JPH07506881A - 積層板及びその使用法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 積層板及びその使用法 本発明は請求項１の前文部分に記載の積層板構造に関するものである。また、本 発明は、コンテナケースのｉ造、あるいは盗難の恐れのある物品等を保管するた めの深管室または保管スペースのＩＩ造における、積層板構造の使用法にも関し ている。

犯罪活動が増加しているので、種々の貴重品及び盗難の恐れのある物品のより確 実なる輸送及び保管が強くめられている。

地理的に異なる場所の間の金銭の輸送は、より強力な防護が望まれる一つの例で ある。この場合、窃盗及び盗難から貴重品を十分に保護するためには、大掛かり で高価な防護手段を講じる必要がある。これを達成するための費用は相当なもの で、必要な輸送車の設計は問題をはらむと共に複雑なものである。

前述の問題に対応する一つの方法は、万一権限を有しない人物がコンテナを開け て中身を取り出そうとした場６に、動作してコンテナの中身を損なう一つ以上の 破損要素を漏えた、ケース等の形態を有する輸送コンテナを装備することである 。権限なくコンテナをこじ開けようとした場きにコンテナの中身が損なわれて使 用不可能になるということは、破損要素の動作を妨げる方法が考案されるまでは 、盗難防止として作用するであろう。

紙幣の輸送ケースは、ここに意図される輸送コンテナの一具体例である。権限な くケースを開けようとした場合に動作して紙幣を汚損する染料カートリ７ジをケ ースに装備することにより、紙幣を法的通貨として役に立たなくすることができ る。

このように容易に破られないコンテナ、特に可搬コンテナの場合には極力軽いコ ンテナの必要性がある。

コンテナには、少なくとも一部分がコンテナ内部に位置する確実な警報装置また は防護装置が装面されるであろうことは勿論のことである。この装置は、破損要 素用の防護装置が権限を有しない方法によって無効にされる以前、及びコンテ月 こ保管された貴重品がそこから違法に取り出される以前に、確実に破損要素が動 １１するように構成されている。１Ｍえば、いわゆる高速の武器によって装置が 無効ｆヒされるのを防止するために、防Ｘｌｌ装置の反応時間は短くなくてはな らない。

二力ような防護装置及び破損要素は既に知られていて市販されており、従って５ 二のような装置及び破損要素についてここで詳細に説明する必要はない、しかし ながら、コンテナをこじ開けようとする試みにより防護装置が始動しなかったと １−でら、破損要素が動作する前にコンテナを開けようとするには非常に短い限 られた時間しか強盗に与えないように防護装置を設計することができる。

本発明の主たる目的は、■ｊ譚＝１ンテナまたは防護スペースの壁またはゲーシ ングカ構造に使用されて大きな利益を与えることができる債層板ｔｉ造を提供す ることにある。この目的は、後述する請求の範囲の各請求項で定義される積層板 ＩＩ造、及びそのような積層板の使用法によっても達成される。

本発明によって与えられる多数の利益の中にＪ型軽量化があるが、それは積層板 を用いる輸送コンテナに重量面での利益をもたらすものである。

本発明のｖＬ層板は、積層板自体が磁場、静電気等の外乱を効果的に処理できる ように構成されている。

積層板には、それによって搬送コンテナを制作できるほどの堅牢さ即ち剛性をり −える二とができる。

積層板は所望の形状及び曲主に製造可能であるが、さらに、本発明の積層板によ りｔ！雑な形状のコンテナを製造することができる。

既存の構成体を保護外枠で補強したい場合、本発明の積層板により容易に達成て ′きる。例えば、所定角度に曲げられた隅用の独立した積層板を予め制作するこ とができる。

実施例及び添付図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する１図１は本発明 の積層板構造を示す分解斜視図、図２は積層板の断面図、区３は警報マットの構 成方法を概略的に示す図、１２！４は本発明の積層板で構７成された輸送ケース ／防護の１１視図、図５は図・１に示されるコンテナの積層板間の開閉可能な重 なり接６グ）−・実施例の断面図、［２１６は本発明のｔ’ａｉ板のケーブル通 しの断面図、（２Ｉ７は本発明の１７１層板でｔＩＩＩ成されたスペース区画構 造の例を示す概略斜視図、図８は図７に示された構造の一隅部の概略断面図であ る。

図示の積Ｊ１［１０は、第１の外側シー）・（または層）１、警報マット２、及 び第２の外側シート（または層）３を具備している（Ｉ２１１及び２参照）。

第１の外側シー）−１は、例えばガラス繊維マットあるいはｍ物のマットからな るが、別のタイプのマット、布あるいはシートを使用することもできる。外側シ ート１は、塗料またはゲルコーティングよりなるものであってもよい。

警報マット２は、積層板１０に穴を開けようとする試みを知らせる、あるいは検 出するためのものである。警報マット（警報層）２は、例えば編地、クローセ編 み、または織地構造といった。細かい網目状ネット構造からなる。使用材料は、 導電性材料で、金属または導電性プラスチック材料のワイヤ、線条（フィラメニ ト）あるいは帯２（ス１ヘリノブ）の形態をとり、以下、概括的に糸と呼ぶこと にする。使用材料の糸５は、絶縁層で波頂される。Ｉ３’ｌえば、糸は小型電気 モータに通常使用されるタイプの絶縁フェスで被覆された銅線からなる。直径０ ．３ｍｌＴｌで網目密度または網目サイズ約１　ｍ　ｒｎの、フェスが施された 銅線より成るネッ１−楢造が一例として考えられるが、これに限定されるもので はない、光ファイバを利用することらできる。

図３は、本発明による警報マＶＩ−２の一つの構成方法を概略的に示すものであ る。図３に部分的に示されている警報マントは絹地構造である。この絹地構造を 一体の糸５て編むと５マツト２には糸の末端が二つだけ形成されるので、一つの 連続した電気回路が得らｈる。あるいは、マット２を二本の糸５及び５°から構 成してもよく、その場合、二つの連続した電気回路が得られる０本発明の好適な 実ｍ例によれば、前記二つの電気回路が互いに接続されて、マット２には相互に 平行な糸５及び５°内を互いに逆方向に電流が流れるような単一の電気回路が得 られる１図３には、平行な糸５及び５゛の結き部６が概略的に示されており、図 中の矢印はマット２の編目、ループまたは目を形成する糸５及び５”を互いに逆 方向に流れる電流を示している。

このように、Ｖ報マノ）（警報層）２は細かい網目状材料からなるが、このマッ トに関する本発明の主たる特徴は、マツ１〜が１本または複数本の絶縁された導 電性の糸から構成され、その糸が例えば糸材料を編む、クローセ編みをする、ま たは織ったＰ４合に得られるような互いに一体の網目、ループまたは目を形成す るように配設されることである。これは、光ファイバを使用した場合にも適用さ れる。

本発明の警報マットは、電磁力場、静電気等の外乱に対して大きな耐性を有して いる。

網目密度、形成される電気回路の数、マットの柔軟性等の警報マット２に関する 技術的要件は、適当なＶＡ造方法を選択する上で影響を及ぼす要因である。一つ または複数の電気〔３号がマツＩ・２を介して送られ、積層板１０に穴を聞けよ うとする試みがあるとマントの一本または複数本の糸が破断されて電気信号が中 断され、警報が誘発される。光ファイバを使用した場合のマットを通る光信号に 関しても同様である。

多くの場合、Ｔｆｔ層板１０は、第１の外側シート１がコンテナの外面を形成し 、第２の外側シート３がコンテナの内面を形成するように利用され、Ｎ々の外側 シー　）　、７１　（Ｊ−上げ及び構成は適宜変えることができる。

積層板１０を製造する場合、シート１−３は、適当な方法、例えば接着、射出成 形、プレス成形技術等によって相互に接ぎされる１種々の接着剤を使用すること が可能で、ｌＩＡえばポリエステル等の樹脂を使用することもでき、それをもっ てしつかりした積層板を作ることができる。もちろん、積層板を製造する場合、 平面形状の他に、種々の異なった形状を積層板に持たせることができる０例えば 、接り部にて互いに重なり合う二つの屈曲した１層板部品のみから防護コンテナ または防護ケースを作ることもできる。二のように構成された搬送コンテナまた はケース２０ｆ）−例を図４に示す。

図４に示されているケース２０は、それぞれ成形された本発明の積層板部品１０ ａ及び１０ｂから構成されており、これらの部品は、ケースを閉じたときに互い にオーバーラツプ領域２１にて重なり合い、重なり合った部品間にできるだけ弓 、さな隙間２２が形成され乙ように構成されている。ケース２０には、ケースの ′！１側に接合されたハン１でル２３と、積層板部品を貫通する必要がないよう に取りｆ［けられた蝶番下［ｑ、施錠装ｒＬ等ら設けられている。多数の電気接 点装置（または検出２＝）２・１及び２５が、オーバーランプ領域２１のすぐ内 側に取り付けられてＪｉつ、接点装置２・１は積層板部品１０ａに接きされた帯 条部材２６によって支え轟゛、れ、接点装置２５は他方ヅ）積層板部品１０ｂに 接きされた別の帯条部材２７に、Ｌ−５て支えられている。好ましくは、帯条部 材２６及び２７はケース２０の全周にわたー）で延び、これにより適当数の電気 接点装置２４．２５がケース周囲に取り（１けられる。積層板部品１０ＸＬ及び １０ｂのそれぞれの警報マット２と電気接１．′天装置２，１及び２５とを、− ・−）あるいは複数の電気信号回路が形成されるように、（ｌ互に接続すること によってＷｉ、、！ゲージが形成される。ケースに穴を開けようという試みがな された結果としてマット２の糸５．５゛が破断または切断されると、回路は＠壊 される。この二とから、マット２はケースの表面全体にわたす・ビ・要があるこ とが理解されるであろう、オーバーランプ領域２１ではマットも重なり３−）で いる、ケース２０を不法にこじ開けようという試みにおいて、各Ｔｌ１１！１板 部品の重なり音う部分を折り曲げて互いに離すことにより隙１？ｉ′Ｉ２２を広 げようとしてら、１３号回路は破壊される。隙間を広げようとすると、接点装置 ２４と２５との間グ）間隔が変化し、これにより電気回路が破壊される。

ケース２０の内側には、電Ｔ−装置と、例えば染［１カーｌ−リッジ等の破損剤 が入った一つ以上のアンプルまたはカートリ７ジとが取り１１けられている。電 子装置は、回路が破壊された場合にカートリッジまたはアングルが即座に作動し てケース２０内に保管されている貴重品を破損または没に立たなくするように構 成されている。電子装置の作動及び停止は、適当な防護コードシステムにより実 施される。当！ＩＩ：、Ｖ＋ことながら、ケース２０はＴＬ流供給源もよんでい る。ケースに不法な試みを・行う昔に対して、さらにストレス要因を導くために 、破損要素が作動または誘発される時間を予め設定してしよい。

本発明の防護ケース２０に関し、互いに一体に構成された網目、ループまたは目 からなる警報マット２は、前述の穴防護機能に加えて、例えば種々の磁場及び静 電場等の外乱に対して効果的な防護物として機能することが、実際に確認されて いる。この第２の機能が達成されるのは次のような理由による。すなわち、かか る外乱によって誘導される電位または発生する妨害は積層板により非常に迅速に 減衰され、電子装置の反応時間を非常に短時間にすることができるので、例えば 破■要素の作動装置に対して高速武器が発射された場合でも、破損要素の無効（ ヒを不可能にすることができる。非常に迅速に妨害１３号を減衰するおかげで、 外乱によって生じる誤報の結果として破損要素が誘発される恐れが大幅に低減さ れる。糸（ワイヤ、線条、帯条笠）及び電気回路は、諸例において、例えば強力 な磁場またはＡ！電圧の形の外乱に対して十分な防護物となる。しかしながら、 −勺の′：ｒ、気回路を形成すべく接続され且つ電流が逆方向に流れる二本の互 いに平行な糸という構成は、外乱にχ１してさ？、に優れた防護性を提供する。

このように、本発明の警報マット２は、積層板１０から構成されるケース内部に 設けられた電子データ機器の妨害を効果的に防止する。

本発明の積層板構造の使用に基づいて改良された防護装置は、種々の方法で構成 することができる。

前述のケース２０が貴重品の安全輸送に効果的に使用できることは明らかであｌ ７Ｉｔ’＋は、・−）の積層板１０に配置された信号搬送り−ゲル３０の通しの 例を示す、［２！示例では、オーバーラング領域３１がマント２に設けられてお り、警報に至らずに積層板１０に穴が開けられる可能性を排除している０編地マ ット２の場Ｃ，Ｖｉ報？７７−にいλ）ゆるボタ〉ポールを編むことによって、 前記の目的のために１分な一１法のオーバーランプ領域を提供することができる ０図６に示されるゲープル通しは、例えば図示の防護ケース２０と組み合わせて 使用することができる。

［ｍ７は、本発明の積層板１０て組み立てられた防護室４０の例を示す、防護室 ４０を構成する場き、ケース２０を引用して上述した通り、マット２が連続する ように積層板の接き部にオーバーラング領域４１（図８参照）を具備させること が好ましい。図示されていないが、各オーバーランプ接合部には、ケース２０を 引用して上述した実施例と同様の、曲がりを知らせるための接点装置が適宜設け 、′、れる。オーバーランプ接きは、接着剤で結きすることもできる。防護室４ ０の隅における隣接Ｔ？ｔ１！ｌ板の重なりは、所定角度に屈曲された独立した 積層板帯条部Ｈｌ　Ｏｃ−によって容易に行うことができる。もちろん、積層板 帯条部材１０ｃすなわち角に曲げられた隅部の帯条部材を各積層［１０の内側に 取り付けることもできる。防護室４０にはドア４２等の入口が設けられ、その入 口の周辺には、積層板の重なり及び曲がりを知らせるための手段が設けられてい る。

このように、本発明のＷ４層板１０は、例えばＩＩ造に穴を開けることによるア クセスをＩｆＪｊ　＋Ｌ　シたいコ〉テナ、空間または池のスペースの？１造物 に使用できる。本発明の積層板からなる構造物に穴が開けられると、破損要素が 作動して、そのスペース内に保管されている物を無ｍｇＸまたは使用不能とする 。接合部及びドアにはオーバーラツプ穴あけ防譚物が施されており、また、接合 を分離しようという試みがなされた場りに信号回路を破壊すべく機能する電気接 点が内部に設けられている。これらの電気接点は、電流回路の数を減らずように 警報マットに直列に接続されている。

本発明グ）積層板は、ＰＡえば、現金輸送等の１１重品輸送用のコンテナあるい はケースの構造物、自動車、飛行機、武器医管装置、安価な銀行貴重晶渫管室等 の防護＝１ンテ→・構造物に使用できる。

本発明の積層板は、種／／のコンテナ、場所及びスペースの周辺に、警報装置ま たは破ｆｉｌ装置を作動させずに権限なくアクセスをできないようにする外枠を 提供するためにら使用することができる。

本発明の積層板は、種々の方法で構成できることも理解されよう、ｉｔ、簡単な 形式では、積層板は、一枚の警報マントと一枚の外側シーＩ・のみからなり、警 報で、ｌ−は−効果的かつ満足し得る方法で外側シートに接着される。積層板に さらに別の種子の層すなわちシートを具備させることらできる。使用される材料 は変える二とかできる。限定されるらのてはないが、積層板の厚さは約５ｍｍが 適している。また、積層板は不）ユ明であることが適していることが多い。警報 マットは、積層板に確実に焼き付け、成形、または接着されることが好ましい、 積層板に補強手段と設けることもできる。

積層板が導電性の糸の代わりに光ファイバを備える場き、他の周辺機器を光ファ イバの使用に適応させることは勿論であり、電気回路に関する上記説明は光信号 回路に適用される。

本発明は、以下の請求の範囲内でのＲ様の変更が可能であり、前述及び図示され た実施例に限定されるものではない。

！　：Ｌ　３ ｌｔ。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成　６年１１月１１ 日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．■体に形成される警報マット（２）を有し、警報マット（２）は１本または 複数本の絶縁された導電性の糸、ワイヤ等（５、５′）あるいは１本または複数 本め導光性の光ファイバから構成され、特に防護コンテナ及び防護空間を構成す るための積層板構造（１０）であって、糸（５、５′）または光ファイバが編物 、クローセ編または織物の際に得られる種類の連続する綱目、ループまたは目を 形成するように配設されていることを特徴とする積層板構造。
2. ２．前記網目、ループまたは目は、一つの電気回路または光回路を形成するよう に相互の自由端が結合された少なくとも２本の平行な糸（５、５′）または光フ ァイバによって形成され、前記回路において平行な糸（５、５′）または光ファ イバの中を互いに逆方向に電流または光が流れることを特徴とする請求項１に記 載の積層板構造。
3. ３．前記綱目、ループまたは目は、小さなサイズを有して細かい網状の警報マッ ト（２）を提供することを特徴とする請求項１または２に記載の積層板構造。
4. ４．積層板（１０）は、警報マット（２）に接合される少なくとも一枚の外側シ ート（１）を有することを特徴とする請求項１ないし３のうちいずれか一項に記 載の積層板構造。
5. ５．積層板（１０）は、平坦、湾曲または角に曲げた形状を有することを特徴と する請求項１ないし４のうちいずれか一項に記載の積層板構造。
6. ６．積層板（１０）が権限のないアクセスに対して目的物を防護するコンテナケ ースまたは空間（４０）を構成するのに使用されることを特徴とする請求項１な いし５のうちいずれか一項に記載の積層板構造の使用法。
7. ７．積層板（１０）は重なり合って接合され（２１、４１）、警報マット（２） は互いに接続されることを特徴とする請求項６に記載の使用法。
8. ８．角に曲げられた壁部品（１０ｃ）を用いることによって、空間（４０）また はコンテナの隅部にオーバーラップ接合領域（４１）を設けることを特徴とする 請求項６または７に記載の使用法。
9. ９．請求項１ないし５のうちいずれか一項に記載の積層板構造を少なくとも二枚 具備すると共に貴重品を輸送するための防護コンテナであって、積層板（１０ａ 、１０ｂ）はオーバーラップ領域（２１）にて互いに重なり合い、オーバーラッ プ領域（２１）の積層板（１０ａ、１０ｂ）を分離しようとする試みを検出する ための手段（２４、２５）が前記オーバーラップ領域の内側に設けられているこ とを特徴とする防護コンテナ。
10. １０．警報マット（２）と検出手段（２４、２５）とが一つまたは複数の電気回 路または光回路で相互に接続され、電気回路または光回路が権限なく破壊された 場合にコンテナ（２０）内に設けられている破損要素が作動され、コンテナ内の 保管物を使用不能とすることを特徴とする請求項９に記載の防護コンテナ。