JPH0750978B2 - 磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出し装置 - Google Patents

磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出し装置

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JPH0750978B2
JPH0750978B2 JP63330037A JP33003788A JPH0750978B2 JP H0750978 B2 JPH0750978 B2 JP H0750978B2 JP 63330037 A JP63330037 A JP 63330037A JP 33003788 A JP33003788 A JP 33003788A JP H0750978 B2 JPH0750978 B2 JP H0750978B2
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JP
Japan
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yoke
peripheral surface
trigger piece
outer peripheral
protrusion
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JP63330037A
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Inventor
信行 細谷
修司 下山
淳一 加藤
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出し
装置に係り、特に、回転軸支持用のボスが一体成形され
たヨークの外周側にトリガピースを打ち出すのに好適な
磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出し装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、磁石発電機用回転子として各種のものが知られて
いる。これら回転子のうち2輪車用磁石発電機に用いら
れる回転子には、必要に応じて、ヨークの外周上に点火
時期検出用のトリガピースが一体回転するように設けら
れている。
トリガピースをヨークに設ける場合、トリガピースをヨ
ークの外周面に溶接によって取り付けることも可能であ
るが、一般に、プレス打ち出し型を用いてヨークの外周
側にトリガピースを打ち出す方法が採用されている。
プレス打ち出し型によりトリガピースを打ち出す方法と
しては、例えば、特開昭57−148568号公報および特開昭
57−148569号公報に記載されているように、トリガピー
ス打ち出し用のパンチをヨーク内に装着するとともに、
ヨーク外周側に凹部を有するダイを配置し、パンチをカ
ム方式により径方向に移動させることにより、ヨーク外
周側にトリガピースを打ち出す方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ヨークの中央部に回転軸支持用のボスが一体成
形された磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出し方
法においては、カム方式を適用したパンチを装着するた
めのスペースをヨークの内部に充分確保することができ
ないため、カム方式のパンチを用いたのでは打ち出し型
としての剛性が不足する結果、トリガピースの打ち出し
が困難になる。
本発明の目的は、回転軸支持用のボスが一体成形された
ヨークにも打ち出し型の剛性が不足することなくトリガ
ピースを打ち出すことができる磁石発電機用回転子のト
リガピース打ち出し装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出
し装置は、椀形状に形成されて中央部に回転軸支持用の
ボス(11)が一体成形されたヨーク(10)の外周側にト
リガピース(21)を打ち出す磁石発電機用回転子のトリ
ガピース打ち出し装置において、 ベース(16)に固定されている固定パンチ(13)と、プ
レス装置のプランジャに連結されているダイ(18)とを
備えており、 固定パンチ(13)は前記ヨーク(10)の内周面のうち略
半周の内周面と当接可能に形成されている円環部(14)
と、前記トリガピース(21)に対応した大きさで円環部
(14)の外周側に膨出形成されている突起部(15)とを
備え、円環部(14)の直径に突起部(15)の径方向の長
さを加算した長さがヨーク(10)の直径と略一致するよ
うに設定されており、さらに、円環部(14)の内周側に
は突起部(15)の径方向の長さに相当する空間部(17)
が、円環部(14)とボス(11)との中心との間にヨーク
(10)の移動距離(L)が形成されるように形成されて
おり、 また、ダイ(18)はヨーク(10)の外周面の一部に当接
可能に形成された支持部(19)を有し、支持部(19)の
略中央部には突起部(15)と係合可能な凹部(20)が没
設されており、 固定パンチ(13)の外周面にヨーク(10)が装着され
て、突起部(15)と凹部(20)とがヨーク(10)の筒壁
を挟んで相対向されるとともに、突起部(15)と固定パ
ンチ(13)の突起部(15)と反対側の外周面がヨーク
(10)の内周面に当接され、 この後、プレス装置のプランジャによりダイ(18)がヨ
ーク(10)の径方向に沿って距離(L)だけ移動され
て、突起部(15)がヨーク(10)の筒壁面に嵌入される
とともに、固定パンチ(13)の外周面がヨーク(10)の
内周面に当接されることにより、ヨーク(10)の外周側
にトリガピース(21)が打ち出されるように構成されて
いることを特徴とする。
〔作用〕
固定パンチ外周面にヨークを装着し、ダイの凹部と固定
パンチの突起部とがヨークを介して相対向するように、
ダイをヨーク外周側に配置し、突起部がヨーク外周面に
当接し、かつ、ダイがヨーク外周面に当接した状態で、
ダイをヨークの径方向に移動させると、突起部がヨーク
へ嵌入しヨーク外周側にトリガピースを打ち出される。
すなわち、固定パンチを固定した状態でダイを移動する
だけで、ヨーク外周側にトリガピースを打ち出すことが
できる。これにより、打ち出し型としての剛性が不足す
ることなく、ヨーク外周側にトリガピースを打ち出すこ
とが可能となる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である磁石発電機用回転子の
トリガピース打ち出し装置のセット状態を示す正面断面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う側面断面図、第3
図はトリガピース打ち出し時の状態を示す正面断面図、
第4図は完成品を示す側面断面図である。
本実施例において、本発明に係る磁石発電機用回転子の
トリガピース打ち出し装置は、第1図および第2図に示
されている打ち出し型12を備えている。このトリガピー
ス打ち出し型12は略椀形状に形成されたヨーク10の中央
部に回転軸支持用のボス11が一体成形されたものにトリ
ガピースを打ち出すように構成されている。打ち出し型
12は固定パンチ13とダイ18とから構成されている。固定
パンチ13は円環部14と突起部15とを備えており、ベース
16に固定されている。円環部14はヨーク10の内周面のう
ち略半周の内周面と当接可能に形成されている。突起部
15はトリガピースに対応した大きさで、円環部14の外周
側に膨出形成されている。そして、円環部14の直径に突
起部15の径方向の長さを加算した長さが、ヨーク10の直
径と略一致するように設定されている。そして、円環部
14の内周側には、円環部14の内周面とボス11の外周面と
の間の一部の領域に、突起部15の径方向の長さに相当す
る空間部17が形成され、円環部14とボス11との中心との
間にヨーク10の移動距離Lが形成されるようになってい
る。
他の打ち出し型12を構成するダイ18はヨーク10の外周面
の一部に当接可能に形成された支持部19を有し、支持部
19の略中央部には突起部15と係合可能な凹部20が没設さ
れている。このダイ18はプレス装置のプランジャに固定
されるようになっている。
次に、前記構成に係る打ち出し型を使用した場合につい
て、本発明に係る磁石発電機用回転子のトリガピース打
ち出し装置の一実施例を説明する。
まず、ベース16に固定された固定パンチ13の外周面にヨ
ーク10が装着され、固定パンチ13の端部にヨーク10の底
面が当接し、突起部15と凹部20とがヨーク10の筒壁を挟
んで相対向するようになる。このとき、突起部15と固定
パンチ13の反突起部15側の外周面がヨーク10の内周面に
当接するようになる。このヨーク10はその筒心部にボス
11が同心的に配されて、熱間鍛造加工等により予め一体
的に成形されている。
この後、プレス装置のプランジャによりダイ18がヨーク
10の径方向に沿って移動される。ダイ18がヨーク10の外
周面に当接し、さらにダイ18がヨーク10の径方向に移動
すると、プレス装置の押圧力によりヨーク10が距離Lだ
け移動されると、突起部15がヨーク10の筒壁面に嵌入さ
れ、ヨーク10の外周側にトリガピース21が打ち出され
る。このとき、固定パンチ13の外周面がヨーク10の内周
面に当接されるので、ヨーク10のうちトリガピース21近
傍以外の部位に変形が生じるのは抑制されることにな
る。
ちなみに、トリガピース21の回転方向の位置は、ボス11
に形成されたキー溝11aが基準となるため、ボス11に設
けるキー溝11aを基準にトリガピース21の打ち出しを行
なえば、精度の向上が図れる。
この場合、打ち出し時にキー溝を拾うことにより、位置
合わせさせることも可能である。例えば、上下に移動可
能なキー部を有するテーパ部を固定パンチ13側にセット
し、ヨーク10のキー溝11aをこのテーパ部のキー部に合
わせてセットすることにより可能となる。
その後、ヨーク10が打ち出し型12から脱装されると、第
4図に示されているような製品が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、固定パンチをヨ
ーク内周側に装着し、固定パンチを固定した状態で、ダ
イを移動することによって、ヨーク外周側にトリガピー
スを打ち出すようにしたため、ヨークにボスが一体成形
されていても、打ち出し型の剛性が不足することなく、
ヨークにトリガピースを打ち出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である磁石発電機用回転子の
トリガピース打ち出し装置のセット状態を示す正面断面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う側面断面図、第3
図はトリガピース打ち出し時の状態を示す正面断面図、
第4図は完成品を示す側面断面図である。 10……ヨーク、11……ボス、12……打ち出し型、13……
固定パンチ、14……円環部、15……突起部、16……ベー
ス、17……空間部、18……ダイ、19……支持部、20……
凹部、21……トリガピース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】椀形状に形成されて中央部に回転軸支持用
    のボス(11)が一体成形されたヨーク(10)の外周側に
    トリガピース(21)を打ち出す磁石発電機用回転子のト
    リガピース打ち出し装置において、 ベース(16)に固定されている固定パンチ(13)と、プ
    レス装置のプランジャに連結されているダイ(18)とを
    備えており、 固定パンチ(13)は前記ヨーク(10)の内周面のうち略
    半周の内周面と当接可能に形成されている円環部(14)
    と、前記トリガピース(21)に対応した大きさで円環部
    (14)の外周側に膨出形成されている突起部(15)とを
    備え、円環部(14)の直径に突起部(15)の径方向の長
    さを加算した長さがヨーク(10)の直径と略一致するよ
    うに設定されており、さらに、円環部(14)の内周側に
    は突起部(15)の径方向の長さに相当する空間部(17)
    が、円環部(14)とボス(11)との中心との間にヨーク
    (10)の移動距離(L)が形成されるように形成されて
    おり、 また、ダイ(18)はヨーク(10)の外周面の一部に当接
    可能に形成された支持部(19)を有し、支持部(19)の
    略中央部には突起部(15)と係合可能な凹部(20)が没
    設されており、 固定パンチ(13)の外周面にヨーク(10)が装着され
    て、突起部(15)と凹部(20)とがヨーク(10)の筒壁
    を挟んで相対向されるとともに、突起部(15)と固定パ
    ンチ(13)の突起部(15)と反対側の外周面がヨーク
    (10)の内周面に当接され、 この後、プレス装置のプランジャによりダイ(18)がヨ
    ーク(10)の径方向に沿って距離(L)だけ移動され
    て、突起部(15)がヨーク(10)の筒壁面に嵌入される
    とともに、固定パンチ(13)の外周面がヨーク(10)の
    内周面に当接されることにより、ヨーク(10)の外周側
    にトリガピース(21)が打ち出されるように構成されて
    いることを特徴とする磁石発電機用回転子のトリガピー
    ス打ち出し装置。
JP63330037A 1988-12-26 1988-12-26 磁石発電機用回転子のトリガピース打ち出し装置 Expired - Lifetime JPH0750978B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02174541A JPH02174541A (ja) 1990-07-05
JPH0750978B2 true JPH0750978B2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=18228065

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5366624U (ja) * 1976-11-08 1978-06-05
JPS57148568A (en) * 1981-03-06 1982-09-13 Mitsubishi Electric Corp Forming method for pole of magneto generator

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Publication number Publication date
JPH02174541A (ja) 1990-07-05

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