JPH0751525Y2 - 部材の接合構造 - Google Patents

部材の接合構造

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JPH0751525Y2
JPH0751525Y2 JP10480789U JP10480789U JPH0751525Y2 JP H0751525 Y2 JPH0751525 Y2 JP H0751525Y2 JP 10480789 U JP10480789 U JP 10480789U JP 10480789 U JP10480789 U JP 10480789U JP H0751525 Y2 JPH0751525 Y2 JP H0751525Y2
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JP
Japan
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pin
hole
joining
pin hole
bolt insertion
Prior art date
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JP10480789U
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Inventor
輝興 大島
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はボルトを使用した部材の接合構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ボルトを使用した部材の接合構造としては、従来より、
いわゆる「ボルト接合」が知られている。
これは、例えば、梁と梁を接合する場合であれば、両梁
の接合部位に添板を当てがい、両部材をボルト・ナット
で一体に緊締する構造である(2面せん断ボルト接
合)。柱と梁を接合する場合も、同様の構造(直交2面
せん断ボルト接合)が採られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のボルト接合にあっては、部材と部材を接
合する場合、それぞれに設けたボルト挿通穴の位置合せ
を手際よく正確に行うことができなかった。これは、部
材と添板の相対位置が微妙にずれるだけで、ボルト挿通
穴の位置もずれてしまうからである。このため、ボルト
の挿通に手間がかかり、したがって、接合に手間がかか
る、という問題があった。
この考案は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、ボルトの挿通に手間がかからず、した
がって、接合に手間がかからない部材の接合構造を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案が提供する部材の接合構造は、接合板を一体に
取り付けた第1部材と接合板の嵌合溝を設けた第2部材
を、接合板を嵌合溝に嵌めることによって組み合せ、互
いに同軸的に連通した接合板の第1ピン穴と第2部材の
第2ピン穴に、接合ピンを挿着してなる接合構造であっ
て、前記接合ピンは、第1ピン穴と第2ピン穴に嵌入し
たボルト挿通穴を有するテーパーピンと、第2ピン穴に
テーパーピンの反対側から嵌入してテーパーピンに同軸
的に被せたボルト挿通穴を有するキャップ型の平行ピン
と、両ピンのボルト挿通穴に挿入して両者を一体に緊締
したボルト・ナットとより構成するとともに、前記第1
ピン穴は、第2ピン穴より小さく、かつテーパーピンの
テーパー部が丁度嵌合する大きさにしたものである。
〔作用〕
この考案においては、第2部材の第2ピン穴と接合板の
第1ピン穴が多少ずれても、テーパーピンを打ち込め
ば、そのくさび効果により、第1と第2の両ピン穴が同
軸的に簡単に位置合せされ、両梁の相対位置は正確に決
まる。そして、その状態は、キャップ型の平行ピンを反
対側から第2ピン穴に打ち込んでテーパーピンに同軸的
に被せることによって正確に保持される。
このように、テーパーピンと平行ピンが嵌入されると、
それらのボルト挿通穴も自動的に正確に位置合せされて
連通する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図〜第3図によって説明
する。
第1図は実施例による梁の接合構造を断面で示したもの
であり、第2図は第1図を分解して示したものである。
図において、1は集成材でつくった第1の梁(第1部
材)、2は同じく集成材でつくった第2の梁(第2部
材)である。3は第1の梁1の幅方向中央に接着剤とピ
ン4で一体に取り付けた鋼製の接合板、5は第2の梁2
の幅方向中央に設けた前記接合板3の嵌合溝である。第
1の梁1と第2の梁2は、前者1の接合板3を後者2の
嵌合溝5に嵌めることによって組み合わされている。
6は接合板3に設けた第1ピン穴、7は第2の梁2に設
けた第2ピン穴である。両ピン穴6,7は、第1,第2の両
梁1,2を正確に組み合せたとき、互いに同軸的に連通す
る穴である。第1ピン穴6は第2ピン穴7より小さい穴
で、後述するテーパーピン8のテーパー部8bが丁度嵌合
する大きさにしてある。
8は平行ピン部8aとテーパー部8bとよりなるテーパーピ
ンで、軸芯部にボルト挿通穴8cを有している。9はテー
パーピン8のテーパー部8b先端に被せるキャップ型の平
行ピンで、軸芯部にボルト挿通穴9aを有している。上記
平行ピン部8aと平行ピン9は、第2ピン穴7に丁度嵌合
する大きさにしてある。10はボルト、11はナット、12は
ワッシャである。
テーパーピン8は第1ピン穴6と第2ピン穴7に嵌入さ
れ、平行ピン9はその反対側から第2ピン穴7に嵌入し
てテーパーピン8に被せられている。ボルト10は、嵌入
状態の両ピン8,9のボルト挿通穴8c,9aに挿通され、両ピ
ン8,9はこのボルト10とナット11によって緊締されてい
る。
この考案にいう接合ピンは、上記テーパーピン8と平行
ピン9とボルト・ナット10,11とワッシャ12とより構成
されている。
次に作用を説明する。
実施例の接合構造においては、テーパーピン8を第1ピ
ン穴6と第2ピン穴7に嵌入するので、第3図のよう
に、ピン穴6,7が多少ずれていても、テーパーピン8を
打ち込めば、そのくさび効果により、両ピン穴6,7は同
軸的に簡単に位置合される。その結果、梁1,2の相対位
置も正確に決まる。
そして、この状態は、反対側から打ち込んでテーパーピ
ン8の先端に同軸的に被せた平行ピン9によって正確に
保持される。
両ピン8,9の嵌入状態においては、それらののボルト挿
通穴8c,9aが正確に位置合せされて連通するので、ボル
ト10の挿通は簡単にできる。したがって、第1の梁1と
第2の梁2の接合に手間がかからない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、テーパーピン
と平行ピンをピン穴に打ち込めば、部材と部材の相対位
置が決まると同時に、両ピンのボルト挿通穴も自動的に
正確に位置合せされる構造としたので、ボルト挿通に手
間がかからず、したがって、部材の接合に手間がかから
ないという効果が得られる。
なお、上記実施例では梁と梁の接合構造について説明し
たが、柱と梁の接合構造についても同様に説明すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による梁の接合構造を示す断
面図、第2図は第1図の分解斜視図、第3図は第1図に
おけるテーパーピンの作用を説明するための断面図であ
る。 1……第1の梁 2……第2の梁 3……接合板 5……嵌合溝 6……第1ピン穴 7……第2ピン穴 8……テーパーピン 8a……平行ピン部 8b……テーパー部 9……キャップ型の平行ピン 10……ボルト 11……ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合板を一体に取り付けた第1部材と接合
    板の嵌合溝を設けた第2部材を、接合板を嵌合溝に嵌め
    ることによって組み合せ、互いに同軸的に連通した接合
    板の第1ピン穴と第2部材の第2ピン穴に、接合ピンを
    挿着してなる接合構造であって、前記接合ピンは、第1
    ピン穴と第2ピン穴に嵌入したボルト挿通穴を有するテ
    ーパーピンと、第2ピン穴にテーパーピンの反対側から
    嵌入してテーパーピンに同軸的に被せたボルト挿通穴を
    有するキャップ型の平行ピンと、両ピンのボルト挿通穴
    に挿入して両者を一体に緊締したボルト・ナットとより
    構成するとともに、前記第1ピン穴は、第2ピン穴より
    小さく、かつテーパーピンのテーパー部が丁度嵌合する
    大きさにしたことを特徴とする部材の接合構造。
JP10480789U 1989-09-08 1989-09-08 部材の接合構造 Expired - Lifetime JPH0751525Y2 (ja)

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JP2011000980A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

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