JPH07503871A - 洗濯乾燥機の節水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 洗濯乾燥機の節水装置 本発明は、洗濯乾燥機の節水装置に関するものである。

洗濯物を完全に乾燥させるために、洗濯サイクルの最後および回転脱水後に作動 開始する空気循環装置を具備し、密閉サイクル空気循環を行う洗濯乾燥機と呼ば れるものは周知である。

種々の空気循環装置が知られている。第一タイプの場合、空気は、輻射素子によ って洗濯物を加熱するタンクに入り、湿気を除去し、排気ダクトを通ってドラム の穴を通過し、次に空気をタンクに押し戻すファンのところまで上昇する。空気 は、暖かい洗濯物の中を通ることによって湿気を取り除き、排気ダクトを通るこ とによって冷水と接し、その結果として水分を析出させる。洗濯物が完全に乾燥 するまで、このサイクルが約１００〜１２０分間、繰り返される。

第二タイプの既知装置の場合、空気は、空気を加熱する抵抗器に接したファンに よって送風される。この空気は次にドラムに送られ、そこで湿った洗濯物と接触 して湿気を吸収する。湿気に富んだ空気は、次に、水の噴流によって湿気のある 冷えた状態に保たれた復水器を通り、前記復水器の内側に水分を析出させる。

実質的に前述のものと同様な他のシステムは、空気と熱を洗濯物に供給し、それ によって洗濯物の水分を空気に移す。

その空気は（水によって冷えた状態に保たれた）復水器へ送られ、そこで前記空 気はその水分を解放する。このサイクルをある一定時間、繰り返すことによって 、洗濯物が乾燥されこれらの乾燥システムの必須構成要素は、冷水に接して空気 中の水分を解放させる復水器である。

復水器は、一般に、実質的に垂直なダクトによって構成されるが、ダクト内部で は、下端からの暖かい湿った空気の流れは、上端からの水の膜によって遮られる 。水の膜は暖かい空気を冷やし、それによって湿気を復水させる。

水は、ダクトの壁に付いた毛羽も捕捉して除去する。この毛羽は、その後、吐出 水と共に廃棄される。

このように水は、既知の乾燥システムにおいて、冷却手段ならびに復水ダクトを 洗浄するための手段として作用する。

従来の洗濯乾燥機では、乾燥サイクルが少なくとも７０分から１２０分までと長 く、通常、１回の乾燥サイクルに４０リツトルから７０リツトルという大量の水 が消費される。

本発明の目的は、水の消費が既知の洗濯乾燥機より大幅に少ない洗濯乾燥器を提 供することである。

本目的および以下に明らかとなる種々の目的は、洗濯乾燥機のタンクに結合され た復水器要素と、前記タンク内に存在する湿った空気を前記復水器に送り込み、 その後、前記タンクに送り込むように前記復水器に結合されたアスピレータから 成り、前記復水器手段に隣接して配設された冷却ダクトと、前記復水器に送り込 まれた前記空気の水分を復水するのに前記復水器を冷やすために前記冷却ダクト 内に空気流を発生するように構成された通風手段を具備したことを特徴とする、 洗濯乾燥機用の節水装置によって達成される。

その他の特徴と利点とは、添付図面に単なる非制限的な例として図示された、好 適であるが排他的ではない本発明の詳細な説明によって明らかとなるであろう。

図１は、外部冷却ダクトを有する、本発明による洗濯乾燥機の断面図である。

図２は、内部冷却ダクトを有する、本発明の別の態様による洗濯乾燥機の、上記 と同様な図である。

図３は、内部および外部の二重冷却ダクトを有する、本発明の第三態様による洗 濯乾燥機の、上記と同様な図である。

図４は、二重冷却ダクトを有し、補助復水装置を備えた、本発明の第四態様によ る洗濯乾燥機の、上記と同様な図である。

前記各図を参照すると、洗濯乾燥機１は一般に、洗濯および乾燥される洗濯物を 収容するタンク５の支持構造体３を具備する。

乾燥および空気循環システムは、本質的に既知様式で、熱気送出しダクト７と、 タンクに送られる空気を加熱する電気抵抗器９から成っている。

洗濯乾燥機は、タンク５を復水器１３に結合する吸引ダクト１１から成っている 。復水器１３は、本質的に既知の様式で、アスピレータ１５と送出しダクト７に 結合されている。

吐出ダクト２１は、排水のためにタンク５と、復水器１３に結合されている。

特に図１を参照すると、本発明による洗濯乾燥機は、復水器１３の外部にあり、 復水器１３と同軸の冷却ダクト１７を具備する。ダクト１７は、冷却ダクト内に 空気流を発生するためのファン１９を有する。

図２〜４は、本発明による節水装置の他の実施例であり、復水器を冷却するため の水の使用をなくす、もしくは実質的に減らすことに基づくものである。同一数 字は、図示されている各実施例中の共通もしくは実質的に同様な要素を指す。

図２は、実質的には洗濯乾燥機１と同じであるが、冷却ダクト１１７が復水器１ １３の内部にあり、復水器１１３と同軸であることを特徴とする洗濯乾燥機１０ １を示す。

図３は、前述のものと同様であるが、二重冷却ダクトを有する洗濯乾燥機２０１ を示す。二重冷却ダクトは、外部ダク）２１７ａと内部ダクト２１７ｂとから成 っている０両ダクト２１７ａ、２１７ｂは、復水器２１３と同軸である。

また、図４は、図３の洗濯乾燥機のものと同様な二重冷却ダクト３１７を有する 洗濯乾燥機３０１を示す。ダクト３０１は復水器３１３と同軸であり、且つ、復 水器３１３の内側で冷却水の膜を生成するためのノズル３２３から成る補助冷却 装置を具備している。

前記洗濯乾燥機は、復水器と吐出ダクトをきれいにするための装置、例えば、同 一出願人によるイタリア特許第１２１７４９０号に記載のものと同様な装置を装 備することもできる。前記装置は、基本的に、比較的高流量の洗浄水の噴流を具 備する。

洗濯乾燥機での水の使用量を大幅に減らすことができる節水装置が提供されたこ とにより、実際問題として、本発明が意図する目的と目標とを達成することが観 察された。

空気循環式冷却ダクトによる復水器の冷却は、復水器の水の使用低減に随意に補 助されて、洗濯物乾燥時の水の使用を実質的に低減もしくは完全に排除すること ができる。

本発明による装置は、種々の変更や変形が可能であるが、それらの全部は本発明 の概念の範囲内にある。全部の細目は技術的に同等な要素と交換することもでき る。

採用されている材料ならびに寸法は、当然のことながら、当該技術の要求事項な らびに状態によるものとなるであろう。

請求項のいずれかに記載の技術的特徴の後ろに参照記号が付いているが、これら 参照記号は請求項の明瞭度を増すことだけのために記載されたものであり、これ らの参照記号はかかる参照記号による例によって識別される各要素の範囲にわず かでも限定的な影響を及ぼすものではない。

ＰＣＴ／ＥＰ　９３１００１１２

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．洗濯乾燥機の節水装置であって、 同洗濯乾燥機のタンク（５）に結合された復水器要素（１３）と、前記タンク内 に存在する湿った空気が前記復水器に送られた後に前記タンクに送られるように 前記復水器に結合された吸引手段（１５）とから成り、前記復水器要素に隣接し て配置された冷却ダクト（１７）と、前記復水器に送り込まれた前記空気の水分 を復水するのに前記復水器を冷却するために前記冷却ダクト内に空気流を生じる ように構成された通風手段（１９）を具備することを特徴とする節水装置。
2. ２．前記冷却ダクト（１１７）は前記復水器（１１３）と同軸であり、且つその 内側にあることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. ３．前記冷却ダクト（１７）は前記復水器（１３）と同軸であり、且つその外側 にあることを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. ４．前記冷却ダクト（１７）は、前記復水器（２１３）と同軸の内側部管（２１ ７ｂ）と、前記復水器（２１３）と同軸の外側管（２１７ａ）とによって構成さ れることを特徴とする請求項１に記載の装置。
5. ５．前記復水器（３１３）の内側に水の薄膜を生じるように構成された補助復水 装置（３２３）を具備することを特徴とする請求項１に記載の装置。
6. ６．前記タンク（５）と前記復水器要素（１３）に結合された吐出ダクト（２１ ）を具備したことを特徴とし、且つ、前記吐出ダクトに送り込まれる水の噴流を 備えた、前記吐出ダクトを洗浄する装置を具備したことを特徴とする請求項１に 記載の装置。