【発明の詳細な説明】
モニタの電源節約装置及び方法
〔技術分野〕
本発明はモニタに関するもので、特に、モニタについて使用しないときには電源
供給を制御するようにして電力節約を可能とする装置及び方法に関するものであ
る。
〔背景技術〕
一般にモニタは、コンピュータとつながれてコンピュータから受信されるビデオ
信号を表示する装置である。このモニタは、高電圧を利用して表示部のCRTを
駆動しなければならないので消費電力が大きい。したがって、モニタを使用する
システムにおいて、使用者がシステムを使用しないときにはモニタへの電源供給
を制御するようにすれば、電力を節約できる。
モニタを使用したコンピュータシステムにおいて、一定の時間、使用者によるキ
ー人力がなければ、モニタに表示中のデータイメージをブランキングする方法が
採用されてきた。このような技術について、Te J、 Chengにより提出
された米国特許第5,059.9’61号に開示されている。この特許に開示さ
れた技術は、コンピュータシステムにおいて、モニタに表示中のデータイメージ
をブランキングする時間を設定し、その設定された時間の中で入力がな+jれば
モニタに表示中のデータイメージをブランクとするものである。そして、画面ブ
ランク機能が遂行されている状態で再び使用者によるキー人力があると、コンピ
ュータがモニタのブランク機能を解除して以前に表示したデータイメージを再表
示するようになっている。
しかしながら、この特許に開示の技術では、モニタに表示中のデータイメージを
ブランキングするのみとなっているので、ブランク期間中でもモニタは電源部か
ら電源供給を受け、その消費電力は通常の動作時とほぼ同しになっている。また
、ブランク機能が、モニタにより遂行されるのではなくコンピュータの主制御部
により遂行されるため、モニタとコンピュータとの間に別途のケーブルが必要に
なる。さらに、カウンタにより画面ブランクの時間が固定的に設定されるので、
設定されたモニタのブランク時間を可変的に運用することができない。
〔発明の開示〕
本発明の目的は、モニタ装置において、一定の時間、非使用状態が続くときには
モニタの電源供給を遮断するようにして、消費電力を節約できるような装置及び
方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、コンピュータシステムにより表示機能の制御を受けるモニ
タ装置において、コンピュータシステムの主制御部に関係なく入力信号が発生す
るか否かを感知し、設定時間内に人力信号がなければモニタの電源供給を遮断す
るようにして消費電力を節約できるような装置及び方法を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、モニタ装置において、モニタの電源供給時間を制御す
る設定時間を自由に選択できるような装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、モニタ装置において、電源供給を制御する時間を多
種設定することにより、モニタの電源制御動作を順次遂行できるような装置及び
方法を提供することにある。
本発明のまたさらに他の目的は、モニタ装置において、電源供給を制御するため
の多種の入力信号により、モニタの電源制御動作を遂行できるような装置及び方
法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、モニタの電源節約装置は、外部入力信号を提供する人
力手段と、この入力手段と接続され、前記外部入力信号に応じて電源供給信号を
発生する電源供給信号発生手段と、一定時間の周期でタイマインクラブド信号を
発生するタイマインクラブド手段と、動作電圧の供給に応じてモニタを駆動する
駆動手段と、この駆動手段と接続され、駆動手段に対し動作電圧を提供及び遮断
する電源手段と、電源節約モードの基準時間値を貯蔵するメモリ手段と、電源供
給信号発生手段から発生される電源供給信号に応じて駆動手段に対し動作電圧を
供給するように電源手段を制御すると共にメモリ手段に電源節約モードの基準時
間値をセットし、前記タイマインクラブド信号に応じてメモリ手段に貯蔵した基
準時間値を更新し、そしてメモリ手段に貯蔵した基準時間値が設定時間値となる
ときに電源手段を制御して駆動手段に供給される動作電圧を遮断する制御手段と
、から構成される装
本発明の他の態様にれば、モニタの電源節約方法は、モニタに接続された人力手
段から外部入力信号が受信されるか否かを感知し、外部入力信号が受信されるた
びに電源手段を動作させると共に電源節約モードを実行するための時間値を基準
バッファにセットする過程と、タイマインタラブド信号がタイマから受信される
たびに基準バッファにセットされた基準値を更新する過程と、基準バッファの時
間値を検査し、設定時間が経過するまで外部入力信号が感知されなければ電源手
段を制御することによりモニタの動作電圧を遮断する過程と、を含んでなるもの
である。
本発明の目的、特徴、そして利点は、添付の図面を参照して説明する以下の好適
な実施例における詳述から明らかとなるであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、本発明によるモニタの電源節約装置を示すブロック図である。
図2は、図1に示した接続制御部を示す回路図である。
図3は、図1に示したモニタを示すブロック図である。
図4は、図3に示した制御部の内部構成を示すブロック図である。
図5は、本発明の好適な実施例における第1インクラブドサービスルーチンを示
すフローチャートである。
図6は、本発明の好適な実施例における第2インタラブドサービスルーチンを示
すフローチャートである。
図7は、本発明の好適な実施例におけるモニタの電源節約方法を示すフローチャ
ートである。
〔発明を実施するための最良の形態〕
以下の説明では、本発明のより全般的な理解のために、モニタに供給される電源
の電圧値や動作時間等の各種の特定した詳細が提示されている。しかしながら、
当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、これら特定の詳細でなく
ともその地条様に本発明を実施可能である口とは理解できよう。
図1は、本発明に係るモニタ12の電源節約装置の構成図である。キーボード1
4は第1人力手段として、使用者によるキー情報を発生する。マウス15は第2
人力手段として、使用者によるマウス情報を発生する。ここで、入力が発生する
か否かを判断するために、キーボード14にはキークロックKCKが使用され、
また、マウス】5には、PS/2方式の場合はマウスクロックMCK、R8−2
32C方式の場合は送信データTXDが使用される。
キーボード14から発生されるキー情報は、キークロックKCK、キーデータ、
キーリセット、接地信号(GND) 、及び5V電源からなる。また、マウス1
5から発生されるマウス情報は前記2つの方式に応じて、PS/2方式ではマウ
スクロックMCK、マウスデータ、マウスリセット、接地信号、及び5v電源か
らなり、R8232C方式では送信データTXD及び受信データRXDからなる
。
接続制御部
【3は、第1入力手段及び第2人力手段と接続され、キーボード14
から発生されるキー情報のうちキークロックKCKを受信し、マウス15から発
生されるマウス情報のうちマウスクロックMCK又は送信データTXDを受信す
る。そして、キークロックKCK、マウスクロックMCK又は送信データTXD
を受信したときに、入力信号が発生したことを知らせる外部入力信号を発生する
。また、接続制御部13は、キーボード14から発生されるキー情報及びマウス
15から発生されるマウス情報をコンピュータ11に出力する。
コンピュータ11は、第1、第2人力手段と直接接続されるか、又は接続制御部
13を介して接続される。本発明において、このコンピュータ11は、接続制御
部13を介して前記各入力手段と接続される場合には、接続制御部13を通じて
受信される前記各人力手段からのキー情報及びマウス情報を分析して該当する機
能を遂行すると共に、表示動作を遂行するためのビデオ信号及び同期信号を発生
する。
モニタ12は、コンピュータ11からビデオ信号及び同期信号を受信し、また接
続制御部13から外部入力信号を受信する。モニタ12はその内部に、電力節約
のための基準時間をセットするバッファ、タイマインタラブド信号の発生手段、
モニタ12で必要な各種電源を発生する電源供給手段、表示部、そして表示部を
動作させるための駆動手段及び電源制御手段を備えている。このうち、駆動手段
の電源供給は接続制御部13から受信される外部入力信号の発生周期に従って制
御される。このモニタ12は、外部入力信号を受信するたびに電源供給手段を動
作させて駆動手段への駆動電源供給状態を維持させると共に、電源節約モードを
遂行するためにバッファに時間値をセットする動作を繰り返す。さらに、タイマ
インタラブド信号を受信するたびにバッファに貯蔵された時間値を更新し、その
時間値が経過すると電源供給手段を制御して駆動手段への電源供給を遮断する。
図2は、図1に示した接続制御部13を具体的に示す回路図である。抵抗R1、
キャパシタCI、抵抗R3、及びトランジスタQlから第1入力信号感知手段が
構成される。この第1入力信号感知手段の抵抗R1は、キーボード14における
キークロックKCK端に直列接続され、キークロックKCKの減衰を減らすため
の電流制限の機能を遂行する。キャパシタCIは、一端が抵抗R1と直列接続さ
れてキークロックKCKに含まれる直流レベルを除去するためのDCカップリン
グ(DCcoupltng)機能を遂行する。抵抗R3は、電源Vce端とキャ
パシタCIの他端との間に接続され、スイッチング素子であるトランジスタQl
を駆動するためのバイアス電圧レベルを設定する。トランジスタQlはスイッチ
ング素子で、コレクタが接地端に接続されると共にベースがキャパシタCIの他
端に接続され、キークロックKCKの論理状態に従ってスイッチングする。
一方、抵抗R2、キャパシタC2、抵抗R4、及びトランジスタQ2から第2入
力信号感知手段が構成される。この第2入力信号感知手段の抵抗R2は、マウス
15におけるマウスクロックMCK端又はマウスデータMTD端に直列接続され
、マウスクロックMCK又はマウスデータMTDの減衰を減らすための電流制限
の機能を遂行する。キャパシタC2は、一端が抵抗R2と直列接続されてマウス
クロックMCK又はマウスデータMTDに含まれる直流レベルを除去するための
DCカップリング機能を遂行する。抵抗R4は、電源Vce端とキャパシタC2
の他端との間に接続され、スイッチング素子であるトランジスタQ2を駆動する
ためのバイアス電圧レベルを設定する。トランジスタQ2はスイッチング素子゛
で、コレクタが接地端に接続されると共にベースがキャパシタC2の他端に接続
され、マウスクロックMCK又はマウスデータMTDの論理状態に従ってスイッ
チングする。
電源供給信号発生手段はフォトカプラーPC1抵抗R5〜抵抗R8、及びトラン
ジスタQ3て構成される。フォトカプラーPCの発光ダイオードは、トランジス
タQ】及びトランジスタQ2の各エミッタに共通接続される陰極端を有し、そし
て抵抗R5を介して電源Vce端に接続される陽極端を有する。また、フォトカ
プラーPCのフォトトランジスタは、抵抗R6を介して電源Vce端に接続され
るコレクタを有し、そして接地端に接続されるエミッタを有する。このフォトカ
プラーPCは、受信されるキークロックKCK、マウスクロックMCK又はマウ
スデータMTDの外部入力信号を第1インタラブド(interrupt )信
号lNTlとしてモニタ12の制御部31に伝達する機能を遂行する。さらに、
このフォトカプラーPCは、外部入力信号の接続動作が遂行されるときに電気的
絶縁動作を遂行するので、モニタ12内の異常電圧によるコンピュータ11のメ
インボードの破損を防止するための空間的絶縁機能をもつ。抵抗R5は、電源V
ce端とフォトカプラーPCの発光ダイオードの陽極端との間に接続され、発光
ダイオードの電流制限の機能を遂行する。抵抗R6〜抵抗R8及びトランジスタ
Q3は、フォトカプラーPCと端子21との間に接続され、第1インタラブド信
号lNTlを反転する反転バッファ(inverting butter)の機
能を遂行する。尚、接続制御部I3の電源VCCは、人力手段であるキーボード
14又はマウス15から供給される。
図2に示す回路の動作は次のようになる。接続制御部13がモニタ12と接続さ
れない場合は端子21と端子22が開状態にあるので、制御部31の受信データ
端子RXD及びインクラブド端子lNTlは論理ハイを有する。すると、この制
御部31は、受信データ端子RXDを通じて受信される信号の論理を検査して接
続制御部13が接続されていない状態であることを認知する。一方、接続制御部
13がモニタ12に接続された状態で、キーボード14からキークロ・ツクKC
Kが発生されず、またマウス15からマウスクロックMCK又はマウスデータM
TDが発生されないと、フォトカプラーPCの発光ダイオードは非導通状態にな
るので、フォトトランジスタも非導通状態になる。したがって、このフォトトラ
ンジスタのコレクタから論理ハイ信号が出力され、これによりトランジスタQ3
が導通する。トランジスタQ3が導通するとコレクタに論理ロウ信号が発生し、
端子21及び端子22を通じて制御部31の受信データ端子RXD及びインタラ
ブド端子TNTlに論理ロウ信号を出力する。これにより制御部31は、接続制
御部13がモニタ12に接続されていることを認知する。
接続制御部13がモニタ12と接続されている状態において、キーボード14か
ら論理ロウを有するキークロックKCKが発生すると、そのキークロックKCK
は抵抗R1及びキャパシタC1を通じてトランジスタQlのベースに印加され、
トランジスタQiが導通ずる。これにより、トランジスタQ1のエミッタの接続
ノード23に論理ロウ信号が発生してフォトカプラーPCの発光ダイオードの電
流ループが形成される。発光ダイオードが導通するとフォトカプラーPCのフォ
トトランジスタが導通ずるので、結果的に、フォトカプラーPCは論理ロウ信号
を出力する。これによりトランジスタQ3が非導通状態になるので、制御部31
のインクラブド端子lNTlに、キークロックKCKに従う第1インタラブド信
号lNTlが印加される。このとき制御部31は、インクラブド端子lNTlに
受信される信号が論理ロウから論理ハイに遷移する上昇エツジ(raising
edge)でインクラブド信号を認知する。したがって、キークロックKCK
が発生してインクラブド端子lNTlに受信される信号が上昇エツジを生じる瞬
間、制御部31は、その上昇エツジを第1インクラブド信号lNTlとして感知
し、人力信号が発生したことを認知する。一方、マウス!5からマウスクロック
MCK又はマウスデータMTDが発生する場合も同様にトランジスタQ2が導通
して接続ノード23に論理ロウ信号が発生するので、制御部31は、第1インク
ラブド信号1NTIを感知して入力信号が発生したことを認知する。
図3は、図1に示したモニタI2の内部構成を示す。制御部31は、ROM及び
RAM等のメモリを内装し、タイマインクラブドの機能を遂行できるマイクロコ
ン]・ローラ(microcontroller )である。図4に、その制御
部31の内部構成を示す。この制御部3Iには、米国インテル社製の8051.
8052等を使用することができる。制御部31のRA M領域には、本発明に
係るモニタ12の電源節約の機能を遂行するために、第1基準バッファ5SP−
REG、第2基準バッファPOT−REG、時間バッファTM−REG、及び電
源フラグPWR−FGの領域が割当てられている。秒バッファ5EC−REGは
、第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGに設定
された時間値を更新するために、第2インクラブド信号INT2を処理するよう
に割当てられている。
また、CPUに接続されたタイマ(TIVER)は第2インクラブド信号を発生
する。
制御部31におけるCPUは、接続制御部!3から第1インタラブド信号lNT
1を受信し、またコンピュータ11から垂直同期信号及び水平同期信号を受信す
る。制御部31が第1インタラブド信号lNTlを受信するときに、CPUは、
第1電源制御ポートSSP及び第2電源制御ポートPOTに電源を伝達可能とす
る電源制御信号を出力すると共に、第1基準バッファ5SP−REG及び第2基
準バッファPOT−REGにモニタ12の電源制御のための基準時間をそれぞれ
セットする。タイマから第2インタラブド信号INT2が受信されると、CPU
は第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGの値を
減縮する。したがって、基準バッファに設定された時間値が0になる前に第1イ
ンクラブド信号lNTlが発生すると、CPUは、電源を供給するための電源制
御信号を発生する状態を維持すると共に、第!基準バッファ5SP−REG及び
第2基準バッファPOT−REGに再び時間値をセットする。一方、基準バッフ
ァの時間値が0になるまで第1インクラブド信号lNTlが発生しなければ、C
PUは、第1電源制御ポートSSP及び第2電源制御ボートPoTに電源供給を
遮断するための電源制御信号を出力する。
電源部32はアナログ電源部41、電源スイツチ部42、及びディジタル電源部
43で構成されている。アナログ電源部41及びディジタル電源部43はそれぞ
れ屋内電源に接続されて第1電源電圧■l〜第3電源電圧V3を発生する。この
電源部32としては、スイッチング電源(Switching Mode Po
wer 5upply)を使用することができる。アナログ電源部41は、交流
電源を整流・調整して第1電源電圧Vl及び第2電源電圧■2を発生し、制御部
31のCPUの第2電源制御ポートPOTから発生する第2電源制御信号に従っ
て第1電源電圧Vl、第2電源電圧■2の発生を制御する。アナログ電源部4I
から出力される第1電源電圧Vl及び第2電源電圧V2は、制御部31を除くモ
ニタ12の各構成部に供給される。すなわち、第1電源電圧Vlは高圧電で、モ
ニタ12の各構成部における駆動電源として使用され、第2電源電圧v2は、表
示部37のヒータ44を駆動するために使用される。電源スイツチ部42は、ア
ナログ電源部41の第1電源電圧v1端に接続され、制御部31の第1電源制御
ポー1− S S Pから発生する第1電源制御信号に従って第1電源電圧Vl
の供給を制御する。ディジタル電源部43は、交流電源を整流・調整して第3電
源電圧v3を発生する。この第3電源電圧V3は動作電圧として制御部31に供
給される。これにより、制御部31にはモニタ12の電源節約モードに関係なく
一定の電、源が供給されるので、入力信号の有無に関係なく常に動作できる。尚
、このように電源部32の設計に際して別途のディジタル電源部43を構成せず
とも、アナログ電源部41からディジタル電源となる第3電源電圧■3を発生し
で、第2電源制御信号の状態に関係なく常に第3電源電圧v3を供給するように
設計することもできる。
駆動手段はビデオ処理部33、水平偏向増幅部34、垂直偏向増幅部35、及び
高電、圧処理部36で構成される。表示部37がこの駆動手段の出力端に接続さ
れ、受信されるビデオ信号を映像として画面表示する。駆動手段のビデオ処理部
33は、コンピュータ!1からビデオ信号を受信し、また電源部32から動作電
圧として第1電源電圧Vlを受け、そして制御部31により制御される。ビデオ
処理部33はオンスクリーンディスプレイ(On 5creen Disp!a
y)機能を備え、受信されるビデオ信号を増幅して表示部37に出力する。水平
偏向増幅部34は、電源スイツチ部42から出力される第1電源電圧Vlを動作
電圧として受け、水平同期信号を受信してこれを増幅し、表示部37の水平偏向
を制御する。垂直偏向増幅部35は、電源スイツチ部42から出力される第1電
源電圧Vlを動作電圧として受け、垂直同期信号を受信してこれを増幅し、表示
部37の垂直偏向を制御する。高電圧処理部36は、電源スイツチ部42から第
1電源電圧Vlを受けて表示部37に位置したフライバックトランスを駆動する
。
表示部37はCRT (Cathod Ray Tube)であって、アナログ
電源部41から発生される第2電源電圧v2を受けてヒータ44を加熱し、高電
圧処理部36から発生される電源を動作電圧とする。そして、水平偏向増幅部3
4及び垂直偏向増幅部35の出力に応してビデオ信号の画面位置を偏向し、ビデ
オ処理部33から受信されるビデオ信号を映像として画面表示する。
図3及び図4に示す構成の動作を次に説明する。第1インクラブド信号lNT1
の感知時に制御部31は、第1電源制御ポートSSP及び第2電源制御ポートP
OTに動作電圧を供給するための信号をそれぞれ出力すると共に、内部の第1基
準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGに、第1電源節
約モード及び第2電源節約モードを遂行するためにそれぞれ設定された時間値を
セットする。第1基準バツフアSSP REGにセットされる第1電源節約モー
ドの時間値は、第2基準バッファPOT−REGにセットされる第2電源節約モ
ードの時間値より小さい値を有する。これは、電源供給を順次に遮断してモニタ
12の電源供給を効率的に制御するためである。さらに、タイマから第2インタ
ラブド信号INT2が発生すると、制御部31は、第1基準バッファ5sp−R
EG及び第2基準バッファPOT−REGにセットされた時間値を減縮する。
つまり、第1インクラブド信号lNTlが発生しなければ、第1基準バッファ5
SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGにセットされた時間値は小さ
くなっていく。このとき、第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッフ
ァPOT−REGにセットされた時間値が0になる前に第1インタラブド信号■
NTIが受信されると、制御部31は、第1’l#f制御ポートssP及び第2
電源制御ポートPOTに第1電源電圧Vl及び第2電源電圧v2を供給するため
の信号を維持させ、それと共に第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バ
ッファPOT−REGに第1電源節約モード及び第2電源節約モードの各時間値
を再度セットする。一方、第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッフ
ァPOT−REGにセットされた時間値が0になるまでに第1インタラブド信号
lNTlが発生しなければ、制御部31は、第1電源制御ポートSsP及び第2
電源制御ポートPOTに電源を遮断するための第1電源制御信号及び第2電源制
御信号を出力する。このとき、第1基準バツフアSSI”−REGにセットされ
る第1電源節約モードの時間値は、第2基準バッファPOT−REGにセットさ
れる第2電源節約モードの時間値より小さい。そのため、電源節約モードの実行
時、制御部3Iは、第1電源制御ポートSSPに第1電源電圧V1の供給を遮断
するための第1電源制御信号を出力した後に第2電源制御ポー)POTにアナロ
グ電源部41の動作を中断させるための第2電源制御信号を出力する。
制御部3Iの第1電源制御ポートSSP及び第2電源制御ボー1−POTに接続
される電源部32は、各ポートから受信される信号に応じて電源を制御する。す
なわち、第1電源制御ポートSSPに遮断を示す第1電源制御信号が出力される
と電源スイツチ部42が非導通状態になり、モニタ】2の駆動手段であるビデオ
処理部33、水平偏向増幅部34、垂直偏向増幅部35、及び高電圧処理部36
にそれぞれ印加される第1電源電圧Vtの経路が遮断される。このときに遮断を
示す第2電源制御信号が発生されなければ、アナログ電源部41から発生される
第2電源電圧■2はヒータ44に供給されるので、表示部37は動作待機状態を
とる。その後、第2電源制御ポートPOTに遮断を示す第2電源制御信号が出力
されると、アナログ電源部41は第1電源電圧Vl及び第2電源電圧■2の発生
を中断する。すると、モニタ12の動作電圧が両方とも遮断されるので、モニタ
12は表示機能を中断する。したがって、設定時間の間に入力信号が発生しない
場合モニタ12の動作電圧が遮断されるので、電力を節約できるうえに、不要な
表示動作が行われないのでモニタの寿命が延長され得る。
このような電源節約モードにおいても制御部31は外部入力信号が受信されるか
どうかを感知しなければならないので、ディジタル電源部43は電源節約モード
に関係なく常に動作状態を維持する。したがって、制御部31は、電源節約モー
ドでもディジタル電源部43から第3電源電圧■3を受けている。そこでもし第
1インクラブド信号lNTlが受信されれば、モニタ12を電源節約モードから
解除して通常モードに移すことができる。すなわち、電源節約モードを遂行して
いる状態において外部人力信号が発生すると、制御部31が第1インクラブド信
号lNTlを感知して第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ポートPOT
をクリアし、同時に第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPO
T−REGにそれぞれ設定された第1電源節約モード及び第2電源節約モードの
時間値を再セットするので、電源部32が駆動手段に動作電圧を供給する。した
がって表示部37には、以前に表示していた画面が再び表示される。
前述したように、アナログ電源部41はモニタ12の動作電圧として使用される
第1電源電圧Vl及び第2電源電圧■2を発生する。このうち第1電源電圧■l
は、ビデオ処理部33、水平偏向増幅部34、垂直偏向増幅部35、及び高電圧
処理部36に供給されるすべての電源を通称し、8■、+2VS 16V、25
■、85V、200V等を使用し得る。また、第2電源電圧■2は、表示部37
のヒータ44の動作電源として6Vを使用し得る。
前述したようなモニタ12の電源節約装置は電源を順次に制御する方式を使用し
ているが、第1基準バッファ5SP−REに及び第2基準バッファPOT−RE
Gを1つの基準バッファとして使用し、第1電源制御ボートSSP及び第2電源
制御ポートPOTを1つの電源制御ボートとして使用すれば、順次に電源を制御
するのではなく一度に制御し得ることが分かる。
図5は、モニタ12の制御部31が第1インクラブド信号lNTlを感知すると
きに遂行する第1インクラブドサービスルーチンを示す。制御部31は、第1イ
ンタラブド信号lNTlを感知すると段階502で処理中のデータを貯蔵し、段
階504で第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ポートPOTをクリアす
る。そして段階506で電源フラグPWR−FGをセットし、段階508で第1
基準バッファ5SP−REGに第1基準時間値をセットし、さらに段階51Oで
第2基準バッファPOT−REGに第2基準時間値をセ・ソトする。次いで段階
512で第1インクラブド信号lNTlをディスエーブルとし、段階514で貯
蔵したデータを読出した後、図7のようなメインプログラムルーチンに復帰する
。
ここで、第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ボート1)OTのクリアは
、電源スイツチ部42及びアナログ電源部41を動作させるための信号が出力さ
れることを意味するとし、第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ポートP
OTのセットは、電源スイツチ部42及びアナログ電源部41の動作を中断させ
るための第1電源制御信号及び第2電源制御信号が出力されることを意味すると
する。また、電源フラグPWR−FGのセットとは電源供給状態を意味するもの
とし、電源フラグPWR−FGのクリアとは、第1及び第2電源電圧の供給を遮
断することにより電源節約モードが遂行されることを意味するものとする。
図5に示す第1インクラブドサービスルーチンによる動作を説明すると次のよう
になる。キーボード14又はマウス15から入力信号が発生すると、接続制御部
13は受信される入力信号の変化に従ってトリガされ、モニタ12の制御部31
は、接続制御部13の出力端における変化工・ソジを第1インタラブド信号lN
Tlとして受信する。この第1インクラブド信号lNTlが受信されると、制御
部31は段階502で処理中のデータを一旦貯蔵し、次いで、電源節約モードを
遂行するための各種バッファ及びフラグ等の調整を行う。
すなわち、制御部31は、段階504で第1電源制御ボートSSP及び第2電源
制御ポートPOTをクリアして電源節約モードを解除し、通常モードとする。
この通常モードとは、アナログ電源部41及び電源スイツチ部42が正常に動作
して第1電源電圧Vt及び第2電源電圧v2を供給するモードである。つまり、
第1インクラブド信号lNTlが受信されると、制御部31は、第1電源制御ボ
ートSSP及び第2電源制御ポートPOTをクリアすることにより、第1電源電
圧v1及び第2電源電圧v2をモニタ12の各駆動手段に供給できるように電源
部32を制御する。さらに言えば、第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御
ポートPOTがクリアされると、通常モードを遂行するために電源をオンとする
ための信号が出力され、一方、第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ポー
トPOTがセットされると、電源節約モードを遂行するために電源部32に第1
電源制御信号及び第2電源制御信号が出力される。したがって、この段階で以前
の状態が電源節約モードであればモニタ12の各駆動手段に動作電圧が供給され
、また、以前の状態が通常モードであれば動作電圧の供給状態が維持される。そ
して段階506で、現在の状態が電源節約モードではないことを現すために電源
フラグPWR−FGをセットする。
次いで、制御部31は、段階508及び段階510を遂行して第1基準バッファ
5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGに、第1電源節約モード及
び第2電源節約モードを遂行するための各時間値をセットする。すなわち、第1
基準バッファ5SP−REGには第1電源節約モードを遂行するために設定した
時間値をセットし、第2基準バッファPOT−REGには第2電源節約モードを
遂行するために設定した時間値をセットする。これら時間値は時間バッファTM
−REGの値で設定できる。本実施例においては、第1基準バッファ5sp−R
EGにセットされる第1電源節約モードの時間値を、時間バッファTM−REG
に登録された時間値の1/2に設定し、そして第2基準バッファPOT−REG
にセットされる第2電源節約モードの時間値を、時間バッファTM−REGに登
録された時間値に設定している。つまり、本実施例において第2基準バッファP
OT−REGにセットされる第2電源節約モードの時間値は、第1基準バッファ
5SP−REGにセットされる第1電源節約モードの時間値の2倍である。尚、
必要であれば、第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−
REGにセットされる各時間値は適宜変更可能で、したがって第1電源節約モー
ド及び第2電源節約モードの遂行周期は必要に応じて変更できる。
第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGに時間値
がセットされた後、制御部31は段階512で、第1インタラブド信号lNTl
の連続的な発生による不要なインクラブドサービスルーチンの遂行を防止するた
め、第1インタラブド信号lNTlをディスエーブルとし、段階514で、該当
する作業を実行するために貯蔵したデータを読出す。
したがって、キーボード14又はマウス15から外部人力信号が受信されると、
該当時点で接続制御部13が第1インクラブド信号lNTlを発生し、モニタ1
2の制御部31は、電源節約モードを遂行するために各種基準値をセ・ソ卜する
上記の動作を繰り返して遂行する。このとき、第1インクラブド信号lNTlが
発生する以前の状態が電源節約モードであれば制御部31は、第1電源制御ボー
トSSP及び第2電源制御ポートPO′「から電源をオンとするための電源制御
信号を出力し、第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準、(・ソファPO
T−REGにそれぞれ設定された時間値を再セットする。一方、以前の状態が通
常モードであれば制御部31は、第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ポ
ートPOTから出力されている信号を維持して電源供給状態を維持し、第1基準
Iくツファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGのそれぞれに設
定された電源節約モードの時間値を再セットする。したがって、設定された時間
を過ぎる前に外部入力信号が発生すると、モニタ12は通常モードを遂行して正
常な表示動作を遂行する。一方、設定された時間を過ぎても外部入力信号が発生
しなければ、モニタ12は、順次に第1電源節約モード及び第2電源節約モード
を遂行して動作電源の供給を中断する。
図6は、モニタ12の制御部31がタイマインタラブド信号を感知する際に遂行
する第2インクラブドサービスルーチンを示す。第2インタラブド信号INT2
を感知すると段階602で秒バッファ5EC−REGの値が0であるか否かを検
査し、0でない場合は、段階604で秒バ・ソファ5EC−REGの時間値を減
少してリターンし、0の場合は、秒バッファ5EC−REGに時間値をセ・ソト
した後に段階608に進行する。段階608では第1基準)<ツファSSP−R
EGの時間値が0であるか否かを検査し、Oの場合は段階612に進行し、0で
ない場合は、段階610で第1基準バッファ5SP−REGの時間値を減少した
後に段階612に進行する。そして段階612で第2基準バッファPOT−RE
Gの時間値が0であるか否かを検査し、0の場合はメインルーチンにリターンし
、0でない場合は、段階614て第2基準バッファPOT−REGの時間値を減
少した後にリターンする。
図6に示す第2インタラブドサービスルーチンによる動作を説明する。第1イン
タラブド信号lNTlにより第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッ
ファPOT−REGにセラl−された第1電源節約モード及び第2電源節約モー
ドの各時間値は、タイマインクラブド信号により減少される。本実施例において
は、前述のタイマにより周期的に発生する第2インタラブド信号INT2は1m
S周期で発生され、秒バッファ5EC−REGを使用して第1基準バッファ5S
P−REG及び第2基準バッファPOT−REGの時間値が減少される。このと
き、1秒はl 000msであるので、秒バッフySEC−REGは1000に
セットされる。尚、タイマインタラブド信号の発生周期は必要に応じて変更し得
る。
第2インクラブド信号INT2が発生すると、制御部3Iは段階602て秒バッ
ファ5EC−REGの値を検査する。このとき、秒バッファ5EC−REGの値
が0でない場合、制御部3Iは、段階604に進行して秒バッファ5EC−RE
Gの値を1だけ減少させてリターンする。一方、秒バッファ5EC−REGの値
が0の場合、制御部31は、段階606で秒バッファSE(、−R,EGに10
00をセットして再び秒単位のカウント動作を再開させ、段階608に進行する
。
この秒単位の時間計数は第2インクラブド信号INT2によるダウンカウントで
実施しているが、これはアンプカウントでも実施し得る。
秒バッファ5EC−REGが0の状態である場合、制御部3Iは1秒周期になっ
たことを認知しまた状態になるので、段階608で第1基準バツフアSSl”R
EGの状態を検査する。このとき、第1基準バッファ5SP−REGの時間値が
0の状態であると段階612に進行する。これは、第1電源節約モードが遂行さ
れていることを現す。一方、第1基準バッファ5SP−REGの時間値がOの状
態でなければ制御部31は、段階610で第1基準バツフアS S P−REG
の時間値を1秒減少させて段階610に進行する。そして、第1基準バッファ5
SP−REGの時間値を更新した後、制御部31は段階612で、第2基準バッ
ファPOT−REGの状態を検査する。このとき、第2基準バッファPOT−R
EGの時間値がOの状態であるとメインルーチンにリターンする。これは、第2
電源節約モードが遂行されている状態を意味する。一方、第2基準バッファPO
T−REGの時間値が0の状態でなければ制御部31は、段階614で第2基準
バッファーPOT−REGの時間値を1秒減少させてリターンする。この第1基
準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGの時間値を更新
する過程はダウンカウントで実施しているが、これはアップカウントでも実施し
得る。
このように、第2インタラブド信号INT2の発生により制御部31は、第1イ
ンクラブド信号lNTlによりセットされた第1基準バッファ5SP−REG及
び第2基準バッファPOT−REGの各時間値を更新する動作を遂行する。した
がって、セットされた時間を過ぎても入力信号が受信されないと、第1基準バッ
ファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGは0の状態になり、こ
れは、モニタ12の電源節約モードの実行時間になったことを意味する。
図7は、本発明による電源部32の動作を制御してモニタ12の電力を節約する
過程を示すフローチャートを示す。これは、第1インタラブ゛ト信号lNTl及
び第2インクラブド信号INT2が発生しない場合に遂行されるメインルーチン
である。段階702て時間セットアツプキー(time set up key
)入力が受信されるか否かを検査し、時間セットアツプキー人力があると段階7
04でオンスクリーン機能を利用して時間メニュー(ti+ne wIenu)
を表示し、なければ段階71Oに進行する。段階704て時間メニューを表示し
た後は、段階706で時間選択キー人力があるか否かを検査する。段階706で
時間選択キー人力があると、段階708で時間バッファTM−REGに選択され
た時間値を貯蔵して段階71Oに進行し、なければ段階704に復帰する。そし
て、段階710で制御部31の受信データ端子RXDを通じて受信される信号が
論理ロウの状態であるか否かを検査する。信号が論理ハイの状態であれば、段階
712で第1電源制御ポートSSP及び第2電源制御ポートPOTをクリアして
第1インタラブド信号lNTlをディスエーブルとした後に復帰し、信号が論理
ロウの状態であれば、段階714に進行する。段階714では、電源フラグPW
R−FGの状態を検査し、電源フラグPWR−FGがリセット状態であれば段階
728に進行し、セット状態であれば、段階716で第1基準バッファ5SP−
REGの時間値が0であるか否かを検査する。段階716で、第1基準バッファ
5SP−REGの時間値が0でない場合には、段階718で第1電源制御ポート
SSP及び第2電源制御ポートPOTをクリアして段階728に進行し、0の場
合には段階720に進行して第1電源制御ポートSSPをセットした後に段階7
22に進行する。段階722では、第2基準バッファPOT−REGの時間値が
0であるか否かを検査し、0でない場合には、段階724に進行して第2電源制
御ポートPOTをクリアして段階728に進行し、0の場合には、段階726に
進行して第2電源制御ポートPOTをセットし、さらに電源フラグPWR−FG
をクリアした後に段階728に進行する。段階728では、第1インクラブド信
号INT+をエネーブルとした後にリターンする。
図7に示すメインルーチンによる動作を説明する。このメインルーチンでは、時
間バッファTM−REGの時間値を選択して貯蔵する動作が行われ、そして第1
基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−REGの状態を検査
して電源節約モードを実行するか否かが決定される。メインルーチンが始まると
制御部3Iは、段階702で時間セットアツプキー人力があるか否かを検査する
。時間セットアツプキー人力がない場合には段階710に進行する。一方、段階
702て時間セットアツプキー人力を感知すると、制御部31は、段階704で
ビデオ処理部33を制御し、オンスクリーン機能を利用して時間メニューを表示
する。この時間メニューは適宜決定できるが、本実施例においては、5分単位で
設定されている(例: 5−1.0−15−20←25←→30−−−・−−−
−・・・−59m55−60)。そして段階706で制御部31は、時間選択キ
ー人力があるか否かを検査する。この時間選択キー人力には、アップ/ダウンキ
ー (up/down key)を使用できる。時間選択キー人力があって任意
の時間値が選択されると、段階708で選択された時間値を時間バッファTM−
REGに貯蔵した後、段階710に進行する。ここで、時間バッファTM−RE
Gは、図5に示した第1インクラブドサービスルーチンで第1基準バッファ5S
P−R,EG及び第2基準バッファPOT−REGをセットするために使用され
る。したがって、電源節約モードの実行周期を決定するための時間周期は、時間
バッファTM−REGの時間値と第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準
バッファPOT−R,EGにセットされる各時間値により決定され、これは必要
に応じて設定変更できることになる。尚、時間セットアツプキー信号及び時間選
択キー信号は、コンピュータロからの受信でもよいし、モニタ12に別途の人力
手段を備えることで実施してもよい。
また、時間バッファTM−REGに時間を登録する方法は、時間メニューを使用
せずに使用者が直接的に設定するようにもできる。すなわち、上記別途の入力手
段を使用して時間セットアツプキー人力、時間設定用数字キー人力、そして時間
登録キー人力を順次に発生させたときに、モニタ12の制御部31が時間値を時
間バッファTM−”REGに登録するようにすればよい。
メインルーチンで時間バッファTM−REGの時間値が決定されて登録が行われ
た後、又は時間セットアツプキー人力のない場合、制御部31は、段階710で
受信データ端子RXDに受信される信号を検査する。ごれは、制御部31と接続
制御部13の出力端が接続されているか否かを検査するためである。すなわち、
接続制御部13と制御部31が接続されていない場合、端子21と端子22は開
状態にあるので、制御部31の受信データ端子RXD及び入力端子はフローティ
ング状態になり、制御部31はこれを論理ノ\イの状態として感知する。一方、
接続制御部13が制御部31に接続されるときには端子21と端子22が閉状態
にあるので、外部人力信号が発生しなければトランジスタQ3が導通して論理ロ
ウの信号がトランジスタQ3のコレクタで発生する。また、端子21と端子22
が閉状態で外部入力信号が発生すれば、トランジスタQ1又はトランジスタQ2
がスイッチングされるので、接続ノード23の論理状態が変化する。したがって
、フォトカプラーPC及びトランジスタQ3が連動してスイッチングされるので
、制御部31はインタラブド端子lNTlを通じてトリガ信号を受信し、第1イ
ンタラブド信号lNTlを感知する。したがって、制御部31は、受信データ端
子RXDを通じて論理ハイ信号を受信すると、段階710でこれを感知して接続
制御部13が接続されていないことを認知し、段階712で第1電源制御ボート
SSP及び第2電源制御ポートPOTをクリアし、また第1インタラブド信号l
NTlをディスエーブルとした後にリターンする。この場合、受信データ端子R
XDはモニタ12を制御ボックス(control box) ヘ接続し、入出
力部(SIO)を通じて他の機能(factory preset)を遂行する
ための端子として使用される。
したがって、段階712では入出力部がエネーブルとされる。
段階710で制御部31の受信データ端子RXDが論理ハイの状態であると、接
続制御部13が接続されている状態にあるので、段階714で電源フラグPWR
−FGの状態が検査される。このとき、電源フラグPWR−FGがクリアの状態
ならば電源節約モードが実行されている状態であるので、段階728に進行する
。すなわち、電源フラグPWR−FGがクリアであれば、制御部31は、第1電
源制御ボートSSP及び第2電源制御ポートPOTをセットして動作電圧の供給
を遮断するための第1電源制御信号及び第2電源制御信号を出力する。これによ
り、電源スイツチ部42が遮断とされ、またアナログ電源部41の動作が中断さ
れる。したがって、第1電源電圧vl及び第2電源電圧V2は供給されない。
結果的に、モニタ12の駆動手段の動作は中断され、表示部37は画面表示機能
を遂行しなくなる。
段階714で電源フラグPWR−FGがセット状態ならば、通常モードの遂行状
態、あるいは第1電源節約モードを遂行している状態である。したがって段階7
16で制御部31は第1基準バッファ5SP−REGの時間値を検査する。段階
716で第1基準バッファ5SP−REGの時間値が0でなければ、制御部31
は、通常モードでモニタ12を動作させるために段階718で第1電源制御ボー
トSSP及び第2電源制御ポートPOTのクリア状態を維持し、段階728に進
行する。通常モードにおいては、アナログ電源部41が動作し、また電源スイツ
チ部42が導通状態で、第1電源電圧V1及び第2電源電圧■2がモニタ12の
駆動手段及び表示部37のヒータ44に供給される状態にある。したがって、駆
動手段が制御部31の制御下で該当機能を遂行し、表示部37は受信されるビデ
オ信号を映像として画面表示する。
段階716で第1基準バッファ5SP−REGの時間値が0の状態であると、制
御部31は、段階720で第1電源制御ボートSSPをセットして第1電源節約
モードを実行し、段階722に進行する。第1電源制御ボートSSPがセットさ
れると、電源スイツチ部42が遮断され、アナログ電源部41から発生される第
1電源電圧Vlが遮断される。したがって、ビデオ処理部33、水平偏向増幅部
34、垂直偏向増幅部35、及び高電圧処理部36の動作が中断されることによ
り、表示部37では画面表示動作が中断される。一方このときには、アナログ電
源部41から発生される第2電源電圧■2は表示部37のヒータ44に供給され
るのでヒータ44は動作している。この第1電源節約モードにおいてヒータ44
を動作させる理由は、外部入力信号が受信された場合にモニタ12の動作に応じ
て迅速に画面表示を行うためである。
段階720の遂行後に制御部31は、段階722で第2基準バッファPOT−R
EGの時間値を検査する。そして、第2基準バッファPOT−REGの時間値が
0でなければ、段階724で第2電源制御ポートPOTをクリアにして段階72
8に進行する。この場合、制御部31は第1電源制御ボートSSPをセット、第
2電源制御ポートPOTをクリアとする。つまり、制御部31は、第1電源節約
モードの遂行により第1電源電圧Vlの供給を遮断しながら表示部37のヒータ
44を駆動するための第2電源電圧■2は供給しておいて、その後、外部入力信
号が発生されるか否かを検査しつつ、第2電源節約モードの設定時間が経過する
か否かを検査する。
段階722で第2基準バッファPOT−REGの時間値が0である場合、制御部
31は、段階726で第2電源制御ポートPOTをセットして第2電源制御信号
を発生すると共に電源フラグPWR−FGをクリアし、段階72Bに進行する。
これは第2電源節約モードの遂行を意味し、制御部31は、第2電源節約モード
により第1電源制御ボートSSP及び第2電源制御ポートPOTをセットして第
1電源制御信号及び第2電源制御信号を発生すると共に電源フラグPWR−FG
をクリアとする。これにより、電源スイツチ部42が遮断状態を維持し、アナロ
グ電源部41は電源発生動作を中断して第1電源電圧Vl及び第2電源電圧v2
の発生を中止する。ただし制御部31は、インクラブド端子を通じて第1インタ
ラブド信号lNTlの発生を検査しなければならないので、電源節約モードに関
係なく常に動作して受信可能状態にある必要がある。このために、ディジタル電
源部43の出力である第3電源電圧■3が制御部31に供給される。したがって
、制御部31は、第2電源節約モードの実行中でも外部入力信号の受信有無を感
知できる。第2電源節約モードが実行されると、モニタ12に対するすべての動
作電圧供給が絶たれ、表示動作が中断される。 ゛第2電源節約モードが実行さ
れると、制御部31は電源フラグPWR−FGをクリアする。この電源フラグP
WR−FGのクリアは、モニタ12が電源節約モードに移行してアナログ電源部
41が電源電圧発生を中断したという意味であり、外部入力信号が受信されない
限り電源節約モードは解除されない。この第2電源節約モードが遂行されている
状態において外部入力信号が受信されない場合、制御部31は段階714でパワ
ーフラグPWR−FGのクリア状態を認知し、このときには第1電源制御ボート
SSP及び第2電源制御ボー)POTのセット状態を維持し、第2電源節約モー
ドを引き続き維持する。しかしながら、第2電源節約モードで第1′インクラブ
ド信号lNTlが発生すると、制御部31は、図5に示す第1インクラブドサー
ビスルーチンを実行して電源節約モードを解除する。
このようにして第1基準バッファ5SP−REG及び第2基準バッファPOT−
REGの状態を検査した後、制御部31は、段階728でキーボード14又はマ
ウス15から入力信号が発生されるか否かを検査するために、第1インタラブド
信号lNTlをエネーブルとしてリターンする。
以上の実施例では、多数の基準バッファ及び電源制御ポートを使用して電源節約
モードを順次に実行する例を示している。しかしながら、単一の基準ノ<・ソフ
ァ及び電源制御ポートの使用でも上記のような電源節約方式を実現できる。
また、モニタにおいて設定された時間内の入力信号の受信を判断して電源を節約
する方式を示した。しかしながら、コンピュータにおいて設定された時間内の入
力信号の受信を判断し、その判断結果を示す信号を水平同期信号及び垂直同期信
号にのせてモニタへ伝送し、その同期信号に含まれた判断結果信号をモニタで分
析して動作電源を制御するようにしても上記のような電源節約方式を実現可能で
ある。
さらに、コンピュータ又はモニタの前面に使用者の動きを感知するセンサを取り
付け、使用者が席を離脱したような場合にその離脱時間を検出して上記のような
モニタの電源節約方式を実現するようにもできる。
〔産業上の利用可能性〕
以上説明したように、コンピュータの使用者が作業中に離席したり、ある0ルヨ
池の理由で長時間入力信号が発生しない場合には、自動的にモニタの電源を遮断
する電源節約モードを実行してモニタの電力消費を大幅に節減できる。例えばモ
ニタの消費電力は、14インチモニタの場合70W〜80W程度、1フインチ七
二夕の場合約100W程度、21インチモニタの場合130W−140W程度で
あるが、使用しないときにこのモニタに対する電源供給をがソ卜することで、そ
の消費電力の約80〜90%を節約できる。
FIG、4
FIG、5
FIG、 6