て返却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大気汚染防止のために、
排出される煙よりイオウ原子またはイオウや塩素化合物
を離脱または除去し、排煙中の悪臭物質を脱臭すると同
時に湿式バッグフィルターとして集塵を行う湿式洗浄ろ
過逆洗連続スクラバーに関するものである。
【0002】特に本発明は重油、石炭を使った工業用ボ
イラー、焼却炉等の燃焼による発生源の排煙の脱硫、脱
硝、脱塩素、脱塩酸、脱臭、集塵或いは悪臭源の脱臭を
行う小型で、効率がよく、安価な湿式洗浄ろ過逆洗連続
スクラバーに関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の排ガス処理装置には大規模な重
油、石炭等の燃焼に対しては竪型または横型のラッシヒ
リング式充填剤を存する精製装置があり、小規模なもの
にはファンスクラバー、スプレースクラバー、ベンチュ
リースクラバー等を使用したものがある。
【0004】また、従来の排ガス処理装置には排煙中の
悪臭物質を分解、脱臭する脱臭処理装置が付設されてお
らず、排ガス処理装置の外に別の脱臭処理装置を設ける
必要があり、バッグフィルターや電気集塵機のようなも
のを別途に設置する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のラッシヒリング
式充填剤を有するスクラバーは捕集効率も低く、装置自
体も大型かつ複雑となり、価格的にも高価に付く等の欠
点があり、本発明のようなコンパクトな型にできない。
【0006】また該装置では排煙が充填剤をゆっくりと
通過するため、圧力損失が大きく、その分だけブロアの
軸馬力が増大し、運転経費が高価に付く欠点がある。
【0007】さらにファンスクラバーを利用したもので
は、ファンに水をかけて水と空気を接触させるため、ブ
ロアの軸馬力が大きくなり、運転経費が高価に付く欠点
がある。
【0008】また従来のファンスクラバー、スプレース
クラバー、ベンチュリースクラバー等では水と空気の接
触が充分でなく、脱硫効率が低く、煙突からの黒煙が消
えないという欠点がある。
【0009】さらに排煙中に悪臭物質が含まれている場
合は、排ガス処理装置の外に脱臭処理装置が必要とな
り、排ガス処理装置自体がより一層大型なものとなり、
一層高価なものになる欠点がある。
【0010】本発明はボイラー等の小規模な重油、石炭
の燃焼により生ずる排煙或いは焼却炉等の排煙に対す
る、装置が小型、簡単で、かつ安価であり、運転経費も
かからず、しかも脱硫、脱塩素、脱塩酸効率が高く、脱
臭、集塵機能を有する排ガス処理装置を提供することが
可能で、しかも大型化も容易な湿式洗浄ろ過逆洗連続ス
クラバーを提供することを目的とする。
【0011】また、従来の都市ゴミ焼却炉等の電気集塵
機において、集塵電極の塵除去のためのハンマリングを
行う際に、ダイオキシン等の再飛散の問題を解決した湿
式洗浄ろ過逆洗連続スクラバーを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は水酸化ナトリウム、同カルシウム、同マグ
ネシウム、アンモニア等のアルカリ水溶液、次亜塩素酸
や二酸化塩素水溶液を収容した循環水槽の水を周囲から
噴霧状に供給するファンスクラバーにボイラ、焼却炉か
らの排煙或いは悪臭源からの悪臭をそれぞれ自動コント
ロールダンパー、ベンチュリー型ジェットスクラバーを
介して供給する。
【0013】そして前部に多重のステンレス鋼製細目網
から成るフィルター、その他ポリプロピレン、耐熱ポリ
プロピレン、フッ化ビニリデン、テフロン等の樹脂製の
メッシュを異にしたフィルターを組み合わせて成るフィ
ルター或いは樹脂製破砕品、セラミック製のボールや破
砕品を充填したメッシュや厚みを異にしたケース式フィ
ルター等を設け、その前後方向から前方方向に前記循環
水槽の水を噴射するノズルを付設したガススクラバーを
循環水槽上方に設ける。
【0014】該ガススクラバーの中間部に気液分離器を
設け、ガススクラバー後部に大気中に排煙を放出する煙
突を設ける。
【0015】また循環水槽下部とファンスクラバーの周
囲およびガススクラバー前部のフィルター前後のそれぞ
れノズル間に、ポンプ、セラミックろ過器を介して連結
する循環水供給管を設ける。
【0016】そしてファンスクラバー下方からとガスス
クラバーの前部および中間部の下方から循環水槽へ水を
返す排水管をそれぞれ設ける。
【0017】また循環水槽内の水をプレコート剤として
の珪藻土を収容した珪藻土槽を経て、珪藻土をコーティ
ングしたコーティングフィルターを通してろ過し、珪藻
土槽及びpHを調整するpH調整処理水槽に該ろ過水を
供給するろ過水供給管を設ける。
【0018】
【作用】ボイラー45よりの約280℃の排煙は自動コ
ントロールダンパー48を、また焼却炉50よりの60
0〜1200℃の排煙はベンチュリー型ジェットスクラ
バー52を介してファンスクラバー1の入口に供給され
る。
【0019】ファンスクラバー1では周囲からノズル6
により循環水槽14中の水酸化ナトリウム、同カルシウ
ム、同マグネシウム、アンモニア等の水溶液が噴霧さ
れ、該水溶液は排煙の熱で水蒸気となり、排煙の温度を
60〜70℃とする。
【0020】即ち噴霧される水は水蒸気となり、排煙を
気流に乗せることができるため、ファンの羽根に直接水
をかけ、水と排煙の接触を図る必要がないから、ファン
スクラバー1の軸動力が少くなる。
【0021】該ファンスクラバー1内で気流に乗った排
煙中のすす、灰などの媒塵がガススクラバー7内の前部
のステンレス鋼製細目網の、その他樹脂製のメッシュを
異にしたフィルター或いは樹脂製破砕品、セラミック製
のボールや破砕品を充填したメッシュや厚みを異にした
ケース式フィルター等10前方のノズル11より噴射さ
れる水と衝突し、排水管19を通って循環水槽14に流
れる。
【0022】このときこれらのフィルター或いは樹脂製
破砕品、セラミック製のボールや破砕品を充填したメッ
シュや厚みを異にしたケース式フィルター等10の充填
物に押込み側ブロアー(ファンスクラバー1)のインペ
ラにより激しく水滴と風とが一緒に衝突し、瞬時にベン
チュリー効果を発揮し、低圧損で集塵や後述の中和、脱
臭が行える。
【0023】ステンレス鋼製細目網の、その他樹脂製の
メッシュを異にしたフィルター或いは樹脂製破砕品、セ
ラミック製のボールや破砕品を充填したメッシュや厚み
を異にしたケース式フィルター等10にかかったすす、
灰等の煤塵は該フィルター10後方のノズル11から噴
射される水により前方に押し流され(逆洗され)、目詰
まりを解消し、排水管19を通して循環水槽14に流す
ことができる。
【0024】またステンレス鋼製細目網の、その他樹脂
製のメッシュを異にしたフィルター或いは前記ケース式
フィルター等10の網の目、又は充填物を細かくすれ
ば、該フィルター10は湿式バッグフィルターとしての
役目を果たすこともでき、ろ過面積を多く取ることによ
って乾式のものに比べて圧力損失を少なくすることがで
きる。
【0025】また排煙中の亜硫酸ガス(SO2)はノズル
6より噴霧された循環水槽14中の水酸化ナトリウム水
溶液と反応し、化1、化2に示すように亜硫酸ナトリウ
ム(Na2 SO3 )、硫酸ナトリウム(Na2 SO4
となり、排水管18を通して循環水槽14に流して除去
できる。
【0026】
【化1】2NaOH+SO2 →Na2 SO3 +H2
【0027】
【化2】2Na2 SO3 +O2 →2Na2 SO4
【0028】さらに亜硫酸ガスは水と空気の接触によ
り、化3と化4に示すように硫酸(H 2 SO4 )とイオ
ウ(S)を生ずる。
【0029】
【化3】 3SO2 +2H2 O→H2 2 4 +H2 SO4
【0030】
【化4】H2 2 4 →S+H2 SO4
【0031】また亜硫酸ガスと水酸化カルシウム〔Ca
(OH)2〕、水酸化マグネシウム〔Mg(OH)2〕水溶
液の反応はそれぞれ化1、化2と同様になる。
【0032】また亜硫酸ガスはアンモニア水溶液と反応
して化5,化6に示すように、亜硫酸アンモニウム[(NH
4)2SO3] 、亜硫酸水素アンモニウム(NH4HSO3) として除
去できる。
【0033】
【化5】SO2 +2NH3 +H2 O→(NH4 )2SO3
【0034】
【化6】SO2 +NH3 +H2 O→NH4 HSO3
【0035】そして排煙中の未反応の亜硫酸ガスは循環
水中の亜硫酸アンモニウムと反応し、化7に示すように
亜硫酸水素アンモニウムとして除去でき、SO2 の除去
率をより高めることができる。
【0036】
【化7】 SO2 +(NH4)2 SO3 +H2 O→2NH4 HSO3
【0037】さらに循環水槽14と連結した珪藻土槽2
1からの循環水槽14の水は、珪藻土をプレコートした
ステンレス鋼製網チューブを内蔵したコーティングフィ
ルター25を通すことにより、すす、灰等の媒塵、硫化
物等の生成物がろ過されることになる。
【0038】そしてコーティングフィルター25からの
ろ過水を珪藻土槽21、pH調整処理水槽34にろ過水
供給管33の分岐管39,40を介して弁41,42に
より供給する。
【0039】また循環水槽14内の水はポンプ15によ
りセラミックろ過器16を介して循環水供給管15aに
供給されるから、このセラミック処理水は配管内へスケ
ールの付着防止作用と二酸化ケイ素での処理水は活性酸
素を発生する作用があるので、管路の閉鎖防止と活性酸
素による脱臭、酸化を行うことができる。
【0040】また排煙中の硫化水素(H2 S)、メチル
メルカプタン(CH4 S)、硫化メチル(C2 6 S)
等の悪臭物質はファンスクラバー1、ガススクラバー7
で、ノズル6,11より供給される次亜塩素酸ソーダ
(NaOCl)、二酸化塩素(ClO2)で洗浄して酸化
分解させ、脱臭する。
【0041】そして次亜塩素酸、二酸化塩素にはその強
い酸化力のため、上記脱臭作用の外に、バクテリア、ウ
ィルス、粘菌、胞子、かび、酵素、藻類等の生物体を死
滅させる殺菌作用がある。
【0042】さらに化8,化9に示すように発生する酸
素(O2)により、装置内壁等の汚れ落しができ、洗浄作
用がある。
【0043】また前記二酸化ケイ素のセラミックろ過器
16を通すことにより活性酸素が発生し、化8,化9の
酸素に加え、さらにORP値(酸化還元電位)が倍加さ
れ、酸化、脱臭作用が倍加される。
【0044】このORP値は循環水槽14に酸化還元電
位計を取付けることにより測定することができる。
【0045】
【化8】2NaOCl→2NaCl+O2
【0046】
【化9】2ClO2 →Cl2 +2O2 但し、化9で発生する塩素(Cl2)は後述の化12、化
13に示すように塩化ナトリウム(NaCl)として除
去できる。
【0047】
【実施例】本発明の湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバーの
一例を示した添付図面について詳細に説明する。
【0048】図1は本発明装置の正面図で、図2は同平
面図で、図3は本発明装置をボイラーに使用した配管図
で、図4は同焼却炉に使用した配管図である。
【0049】1は架台2上に設備したファンスクラバー
で、プレートフィンを有するローターをモーター3によ
り高速回転させるもので、その中心部に排煙吸込み口
4、その外周の接線方向に同吐出口5を設備する。
【0050】6は水噴霧ノズルで、ファンスクラバー1
の周囲および排煙吸込み口4等にそれぞれの内方に向け
て設備する。
【0051】7はガススクラバーで、前端の排煙吹込み
口8を先端に行く程細くなったテーパ状に成形し、先端
のフランジ8aとファンスクラバー1の吐出管5先端の
フランジ5aを連結管9両端のフランジ9a,9bに固
定して連結する。
【0052】10はガススクラバー7の前部に設けたフ
ィルターで、目の大きさが1mmのステンレス鋼製の金網
を数枚重ねたもの、その他ポリプロピレン、耐熱ポリプ
ロピレン、フッ化ビニリデン、テフロン等の樹脂製のメ
ッシュの異なるものを組み合わせたもの、或いは樹脂製
破砕品、セラミック製のボールや破砕品を充填したメッ
シュや厚みを異にしたケース式フィルター等で、ろ過効
率を上げる場合には枚数を増加したり、メッシュの細か
いもの或いは充填物を収容したケースのメッシュを細か
くしたり、厚くしたり、又は充填物の細かいものを使
い、排煙中のすすや灰等のごみを除去したり、ガス中の
ミストを除去する。
【0053】また前記樹脂製破砕品の材質としては、ポ
リプロピレン,ポリ塩化ビニル,アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン樹脂等のラッシヒリング式充填剤と
して利用できるものの全般が使用可能である。
【0054】さらにセラミックボールには1〜10mmφ
等各種のものがあり、破砕品も各種寸法のものが適用可
能である。
【0055】そしてセラミックボールの特徴は、器壁へ
のスケール等の付着防止を可能にし、二酸化ケイ素(S
iO2 )を主成分とするものは、活性酸素がセラミック
同志の衝突により発生し、酸化還元電位(ORP)が急
増し、一酸化窒素(NO)やSO2 の酸化に利用でき
る。
【0056】このステンレス鋼製の金網の目を細かくし
たり、或いは充填物を収容したケースのメッシュを細か
くしたり、厚くしたり、又は充填物の細かいものを使う
ことにより、フィルター10を湿式バッグフィルターと
して利用できるもので、乾式のバッグフィルターよりも
圧力損失を少なくできる。
【0057】11は水噴射ノズルで、フィルター10の
前後方にそれぞれガススクラバー7の排煙吹込み口8方
向に水を噴射し、該吹込み口8からの排煙と衝突させる
と共に、フィルター10に引っ掛かったごみを前面に押
出し、逆洗する。
【0058】12は気液分離器で、ガススクラバー7の
中間部に設けた多数の波形板より成り、洗われた排煙と
水を分離するものである。
【0059】13はガススクラバー7の後部に設けた煙
突で、該気液分離器12により水と分離し、洗われた排
煙を大気中に放出する。
【0060】14はガススクラバー7の下方に設備した
循環水槽で、各機種や処理能力により1〜100m3の容
積を有し、その中に水酸化ナトリウム、同カルシウム、
同マグネシウム、アンモニア水溶液等アルカリのいずれ
かを収容する。
【0061】15はポンプで、循環水槽14の下部と各
水噴霧ノズル6、水噴射ノズル11を連結する循環水供
給管15aに介在し、ファンスクラバー1およびガスス
クラバー7に循環水を供給する。
【0062】16はバイパス16aを付設したセラミッ
クろ過器で、内部に直径1〜3mm程度の粒状の二酸化ケ
イ素やチタン酸バリウム等のセラミックを充填し、循環
水供給管15aのポンプ15基部に介在したもので、循
環水中のすす、灰等の媒塵その他をろ過し、循環水をセ
ラミック処理し、ノズル6,11および該供給管15a
内へのスケールの付着防止とスケールによるそれらの閉
塞防止を図る。
【0063】また、この二酸化ケイ素でセラミック処理
した循環水では活性酸素が発生し、脱臭、酸化を効率よ
く行うことができる。
【0064】17は止め弁で、循環水供給管15aのポ
ンプ15の吸入、吐出側と、噴霧ノズル6および噴射ノ
ズル11の供給側にそれぞれ介在し、ポンプ15の故
障、ノズル6,11の調整時等に循環水の供給を止めて
交換、調整する。
【0065】18,19および20は排水管で、ファン
スクラバー1、ガススクラバー7のフィルター10、気
液分離器12のそれぞれ下端と循環水槽14間に設けた
もので、噴霧、噴射された水を返却する。
【0066】21は珪藻土槽で、珪藻土を充填したもの
で、循環水槽14との上部に連通管22を設けたもので
ある。
【0067】23は循環水槽14と珪藻土槽21の底部
を相互に連結する連結管で、それぞれ該槽14,21の
基部に止め弁24,24aを介在する。
【0068】25はコーティングフィルターで、内部上
方より下方に0.1mm目程度の蛇腹状伸縮性の傾斜網よ
り成る底部閉鎖状ステンレス鋼製網チューブ26を適宜
数設けたもので、該フィルター25の下部の入口管25
aと珪藻土槽21の下部にろ過原液供給管27を設け
る。
【0069】28はコーティングフィルター25の下方
に設けたへどろ受けで、該フィルター25でろ過された
排煙中のすす、灰、硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウ
ム、後述の塩化ナトリウム等の混じったへどろをフィル
ター25下端の弁28aを開いて収容する。
【0070】29は珪藻土槽21からコーティングフィ
ルター25へのろ過原液供給管27の基端に吐出口を連
結したポンプで、その吸入口を珪藻土槽21下部に連結
し、珪藻土槽21からコーティングフィルター25へろ
過原液を供給する。
【0071】30,30aは止め弁で、ろ過原液供給管
27のポンプ29の吸入口および吐出口に介在し、ポン
プ29の故障時等に閉塞し、それ以外の時に開放してお
くものである。
【0072】31はコーティングフィルター25側の止
め弁30aとポンプ29間に介在した逆止弁で、フィル
ター25内の水が珪藻土槽21へ逆流するのを防止す
る。
【0073】32はソレノイド弁で、コーティングフィ
ルター25と珪藻土槽21間のろ過原液供給管27に介
在し、珪藻土槽21内のろ過原液をポンプ29によりフ
ィルター25に導くものである。
【0074】33はろ過水供給管で、コーティングフィ
ルター25上部の出口管25bに連結したもので、該フ
ィルター25よりのろ過水を供給する。
【0075】34はろ過水の水素イオン濃度を調整する
pH調整処理水槽で、珪藻土槽21と並設し、pHメー
ター35を設備し、該水槽34内に攪拌機36を付設す
る。
【0076】37はアルカリ槽で、前記同様のアルカリ
水溶液を収容し、吸入口を該槽37内に開口し、吐出口
をpH調整処理水槽34に開口し、pHメーター35に
より該槽34内の水素イオン濃度を測定し、酸性になる
とアルカリ水溶液を供給し、中性にするよう作動するポ
ンプ38を設け、同様の攪拌機36を付設する。
【0077】このpH調整処理水槽34では、化3、化
4に示すように、亜硫酸ガスが水と空気に接触すること
により生じた硫酸の内、循環水槽14で化10に示すよ
うに反応しなかった残りの硫酸を除去する。
【0078】
【化10】 H2 SO4 +2NaOH→Na2 SO4 +2H2
【0079】また化6、化7で生じた亜硫酸水素アンモ
ニウムは該槽34でアンモニア水溶液と反応し、化11
に示すように亜硫酸アンモニウムを生成する。
【0080】
【化11】NH4 HSO3 +NH4 OH→(NH4)2
3 +H2
【0081】39,40はろ過水供給管33の分岐管
で、該供給管33の先端部を分岐し、それぞれろ過水を
珪藻土槽21、pH調整処理水槽34に供給するための
ものである。
【0082】41,42はソレノイド弁で、それぞれろ
過水供給管33の分岐管39,40に介在したもので、
後述のコーティング処理、ろ過処理工程に応じて開閉す
る。
【0083】43はコーティングフィルター25上端と
コンプレッサーを連結するパイプ(共に図示せず)に介
在したソレノイド弁で、コンプレッサーよりの圧縮空気
をフィルター25に供給するものである。
【0084】44は循環処理水返却管で、pH調整処理
水槽34上部から循環水槽14の上部に設け、該水槽3
4上部よりやや低い位置に開口したもので、pH調整の
終了した清浄な水を返却する。
【0085】コーティング処理を行う場合には、ポンプ
29をオンとし、ソレノイド弁32,41,43を開と
し、珪藻土槽21内の珪藻土をろ過原液供給管27によ
り該槽21内の水と共にコーティングフィルター25内
のステンレス鋼製網チューブ26に供給する。
【0086】そしてソレノイド弁43を開とすることに
よりコンプレッサーよりの圧搾空気を該チューブ26に
吹込むことにより、ステンレス鋼製網の目に珪藻土を付
着し、プレコートする。
【0087】次にろ過処理のときには、ポンプ29をオ
ンとし、ソレノイド弁32,42を開とし、珪藻土槽2
1内の水をろ過原液供給管27を介してコーティングフ
ィルター25に供給し、チューブ26によりろ過する。
【0088】該ろ過された水をソレノイド弁42を介し
てpH調整処理水槽34に供給し、pH調整を行って
後、循環処理水返却管44により循環水槽14に返却す
る。
【0089】一方、該チューブ26で水をろ過して残っ
たすす、灰、亜硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化
ナトリウム等のへどろはコーティングフィルター25の
底部に溜まり、弁28aを開くことにより、へどろ受け
28に受ける。
【0090】
【実施例1】本実施例のものは、以上の本発明装置のフ
ァンスクラバー1の排煙吸込み口4を排煙温度の低いボ
イラーに連結したもので、図3に示すものである。
【0091】45はボイラーで、ボイラー燃焼ブロアー
46で空気を送り込み、重油或いは石炭を燃焼させ、該
熱により蒸気を発生するもので、47はその排煙出口で
ある。
【0092】48は自動コントロールダンパーで、該排
煙出口47とファンスクラバー1の排煙吸込み口4の間
に介在し、ダンパーコントロールモーター49により常
に一定量の排煙を供給するよう調節する。
【0093】このときボイラー45の排煙出口47より
の約280℃の排煙は、ファンスクラバー1の周囲のノ
ズル6から噴霧される循環水槽14の水を容易に蒸発
し、その気化熱により60〜70℃に冷却される。
【0094】またファンスクラバー1のプレートフィン
への循環水槽14の水は水蒸気となり、排煙の気流にの
せることができ、ファンスクラバー1の軸動力が少く、
モーター3の出力を小さくできる。
【0095】
【実施例2】本実施例のものは、本発明装置のファンス
クラバー1の排煙吸込み口4を排煙温度の高い焼却炉に
連結したもので、図4に示すものである。
【0096】50はポリ塩化ビニル(−CH2 CHCl
−)n 等を焼却する焼却炉で、600〜1200℃の高
温の排煙をその排煙口51より排出し、ポリ塩化ビニル
から塩素(Cl2)が排出される。
【0097】52はベンチュリー型ジェットスクラバー
で、中途を絞ったベンチュリー管53の一端にノズル5
4を設け、それぞれの底部を基部に止め弁を介在した連
結管56aで連結した循環水槽14と同様の循環水槽5
6の水をポンプ15でノズル54より噴射し、該絞り部
外周をガス吸込み部55とする。
【0098】そしてガス吸込み部55に焼却炉50の排
煙口51を連結し、該スクラバー52のガス出口57を
ファンスクラバー1の排煙吸込み口4に連結する。
【0099】するとガス吸込み部55より吸込まれる焼
却炉50の高温の排煙はノズル54により絞り部で高速
気流となった細滴の噴射水の中に分散吸収されると共
に、排煙中の塵埃粒子を衝突付着させる。
【0100】また高温の排煙がジェットスクラバー52
で噴射される大量の細滴の噴射水中に分散吸収されるか
ら、該噴射水は容易に蒸発し、水蒸気となり、ガス出口
57の排煙温度をボイラー45の排煙出口47での温度
と同等とすることができる。
【0101】さらにポリ塩化ビニルより発生する塩素は
化12に示すように塩化水素となり、循環水槽56内は
pH6.5程度の酸性を示し、前記同様のpHメーター
35を付設し、水酸化ナトリウム等を供給する。
【0102】そして化13のように循環水槽56中の水
酸化ナトリウム等により塩化ナトリウム(NaCl)等
として除去できる。
【0103】
【化12】2Cl2 +2H2 O→4HCl+O2
【0104】
【化13】HCl+NaOH→NaCl+H2
【0105】また焼却炉50内で発生する炭酸ガス(C
2 )と水酸化ナトリウム等が反応して化14のように
炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )等を生成し、この炭酸
ナトリウム等が解離して化15,化16に示すように循
環水槽56中の塩化水素、亜硫酸ガスは除去され、水酸
化ナトリウム等のアルカリの消費量を少なくすることが
できる。
【0106】
【化14】2NaOH+CO2 →Na2 CO3 +H2
【0107】
【化15】 Na2 CO3 +2HCl→2NaCl+CO2 +H2
【0108】
【化16】2Na2 CO3 +2SO2 +O2 →2Na2
SO4 +2CO2
【0109】そして循環水槽56の下部よりコーティン
グフィルター25のろ過原液供給管27と連結し、この
場合は循環水槽56内の汚水中のカーボン、灰をコーテ
ィング剤として利用するものである。
【0110】
【発明の効果】本発明は以上のように周囲に水噴霧ノズ
ル6を付設したファンスクラバー1の排煙吐出口5に、
前部にステンレス鋼製細目網を多重に重ねた、その他ポ
リプロピレン、耐熱ポリプロピレン、フッ化ビニリデ
ン、テフロン等の樹脂製のメッシュの異なるものを組み
合わせたフィルター或いは樹脂製破砕品、セラミック製
のボールや破砕品を充填したメッシュや厚みを異にした
ケース式フィルター等10と、該フィルター10の前後
部にそれぞれ排煙吹込み口8方向に水を噴射する水噴射
ノズル11を設け、中間部に水噴霧および噴射ノズル
6,11による水と排煙とを分離する気液分離器12
と、後部に気液分離器12よりの排煙を大気中に放出す
る煙突13を付設したガススクラバー7を設ける。
【0111】さらにファンスクラバー1とガススクラバ
ー7の前部と中間部の下端に噴霧又は噴射された水、或
いは排煙と分離された水を排出する排出管18,19,
20を付設した循環水槽14をガススクラバー7下方に
設ける。
【0112】次に循環水槽14との上部と底部をそれぞ
れ連通管22、両端部に弁24,24aを介在した連結
管23で連結した珪藻土を充填した珪藻土槽21を設
け、そのpHメーター35によりアルカリ槽37のアル
カリを供給するpH調整処理水槽34を並設する。
【0113】さらに珪藻土槽21下部からポンプ29に
よりろ過原液供給管27を介してステンレス鋼製網チュ
ーブ26を内蔵したコーティングフィルター25にろ過
原液を供給し、ろ過水をソレノイド弁41,42を介し
て珪藻土槽21とpH調整処理水槽34に供給する。
【0114】そしてpH調整処理水槽34の上部と循環
水槽14の上部とに循環処理返却管44を設け、ろ過さ
れた清浄な水にpH調整処理を施し、循環水槽14に返
却する構成にしたから、装置自体が簡単小型で、安価と
なる。
【0115】本発明装置を利用することにより、脱硫、
脱塩素、脱塩酸効果と脱臭、集塵効率が99%以上と非
常に高く、水と排煙との接触が充分に行え、すす、灰等
媒塵の除去も充分に行われ、煙突13からの排煙に黒煙
が混じることがない。
【0116】またファンスクラバー1のプレートフィン
に水がかからないので、ファンスクラバー1の軸動力が
少なくてすみ、ファンスクラバー1は水を噴霧して排煙
の熱で水蒸気として排煙の気流に乗せることができ、圧
力損失も少なく、運転経費も安上がりとなる。
【0117】さらに排煙中のすす、灰等の媒塵および亜
硫酸ガスや塩素が循環水中のアルカリと反応して生じる
硫化物や塩等を含んだ循環水を珪藻土をプレコートした
コーティングフィルター25を通すので、それらは該フ
ィルター25により循環水より分離され、へどろ受け2
8に収容して除去でき、循環水を排出しても二次公害を
引き起こすことがない。
【0118】そしてこのことにより媒塵、硫化物や塩等
が各種配管内に詰ることはなく、しかも循環水をセラミ
ックフィルター16を通し、セラミック処理したので、
配管内へのスケールの付着防止と付着したスケールを剥
離することができ、管路の閉塞防止が図れる。
【0119】また本発明装置においては、ファンスクラ
バー1、ガススクラバー7のノズル6,11から次亜塩
素酸ソーダや二酸化塩素を噴霧、噴射し、排煙或いは悪
臭源よりの悪臭を洗浄して脱臭機能を付与したので、脱
臭処理装置を別設する必要がなく、排ガス処理装置がコ
ンパクトかつ安価に提供できる。
【0120】さらに二酸化ケイ素でセラミック処理をし
た循環水は活性酸素を発生するので、脱臭や酸化効果が
得られ、それぞれの薬品を添加しての脱臭や酸化効果を
より一層助長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本発明装置をボイラーに使用した場合の配管図
である。
【図4】同焼却炉に使用した場合の要部配管図である。
【符号の説明】
1 ファンスクラバー 2 架台 3 モーター 4 排煙吸込み口 5 排煙吐出口 5a フランジ 6 噴霧ノズル 7 ガススクラバー 8 排煙吹込み口 8a フランジ 9 連結管 9a,9b フランジ 10 フィルター 11 噴射ノズル 12 気液分離器 13 煙突 14 循環水槽 15 ポンプ 15a 循環水供給管 16 セラミックろ過器 16a バイパス 17 止め弁 18,19,20 排水管 21 珪藻土槽 22 連通管 23 連結管 24,24a 止め弁 25 コーティングフィルター 25a 入口管 25b 出口管 26 ステンレス鋼製網チューブ 27 ろ過原液供給管 28 へどろ受け 28a 弁 29 ポンプ 30,30a 止め弁 31 逆止弁 32 ソレノイド弁 33 ろ過水供給管 34 pH調整処理水槽 35 pHメーター 36 攪拌機 37 アルカリ水槽 38 ポンプ 39,40 分岐管 41,42,43 ソレノイド弁 44 循環処理水返却管 45 ボイラー 46 ボイラー燃焼ブロアー 47 排煙出口 48 自動コントロールダンパー 49 ダンパーコントロールモーター 50 焼却炉 51 排煙口 52 ベンチュリー型ジェットスクラバー 53 ベンチュリー管 54 ノズル 55 ガス吸込み口 56 循環水槽 56a 連結管 57 ガス出口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/38 53/77 B01D 53/34 116 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排煙或いは悪臭吸込み口を有し、周囲か
    ら水を噴霧するノズルを付設したファンスクラバーを設
    け、該ファンスクラバーの吐出口に、前部にステンレス
    鋼製細目網を多重にした、その他ポリプロピレン、耐熱
    ポリプロピレン、フッ化ビニリデン、テフロン等の樹脂
    製のメッシュを異にしたフィルター、或いは樹脂製破砕
    品、セラミック製のボールや破砕品を充填したメッシュ
    や厚みを異にしたケース式フィルター等を設け、該フィ
    ルターの前後に前方の排煙吹込み口方向に水を噴射する
    ノズルを付設し、中間部に気液分離器を付設し、後部に
    煙を排出する煙突を付設したガススクラバーを設け、該
    ガススクラバー下方に水酸化ナトリウム、同カルシウ
    ム、同マグネシウム、アンモニア等の水溶液を収容した
    循環水槽を設け、前記各ノズルと循環水槽下部を連結す
    る、ポンプ、セラミックろ過器を介在した循環水供給管
    を設け、前記ファンスクラバーおよびガススクラバーの
    前、中間部から循環水槽へ排水管を設けたことを特徴と
    する湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバー。
  2. 【請求項2】 排煙或いは悪臭中の硫化水素、メチルメ
    ルカプタン、硫化メチルその他の悪臭物質をファンスク
    ラバー、ガススクラバーで次亜塩素酸ソーダや二酸化塩
    素により洗浄し、酸化分解を行う脱臭機能を持たせたこ
    とを特徴とする湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバー。
  3. 【請求項3】 循環水槽の上部とその上部を連通管で連
    結した、珪藻土を充填した珪藻土槽を設け、該循環水槽
    と珪藻土槽の底部に弁を介して連結管を設け、内部に前
    記珪藻土をコーディングしたステンレス鋼製網チューブ
    を内蔵したコーティングフィルターを設け、珪藻土槽の
    下部と該コーティングフィルターの下部を弁とポンプを
    介して連結するろ過原液供給管を設け、コーティングフ
    ィルターの上部に珪藻土槽およびpH調整処理水槽へ、
    それぞれ弁を介在したろ過水供給管を設け、pH調整処
    理水槽から前記循環水槽に清浄水返却管を設けて排水処
    理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の湿式洗
    浄ろ過逆洗連続スクラバー。
  4. 【請求項4】 ファンスクラバーの排煙吸込み口とボイ
    ラーの排煙出口間を自動コントロールダンパーを介して
    連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバー。
  5. 【請求項5】 ファンスクラバーの排煙吸込み口と焼却
    炉の排煙出口間をベンチュリー型ジェットスクラバーを
    介して連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の湿式洗浄ろ過逆洗連続スクラバー。
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