JPH0750605A - 信号分配装置 - Google Patents

信号分配装置

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JPH0750605A
JPH0750605A JP6067263A JP6726394A JPH0750605A JP H0750605 A JPH0750605 A JP H0750605A JP 6067263 A JP6067263 A JP 6067263A JP 6726394 A JP6726394 A JP 6726394A JP H0750605 A JPH0750605 A JP H0750605A
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JP
Japan
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wiring
signal
distribution device
along
route
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Application number
JP6067263A
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English (en)
Inventor
Michael Voelker
ミヒャエル、フェルカー
Rolf Zahn
ロルフ、ツァーン
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Dornier GmbH
Original Assignee
Dornier GmbH
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/48Networks for connecting several sources or loads, working on the same frequency or frequency band, to a common load or source
    • H03H7/485Networks for connecting several sources or loads, working on the same frequency or frequency band, to a common load or source particularly adapted as input circuit for receivers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/48Networks for connecting several sources or loads, working on the same frequency or frequency band, to a common load or source
    • H03H7/487Networks for connecting several sources or loads, working on the same frequency or frequency band, to a common load or source particularly adapted as coupling circuit between transmitters and antennas
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/40Artificial lines; Networks simulating a line of certain length

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 校正サイクルあるいは遮蔽なしに、できるだ
け僅かな費用で外部の有害な影響が補償されるようにす
る。 【構成】 各配線は共通のルート(x)に沿って導か
れ、そのルート(x)に沿って幾つかの信号受信器(S
i )に対する複数の分岐点(Ai )が存在し、i番目
の信号受信器に対する配線が共通のルートに沿って信号
源(SQ)からi番目の信号受信器(SEi )の分岐点
(Ai )まで奇数回繰り返して敷設され、この分岐点
(Ai )から共通のルートの端部まで偶数回繰り返して
敷設され、配線は異なった相対感度を有する少なくとも
二つの区域に分割され、共通のルート(x)に沿ったル
ート要素(Δx)における配線に対して、配線の敷設回
数×配線の相対感度=一定 の関係が成り立っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央の発生信号を複数
の信号受信器に分配する信号分配装置に関する。これは
例えば、信号源により中央で発生された信号がアンテナ
の送信器および受信器モジュールに分配されるような電
磁式多要素形アンテナに利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】信号を伝送する場合、伝送範囲の終端に
おける位相は供給された信号の位相と信号周波数および
信号伝搬時間に依存して異なっている。信号伝搬時間は
動作中に外部の影響を受ける。これは高い信号周波数ま
たは長い信号ルートまたはその両方の場合に、例えば周
囲の熱的変化に基づいて許容できない大きな位相誤差を
生ずる。信号は適当な媒体(ここでは配線と呼ぶ)内を
導かれる例えば電気、電磁波、音響あるいは他の波動性
のものである。配線内における信号速度への影響は例え
ば周囲温度、周囲圧力、機械的ひずみ、引張り、圧縮、
せん断および曲げ応力、電界、磁界、音波あるいは種々
の波動源の放射である。
【0003】ネットワークの種々のチャネルにおける配
線に沿った伝搬時間の有害な変動を防止するために、現
在、基本的に二つの異なった方策が追求されている。ま
ず一つは、ネットワークを有害な影響に対して遮蔽する
か、特別な囲いによってこの影響を減少させることであ
り、これはしばしばかなりの(一般には機械的な)追加
費用の発生を意味する。他の方策は、各配線に対して個
々に信号をこれが伝送後に公称総合遅延を生ずるように
遅らせることにある。例えば衛星に保持された大きな面
積のSARアンテナのような電磁式多要素形アンテナの
場合、これはしばしば位相調整器によって実現されてい
る。このために個々の配線に対して校正サイクルにおい
て測定されねばならない配線内の実際の信号伝搬時間が
必要とされる。例えばXバンド形アンテナについて1p
s(ピコ秒)以上に良好に安定させなければならず、こ
れは真空中の0.3mmの伝搬長に対応する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、校正
サイクルあるいは遮蔽なしに、できるだけ僅かな費用で
外部の有害な影響が補償されるような信号分配装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は請求項1の特徴部分に記載した手段によって達成され
る。すなわち本発明によれば、各配線が共通のルート
(x)に沿って導かれ、そのルート(x)に沿って幾つ
かの信号受信器(SEi )に対する複数の分岐点
(Ai )が存在し、i番目の信号受信器に対する配線が
共通のルートに沿って信号源(SQ)からi番目の信号
受信器(SEi )の分岐点(Ai )まで奇数回繰り返し
て敷設され、この分岐点(Ai )から共通のルートの端
部まで偶数回繰り返して敷設され、配線が異なった相対
感度を有する少なくとも二つの区域に分割され、共通の
ルート(x)に沿ったルート要素(Δx)における配線
に対して、 (配線の敷設回数)×(配線の相対感度)=一定 の関係が成り立っていることを特徴とする。
【0006】本発明の有利な実施態様は請求項2以下に
記載されている。
【0007】
【作用】本発明によれば、各ルート要素に対して伝搬時
間に関する周囲の影響についての設計の際に選択できる
感度を表すような中央の発生信号を複数の信号受信器に
分配するためのネットワークを作ることができる。この
位置x(ないし位置s)に依存する影響をT(x)と呼
ぶ。これは配線に沿った温度分布を意味している。座標
xは配線が導かれているルートに沿った位置を指してい
る。本発明の要点は、T(x)変動の影響は防止できな
いかあるいはその符号を選択することはできないという
認識にある。しかしこれは配線相互の挙動において達成
することができる。本発明の信号分配装置は次の特徴を
有している。
【0008】配線は共通のルート(x)に沿って導か
れ、そのルート(x)に沿って幾つかの信号受信器(S
i )に対する複数の分岐点(Ai )が存在している。
これによって配線は同じ障害に曝される。
【0009】個々の配線に対して、i番目の信号受信器
(iは共通のルートに沿った信号受信器の通し番号)に
対する配線は信号源からi番目の信号受信器の分岐点ま
で奇数回繰り返して敷設され、この分岐点から共通のル
ートの端部まで偶数回繰り返して敷設される。
【0010】個々の配線はそれぞれ異なる相対感度を有
する少なくとも二つの区域に分割される。
【0011】共通のルートに沿った各ルート要素(Δ
x)の内部においてすべての配線に対して、 (配線の敷設回数)×(配線の相対感度)=一定 の関係が成り立っている。
【0012】相対感度Eを定義するために、ルートに沿
って配線を通る信号の総合伝搬時間tは伝搬速度c(T
(s))の下で次式で表される。
【0013】
【数1】 ここで、so ,co はそれぞれs,cの初期値であると
する。また、
【0014】
【数2】 であり、c(T(x))は位置xにおける外部の影響
に関係する標準配線における信号の伝搬速度であり、p
はc(T(x))に対して選択された標準配線に対す
る伝搬速度の例えばドーピングによって変化される関係
である。すなわち関連のあるすべての障害に対して、
【0015】
【数3】 が成り立ち、一般には次式で十分である。
【0016】
【数4】 積s′pは以下において相対感度Eあるいはまた相対伝
搬感度と呼ぶ。ルート要素dsは配線に沿って測定さ
れ、座標xは共通のルートに沿って測定され、したがっ
て複数の単位配線がまとめられている配線束の長さ方向
位置に対応している。
【0017】相対感度Eは従って次の二つの対策によっ
て調整される。すなわち、 1.配線長さ要素とルート長さ要素dxとの比率は配線
ルートの十分な形状自由度において調整される。配線束
に対してルートxに沿って十分な「直線」ルートにする
とき、配線についてループ敷設および巻回によってds
/dxに対する値は1に等しく調整させられる。ルート
にわたる一様なds/dxはねじ線に沿った配線の敷設
によって調整される。ねじ線のピッチにより比率ds/
dxが調整される。有害な影響を防止しようとするとき
(例えば電磁放射の場合)、ルートに沿ったねじ線のね
じれ方向を反転するのがよい。 2.相対感度Eは特殊な立体的な敷設の上述した方式の
ほかに、配線材料の選択あるいは適当なドーピングによ
っても調整でき(pの変更)、これによって単位長さ当
たりの波列の数を変更できる。
【0018】本発明の用途は特に、変化するT(x)に
ついてその伝搬時間ができるだけ僅かしか変化しない種
々の場所に敷設される配線束にある。従って熱的に極端
な変動に曝されるSARアンテナの場合、個々のチャネ
ル相互の位相あるいは伝搬時間の変動をネットワークが
特別に遮蔽されるか常に再び測定のし直しを必要とする
ことなしに防止されるようなネットワークが可能とな
る。更に本発明に基づく装置は、高い搬送周波数、例え
ば光学周波数において信号を分配するのに利用される。
その場合、外乱に対する絶対的な感度が劇的に減少す
る。
【0019】配線が再び中央にまとめて導かれているか
否か、あるいはネットワークがどんな方向で動作してい
るかは重要なことではない。特に本発明に基づく装置は
信号を分配するほかに、信号を集合するためにも利用す
ることができる。これは多要素形アンテナにおける受信
の場合に相応する。その場合、中央の信号源は中央の受
信器で置き換えられ、複数の信号受信器は複数の信号供
給装置に置き換えられる。
【0020】配線束に対して、影響係数T(x)が配線
束横断面にわたって任意の位置において配線束に沿って
ほんの僅かしか変化しないという意味がある。この均質
性の品質は直径、配線が埋設される母材、および影響係
数Tの立体的な変化に左右される。熱勾配を減少するた
めに、例えば埋設材として熱良導性物質が適し、囲いと
して熱絶縁層が適している。
【0021】
【実施例】以下、図に示す実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0022】図1は本発明に基づく信号分配装置の複数
の実施例を概略的に示している。一番上に信号源SQが
示されている。信号源SQで発生された信号は配線束B
にまとめられた幾本かの配線を介して複数の信号受信器
SEi に分配される。ここでは、i=1,2,3として
示されている。各信号受信器SEi はそれぞれ1本の配
線を介して信号源SQに接続されている。
【0023】図示した装置の場合、例えば信号源により
発生された中央の信号が光ファイバとして構成された配
線を介してT/R(送信/受信)モジュールに分配され
る能動形アンテナが対象となっている。
【0024】各配線は共通のルートに沿って導かれる。
これは、すべての配線が各ルート要素においてこの共通
のルートに沿って少なくとも一重で敷設されていること
を意味する。この共通のルートはここでは信号源SQか
ら最後の信号受信器SE3 までの配線束Bの経過に対応
している。共通のルートの座標xは座標軸により記され
ている。この座標軸に沿って信号受信器SEi に対する
分岐点Ai の位置が記されている。これらの点において
その配線が配線束から対応した信号受信器に導かれる。
共通のルートの経過はこの実施例の場合には直線状に形
成されている。しかし他の形の経路にも、例えば湾曲
形、星形あるいは円形の経路にすることもできる。
【0025】図1中のa)、b)、c)には、配線が配
線束の内部にどのように敷設されるかを示すものであ
る。a)、b)、c)はそれぞれ第一の信号受信器SE
1 、第2の信号受信器SE2 、および第三の信号受信器
SE3 に接続される配線に対する実施例を示すものであ
る。
【0026】図1のa)は、第一の信号受信器SE1
接続される配線に対する三つの異なる方式を示してい
る。第一の実施例(上側)の場合、配線は信号源SQか
ら信号受信器SE1 の分岐点A1 を越えて第三の信号受
信器SE3 の分岐点A3 まで導かれ、そこから分岐点A
1 まで戻されている。ここで初めて信号受信器SE1
の接続が行われている。つまり、この実施例において配
線は信号源SQと第一の信号受信器SE1 への分岐点A
1 との間では一重に敷設され、共通のルートの他の範囲
では二重に敷設されている。
【0027】図1のa)における第二の実施例の場合、
配線は同様に第三のT/Rモジュールの分岐点A3 があ
る共通のルートの終端まで導かれ、そこから第一の信号
受信器SE1 まで戻され、再び第三の信号受信器SE3
の分岐点A3 まで戻され、さらに信号受信器SE1 の分
岐点に導かれている。従ってこの実施例において配線は
信号源SQと第一の信号受信器SE1 の分岐点A1 との
間の範囲が一重に(奇数回繰り返して)敷設され、第一
の分岐点A1 と第三の分岐点A3 との間の範囲が四重に
(偶数回繰り返して)敷設されている。
【0028】図1のa)における第三の実施例の場合、
配線は第一の分岐点A1 と第二の分岐点A2 との間が二
重に敷設され、第二の分岐点A2 と第三の分岐点A3
の間が四重に敷設されている。
【0029】同図中のb)およびc)は、第二の信号受
信器SE2 および第三の信号受信器SE3 にそれぞれ供
給するための配線の敷設に対するそれぞれ三つの実施例
を同じような図で示している。すべての実施例において
i番目の信号受信器SEi に供給するための配線が信号
源SQからi番目の分岐点Ai までの範囲において奇数
回(1回または3回)繰り返して敷設され、i番目の分
岐点Ai から共通のルートの終点まで偶数回(2回また
は4回)繰り返して敷設されているということが重要で
ある。
【0030】図面は共通のルートの個々の区域に沿った
配線の多重敷設の点だけを示している。配線を種々の相
対感度の幾つかの区域に分割する他の方策は示されてい
ない。これは上述したように適当な材料選択あるいは比
率ds/dxの調整によって達成される。後者の場合、
配線は配線束Bの内部で図1に示されているように真っ
直ぐに延びておらず、らせん状、孤線状あるいは他の適
当な二次元又は三次元ルートに沿って延びるようにすれ
ばよい。このために図2には二つの実施例が示されてい
る。
【0031】図2は、配線、特に光ファイバがルートに
沿って温度変化に関して定量的に1.5倍(図2a)あ
るいは2倍(図2b)の感度をもって敷設するという問
題に対する二つの幾何学的な側面形状を示している。外
部の熱放射に基づくルートの横および縦における熱勾配
を避けるために、配線は良好な熱良導体上に、ここでは
代表的には数cmの幅をした金属テープ担体MB上に取
り付けられている。
【0032】図2a)において配線Lは波状線の形で敷
設されている。図示した配線は比率ds/dx=1.5
を有している。その場合、座標sは配線Lに沿って測定
されている。座標xはここでは真っ直ぐに延びる破線に
沿って測定されている。これは共通のルートの経過ない
し複数の配線がまとめられている図1における配線束B
に相応している。ds/dxに対する既定の値として大
きな長さ要素Δxについて平均化された平均値が対象と
なる。多くの用途において障害はルートに沿って非常に
ゆっくり(立体的に見て)変化するので、そこではこの
平均値しか重要でない。
【0033】図2bにおいて規則的な間隔を隔てて追加
的に小さなループが敷設されている。この配線は比率d
s/dx=2の値を有している。
【0034】図2a)および図2b)に示されている実
施例並びに三次元のねじ線は、任意の同形の局所的な
(平面の全方向における)温度勾配に対して鈍感であ
る。高い等級の勾配は周囲に対して単純な絶縁によって
十分に防止される。この鈍感性は対称的に設計されたす
べての装置に対して当てはまる。
【0035】図3は本発明に基づく信号分配装置の有利
な実施例を示している。中央で発生された信号が光ファ
イバ配線を介して供給される能動形アンテナの二つのT
/RモジュールT/Ri ,T/Rj が示されている。か
かる能動形アンテナは一般に多数のT/Rモジュール
(>100)を有している。図3に示されているものは
その内の代表的なモジュールが導入配線と共に選び出さ
れている。図示された二つのモジュールは直接隣接して
いる必要はない。両モジュール間に、並びにモジュール
T/Ri の前およびモジュールT/Rj の後ろに任意の
数の他のモジュールを配置することができる。図示の配
置構造の目的はアンテナの放射品質への熱的な影響の補
償にある。モジュール間の異なった伝搬時間変化を防止
することによって、アンテナの位相条件、従ってその遠
隔放射領域が許容できないほど変化しないようにしなけ
ればならない。
【0036】信号は信号源SQにおいて配線に供給さ
れ、種々のモジュールに分配される。すべてのモジュー
ルの配線は、すべての配線が同じ外乱に曝されるように
するために同じルートに沿って敷設されている。共通の
ルートの共通のルート(座標x)に対する座標軸が同様
に記されている。共通のルートに沿って幾つかのモジュ
ールに対する分岐点が存在している。これらの分岐点の
位置はx座標軸上に記されている。互いに平行に延びる
配線はできるだけ相互に接近して設けられるか互いに巻
きつけられ、配線束の形にまとめられている。明白にす
るためにそれらの配線はここでは間隔を隔てて記されて
いる。
【0037】モジュールT/Ri への配線は共通のルー
トに沿って分岐点Ai を越えて共通のルートの終点まで
導かれ、最終的に分岐点Ai およびモジュールT/Ri
まで戻されている。モジュールT/Rj への配線は同様
に共通のルートに沿って導かれ、分岐点Aj およびモジ
ュールT/Rj に戻される。
【0038】信号源における光をT/Rモジュールへの
接続部まで供給するための各配線は二つの区域に分割さ
れている。太く描かれ以下において形式Uと呼ぶ第一の
区域は共通のルートに沿って奇数回(ここでは一回)導
かれている。この区域は信号を一端から他端まで搬送す
るために使用する。細く描かれ以下において形式Gと呼
ぶ他方の区域は共通のルートに沿って偶数回(ここでは
二回即ち一つのループ)導かれている。この区域につい
て配線は、外乱の際に任意のルート要素Δxに沿ってあ
らゆる配線において同じ信号伝搬時間および同じ位相変
化が得られるようにするために拡大されている。このル
ープにおいて配線の入口および出口は互いに密に並んで
位置している。
【0039】外乱についての配線の総合感度を互いに同
じにするために、配線は形式Uおよび形式Gの区域にお
いて相対感度に対し所定の値EU =s′U ・pU ないし
G=s′G ・pG を有している。図示した実施例にお
いて太く描かれた形式Uの配線区域は真っ直ぐ敷設され
(s′U =1)、所定の値pU の材料で作られており、
細く描かれた形式Gの配線区域は同様に真っ直ぐ敷設さ
れている(s′G =1)が、異なった値pG の材料で作
られている。
【0040】全般的に、ルート要素Δxの内部で共通の
ルートに沿って一方の配線が(2n+1)倍で相対感度
U で敷設され(形式U)、他方の配線が同じルート要
素において2m倍で相対感度EG で敷設されている(形
式G)。 (2n+1)・EU =2m・EG 相対感度EU 、EG は導体材料の選択(pG ないしpU
の変化)によってあるいは所定のs′=ds/dxを調
整することによって達成される。後者は例えば図2に示
した実施例に対応している。上述したようにルート要素
Δxは、外乱の立体的な変化の大きさに関係している。
障害はしばしば立体的に見て「十分ゆっくり」変動する
ので、上記式におけるEU 、EG はΔxについての平均
値であるということができる。
【0041】有利には例えば分岐点Ai と分岐点Aj
の間のルート要素Δxに沿って次の値が利用される。 s′U =ds/dx=1の三重敷設、即ち巻回など無し
の直線的な敷設。 (2n+1)・s′U =3×1=3 s′G =ds/dx=1.5の二重敷設(例えばねじ線
の形)。 2m・s′G =2×1.5=3 従って両方の配線に対するルート要素の内部における総
合感度は同じ大きさである。
【0042】分岐点Ai からT/Rモジュールまでの距
離が、それが外乱の補償にとってもはや無視できない程
大きいような他の実施例(ここでは図示せず)におい
て、補助的な配線が共通のルートに沿って分岐点Ai
らT/Rモジュールまで導かれる。その場合、i番目の
モジュールに対する配線は奇数回(2n+1回)、他の
すべての配線は偶数回(2m回=mループ)繰り返して
このルートに沿って導かれる。異なった位相誤差による
放射変動を避けるために、ループが中心に対して対称に
位置するモジュールの場合にただ対を成してモジュール
に通じ、各モジュールに通じていないことで十分であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のようにして本発明によれば校正サ
イクルあるいは遮蔽なしに、可及的に僅かな費用で外部
の有害な影響が補償されるような信号分配装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配線の多重付設の観点における複数の実施例が
示されている本発明に基づく信号配分装置の概略図。
【図2】相対感度に対する所定の値の二つの個々の配線
の概略図。
【図3】本発明に基づく装置の実施例の概略図。
【符号の説明】
SQ 信号源 SE1 信号受信器 SE2 信号受信器 SE3 信号受信器 A1 分岐点 A2 分岐点 A3 分岐点 x ルート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ、ツァーン ドイツ連邦共和国マルクドルフ、ベートー ベンシュトラーセ、8

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央の信号源(SQ)、複数の信号受信器
    (SEi )並びに信号源(SQ)から各信号受信器(S
    i )までの各配線を有する信号分配装置において、 各配線が共通のルート(x)に沿って導かれ、そのルー
    ト(x)に沿って幾つかの信号受信器(SEi )に対す
    る複数の分岐点(Ai )が存在し、i番目の信号受信器
    に対する配線が共通のルートに沿って信号源(SQ)か
    らi番目の信号受信器(SEi )の分岐点(Ai )まで
    奇数回繰り返して敷設され、この分岐点(Ai )から共
    通のルートの端部まで偶数回繰り返して敷設され、 配線が異なった相対感度を有する少なくとも二つの区域
    に分割され、 共通のルート(x)に沿ったルート要素(Δx)におけ
    る配線に対して、 (配線の敷設回数)×(配線の相対感度)=一定 の関係が成り立っていることを特徴とする信号分配装
    置。
  2. 【請求項2】共通のルートに沿った座標をx、配線に沿
    った座標をsとして、相対感度が比率ds/dx≧1に
    よって調整されていることを特徴とする請求項1に記載
    の信号分配装置。
  3. 【請求項3】比率ds/dxが所定のピッチのばね線の
    形をした配線のガイドによって調整されていることを特
    徴とする請求項2に記載の信号分配装置。
  4. 【請求項4】相対感度が適当な材料選択あるいはドーピ
    ングによって調整されていることを特徴とする請求項1
    に記載の信号分配装置。
  5. 【請求項5】配線が互いにねじられていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1つに記載の信号分配
    装置。
  6. 【請求項6】障害勾配を抑制するために、配線が、外乱
    をすべての配線の横断面にわたって一様に導く共通の母
    材中に埋設されていることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1つに記載の信号分配装置。
  7. 【請求項7】配線束が外乱勾配に対して絶縁されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記
    載の信号配分装置。
  8. 【請求項8】信号を分配するためでなく信号を集合する
    ために利用され、中央の信号源が中央の受信器で置き換
    えられ、各信号受信器がそれぞれ信号供給装置で置き換
    えられていることを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか1つに記載の信号分配装置。
JP6067263A 1993-04-08 1994-04-05 信号分配装置 Pending JPH0750605A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4311601.9 1993-04-08
DE4311601A DE4311601C2 (de) 1993-04-08 1993-04-08 Signalverteilungsanordnung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0750605A true JPH0750605A (ja) 1995-02-21

Family

ID=6485061

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