JPH07507050A - 妊娠を終了させる方法 - Google Patents

妊娠を終了させる方法

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JPH07507050A
JPH07507050A JP5512472A JP51247293A JPH07507050A JP H07507050 A JPH07507050 A JP H07507050A JP 5512472 A JP5512472 A JP 5512472A JP 51247293 A JP51247293 A JP 51247293A JP H07507050 A JPH07507050 A JP H07507050A
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エスペイ,ローレンス・エル
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トリニティ・ユニヴァーシティ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 妊娠を終了させる方法 発明の技術分野 本発明はいわゆる受胎促進ホルモンhMG (ヒト閉経期ゴナドトロピン)を雌 哺乳動物の妊娠の受胎状態終了剤として用いる新規な用途に関する。本発明はま た、ヒトの妊娠を終了させるためのhMGの用途にも関する。
発明の背景技術 哺乳動物の受胎は、卵巣と精巣が各々卵と精子をつくる生命現象の一場面である ということは一般の科学知識である。雌においてこの経過は、卵を含む卵胞の周 期的発達を包含する。たとえば、ヒト種においては、一対の卵巣は、青春期に3 00.000個の非担持原始卵胞を有するものと推測されている。個人が性的に 成熟すると、これらの卵胞のいくつかは周期的に発達しそれらの卵を放出する( 排卵と呼ばれる現象)。研究されたすべての哺乳動物において卵胞発達および排 卵の過程は、脳の基底にある脳下垂体から律動的に分泌される2つの重要なホル モンによって調節される。これらの活性ホルモンは卵胞刺激ホルモン(FSH) および黄体形成ホルモン(LH)である。これらの2つの性腺刺激ホルモンは、 脳下垂体自身がゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)、すなわち、視床下部 として知られる前脳の一部にある神経細胞によって産生される小さなペプチドホ ルモンによって刺激されると、脳下垂体細胞によって分泌される。このように、 哺乳動物の受胎は神経とホルモン活性との両方で制御されている(E s p  e 3/。
L、 L、および1.A、BenHal im、0bstet、Gynecol 、Cl1n、N、Amer、17:275.1990)。
FSHおよびLHは、性腺を刺激するので性腺刺激ホルモンと総称される一部の ホルモンに属する大きな糖蛋白分子である。これらのホルモンの作用によって1 つ以上の卵胞が成熟すると、視床下部からのGnRH分泌に波が生じて、この波 が脳下垂体からのFSHおよびLH放出が鋭(増加する。性腺刺激ホルモンが突 然増加すると、成熟卵胞を刺激していわゆる“排卵過程”に入る。この排卵過程 は、哺乳動物の種によって約10ないし40時間を要する。この代謝過程の最後 に成熟卵胞は破裂し、受胎可能な卵を卵管に放出する(Espey、L、L。
および1.A、BenHal im、Obs Let、Gynecol、CI  in。
N、Amer、17:275.1990)。
卵を受精させ、発生した胚を子宮に移植すると、トロホブラストと称される特別 の胚細胞が絨毛性ゴナドトロピン(CG)と称されるホルモンを分泌し始める。
(ヒトではこのホルモンはヒト閉経期ゴナドトロピンと称され、hMGと省略さ れる。)CGは子宮から卵巣へと循環し破裂した卵胞(今や構体と呼ばれる)を 刺激し大量のステロイドホルモンプロゲステロンを産生する(Espey、L。
L、およびI、A、BenHalim、0bstet、Gynecol、Cl1 n、N、Amer、17:275.1990)。
プロゲステロンは2つの主たる機能を有する: (1)子宮内面を発育している 胚を支えるに要する栄養状態に維持する;および(2)視床下部および脳下垂体 へと循環してさらにGnRH,FSHおよびLHが分泌するのを阻止する。プロ ゲステロンのこの阻止作用によって第2の排卵過程が妊娠動物に生じるのを防ぐ 。
すなわち、現在の妊娠に加えて第2の妊娠は生じ得ない。このように、プロゲス テロンは妊娠の間の天然の避妊薬として機能する。このステロイドホルモンは今 日普通に使用されている経口避妊ビルの基本成分でもある。合成プロゲステロン (いくつかのエストロゲン類とともに)は“上記ビル”に使用してGnRH,F SH,およびLHにおける通常の前排卵波を阻止することによって排卵を遮断す る(Espey、L、L、および1.A、Ben)(alim、0bstet、 Gynecol、Cl1n、N、Amer、17:275,1990)。
閉経時、卵巣は、有意の量のプロゲステロンとエストラジオールのような他の性 ホルモンを産生ずる能力を失う。これらの卵巣由来ステロイドホルモンの減少に よって、これらのホルモンが通常視床下部と脳下垂体に対して有しているネガテ ィブ・フィードバック作用が失われる。この阻止作用の減少の結果、閉経後の女 性の脳下垂体からのFSHおよびLHの分泌が有意に増加する。これら2つの° 閉経期ゴナドトロピン” (すなわち、FSHおよびLH)は血流から尿へと腎 臓によって濾過される。このように、ヒト閉経期ゴナドトロピン(hMG)は、 実質的量のFSHおよびLHの両方、すなわち、同様の起源および同様の分子配 置を有する2つの性腺ホルモンを含む原油出物である。閉経期の尿は高濃度のh MGを含むので、ヒト尿の抽出物は、女性の排卵と受胎を誘発させるのに使用さ れる市販のhMG製剤の最も一般的な供給源である(Harlin、J、、S。
A、KhanおよびB、A、Keel、Fertil、5teri1.49ニア Q4,1988;Corsan、G、H,、およびE、Kemmann、Fer til、5teri1.55:468.1991)。
発明の総括 本発明は、hMGまたはそれと同等のホルモン製剤を投与することによって哺乳 動物の妊娠を終了させる方法に関する。本発明の新規性は、hMGを使用して非 妊娠女性に排卵と受胎を誘発させることである。本発明はhMGを一回注射する と妊娠実験動物でも卵胞成熟および排卵を誘発できることを示す。
通常、ヒト閉経期ゴナドトロピン(hMG)(メツトロピンとも称される)を使 用して女性の不妊症を治療する(Corsan、G、H,、およびE、Kemm ann、Fertil、5teri1.55:468,1991;Gougeo n、A、およびJ、Te5tart、Fertil、5teri1.54:84 8.1990)。閉経期尿からのこの抽出物は卵胞刺激ホルモン(FSH)活性 と黄体形成ホルモン(LH)活性を有する。したがって、hMGは卵巣の卵胞成 熟を誘発し排卵させる。hMGのこのような受胎促進作用は周知であるが、この ホルモンの妊娠している個々人への作用についての情報はほとんどない。本実験 では、hMGで誘発される実験動物の妊娠状態への影響をもしらべる。その結果 は、hMGを妊娠期間の初めの3分の1の間に投与すれば現実の妊娠を終了させ るであろうことを示す。
この特許の実験の部で利用したhMGはシグマ・ケミカル・カンパニー(モンタ ナ州セントルイス)から市販されている。上述のように、hMGは卵胞刺激ホル モン(FSH)活性と黄体形成ホルモンCLH)活性を有する閉経期女性からの 抽出物である。天然の源から化学的および組み換え技術によって精製する方法な らびにこれらのホルモンの他の市販の入手源もある。ホルモン量は一般に国際単 位(1,U、 )または重量で表すことができる。これらの単位は、米国薬局方 コンベンシコン・インクによって1990年1月1日に改訂、出版された米国薬 局方に記載されている。典型的には、シグマ・ケミカル・カンパニーによって供 給されるhMGlmgは約5Or、U、のFSH活性と501.U、のLH活性 を含む。
本実験のための実験用ウィスターラットを年齢と体重をもとにして繁殖コロニー から選別した。若い雌が約55日齢に達したとき、膣垢を毎朝採取して動物の性 的成熟度を確認し雌ラットの性周期を監視した。体重180ないし220gの成 熟ラットを発情前期の日の正午から24時間大人の雄ラットと一緒にケージに入 れた。24時間の終わりに最後の膣垢を採取して、雌ラットが発情状態にあり膣 内に精子が存在することを確認した。この簡単な手順は、妊娠の初日を決める信 頼性ある方法である。
実施例1 第1の実験として、3群の妊娠ラットを使用してhMGが妊娠中の卵胞発育およ び排卵を誘発できるか否か調べた(表1):十 8日月hCG 501U/ラツト 22 19 13 13 9 15.0±2 .8上記対照群はいかなるホルモンによっても処理されなかった。上記2つの実 験群には妊娠6日目に0.5mlの蒸留水中0.5mgのhMG (シグマ・ケ ミカル・カンパニーの製品G−8760)を皮下注射した。後者の実験群には続 いて2日後にヒト絨毛ゴナドトロピン(hCG) 、すなわちLHの普通の代替 物で処理して排卵を誘発させた。このhCG (シグマ・ケミカル・カンパニー の製品CG−5)を−回の投与量として0.5mlの蒸留水中501.U、を皮 下注射した。24時間1(すなわち、妊娠9日目)、3群のすべての動物の卵管 を摘出し、卵管中の卵子の数を数えて排卵率を表示した。表1中の結果は、対照 群には排卵がなく、hMG処理動物では平均排卵率1.6±1.2卵子/ラット であり、hMG/hCG処理動物では平均排卵率15.0±2.8卵子/ラット であることを示している。2つの独立した平均の差についてのt−テストによっ てデータを統計学的に分析したところ、2つの実験群の平均値は対照群とは有意 に(p<0゜05)異なることを確かめた。このように、上記データはhMG処 理に応答する妊娠動物中で生育した卵胞は排卵の能力があることを示した。また 、上記データは外因性hCGがそのような卵胞の排卵率を有意に増大させること も示している。
すべての動物の妊娠状態は卵管を摘出して排卵率を表示した時点で子宮内の胎児 数を数えることによって確認した。対照群には11.4±1.6胎児、hMG処 理動物では10.8±1.1胎児であり、hMG/hCG処理動物テハ11.  2±0.7胎児であった。これらの数値はすべて大人のラットの通常の同産子数 の範囲にある。
実施例2 第2の実験において、9群の妊娠ラットを使用してhMGの妊娠に対する作用を 調べた(表2)。
p」亙実辷l迩±) 00−虹oo o −38目h MG O,5mg/ラフ ト 0 5 00 10 3.0+2.OOこの研究において、(1)妊娠期間 の異なる日に、(2)複数回の投与で、(3)異なる量で、および(4) h  CGと組み合わせて、hMGを投与した後で同産子数に対するhMGの作用が決 定された。妊娠1日目は雌が雄のラットと交尾した発情の日と定義した。上記デ ータは、該ホルモン0.5mgを妊娠1日目または2日目に一回の投与で注射す るとhMGがすべてのラットの妊娠を終了させたことを示している。
0.5mgのhMGを妊娠3日目と4日目に2回投与した場合も妊娠は終了した 。さらに、同産子数の平均は、(1)3日目または6日目に0.5mgcDhM G/ラットで処理した場合、(2)6日目および7日目に0.5mgのhMG/ ラットで処理した場合、(3)6日目に1mgのhMG/ラットで処理した場合 、または(4)6日目にQ、5mgのhMG/ラットで処理し8日目に501U のhCG/ラットで処理した場合、対照群の値11.8±1.3より統計的に低 かった(p<0.05)。hMGを6日目および7日目に投与した場合、−匹の ラットが死亡した。これは、過剰な膣出血と関連する。また、2つの場合(表2 中の実施例2のデータは、−回投与量0.5mgのhMG/ラットが該ホルモン 製剤を妊娠の1日目または2日目に投与した方が同量を3日目または6日目に注 射するより妊娠を終了させるのに有効であることを示している(p<0.05) 。
この情報は、本方法は妊娠の初期に投与するとより有効であることを示している 。
しかし、上記データはhMGを受胎後6日目または7日目という遅い時期に投与 しても妊娠を終了できることを示している。したがって、ラットの通常の妊娠期 間が21ないし22日であるので、実施例2のデータは、hMGを少な(とも妊 娠期間の最初の3分の1以内、好ましくは最初の10分の1以内に投与できるこ とを示している。ヒトの266日の妊娠期間と比較すると、上記と同等の期間は 、各々妊娠の最初の3力月、そして好ましくは、最初の4週間であろう。
実施例2のデータは、また、8日目(すなわち、hMGで処理後2日目)にhC Gを投与したときは、hCGを投与しなかったときに比べて妊娠終了の効率が有 意に大きい(p<0.05)ことをも示している。一方、実施例1のデータは、 排卵の頻度はhCGを8日目、すなわちhMG処理処理2仁後射すると、有意に 高い(p<Q、05)ことを示している。したがって、実施例1と2を一緒にす ると、妊娠動物の排卵の誘発とホルモン処理後の妊娠終了の頻度との間の相関関 係を示す。換言すれば、妊娠哺乳動物の排卵を誘発するホルモン療法は動物の妊 娠状態を終了させるらしい。
hMGの原油出物は、FSHおよびLHの両方からなるので(Stone、B。
A、、に、Quinn、P、Quininn、j、M、VargyasおよびR 9P、Marrs、5tero;、52ニア45.1989;Harlin、J 、。
S、 A、 Khan、およびE、Diczfalusy、Fertil、5t eri1.46:1005.1986)、このホルモン抽出物の堕胎効果は、こ れら2つの脳下垂体ホルモンの組合わされた作用に基づいている。異なるhMG 製剤でのFSHおよびLHの比率は、部分的には抽出工程に依っている(Har lin、J、、 S、 A、 Khan、およびE、Diczfalusy、F ertil。
5teri1.46:1005,1986;Cook、A、S、、B、W、We bsterP、F、Terranova、およびB、A、Keel、Ferti l、5teri 1.49ニア04.1988;Corsan、G、H,、およ びE、Kemmann、Fertil、5teri1.55:468.1991 )。
hMGのそのような製剤のFSHおよびLH活性は世界保健機構のエキスパート ・コミティー・オン・バイオロジカル・スタンダードによって1964年9月に 確立されたザ・セカンド・インターナショナル・リフエレンス・プレバレイジョ ン・フォー・ヒユーマン・メツボーザル・ゴナドトロピンズによって生物学的に 標準化されている(Physicians’ Desk Reference、 第46版、Medical Economics Data にュージャージー 州オラデル)によって出版 1992.2184頁)。上記実施例1および2に 記載された実験で使用された市販の製剤においては、1.0mgのhMGは各々 約50IUのFSHおよびLH活性を含んでいた。したがって、250gのラッ トを0゜5mgのhMGで処理すると、ラット体重kg当たり2.0mgのhM Gになる。
これは、ラット体重1kg当たり各々約1ootuのFSHおよびLHに相当す る(シグマ・ケミカル・カンパニーより市販のhMG製剤による)。しかし、ヒ トの妊娠を終結させるに適したhMG (およびhCG)の投与量は、未だ実際 の試験によって確認されていない。実際には、妊娠しているヒトに投与された場 合のhMGの作用に関する無視し得る情報がある(Phys i c i an s’ Desk Reference、第46版、Medical Econo mics Dataにュージャージー州オラデル)によって出版 1992.2 184頁)。
上述のように、実施例1および2中のデータは、ゴナドトロピン処理によって処 理動物の排卵が誘発される場合に妊娠終結の効率がより大きいことを示している 。したがって、ヒトの妊娠を終結させるhMG (およびhCG)の量は、排卵 を誘発させるに適した量に多分等しいであろう。妊娠していない不妊のヒトにお いては、排卵は、hMG、FSHSLH,および/またはhCGの1つ以上の普 通の市販の供給源を使用する種々のホルモン管理によって誘発され得る(Gou rgeon、A、、およびJ、Te5tart、Ferti 1.5teril 。
54:848.1990;Am、J、、0bstet、Gynecol、159 :382.1988;Martinez、A、R1,R,E、Bernardu s、F、J、Voorhorst、J、P、W、Vermeiden、およびJ 。
Schoemaker、Fertil、5teri1.55:258.1991 ;Chaffkin、L、M、、J、C,Nulsen、A、A、Lucian Oおよびり、A、Metzger、Fertil、5teri1.55:252 ゜1991;5tone、B、A、、に、Quinn、P、Quininn、j 。
M、VargyasおよびR,P、Marrs、5tero:、52ニア45゜ 1989;Harlin、J、、S、A、Khan、およびE、Diczfal usy、Fertil、5teri1.46:1005,1986;Tanbo 。
T、、P、0.Dale、E、Kjekshus、E、Haug、およびT、  Abyholm、Fertil、5teri1.53ニア98,1990;An derson、R,E、、J、M、Cragun、R,J、Chang、F、Z 。
5tanczyk、およびR,A、Lobo、Fertil、5teri1.5 2・216.1989)。不妊の女性に卵胞成熟および排卵を誘発せしめるプロ トコールを、妊娠した女性に卵胞成熟と排卵を誘発して堕胎させるに要するli l!同じホルモン投与を示すものと予測することは正当である。簡単に言えば、 不妊女性の排卵を誘発するためのより普通のプロトコールは、月経周期の開始後 3ないし5日から始まる連続した約7日間、毎日hMG (各々約75ないし3 00IUのFSHおよびLH活性からなる)の日用量を投与することからなる。
上記プロトコールのhMGの代わりに主としてFSHからなるホルモン製剤を使 用できる(Gemzel I、C,A、、E、DiczfalusyおよびG、 Tillinger、J、Cl1n、Endocr、Metab、18:133 3.1958:Tanbo、T、、P、O,Date、E、Kjekshus、 E、Haug、およびT、Abyholm、Fertil、5teri1.53 ニア98゜199Q ;Anderson、R,E、、J、M、Cragun、 R,J、Chang、F、Z、5tanczyk、mよびR,A、Lobo、F ert i 1゜5teri1.52:216.1989)、hMG (また( まhCG)(7)最後171日用量を投与後通常24ないし48時間してhCG の排卵誘発投与量(hCG約5゜000ないし10,0OOIU)を投与する。
これらと同じプロトコールを、妊娠した女性に卵胞成熟と排卵を誘発してその妊 娠状態を終了させるものと予測することは正当である。
上述の実施例において、LHをhCGの代わりに使用すれば、あるいはその逆の 場合に同じ生物学的応答を期待することは科学的に正当である。LHおよびhC Gは同じホルモン群のメンバーであるということは常識であるので、そのような 置き換えは可能である。LHおよびhCGは両方とも、共通のα−サブユニット と密接に関連したβ−ユニットから構成されたヘテロダイマー糖蛋白である。
これらの分子配置は類似しているので、両方のホルモンを体の標的細胞表面の同 じ膜受容体に結合させることができる(Roche、P、C,、およびR,J。
Ryan、J、Bjol、Chem、264:4636,1989;McFar land、に、C,、R,Sprengel、H,S、PH1llips、M。
Kohler、N、Rosembl i t、に、N1kol ics、D、L 、Segaloff、およびP、H,Seeburg、5cience245: 494゜1989)。
すべてのを椎動物においてほとんどのホルモンが同様の機能を有することは科学 的常識である(P、H,RavenおよびG、B、Johnson、によるBi ology、3rdEdition、モンタナ州セントルイスのMo5byYe ar Book、Inc、によって出版、965頁、1992)、哺乳類として 知られるを椎動物綱において上記ゴナドトロピンのような共通のホルモンは、異 なる種の哺乳動物においてそれぞれ同じ特異的機能を有するらしい。したがって 、実験用ラットを含む上記実施例1および2において記載された性腺刺激ホルモ ンの堕胎作用を他の種の哺乳動物に適用することを期待するのは正当である。
上記実施例1および2に記載された実験に使用されたhMGおよびhCG製剤は ヒト起源のホルモンである見地から、匹敵する堕胎効果はヒトにおいて特に可能 である。
上記実施例1および2のホルモンは蒸留水に溶解されるが、該ホルモンを、生理 塩水および/または生理緩衝液のような他の薬理学的に不活性な溶液に溶解させ て投与しても同じ堕胎作用を及ぼすものと期待するのは科学的に正当である。
また、上記ホルモンは皮下注射によって投与されるが、該ホルモンを、筋肉内、 静脈内投与あるいは、該ホルモンの正常な分子組成を変えない他のいかなる投与 経路で投与しても同じ堕胎作用を及ぼすものと期待するのは同様に正当である。
hMG (およびhCG)の妊娠終結作用は堕胎剤RU468の作用とは異なる 。
RU486(ミツニブレストンとも呼ばれる)はプロゲステロンの標的細胞受容 体を遮断し妊娠を終結する合成ステロイドである(Bau 1 ieu、E、E 、 。
EndoclinologY127:2043,1990)。過去十年間に、こ のプロゲステロン拮抗剤は堕胎剤として段々広(使用されて来た(Silves tre、L、、C,Dubois、M、Renault、Y、Rezvai、E 。
E、Baulieu、およびA、Ulmann、New Engl、L、Med 。
322:645.1990)。RU486はまた、排卵および黄体形成を阻害す ると報告されている(Baulieu、E、E、、Endoclinology 127:2043.1990)。このようにして、たとえこの薬剤とhMGとの 両方の化合物が妊娠終了させる能力があるとしも、この薬剤の作用機作はhMG とは全(異なる。また、RU486に関して、プロスタグランジンEの同族体は この薬剤の妊娠終了能力をやく80%から約96%へと増大することはよく知ら れている(Baulieu、E、E、、Endoclinology127:2 043.1990;St 1vestre、L、、C,Dubois、M、Re nault、Y、Rezvai、E、E、Baulieu、およびA、UIma nn、New Engl、L、Med、322:645.1990)、プロスタ グランジンEの増強された作用はこの物質の子宮助層組織における筋肉収縮を誘 発する能力に基づく。この観察により、hMG (およびhCG)とプロスタグ ランジンEとを併用して妊娠動物を処理する事によりhMGの堕胎作用が増大さ れることを期待することが科学的に正当となる。たとえば、ヒトにおいてプロス タノイドで追加処理することによってRU486の堕胎作用が増大するという現 在の知識にとづいて、プロスタグランジンEz(あるいは同等の同族体)は約0 .5ないし1.0mgの活性プロスタグランジンを含有する膣座薬、あるいは合 計0゜125ないし015mgの活性プロスタグランジンからなる筋肉内注射と して、最後の日用量のhMG投与後、あるいはhCGの単独投与(このゴナドト ロピンがhMGとともに投与される場合)後約24ないし48時間して投与され よう(Si 1vestre、L、、C,Dubois、M、Renault、 Y、Rezvai、E、E、Baulieu、およびA、Ulmann、New  Engl、L、Med、322 :645,1990 ;Gu i l Ie baud、J、。
Br1t、Med、J、301:352.1990)。
総括すれば、本発明はいかなる種の哺乳動物の受胎期間の最初の3分の1の間に 卵胞成熟および排卵を誘発する単−回または複数回投与することによって妊娠を 終了させる方法である。hMGは2つの活性成分としてのFSHおよびLHを含 むヒト尿の抽出物であるので、FSHおよびLHの組み合わせをhMGと同一の 堕胎作用を発揮するものと予測することは正当である。上述のように、hMG( および/またはFSHおよびLH)の堕胎作用がhCGまたはプロスタグランジ ンE2とともに増大されると予測することも正当である。hMGおよびhCGは ヒト起源のホルモンであるので、上記方法は特にヒトにおいて効果的であるべき である。本発明の新規性は上記プロトコールが、以前は妊娠終了方法ではなく、 むしろ不妊女性の受胎を誘発する方法として使用されていた点である。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1功 平成 6年 7月13日 特許庁長官 高島 章 殿 D衝 1、特許出願の表示 PCT/1Ts92/11244 2、発明の名称 妊娠を終了させる方法 3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国テキサス用78212.サン・アントニオ。
スタジアム・ドライヴ7715 名 称 トリニティ・ユニヴアーシティ4、代理人 住 所 東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町ビル 206区 5、補正書の提出日 19条補正 補正された請求の範囲 [国際事務局によって1993年6月4日に受理された;当初の請求項1.6− 9が補正され:他の請求項は変えながった(2頁分)]1、妊娠第1日から哺乳 動物の正常な受胎期間の最初の3力月の最後までの間に卵胞成熟および排卵を誘 発させることによって哺乳動物の妊娠を終了させる方法であって: 該哺乳動物に、hMGおよびFSHとLHとの組み合わせからなる群から選択さ れた受胎促進ホルモンの投与量を注射することからなる方法。
2、注射が皮下にされる請求項1の方法。
3、注射が筋肉内にされる請求項1の方法。
4、注射が静脈内にされる請求項1の方法。
5、投与量が実質的に等量のFSHおよびLHからなる請求項1の方法。
6、哺乳動物が女性である請求項1の方法。
7、受胎促進ホルモンを、連続した約7日までの間注射し、受胎促進ホルモンが 75ないし3001.U、(7)FSH活性お、J−ヒフ5ナイL3001.  U、 (7)LH活性を有する請求項1の方法。
8、されに、受胎促進ホルモンの最後の注射の24ないし48時間後に5,00 0ないし10,0OO1,U、の範囲の排卵誘発量のhCGを注射することから なる請求項7の方法。
9、さらに、上記受胎促進ホルモンの最後の注射と実質的に同時に、75ないし 1501、U、/体重kgのプロスタグランジンEを上記哺乳動物に投与するこ とからなる請求項7の方法。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 6年り月′31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.hMG、hCG、LHおよびhCGからなる受胎促進ホルモン群の1つ以上 を卵胞成熟および排卵を誘発させる投与量で、妊娠第1日から、その哺乳動物種 の正常な受胎期間の最初の3カ月の最後までの間に該哺乳動物体内に注射するこ とによって哺乳動物の妊娠を終了させる方法。
  2. 2.注射が皮下にされる請求項1の方法。
  3. 3.注射が筋肉内にされる請求項1の方法。
  4. 4.注射が静脈内にされる請求項1の方法。
  5. 5.投与量が実質的に等量のFSHおよびLHからなる請求項1の方法。
  6. 6.妊娠哺乳動物が女性である請求項1の方法。
  7. 7.妊娠女性に注射されたhMGの量が、連続した約7日の間各々75ないし3 00I.U.のFSHおよびLH活性からなる請求項6の方法。
  8. 8.hMGの最後の日用量を投与して24ないし48時間後に5,000ないし 10,000I.U.の範囲の排卵誘発量のhCGを注射する請求項7の方法。
  9. 9.上記受胎促進ホルモンの最後の投与と実質的に同時に、75ないし150I .U./体重kgのプロスタグランジンEを上記哺乳動物体内に注入する請求項 1の方法。
JP5512472A 1992-01-13 1992-12-28 妊娠を終了させる方法 Pending JPH07507050A (ja)

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