JPH07507474A - 遊び場で使用するためのばね乗り遊具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 遊び場で使用するためのばね乗り遊具 本発明は、遊び場で使用するためのばね乗り遊具に関する。

一般に、ばね乗り遊具は、金属、強い木材又は硬質プラスチックで作られた構造 体を有し、該構造体は、下端部が地中に固定（アンカー）されるコイルばねに固 定される。ユーザはこの構造体上に座り、ばねの充分な横方向可撓性により揺動 できる。構造体は、人又は動物の形態にして平らに作ることができ、ユーザはシ ートを形成する部分の上に跨がって座る。構造体は３次元構造体として作ること もできる。

構造体は、通常構造体が備えている把手又は足載せ台にユーザが及ぼす荷重によ り大きな応力を受ける。このため、ばね乗り遊具が成る回数使用されると、構造 体には、特に把手又は足載せ台の箇所並びにばねの上端部への連結箇所において クラックが発生する。

これらの応力の問題を解決するため金属又は木材等の剛性材料を使用して構造体 を製造しているけれども、特に３次元構造体にこのような材料を使用することは 複雑で、コスト高を招く。

構造体をポリエチレン等のプラスチックで作ることも提案されているが、作用応 力により、構造体を損傷するクラック（ポリエチレンの場合には流れ）が早期に 生じ、構造体の交換が必要になる。

本発明の目的は、３次元構造体を有するばね乗り遊具であって、構造体に作用す る応力を低減でき、従って構造体の製造にプラスチック（より詳しくはポリエチ レン）を使用できるばね乗り遊具を提供することにある。

本発明の要旨は、コイルばねを有し、該コイルばねの下端部が地中固定装置に固 定され、連結手段によりコイルばねの上端部に固定される、ユーザを支持するた めの３次元構造体を更に有するばね乗り遊具において、３次元構造体の内部に剛 性補強体を有し、該剛性補強体が前記連結手段に固定され且つ好ましくは截頭円 錐状の応力分散片を備え、該応力分散片の少なくとも一部が、３次元構造体に形 成された対応する形状をもつハウジング内又はボス上に配置されていることを特 徴とするばね乗り遊具にある。

本発明によれば、ばねの振動により誘起される横応力及び剪断応力が、分散片の 横壁とハウジング又はボスの壁との間の大きな接触面上に分散され、３次元構造 体にクラックが生じる危険性が大幅に低下される。

本発明の他の特徴によれば、ばね乗り遊具に設けられる把手及び足載せ台が剛性 補強体に固定されており、従って、ユーザの揺動により生じる荷重により発生す る応力を吸収する。

分散片に生じる応力を最良に分散させるには、分散片の軸線を、休止位置にある コイルばねの軸線に対して平行にするか、好ましくは該軸線と一致させる。

３次元構造体はプラスデック（例えばポリエチレン）で作るのが好ましい。

３次元構造体は単一ブロックとして、より詳しくは回転成形により製造できる。

この場合、把手及び／又は足載せ台は着脱可能に製造される。実際には、把手及 び／又は足載せ台が３次元プラスチック構造体から突出して配置され且つ剛性補 強体が３次元構造体の内部に配置されるため、把手及び／又は足載せ台は、プラ スチック構造体の外側からのみ剛性補強体に固定される。しかしながら、足載せ 台がコイルばねとの連結箇所で剛性補強体に固定される場合には、足載せ台を剛 性補強体から取外しできないようにして剛性補強体に固定し、３次元構造体を足 載せ台上から嵌装することができる。

本発明の別の実施例によれば、プラスチック構造体は、剛性補強体の回りで一体 に結合される２つの対称ブロックを成形することにより製造できる。この場合に は、把手及び足載せ台を剛性補強体から取外しできないようにして剛性補強体に 固定できる。

全く明白であるが、３次元構造体は、例えば射出成形又は押出し／吹込み成形の ような慣用的な他の任意の成形方法で製造することもできる。

本発明の要旨の理解を容易にするため、添付図面に示す本発明の実施例を、純粋 な例示であって非制限的な例として以下に説明する。

図面において、 第１図は、地中に固定する装置を備えた本発明のばね乗り遊具を示す概略側面図 である。

第２図は、本発明の変形実施例による剛性補強体及び連結片を示す平面図である 。

第３図は、第２図のＢ−Ｂ線（一部はＡ−Ａ線）に沿う断面図である。

第４図は、第３図の実施例の把手と剛性補強体との間の連結部を示す平面図であ る。

第５図は、本発明によるばね乗り遊具の別の実施例を示す概略側面図である。

第１図は本発明によるばね乗り遊具（全体を参照番号ｌで示す）を示し、該ばね 乗り遊具ｌの下部には固定（アンカー）装置２が設けられている。固定装置２は 、１つ以上の脚４を備えた固定スツール片３と、例えば積層構造からなる１つ以 上の板５とを有し、抜板５には脚４が固定される。固定装置２は、固定スツール 片３が地面レベルで水平になり且つ板５が地中の成る深さに位置するように配置 される。しかしながら、本発明は図示の固定装置２に限定されるものではなく、 例えば地面レベルに配置される簡単なコンクリート置台のような他の形態にする ことができる。

固定スツール片３の上部には連結片６ａが固定されている。この連結片６ａ（図 示の例では実質的に円筒状である）は、コイルばね８の１巻回部（ターン）を収 容できる溝７が設けられた螺旋輪郭をもつ上面を有する。連結片６ａは、コイル ばね８の下端部のためのハウジング９を有し、該ハウジング９は、コイルばね８ の隣接巻回部を受け入れる連結片６ａの表面に対して垂直方向にオフセットして いる。コイルばね８は、ＵボルトＩＯにより、連結片６ａの上面で溝７内に固定 されている。

コイルばね８の他端部における最終巻回部は、前記連結片６ａと同じ形式の連結 片６ｂ内に収容されており、この場合には、連結片６ｂの螺旋輪郭面が下を向い ている。

本発明によるばね乗り遊具１は剛性補強体１１を有し、該補強体１１は、実質的 に矩形（長方形）の下方の水平板１２と、該水平板１２の長辺１４に対して平行 に、水平板１２の中央平面内に配置された技部材１３とを備えている。枝部材１ ３は、休止位置においてコイルばね８の垂直軸線１５に対して傾斜しており且つ 矩形板１２の短辺１６の１つに近接して固定されている。

連結片６ｂ（該連結片６ｂ内にはコイルばね８の上端の４巻回部が固定されてい る）は、その上面上に矩形板１２を支持している。矩形板１２は、枝部材１３の 両側で矩形板１２の下面に固定される２つの足載せ台１７を取り付けることがで きるように、連結片６ｂに対して配置されている。第２図及び第３図に最も良く 示されているように、足載せ台１７は湾曲形状を有しており、その一端１８は枝 部材１３に（第１図）、又は矩形板１２に（第２図、第３図）着脱可能に固定さ れ、且つ一白由端１９は枝部材１３から離れる方向に延びている。

第５図は、矩形板１２の下面に足載せ台１７を固定する変形例を示している。

この変形例では、足載せ台Ｉ７は、例えば矩形板１２の下面に形成されたタップ 孔に螺着することにより着脱可能に固定される。

枝部材１３の上方の自由端２０には把手２１が固定されている。把手２１は、リ ベット２３等により枝部材１３の自由端２０の両側に固定された板２２ａ、２２ ｂを有している。板２２ａ、２２ｂは、鉄板２２ａ、２２ｂの面に対して垂直な チューブ２４ａ、２４ｂ内に延びている。図示の例では、把手２１は着脱可能で あり且つリベット２３は枝部材１３の自由端２ｏに異なる高さで形成された孔２ ５に連結できる。

図示しない変形例によれば、把手は、取外しできないように枝部材Ｉ３に対して 剛に固定される。

矩形板１２には３次元構造体（プラスチックで作るのが好ましい）２６が固定さ れ、該３次元構造体２６は剛性補強体１１上を覆っている。

把手２Ｉの箇所で、３次元構造体２６にはハウジング（図示せず）が形成されて おり、把手２１を３次元構造体２６の外に出すことができるようになっている。

３次元構造体２６は矩形板１２を覆っている。所望ならば、足載せ台１７を通す ことができるハウジングを３次元構造体２６に設けることができる。

３次元構造体２６は中空にするのが好ましく且つ３次元構造体２６の上部２７は ばね乗り遊具ｌのユーザのためのシート（座）として機能する。

第３図の実施例では、３次元構造体２６は、該３次元構造体２６の盲孔内に収容 されたインサート２８により矩形板１２の周囲に固定される。連結片６ｂの上部 には、インサート２８の頭部を収容するためのハウジング２９が設けられている 。

矩形板１２の上面には、剛性のある截頭円錐体３０（金属で作るのが好ましい） が固定されている。截頭円錐体３０（中空が好ましい）は、リベット３２等で矩 形板１２に固定される大きい方の基部３１が閉鎖されている。リベット３２の一 端は截頭円錐体３０の内部で前記大きい方の基部３１上に載り、他端は連結片６ ｂの螺旋面の中央に形成されたハウジングの底部３３上に載っており、またシャ ンクは矩形板１２を貫通している。截頭円錐体３０は、３次元構造体２６の内部 の対応する形状をもつハウジング３４の内面に截頭円錐体３０が当接するように してハウジング３４内に配置される。

図示しない変形例によれば、截頭円錐体を、３次元構造体の対応する形状のハウ ジング内に配置される円筒体等に置換することができる。もちろん、截頭円錐体 ３０又は円筒体は、剛性補強体１１との単一ブロックとして形成することができ る。

第５図は本発明の別の実施例を示し、この実施例では連結片６ｂ’の中央が中空 になっていて、中空截頭円雄体３０′を収容できるようになっている。截頭円錐 体３０′の大きい方の基部には外方に曲げられた矩形カラー１２’が設けられて おり、該カラー１２′は連結片６ｂ’の上面に載置される。

前述のアーム１３、足載せ台１７及び３次元構造体２６′は、前記カラー１２’ に固定される。３次元構造体２６′の下部には、截頭円錐体３０′内に配置でき る截頭円雄状のポス３５が設けられている。截頭円錐体３０′の軸線とばね８の 軸線とは一致せず、このため、截頭円錐体３０′がコイルばね８の横振動と干渉 することはない。

本発明によるばね乗り遊具１の作動は次の通りである。すなわち、ユーザは、３ 次元構造体２６．２６′の上部２７上に座り、足及び手をそれぞれ足載せ台１７ 及び把手２１上に置く。次に、ユーザの体重の作用によりコイルばね８が僅かに 圧縮される。また、３次元構造体２６の下部が矩形板１２又はカラー１２’上に 載置されているため、３次元構造体を補強体に連結するインサート２８は小さな 荷重を受けるに過ぎない。ばねを横方向に振動させることによりユーザがその休 止位置の両側で揺動すると、／１ウジング３４又はポス３５の横方向面の部分（ 該部分は、それぞれ截頭円錐体３０又は３０′と接触している）が応力の大部分 を吸収し、これにより、インサート２８に作用する局部応力が減少される。

以上、本発明を特定実施例に関連して説明したが、本発明はこれらの実施例ｔこ 限定されるものではないこと、及び請求の範囲の記載により定められる本発明の 範囲から逸脱することなく、任意の所望の変更をなし得ることは全く明白である 。

特表平７−５０７４７４　（４） ＦＩＧ、５ フロントページの続き （７２）発明者　ルースティ　パトリックフランス国　エフ−５７１１５ディニ ーディング　リュー　プランジパル　（番地なし） （７２）発明者　セルヴエール　フィリップフランス国　エフ−７８７００コン フランリュー　ルイーズ　ヴエース　２７

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．コイルばねを有し、該コイルばねの下端部が地中固定装置に固定され、連結 手段によりコイルばねの上端部に固定される、ユーザを支持するための３次元構 造体を更に有するばね乗り遊具において、３次元構造体（２６、２６′）の内部 に剛性補強体（１１）を有し、該剛性補強体（１１）が前記連結手段（６ｂ、６ ｂ′）に固定され且つ好ましくは截頭円錐状の応力分散片（３０、３０′）を備 え、該応力分散片（３０、３０′）の少なくとも一部が、３次元構造体（２６、 ２６′）に形成された対応する形状をもつハウジング（３４）内又はボス（３５ ）上に配置されていることを特徴とするばね乗り遊具。
2. ２．前記応力分散片（３０、３０′）の軸線（１５）が、休止位置にあるコイル ばね（８）の軸線に対して平行で、好ましくは該軸線と一致していることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載のばね乗り遊具。
3. ３．前記剛性補強体（１１）に固定された把手（２１）及び足載せ台（１７）を 更に有することを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載のばね乗り遊具 。
4. ４．前記３次元構造体（２６、２６′）がプラスチックで、好ましくは単一ブロ ックとして形成されていることを特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のいずれ か１項に記載のばね乗り遊具。
5. ５．前記３次元構造体（２６、２６′）が回転成形されることを特徴とする請求 の範囲第４項に記載のばね乗り遊具。
6. ６．前記把手（２１）が剛性補強体（１１）に着脱可能に固定されることを特徴 とする請求の範囲第３項〜第５項のいずれか１項に記載のばね乗り遊具。
7. ７．前記足載せ台（１７）が剛性補強体（１１）に着脱可能に固定されることを 特徴とする請求の範囲第３項〜第６項のいずれか１項に記載のばね乗り遊具。