JPH07509284A - 廃液ゼロのパルプ製造装置 - Google Patents
廃液ゼロのパルプ製造装置Info
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- JPH07509284A JPH07509284A JP6504796A JP50479694A JPH07509284A JP H07509284 A JPH07509284 A JP H07509284A JP 6504796 A JP6504796 A JP 6504796A JP 50479694 A JP50479694 A JP 50479694A JP H07509284 A JPH07509284 A JP H07509284A
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- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
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- D21C11/0021—Introduction of various effluents, e.g. waste waters, into the pulping, recovery and regeneration cycle (closed-cycle)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
液ゼロのバルブ製3aJIU1
発明の背 および 約
紙バルブ産業に従事するものにとって長年の望みは、環境を決して汚染しないパ
ルプ工場を建設することである。このようなパルプ工場を建設するための方法に
ついては過去においてたくさん提唱されてきたが、所望の目的はいまだ達成され
ていない。例えば、「閉鎖系の工場」が、オンタリオ州、サンダーペイのグレー
トレイクフォレストブロダクツ社(Great Lakes ForestPr
oducts、Thunder Bay、0ntario)に1970年代に建
設されたけれども、この工場を閉鎖系で長期間にわたって運転することは困難で
あった。塩素化合物の蓄積のために回収ボイラーなどに腐食問題が生じる結果と
なったからである。この事例については、文献「グレートレイクフォレストプロ
ダクツ社の閉鎖系工場における漂白についてJ (Pattyson et a
l。
Pu1p & Paper Canada、Vol、82.No、6゜pp、1
13−122)を参照のこと。ちなみに、このグレートレイク工場では漂白装置
の廃液は、米国特許第4,039,372号明細書に図解されているように薬品
回収ループに直接導入したものであった。
より最近では、HPDおよびジャツコボイリ−(Jaakk。
Poyry)が提唱していることであるが、酸性の廃液を蒸発させ、ついでEO
漂白装置廃液を褐色液(ブラウンストック)洗浄装置へ循環することによってバ
ルブ工場の閉鎖化を達成することができる。しかし、この方法も、安価なプラス
チック型落下液膜式蒸発器を使って漂白薬剤を効果的に蒸発させることができる
という利点があるけれども、いまだ成功したとはいえず、最終的に成功する可能
性は少ないと信じられている。その理由は、EO工程からの流れを褐色液洗浄工
程へ導入することによって、望ましくない薬剤の蓄積が起こるからである。
本発明によれば、既存の技術のみを使う方法および装置が提供されるので、複雑
な付加的な機器またはプロセスを新たに開発することは不必要である。本発明の
上記方法および装置を用いれば、パルプ工場からの汚染廃液を実質的にゼロにす
ることができ、最小限の量の固体廃棄物を投棄すればよく(このような固体廃棄
物も環境に許容される方法で用いる可能性も高くすることができる)、そしてガ
ス状のNOxおよびSOxの生成も最小限にすることができ、パルプ工場からの
顕著なガス状汚染物としては二酸化炭素だけとすることができる。
以上のような有利な結果をもたらすことを可能とする本発明の基本的な形態の一
つは、漂白工程廃液が特に好ましい形になるまで、その廃液を化学薬剤回収ルー
プとは全く別個に処理し、その後で好ましい形になった薬剤を回収ループへ導入
することである。本発明の別の顕著な形態は、化学薬剤回収ループで製造される
白液をほぼ完全に酸化し、その後で漂白工程へこれを戻すことによって一連の各
種の化学処理工程間の適当なバランスが保たれるようにすることである。所望の
結果が得られるようにすることができる本発明の別の顕著な形態は、バルブの処
理および薬剤の回収を行なうに必要な二酸化硫黄、硫酸、苛性液またはその代替
液、および(使用するならば)二酸化塩素を実質的に全て、廃液流および廃ガス
流自体から直接バルブ工場内部で製造することである。漂白装置からの廃液量を
最小限にしてその好適な処理を実用的にすることができる他の要因の一つは、最
新的な蒸解技術である。この最新技術によれば、脱リグニンを一層押し進めるこ
とができ、その結果、蒸解1稈から排出されるバルブが、−その強度をそれほど
落とさずに一層カツバー値(例えば、24以下)を有するようになって、その後
にバルブは、酸素脱リグニン工程にかけられ、カッパー値をさらに下げた(例え
ば、14以下、典型的には10以下)後に漂白にかけられることになるから、市
場価格の高いバルブ(例えば、88〜90IS○)を製造することが可能となる
。
環境に対する悪影響を最小限にしつつ、市場価格の高いバルブを本発明によって
製造することができるということは、バルブ技術に右ける量子力学的飛躍であり
、この好ましい結果を達成するという長年の要請を満たすことを可能とするもの
である。
本発明の形態の一つによれば、蒸解器、漂白装置、および回収ボイラーならびに
薬剤回収ループを有するセルロースバルブ工場からの廃液を最小限にする方法が
提供される。本方法は、以下の諸工程、すなわち、(a)漂白装置からの廃液を
、焼却に適する高濃度までに(例えば、蒸発によって)濃縮する工程、(b)濃
縮された該漂白装置廃液を燃焼して、ナトリウム分、硫酸塩、炭酸塩、および塩
化ナトリウムを有する残漬物を製造する工程、(c)該残渣物を浸出して浸出液
を製造する工程、および(d)浸出液の少なくとも相当な部分を、回収ボイラー
関連の化学薬剤回収ループへ供給する工程を包含する◇また、本方法は、以下の
工程、すなわち、(e)蒸解器から黒液を抜き出す工程、(f)黒液の固形物濃
度を、焼却に適する高濃度までに濃縮する工程、(g)濃縮された黒液を回収ボ
イラー中で焼却し、メルトを製造する工程、(h)メルトおよび回収ボイラーへ
供給された浸出液を含む回収ループ中の物質から白液および/またはNaOHを
製造する工程、(i)白液の少なくとも一部を酸化する工程、および(j)苛性
液の代わりに、酸化された白滝の少なくとも一部を漂白装置において使用する工
程をも更に包含することが好ましい。
また更に、本発明は、パルプ工場から逸出した液を回収する工程、集められた逸
出液を蒸発する工程、および上記(b)工程を行うために濃縮された漂白装置廃
液へ、前記濃縮逸出液を添加する工程も意図次いでこの処理水を漂白装置右よび
他のパルプ工場プロセス装置中で洗浄水として使用する工程も有することも好ま
しい。
また更に、バルブ工場自体からのプロセス廃液および廃ガスから、漂白装置用の
苛性液(または苛性代替液、例えば、実質的に完全に酸化された白液)、工場プ
ロセス用に必要とされる硫酸および二酸化硫黄を実質的に全て製造し、これらの
物質を外部から実質的に供給しなくてすむようにする工程を有することも好まし
い。
回収ループへ前記浸出液を供給するに先立って、浸出液を結晶化させ、洗浄する
ことが好ましい。この浸出液も塩化ナトリウムを含有するのが典型的であるので
、漂白装置に必要な二酸化塩素を実質的に全て製造するためにこの塩素化合物含
有浸出液をプラント中で用いる。
−価を超える価数の金属は、洗浄操作によって浸出液から全て除かれ、従ってこ
れらの金属は、回収ループひいては漂白装置には混入しないようにされている。
漂白装置には酸性の廃液も、アルカリの廃液もともに存在するが、その場合はこ
れら異なる廃液を別個に最初に蒸発(または他の方法で濃縮)させ、次いでこれ
らを一緒に合わせて最終的に蒸発(濃縮)させ、その後焼却にまわすことが望ま
しい。漂白装置における典型的な漂白順序は、DEoPDnD (ここでnは、
二つの二酸化塩素工程の間の中和1程を意味する)でよく、別の典型的な漂白工
程順序は、A、 Z E o P Z Pである。ただし、他の多種類にわたる
漂白工程順序も使用することは可能である。
また、本発明は、以下の諸工程、すなわち、(a)漂白装置からの廃液を濃縮(
例えば、蒸発)して、濃厚廃液を製造する工程、(b)濃厚廃液を焼却して、残
漬物を生成する工程、(C)残漬物を処理して、ナトリウム分、硫酸塩、炭酸塩
、および/または塩化ナトリウムを回収する工程、および(d)回収されたナト
リウム分、NaC1、硫酸塩、および/または炭酸塩を化学セルロースバルブの
製造に用いる工程によって、化学セルロースバルブの製造に起因する漂白装置廃
液から化学薬剤を回収する方法を意図するものである。
また、本発明は、二酸化硫黄、硫酸、および苛性液を必要とし、かつプロセス廃
液およびガス流を有するバルブ工場において、セルロース化学バルブを製造する
方法を意図するものであるが、本方法は、プロセス廃液および廃ガスから、直接
的にバルブ工場において化学バルブを効果的に製造するに必要な硫酸、二酸化硫
黄、および苛性液(または苛性代替液)を全て製造し、硫酸、二酸化硫黄、およ
び苛性液を外部の源から実質的に添加する必要をなくする工程を包含する。
本発明の別の形態によれば、廃液の排出が最小限である化学バルブ製造装置が提
供される。この製造装置は、蒸解器、蒸解器に操作上連結している薬剤回収ルー
プ(回収ボイラーをも含む)、漂白装置(ここから出ている少なくとも一本の廃
液ラインを含む)、濃厚廃液を生成するための、漂白装置からの廃液ラインに連
結されている濃縮手段(例えば、蒸発器)、蒸発手段からの濃厚廃液を焼却し、
残漬物を製造するための焼却装置、および、焼却残漬物からナトリウム分、Na
Cl、炭酸塩および/または硫酸塩を回収し、これらの回収された物質の少なく
ともある量は回収ループへ供給する手段を包含するものである。また水が、漂白
装置廃液から回収されるが、この水は工場の他の箇所で使用される。
蒸発器手段は、複数の段数の、金属−プラスチック積層板製の落下液模式蒸発器
であることが好ましい。このような蒸発器は、フィンランド国、ヘルシンキ市の
ニー、アルストローム社(A、Ahlstrom Corporat 1on)
、および「ゼデイヴアツプ(Zedivap)なる商標でジョーシア州ロスウ
ェル(Roswell。
Georgia)のアルストロームリカパリ−社(AhlstromRecov
ery Inc、)から入手可能であり、内容については1991年11月18
日に出願のフィンランド特許出願第915424号公報に記載されている。他の
蒸発器、例えば、脱塩用蒸発器も使用可能であるが、商mrZedivap」蒸
発器は、特に有利であり、これを用いることによって漂白装置廃液に対する蒸発
工程が実際的なものになる。この蒸発器手段は、多段の金属−プラスチック積層
板製の蒸発器と焼却器との間に設置される濃縮器とすることも可能である。
本発明の更に別の形態によれば、以下の装置が提供される。すなわち、セルロー
ス化学バルブを漂白し、漂白中に廃液を排出する漂白装置。濃厚廃液を製造する
ための、漂白装置廃液の濃縮(例えば、蒸発)手段。濃厚廃液を焼却し、残漬物
を生成するための焼却装置。焼却残漬物からナトリウム分、硫酸塩、NaC1、
および/または炭酸塩を回収する手段。および、漂白しようとする化学セルロー
スバルブの製造において、回収されたナトリウム分、硫酸塩、NaC1、および
/または炭酸塩を使用する手段。
また、本発明は、以下の諸装置を意図するものである。すなわち、バルブ工場中
の廃液全てを処理して廃液がバルブ工場から環境へ排出されれないようにする手
段。および、バルブ工場中の廃ガス全てを処理してSOxおよびNOxの量を最
小限にし、主な悪影響廃ガスとしては唯一二酸化炭素ガスとする手段。
本発明の更に別の形態によれば、細砕されたセルロース繊維物質をカッパーNo
、約24以下に蒸解する工程、蒸解バルブをカッパーNo、約14以下に酸素脱
リグニンする工程、酸素脱リグニンされたバルブを漂白するとともに漂白廃液を
排出する漂白装置、漂白廃液を濃厚廃液までに濃縮する濃縮(例えば、蒸発)工
程、濃厚廃液を焼却し、残渣物を生成する焼却工程、および、焼却残漬物を処理
して、そこから蒸解工程、酸素脱リグニン工程、および/または漂白工程で使用
する化学薬剤を回収すると同時に水をも回収する工程を包含する方法が提供され
る。
本発明の主な目的は、廃液の環境への排出が実質的にゼロであり、廃ガスの量が
最小限の量であり、固形廃棄物が最小限の量である、セルロース化学バルブの製
造法を提供することである。本発明のこの目的と他の目的は、本発明の詳細な説
明と、以Fの特許請求の範囲を入念に読めばさらに明白になることであろう。
A郵9直単l退用
図1は、本発明の一つの例示的システムの最も基本的な要素の図解、および本発
明の例示的方法を実施するための図解である。
図2Aおよび図2Bは、図1と同様なフローシートであるが、特定のプロセスの
幾つかのみを詳細に示しているものである。
図3Aおよび図3Bは、図1と図2のシステムと同じ概念に基づく、本発明の別
のシステムの図解であるが、ただ漂白装置廃液の取り扱い方、使用される特定の
漂白装置工程、などなとの異なる詳細を示しているものである。
K19膠栂ネ逮明
図1に示される例示的システムは、針葉樹または広葉樹チップまたは他の細砕セ
ルロース材が供給されるカミャー(Kamyr@)式連続蒸解器のような従来的
蒸解器10を包含する。蒸解器10では木材チップに蒸解薬剤液が従来的温度お
よび圧力条件で作用され、クラフトバルブのような化学セルロースバルブが製造
され、次いで工程11で酸素脱リグニンが行われるのが好ましい。本発明に従え
ば、バルブを脱リグニンすることが好ましく、蒸解器10から排出されるときに
最小カッパーNo、を有するようにし、例えば、カミャーEMCC@蒸解器およ
びそのプロセスを使用すると、カッパーNo、約24以下のものが製造される。
酸素脱リグニン工程11を経ると、カッパーNo、は約14以下、好ましくは約
10以下に低下する。
酸素脱リグニン工程の後、バルブは、漂白装置12へ進み、ここでバルブは複数
の異なる漂白工程で漂白される。ここで用いられる特定の漂白工程は、いろいろ
あり得るが、処理される特定のセルロース材にも左右される。漂白工程12の後
、バルブは、貯蔵工程に進むか、あるいは更に後段の処理工程13へ進んでもよ
い。例えば、バルブを乾燥後に製紙工場へ送ることも行い得る。
従来的に行われるように、黒液は蒸解器10(またはこれに関連する褐色液(ブ
ラウンストック)洗浄装置)から抜き出され、蒸発器14へ送られる。この黒液
については、米国特許第4,929,307号明細書に示されるような熱処理に
かけることも好ましい。熱処理15によって追い出された硫黄分含有ガスを用い
て、工程16で高硫化度液を製造することも可能である。この際、17と図示さ
れている燃料ガス(例えば、主としてメタン)製造工程の後で、電力を発生させ
ることが可能であり、これは一般に18と示されている。
工程15での処理の後、黒液は最終的には従来的ボイラー19へ送られる(所望
ならばこれらの間に蒸発工程があっても差し支えない)。
回収ボイラー19から発生されるスチームは、図1では一般には20と示される
ものであるが、バルブ工場の中の多くのプロセスに使用される。回収ボイラー1
9から排出されるガスは、二酸化硫黄を含有するが、これは従来的技術に従って
硫酸製造用の原料として使用することができる。図1の21の所に示されるよう
に二酸化硫黄と硫酸(S02から製造されたもの)は、バルブ工場内で必要に応
じて使用することができる。例えば、二酸化硫黄は、二酸化塩素漂白(使用して
いるならば)の最終工程およびトール油装置での抗塩素剤として使用される。本
発明によれば、十分な量の二酸化硫黄および硫酸がブロック21から得ることが
できるので、これらの薬剤を外部の供給源から得る必要なく、バルブ工場の需要
を満たすこと゛ができる。薬剤の回収と消費とが正確にバランスすることは期待
することはできないのは勿論であるが、各々数%の差の内であることは期待する
ことができる。
勿論、少量でも薬剤が過剰ならば、販売できるし、また欠乏すれば購入すること
によって補うことができる。
回収ボイラー19からのメルトは、従来のように、図1の参照数字22で示され
るように緑液を形成するのに使用される。次いで、緑液は、図1の参照数字23
で一般に示されるように白液を製造するのに使用されるのが好ましい。別法とし
ては、あるいは直列的に、この緑液に結晶化工程を軽させ、もしくはこれに他の
処理を行い、実質的に硫黄を含まない水酸化ナトリウムを製造することも可能で
ある。
メルトの硫黄含有量は、回収ボイラー19から排出されるメルトの一部分を、バ
ルブ工場の硫黄含有ガスと接触させることによって調整することが可能である。
また、硫黄含有ガス中のメチルメルカプタンとジメチルサルファイドとをエデン
と硫化水素とに熱的に分解して、その後でメルトと接触させたり、あるいは回収
ボイラー19からの灰分と接触させることも可能である。このメルトから製造さ
れる白液はどんなものでも、硫化度について調節および/または増強されたもの
となろう。これらの技法は、フィンランド特許出願第914585号および91
4586号に開示されている。なお、上記両特許出願とも1991年9月27に
出願されたものである。
白滝の一部は、ライン24を経て蒸解器10へ逆に供給される。そして、本発明
によれば、化学薬剤流をバランスさせるためには、23からの白液の一部を従来
的または既知の方法で工程25で酸化し、それから酸素脱リグニン工程11で使
用することが極めて望ましい。
「無気泡(バブルレス)膜通気法」と名付けられる既知の酸化法の一つは、rW
ATER/Engineering & ManagemenJの1991年4
月版の18&19頁のミカエル シーメンス(Michael Semmens
)の論文に記載されている。また、25からの酸化された白液の一部は、白液内
の硫黄分を全て硫酸塩へ酸化するために第二酸化工程26へかけることが好まし
い。かくして、はとんど完全に酸化された白液は、次いで漂白装置12へ戻され
、漂白装置12での苛性液の代わりに使われる。十分な量の酸化された白液が、
本発明によって工程26で製造することができるので、漂白装置12に必要な苛
性液量の全てが得られ、外部の源から苛性液を導入する北・要件がなくなるので
ある。
また本発明によれば、漂白装置12からの廃液−第一漂白工程からのライン27
の酸性廃液、および第二漂白工程からのライン28のアルカリ廃液−は、それぞ
れ、例えば、蒸発工程29.30へ通すことによって濃縮される。工程29.3
0を構成する蒸発器は、低コストの金属−プラスチック積層板製落下液膜式蒸発
器であることが好ましい。このような蒸発器は、「ゼディヴアップ(Zediv
ap)なる商標で、フィンランド国、ヘルシンキ市のニー、アルストロ ム社(
A、Ahlstrom Corporation)、およびアルストロームリカ
パリ−社(Ahlstrom RecoveryInc、)から販売されている
。以上のような積層板は、アルミニウム(または真鍮または純銅)とプラスチッ
ク(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリエステル)とから成る
のが典型であり、各層は厚さ100μm未満である。例えば、アルミニウム層は
、9〜18μm厚さで、ポリエステル層が、12〜25μm厚さとすることが可
能である。プラスチックフィルムを、金属フォイルの上に押し出し成形して、積
層板を作ることができる。熱交換器は、二枚の長方形積層板片を互いに、例えば
、接着剤で接合することによって形成される。−fz記の積層板片は、両端の接
合部の間では点状の結合点で各月を結合することができる。バルブ製造プロセス
の液体はプラスチック側を流れることも出来るし、金属側を流れることもできる
。このような蒸発表面の構造は、1991年11月18日出願のフィンランド特
許出願第915424号明細書に開示されている。しかし、従来型の脱塩蒸発器
を使用して差し支えない。
廃液に酸性廃液ライン27とアルカリ廃液ライン28が両方ある場合には、蒸発
器29.30で両廃液を濃縮する前には両者を混合しないのが望ましい。さもな
いと苛酷な発泡問題が起こる危険性がある。
もし発泡問題を克服することが出来るならば、蒸発器29.30の前でもライ〉
27.28を一緒に併せても差し支えない。
工程29.30の後、より濃厚になった廃液を濃縮器31へ流す。
この濃縮器は、高性能蒸発器工程を直列に構成したもので、焼却に適した高固形
物濃度までに廃液を濃縮するものである。例えば、ライン27.28の廃液の濃
度は、固形物として0.2〜0.5%であるが、蒸発器29.30で約10〜3
0%の固形物含有量まで濃縮され、次いで濃縮器31で約50〜60%の固形物
含有量まで濃縮される。
漂白装置廃液の濃縮は、蒸発法とは別の技術によって達成することもできる。例
えば、従来的な限外濾過法、逆浸透法、凍結結晶法、またはこれらの方法を互い
に組み合わせた方法および/またはこれらの方法と蒸発を組み合わせた方法を用
いて、十分に高固形物濃度の廃液を生成することが可能である。
濃縮器31などからの濃厚廃液は、焼却装置32へ供給され、ここで燃焼が行わ
れ、残漬物が生成される。焼却は、多くの従来的または既知の技術、例えば、ス
ラグ(Slagging)燃焼またはガス化(例えば循環流動床ガス化装置)を
用いて行うことができる。
焼却装置32からの残渣物に含まれる高価な化学薬剤成分は、最終的には回収ル
ープへ戻される(つまり、成分14,15,19,22゜23、など)。残漬物
に含まれる高価な化学薬剤成分、例えば、ナトリウム分、硫酸塩、および炭酸塩
を効果的に戻すためには、図1の33に示されるように、残漬物を従来的浸出装
置で浸出することが好ましい。浸出工程33からの浸出液は、結晶化工程(例え
ば、凍結結晶工程、米国特許第4,420,318号、第4,505,728号
、および第4,654,064号明細書を参照のこと)にかけて、結晶を34と
示されているように洗浄することが好ましい。浸出および結晶化自体は(回収ル
ープに存在するものであるが)、ディービス(Davis)らの論文「閉鎖系サ
ルファイトバルブ工場における薬剤回収J (TAPPI Journal、V
ol、66、No、7゜July、1983)に記載のように既知である。
工程34からの結晶イしおよび洗浄操作を紅な浸出液(または少なくともその一
部)は、−ライン35を経て一回収ボイラー19の直前のような、回収ループへ
供給される。そのようにして、ライン27゜28の漂白装置廃液から価値ある化
学薬剤が回収ループへ戻される。
洗浄操作により、−価を超える金属、例えば、カルシウム、マグネシウムが分離
され、これらは−図1の36に示されるように一部め立てに使われたり、場合に
よっては再処理される。36の点の固体物質は、図1のバルブ工場からの実質的
に唯一の固体廃棄物であり、焼却装置32の残漬物からの化学薬剤の約5%を占
めるだけであって、他の95%は他の箇所で(例えば、回収ループの中で)使用
される。
焼却装置32からの残渣物も塩化ナトリウムを含むのが典型であり、その塩分は
、−図工の点線37とボックス38で示されているようにm=酸化塩素と塩化ナ
トリウムを生成するのに使用することができる。
この状況下では工程34からの浸出液の一部は、二酸化塩素製造工程38へ流れ
、一方、残りはライン35を軽で回収ループへ戻される。
多くのバルブ工場では、古い新しいにかかわらず、逸出液の量は、全廃液の相当
な比率を占めるものである。工場の全廃液(ライン27゜28の漂白装置廃液を
含む)の33%もの高い比率の逸出液も珍しものではない。勿論このような逸出
液の環境への漏洩を放置することになったら、廃液の工場からの低容量排出また
は無排出という目標は、実現されないことになる。従って、本発明によれば、逸
出液−好ましくは全バルブ工場からの−が、図1の39に図示されているように
、従来的な排水および回収システムを用いて集められる。次にこれらの逸出液は
、清澄槽40で清澄化され、逸出液貯槽40へ送られ、その後蒸発器工程41へ
と送られる。工程41の蒸発器は、ZedivapT″′蒸発器であることが好
ましい。蒸発器41からの濃厚逸出液は、次いで蒸発器29および30からの濃
厚廃液と合流され、濃縮器31へ送られる。
勿論、蒸発器工程29,30.および41では、漂白装置廃液の濃縮の際に液か
ら除かれた水が生成する。蒸発器工程29,30.および41の各々からの水は
、水処理設(142へ送られ、ここで処理されて、この水が他の目的に使用され
ても有害な成分が含まれていないようにされる。この水の「回収」も本発明の方
法および装置の大きな利点である。次いで、この水の一部は、ライン43を経て
、漂白装置12へ戻され、漂白装置12の一工程から他工程へバルブと向流的に
流れる洗浄液として使われ、一方、この水の別の部分は、ライン44を通り、2
0のところのプロセススチームを製造するために、回収ボイラー19へ供給水と
して流れる。
図2は、図1と同じ基本的方法を実施するための、同じ基本システムを図解する
ものであるが、ただ幾つかの要素をより詳細に示すものである。図2の図解では
、図1に対応する構成要素は、同じ参照数字で示される。
図2の図解では、原木ヤード45が、蒸解器10に接続されて示され、そして従
来型の廃材燃料ボイラー46にも接続されている。褐色液(ブラウンストック)
洗浄工程47は、蒸解器10の後に開示されており、更にスクリーン室48も開
示され、プレス49と一緒に機能している。プレス49も清澄槽40へ連結され
ている。酸素脱リグニン工程11の下流には、後段の洗浄工程50があり、これ
は次いで漂白装置12の第一工程51へ連結されている。図2に示されている態
様では、第一漂白工程51は、100%二酸化塩素工程である。第二工程52は
、Eop工程で、苛性液の源は、26からの酸化された白液で与えられている。
第三漂白工程53は、中性の二酸化塩素工程である。つまり、源26からの酸化
された白液の一部分(または苛性液)が、バルブの酸性を中和するために工程5
3の塔の頂部へ添加される。
第四工程54は、最終段の二酸化塩素工程である。製造工程38からの二酸化塩
素が工程51,53.および54の各々に供給され、一方、水処理装置42から
の洗浄水の一部分が、第四工程54へ入る。
図2の図解における後段の処理工程13は、「ウェットエンド(wetend)
J、55と乾燥器56を包含するが、乾燥器は貯蔵施設57゛ へ接続してよい
。
回収システムの一部として、他の従来的構成要素も図2には示されている。例え
ば、緑液清澄槽57、緑液を苛性化する目的のスレーカー58、および石灰泥取
扱設備(石灰泥濾過器59、プリコート瀘過器60、石灰キルンなどなk)であ
る。
漂白装置廃液の処理と関連して、原材工程63があり、この中には廃材燃料ボイ
ラー46からのフライアッシュは勿論のこととして、結晶化/洗浄工程34から
の一価を超える価の金属が入れられる。原材工程63からの物質は、埋め立て場
所64へ送ってもよいが、処理してそこから薬剤を回収してもよく、あるいはそ
の中の化学薬剤を環境に許容される方法で用いてもよい。
また、図2に示されているのは、水処理設備42からの水を処理するためのオゾ
ン処理工程65であり、選択的に用いることができる。
股@42からの水は、回収ボイラー19への供給水源66に流れる前にオゾンで
処理される。供給水源は乾燥器56からも受水する。ウェットエンド55からの
水は、水処理設備42へ送ってもよく、あるいは第二漂白工程52と第三漂白工
程53との間に送ってもよい。
図3は、本発明の別のシステムを図解するものである。図3のシステムと図1、
図2のシステムとの間の大きな差の一つは、行われている特定の漂白工程順序、
つまりAZEoPZP漂白工程順序にある。
図3においては、図1、図2の態様の工程成分に対応する工程構成要素は、頭に
rljを付けた同じ参照数字で示される。また、図3は、図1および図2のよう
に単にブロック図で工程構成要素を示すのではなく、システムに用いられている
装置要素を図解しているものである。
蒸解器110は、槽が二つの水圧装置の一部分ともいうことができ、含浸槽68
を含み、例えば、ニューヨーク州グレンフォールス(Glens Falls)
のカミャー社(Kamyr、Inc、)の販売のE M CC@蒸解器である。
圧力ディフューザー69、または同様な褐色液(ブラウンストック)洗浄装置を
、上記蒸解器110の下流に設けてもよく、この後には次いで高密度貯蔵タンク
147が、次いで褐色液(ブラウンストック)スクリーン室148が接続される
。
酸素脱リグニン反応器111は、後段酸素洗浄工程150に連結されており、こ
の工程は次いで第一漂白工程70、この場合は酸を用いるV A 」工程に連結
されている。漂白装置112の第二漂白工程は、第一オゾン工程71であり、洗
浄工程72の後にEO工程152が設けられている。Eo工程152の後には、
第一過酸化物工程73があり、次に第二オゾン上8!フ4、そして第二過酸物工
rI75と続き、これは高密度貯蔵タンク157°へと接続されている。
図3の態様では、酸漂白装置廃液ライン127は、図1、図2の態様とまったく
同じにZedivapTM蒸発器工程に接続されており、これは次いで濃縮器1
31、焼却装置132、浸出工程133、そして結晶化/洗浄工程134へと接
続されている。しかし、アルカリ廃液ライン128は、蒸発器までは接続されて
はおらず、その代わりに回収ループ、典型的には緑液溶解タンク122へと連結
されている。
また、ライン128のアルカリ廃液の一部分は、苛性化のために用いてよく、例
えば、工程158へ接続されるが、しかし、大部分のアルカリ廃液は、酸素後の
洗浄工程に添加されることになろう。
図1から図3までのバルブ工場は、廃液の排出が実質的にゼロであるに加えて、
空気汚染もほとんどしないものである。二酸化硫黄および他の硫黄化合物も回収
ボイラー19.119から回収され、そして煙突、電気集塵機も煙道に設けられ
ている。また、回収ボイラー19.119および他の装置構成要素、例えば、焼
却装置32.132は、NOx排出量が最小になるように操業される。したがっ
て、バルブ工場からの主なガス状汚染物は、ただ二酸化炭素だけである。
従って、本発明によって、セルロースバルブ工場からの廃液を絶対的に最小化す
るために効果的な方法および装置が提供されたことになることが分かるであろう
。本発明については、最も実際的でかつ好ましい態様であると現在考えられたも
のを本明細書に示し、かつ説明したものであるので、多くの修正点が本発明の範
囲内で当業者には明らかになろう。従って、本発明の特許請求の範囲については
、すべての等価の方法および装置を含むように最も広く解釈すべきである。
1]3B″=
国際調査報告
i□−N・PCT/υS 93103322フロントベージの続き
(72)発明者 グリーンウッド、プライアシ エフアメリカ合衆国、ニューヨ
ーク州 12801−3686 グレシス フォールス、リッジセンター(番地
なし)カミャー インコーホレーテッド内
(72)発明者 グリクセン、ヨハン
フィシランド国、S F −48601カルフラヘルシンキ(番地なし)ニー、
アールストローム コーポレーション内
(72)発明者 キースキラ、エルキ
フィンランド国、S F −48601カルフラ(番地なし)ニー、アールスト
ロ−ムコ−ポレーション内
(72)発明者 マツチルマキ、ニスコフィンランド国、S F −48601
力ルフラバルカウス(番地なし)ニー、アールストローム コーポレーション内
(72)発明者 フィリップス、ジョセフ アールアメリカ合衆国、ニューヨー
ク州 12801グレンス フォールス、リッジセンター(番地なし)カミャー
インコーボレーテアメリカ合衆国、ジョーシア州 300770ズウエル、マ
ンセルフ−530番地
(72)発明者 リハム、ロルフ
アメリカ合衆国、ジョーシア州 300770ズウエル、マンセルコート 30
番地(72)発明者 サーダーマン、ヤルモフィシランド国、S F −486
01カルフラヘルシンキ(番地なし)ニー、アールストローム コーポレーショ
ン内
(72)発明者 ヴイクルンド、カール ジーフィンランド国、S F −48
601カルフラ 。
カルフラ(番地なし)ニー、アールストローム コーポレーション内
Claims (40)
- 1.蒸解器、漂白装置、および回収ボイラーならびに薬剤回収ルーブを有するセ ルロースバルブ工場から排出される廃液を最小限にする方法において、 (a)漂白装置からの廃液を、焼却に適する高濃度までに濃縮する工程、 (b)濃縮された漂白装置廃液を燃焼して、ナトリウム分、硫酸塩、および炭酸 塩を含有する残渣物を生成する工程、(c)残渣物を浸出して浸出液を製造する 工程、および(d)浸出液の少なくとも実質的な部分を、回収ボイラー関連の化 学薬剤回収ルーブへ供給する工程、 を包含するセルロースバルブ工場排出廃液最小限化法。
- 2.更に、以下の工程、すなわち、 (e)蒸解器かち黒液を抜き出す工程、(f)黒液の固形物濃度を、焼却に適す る高濃度までに濃縮する工程、(g)濃縮された黒液を回収ボイラー中で焼却し 、メルトを製造する工程.、 (h)メルトおよび回収ボイラーへ供給された浸出液を含む回収ルーブ中の物質 から白液および/または実質的に硫黄を含まないNaOHを製造する工程、 (i)白液の少なくとも一部を酸化する工程、および(j)苛性液の代わりに酸 化された白液の少なくとも一部を漂白装置において使用する工程、 をも包含する請求項1記載の方法。
- 3.更に、以下の工程、すなわち、バルブ工場から逸出した液を回収する工程、 集められた逸出液を、焼却に適する高濃度までに濃縮する工程、および前記(b )工程を行うために、濃厚漂白装置廃液へ前記濃厚逸出液を添加する工程をも包 含する請求項2記載の方法。
- 4.更に、漂白装置廃液を濃縮することによって漂白装置廃液から取り出された 水を処理し、次いで漂白装置および他のバルブ工場プロセス装置中で洗浄水とし て前記処理水を使用する工程をも包含する請求項1記載の方法。
- 5.更に、バルブ工場自体の廃液および廃ガスから、漂白装置用の苛性液、また は苛性代替液、および工場用に必要とされる硫酸、および二酸化硫黄を実質的に 全て製造し、これらの物質を外部から実質的に供給しなくてすむようにする工程 をも包含する請求項2記載の方法。
- 6.更に、工程(c)と工程(d)との間に、薬剤回収ルーブへ浸出液を供給す るに先立って、浸出液を結晶化させ、結晶化された浸出物を洗浄する工程をも包 含する請求項1記載の方法。
- 7.前記浸出液が、塩化ナトリウムを含有し、かつ漂白装置が少なくとも一段の 二酸化塩素工程を包含し、そして、更に、前記浸出液から、漂白装置に必要な二 酸化塩素を実質的に全て製造する工程をも包含する請求項6記載の方法。
- 8.更に、一価を超える価数の金属が、結晶化された浸出物を洗浄することによ って浸出液から全て除かれ、従って除去された金属が、回収ルーブ、ひいては漂 白装置には混入しないようにする工程をも包含する請求項6記載の方法。
- 9.漂白装置には酸性の廃液も、アルカリの廃液もともに存在し、そして工程( a)が、少なくとも蒸発の初期段階では酸廃液とアルカリ廃液とを別個に蒸発さ せることによって行われ、かつ工程(b)が、濃厚酸廃液と濃厚アルカリ廃液を 合わせて焼却するために行われる請求項1記載の方法。
- 10.前記セルロースバルブが、蒸解器と漂白装置との間で酸素脱リグニン工程 にかけられ、そして更に、酸素脱リグニン工程において、苛性液のかわりに、酸 化された白液を使用する工程をも包含する請求項2記載の方法。
- 11.工程(i)が、白液の一部に対して行われ、その結果白液のその部分の硫 黄形態がすべて硫酸塩に変換され、そして漂白装置が、順次、D工程、Eop工 程、D工程(あとに中和付き)、および最後のD工程から成り、また、酸化され た白液が、Eop工程、およびD工程(あとに中和付き)の頂部で苛性液の代わ りに用いられ、中和が行われることを特徴とする請求項2記載の方法。
- 12.漂白装置では、以下の漂白工程順序,つまり、AZEoPZPで行われこ とを特徴とする請求項2記載の方法。
- 13.工程(a)が、限外濾過法、逆浸透法、凍結結晶法、および蒸発法の一つ またはそれ以上の技術を用いて行われる請求項1記載の方法。
- 14.工程(b)が、スラグ(Slagging)燃焼または循環流動床ガス化 を用いて行われる請求項1記載の方法。
- 15.化学セルロースバルブの製造の際に排出される漂白装置廃液から化学薬剤 を回収する方法において、 (a)漂白装置廃液を濃縮して、濃厚廃液を生成する工程、(b)濃厚廃液を燃 焼して、残渣物を生成する工程、(c)残渣物を処理してナトリウム分、硫酸塩 および/または炭酸塩を生成する工程、および (d)回収ナトリウム分、硫酸塩および/または炭酸塩を、化学セルロースバル ブの製造に使用する工程、 を包含する化学薬剤回収法。
- 16.漂白装置廃液には酸性の廃液流も、アルカリの廃液流もともに存在し、そ して工程(a)が、蒸発の初期段階では酸廃液流とアルカリ廃液流とを別個に蒸 発させることによって行われ、そして蒸発の最終段階では両者を合わせるもので ある、請求項15記載の方法。
- 17.工程(c)が、残渣物を浸出することによって、および残渣物の浸出によ って得られた浸出液を結晶化させ、結晶化された浸出物を洗浄することによって 行われる請求項15記載の方法。
- 18.前記漂白装置が、二段を超える漂白工程を包含し、廃液は、最終工程から 第一工程の方へ向流に流し、そして工程(a)が、漂白装置の最初の二段からだ けの漂白装置廃液を蒸発することによって行われる請求項15記載の方法。
- 19.工程(a)が、限外濾過法、逆浸透法、凍結結晶法、および蒸発法の一つ またはそれ以上の技術を用いて行われる請求項15記載の方法。
- 20.廃液の排出が最小限である化学バルブ製造装置において、蒸解器、 蒸解器に運転上連結している薬剤回収ルーブ(回収ボイラーをも含む)、 漂白装置(ここから出ている少なくとも一本の廃液ラインを含む)、濃厚廃液を 製造するための、漂白装置からの廃液ラインに連結されている濃縮手段、 濃縮手段からの濃厚廃液を焼却し、残渣物を生成するための焼却装置、および 焼却残渣物からナトリウム分、炭酸塩および/または硫酸塩を回収し、回収され た物質を回収ルーブへ供給する手段、を包含する化学バルブ製造装置。
- 21.前記濃縮手段が、複数の段数の、金属−プラスチック積層板製の落下液膜 式蒸発器である請求項20記載の装置。
- 22.前記金属−プラスチック積層板製の落下液腹式蒸発器が、アルミニウム、 およびポリエステル、ポリエチレン、またはポリプロピレンプラスチックの積層 板から成り、各層が厚さ100μmより実質的に薄いものである請求項21記載 の装置。
- 23.前記回収ルーブが、更に、白液を製造する手段を包含し、そして更に、硫 酸塩を生成するために、白液の少なくとも一部分の硫黄形態の全てを実質的に完 全に酸化するための、前記白液製造手段に接続されている手段、および前記酸化 された白液を前記漂白装置に供給する手段を包含する請求項20記載の装置。
- 24.更に、前記装置から逸出した液を回収する逸出液回収手段、集められた逸 出液を清澄化する手段、清澄化された逸出液を貯蔵する手段、清澄化された逸出 液を濃縮する手段、および前記逸出液濃縮手段を前記焼却手段に運転上連結する 導管を包含する請求項20記載の装置。
- 25.ナトリウム分、炭酸塩、および/または硫酸塩を回収する前記手段が、前 記焼却設備からの残渣物を浸出する手段、および前記浸出手段からの浸出液を結 晶化し、これを洗浄する手段を包含する請求項20記載の装置。
- 26.更に、前記残渣物から塩素形態の化合物を回収する手段、および回収され た塩素形態の化合物から二酸化塩素を製造する手段を包含する請求項25記載の 装置。
- 27.更に、前記漂白装置廃液の濃縮のための前記濃縮手段で生成された水を処 理するための、前記濃縮手段に接続された水処理手段、および前記水処理手段か ら、洗浄水を付与するために前記漂白装置へ、さらに他の工場プロセスヘも水を 供給する手段を包含する請求項20記載の装置。
- 28.前記漂白装置が、第一二酸化塩素工程、酸素および過酸化物添加による第 二アルカリ抽出工程、Dn工程、および最終二酸化塩素工程を包含し、そして前 記水処理設備から前記漂白装置へ水を供給する前記手段が、前記最終二酸化塩素 工程へ水を供給する請求項27記載の装置。
- 29.前記漂白装置では、以下の漂白工程順序,つまり、AZEoPZPで行わ れことを特徴とする請求項20記載の装置。
- 30.前記濃縮手段が、限外濾過法、逆浸透法、凍結結晶法、および蒸発法の一 つまたはそれ以上の技術を用いて行われる請求項20記載の装置。
- 31.セルロース化学バルブの製造の際に化学薬剤を回収する装置において、セ ルロース化学バルブを漂白し、漂白の際に廃液を生成する漂白装置、 漂白装置廃液を濃縮して、濃厚廃液を生成する手段、濃厚廃液を燃焼して、残渣 物を生成する焼却設備、残渣物を処理してナトリウム分、硫酸塩、NaCl、お よび/または炭酸塩を生成する手段、および 回収ナトリウム分、硫酸塩、NaCl、および/または炭酸塩を、漂白される化 学セルロースバルブの製造に使用する手段、を包含する化学薬剤回収装置。
- 32.前記濃縮手段が、複数の段数の、金属−プラスチック積層板製の落下液膜 式蒸発器を包含し、その形成構成板が、アルミニウムおよびポリエステル、ポリ エチレン、またはポリプロピレンプラスチックの積層板から成り、各層が厚さ1 00μmより実質的に薄いものである請求項31記載の装置。
- 33.更に、前記装置から逸出した液を回収する逸出液回収手段、集められた逸 出液を清澄化する手段、清澄化された逸出液を貯蔵する手段、清澄化された逸出 液を濃縮する手段、および前記逸出液濃縮手段を前記焼却設備に運転上連結する 導管を包含する請求項31記載の装置。
- 34.残渣物を処理して化学薬剤を回収する手段が、浸出液を生成するための浸 出手段、および浸出液を結晶化し、これを洗浄する手段を包含する請求項31記 載の装置。
- 35.細砕されたセルロース繊維物質から漂白化学バルブを製造するバルブ工場 において、 前記バルブ工場からの廃液全てを処理して、廃液がバルブ工場から環境へ排出さ れれないようにする手段、およびバルブ工場中の廃ガス全てを処理して、SOx およびNOxの量を最小限にして、主な悪影響廃ガスとしてはただ二酸化炭素ガ スとする手段、を包含するバルブ工場。
- 36.排出される廃液を最小限にするセルロース化学バルブ製造法において、( a)細砕されたセルロース繊維物質をカッパNo.約24以下に蒸解する工程、 (b)蒸解バルブをカッパNo.約14以下に酸素脱リグニンする工程、 (c)酸素脱リグニンされたバルブを漂白するとともに漂白廃液を排出する漂白 工程、 (d)漂白廃液を濃厚廃液と水とに濃縮する工程、(e)工程(d)から得られ た水を回収する工程、(f)濃厚廃液を焼却し、残渣物を生成する焼却工程、お よび(g)残渣物を処理して、そこから蒸解工程、酸素脱リグニン工程、および /または漂白工程で使用する化学薬剤を回収する工程、を包含するセルロース化 学バルブ製造法。
- 37.工程(g)が、残液物を浸出し、浸出液を生成させ、次いでこれを結晶化 させ、結晶化された浸出物を洗浄することによって行われる請求項36記載の方 法。
- 38.更に、以下の工程、すなわち、結晶化および洗浄した浸出液を白液および /または実質的に硫黄を含まないNaOHを製造するのに使用する工程、白液の 一部を実質的に完全に酸化して、その中の硫黄形態を全て硫酸塩へ転換する工程 、および苛性液の代わりに前記漂白工程(c)において完全に酸化された白液を 使用する工程をも包含する請求項37記載の方法。
- 39.工程(d)が、限外濾過法、逆浸透法、凍結結晶法、および蒸発法の一つ またはそれ以上の技術を用いて行われる請求項36記載の方法。
- 40.二酸化硫黄、二酸化塩素、硫酸、および苛性液を必要とし、プロセス廃液 を排出する、バルブ工場におけるセルロース化学バルブ製造法において、バルブ 工場廃液および廃ガス流から、バルブ工場で化学バルブを効果的に製造するのに 必要な、硫酸、二酸化硫黄、および苛性液、または苛性代替液を実質的に全てバ ルブ工場内で直接的に製造し、その結果、硫酸、二酸化硫黄、または苛性液を更 に外部から実質的に供給しなくてすむようにし、そしてバルブ工場で必要とされ る二酸化塩素を全てバルブ工場自体の中で製造し、その結果、二酸化塩素を更に 外部から実質的に供給しなくてすむようにするセルロース化学バルブ製造法。
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