JPH07504316A - ケーブルシール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ケーブルシール 本発明は、ケーブルシールを形成する、特に、通信ケーブル接続部用の容易にア クセスできるバット（ｂｕｔｔ）クロージヤーを形成するための方法および物品 に関する。

ケーブル接続部は、ケーブルの導体およびそれを接続しているコネクターが損傷 を受けるのを防止するために、その周囲の環境に対して封止する（シールする） 必要がある。ケーブル接続部を形成する場合、接続すべきケーブルの端部からケ ーブルジャケットを剥離して導体を露出させて接続する。接続部を形成した後に 、いわゆるケーブル接続部（スプライス、５ｐｌｉｃｅ）ケースまたはスプライ スクロージヤーを接続部の周囲に形成する。

ある場合においては、接続部は、インライン（−列に並んだ）構造であるより、 バット（切り株状）構造であるのが望ましい。これは、端部が同じ方向を向いて 横並びに配置されている２本またはそれ以上のケーブルを一体に接続することを 意味する。ドーム形状のカバーを有して成るハウジングは、出来上がった接続部 の上を滑動できるという利点がある。この場合、単一のシールを、ケーブルヵ仏 つジングの出口を出る箇所に形成する必要がある。（相互に向かい合うケーブル の端部の間で形成される）インライン接続部の場合、それぞれが接続部を包囲す る一般的に円筒状のハウジングの各端に１つずつ位置する２つのシールを形成す る必要がある。また、バットクロージヤーのハウジングはラップアラウンド型で ある必要がなく、更に、除去できる。

種々のケーブル接続部クロージヤーが過去に提案されており、その幾つかを以下 に説明する。

米国特許第４１９４０８２号（キャンベル（Ｃａｍｐｂｅｌｌ）　）は、入っ” Ｃ行（ケーブルの周囲に収縮する熱収縮性端部を有する一般的にドーム形状のク ロージヤーを開示している。熱収縮の結果、ケーブルの周囲でシールが形成され 、クロージヤーの内部が環境から隔離される。

国際特許出願公開第Ｗ０９０１０５４０１号（レイケム（Ｒａｙｃｈｅｍ）　） は、熱収縮性材料の使用を避けることができるインライン接続部クロージヤーを 開示している。中央部分が一般的に円筒状のハウジングから成る接続部ケースの 入って行くケーブルと出て行くケーブルとの間のギャップを封止する端部シール の一部分として封止材料、例えばゲルが供給されている。この端部シールは、一 体にしてゲルを変形してケーブルおよび中央ハウジングに対して封止できるゲル を構造物の間に有して成る。

また、米国特許第４７０１５７４号（シミラック（Ｓｈｉｍｉｒａｋ）ら）は、 ケーブル端部シールおよび中央の一般的に円筒形状のハウジングを含むクロージ ヤーを開示している。この端部シールは、円筒形状のハウジングの回旋状表面と 対になっている外側の回旋状表面を有する。このようにして、端部シールは、ハ ウジングの端部にて適当な状態で保持される。

米国特許第３９８４６２３号（ワーデン（Ｗｏｒｄｅｎ）　）は、端部にプラグ を有する中空のチューブ状プラスチックボディを有するケーブル接続部ハウジン グを開示し、反対側の端部はふさがれている。プラグの周囲でボディを締結する ために中空ボディの周囲にクランプが供給される。ハウジングにはグリースが充 填されている。

米国特許第２７７１５０２号（ジエイ・エイチ・キング（Ｊ、　Ｈ，Ｋｉｎｇ） ら）は、接続されるケーブルのジャケットの外向きに回るタブを中で握持するた めの締結手段を各端部が有する長尺のハウジングを有して成る接続部クロージヤ ーを開示している。これは、接続部を横切、って軸方向の引っ張り強さを提供す る：負荷は、コネクターおよびケーブルの導体によってではなく、ハウジングに より支持される。弾性の圧縮性ブッンングがクロージヤーの各端部を封止し、こ れはボルトにより握持手段に接続される。

米国特許第２６８８６５１号（ンエイ・ブレイク０．Ｂｌａｋｅ）　）は、ケー ブルジヨイント上に配置するためにチューブ状包囲スリーブを有して成り、ケー ブルがスリーブの各端部から延び出るケーブルジヨイントプロテクターを開示し ている。このスリーブは各端部にて封止アレンジメントを有し、このアレンジメ ントは、スリーブ上の外部ネジ溝および内部ネジ溝を有する端部キャップを有し て成り、キャップをスリーブの端部にネジ留めできるようになっている。ケーブ ル用の穴を有する弾性プラグを各ケーブルに沿ってスリーブの端部内に滑動する 。次に、キャップをスリーブにネジ留めしてプラグを変形してケーブルおよびス リーブの内側と封止係合させる。

上記特許明細書のそれぞれの開示は、引用することにより本明細書に組み込まれ る。

上述の技術を使用して満足すべき封止を得ることができるが、それぞれ欠点を有 する。これらの多くは、複雑カリ高価であり、実施するには時間を要する。

我々は、ハウジング上の制限手段（ｒｅｓｔｒｉｃｔｉｎｇ　ｍｅａｎｓ）　、 好ましくはスナップ嵌め（ｓｎａｐ　ｆｉｔ）または締り嵌め（ｉｎｔｅｒｆｅ ｒｅｎｃｅ　ｆｉｔ）の制限手段により位置決めされる封止材料を使用して簡単 な封止を形成できることを見いだした。

従って、１つの態様では、本発明はケーブルシールを形成する方法を提供し、こ の方法は、 ケーブルの周囲に封止材料を配置し、 この封止材料の周囲にハウジングを配置し、また、引き続いて、ハウジングの出 口から封止材料が外に移動するのを制限できる制限手段をハウジングに配置する こと を含んで成り、 制限手段がハウジングに対するスナップ嵌めまたは締り嵌めであり、出口内に延 びることを特徴とする。

また、本発明は、本発明の方法を実施するための（場合によりキットの形態で供 給される）アッセンブリを提供する。そのようなアッセンブリは、好ましくは、 一方が封止材料を包囲し、他方がドーム形状または他のカバーから成る２バート ハウジング、ゲルまたは他の封止材料および制限手段を有して成る。

封止材料は、好まＩ、くは３０〜４００　（１０−’ｍｍ）（Ｄ範囲内Ｃｒ）（ ＡＳＴＭＤ２１７を修正した方法により測定される）円錐貫入度および／または 少なくとも１００％の伸びまで実質的に弾性的に変形する、１００％以上の（Ａ 　Ｓ　ＴＭＤ４１２により測定される）極限伸びを有するゲルまたは他の材料を 有して成る。

一般的に、そのような材料は、油または他の液体によりエキステンドされたポリ マー組成物（ｌｉｑｕｉｄ　ｅｘｔｅｎｄｅｄ　ｐｏｌｙｍｅｒ　ｃｏｍｐｏｓ ｉｔｉｏｎ）を含んで成る。この組成物は、好ましくは３次元的に架橋された分 子構造を有する。そのような構造は、相対的に硬質のブロックおよび相対的に弾 性的なブロックを有するブロックコポリマーから形成してよく、そのようなコポ リマーの例にはスチレン−ジエンブロックコポリマー（例えばスチレン−イソプ レンまたはスチレン−ブタジェンブロックコポリマー）またはスチレン−エチレ ン　ブチレン−スチレントリブロックコポリマーが包含される。トリブロックコ ポリマーの例には、シェル（Ｓｈｅｌｌ）からクラトン（ｋｒａｔｏｎ）の商標 で供給されるものが含まれる。これらのブロックコポリマーは、オイルによりエ キステンド（増量）される。得られるゲルは、一般的に、製品の製造を簡単にす るために好ましいように、熱可塑性である。１つの態様において、コポリマーで あるクラトン（Ｋｒａｔｏｎ）　Ｇ　１６５１を１０〜１４重量％、鉱油８４〜 ８８重量％および少量の安定剤等を含んで成るゲルを使用する。

要すれば、他のゲル、例えばポリウレタンまたはシリコーン系のものを使用でき る。より硬質のゲルは、オイル含量を減らすことにより、例えば７８〜８２％の オイルおよび要すればブロックコポリマーの混合物、例えばクラトンＧ１６５１ およびクラトンＧ１６５０を、好ましくはそれぞれ約１０％を使用することによ り形成することができる。

封止材料の周囲にハウジングを配置するのを助長するために、封止材料を、ケー ブルに対して軸方向に延ばすことができ、それにより、横断方向で封止材料が収 縮する（即ち、ケーブルに対して平行に延伸することにより、ケーブルに対して 横断方向の寸法が小さくなる）。いずれの場合であっても、封止材料は、１本ま たはそれ以上のケーブルの周囲に配置するのが好ましく、その後、ハウジングを ケーブルに沿って、また、刺止材料の上で滑動する。別法では、ケーブルをハウ ジングに対して固定してよく、封止材料を双方に対して滑動してよい。封止材料 は、それぞれのケーブルが通過する軸方向の穴を有する、一般的に円筒状のプラ グから成るのが好ましい。そのような穴は、封止材料を通過するスリットにより プラグの外周とつながっているのが好ましい。このようにすると、プラグをケー ブルの周囲で「ラップアラウンド（ｗｒａｐｐｅｄ−ａｒｏｕｎｄ、巻き付け） 」構造にすることができ、ケーブルの自由端部へのアクセスの必要性が無（なる 。

ケーブルシールが接続部を封止する必要がある場合、２本またはそれ以上のケー ブルが一般的に横並びになっている。この場合、封止材料をケーブルの周囲に配 置して、ケーブルの間で、また、ケーブルと包囲するハウジングとの間でシール を形成する。

制限手段は、ハウジングの外側表面の周囲における好ましくはスナップ嵌めまた は締り嵌めであり、ハウジングの穴を通ってその出口内に延びる少なくとも１つ の突出部を有するのが好ましい。そのような構造は、ある種の制限手段がハウジ ングの端部内にネジ留めされるものより一般的に好ましい。それは、この構造が 実施するのに不便である、特に２本またはそれ以上のケーブルを封止する場合に 不便であるからである。

更に、制限手段は、好ましくは、少な（とも１つの内向きに実質的に半径方向に 延びる突出部を有する弾性金属またはプラスチックのバンド（ｂａｎｄ）を有し て成る。

ハウジングは、いずれの適当な構造であってもよいが、好ましくは、（ａ）封止 材料を包囲する第１部分、および（ｂ）第１部分のカバーを構成する、好ましく は実質的にドーム形状の、第２部分 を有して成る。

この第２部分は、好ましくは第１部分に対して取り外し可能に取り付けられ、そ の結果、ハウジングにより封止されたケーブルに対するアクセスを容易に形成で きる。この２つの部分は、円形または他のクランプにより一体に、場合により２ つの部分の当接面の間に配置されるＯ−リングまたは他の封止手段と共に、保持 できる。

添付図面を参照して本発明を更に説明する。

第１図は、接続部クロージヤーを示す。

第２Ａ図および第２Ｂ図は、バンド形態の制限手段を示す。

第３Ａ図および第３Ｂ図は、封止材料および制限手段を受容する／−クランプの 第１部分を示す。

第４Ａ図および第４Ｂ図は、別のハウジングを示す。

策１図は、ケーブル３の周囲にゲルまたは他の封止材料２を組み込んだ接続部ク ロージヤー１を示す。ハウジング４の第１部分は、封止材料２を包囲し、ノーク ランプの第２部分５は、例えば、フランジ６を一体にする円形クランプ（図示せ ず）により、第１部分に接合される。ノλウジングの第１部分４は、制限手段を 受容またはそれと係合する穴７または他の手段を有する。この制限手段は、封止 材料２の動き、好ましくはケーブル３に対する軸方向の動きを制限するためのも のである。

制限手段８を第２Ａ図にて平面図で、第２Ｂ図にて斜視図にて示す。この制限手 段は、内向きに突出する突起１０を有するバンド９から成る。これらの突起は、 第１図の穴７を通過して延びる。

第３Ａ図および第３Ｂ図にて、ハウジングの第１部分を詳細に示す。

第４Ａ図および第４Ｂ図は、本発明の別法を示し、ここでは、封止材料２はハウ ジングの一部分として形成された手段１１により捕捉されている。

ＰＣＴ／ＧＢ　９３１００２９４

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ケーブルシールを形成する方法であって、ケーブルの周囲に封止材料を配置 し、 この封止材料の周囲にハウジングを配置し、また、引き続いて、ハウジングの出 口から封止材料が外に移動するのを制限できる制限手段をハウジングに配置する こと を含んで成り、 制限手段がハウジングに対するスナップ嵌めまたは締り嵌めであり、出口内に延 びることを特徴とする方法。
2. ２．封止材料がゲルを含んで成る請求の範囲第１項記載の方法。
3. ３．封止材料は、ケーブルに対して軸方向に延び、それにより、ハウジングをそ の周囲に配置する前に、横断方向で収縮する請求の範囲第１項または第２項記載 の方法。
4. ４．封止材料は横並びの２本またはそれ以上のケーブルの周囲に配置される請求 の範囲第１〜３項のいずれかに記載の方法。
5. ５．ケーブルバット接続部を封止する請求の範囲第４項記載の方法。
6. ６．制限手段は、ハウジングの外部表面の周囲におけるスナップ嵌めまたは締り 嵌めであり、ハウジングの穴を通ってその出口に延びる少なくとも１つの突出部 を有する請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載の方法。
7. ７．制限手段は、少なくとも１つの内向きに実質的に半径方向に延びる突出部を 有する弾性金属またはプラスチックバンドから成る請求の範囲第６項記載の方法 。
8. ８．ハウジングは、 （ａ）封止材料を包囲する第１部分、および（ｂ）第１部分用のカバーを有して 成る第２部分を有して成る請求の範囲第１〜７項のいずれかに記載の方法。
9. ９．請求の範囲第１〜８項のいずれかに記載の方法を実施するためのアッセンブ リ。