JPH075136A - 穀物の水分測定方法 - Google Patents
穀物の水分測定方法Info
- Publication number
- JPH075136A JPH075136A JP14607093A JP14607093A JPH075136A JP H075136 A JPH075136 A JP H075136A JP 14607093 A JP14607093 A JP 14607093A JP 14607093 A JP14607093 A JP 14607093A JP H075136 A JPH075136 A JP H075136A
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- JP
- Japan
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- moisture
- grain
- sample
- conversion
- conversion formula
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- Pending
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水分測定装置において品種間にずれのない測
定精度の向上をはかる。 【構成】 穀物の電気的特性値によりその穀物の保有す
る水分含量を測定するものにおいて、予め設定される複
数の換算係数からその特定穀物における品種情報にもと
づく換算係数乃至換算式を呼び出し、電気的特性値を水
分含量に換算すべく構成するものである。
定精度の向上をはかる。 【構成】 穀物の電気的特性値によりその穀物の保有す
る水分含量を測定するものにおいて、予め設定される複
数の換算係数からその特定穀物における品種情報にもと
づく換算係数乃至換算式を呼び出し、電気的特性値を水
分含量に換算すべく構成するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物の水分測定方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来穀
物水分の測定にあたっては、穀物種類毎に換算係数をも
って算出する構成であった。ところが、品種においては
何ら配慮されていなかった。近年品種の改良がさかんに
なり種々の品種が出現するに至り、同じうるち米でも1
%程度のずれがあることが判明した。
物水分の測定にあたっては、穀物種類毎に換算係数をも
って算出する構成であった。ところが、品種においては
何ら配慮されていなかった。近年品種の改良がさかんに
なり種々の品種が出現するに至り、同じうるち米でも1
%程度のずれがあることが判明した。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の知見に
基づき、水分検出精度の向上をはかることを目的とする
もので、次の技術的手段を講じた。すなわち、穀物の電
気的特性値によりその穀物の保有する水分含量を測定す
るものにおいて、その特定穀物における品種情報にもと
づいて電気的特性値を水分含量に換算する換算係数を変
更したことを特徴とする穀物の水分測定方法の構成とす
る。
基づき、水分検出精度の向上をはかることを目的とする
もので、次の技術的手段を講じた。すなわち、穀物の電
気的特性値によりその穀物の保有する水分含量を測定す
るものにおいて、その特定穀物における品種情報にもと
づいて電気的特性値を水分含量に換算する換算係数を変
更したことを特徴とする穀物の水分測定方法の構成とす
る。
【0004】
【発明の作用効果】異なる種類の品種に対して水分換算
式を設定することで、水分測定精度の向上がはかれる。
式を設定することで、水分測定精度の向上がはかれる。
【0005】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は直流抵抗式の水分測定装置の回路構成を示
し、CPU,ROM,RAM,及び入出力ポートを含む
マイクロコンピュータ1には、スタートスイッチ2信
号、穀物種類設定スイッチ3入力信号、品種設定スイッ
チ4入力信号、水分測定電極温度検出器5の検出信号、
水分測定用電極6の検出信号がそれぞれA/D変換器
7,8,9を介して入力される構成である。
る。図1は直流抵抗式の水分測定装置の回路構成を示
し、CPU,ROM,RAM,及び入出力ポートを含む
マイクロコンピュータ1には、スタートスイッチ2信
号、穀物種類設定スイッチ3入力信号、品種設定スイッ
チ4入力信号、水分測定電極温度検出器5の検出信号、
水分測定用電極6の検出信号がそれぞれA/D変換器
7,8,9を介して入力される構成である。
【0006】一方出力信号としては、A/D変換器10
を介した表示器11への水分表示信号がある。上記マイ
クロコンピュータ1のCPUは主に次の機能を有する。
即ち、水分測定用電極6からの電気抵抗値を出力電圧
Eaに変換したのち、予め品種毎にROMに記憶され
た水分換算式群から、穀物種類設定スイッチ3乃至品種
設定スイッチ4からの設定入力にて該当の品種の換算
式、M=aEa+b(a,bは品種毎に設定される換算
係数)を呼び出す。この換算式に上記の出力電圧E
aを代入し水分値Mを算出する。算出された水分値を
表示器11に表示出力する。等である。
を介した表示器11への水分表示信号がある。上記マイ
クロコンピュータ1のCPUは主に次の機能を有する。
即ち、水分測定用電極6からの電気抵抗値を出力電圧
Eaに変換したのち、予め品種毎にROMに記憶され
た水分換算式群から、穀物種類設定スイッチ3乃至品種
設定スイッチ4からの設定入力にて該当の品種の換算
式、M=aEa+b(a,bは品種毎に設定される換算
係数)を呼び出す。この換算式に上記の出力電圧E
aを代入し水分値Mを算出する。算出された水分値を
表示器11に表示出力する。等である。
【0007】ここで、上記水分換算式について、図2の
グラフに見られるように、品種によって絶乾水分−電気
抵抗水分関係はずれを生じ、これは電気抵抗水分は統一
換算式を用いているためであり、本件発明では品種毎に
水分換算式を用意し、品種設定を条件として水分算出し
ようとするものである。尚当該グラフでは未熟粒を除去
した状態で測定したものであるが、これを含むときはや
や電気抵抗水分が高くなる傾向となり、該未熟粒量によ
って補正する項を含めるとよい。
グラフに見られるように、品種によって絶乾水分−電気
抵抗水分関係はずれを生じ、これは電気抵抗水分は統一
換算式を用いているためであり、本件発明では品種毎に
水分換算式を用意し、品種設定を条件として水分算出し
ようとするものである。尚当該グラフでは未熟粒を除去
した状態で測定したものであるが、これを含むときはや
や電気抵抗水分が高くなる傾向となり、該未熟粒量によ
って補正する項を含めるとよい。
【0008】なお、水分換算式を品種毎に設定しROM
に記憶させるものであるが、同一水分値について、例え
ば、こしひかり≒ササニシキ<日本晴<ゆきひかり≒き
らら397のように検出電圧Eaが高くなる傾向にあ
る。これに鑑み、予め絶乾法等精度の高い水分検出法と
検出電圧との関係をグラフにプロットし、最小二乗法等
によって関係式を求めこれを換算式とし換算係数a,b
を品種毎に設定するとよい(図3)。また糯米の検出電
圧はこしひかり,ササニシキよりもさらに低く検出され
る傾向にあり、それを配慮して同様に換算係数、ひいて
は換算式を設定できる。
に記憶させるものであるが、同一水分値について、例え
ば、こしひかり≒ササニシキ<日本晴<ゆきひかり≒き
らら397のように検出電圧Eaが高くなる傾向にあ
る。これに鑑み、予め絶乾法等精度の高い水分検出法と
検出電圧との関係をグラフにプロットし、最小二乗法等
によって関係式を求めこれを換算式とし換算係数a,b
を品種毎に設定するとよい(図3)。また糯米の検出電
圧はこしひかり,ササニシキよりもさらに低く検出され
る傾向にあり、それを配慮して同様に換算係数、ひいて
は換算式を設定できる。
【0009】上例の作用について説明する。所定のサン
プルを持込み、水分測定用電極6間に投入する。次いで
穀物種類設定スイッチ3、及び品種設定スイッチ4を適
宜に選択しておく。こうしてスタートスイッチ2をON
すると、水分測定用電極はサンプル粒を圧砕しつつその
抵抗値を検出し、この抵抗値は図外抵抗−電圧変換回路
によって電圧Eaに変換されコンピュータ1に入力され
る。コンピュータ1のCPUはROMから当該サンプル
粒に該当する換算式を呼び出し、これに先の検出電圧E
aをあてはめ水分値を算出するものである。
プルを持込み、水分測定用電極6間に投入する。次いで
穀物種類設定スイッチ3、及び品種設定スイッチ4を適
宜に選択しておく。こうしてスタートスイッチ2をON
すると、水分測定用電極はサンプル粒を圧砕しつつその
抵抗値を検出し、この抵抗値は図外抵抗−電圧変換回路
によって電圧Eaに変換されコンピュータ1に入力され
る。コンピュータ1のCPUはROMから当該サンプル
粒に該当する換算式を呼び出し、これに先の検出電圧E
aをあてはめ水分値を算出するものである。
【0010】こうして算出された水分値は表示器11に
表示されることとなる。なお、水分測定電極の温度検出
によって算出水分値を補正することができる。上記実施
例では、電気抵抗式水分計について説明したが、電気的
特性値を検出する電気的水分測定装置としては、直流抵
抗式,交流抵抗式,高周波容量式等いずれでもよい。
表示されることとなる。なお、水分測定電極の温度検出
によって算出水分値を補正することができる。上記実施
例では、電気抵抗式水分計について説明したが、電気的
特性値を検出する電気的水分測定装置としては、直流抵
抗式,交流抵抗式,高周波容量式等いずれでもよい。
【図1】ブロック図である。
【図2】絶乾法−電気抵抗水分関係グラフである。
【図3】出力電圧−水分値関係グラフである。
1 マイクロコンピュータ 2 スタートスイッ
チ 3 穀物種類設定スイッチ 4 品種設定スイッ
チ 5 水分測定電極温度検出器 6 水分測定用電極 7,8,9,10 A/D変換器 11 表示器
チ 3 穀物種類設定スイッチ 4 品種設定スイッ
チ 5 水分測定電極温度検出器 6 水分測定用電極 7,8,9,10 A/D変換器 11 表示器
Claims (1)
- 【請求項1】 穀物の電気的特性値によりその穀物の保
有する水分含量を測定するものにおいて、その特定穀物
における品種情報にもとづいて電気的特性値を水分含量
に換算する換算係数を変更したことを特徴とする穀物の
水分測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14607093A JPH075136A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 穀物の水分測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14607093A JPH075136A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 穀物の水分測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075136A true JPH075136A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15399415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14607093A Pending JPH075136A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 穀物の水分測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075136A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271321A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | National Agriculture & Food Research Organization | 水分計 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14607093A patent/JPH075136A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271321A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | National Agriculture & Food Research Organization | 水分計 |
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