JPH07507058A - 大型の中性アミノ酸(lnaa)の血中濃度の食後変動の低減 - Google Patents
大型の中性アミノ酸(lnaa)の血中濃度の食後変動の低減Info
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- JPH07507058A JPH07507058A JP5516069A JP51606993A JPH07507058A JP H07507058 A JPH07507058 A JP H07507058A JP 5516069 A JP5516069 A JP 5516069A JP 51606993 A JP51606993 A JP 51606993A JP H07507058 A JPH07507058 A JP H07507058A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
大型の中性アミノ酸(LNAA)の血中濃度の食後変動の低減背景
パーキンソン病のようなある種の疾患の治療は、その薬剤が大型の中性アミノ酸
(LNAA)であって、有効に作用するためには血液脳関門を越えなければなら
ないような、薬剤の投与を包含する。例えば、L−ドーパ、アルファメチルドー
パ(アルドメット: Aldomet)および5−ヒドロキシトリプトファンは
LNAAであって、パーキンソン病、高血圧またはミオクローヌス(間代性筋痙
!lりの治療に投与される。このような薬剤を服用する患者は、その薬剤に対す
る応答が様々に変動する可能性があり、例えばL−ドーパが運動異常を引き起こ
すように、その薬剤によって有害な副作用を受ける可能性がある。
このような薬剤に対する個体の応答を制御し、有害な副作用を抑える手段を得る
ことは有用であると考えられる。
発明の要約
本発明は、特にそれ自体がLNAAであるような薬剤を用いる治療に対する個体
の応答の変動しやすさを減少させることを目的として、個体において、血漿中の
LNAAレベルの食後変動を低減する方法に関する。さらに、本発明は、血漿中
の大型の中性アミノ酸(LNAA)濃度の変動を減少させるために、個体に投与
するだめの組成物に関する。本明細書中で用いるLNAAは、1個のアミン基お
よび1個のカルボキシル基を有するアミノ酸、例えばロイシン、イソロイシン、
チロシン、バリン、フェニルアラニンおよびトリプトファンを包含する。
本発明の組成物は、血漿中のLNAAレベルの変動を低減するのに適した割合の
炭水化物とタンパク質を含んでなる。用いられる炭水化物対タンパク質の比率は
、こういった組成物を投与される個体に応じて約3:1から約10:1まで変化
させることができるが、7:1の比率が特に有効であることがわかった。ある個
体に適した炭水化物対タンパク質の比率を決定するには、体重や血漿アミノ酸の
応答といった特性が考慮されよう。また、本発明は、血漿LNAAレベルの食後
変動を最低限にする食物または組成物の投与方法に関する。約3=1から約10
:1までの炭水化物対タンパク質比を有するよう選択された、このような組成物
または食物の投与は、L−ドーパのようなそれ自体LNAAであるような薬剤に
対して一部の個体が示す応答の変動しやすさを最低限にするために特に有効であ
る。ある個体が、血漿LNAAの変動を最小にすることを望むのであれば、本発
明の方法を用いてその期間中に消費する食事および/または軽食の組成を決定す
ることができる。
例えば、−日当り約80−500グラムの炭水化物、および−日当り7−100
グラムのタンパク質を供給する食物を、L−ドーパで治療中であって、その薬剤
に対する応答が変動し、運動異常のような有害な副作用をともなう可能性がある
パーキンソン病患者に投与することができる。
図面は、炭水化物対タンパク質比(食事当り)が約4=1である食事をL−ドー
パ服用中のパーキンソン病患者の個体に投与した結果を表すグラフである。食事
をとり終わった時間をΔで示す。
第1図は、運動異常に代表されるし一ドーパの毒性、その投与が運動異常をとも
なう程度を1時間間隔で表すグラフである。
第2図は、個体における血漿中の分岐鎖アミノ酸(BCAA)(例えば、イソロ
イシン、ロイシン、またはバリン)レベルを1時間間隔で表すグラフである。分
岐鎖アミノ酸は血漿中に最も大量に存在するLNAAであり、そのレベルは、炭
水化物またはタンパク質を摂取することによって最も影響されやすい。したがっ
て、BCAAi;!LNAA薬剤の脳内への取り込みを決定する主要な要因であ
る。血漿BCAAレベルの変動を最小限にするための新規治療食の効能は、血漿
LNAAの変動を弱める効果に匹敵した。
第3図は、個体における1時間間隔の血漿DOPAレベル(O−m−〇)および
血漿DOPA/LNAA比(+−−−+)を表すグラフである。
発明の詳細な説明
本発明は、血漿LNAAレベルの変動、特に食後変動を低減し、または制御する
ことが可能であり、その結果として、LNAAからなる1種または数種の薬剤の
投与に対する、個体の応答の変動も低減または制御することが可能であるという
知見に基づく。
血漿LNAAレベルの変動と同時に、LNAA薬剤に対する応答の変動も低減可
能であるということは、疾病や他の症状の治療のために上記のような1種のまた
は数種の薬剤を服用している、例えばパーキンソン病患者のような個体の疾病管
理に、とりわけ重要である。有害な副作用を改善しまたは取り除くことができ、
その結果として、個体が継続して彼らに処方された治療に従うことができるため
、今やLNAAを服用する個体の治療を改善することができる。
食後の血漿LNAAレベルは、大幅に変動する可能性があり、そのレベルは消費
された食物の炭水化物およびタンパク質含量によって影響を受けることが知られ
ている。
ファーンストローム(Ferns trom)らは、無タンパク質、高炭水化物
の朝食後に、血漿ロイシンが60 nmole/m!であり、高タンパク質の朝
食後には約240 nmole/mlであったと報告している。血漿バリンは上
記条件下で、約100 nmole/mlから約50nmole/mlまで変動
し、血漿イソロイシンは、30 nmole/mlから60 nmole/ml
の範囲であった(Am、 J、 Cl1n、 Nutr、、 32:1912−
1922(1979) )。炭水化物の多い食事は、インスリンの分泌を促し、
血流から末梢組織へのLNAAの移行を促進するので、従って循環レベルを低下
させる。これに対して、タンパク質の多い食事は、LNAAの血中濃度を上昇さ
せる傾向がある。タンパク質中のLNAAの一部は、肝臓をただちに通過し、代
謝を受けることなく、全身の循環系にはいる。
このような変動は、通常LNAAの一つであるトリプトファンの脳内レベルを決
定する重要な因子であり、したがってトリプトファンに由来する神経伝達物質セ
ロトニンの生成を決定する重要な要因でもある。これは、血漿中のすべてのLN
AAが、血液脳関門を越えて移動するため、共通の輸送系に接近するために競合
しなければならないという事実によっている。したがって、高タンパク質は、血
液中の他のLNAAレベルをトリプトファンよりも、相対的に増加させるため、
脳のトリプトファンを減少させる傾向がある。これに対して、高炭水化物の食事
は、その炭水化物に反応して分泌されたインスリンが他のLNAAを低下させる
ために、脳内のトリプトファンおよびセロトニンレベルを増加させる傾向がある
。
血漿LNAAの食後変動は、その薬剤自体がLNAAであって、血液脳関門を越
えて移動するためには他のLNAAと競合しなければならないような薬剤の脳内
レベルを決定する重要な要因でもある。血流から脳内に移行するために、循環し
ている大型の中性アミノ酸(LNAA)と競合する、例えばL−ドーパのような
薬剤を用いて治療される疾病は数多くある。それ自体がLNAAであるし一ドー
パ、およびアルファメチルドーパ(アルドメット)や5−ヒドロキシトリプトフ
ァンといった他の薬剤は、有効に作用するために必ず脳内に入らなければならな
い。このような薬剤の一つ、L−ドーパの脳内レベルは、血漿中のドーパの割合
(すなわち、血漿中のドーパ以外のLNAAの合計濃度に対するドーパ濃度の割
合)によって変動し、ドーパ濃度のみによるのではないことが知られている。マ
ルコビッツ(Markovitz)ら、5cience 197: 1014−
1015(1977)を参照されたい。このような薬剤を服用する患者は、その
薬剤に対する応答の変動に加えて、運動異常のような有害な副作用を示すことが
ある。
今回、このような血漿LNAAの食後変動を制御または低減することが可能であ
り、その結果として、LNAAである薬剤を用いた治療に対する臨床的な応答の
変動もまた低減し、あるいは取り除くことが可能であることが見いだされた。
本発明は、血漿中の大型の中性アミノ酸レベルの変動を少なくする方法、並びに
それ自体がLNAAであって、効果を現すために脳内に入らなければならないし
一ドーパのような薬剤への応答に変動がみられる個体の治療に使用するための、
一定の炭水化物対タンパク質比を有する組成物および食物の組合せに関する。
LNAAという用語は、ここで用いるとき、例えば、ロイシン、イソロイシン、
バリン、チロシン、フェニルアラニン、およびトリプトファンのような、1個の
アミノ基および1個のカルボキシル基を含んでなるアミノ酸を包含する。1種(
または数種)のLNAA薬剤を服用中の個体に本発明の方法を用いることによっ
て、食後の血漿LNAAレベルの変動を小さくすることが可能となる。
すなわち、本発明の方法を用いることによって、治療中の個体が本人の“普通食
”を摂取したときに明らかに見られる変動よりは、より少ない変動を示すという
ように、食後のLNAAレベルを制御することが可能となる。
本発明の一つの実施態様では、炭水化物対タンパク質比が約7:1であるような
組成物を個体群に投与する。個体に応じて、炭水化物対タンパク質の比は約3:
lから約10:lまで変化させることができる。例えば、インスリン感受性の低
下(すなわち二次性糖尿病から■型糖尿病、肥満、または非常に少ない体重)を
示す個体に関しては、タンパク質によって引き起こされる血漿LNAAの増加と
均衡をとるために、食事の炭水化物量を全体としてより多く、または割合として
より高率に供給したり、あるいは食事のタンパク質の割合を減らす必要があると
考えられる。
別の実施態様に於て、血漿中のLNAA濃度の食後変動を最小限にするために効
果的な炭水化物対タンパク質比を与える食事または軽食のための食物を調製する
ことができる。1日当り約80−500グラムの炭水化物または食事当り80−
116グラムの炭水化物、および1日当り約7−100グラムまたは食事当り7
−27グラムのタンパク質を与える食物を個体に投与することができる。例えば
、1日当り約250グラムの炭水化物、および1日当り約35グラムのタンパク
質が、血漿LNAAレベルの変動を最も少なくするだろう。個体に投与するべき
炭水化物およびタンパク質の実際の量(または量の範囲)は、最適な臨床的応答
(すなわち、最大の薬剤応答および最小の副作用)を引き出すような割合を決定
することによって、経験的に決定される。必要ならば、炭水化物およびタンパク
質の最適量を、血漿LNAAレベルおよび比率へのそれらの影響を調べることに
よって、確認することができる。実施例で説明するように、実際上は、測定した
LNAAはロイシン、イソロイシン、バリン、チロシン、フェニルアラニン、お
よびトリプトファンである。食後変動は、食事または軽食を摂取した後、1時間
から5時間まで測定する。こうして得られた値の評価によって、個体にとって適
した炭水化物対タンパク質比(すなわち、血漿LNAAレベルの変動を低減しま
たは取り除くと同時に、L−ドーパのようなLNAAである薬剤に対する応答の
変動を低減しまたは除去するのに効果的な比率)を決定することが可能になる。
計算のために、食物に含まれる炭水化物をインスリン放出誘発能に換算して標準
化することができる(高血糖値を伴う食物は、数多くあるが中でも、じゃがいも
、デンプンまたはショ糖を包含する)。好ましい実施態様は、マルトデキストリ
ンとショ糖の組合せを用いる。
本発明の方法にしたがって、効果的な炭水化物対タンノくり質比を含んでなる組
成物または食物を、LNAAである薬剤を用いた治療に対する臨床的な応答の変
動を最小にするために、個体に投与することができる。例えば、L−ドーパ(レ
ボドーノ<)、アルドメット(アルファメチルドーノリ、および5−ヒドロキシ
トリプトファンはLNAAであり、血液脳関門を越えて移動するために他のLN
AAと競合しなければならない。
ここで、本発明は以下の実施例によって説明されるが、その実施例はいかなる場
合においても限定することを意図するものではない。
実施例I 血漿LNAAおよびドーパの食後レベルの評価パーキンソン病歴12
年である以外は健康な59才の被験者は、ンニメット(Sinimet) (す
なわち、L−ドー、(および末梢デカルボキシラーゼインヒビター)とドーパミ
ンアゴニストの併用で疾病管理が困難であった。被験者は症状の著しい変動を制
御するのに困難を経験してきた。−日のある時間には、かなり過度に薬剤が作用
して、非常に乱れた異常な動作つまり運動異常に悩まされ、また他の時には、大
して時間の経過しないうちに、薬物の作用が不足し、筋緊張亢進および振戦を起
こすことがある。L−ドーパに対する臨床的な応答とともに、ドーパおよびLN
AAの血漿レベルを調べるために、被験者に血漿LNAAレベルの食後変動を最
小限にすることを意図した試験食を摂取させた。
被験者は3回の食事をとったが、その各々は炭水化物対タンパク質比が約4=1
であった(朝食、昼食、および夕食について、87−11’6グラムの炭水化物
および20−27グラムのタンパク質)。
このような条件下で、患者はドーパの毒性症状(すなわち運動異常)を示さなか
った(図のパネルA)。運動異常は、以前、この患者にとって悩みの種であった
。血漿試料を1時間おきに採取し、ドーパおよびLNAAについて測定した。ロ
イシン、イソロイシン、およびバリンの食後LNAAレベルはわずか±15%の
変化にすぎなかった。血漿ドーパの割合も1日を通じて±20%以下の変化を示
しただけだった(図のパネルC)。
さらに、追加的な研究から、この被験者は炭水化物は豊富だがタンパク質の欠乏
した食事をとった場合には、重大な運動異常を起こすことがわかった。これに対
して、被験者が高タンノ々夕食をとった場合には、薬剤の作用が不足する徴候が
みられた。
実施例■ 炭水化物対タンパク質比7:1の組成物を摂取後の血漿LNAAレベ
ルの評価
被験者は健康な12人からなり、男性6人文性6人であって、年齢は56オから
72才までであった(平均年齢67.6オ)。
炭水化物対タンパク質比7:1を有する飲料を摂取する前に、各個体における絶
食時のL N A A血中濃度を測定するために採血した。次に、飲み終えた後
1時間および3時間の時点で、LNAAレベルを測定するために採血した。
第1表に示すように、7:l飲料摂取の1時間後、全個体の平均LNAAレベル
は、絶食時の平均LNAAレベルより7%高かった。摂取の3時間後では、平均
レベルは3%高かった。
第1表
実施例■ パーキンソン病患者における炭水化物対タンパク質比被験者は、パー
キンソン病を患う7人からなり、男性4人文性3人であって、年齢は57オから
79才までであった(平均年齢66.3才)。炭水化物対タンパク質比7:1を
有する飲料を摂取する前に、各個体における絶食時のLNAA血中濃度を測定す
るために採血した。次に、飲み終えた後1時間および3時間の時点て、LNAA
レベルを測定するために採血した。
第■表に示すように、7:1飲料摂取の1時間後、全個体の平均LNAAレベル
は、絶食時の平均LNAAレベルより19%高かった。摂取の3時間後では、平
均レベルは絶食時の平均LNAAレベルより3%低かった。
第■表
実施例■ パーキンソン病患者における炭水化物対タンパク質比被験者は、パー
キンソン病を患う7人からなり、男性4人文性3人であって、年齢は57オから
79才までであった(平均年齢66.3才)。炭水化物対タンパク質比10:1
を有する飲料を摂取する前に、各個体における絶食時のLNAA血中濃度を測定
するために採血した。次に、飲み終えた後1時間および3時間の時点で、LNA
Aレベルを測定するために採血した。
第■表に示すように、10:1飲料摂取の1時間後、全個体の平均LNAAレベ
ルは、絶食時の平均LNAAレベルより8%高かった。摂取の3時間後では、平
均レベルは絶食時の平均LNAAレベルより8%低かった。
第■表
均等物
当業者は、本明細書で明確に説明された、本発明の実施態様に相当する数多くの
均等物を、単に日常的な実験だけを用いて認識し、確認することができるであろ
う。このような均等物は、以下の請求の範囲に包含されることを意図するもので
ある。
w−(’J
Ny;/’vvり8麻■
ζ−→ 血漿DOPA、PM
901 X VVNI/Vd0G k −→フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE)
、0A(BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN
、TD。
TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CZ、 FI。
HU、JP、KR,KZ、LK、MG、MN、MW、NO,NZ、PL、RO,
RU、SD、SK、UA(72)発明者 ウルトマン、シュディス ジェイ。
アメリカ合衆国 02116 マサチューセッツ州 ボストン、 ボイルストン
ストリート 300
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.血漿中の大型の中性アミノ酸(LNAA)レベルの変動を少なくするために 個体に投与するための、炭水化物対タンパク質の比が約7:1から約10:1で ある組成物。 2.LNAAがロイシン、イソロイシン、バリン、チロシン、フェニルアラニン 、およびトリプトファンからなる群から選択される、請求の範囲第1項記載の組 成物。 3.炭水化物対タンパク質の比が約7:1である、請求の範囲第1項記載の組成 物。 4.約7:1から約10:1までの炭水化物対タンパク質比からなる有効量の組 成物を個体に投与することを含んでなる、血漿LNAA濃度の食後変動を少なく する方法。 5.LNAAがロイシン、イソロイシン、バリン、チロシン、フエニルアラニン 、およびトリプトファンからなる群から選択される、請求の範囲第4項記載の方 法。 6.タンパク質に対する炭水化物の比が約7:1である、請求の範囲第4項記載 の方法。 7.約7:1から約10:1までの炭水化物対タンパク質比を与える食物を個体 に投与することを含んでなる、血漿LNAA濃度の食後変動を少なくする方法。 8.LNAAがロイシン、イソロイシン、バリン、チロシン、フェニルアラニン 、およびトリプトファンからなる群から選択される、請求の範囲第7項記載の方 法。 9.炭水化物対タンパク質の比が約7:1である、請求の範囲第7項記載の方法 。 10.LNAAである薬剤に対する応答の変動を経験している個体に対して、そ のような変動を少なくするために投与するための、炭水化物対タンパク質の比が 約3:1から約10:1である組成物。 11.薬剤がL−ドーパ(レボドーパ)、アルドメット(アルファメチルドーパ )、および5−ヒドロキシトリプトファンからなる群から選択される、請求の範 囲第10項記載の組成物。 12.薬剤がL−ドーパである、請求の範囲第11項記載の組成物。 13.LNAAである薬剤に対する応答の変動を、そのような変動を示す個体に おいて少なくする方法であって、約3:1から約10:1までの炭水化物対タン パク質比からなる有効量の組成物を個体に投与することを含んでなる方法。 14.薬剤がL−ドーパ(レボドーパ)、アルドメット(アルファメチルドーパ )、および5−ヒドロキシトリプトファンからなる群から選択される、請求の範 囲第13項記載の方法。 5.薬剤がL−ドーパである、請求の範囲第14項記載の方法。 6.炭水化物対タンパク質の比が約7:1である、請求の範囲第13項記載の方 法。 17.LNAAである薬剤に対する応答の変動を、そのような変動を示す個体に おいて少なくする方法であって、約3:1から約10:1までの炭水化物対タン パク質比を有する有効量の食物を個体に投与することを含んでなる方法。 18.薬剤がL−ドーパ(レボドーパ)、アルドメット(アルファメチルドーパ )、および5−ヒドロキシトリプトファンからなる群から選択される、請求の範 囲第17項記載の方法。 19.薬剤がL−ドーパである、請求の範囲第18項記載の方法。 20.炭水化物対タンパク質の比が約7:1である、請求の範囲第17項記載の 方法。
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