JPH0751465A - 対向型ボールゲーム機の球出し装置 - Google Patents

対向型ボールゲーム機の球出し装置

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JPH0751465A
JPH0751465A JP20620093A JP20620093A JPH0751465A JP H0751465 A JPH0751465 A JP H0751465A JP 20620093 A JP20620093 A JP 20620093A JP 20620093 A JP20620093 A JP 20620093A JP H0751465 A JPH0751465 A JP H0751465A
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JP
Japan
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ball
leaf spring
ball receiving
play table
receiving case
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JP20620093A
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English (en)
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Kazuo Yamada
數夫 山田
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TOGO KK
TOOGO KK
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TOGO KK
TOOGO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】対向する遊戯者に対してサーブ球を交互に送る
ようにし、ゲームの公正さを保つことができる対向型ボ
ールゲーム機の球出し装置を提供する。 【構成】遊戯テーブル2の端部に形成したゴール4に連
なる案内樋22を設け、これら案内樋を集合させ、これ
ら案内樋を経て集まるボール10を、回転円板25に形
成した複数のボール受けケース28に収容し、この回転
円板の回転によりボール受けケースを上記遊戯テーブル
より高い位置に開口した球出し口24に移動させ、この
ボール受けケースの背面から板ばね35によりボールの
背面を押して上記球出し口から送り出すとともに、上記
板ばねが摺接する案内カム31、32を設け、この案内
カムの長さを各ボール受けケース毎に異ならせることに
より板ばねがボールを叩く位置を変えてボール受けケー
ス毎にボールの遊戯テーブルに対する供給方向を変える
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲームコーナ等に設置
され、遊戯テーブルを挾んで互いに対向する遊戯者が相
互にボールを打ち合って遊戯テーブルの端部に形成した
相手のゴールに入れることでゲームを楽しむようにした
対向型ボールゲーム機において、そのサーブ球を交互に
供給するようにした球出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲームコーナ等に設置される遊戯装置の
中には、テニス、サッカー、バスケット、ホッケーなど
のように、複数の遊戯者が遊戯テーブル(遊戯盤面)を
挾んで向かい合い、この遊戯テーブル上を転がったり、
滑ったりするボールを擬似ラケット等で交互に打ち合う
ことにより遊戯テーブルの端部に設けた相手のゴールに
打ち込むようにした対向型ボールゲーム機が設置されて
いる。
【0003】この種のゲーム機にあっては、ゴールに打
ち込まれたボールはサーブ球として再び遊戯テーブル上
に戻すようになっているが、この場合、サーブ球を球出
し装置により自動的に遊戯テーブル上に供給するように
したものがあり、このような球出し装置は、遊戯テーブ
ル上のほぼ中央位置にボールを供給するようになってい
る。
【0004】サッカーゲームの場合はサーブ球を遊戯テ
ーブルの中央に供給してもよいが、テニス、バスケッ
ト、ホッケーなどのゲームは、通常遊戯者の手元近くに
設けた擬似ラケットやパドルを、遊戯装置の外に設けた
把手の操作で回動させ、この擬似ラケットやパドルでボ
ールを打ち返すようになっているから、遊戯テーブルの
中央に供給されたサーブ球はラケットやパドルの届く位
置まで移動してこないとゲームを始めることができな
い。このため、上記遊戯テーブルは、中央部でボールが
停止しないように、中央がやや高くなっており、遊戯者
の方向に向かって緩やかな下り傾斜をなしている。これ
により、上記球出し装置によって遊戯テーブルの中央部
に供給されたサーブ球は、いづれか一方の傾斜に沿って
いづれか一方の遊戯者の方へ転がるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
球出し装置は、単にサーブ球を遊戯テーブルの中央部に
供給するだけであったため、送り出されたボールがどち
らの遊戯者の方に向かって転がるか定まらない。このこ
とから送り出されたサーブ球が一方の遊戯者の方へ集中
して転がることがあり、この場合、サーブのチャンスが
一方の遊戯者に偏ることになり、したがってゲームの公
正を欠き、遊戯の興趣がそがれる不具合があ。
【0006】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、遊戯テーブルの中
央部に供給されるサーブ球が対向する遊戯者に対して交
互に送られるようにし、ゲームの公正さを保って遊戯の
興趣を高めることができる対向型ボールゲーム機の球出
し装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊戯テーブル
を挾んで互いに対向する遊戯者が相互にボールを打ち合
って遊戯テーブルの端部に形成したゴールに入れる対向
型ボールゲーム機における上記ゴールに入ったボールを
サーブ球として遊戯テーブル上に自動的に供給するボー
ル出し装置において、各ゴールに連なる案内樋を設ける
とともにこれら案内樋を集合させ、これら案内樋を経て
集まるボールを、回転円板に形成した複数のボール受け
ケースに収容し、この回転円板を間欠回転させて上記ボ
ール受けケースを上記遊戯テーブルの上面より高い位置
に開口した球出し口に運び、このボール受けケースが球
出し口に対向した場合にこのボール受けケースの背面か
ら板ばねによりボールの背面を押して上記球出し口から
送り出すとともに、上記ボール受けケースに上記板ばね
が摺接する案内カムを設け、この案内カムの長さを各ボ
ール受けケース毎に異ならせることにより板ばねがボー
ルを叩く位置を変えてボール受けケース毎にボールの遊
戯テーブルに対する供給方向を変えるようにしたことを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、回転円板の回転に伴い
ボール受けケースが球出し口に対向した場合に、案内カ
ムに摺接して撓み変形された板ばねが案内カムを越えて
この案内カムから外れることにより板ばねの弾性復帰に
よりボールの背面を叩く。このためボール受けケースに
収容されていたボールが球出し口から遊戯テーブルの上
に供給される。この場合、案内カムの長さをボール受け
ケース毎に交互に異ならせてあるから、板ばねがボール
を叩く位置が変わり、ボール受けケース毎にボールの送
り出し方向を交互に変えることができる。よって、遊戯
テーブル上に供給されるサーブ球は、対向する遊戯者に
対して交互に送られるようになる。
【0009】
【実施例】以下本発明について、図面に示す一実施例に
もとづき説明する。図6および図7において符号1は、
対向型テニスゲーム機の本体を構成する略箱形をなす基
体であり、上部に遊戯盤面となる遊戯テーブル2を備え
ている。この遊戯テーブル2は中央が若干高くなってい
るとともに、遊戯者の方に向かって下がる傾斜面をなし
ており、したがって中央には稜線2aが形成されてい
る。上記遊戯テーブル2の上にはボール10の飛び出し
を防止する透明なアクリル製カバー3が被せられてい
る。
【0010】遊戯テーブル2の端部に位置する上記基体
1の内壁面には、ゴール4、4が開口して形成されてお
り、これらゴール4、4の前方(遊戯する場合の遊戯者
から見て)には模擬ラケット5、5が設けられている。
模擬ラケット5、5は回動軸6に一体的に取り付けられ
ており、この回動軸6は傘歯車7、8を介して把手9に
連結されている。把手9は基体1における、遊戯者が立
つ側の側面から外に突出されており、この把手9を回動
操作すると傘歯車7、8を介して回動軸6が回動し、よ
って模擬ラケット5はテーブル2の端部に位置して水平
方向に回動する。 上記模擬ラケット5、回動軸6、傘
歯車7、8および把手9は、全部が摺動台11に取り付
けられており、この摺動台11はレール12に沿って遊
戯者からみて左右方向にスライドする。つまり、摺動台
11の下面にはローラ13…が取り付けられており、こ
れらローラ13…はレール12に転接している。このた
め、摺動台11はレール12に沿って遊戯者からみて左
右方向に移動自在である。よって、上記把手9を握って
左右に動かすと摺動台11が移動するので、模擬ラケッ
ト5も左右に移動する。
【0011】すなわち、把手9を左右に操作することに
より模擬ラケット5を左右に動かし、これにより遊戯テ
ーブル2上を転がってくるボールの位置に模擬ラケット
5を移動させ、ここで把手9を回すと模擬ラケット5が
水平方向に回動するからボールを打つことができるよう
になっている。
【0012】そして、模擬ラケット5でボールを打ち損
じた場合は、このボールがゴール4に入る。これを図示
しないセンサーが検知し、この得点を図示しない表示ボ
ードに表示するようになっている。
【0013】上記遊戯テーブル2の下方には、自動球出
し装置20が形成されている。自動球出し装置20につ
いて、図1ないし図5にもとづき詳しく説明する。上記
遊戯テーブル2の下方には、フレーム21が上記基体1
に固定して取り付けられており、このフレーム21に
は、それぞれ上記ゴール4、4に入ったボール10を一
か所に集めるための案内樋22、22が設けられてい
る。これら案内樋22、22の一端は、上記ゴール4、
4の下に接続されているとともに、他端は下向きに傾斜
して相互に合流されている。これら案内樋22、22の
合流位置はボール10…の貯留部となっており、この貯
留部にはボール渡しゲート23が形成されている。した
がって、どちらのゴール4、4に入ったボールであって
も、案内樋22、22に沿って案内されて貯留部に転が
ってき、ボール渡しゲート23から排出されるようにな
っている。
【0014】このボール渡しゲート23の略真上に位置
して、上記基体1の長手方向に面する内壁面には、遊戯
テーブル2の上にボール10を供給するための球出し口
24が設けられている。この球出し口24は、遊戯テー
ブル2の稜線2aと対向して、この稜線2aより高い位
置で上記基体1の内壁面に開口されており、この位置が
上記ボール渡しゲート23の略真上に位置している。
【0015】上記フレーム21には、上記ボール渡しゲ
ート23から球出し口24へボール10を運ぶための回
転円板25が取り付けられている。この回転円板25は
上記フレーム21に固定した駆動モータ26により、垂
直面内を例えば180°づつ間欠回転されるようになっ
ている。この回転円板25には相互に180°離れた位
置に、ボール出入口27、27が開口されており、上記
回転円板25が駆動モータ26によって回転されると、
一方のボール出入口27はボール渡しゲート23に対向
し、他方のボール出入口27は球出し口24に対向する
ようになっている。なお、回転円板25の回転が停止さ
れる位置は、ボール出入口27、27がボール渡しゲー
ト23および球出し口24を若干越えた位置で停止され
るようになっている。そして、上記回転円板25にはこ
れらボール出入口27、27に対向してボール受けケー
ス28、28が取り付けられている。上記ボール渡しゲ
ート23からボール出入口27へボール10が送り込ま
れると、このボールはボール受けケース28に収容され
る。この状態で回転円板25が180°回転し、ボール
受けケース28のボール出入口27が球出し口24に対
向すると、後述する手段でボール受けケース28からボ
ール10をボール出入口27および球出し口24を通じ
て遊戯テーブル2の上に供給する。
【0016】上記ボール受けケース28、28は背面か
ら見た外形が例えば六角形のような多角形をなしてい
る。これは、ボール受けケース28に収容されたボール
10がボール受けケース28の中で所定の位置に位置決
めして収容されるように配慮したものであり、さらに説
明すると、ボール受けケース28が球出し口24に対向
した場合に、このボール受けケース28内のボール10
は六角形の内面の角部を利用してボール受けケース28
の所定の位置に位置決めされ、ボール10の位置がふら
つかないようになっている。
【0017】上記ボール受けケース28、28には、回
転円板25の回転方向後方の側面から背面に亘り、切欠
開口部29、29が形成されている。これら切欠開口部
29、29は後述する板ばね35の先端が進入するため
のものである。
【0018】また、回転円板25には、これらボール受
けケース28、28の上記回転円板25の回転方向前方
に位置して、案内カムプレート31、32が設けられて
いる。これら案内カムプレート31、32は、上記回転
円板25の回転方向前方に対向する前端部の高さが低
く、回転円板25の回転方向後方に対向する後端部の高
さが高い傾斜面をなしている。そして、これら後端部は
それぞれボール受けケース28、28の背面に伸びてお
り、後端の縁31a、32aは上記ボール受けケース2
8、28の切欠開口部29、29に対向している。この
場合、図5の(A)図および(B)図に示すように、一
方の案内カムプレート31の回転方向に沿う長さL1 が
他方の案内カムプレート32の同方向に沿う長さL2 よ
りも若干短く(L1 <L2 )形成されており、したがっ
て、一方の案内カムプレート31の後端縁31aが切欠
開口部29に臨む位置は、他方の案内カムプレート32
の後端縁32aが切欠開口部29に臨む位置に比べて、
回転円板25の回転方向の後方に向かって大きく出張っ
ている。
【0019】このような回転円板25に対し、前記フレ
ーム21にはボール打出し用の板ばね35が取り付けら
れている。この板ばね35は先端36が回転円板25の
上部位置で背面に対向しており、例えばほぼくの字形に
屈曲されている。この板ばね35の先端36は、上記回
転円板25が回転した場合に上記案内カムプレート3
1、32の背面に摺接する。この場合、案内カムプレー
ト31、32の前端部では、案内カムプレート31、3
2の高さが低くなっているが、案内カムプレート31、
32の後端部に近づくに応じて案内カムプレート31、
32の高さが大きくなっているため、板ばね35が弾性
変形する。そして、板ばね35の先端36が案内カムプ
レート31、32の後端縁31a、32aを過ぎると、
板ばね35の先端36は案内カムプレート31、32か
ら外れ、このとき弾性復帰するのでこの弾性復帰の力で
ボール10を叩き出すようになっている。
【0020】なお、図2において、37は回転円板25
の回転位置を検出して駆動モータ26を減速回転させる
減速用センサー、38は回転円板25の回転位置を検出
して駆動モータ26を停止させる停止用センサーであ
り、回転円板25が所定の回転位置に進んで減速用セン
サー37がこれを検出すると駆動モータ26を減速回転
させて回転円板25の回転速度を落とし、かつさらに回
転円板25が減速して所定の回転位置に進んで停止用セ
ンサー38がこれを検出すると駆動モータ26が停止
し、回転円板25の回転を停止するようになっている。
【0021】また、図6において、39はゲームを始め
る前にコインを投入するコイン投入口である。このよう
な構成の実施例における対向型テニスゲーム機の作用を
説明する。回転円板25が所定の回転位置に達すると、
減速用センサー37がこれを検出し、駆動モータ26を
減速回転させて回転円板25の回転速度を落とす。この
状態で回転円板25は減速回転する。この減速回転中に
上方に進んだボール受けケース28のボール出入口27
が球出し口24に対向するに先立って、板ばね35の先
端36が一方の案内カムプレート、例えば31のカム面
に乗り上げ、この板ばね35の先端36が案内カムプレ
ート31に摺接する。案内カムプレート31は後端部に
近づくに連れて高くなっているため、板ばね35は次第
に弾性変形する。そして、ボール出入口27が球出し口
24と対向したとき、板ばね35の先端36が案内カム
プレート31の後端縁31aを過ぎ、板ばね35の先端
36が案内カムプレート31、32から外れる。このと
き板ばね35は弾性復帰するのでこの弾性復帰力により
板ばね35の先端36がボール10の背面を叩く。この
ため、ボール10はボール受けケース28から押し出さ
れ、ボール出入口27より球出し口24を通じて遊戯テ
ーブル2の上に供給される。
【0022】回転円板25はこの位置を若干過ぎた位置
で停止される。この間に、下に降りたボール受けケース
28のボール出入口27がボール渡しゲート23の前を
通過するので、このときボール渡しゲート23からボー
ル10を受け取り、ボール受けケース28にボール10
を収容する。回転円板25はこの位置を若干過ぎた位置
で停止され、次の球出しまで待機している。
【0023】上記上側のボール受けケース28から球出
し口24を通じて遊戯テーブル2の上にボール10が供
給されると、遊戯テーブル2の上面は中央の稜線2aを
境いに傾斜しているから、ボール10はいづれか一方へ
転がる。したがって、転がってきたボール10を、遊戯
者は、基体1から突出している把手9を左右に操作すし
て模擬ラケット5を左右に動かし、かつ把手9を回して
模擬ラケット5を回動させてボールを打つ。模擬ラケッ
ト5で打たれたボール10は反対側に転がり、反対側の
遊戯者は、同様に把手9を操作してボールを打ち返す。
【0024】このようにして、ラリーを続けるものであ
るが、一方の遊戯者が模擬ラケット5でボールを打ち損
じた場合は、このボール10は手前のゴール4に入る。
ゴール4に落ちたボール10は案内樋22に沿って転が
り、貯留部にきてここで一時的に待機する。
【0025】そして、ボール10がゴール4に落ちる
と、これを図示しないセンサーが検知し、これ得点とし
て図示しない表示ボードに表示する。また、このサンサ
ーの検知信号を受けて、減速モータ26が起動する。こ
のため再び回転円板25が回転し、ボール10を収容し
て下に待機していたボール受けケース28が上に移動
し、また空になっている上のボール受けケース28が下
に移動する。
【0026】以下、上記の作用を繰り返すことにより、
ゲームが1プレイ終了する毎に球出し口24から遊戯テ
ーブル2の上にサーブ用のボール10を供給する。しか
して、本実施例の場合、互いに対向して設けられたボー
ル受けケース28,28の背面に形成された案内カムプ
レート31、32の回転方向に沿う長さL1 およびL2
を、L1 <L2 となるように形成したから、球出し口2
4から遊戯テーブル2の上に供給するサーブ用ボール1
0を、対向する遊戯者に対し交互に送ることができる。
【0027】すなわち、回転円板25の矢印C方向への
回転に伴い、回転方向の長さが短い(L1 )方の案内カ
ムプレート31を備えたボール受けケース28が上に移
動されて球出し口24に対向する場合、図5の(A)図
に示す通り、案内カムプレート31の長さL1 が短いた
めに、ボ−ル10の中心が遊戯テーブル2の稜線2aに
対向する前に板ばね35の先端36が案内カムプレート
31の後端縁31aから外れる。これにより板ばね35
の先端36はボール10の背面を叩くものであるが、ボ
−ル10の中心が遊戯テーブル2の稜線2aまで達して
いないので板ばね35の先端36はボール10の背面の
中心より右側寄りの面を叩くようになる。このため、ボ
ール10は図5の(A)図に示す矢印a方向へ押される
ようになり、これはボール受けケース28からボール出
入口27および球出し口24を通じて遊戯テーブル2の
稜線2aよりも図示左側へ供給される。つまり、この場
合は、左側で遊戯している人に向けてサーブ球を供給す
ることになる。
【0028】次に、回転円板25の矢印C方向への回転
に伴い、回転方向の長さが長い(L2 )方の案内カムプ
レート32を備えたボール受けケース28が上に移動さ
れて球出し口24に対向する場合、図5の(B)図に示
す通り、案内カムプレート32の長さL2 が長いため
に、ボ−ル10の中心が遊戯テーブル2の稜線2aを請
えた後に板ばね35の先端36が案内カムプレート32
の後端縁32aから外れる。この時、ボール10の中心
は遊戯テーブル2の稜線2aを越えているから板ばね3
5の先端36はボール10の背面の中心より左側寄りの
面を叩くようになる。このため、ボール10は図5の
(B)図に示す矢印b方向へ押されるようになり、これ
はボール受けケース28からボール出入口27および球
出し口24を通じて遊戯テーブル2の稜線2aよりも図
示右側へ供給される。つまり、この場合は、右側で遊戯
している人に向けてサーブ球を供給することになる。
【0029】なお、上記板ばね35の先端36でボール
10の背面を叩くとき、ボール受けケース28内のボー
ル10が所定の位置に位置決めされていないと、板ばね
35の先端36でボール10の背面を叩く場所が案内カ
ムプレート31、32の長さに拘らず、ばらつく心配が
ある。このため本実施例では、ボール受けケース28を
背面視で六角形のような多角形に形成してあり、内面の
角部でボール10の位置を規制することから、打ち出し
方向のばらつきが防止される。
【0030】このように本実施例では、回転円板25の
間欠回転毎に、回転方向の長さが短い(L1 )方の案内
カムプレート31と回転方向の長さが長い(L2 )方の
案内カムプレート32が交互に移動してくるから、球出
し口24から遊戯テーブル2の上に送り出されるボール
10は、稜線2aを境にして左右交互に供給されるよう
になる。このため、遊戯の公平さを保つことができ、ゲ
ームを楽しむことができる。
【0031】なお、上記実施例では、回転円板25に2
個のボール受けケース28、28を設けたが、本発明は
これに限らず、4個以上の偶数のボール受けケース28
…を設け、回転円板25はこれらボール受けケース28
…の数に応じて間欠回転するようにし、これらボール受
けケース28…は交互に長さの異なる案内カムプレート
31、32を取着したものであってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
ボール受けケースから球出し口に向けて押し出されるボ
ールの押し出し方向が交互に異なるようになるから、遊
戯テーブルの中央部に供給されるサーブ球は、対向する
遊戯者に対して交互に送られるようになり、サーブ球の
公平な分配がなされ、ゲームの公正さを保つことがで
き、遊戯の興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、対向型テニスゲーム
機における自動球出し装置の構成を示す分解した斜視
図。
【図2】同実施例の自動球出し装置の正面図。
【図3】同実施例の自動球出し装置の側面図。
【図4】同実施例の自動球出し装置の主要部の一部切欠
した斜視図。
【図5】同実施例の自動球出し装置の作用を説明するも
ので、(A)図および(B)図は互いに異なる球だし状
態を示す図。
【図6】同実施例の対向型テニスゲーム機全体を示す斜
視図。
【図7】同対向型テニスゲーム機全体の一部断面した正
面図。
【符号の説明】
1…基体 2…遊戯テーブル
2a…稜線 4…ゴール 5…模擬ラケット
9…把手 10…ボール 20…自動球出し装置 21…フレーム 22…案内樋 23…ボール渡しゲート
24…球出し口 25…回転円板 26…駆動モータ
27…ボール出入口 28…ボール受けケース 29…切欠開口部 31、32…案内カムプレート 35…板ばね 36…板ばねの先端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯テーブルを挾んで互いに対向する遊
    戯者が相互にボールを打ち合って遊戯テーブルの端部に
    形成したゴールに入れる対向型ボールゲーム機における
    上記ゴールに入ったボールをサーブ球として遊戯テーブ
    ル上に自動的に供給するボール出し装置において、 各ゴールに連なる案内樋を設けるとともにこれら案内樋
    を集合させ、これら案内樋を経て集まるボールを、回転
    円板に形成した複数のボール受けケースに収容し、この
    回転円板を間欠回転させて上記ボール受けケースを上記
    遊戯テーブルの上面より高い位置に開口した球出し口に
    運び、このボール受けケースが球出し口に対向した場合
    にこのボール受けケースの背面から板ばねによりボール
    の背面を押して上記球出し口から送り出すとともに、上
    記ボール受けケースに上記板ばねが摺接する案内カムを
    設け、この案内カムの長さを各ボール受けケース毎に異
    ならせることにより板ばねがボールを叩く位置を変えて
    ボール受けケース毎にボールの遊戯テーブルに対する供
    給方向を変えるようにしたことを特徴とする対向型ゲー
    ム機の球出し装置。
JP20620093A 1993-08-20 1993-08-20 対向型ボールゲーム機の球出し装置 Pending JPH0751465A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6589257B1 (en) 1998-06-10 2003-07-08 Tapic International Co., Ltd. Artificial neural tube
JP2013165850A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Namco Bandai Games Inc ゲーム装置及び供給装置
US9339722B2 (en) 2010-09-08 2016-05-17 Bandai Namco Entertainment Inc. Game device

Cited By (3)

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