JPH07506314A - 自動車用ブレーキブースタ及び隔壁を包含する組立体 - Google Patents

自動車用ブレーキブースタ及び隔壁を包含する組立体

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JPH07506314A JP5518979A JP51897993A JPH07506314A JP H07506314 A JPH07506314 A JP H07506314A JP 5518979 A JP5518979 A JP 5518979A JP 51897993 A JP51897993 A JP 51897993A JP H07506314 A JPH07506314 A JP H07506314A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用ブレーキブースタ 及び隔壁を包含する組立体 本発明は、概して自動車用空気圧ブレーキブースタに関し、特にエンジン室を乗 員室から隔離する隔壁と空気圧ブレーキブースタとを包含する組立体に関する。
自動車用空気圧ブレーキブースタは当業技術分野において十分に知られており、 その作動についてはここでは説明しない。一般的に言えば、ブースタはその空気 圧作動室を画成する密封閉鎖ケーシングから成り、前記ケーシングは、乗員室内 に配置されたブレーキペダルにより駆動される作動ロッドが入り込む管の形状と して車両の乗員室内で終端する。普通のマスターシリンダがケーシングの他端部 に配置される。
車両の隔壁にブースタを締着することは非常に面倒な作業である。この作業は通 常ブースタをエンジン室から定位置に配置することにより行われ、ブースタの管 はこの目的のために隔壁に形成された開口に導入される。ブースタケーシング又 はケーシングの延長部は隔壁を貫通する複数の締付ねじを支持し、そしてナツト が乗員室からねじに螺嵌される。この結果、この作業はロボット化するのが難し く、しがもエンジン室と乗員室内で同時に動作を要求されるのである。英国特許 第2.017,852号及び第2,160,603号明細書は特にブースタを隔 壁に装着するための解決方法を記載している。
フランス国特許第2.636,286号明細書は自動車の隔壁に空気圧ブースタ を固定する構造を記載しており、ブースタの管が切頭円錐形案内部分と環状溝を 有していて、隔壁に対して保持される弾性ロックリングが、乗員室内で数個の保 持タブによってこの環状溝にクリップ止めされるようになっている。
このような設計はまた、ロックリングを隔壁に配置するために乗員室に入り込む 必要がある。その上、ブースタを隔壁に装着する際、ロックリングを拡げるため にブースタのケースに相当の力を加えなければならないので、隔壁にはその変形 を防止するように補強モールディングを設けなければならない。
それでも、ブースタのケース自体の変形の危険性は残ったままである。
また、ブースタが隔壁に対して僅かに歪んで存在する場合には、ロックリングが 環状溝全体に収容されず、ブースタが全く不完全に装着されるだけとなるため、 この設計も危険である。その上、ブースタが正しく装着されている場合でさえも 、環状溝の側面とロックリングの一方の面との傾斜した形状は、制動作用中、ロ ックリングが応力を受けて半径方向に拡がり、そして強い制動中ブースタをエン ジン室内へ解放するに十分な程拡がることさえあり得、運転者はハンドブレーキ しか使えなくなることを意味する。しかも、制動作用毎に、ロックリングは非常 に高い剪断応力を受け、この結果として破断、変形あるいは老化の促進の危険性 が取るに足らないものではなくなる。最後に、ロックリングが拡がるようにする スリットが保持タブの後側にある場合には、ブースタは隔壁から取り外すことが 全くできない。
本発明の目的は、これらの欠点を排除すること、特にエンジン室内での動作を同 時に伴う乗員室内での動作を回避することにある。本発明は、車両組立ラインで ブースタを隔をに装着する際の時間を節約すると同時に、ブースタの固定を信頼 性あるものとし、しがちブースタの取り外しを可能とすることを更なる目的とし ている。
この目的のため、ブースタの管は、隔壁に形成した開口の直径よりも実質的に小 さい直径を有し且つ周辺溝を設けたカラーに締着される。
本発明によると、リングは周辺溝に収蔵され、少なくとも一部に外方に突出する 弾性縁部を有する。従って、ブースタが開口内で定位置にある時、リングの弾性 縁部は乗員室に位置する隔壁の面と周辺溝の半径方向壁との間に空間を形成する 。
有益的には、乗員室に位置するカラーの端部は、ナツトと相互作用するねじ山を 有し、リングの弾性縁部と相互作用する周辺溝の半径方向壁がナツトに形成され ている。
このようにして、すべての固定要素がブースタ自体によって支持されて、完全な サブアセンブリを形成し、従って乗員室に入り込むことなく設置することができ る。
以下、本発明を非限定的な例として添付図面を参照して説明する 図1は、本発明に従って互いに固定したブースタ及び隔壁を包含する、本発明の 第1実施例による組立体の概略断面図である。
図2は、図1に示した実施例におけるブースタを隔壁に締着するリングの概略斜 視図である。
図3は、締着リングの第2実施例の概略断面図である。
図4は、ブースタを隔壁に締着している図3によるリングを示す図である。
図面において、ブースタ12は当業者にはよく知られているので完全には示され ていない。ブースタを隔壁に締着する方法が示され明瞭にされているだけである 。同様の精神で、ブースタの構成部品は本発明の範囲に入らないためここでは説 明されていない。
従って、ブースタ]2は本質的に、マスター/リング(図示しない)のピストン に対して当接するスラストロッド6を駆動する援助ピストン8を密封的に封入す るケーシング13で構成される。後方に向かい、ケーシング13は隔壁の開口を 貫通する管の形状の延長部を有する。乗員室内に配置されたブレーキペダル(図 示しない)により駆動される作動ロッド16が、前記管内に入り込む。
管14はカラー18を有し、このカラーの直径は、カラーが隔壁10に形成した 開口を貫通できるようなものである。カラーの前方端部、即ちブースタが定位置 にある時にエンジン室に位置する端部は、隔壁10に平行な端部壁20を有する ように形づくられている。
図示の例では、前記カラー18は実際にはケーシング13の管によって形成され 、その端部壁20がカラーの端部壁を形成している。端部壁はブースタのカバー の内部に取付けられ、カバー及び隔壁10を貫通する円筒状部分を備えている。
換言すると、カラーとその端部壁はブースタケーシングと一体である。
カラー18は周辺溝38を有し、この溝には、円筒状保持部分23及び少なくと も一部に外方に突出する弾性縁部24を有するリング22が配置される。
車両の乗員室に入るようになっているカラー18の端部は、後でわかるように、 リング22のための停止部を形成するナツト28と協働するねじ山26を設けて いる。リング22の弾性縁部24のための支持肩部を画成する円形リブ30が、 隔壁10に固着され、弾性縁部24のための停止部を形成するように乗員室内に 突出する。
ノール36がブースタケーシングの後面とエンジン室に位置する隔壁面との間に 配置される。有益的には、ソール36は、製造公差によるすべての遊隙を相殺す るように、またブースタの作動中付加の中立移動を導き入れることのないように 、エンジン室に向かって指向した力、即ちブースタの駆動方向に指向した力をブ ースタケーシングの後面に発揮する。従って、図示のように、ブースタケーシン グの後面と隔壁の前面との間に間隙が存在し得る。
最後に、有益的には、ブースタが隔壁に関して唯一の相対角方向位置をとること を保証するように、過失防止位置決め装置が設けられる。この過失防止位置決め 装置は、例えば、隔壁10に形成され且つブースタに形成した補形的な凸面32 が入り込む凹面34から成っていてよい。この種の過失防止位置決め装置は、一 般的な場合のように、ブースタが既にマスターンリングを装備して自動車メーカ ーに供給されるときには特に有益である。勿論、凹面は隔壁に形成した凸面と相 互作用するようにブースタのカバーに形成することもできる。
このようにして、ブースタが車両の隔壁に定位置に配置される際、ブースタの管 が最初に隔壁10に形成した開口を通して挿入される。次に、同一の方向の圧力 により、リングの弾性縁部24が前記開口を貫通するように圧縮される。この弾 性縁部24の半径方向の圧縮を容易にするため、凹陥部25が弾性縁部24から リングに形成されてよい。
弾性縁部24は開口から出た時に拡開してリブ30に対して当接するようになり 、従って隔壁10と溝38との間そして特に隔壁10とナツト28との間のスペ ーサを形成する。このようにするため、前記弾性縁部24は、これが定位置にあ る時そして特にブレーキが使用されている時の弾性縁部24の座屈を回避するに 十分な剛性を有する材料で作られていなければならないことは勿論である。それ から、端部壁20が上述したようにソール36を圧縮する。
従って、わかり得るように、ブースタを隔壁に締着する方法は特に簡単であり、 エンジン室内及び乗員室内での同時の動作を必要としていない。
その上、ブースタを取り外すことが必要となった場合、このような作業は、乗員 室に位置したナツト28に作用することにより可能となることがはっきりとわか り得る。一度このナツトがねじ外されると、ブースタはエンジン室を介して隔壁 から引き抜くことができ、リング22は乗員室を介して取り去ることができる。
ブースタは、リング22を溝38に配置することにより、ナツト28をねじ山2 6にねじ込むことにより、そしてこのように装備したブースタを隔壁10に形成 した開口内に挿入することにより、最初の装着時と同様に再装着することができ る。
1つの実施例についてのみ説明したが、同一の精神で当業者によりなされる変更 は本発明の範囲を逸脱するものではないことが明らかである。特に、リングは図 2に示した型式のものでよいが、図3及び図4に示すように、環状の全体形状と し且つ縁部24の弾性を改善するために切欠きを設けてもよい。この縁部24は 周辺の複数の部分で作られてもよい。カラー18がブースタ12のケーシングの 一体部分を形成していない場合には、前記カラーの端部壁20は複数の周辺部分 で作られてもよい。
国際調査報告 、、、−T/。。。t/lll’1つ。。
フロントページの続き (72)発明者 ペレ ミゲル フランス国アルジエンツイユ 95100 リュ ガンベッタ 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1車両の乗員室からエンジン室を隔離する隔壁(10)と、車両の制動を援助す る空気圧ブースタ(12)とを包含するものであって、空気圧ブースタが本質的 に、乗員室内に配置されたブレーキペダルにより駆動される作動ロッド(16) が入り込む管と、エンジン室内に配置される閉鎖ケーシングとを包含し、隔壁( 10)がブースタの管(14)を通過させるために形成した開口を設け、管(1 4)が、開口の直径よりも実質的に小さい直径を有し周辺溝(38)を備えたカ ラー(18)に締着されている組立体において、リング(22)が周辺溝(38 )に収蔵され、少なくとも一部に外方に突出する弾性縁部(24)を有していて 、ブースタが開口内で定位置にある時リングの弾性縁部(24)が乗員室に位置 する隔壁(10)の面と周辺溝(38)の半径方向壁との間に空間を形成するこ とを特徴とする、隔壁及び空気圧ブースタを包含する組立体。 2請求項1記載の組立体において、乗員室に位置するカラー(18)の端部が、 ナット(28)と相互作用するねじ山(26)を設けていることを特徴とする組 立体。 3請求項2記載の組立体において、リング(22)の弾性縁部(24)と相互作 用する周辺溝(38)の半径方向壁がナット(28)に形成されていることを特 徴とする組立体。 4請求項3記載の組立体において、乗員室に位置する隔壁(10)の面が、弾性 縁部(24)のための停止部を形成する少なくとも1つの円形リブ(30)を設 けていることを特徴とする組立体。 5請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組立体において、カラー(18)が 実質的に円形の端部壁(20)を少なくとも部分的に有し、シール(36)がエ ンジン室に位置する前記隔壁(10)の面と端部壁(20)との間に配置されて いることを特徴とする組立体。 6請求項5記載の組立体において、シール(36)がエンジン室に向かって指向 した力をブースタケーシングの後面に発揮することを特徴とする組立体。 7請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組立体において、ブースタを隔壁に 締着するための唯一の相対角方向位置を限定するようにカラーの端部壁(20) と隔壁(10)との間に過失防止位置決め装置(32,34)が設けられている ことを特徴とする組立体。 8請求項7記載の組立体において、過失防止位置決め装置(32,34)が、ブ ースタの1つの壁又は隔壁(10)に形成した補形的な凸面と相互作用する隔壁 (10)又はブースタの1つの壁に形成した凹面から成ることを特徴とする組立 体。 9請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組立体において、カラー(18)が ケーシング(12)の端部によって形成され、ケーシングの1つの壁が端部壁( 20)を構成していることを特徴とする組立体。
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