JPH07507258A - 閉鎖形コンテナ用ライニング，および該ライニング用運搬パック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 閉鎖形コンテナ用ライニング、および該ライニング用運搬パ・ツク本発明は閉鎖 形コンテナ用のライニングに関し、このライニングは柔軟材で形成され、上記コ ンテナ内に折畳んで設置され、かつ充填することにより上記コンテナ内で所望形 状にできる。かかるライニングは、一般的に、液体または粉状物質をコンテナ内 ヘパツクする必要があるときに使用され、それ自体は完全に稠密である。上記ラ イニングは所望のバアリア特性（稠密性）を有し、他方上記コンテナはバックさ れた物質を支持する上で所望強度を有する。かかるコンテナは種々の寸法、例え ば、１立方メータまたはそれ以上の容積を持ったものであってよい。

既知ライニングは少なくとも２つの同一シートから成り、充填孔を一方のシート 内に有し、かつシャフトオフ弁／タップホルダを他方のシート内に有する。この 充填時に、かかるライニングは、コンテナの底上ヘフラットに設置できるように 折畳まれる。続く上記ライニングの充填時に、その上面を起立し、かつその壁は 垂直方向−・徐々に拡張しなければならない。

この既知ライニングおよびその充填方法は数々の問題を提起する。

充填時に発生する内圧は小さいが、拡張壁をコンテナに対して付勢する。これは 摩擦を生じさせ、この摩擦は充填時に内圧が過剰に増大するにつれて太き（なる 。この結果、ライニングは完全には拡張せず、かつコンテナの側壁内に折り目が 残ることになる。かかる折り目はうイニング材の張力集中を生じさせて、洩れの 原因となる。

充填時に、かかるライニングの折り目箇所は簡単に破れたり孔が開いたりするの で、結果的に内容物が洩れ出すことになる。実際に、本発明の課題は、閉鎖形コ ンテナに関する問題を伴うことなく、拡張状態においてライニングが大きな折り 目を有する危険を伴うことなく、上述のタイプのライニングを提供することにあ る。この課題は、ライニングを折畳みかつ細長い細片の形態に巻回し、その細片 をコンテナ内の所定位置へ載置し、その位置で少なくとも′そのコンテナの上縁 部と底壁との間で長手方向へ伸長して、充填時にライニングを上記長手方向に関 連してその両側方向へ拡張させることにより達成される。

その時、上記ライニングの拡張は交差方向へ行われる。折畳まれまたは巻回され たライニングが閉鎖形コンテナの両側壁の１つの中央へ固定される場合には、ラ イニングは実質的に対称的に拡げられる。この時に、ライニングの垂直方向の拡 張はコンテナの壁によって妨害されないので、結果としてライニングの折り目の 形成は大いに回避される。これはライニングの充填に従事する人による定常的検 査の必要性を回避するので、充填処理は相当に促進される。

２つの固定点間における連結線の方向において、好ましくは、上記細片は上縁部 から連続して上記底壁へ続き、かつその１片の寸法は上記細片の長手方向におい て上記底壁の長さの実質的半分であって、折畳んだときに上記細片は上記コンテ ナの垂直壁の全長およびそれに隣接する底壁の長さの半分にわたって配置される のがよい。

この態様において、閉鎖形コンテナの全内空間が拡張したライニングにより充填 される。

上記ライニングは少なくとも２つの同一矩形または四角形の柔軟シート材片によ り形成されるのが好ましく、上記シート材片その縁部で相互に対して溶接され、 その１シ一ト片は複数の固定点を有する、上記固定点の１つは上記細片を上記底 壁へまたは上記底壁近傍へ固定するために設けられていて、排出口として形成さ れている。

すでに説明したように、ライニングはコンテナ内に折畳まれまたは巻回されて設 置される。このライニングは異なる方法により折畳まれてよく、上記固定点の位 置により折畳み方法は決定される。好ましいＢ様において、上記シート材片は２ 等分線により少なくとも２つの同一四角形部に分割されていて、その分割部の４ つのコーナ一部は各々そのシート材片の中央へ向かって折畳まれ、かつ２等分線 の両側の部は１以上の回数で折畳まれまたは巻回され、そのようにして上記ライ ニングは相互に重ねた数層により形成された細片を形成する。

このようにして折畳まれたライニングの充填時において、ライニングは上記２つ の固定点間で連結線に対して対称的に拡がる。

更に、本発明は上述のタイプのライニング、および上記ライニングを収容するこ とのできる運搬パックから成るユニットに関し、上記運搬パックは折畳んだ位置 で上記ライニングを封入しかつ開放した位置で上記コンテナの複数壁および底を 被覆することができる複数のパネルから成る。この運搬パックは保管および運搬 中の脆弱ライニングを損傷から保護する。この他に、上記ライニングは上記コン テナ内へ上記運搬パックと共に設置され、その排出口は上記コンテナの底の正確 な位置へ位置決めされる。上記運搬パンクのパネルの寸法は、上記コンテナの内 側へそのパックを精確に適合させ、かつ簡単な動作によってライニングを充填で きるように所望位置にライニングを簡単に保持できる寸法で選択される。

上記運搬パンクは中央パネルを有し、その寸法は上記コンテナの底に対応する大 きさであり、かつその側パネルは上記底の２つの対向縁部に設けられ、かつ側パ ネルの寸法は上記コンテナの２つの対向壁の寸法に対応し、そのようにして上記 側パネルは上記中央パネルが上記底上に設置されるときに上記壁土に開放される のが好ましい、上記ライニングは上記中央底パネルへ固定される。上記側パネル が開放した後に、上記ライニングは上記コンテナの隣接パネルに対して折畳まれ た状態で上記運搬パックのパネルに沿って設置されなければならない。これは目 的を達成する道具を使用して行われる。

そこで、かかるライニングは充填のために正確な位置へ位置決めされる。

上記運搬パックの側パネルは両側に補助パネルを有し、上記補助パネルは上記コ ンテナの他の２つの壁上で開放できるものである。

このようにして、上記コンテナの全壁は、その蓋から離れたところで、上記運搬 パックのパネルにより被覆される。上記ライニングはこのようにして更に保護さ れる。このことは上記コンテナの内面が不規則な形状である場合に重要である。

なお、ライニングとその運搬パックから成るユニットはＵＳ特許出願第３１４３ ２４９号により既知である。この既知運搬パックは３つのパネルから成り、該パ ネルの寸法はコンテナの側壁の寸法に対応し、そのコンテナ内へ完成ユニットが 設置される。

このライニングは運搬パックへそのパネルの全長にわたって接着される。ユニッ トの設置後に、該ライナはコンテナの３つの隣接垂直壁にわたって伸張する。

続いて、該ライナを拡張し、それにより該ライナをコンテナの底へ付勢する。こ のコンテナの底とライナとの接触により完全な拡張が得られない危険がある。

更に、ライナが運搬パックへ接着されるために、コンテナとの関係でライナを大 きい寸法にすることができない。

かかる大型コンテナが本発明により非常に首尾よく使用できる。

なぜならば、本発明のライニングはその運搬ノぐ・ツクへ固定されなし）からで ある、大型ライニングを使用することによって、ライニングの張力集中の危険を 減らす利益が得られる。

以下に、図面の実施態様を参照して本発明の詳細な説明する。

図１は第１折畳み工程における本発明によるライニングを示す。

図２は第２巻回工程における図１のライニングを示す。

図３は一部を開放した運搬パ・ツク内で完全に折畳みかつ巻回されたライニング を示す。

図４は完全に開放された運搬パ・ツク内の未だ折畳みかつ巻回されたライニング を示す。

（ｇ５ａ、５ｂおよび５Ｃは鎖線により示されたコンテナ内るこおける連続的膨 張または連続的充填工程を示す。

図１に示された部分的に折畳んだライニング１は２片の柔軟材２゜３から成り、 柔軟材２，３は相互に対して縁部で固定されて％ｓる。

充填孔４および排出孔５は図１の上部の柔軟材片内に設けられる。

図示されたライニング−１の折畳み工程において、ライニング１０２つのコーナ 一部６は中心に向かって折り返され、その間に細部７の間隙を残す。ライニング １の他のコーナ一部６が中心へ向かって折り返されるときには、充填孔４と排出 孔５を配設できる間隙として対応する細部７が残される。

図２はその後に上記ライニングを巻回した状態を示す。図２の左側半分において 、上記ライニングは既に完全に巻回されており、他方右側半分は更に巻回されな ければならない。

完全に折畳みかつ巻回された状態において、ライニング１は図３に示された運搬 パック１０内に設置される。図３ではまだ充填孔４が見える。排出孔５は１８０ ″′折畳まれて運搬パ・ツクｌＯの中央）くネル１１と対面するライニング１の 部分内に隠れる。この中央パネル１１は孔（図３では見えない）を有し、そこか ら上記排出孔５の回りに段重すられた連結片１２が挿入される。　゛ 上記運搬バックは２つの側パネル１３．１４を有し、これらの側ノくネルはそれ ぞれ補助パネル１５．１６を具備する。中央ノ＜　Ｊ　）し１１は同様に２つの 補助パネル１７を具備する。図４は完全に開放した状態の運搬パンク１０を示す 。この状態において、運搬パック１０はコンテナ内心こ設置されているが、理解 を容易にするために、コンテナは図４に示されていない。運搬パックｌＯの中央 パネル１１をコンテナの底（図示されていない）上に載置し、他方、側パネル１ ３と１４を２つの対向コンテナ壁に対′して開放する０次に、補助パネル１５お よび１６を開放し、続いて中央パネル１１へ固定されている補助パネル１７を上 記パネルの内側に対して開放する。ここで、折畳まれているライニング１を適性 位置へ設置でき、この場合、排出孔５の位置が見えるようにする。

ライニング１の上部に位置決めされた充填孔４および連結片１８は問題のコンテ ナ壁の上縁部に保持されなければならず、これは図５に詳細に示されている。

図５はコンテナへ適合さ−せるときのライニング１を示す、コンテナは説明の便 宜から鎖線で示されている。その他、運搬ノ＜ツク１０は詳細に示されていない 。

ライニング１の連結片１８は詳細に示されていないコンテナ壁の上縁部からブラ ケット１９によって懸垂され、他方、排出用連結片１２はコンテナ壁内またはコ ンテナの底の対応する孔から突出させる０図５ａは充填ホース２０を示し、これ は連結片１８へ連結される。

充填材の導入時に、上記ライニングは底部から両側へ拡がる（図５ｂ参照）。ラ イニング１は自由に拡がるので、折り目が形成されず、その結果としてコンテナ の内部を充満する。

図５０は上記ライニングが完全に充填した状態を示す、上記ライニングはまだコ ンテナの内側にあるが、コンテナその他のものは図示されていない、この図から 明らかに理解されるように、ライニング１は溶接シーム２３により相互に固定さ れた２片のシート材２，３で形成され、充填孔４および排出孔５はシート材片２ 内に設けられる。

充填するときに、ライニング１はその上側に２つのフラップ２１゜２２を形成し 、これらのフラップは充填したうイニングの上側上にフラットに折畳まれてよい 。　゛ ライニング１を空にした後に、その柔軟シート材は、運搬パック１０のそれぞれ のパネルを相互に対して再び折畳むことができるように、簡単な方法により再び 折畳みかつ丸めることができる。使用後のライニング１は再度運搬パック１０に 入れて運搬するかまたは廃棄されてよい。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成６年１２月２　日

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．柔軟材で形成され、コンテナ内に折畳んで設置され、かつ充填することによ り上記コンテナ内で所望形状にすることのできる閉鎖形コンテナ用ライニングに おいて、上記ライニングは折畳みかつ細長い細片の形態に巻回され、上記細片は 上記コンテナ内の所定位置へ設置されかつそこで少なくとも上記コンテナの上縁 部と底壁との間で長手方向へ伸長し、そのようにして上記ライニングは充填時に 上記長手方向に関連してその両側へ向かって拡がることのできるものであること を特徴とする。
2. ２．上記細片は上記上縁部から伸長して上記底壁へ続き、上記細片の長手方向に おいてその１片の寸法は上記底壁の長さの実質的半分に相当し、それにより折畳 んだときに上記細片は上記コンテナの垂直壁の全長およびそれに隣接する底壁の 長さの半分にわたって配置できるものである、請求項１のライニング。
3. ３．上記ライニングは少なくとも２つの同一矩形または四角形の柔軟シート材片 により形成され、上記シート材片はその縁部で相互に対して溶接され、その１シ ート片は複数の固定点を有する、請求項２のライニング。
4. ４．上記固定点は上記細片を上記底壁へまたは上記底壁の近くへ固定するために 設けられていて、排出口として形成されている、請求項３のライニング。
5. ５．上記シート材片は２等分線により少なくとも２つの同一四角形部に分割され ていて、上記分割部の４つのコーナー部は各々上記シート材片の中央へ向かって 折畳まれ、かつ２等分線の両側の部は１以上の回数で折畳まれまたは巻回されて 、上記ライニングは相互に重ねた数層により形成された細片を形成している、請 求項４のライニング。
6. ６．上記４つのコーナー部はその間に少なくとも１つの狭い間隙を残すように折 畳まれまたは巻回され、その間隙内に上記固定点が配設されている、請求項５の ライニング。
7. ７．請求項１から６のいずれか１のライニング、および上記ライニングを収容す ることのできるパックから成るユニットであって、上記パックは折畳んだ位置で 上記ライニングを包囲しかつ開放した位置で上記コンテナの複数壁および底を被 覆できる複数のパネルから成ることを特徴とするユニット。
8. ８．上記パックは中央パネルを有し、上記中央パネルの寸法は上記コンテナの底 に対応し、かつその側パネルは上記底の２つの対向縁部に設けられていて、上記 側パネルの寸法は上記コンテナの２つの対向壁の寸法に対応し、それにより上記 側パネルは上記中央パネルが上記底上に設置されるときに上記壁上で開放し、か つ上記ライニングは上記側パネルの１つへ固定される、請求項７のユニット。
9. ９．上記パックの側パネルは両側に補助パネルを有し、上記補助パネルは上記コ ンテナの他の２つの壁上で開放できるものである、請求項８のユニット。
10. １０．請求項７から９のいずれか１のユニット用のパック。
11. １１．上記充填孔を保持するための保持部、および上記コンテナの上縁部へ引っ 掛けることのできるフック部から成ることを特徴とする請求項１から６のいずれ か１のライニングを上記コンテナの上縁部へ一時的に固定するための固定具。