JPH075120A - 糸切れ検出装置 - Google Patents
糸切れ検出装置Info
- Publication number
- JPH075120A JPH075120A JP14233593A JP14233593A JPH075120A JP H075120 A JPH075120 A JP H075120A JP 14233593 A JP14233593 A JP 14233593A JP 14233593 A JP14233593 A JP 14233593A JP H075120 A JPH075120 A JP H075120A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- yarn breakage
- line
- warp
- ccd camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多大な労力や人手を要せず、高価な自動化装
置を設置することなく、更に、糸自体に悪影響を及ぼさ
ずに、容易に簡便に非接触で糸切れの発生、および発生
位置を検出することができる糸切れ検出装置を提供する
ことである。 【構成】 糸切れ検出装置は、引き揃えられた複数の経
糸5の下方に配置され、その経糸5を幅方向に照明する
ライン状照明装置1と、経糸5の上方に配置され、ライ
ン状照明装置1により照明された複数の経糸からの透過
光を一次元的に撮像するためのラインCCDカメラ2
と、ラインCCDカメラ2からの画像信号を2値化し、
画像処理することによって、経糸の本数をカウントし、
糸切れの発生を検出する画像処理装置4と、からなる。
置を設置することなく、更に、糸自体に悪影響を及ぼさ
ずに、容易に簡便に非接触で糸切れの発生、および発生
位置を検出することができる糸切れ検出装置を提供する
ことである。 【構成】 糸切れ検出装置は、引き揃えられた複数の経
糸5の下方に配置され、その経糸5を幅方向に照明する
ライン状照明装置1と、経糸5の上方に配置され、ライ
ン状照明装置1により照明された複数の経糸からの透過
光を一次元的に撮像するためのラインCCDカメラ2
と、ラインCCDカメラ2からの画像信号を2値化し、
画像処理することによって、経糸の本数をカウントし、
糸切れの発生を検出する画像処理装置4と、からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整経機、織機等で発生
する経糸の糸切れを光学的に検出するための糸切れ検出
装置に関する。
する経糸の糸切れを光学的に検出するための糸切れ検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】整経機、織機等で発生する経糸の糸切れ
を検出するための糸切れ検出装置として従来から知られ
ている装置に、ドロッパーピンを使用した糸切れ検出装
置がある。これは、ドロッパーピンを経糸の数だけ用意
し、全ての経糸をそれぞれのドロッパーピンのリング部
に通し、糸切れによるドロッパーピンが落下したとき、
このドロッパーピンを検知して糸切れを検出するもので
ある。
を検出するための糸切れ検出装置として従来から知られ
ている装置に、ドロッパーピンを使用した糸切れ検出装
置がある。これは、ドロッパーピンを経糸の数だけ用意
し、全ての経糸をそれぞれのドロッパーピンのリング部
に通し、糸切れによるドロッパーピンが落下したとき、
このドロッパーピンを検知して糸切れを検出するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の糸切れ検出装置では、数百本という多数の
経糸にドロッパーピンを通すという作業が必要となり、
人手による場合は多大な労力、自動化する場合は高価な
自動化装置を設置しなくてはならない。また、糸がドロ
ッパーピンに接触するため糸に悪影響を与える。特に、
細径の糸ではこのドロッパーピンによる影響で糸切れが
発生する。
ような従来の糸切れ検出装置では、数百本という多数の
経糸にドロッパーピンを通すという作業が必要となり、
人手による場合は多大な労力、自動化する場合は高価な
自動化装置を設置しなくてはならない。また、糸がドロ
ッパーピンに接触するため糸に悪影響を与える。特に、
細径の糸ではこのドロッパーピンによる影響で糸切れが
発生する。
【0004】この発明は上述の背景に基づきなされたも
のであり、その目的とするところは、多大な労力や人手
を要せず、高価な自動化装置を設置することなく、更
に、糸自体に悪影響を及ぼさずに、容易に簡便に非接触
で糸切れの発生、および発生位置を検出することができ
る糸切れ検出装置を提供することである。
のであり、その目的とするところは、多大な労力や人手
を要せず、高価な自動化装置を設置することなく、更
に、糸自体に悪影響を及ぼさずに、容易に簡便に非接触
で糸切れの発生、および発生位置を検出することができ
る糸切れ検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題はこの発明によ
り解決される。すなわち、本発明の糸切れ検出装置は、
整経機、織機等で発生する経糸の糸切れを検出するため
の糸切れ検出装置であって、引き揃えられた複数の経糸
を幅方向に照明するライン状照明装置と、前記ライン状
照明装置により照明された複数の経糸からの透過光を一
次元的に撮像するためのラインCCDカメラと、ライン
CCDカメラからの画像信号を2値化し、画像処理する
ことによって、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生
を検出する画像処理装置と、からなることを特徴とする
ものである。
り解決される。すなわち、本発明の糸切れ検出装置は、
整経機、織機等で発生する経糸の糸切れを検出するため
の糸切れ検出装置であって、引き揃えられた複数の経糸
を幅方向に照明するライン状照明装置と、前記ライン状
照明装置により照明された複数の経糸からの透過光を一
次元的に撮像するためのラインCCDカメラと、ライン
CCDカメラからの画像信号を2値化し、画像処理する
ことによって、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生
を検出する画像処理装置と、からなることを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】上記構成を有するこの糸切れ検出装置は、以下
のように動作・作用する。この発明において、ライン状
照明装置は、例えば、引き揃えられた複数の経糸を幅方
向に照明し、経糸が水平に引き揃えられている場合、上
方若しくは下方に配置されて経糸を照明する。この照明
光は経糸を透過する。ラインCCDカメラは、この透過
光を一次元的に撮像する。画像処理装置では、ラインC
CDカメラからの画像信号を2値化し、画像処理するこ
とによって、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生を
検出する。
のように動作・作用する。この発明において、ライン状
照明装置は、例えば、引き揃えられた複数の経糸を幅方
向に照明し、経糸が水平に引き揃えられている場合、上
方若しくは下方に配置されて経糸を照明する。この照明
光は経糸を透過する。ラインCCDカメラは、この透過
光を一次元的に撮像する。画像処理装置では、ラインC
CDカメラからの画像信号を2値化し、画像処理するこ
とによって、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生を
検出する。
【0007】
【実施例】この発明を、実施例を参照して、より詳細に
説明する。図1に、本発明の一実施例による糸切れ検出
装置の正面概略図を示す。この実施例による糸切れ検出
装置は、整経機、織機等で発生する経糸の糸切れを検出
するための糸切れ検出装置である。この態様の糸切れ検
出装置は、引き揃えられた複数の経糸5の上方に配置さ
れ、その経糸5を幅方向に照明するライン状照明装置1
と、経糸5の下方に配置され、ライン状照明装置1によ
り照明された複数の経糸からの透過光を一次元的に撮像
するためのラインCCDカメラ2と、ラインCCDカメ
ラ2からの画像信号を2値化し、画像処理することによ
って、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生を検出す
る画像処理装置4と、からなる。上方より照明するライ
ン状照明装置1は、高周波点灯蛍光灯等が使用される。
説明する。図1に、本発明の一実施例による糸切れ検出
装置の正面概略図を示す。この実施例による糸切れ検出
装置は、整経機、織機等で発生する経糸の糸切れを検出
するための糸切れ検出装置である。この態様の糸切れ検
出装置は、引き揃えられた複数の経糸5の上方に配置さ
れ、その経糸5を幅方向に照明するライン状照明装置1
と、経糸5の下方に配置され、ライン状照明装置1によ
り照明された複数の経糸からの透過光を一次元的に撮像
するためのラインCCDカメラ2と、ラインCCDカメ
ラ2からの画像信号を2値化し、画像処理することによ
って、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生を検出す
る画像処理装置4と、からなる。上方より照明するライ
ン状照明装置1は、高周波点灯蛍光灯等が使用される。
【0008】図2に、図1の糸切れ検出装置の側面概略
図を示す。図2に示されるように、この態様では、ライ
ン状照明装置1は、経糸5の下方に、ラインCCDカメ
ラ2は、経糸5の上方に配置される。この発明では、ラ
イン状照明装置により照明された複数の経糸からの透過
光を、ラインCCDカメラ2が一次元的に撮像するた
め、経糸が水平に配置する場合、図示した態様のよう
に、ライン状照明装置1が経糸5の下方に、ラインCC
Dカメラ2が経糸5の上方に配置される場合の他、その
逆のライン状照明装置が経糸5の上方に、ラインCCD
カメラが経糸の下方に配置される場合があり、また、経
糸が垂直又は斜めに配置する場合、ライン状照明装置と
ラインCCDカメラとが、経糸を挟んでその左右の側方
にそれぞれに配置される場合がある。
図を示す。図2に示されるように、この態様では、ライ
ン状照明装置1は、経糸5の下方に、ラインCCDカメ
ラ2は、経糸5の上方に配置される。この発明では、ラ
イン状照明装置により照明された複数の経糸からの透過
光を、ラインCCDカメラ2が一次元的に撮像するた
め、経糸が水平に配置する場合、図示した態様のよう
に、ライン状照明装置1が経糸5の下方に、ラインCC
Dカメラ2が経糸5の上方に配置される場合の他、その
逆のライン状照明装置が経糸5の上方に、ラインCCD
カメラが経糸の下方に配置される場合があり、また、経
糸が垂直又は斜めに配置する場合、ライン状照明装置と
ラインCCDカメラとが、経糸を挟んでその左右の側方
にそれぞれに配置される場合がある。
【0009】ライン状照明装置1は、複数の経糸を下方
から照明し、ラインCCDカメラ2が、照明された糸を
撮像するので、図2に示すように、ライン状照明装置1
とラインCCDカメラ2との相対的な配置は、経糸を挟
んで直線上にあることが最も望ましい条件である。
から照明し、ラインCCDカメラ2が、照明された糸を
撮像するので、図2に示すように、ライン状照明装置1
とラインCCDカメラ2との相対的な配置は、経糸を挟
んで直線上にあることが最も望ましい条件である。
【0010】この態様の糸切れ検出装置は、以下のよう
に動作・作用する。ライン状照明装置1は、水平に引き
揃えられた複数の経糸を幅方向に照明し、経糸の下方に
配置されている。この照明光は経糸を透過する。ライン
CCDカメラ2は、複数の経糸からの透過光を一次元的
に撮像する。ラインCCDカメラ2の画像信号は、図3
に示すように、糸部分で光が遮光され、糸がない部分に
比べて電圧値が下がる波形となる。
に動作・作用する。ライン状照明装置1は、水平に引き
揃えられた複数の経糸を幅方向に照明し、経糸の下方に
配置されている。この照明光は経糸を透過する。ライン
CCDカメラ2は、複数の経糸からの透過光を一次元的
に撮像する。ラインCCDカメラ2の画像信号は、図3
に示すように、糸部分で光が遮光され、糸がない部分に
比べて電圧値が下がる波形となる。
【0011】画像処理装置4では、ラインCCDカメラ
からの画像信号を2値化し、画像処理することによっ
て、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生を検出す
る。この態様では、画像処理装置4は、この波形を適当
なしきい値で2値化し、しきい値より電圧が低い部分を
論理”1”、高い部分を論理”0”とする(図3を参
照)。この2値データの論理”1”となった部分が糸に
対応し、この数をカウントすることによって、現在の糸
の本数を知ることができる。更に、この糸の本数が減少
したとき、糸切れが発生したと判断することができる。
さらに、糸が消滅したことによる糸ピッチの部分的な変
化、あるいは、全ての糸の絶対位置を常に確認しておく
ことによって、糸切れの発生位置を判定することができ
る。
からの画像信号を2値化し、画像処理することによっ
て、経糸の本数をカウントし、糸切れの発生を検出す
る。この態様では、画像処理装置4は、この波形を適当
なしきい値で2値化し、しきい値より電圧が低い部分を
論理”1”、高い部分を論理”0”とする(図3を参
照)。この2値データの論理”1”となった部分が糸に
対応し、この数をカウントすることによって、現在の糸
の本数を知ることができる。更に、この糸の本数が減少
したとき、糸切れが発生したと判断することができる。
さらに、糸が消滅したことによる糸ピッチの部分的な変
化、あるいは、全ての糸の絶対位置を常に確認しておく
ことによって、糸切れの発生位置を判定することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例に実証されるように、本発
明の糸切れ検出装置においては、ラインCCDカメラに
よって光学的に複数の経糸を同時に検出することで、糸
に対して完全に非接触で設置でき、糸に悪影響を与え
ず、既設のラインにも簡単に設置することができる。更
に、本発明によれば、非接触で糸切れの発生、および発
生位置を検出することができる。
明の糸切れ検出装置においては、ラインCCDカメラに
よって光学的に複数の経糸を同時に検出することで、糸
に対して完全に非接触で設置でき、糸に悪影響を与え
ず、既設のラインにも簡単に設置することができる。更
に、本発明によれば、非接触で糸切れの発生、および発
生位置を検出することができる。
【図1】図1は、本発明の一実施例による糸切れ検出装
置の正面概略図である。
置の正面概略図である。
【図2】図2は、図1の糸切れ検出装置の側面概略図で
ある。
ある。
【図3】図3は、ラインCCDカメラの画像信号を画像
処理装置により2値化するの動作を説明する図である。
処理装置により2値化するの動作を説明する図である。
1・・・ライン状照明装置 2・・・ラインCCDカメラ 4・・・画像処理装置 5・・・経糸
フロントページの続き (72)発明者 池田 徳之 神奈川県川崎市多摩区登戸3816番地 三菱 レイヨン株式会社東京研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】整経機、織機等で発生する経糸の糸切れを
検出するための糸切れ検出装置であって、 引き揃えられた複数の経糸を幅方向に照明するライン状
照明装置と、 前記ライン状照明装置により照明された複数の経糸から
の透過光を一次元的に撮像するためのラインCCDカメ
ラと、 ラインCCDカメラからの画像信号を2値化し、画像処
理することによって、経糸の本数をカウントし、糸切れ
の発生を検出する画像処理装置と、からなることを特徴
とする糸切れ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14233593A JPH075120A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 糸切れ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14233593A JPH075120A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 糸切れ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075120A true JPH075120A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15312970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14233593A Pending JPH075120A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 糸切れ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075120A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001353980A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-25 | Kyodo Printing Co Ltd | 糸綴じ製本ライン |
WO2008139892A1 (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Toray Industries, Inc. | 走行糸条の検査方法、および、それを用いた炭素繊維の製造方法 |
CN114998268A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-09-02 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种花边捆绑纱并丝断丝的检测方法及装置 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14233593A patent/JPH075120A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001353980A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-25 | Kyodo Printing Co Ltd | 糸綴じ製本ライン |
JP4536217B2 (ja) * | 2000-06-15 | 2010-09-01 | 共同印刷株式会社 | 糸綴じ製本ライン |
WO2008139892A1 (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Toray Industries, Inc. | 走行糸条の検査方法、および、それを用いた炭素繊維の製造方法 |
JP2008308335A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-12-25 | Toray Ind Inc | 走行糸条の検査方法、および、それを用いた炭素繊維の製造方法 |
US8345246B2 (en) | 2007-05-11 | 2013-01-01 | Toray Industries, Inc. | Running yarn line inspection method and carbon fiber manufacturing method using thereof |
CN114998268A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-09-02 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种花边捆绑纱并丝断丝的检测方法及装置 |
CN114998268B (zh) * | 2022-06-07 | 2022-11-25 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种花边捆绑纱并丝断丝的检测方法及装置 |
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