JPH07502977A - 免疫関連疾患用治療薬としてのt細胞レセプターペプチド - Google Patents

免疫関連疾患用治療薬としてのt細胞レセプターペプチド

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JPH07502977A
JPH07502977A JP5500563A JP50056393A JPH07502977A JP H07502977 A JPH07502977 A JP H07502977A JP 5500563 A JP5500563 A JP 5500563A JP 50056393 A JP50056393 A JP 50056393A JP H07502977 A JPH07502977 A JP H07502977A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 免疫関連疾患用治療薬としてのT細胞レセプターペプチド関連出願に対しての相 互磐照 これは1991年5月31日に提出された米国特許出願に07/708.022 の一部継続出願であり、そしてこのものは1990年7月19日に提出された米 国特許出願Na071554.529の一部継続出願であり、そしてこのものは 1989年7月19日に提出された米国特許出願に07/382.804の一部 継続出願であるところの1990年1月19日に出願された米国特許出願隘0τ 、467. 077の一部継続出願である。
発明の背景 発明の分野 免疫学および免疫療法の分野における本発明は免疫関連疾患を予防し、抑制し、 そして処置することかできるペプチドおよびその薬学的組成物を志向している。
特に本発明は多発性硬化「の臨床的な改善をもたらす療法を提供する。
背景技術の説明 目己免疫疾吏はナストの組織の免疫系による希望しない警告のない攻撃により特 徴つけられる。これらの疾萄の進行の機構についてはよく理解されていないので 、少なくともこのような(そして他の)状況においては抗原の提示に関する詳細 の幾つかが明らかにされつつある。自己抗原を含む抗原は抗原を提供する細胞( A P C)と化学反応を行い、その結果生成するフラグメントが主たる組織適 合性複合体(MHC)によりエンコードされた細胞表面タンパク質のうちの一つ とその場合に連結すると現在では考えられている。その結果ペプチド抗原を認識 することはMHCに“限定される”と言われる。M HC/抗原フラグメント複 合体かTリッパ球の表面て相補的なT細胞レセプター(T CR)と結合する時 には、クロー7の活性化や増殖あるいは特定のTCRを有するTリンパ球の再区 分か生しる。一度活性化が起きるとT細胞は化学反応した抗原を示す免疫系の他 の細胞を制御し、そして認識された抗原のエピトープを運搬する細胞あるいは組 織を破壊する。
A+h+−0+biiらの著した自己免疫疾患でのTCRの役割に関する総説1 ^nn、 Rev。
1mmuno1. 7: 371−405 f1989))ては個体の免疫系て 使用てきるTCRの凄ましい変化ならびに生殖系列遺伝子体制によるこのような 多様化とTCRαおよびβの連鎖をエンコードするDNAの転位反応が発生する ことについての討論が行われている。α連鎖は可変部(■)、接合部(J)およ び不変部(C)の領域遺伝子セグメントを様々に結合させてエンコードされる。
TCRβ連鎖は付加的に多様性(D) fli域遺伝子セグメ7トによりエンコ ードされ、かくして転位したVDJC配列を包含する。アレリック的除外を行う ためにT細胞のクローンは唯一のタイプのTCRα−βヘテロニ量体を発現する 。
増加しつつあるヒト疾患は性質から自己免疫として分類がなされる(Th+ol +1opoului、^、In: D、P、5liltiら出版、 Bi+ic !na Cl1nicalla+munolBy、LznHMediul Pu blic+1ion+、ロス・アルトス、カリフォルニア州。
1988年参照のこと)が、幾つかの例としてリウマチ性関節炎(RΔ)、重症 筋無力症(MG)、多発性硬化症(MS)、全生物が感染する紅斑性狼[F(S LE)、自己免疫甲状腺炎(ハノモト甲状腺炎)、グレージス病、炎症性腸疾患 、自己免疫ブドウ膜網膜炎、多発性筋炎およびあるタイプの糖尿病が挙げられる 。動物モデルか多くのこれらヒト自己免疫疾患に対して開発されている。最もよ く研究されたモデルとして実験的アレルギー性脳を髄炎(EAE、 また実験的 自己免疫脳を髄炎と呼ばれる)が挙げられるか、これはMSに対するモデルであ る。
これらおよび他の自己免疫疾患が、そのTCPがMHC/自己抗原(あるいは非 自己抗原)複合体に結合することにより刺激されたTヘルパー細胞の作用を含む ものであることが今や公知のことであるから、MHC/抗原複合体とTCRの間 の相互作用に基つく予防および/あるいは処置が提案されてきている。Wrsi th。
D、Cらはfc+11. 57: 709−715(1989))この原理に基 つく研究法を提案しているが・これにはT細胞全体(最初にl、 R,Cobu の研究室により記述され、下記に記載されている)にワクチン注射すること、T CHに結合している抗体を使用して受動的封鎖を行うこと、複合体のMHC部分 に結合している抗体を使用して受動的な封鎖を行うこと、Tヘルパー細胞マーカ ーであるCD4と反応性がある抗体を投与すること、および関心のある抗原の擬 態を行い、そしてMMC分子あるいはTCR分子と結合することを競うペプチド を使用することが含まれる。
ミニリン塩基性タンパク質MBPはEAEに包含される主要な自己抗原であり、 MSに含まれる起脳炎原としての主たる候補である。
Hebu−に+++グループ(Ilebu−Kxl+、Eら、 Ann、 N、  Y、^c!d、 Sci、 540: 576−577 f1988) :  Ovb++hiら、j、ε+p、 Mtd、168: 2153−2164(1 988年12月))はラットのT細胞によるMBPエピトープの認識の特異性を 詳細に解析している。MBPにより免疫性を付与されたラットから得られるT細 胞がマウスのTリンパ腫系列とハイブリットを形成し、クローン化がなされた時 には、クローンの75%が反応して68〜88個の起脳炎性決定因子になるけれ ども、TCRVβ遺伝子転位の詳細な特異性のパターンおよびサザンブロツティ ング分析ではポリクローナル的応答が示された。10.18として詳細に示され 、1個の起脳炎原性T細胞ハイブリドーマに向けられているモノクローナル抗体 (mAb)はMBP68−88エピトープに対して特異性を示すT細胞クローン とのみ反応した抗イデイオタイプあるいは抗クロノタイプであることが証明され た。このmAbは起脳炎原性のMBPペプチドを場合によっては5日後に注射し た場合、EAEをブロックするか反転することができた。可溶性のmAblo、 18は特異なT細胞クローンをブロックし、そして固定化されたmAblo、1 8はその増殖を刺激する結果となった。MBPによるEAEの誘発に従い、mA blo、18に結合している細胞の比率は最初の非常に低い頻度から増大した。
著者らはto、18+T細胞がおそらくルイスラット中の主要な病原性T細胞レ パートリ−を示すものであると結論している。しかしながらmAblo、18が V領域あるいはイディオタイプ決定因子を認識したかどうかは未知のことであっ た。
TCRαβヘテロニ量体を発現するT細胞はT細胞の機能を制御することができ るイディオタイプおよびV遺伝子族に特異な抗体を誘発することができる(Ov b!thi ら、上記; Go+oign+ ら、PIOC,N!I1. Ac 5d、Sci、、米国、 84: 2936!19871 : Kxppl++  ら、N+la++、332: 35(lNB]: Ktppluら、Ce1l 、49: 263f19g?): MxcDon+ldら、 jlzla+c、 332: fO(1988) ) o例えばTCRVβ8配列を認識する抗体は マウスおよびラットにおいて自己免疫の予防および処置に効果的であったfov huhiら、上記、^cl++−0+be*ら、 Ca11. 54: 263 −273(19881:UrbIllら、 Ce11. 51: 577−59 2(1988))。■領域遺伝子に対して選択性を有するそのような抗体を得る ことは、関連するV遺伝子族によりエンコードされたTCRを発現するT細胞ク ローンの利用可能性にずっと依存しており、特異性を確立するような細胞全体を 使用しての労力を要するスクリーニング操作を必要とする。
抗体がMHC分子およびCD4分子を志向している抗体療法は一般に自己免疫性 の幾つかの動物モデルにおいて成功してきているのに対して、これらの研究法は 非特異的すぎるものであり、潜在的にはあまりにも抑制的であるが、それはT細 胞の70%がCD4マーカーを有し、そしてすべてのT細胞が媒介する応答およ び大抵の抗体の応答がM)(C関連抗原の提示を必要とするためである。
多発性硬化症(MS)は中枢神経系の単核細胞の浸透および脱髄を特徴とする免 疫媒介疾患である。MSの病因は未知であるけれども、遺伝子的因子および環境 的因子が病気の過程で関係付けられてきている。遺伝子的疾病素質の主要な要素 として病気への次のものとの関連が含まれる、すなわち特別なりラス■主要組織 適合複合体(Ml(C)ハロタイプ、特にはHLA−DR21およびHLA−D Qwl (丁uit+iaら、5cience、1933: 1245−124 7(1976): Hoら、l+nunoguulic+。
Is: 509−51711!2): SptelmJn ら、Epid+m1 o1. Rrv、4: 45−65(1982): F++獅モ奄■ ら、 L+nc+l、l: 21ド1986]: Elitn ら、 Di+e zu Mukut、5: 89−99(1987))であり、同様にT細胞レセ プター(TCR)のα一連鎖およびβ一連鎖内部の一定の冬型性である(Bcz llら、 J、Ca11. Biocb+i、、IID: 22H19871:  Hzuret ら。
]Il+u+o1.. 89: 275−277(1989)、5eboan  ら、Ctll、571 1095−1100(190))。
■ れらの研究はこの疾WかαβTCRを保持するCD4+T細胞を包含することを 示唆している。この考えを指示するような場合CD4+T細胞は活性のある患者 の脳における単核細胞の主要成分を提示し、α一連鎖T細胞レセプターはMSの 患者の中枢神経組織内部に存在しており、対照には存在しない(Tu!+aid ら。
5cunct、193: 1245−1247(19761)。
ミニリン塩基性タンパク質を認識するTリンパ球は動物体内で強力な脱髄作用お よび起脳炎原性作用を有することが示されてきている(Btu−Neoら、 E u、111Imuno1.、II: 195−199(1981): lj*+ F*+linら、NevEng、I、Mad、、307: 118R− 11881191121 : Mokhluiznら、NNun、309: 3 56−35H19841: Vzndubukら、j。
i+uano1.、 135: 223−228(1985)+ 2+5w1l  ら、Nztu++、317: 355−35H1985)■ Bou+file ら、 Ctll、II!l0IIOI、112: 351− 363(19881)、蓄積した証拠事実はまたBPに特異なT細胞がMSの発 病に寄与するかもしれないことを示唆している。
かくしてin vivo活性化に基づいてMS患者から選択された細胞はBPに 対して特異性を有している。BPと反応するT細胞の頻度はまた、MS患者の血 液および脳を髄J&(C3F)中においても通常の個体あるいは他の神経疾患を 持つ密番と比較して増大する。さらに最近の研究は個々のMS患者と比較して相 対的にC3F中のBPと反応するT細胞の選択的な富化が著しいことを示してい る。
動物においてはTCRのα一連鎖可変物(Va)およびβ一連鎖可変物(Va) の遺伝子の限定した組合わせがBPに対して特異なT細胞により利用されている  (^cb+−0+bexら、Ctll、541263−273f19H):  U+b+aら、Ccll、54: 577−592!198g) : )l+b u−に!l+ら、1mmuno1. Today、10: 164−16H19 891)、これらの領域に向けられたモノクローナル抗体あるいはこれらのTC R可変可変域傾城通な配列を有する合成ペプチドは実験的自己免疫脳を5炎(E AE)の臨床的徴候を示す動物を保護することができるし、また処置することも できる(AchI−0+betら。
Ca1l、54: 263−273(1988)、Utbuら、Ce11. 5 4: 577−592(1988): VIod+nbuk@ら。
Natule、341: 541−544(1989)、tlowtllら、5 cience、246: 6H−670(1989))。類■ の研究法がMSS看者適用されるためには、潜在的に病原となるT細胞が優先的 に限定された組合わせのV領域遺伝子を利用するかどうか知ることがまた重要で ある。
1、R,Cohuの研究室はEAE、実験的自己免疫甲状腺炎(FAT) 、お よび実験的関節炎を処置し、予防するためのワクチンとして生存しているかある いは毒性を減少させたTリンパ球全体を利用する自己免疫の免疫に特異な処置に 対する研究法を開発した。この研究法はCob+n、1. R,、1mIIun o1. Rey、、 94: 5−2111986+に概説されているが、その 中では疾患に対して特異的なTリンパ球を伴うワクチン注射が予防効果および治 療効果を生み出すために使用されてきていることを特徴とする自己免疫疾咀動物 モデルの幾つかについて討議されている。ワクチン注射の詳細な特異性はおそら <TCRと関係するT細胞の認識の詳細な特異性により表示されている。例えば 2個の異なる抗MBPのT細胞系列はそれぞれ異なるMBPエピトープに対して 反応性を有しており、特定のエピトープにより特別に誘発されるEAEに対して ワクチン注射を行うことが見出されているが、これは幾つかの形態の抗イデイオ タイプ免疫性を示すものである。しかしながら非りローノ細胞系列からMBPに 特異的であるかあるいはチログロブリンに特異的であるT細胞(甲状腺炎モデル において)のクローンを単離する試みがなされた場合には、疾患を発生させるク ローンのみが得られ、耐性を有するものは得られない。このことは細胞膜の適切 な凝集あるいは硬化が静水圧かあるいは化学的栗橋により起こり、より以上に首 尾一貫して防御を誘発することができた細胞を生しるという発見につながること になった。同様にしてMBPに特異的な細胞を(、起脳炎原性発現以下となるよ うな)少量使用してまた致死的なE A Eの耐性を誘発することができた。こ の防御状態は“抗自己免疫”と称された。この状態には特異的にワクチン注射を するT細胞に対応して増殖することができ、1nvitroてエフェクタークロ ーンを抑制することができ(非特異的でおそらく抑制リンホカインの放出により 起きるであろう)、そしてin vivoて借用的に抗自己免疫を移動すること ができる。そのような抗自己免疫には特異的なエピトープに対する抑制した遅延 超高感度(D H)な応答ならびに臨床疾咀の予防および寛解を伴う。
前述の研究法の主たる難点は十分な定義のなされた治療薬を含まない複雑な生物 学的プレパラートの使用を必要とすることである。そのようなプレパラートはI Iな生成および維持の要件か必要であり(例えば無菌状態および多数の“ワク千 グT細胞を生成するための大量の培地を必要とすること)、バッチからバッキに かけて再現性を欠いたものとなっている。T細胞“ワクチン”プレパラートはヒ トに対して有益となるためには同原であり、また個々には特異的すなわち独自に 各患者に対して調製されなければならない。さらに添加する抗原がそのようなT 細胞の表面に存在することによりより広い、おそらく有望である所望のT細胞ク ローンに限定されない免疫的応答を生じる結果となるかもしれない(Ollnu ら、I、Neu+oimiuno1.、 21: 13−22(19891)。
それゆえ標的となる自己免疫的応答に対する特異性、その選択における予測可能 性、調製の便宜と再現性、および投与量を正確に制御することのできる十分な認 識力のような性質を有する試薬および薬学的組成物に対する大きな需要が存在す る。
現在ではMSに対する効果的な処置は未知のものである(HIN口00著。
P+in+1plt+ of 1nlunil Meaieine、第12版、 W山onら、 McGriv Hi目社、 1991年)。治療効果は急性エピ ソードの改善、疾患の悪化あるいは進行の予防、および症状の寛解を志向したも のである。MSを臨床的に明示することは脳幹、小脳あるいはを髄のいかなる神 経グループあるいは神経領域が包含されているかに依存している。を髄か包含さ れていることはMSの最も進行したケースにおける主要な特徴である。
疾患の急性エピソードではグルココルチコイド処理は症状および速度の回復の激 烈さを低下させる潜在能力を有することが示唆されてきているが、しかしながら その提供者でさえこの薬剤では最終的な挽回はされず、また永久的な作用不能状 態も変わらないことを指摘している。A CT Hは臨床医の好ましいグルココ ルチコイドであるが、それはMSのエピソードおよび視神経炎症においてグルコ コルチコイド療法の効力かあることを示す単に制限された試みがこの薬剤により 行われたからである。しかしながら長期間ステロイドを使用することは勧められ ない。
アザチオプリンやシクロホスファミドのような免疫抑制剤は幾つかの系列におい て再発悪化の数を減少させるために挙げられてきているが、これらの薬剤の効力 についてはまだコンセンサスは得られていない。
MSを処置するために現在推薦されていることは症状の悪化を避けるための試み について堂々巡りをしていることである。w者は過度の疲労や極度の高温を避け ること、およびバランスのとれた食事をすることを忠告されている(上記の討論 は最初はHorizon著、 P+in+1plu of In1u+nl M edicin+、第12版、 +991の第356章から出典したものである。
)。
発明の要約 本発明は、最も進んだ免疫治療学的および免疫薬理学的な研究法を適用した場合 のように免疫性を全身的に抑制するようなことを引き起こさないで、クローンに 特異的なやり方で免疫関連疾患を予防し、抑制−そして処置することができる治 療薬および組成物が明確に必要とされたことに対応してなされたものである。
本発明は実際に自己免疫疾患を媒介する自己抗原に対して特異的なT細胞の系列 あるいはクローンは複雑な希釈記録による治療学に転換でき、疾患を予防しある いは処置するために動物に直接注射するという知見から展開されたものである。
このような今までの研究者の知見に基づく細胞免疫療法を達成するための発明者 の試みは最適の結果にまで到達するものではなかった。先行技術に開示されてい る希釈法を使用した場合に発明者は変化する予見できないレベルの予防が達成さ れ、そしてその結果得られる免疫性はクローン的には制限されたものであったが 、おそらくこれは細胞“ワクチン”全体が多様な抗原を取り入れるからであろう 。
一般的な研究法を単純化し、標準化し、そして疾患関連抗原を認識したT細胞の ようなりローンのみが影響を受けることを特徴とする高度に特異的な免疫性を達 成する試みにおいて、本発明者は本発明を考えついた。病気の過程に包含される T細胞のTCRのような疾患関連の免疫学的“マーカー”を模倣する免疫原性の あるペプチドが合成できることが初めて本発明者により認識された。予期しない ことにペプチドを伴う検体の免疫化は“マーカー”に対するホストの免疫応答を 志向するものであり、それにより疾患の展開を予防するかあるいは抑制するか、 または進行する病気の処置を行う。
本発明の一つの特徴は、疾患と関連するマーカーTCRのアミノ酸配列を同定す ることに基ついて免疫関連疾患を予防し、抑制し、あるいは処置するためにどの ペプチドを使用するかを選択し、幾つかの公知のアルゴリズムに基づいてTCR 配列のどのセグメントが免疫原性があるかを予知し、そして病気を予防する結果 に至るような免疫応答に対する適切な標的がTCR構造のどのような部位にある かを決定するための方法であることである。
本発明の一つの実施例は免疫関連疾患に相関するマーカーTCPであるようなT CRのアミノ酸配列を含む15〜30個のアミノ酸を有するペプチドである。
このペプチドあるいはその誘導体は疾患からの予防を引き出すことができる。
関連する実施例は次に示すペプチドの一つあるいは結合体(カクテル)を効果的 な量だけ処理することを含むMS患者の処置方法である、すなわちVB2.2  (26−43)、VB2.2 (39−59)、VB2. 2 (59−78) 。
VS2.1 (1−22)、VS2.1 (39−59)、VS2.1 (70 −88)。
VB2.2 (39−59)、VB2 (44−54)、VB2.6 (39− 59)および■α2である。
本発明の他の実施例は上記のペプチドを志向したものであり、その配列はCDR 2のようなTCRの領域(CDR)を決定する相補性の少なくとも一部である、 VDJ領域のようなTCRV遺伝子かあるいは特異なV遺伝子の部分によりエン コードされている。本発明はまたペプチドの免疫原性を強めるために付加する異 種のアミノ酸配列のようなキャリアと接合したペプチドをも包含する。
本発明はまた薬学的に受け入れることができる結合剤との混和物中でペプチドお よびその誘導体を含む薬学的組成物を志向している。
このように本発明は疾患の過程の誘発あるいは促進に対して責任を宵する特異な 免疫学的応答を中絶するために、指定された免疫関連疾患に特異的に応用するこ とがてきる化学的に定義したペプチドおよび治療薬を提供する。
本発明が特に有用である疾患として、リウマチ性関節炎、アジュバント関節炎、 重症筋無力症、脳を5炎、多発性硬化症、甲状腺炎、糖尿病、炎症性の腸疾患、 全生物に関する紅斑性狼瘉のような自己免疫疾患か挙げられる。本発明はまたT CRか腫瘍マーカーとして作用することを特徴とするT細胞白血病およびリンパ 種のような悪性疾患を志向している。
本発明は上記のTCRペプチド、その機能性を有する誘導体あるいはペプチドを 含む薬学的組成物のうちの1個を投与することを含む免疫関連疾患を予防し、抑 制し、そして処置するための方法を提供する。
本発明の一実施例として次のものを含む免疫関連マーカーであるT細胞レセプタ ーのアミノ酸配列を何するペプチドを選択するための方法が挙げられる、すなわ ちこの方法は (a)疾もにかかりやすい検体からT細胞を除去し、(b)自己抗原プレパラー トの存在下に培養物中のT細胞を展開し、(c)展開したT細胞により発現され るTCRV遺伝子を同定し、そして(d)TCRのアミノ酸配列からペプチドを 選択することから成るものである。
TCRV遺伝子はTCRに特異な抗体を使用することにより、あるいはTCRの アミノ酸配列を決定することにより同定される。
本発明はさらに次のことを含む免疫関連疾患と関連するTCRのアミノ酸配列を 有するペプチドを調製するための方法を提供する、すなわちこの方法は(a)上 記のようにペプチドを選択し、そして(b)化学的手段あるいは組み替え手段に よりペプチドを合成することから成るものである。
本発明の他の実施例は、検体を免疫関連疾患から予防することができるTCRペ プチドに対して特異性を有するポリクローナル抗体、モノクローナル抗体あるい はキメラ抗体、ならびにそのような抗体を調製するための方法を志向している。
また本発明に包含されるものとしてリジン八連鎖のようなリポソーム阻害タンノ 々り質を含む、細胞障害剤に接合した抗体が挙げられる。
本発明にはまた上記の抗体プレパラートの内の1個との受動的な免疫化を行う二 とにより自己免疫疾患を予防し、抑制し、あるいは処置するための方法が含まれ る。
さらに付は加えられる実施例により自己免疫疾患を予防し、抑制し、あるいは処 置することができる防御的T細胞ならびに次のような過程を含むそのようなT細 胞を調製する方法が提供される、すなわち(a)疾更にかかりやすい検体からT !ll胞を除去し、(b)段階(a)のT細胞をTCRペプチドのようなTCR を保持する物質の存在下に 培養物中に展開し、そして (c)展開培養したT細胞から防御的T細胞を調製することから成るものである 。
図面の簡単な説明 図1.抗体の反応性のペプチドに特異的な阻害。TCRVB2 (39−59) ペプチドかあるいはTCRペプチドとGP−349S MBPから由来した自己 抗原の結合体により免疫化した4匹のう・ソトから得られた抗血清をプールし、 40〜360倍に希釈した。この抗血清はマイクロプレートの窪みに塗り付けた 25ngのペプチドにより直接ELISA法で反応性の試験力(行われた。この ペプチドの量は10pMのTCRVB2 (39−59)C分子量=2390ダ ルトン)あるいは15p勅GP−349S (分子量−1630ダルトン)と当 量である。阻害剤の濃度を変更してペプチドが1窪み当り0.005〜50■の 範囲で添加された。吸光度の測定は3個の窪みについて決定され、その反応性( よ阻害されていない対照窪みの%として計算された。
図2.TCRVβ8 (39−59) ペプチド染料vβ8+起脳炎原性T細胞 に対する抗体。普通の胸腺細胞(AおよびC)あるいはGP−349SIこ特異 的なT系列細胞(BおよびD)をウサギの抗体とインキュベートしてTCRVβ 8 (39−59)にし、次いでマウスの抗ウサギTgGを促進する抗体および フルオレセインで標識したヤギの抗マウスIgG抗体でインキュベートした。
流通式着色細胞測定分析はCoolle+Epict社のC型細胞蛍光測定装置 を使用して行った。AおよびCは細胞の大きさ対蛍光強度を表す10.000個 の細胞のドツトプロットを示し、モしてBおよびDは対応するヒストグラムを示 す。抗TCRVB2 (39−59)抗体(〉90%着色)により着色したT系 列細胞の蛍光強度この抗体で着色した普通の胸腺細胞の5%と比較して増大して (する。
抗TCRVB2 (39−59)IgGに対して対照として普通のウサギのIg Gによりインキュベートした胸腺細胞およびT系列細胞は両方とも着色のバソク グラウントレベルを示した(ボックスD中の点線)。
図3.50ugのTCRVB2−3!)59ペプチド/CFAImよるEAEの 予防、抑制および処置。ラットに順番に、50ugのGP−MBP/CFAによ りEAEを誘発させる40日前、同時あるいは発病12B後にTCRペプチドを 注射した。
図4 耳の中に50I@のGP−MBP/CFAによりEAEを誘発させると同 時あるいは7日または11日後に付与した50%gのTCRVa8−39−59 によるEAEの抑制。
図5.耳の中に50■のGP−MBP/CFAによりEAEを誘発させた後の臨 床的徴候(12日)に対して付与した10■あるいは50■のTCRVa8−3 9−59によるEAEの処置。
図6.MS患者および通常人から得られたヒトMPBに特異的なT細胞系列のペ プチド特異性。
図7.各ペプチドと反応する全クローンのパーセンテージと比較しての各ペプチ ドに向けられたT細胞系列の全増殖応答のパーセンテージ。
図8.EAEを回復し、TCRペプチドの免疫化を施したラットから得られたT CRVa8および■β14ペプチドに対する細胞の応答。DTHはfi/100 で、増殖はCPM/ 1000で、両方ともバックグラウンドを差し引いて示さ れる。
図9.逆行するEAEのTCRVβ17ペプチドによる処置。
図10A 患者のMRから得られるクローン#41中でのTCRVaの発現の解 析。オートラジオグラムはPCHにより増大したTCR生成物を示す。
全RNAはクローニングしたT細胞から調製され、既述のように最初の連鎖cD NAの合成に使用された(Choiら、 Ptoc、 Nxtl、 Ac1d、  Sei米国、868911−8945 f1989+ +。各PCR反応には Cα遺伝子セグメント(〜600bp)と同様に提示された特定のVβ遺伝子セ グメント(170〜220bp)を拡張するために特異なオリゴヌクレオチドブ ライマーが含まれていた。使用された特異なプライマーの配列およびPCRの詳 細については既述されている(Cboiら、 P+ocN211 ^Cod、S Ci米国、 861 B941−8945(1989))。増加した生成物は2 %のアガロース上で分離され、乾燥され、X線フィルムに露光させた。P32に より末端が標識された3′ プライマー結合が増加した生成物を同定するために 使用された。
Va5.2ではこのオートラジオグラムは唯一の正のVβバンドである。
Va5.2cDNAの増加に使用されたプライマーはVa5.2および5.3に 共通な配列に対して特異なものである(Choiら、 Ptoc、 N+t1.  Ac!d、Sci、米国。
86: 8941−8945f19891+。cDNA鋳型を添加しな1.1テ Vβ5. 215. 31:特異なオリゴマーを用いる対照のPCR反応では■ βバントは認められなかった。
図10B、患者のMRから得られるクローン#41のTCRVα発現の解析。
既述のように(Ok+cnbugら、 N!lo+e、345: 344−34 6(1990)) Vaに特異的なプライマーを使用してVa cDNAが増加 した点を除外して図10Aに記述されたのと同様な方法が使用されている。さら にゲル分離の後にナイロン薄膜へ移した後、サザンブロツティングにより内部C α領域に相当する次に示すようなP32−キナーゼプローブ(5’ −AATA TCCAGAACCCTGACCCT−3”1を使用してハイブリッド形成が行 われ(Oktenbe+gら、 Llue、345: 344−346(199 0))、そしてオートラジオグラフ測定が実施された。増加したVα生成物のサ イズは約320−340塩基対にわたるものであったfOkunbugら、 N !lue。
315: 344−346f1990))。Va1はサザンブロツテイングにお いて唯一の正のノくンドてあった。幾つかの実験に対してサザンブロツテイング よりもむしろスロットブロッティングにより標識したCαプローブによりノ\イ ブリッド形成が行われた。
両方の検知技術から同一の結果が得られた。
図11.MS患者および通常人から得られたBPと反応するT細胞クローンにお けるVα遺伝子の使用に関する要約。方法は図IBおよび表11表2に記述した ものである。各クローンに対して優勢なVαバンドのみがこの要約解析に含まれ る。幾つかのクローンはほとんど同一の強度の2個のバンドを有しているために 、多数のVaの合計は解析したクローンの数より多いかもしれない。NTはVa の発現の試験を行わなかったクローンの数を示す。
図12.MSS患者、M、の抗原と反応するT細胞の頻度。
図13.J、M、 のH3V応答。
図14.Ms、19者M、R,の抗原と反応するT細胞の頻度。
図15.SJLマウス中でのTCR処理。PLP(プロテオリポタンパク′M) はEAEを誘発させるために抗原として使用された。
図16.Gp−BP−55−69による予備免疫化はEAEの誘発を禁止させる 。ラットには10%gのGp−BP/CFAによる試みに先立って4週間にわた り100■のGp−BP−55−69/CFAかあるいはCFAのみを注射した 。
臨床的EAEは毎日(実施例X■)の方法に記述された尺度に従って両方のグル ープで評価された。
図17.クローンC455−69の受動的移動によりEAEの誘発は禁止される 。
ラットにはG p −B P/CF Aによる試みに先立って14日間1000 万個の活性化しtこC4あるいは05Gp−BPによりクローン化されたT細胞 を注射した。
図18.抗MBPクローンにより利用されるTCR−Vβ連鎖のヌクレオチド( 上部)。イタリック体で示される塩基1−22はPCR増殖に使用されるオリゴ ヌクレオチドに由来する(実施例XrVの方法参照)。D領域中のアンダーライ ンを引いた塩基は生殖系列の配列を表示し、残りの塩基はN領域添加を表示する 。
下部は抗MBPクローンにより使用されるTCR−Vβ連鎖の予想されるアミノ 酸配列を表示している。Va8.2配列とは異なる塩基およびアミノ酸残基はク ローンC3cp−apに対する配列の下に示されている。
図19.EAE回復ラットから得られる活性化されそして残っているT細胞クロ ーンの発現。細胞は0X−6で着色し、Gp−BP (4g−i)による活性化 の3日後かあるいはl L−2で富化した上清(4d−f)中てさらに7日間生 長させた後にFITC接合したヤギの抗ラットIgGにより反対着色を行った。
図4a−cは同型対照抗体による着色のバックグラウンドレベルを表示する。
図20.TCRVa86 およびTCRVβ’ 239−50ペプチドによるE AEの処置。ラットに対しては普通にはGp−BP/′CFAの注射の12日後 に臨床的発病の徴候の現れた最初の日に提示された分量のTCRペプチドを皮下 (5a)かあるいは皮肉(5b)に注射した。対照グループはTCRVβ143 9−59ペプチドを受け入れるかあるいはそうてない場合があった。
図21.TCRVβ8ペプチドにより能動的に誘発されたEAEの処置。
図22.TCRVβ8ペプチドにより受動的に誘発されたEAEの処置。
図23.EAEに対抗してTCRVa−44−54の移動の保護に対して特異的 なT系列細胞。
図24.MS患者と対照のC3F中のミニリン抗原およびH3Vと反応するT細 胞の頻度。抗原に特異的なC5Fから得られるT細胞の頻度は各ドナーから回復 された抗原と反応するクローン数を分析するC3F T細胞の総数で割ることに より計算した。提示された数値は分析対象の9人のMS患者および6人のOND 患者に対する平均の士標準偏差を表す。
図25.MS患者および対照の血液中のミニリン抗原およびH3Vと反応するT 細胞の頻度。各月者の血液MNCはFicoll密度勾配遠心分離法により分離 され、限定希釈分析を行ったjLefkov山ら、 lll1Ion、 Tod +y、 5: 265−268. 295−298!1984+)が、このうち で試験した細胞の希釈の範囲ではBP(50■/ml)およびPLP (50■ /ml)に対しては窪み当り0.31〜5.0XIO5個の細胞があり、そして またH S V抗原に対しては窪み当り0.01〜0.16×105@の細抱か ある(ストック溶液の1/ 200.Whill*ke+ 、ベセスダ。
メリーランド州)。抗原に対して能動的増殖応答は3.0以上の刺激指数かある いは1.000のデルタCPMをバックグラウンド上に有する。すべてのドナー の非反応性のミクロ培養物の平均パーセンテージは各細胞希釈の度毎に計算され 、その負の対数がX軸上に、そしてX軸上に直線スケールで窪みごとの細胞イン プットがプロットされている。2個以上の実験点か原点(20%)を通過する直 線に適合するように使用されているが、2個の相互作用する細胞のタイプを示す ものである。1個の前駆体の平均を含む細胞の数は37%の非反応性培養物のレ ベルで決定される(L+!koviNら、1mIIu口 丁odx7. 5:  265−268.295−298 f1984+ +。
図26.MS徂者のC3Fおよび血液中のHu −B Pと反応するT細胞クロ ーンのペプチド特異性の比較。C3F T細胞(1000/窪み)は定量に先立 ってHu−BP刺激を行わないで(,4,500ラド)照射を受けた同厚のMN C(1×105)によりIL−2およびI L−4により富化された培地中に拡 大されている。血液のT細胞クローンはHu−BPにより2回再刺激されている Hu−BPを限定して希釈することにより得られた。C3Fおよび血液T細胞両 者の特異性は、抗原のない状態で、2gg/mlコンカナバリンA、 50gg /mlHu −BP、50xg/Hu−BPフラグメントすなわちPI、P2お よびP4の存在下に丸底の96個の窪みのあるマイクロ滴定プレート中で0.2 i1の三重培養物中の1×105の照射(4,500ラド)を受けた同厚のMN Cにより2X10’個のT細胞をインキュベートした72時間後のチミジンの取 込みにより評価した。
すべてのクローンはバックグラウンド上〉3.0の刺激指数すなわち〉500C PMで反応した。データは9人のドナーからの71個のC3F T細胞および5 0個の血液T細胞のベアを示している。
好適な実施例の説明 次の説明において、免疫学、細胞生物学および分子生物学の専門家に公知のあら ゆる方法論が参照されている。参照されているそのような公知の方法論について 説明した出版物や他の資料が十分説明された状態で全体としてここに付は加えら れている。
本発明の組成物、方法および生成物がヒトおよび獣医学関係に適用できる。
本発明のペプチドは免疫原性のある、すなわち検体中に注射されたとき免疫応答 を誘発することができる約15〜30個のアミノ酸を含む。
“機能的誘導体′は°フラグメント”、“異形”、“類縁体”もしくは“化学的 誘導体”を意味するが、これらの用語は下記で定義する。
本発明のペプチドを含むアミノ酸配列は単独で使用できるかあるいはより長鎖の ペプチドに結合しているか、もしくはその配列に取り込まれていることが理解さ れている。より長鎖のペプチドは関連したTCRに由来する付加的な配列を有し ていてもよいし、またTCPオリゴペプチドの免疫原性を強めるために使用され るキャリアタンパク質のような関連のないペプチド配列を含んでいてもよい。
そのようなキャリアは技術的には十分公知のことであり、例えば鍵穴カサガイの ヘモノアニン(KLH)、ランの血清アルブミン、破傷風トキソイド等のような 異種構造のタンパク質を含んでいる。また本発明の範囲に含まれるものとして抗 体に接合したペプチド、そして毒素に接合したペプチドが挙げられる。本発明の 毒素は例えばリンンA連鎖もしくはツユ−トモナス毒素のようなリポソーム阻害 性タンパク質を含んでいる。
ここで使用されているように“マーカーTCR”は、自己免疫疾患あるいは悪性 疾患(例えば癌)のような詳細な説明のなされた免疫関連疾患に特有なTCT( を意味する。
ここで使用されているような用語“免疫関連疾患“は、免疫系が疾患の発病に包 含されているか、あるいは適切に免疫系を刺激することにより疾患を予防するこ とができるような疾患を意味する。本発明が志向している免疫関連疾患の好適な 実例として自己免疫疾患が挙げられる。本発明の意図する自己免疫疾患の無制限 な実例として、リウマチ性関節炎(RA)、重症筋無力症(MG) 、多発性硬 化症(MS)、全生物にわたる紅斑性狼癒(SLE)、自己免疫甲状腺炎(1) シモト甲状腺炎)、グレージス病、炎症性腸疾患、自己免疫ブドウ膜網膜炎およ びあるタイプの糖尿病が挙げられる。
このようにMSに対するマーカーTCRは自己MHCとMBPフラグメントの間 の複合体(あるいはMBPフラグメントのみ)と結合することができるTCRで あり、ここでMBPはこの疾患に特有な主要な自己抗原を含んでいる。他の自己 免疫疾患においては、他のTCRはMHC分子とこれらの疾患に包含される自己 抗原の間の複合体に特異的であるのでマーカーとして役立つ。例えば重症筋無力 症(MG)においては自己抗原はニコチン酸アセチルコリンレセプター(ACh R)であると考えられている。それゆえ自己MHCとの関係でAChRと結合し くあるいは直接に)、そして病気を媒介したAChRと反応するT細胞により発 現する同定できるTCRはMGに対する“マーカーTCR”である。専門家はマ ーカーTCRの決定および免疫原性のあるペプチドの決定は、本発明の教示が完 全に理解された場合に、技術的に十分公知であるスクリーニング法を使用して日 常技術を実施に移すことにより達成されるかもしれないと認識するであろう。
またここで使用されているような免疫関連疾患として意図されているのは、腫瘍 細胞が免疫系により認識され、反応することができる腫瘍抗原のような腫瘍マー カーを所持していることを特徴とする腫瘍の悪性度である。TCRはT細胞白血 病あるいはT細胞リンパW1細胞の腫瘍マーカーとして役立つことができる。
免疫関連疾患に苦しめられるかあるいはかかりやすい検体においては、マーカー TCR部分のアミノ酸配列を有するペプチドを導入することにより、TCRを志 向した免疫応答の発生および免疫関連疾患からの防御が引き起こされる。
ここで使用されているような疾咀からの“防御”という用語により、疾患の“予 防”、°抑制”あるいは“処置”が意図される。“予防′は病気が誘発されるの に先立って防御性のある組成物を投与することを含むものである。このようにし て例えば動物モデルにおいてEAEすなわち病気を誘発する起脳炎原体の注射に 先立って防御作用のある組成物を効果的に投与することにより疾患の“予防”が できる。
“抑制”は誘発作用の後ではあるが疾患の臨床的にみての出現に先立って組成物 を投与することを示す。またEAEの例を使用して起脳炎原体の注射の後にでは あるが神経性徴候の出現に先立って防御作用のある組成物を効果的に投与するこ とは、疾咀の“抑制”を含むものである。
“処置”は発病後に防御作用のある組成物を投与することを含む。EAEの例で は起脳炎原体の注射の後で、臨床的徴候が現れた後に防御作用のある組成物を効 果的に投与することは、疾患の°処置′を示すものである。人体医学においては 、究極的な誘発効果は未知であり、潜伏性があり、あるいは徴候の発現の十分あ とになるまで確認されていないから“予防”および“抑制”を識別することはい つも可能であるとは限らないということが理解されよう。それゆえここで定義さ れているように″予防′と“抑制”の両者を包含する“処置”とは異なるような °予防措置”という用語を使用するのが普通である。
自己免疫疾患を志向する本発明の実施例に対しては、検体の免疫応答は自己免疫 疾患を媒介するT細胞をマークする特定のTCRを志向しており、その結果致命 的であるT細胞の機能を禁止することになる。
一般にはペプチド配列はTCRそれ自体の一部分を表すものであり、好適には@ 抱外部にあり、抗体やあるいは他のT細胞に接触し、そしてTCRを保持するT 細胞の活性における生物学的重要性を有するようなTCRの部分に相当する。
本発明の目的に対しては、下記に定義するようにペプチドは免疫原性のあるもの でなければならない。
本発明のペプチドはTCRのV tiI @ g分に相当するものを含んでいる 。さらに好適にはペプチドはTCRβ連鎖のV D J 領域あるいはTCRα 連鎖のVJ領領域セグメントに相当する。好適な実施例においては、ペプチドは 2番目のCDR(CDR2)のようなTCRヘテロニ量体の領域(CDR)を決 定する3個の相補体のうちの1個のものの少なくとも一部に相当する。また本発 明の範囲内で意図されるものは、TCRγ連鎖およびTCRδ連鎖、そのvl域 およびCDR構造あるいはγδヘテロニ量体における相同体の少なくとも一部に 相当するペプチドである(Sl+oIIingo、1. L、、Ctll、57 : 895−898(1989)およびClrwtnら。
AncRlv、1lIlnooo1.、6: 629−662(19881参照 )。
TCRのCDRは、CDRが抗体に接触し、抗体結合部位の決定的な部分を構成 する変化が困難かあるいは容易な連鎖のアミノ酸配列を含むことを特徴とするイ ムノグロブリンの構造に類似したものとして定義される。3個のTCRのCDR は抗体およびMHCとの結合に関与しているものと考えられている(Drマ目1 M。
M ら、Nx+lte、334: 395−102(19gB); Cliwu isら、1m1un、Tod+7. IQ: IQ−14fl!9+)。本発明 の検体、防御的抗体あるいは防御的T細胞の“マーカーTCR”のCDRのうち の1個に対抗する免疫応答を志向することにより、自己抗原および/′あるいは MHCの自己免疫性関!T細胞の相互間の必要な結合あるいは認識の結果を阻害 する可能性が増大する。
本発明のペプチドの“フラグメント”は、分子のどのような部分的集合をも、す なわち短鎖ペプチドを表す。
ペプチドの“変異型”はペプチド全体かまたはそのフラグメントに本質的に類似 した分子を表す。変異型ペプチドは便宜的には技術的に十分公知の方法を適用し て変異型ペプチドを直接に化学合成することにより調製してもかまわない。
さらにはペプチドのアミノ酸配列変異型は合成したペプチドをエンコードするD NAにおける突然変異により調製することができる。そのような変異型は例えば アミノ酸配列内部の残基の111除、挿入あるいは置換を包含する。削除、挿入 および置換のどのような組合わせもまた、最終的な構成体が所望の活性を保持す るものと仮定すると、最終的な構成体に到達するように処置してもかまわない。
明らかに変異型ペプチドをニジコードするD N A中で生しるような突然変異 は読取り枠を変更してはいけないし、また好適には二次的なmRNA構造を生成 できるような補足的な領域を生み出すようなことはないであろう(ヨーロッパ公 開特許走EP75,444参照)。
遺伝子的レベルにおいてはこれらの変異型は普通はペプチド分子をエンコードす るDNA分子中でヌクレオチドの部位を志向した突然変異により調製され、この ことにより変異型をエンコードするDNAを生成し、その後に組替え細胞培養物 中でDNAの発現を行う。変異型は典型的には非変異型ペプチドと同一の定性的 な生物学的活性を示す。
これに従ってのペプチド変異型の調製は好適には早期に調製された変異型あるい はTCRタンパク質もしくはペプチドの非変異型バージョンをエンコードするD  N Aの部位に対して特異性ををする変異の誘発により達成される。部位に対 して特異性を宵する変異を誘発する結果、十分な数量の隣接ペプチドと同様に所 望の突然変異を起こしたDNA配列をエンコードする特異なオリゴヌクレオチド 配列を使用することにより、ペプチド変異型が生成し、そのため横断している消 去結合の両側に安定な二重らせんを形成するための十分なサイズと配列の複雑さ を有するプライマー配列か提供される。部位に対して特異性を有する変異の誘発 技術は従来技術では十分に公知のことであり、^del+unら、 DNA、2 1183(+983)により例示されているとおりである。部位に対する志向性 を有する変異の誘発に有用な典型的なベクターには、例えばMe+++ngら、 第3回巨大分子と組替え体クリーブランドンンボジウム、 Wilton、 へ 編集、 El++マie+社、アスパルチル(1981)に開示されているよう にM13ファージのようなベクターが含まれる。これらのファージは容易に購入 することができ、その使用は一般には専門家には十分に公知のことである。さら には一本鎖復製ファージ基本体を含むプラスミドベクターthinsら、 To lh、Eo+)mol、、153: 3(1987))は一本鎖DNAを得るた めに採用してもかまわない。
一般にはこのものと関連する部位に対して志向性を有する変異の誘発は、関連ペ プチドをエンコードするDNA配列をその配列中に含む一本鎖ベクターを最初に 得るために行われる。所望の突然変異を起こす配列を有するオリゴヌクレオチド プライマーか調製されるが、一般には合成的手法により行われ、その例としてC u+ら、ProC,Natl ^caa、Sci、 (米国) 、 75157 65f19781の方法が挙げられる。
このプライマーはその場合一本鎖のタンパク質配列を含むベクターによりアニー リングされ、大腸菌ポリメラーゼI Klenovフラグメントのようなり N  Aのポリマー化を行う酵素の作用を受けて、突然変異が生じる鎖の合成が完結 する。
このように突然変異配列および第二の鎖は所望の突然変異を引き起こす。このヘ テロ二本鎖ベクターは適合した細胞の形質転換を行うために使用され、突然変異 した配列構造を有する組替え体ベクターを包含するクローンが選択される。
突然変異を起こしたタンパク質領域は除去しても、またタンパク質を生成するた めに適切なベクター中に置いてもかまわないが、このベクターは一般には適切な ホストの形質転換のために適用してもかまわないようなタイプの発現ベクターで ある。
末端への挿入の例として、ホスト細胞に対して異種構造であるかあるいは同種で あるかにはかかわらずペプチド分子末端にシグナル配列を融合させることにより 、組替え体ホストから得られる成熟したペプチド分子の分泌を促進させる。
変異型の他のグループとして、ペプチド分子の少なくとも1個のアミノ酸残基、 好適にはただ1個が除去され、異なる残基がその場所に挿入されるものが挙げら れる。そのような置換は好適にはペプチド分子の特性を詳細に制御することが所 望される場合に次に示す表に従って実施される。
最初の残基 典型的な置換基 最初の残基 典型的な置換基Ala gly;s er Leu ile;valArg lys Lys arg;gln:gl uAsn gly;his Met leu;tyr;1leAsp glu  Phe met;leu;tyrCYS s6r Ser thr Gln asn Thr 5er Glu asp Trp tyr Gly ala;pro Tyr trp;pheHis asn;gln V al ile;1eu11e leu;val 機能的あるいは免疫学的な性質の本質的な変化は次のことにより生じる、すなわ ち上記の表のものよりも保存性が低い置換基を選択すること、つまり(a)a換 の範囲でのペプチドバックボーンの構造例えばンート状あるいはらせん状の配座 、(b)標的部位における分子の荷電あるいは疎水性、あるいは(C)側鎖全体 を推持する際のそれらの効果がより本質的に異なるような残基を選択することで ある。一般に期待される置換には次のものか挙げられる、すなわち(a)グリノ /および/′またはプロリンかもう1個のアミノ酸により置換されるか、消去さ れるか、あるいは挿入されている。(b)例えばセリルあるいはスレオニルのよ うな親水性残基が、疎水性の例えばロイノル、イソロイシル、フェニルアラニル 、バニルあるいはアラニルのような残基に対して(あるいはこれらにより)置換 されている。(C)ンステイン残基が他の残基に対して(またはそれらにより) 置換されている。(d)電気的に正の側鎖例えばリンル、アルギニルあるいはヒ ス千ノルが例えばグルタミルあるいはアスパルチルのような電気的に負の残基に 対して(またはこれらにより)置換されている。あるいは(e)例えばフェニル アラニアのようなバルキーな側鎖を有する残基が例えばグリシジのような側鎖を 持たないものに対して(またはこれにより)置換されていることが挙げられる。
大抵の削除および挿入特に置換はペプチド分子の特性に急速な変化をもたらすも のとは考えられない。しかしながらそうすることに先んして置換、削除あるいは 挿入の正確な効果を予測することが困難な場合には、専門家はその効果が日常の スクリーニング検定により評価されるだろうと評価するであろう。例えば変異型 は典型的には、ペプチド分子をエンコードする核酸の部位に対して特異性を有す る変異の誘発、組替え体細胞培養物中ての変異型核酸の発現、および場合によっ ては例えば(少なくとも1個のエピトープにそれを結合させることにより変異型 を吸収するために)抗ペプ壬ト抗体カラム上での免疫親和性的な吸収により造ら れる。
細胞溶菌液あるいはra製したペプチド変異型の活性はその場合適当なスクリー ニング検定により所望の特性を得るようにスクリーニングされる。例えば所定の 抗体に結合したよロナペブ壬ト分子の免疫学的性質の変化は競合タイプの免疫検 定により測定される。変異型ペプチドのT細胞の認忠の変化はin vivoで はDH検定により、あるいはin vitroではT細胞増殖検定により測定さ  ′れる。レドックス安定性あるいは熱的安定性、疎水性、タンパク質加水分解 あるいはキャリアと凝集するかまたは多量体に移行する傾向のようなペプチドの 性質の修飾はもともとの専門家に十分に公知である方法により検定される。
ペプチドの“類似体”は分子全体かあるいはまたそのフラグメントに本質的に類 偏した天然のものでない分子のことをいう。
本発明の“化学的誘導体”は普通はペプチドの一部分てはなくて付加した化学的 に二つのものからなる一方のものを含んでいる。ペプチドを共有結合により変性 することは本発明の範囲内に含まれる。そのような変性は標的となるペプチドの アミノ酸残基を有機的に誘導した選択ずみの側鎖あるいは末端残基と反応させる ことのできる試薬との反応により分子中に導入してもかまわない。
ノステイニル残基を最も一般的にはクロル酢酸あるいはクロルアセトアミドのよ うなα−ハロ酢酸塩(および相当するアミン類)と反応させてカルボキンメチル 誘導体およびカルホキ/アミドメチル誘導体が得られる。ンステイニル残基はま たプロモトリフルオロアセトン、α−ブロモ−β−(5−イミドジイル)プロピ オン酸、クロルアセチルホスフェ−1−1N−アルキルマレイミド類、3−ニト ロ−2−ピリジルジスルフィド、メチル−2−ピリジルジスルフィド、p−クロ ロ水銀ベンゾエート、2−クロロ水銀−4−二トロフェノール、あるいはクロロ −7−ニドロベンゾー2−オキサ−1,3−ジアゾールと反応させることにより 誘導される。
ヒスチジル残基はpH5,5〜7.0でジエチルプロカーボネートと反応させる ことにより誘導されるが、それはこの試薬が比較的ヒスチジル側鎖に対して特異 的であるからである。パラブロモフエナンルブロミドはまた有用なものである、 すなわち反応は好適にはpH6,0でO,LMのカコジル酸ナトリウム中で行わ れる。
υ/ニル末端残基およびアミノ末端残基をコハク酸無水物あるいは他のカルボン 酸無水物と反応させる。これらの試薬から誘導されるのはリジニル残基の荷電を 反転させる効果である。池の適当なα−アミノ基含有残基を誘導する試薬として 、メチルピコリンイミデートのようなイミドエステル類、ビリドキサルホスフニ ート、ピリドキサール、クロロポルハイドライド、トリニトロベンゼンスルホン 酸、O−メチリスウレア、2.4−ペンタンジオンおよびトランスアミナーセ触 媒によるグリオキシレートとの反応が挙げられる。
アルギニル残基は1個あるいは数個の通常の試薬との反応により変性されるが、 それらの試薬として、フェニルグリオキサール、2.3−ブタンジオン、l、2 −シクロヘキサンジオンおよびニンヒドリンが挙げられる。アルギニン残基の誘 導体化にはグアニジン官能基のp K a 4tiが高いために反応をアルカリ 条件下で実施することが必要となる。さらにはこれらの試薬はアルギニンのイプ シロンアミノ基と同様にリジンの基と反応させてもかまわない。
チロノル残基それ自体を特異的に変性することについて積極的に研究が行われて きているが、芳香族ジアゾニウム化合物あるいはテトラニトロメタンと反応させ ることによりスペクトル的標識物をチロノル残基に導入することに特別の関心が 払われている。さらに一般的にはN−アセチルイミダゾールおよびテトラニトロ メタンが0−アセチルチロノル種および3−ニトロ誘導体を形成するためにそれ ぞれ使用される。チロノル残基は■ あるいは、 +31を使用してヨウ素化し 、ラジオイムノアッセイに使用するために標識タンパク質を調製するが、クロラ ミ/工法が適当な方法である。
カルボキシル@I鎖(アスパルチルあるいはグルタミル)は1−7クロへキシル −3−(2−モルフオリルー4−エチル)カルボジイミドあるいは1−エチル− 3−(4−アゾニア−4,4−ツメチルペンチル)カルボキシイミドのようなカ ルボッイミド類(R′−N−CN−R’ )との反応により選択的に変性される 。
さらにはアスパルチル残基およびグルタミル残基はアンモニウムイオンとの反応 によりアスパラギニル残基およびグルラミニル残基に転換される。
グルラミニル残基およびアスパラギニル残基はしばしば脱アミド化されて相当す るグルタミル残基およびアスパルチル残基に転換される。さらにはこれらの残基 は温和な酸性条件下で脱アミド化される。これらの残基のどちらが一方の形が本 発明の範囲に入る。
二官能性試薬による誘導体化はペプチドを架橋して水に不溶性の支持マトリック スあるいは他の巨大分子キャリアに転換するのに有用である。普通に使用される 架橋剤として、例えば1.1−ビス(ジアゾアセチル)−2−フェニルエタン、 ゲルタールアルデヒド、例えば4−アジドサリチル酸とのエステルのようなN− ヒドロキシスクシンイミド、3,3′−ジチオビス(スクシンイミジルブロピオ ネート)のようなンスクシンイミジルエステルを含む均質二官能性イミドエステ ル、およびビス−N−マレイミド−1,8−オクタンのような二官能性マレイミ ドが挙げられる。メチル−3−((p−アジドファニル)ジチオ〕プロピオイミ デートのような誘導体化剤は光活性化ができる中間体で光照射下で架橋を形成す ることが可能なものを生成する。さらには可能性のあるシアノーゲンブロミド活 性化炭化水素のような反応性のある水に不溶性のマトリックスおよび米国特許隘 3.969.287;3.691,016;4.195,128;4,247゜ 642;4.229,537および4.330,440にそれぞれ記載の反応性 基質かタンパク質の固定化に使用される。
池の変性としては、プロリンおよびリジンのヒトロキンル化、セリル残基および チオニル残基の水酸基のホスホリル化、リジン、アルギニン、ヒスチジン側鎖の α−アミノ基のメチル化(T、E、 C+eighlon、タンパク質:構造お よび分子物性。
F++5nxn & Co、、サンフランシスコ、 7gJ6 (19131] 、N−末端アミンのアセチル化、および幾つかの例としてC−末端カルボキシル 基のアミド化が挙げられる。
そのような誘導体化した二つの部分の一方が、ペプチドの溶解度、吸収、生物学 的半減期等を改善する作用がある。この一方の部分は今度はすべての望ましくな いペプチド等の副作用を除去し、また軽減させる。そのような効果を伝達するこ とができる片方の部分は例えばReiingloc’ t PhuII+ecc atiul 5ciuc+s、第16版。
lJ+ck出版社、イーストン、ベンンルバニア州(19801に開示されてい る。
悪性疾患 本発明の方法をまた受容することができるものとしてリンパ腫および白血病が挙 げられる。リンパlおよび多くの白血病は制御できない増殖の起きている(例え ば悪性のもの)リンパ球から成る腫瘍である。幾つかのクラスの白血病およびリ ンパ腫は単一の悪性T細胞前駆体に由来するT細胞から成っており、腫瘍細胞は すべて同一のTCRを保持し、このことが本発明の防御性のある組成物の標的と なることができる“腫瘍マーカー”として没立っている。同様に表面の免疫グロ ブリンはB細胞白血病あるいはB細胞リンパ腫に対する腫瘍マーカーとじて役立 つことができる。
本発明の一実施例は、1瘍マーカーそれ自身よりもむしろ“腫瘍マーカー”に対 抗して反応するT細胞のTCRを標的とすることによって抗腫瘍応答を強めるこ とを志向している。このように腫瘍に対して特異的なT細胞上でのTCRに向け られた免疫応答は、ホストの利益になるように抗腫瘍応答に対して高い制御作用 を及ぼすために使用することができる。
事実、細胞を同一の組織構造タイプの他の細胞と区別し、そしてまた異なる組繊 細胞タイプの細胞とも区別する表面分子を有する細胞を含むどのような疾患も特 徴的な“マーカー”を保持し、“マーカー”に免疫応答を誘発させる組成物によ る処理を受けやすくなり、その結果“マーカー“を保持する細胞の活性を変更さ せることになる。
本発明によれば、マーカー分子自身は相対的には非免疫原性であり、最低でも特 徴的な抗原エピトープを必要とする。このエピトープ自身元来免疫原性があって もかまわないし、あるいは免疫原性のあるキャリア分子との接合のような従来技 術で十分公知の処置により免疫原性のあるものとすることができる。このように してフリーなペプチドかあるいはまた免疫原性のあるものにする形態のマーカー タンパク質のエピトープは抗体応答、細胞媒介免疫応答あるいは両者を引き起こ すことかできるが、これらは本発明に含まれているとおりである。それゆえマー カータンパク質全体ではなくてむしろ免疫原性があるかあるいは抗原性のある特 異なベプ手ド領域を混合した組成物が、このマーカーを特徴とする免疫関連疾患 を処置するための有用なプレパラートを包含することになるであろう。
マーカーTCP保持T細胞の同定 本発明はCDR2のようにリガンド/MHC結合に生物学的重要性のあるTCR の領域を示す合成ペプチドを利用するものであり、これはTCRV遺伝子族に特 育のものである。それゆえ本発明はTCRVH域に特異な抗体あるいはTi抱を 1与るためのずっと簡単な研究法を提供する。TCRV領域に特異な抗体あるい はT細胞のスペクトルを誘発する同一のβ連鎖がら得られる他の配列を使用して 、専門家はTCRの露出したエピトープを精密に描き、そして日常の技術を実施 することによりリガンド/MHC結合注のこれらの領域の重要性を確立すること ができるであろう。
所定の疾患と関連するマーカーTCRは公知の技術を使用することにより同定さ れる。MGあるいはMSを保持することが公知の豐者を利用する遺伝的研究法は Ok+enbetgらによりP+oc、Na11. Acxd、Sci、米国、  86: 988−99H1989)に記載されている。適切なTCRβ連鎖の 配列は、5eboanら、 Ce11.87: 1095−1100パ1り89 1: Bun+ ら、 1. Etp、Tod、、l[i9: 27−39(1 9H1により記述されているように、特定の自己免疫疾患の感染率を有する族に おいて見出された限定フラグメント長の多形現象を使用してゲノム解析により得 られている。
このように本発明の目的に適うためには自己免疫疾患と関連のあるマーカーTC Rの決定および免疫原性のある配列を含むペプチドの同定に自己抗原の特性づけ を行うことは必要でないことが理解されよう。(a)自己免疫疾患には病因とな る過程の必要な部分としてT細胞の媒介した免疫応答が含まれ、(b)疾患は器 官、組織あるいは細胞に特異な標的を有することで十分である。実際に技術的に 公知であるように(例えば上記のTheolilopoalot、 ^、の文献 参照)、自己免疫疾患は誘発段階で自己抗原を全く含まず、むしろ細菌性あるい はウィルス性の抗原のような外因性の抗原に対する応答を示すことは構わない、 そしてこのことは自己抗原と相互反応し、あるいはホストに存在する外因性の抗 原を志向した免疫病理学的応答をもたらす結果となる。
自己抗原あるいは自己免疫疾患関連抗原(一定のウィルス性あるいは細菌性の抗 原)を認識するT細胞はクローニングされ、そして長期間のT細胞系列、T細胞 リンパ腫系列あるいはT細胞ハイブリドーマのような不滅化した細胞と融合して もかまわないし、また培養物中で生長させられる。培養された細胞は適当なTC RをエンコードするcDNAの源として役立つ。そのようなcDNAはクローニ ングされ、技術的に十分公知の方法により発現される(例えばMuiu口ら。
voll(01!1 Cloning実験室マニュアル(19g2+)。
前述の研究法に加えて、自己免疫疾患と関連するTCR可変領域遺伝子座を同定 するための動物モデルの採用に利点があるかもしれないことが認識されるであろ う。多数の自己免疫疾患で、その限定サンプルとしてEAE、実験的MG、実験 的自己免疫甲状腺炎、アジュバント関節炎、コラーゲン誘発関節炎等の幾つかに 感染しやすい動物はin vitroで同定することができる疾患と関連する特 定のTCR可変遺伝子座を持っている。
“疾患に感染しゃすい”という用語は、動物が疾患に関連することが公知の遺伝 子等を保持し、その結果その遺伝子等を宵する個体が一般的な集団と比較してそ の疾患を昂進させるであろうという状態を意味するものである。自己免疫疾患と 関連していることが公知の遺伝子として、例えばMHC遺伝子(特にクラス■) 、イムノグロブリンV遺伝子、TCRV遺伝子等が挙げられる。“感染しやすい °という用語はまた実際に疾患を持つ個体をも包含する。自己免疫疾患と特定の TCRの使用との間の完全な相関関係は成功のうちに本発明を実施するのに期待 されてもいないし、また必要でもないから、約60〜70%という高い相関が動 物での特定の可変領域遺伝子の存在あるいは発現および自己免疫疾患への感染し やすさに対して見出される。
本発明の別の実施例において、自己免疫疾患に感染しゃすいヒト、特に自己免疫 疾患を持つ感染しやすい個人から単離されたT細胞は培養物中に展開される。
T細胞展開の技術はhffiw i lら、 NNarc、319: 355− 358(1185): NNu+、324:258−2601986)に記載さ れている。
この方法を使用した実施例において、患者の末梢血液リンパ球は除去され、自己 抗原あるいはそれに由来するかまたはそれと相関する特異なペプチドにより刺激 を受けるが、このものは自己抗原のものと比較できる刺激を及ぼすことができる 。自己抗原(あるいは関連ペプチド)はリンパ球培養物中に数日間添加される。
1実施例において細胞は5〜6日間自己抗原により刺激を受ける。刺激に要する 時間は、血液サンプル中の反応性細胞の比率、これらの細胞の活性化状態および 刺激用プレパラートの効力の関数であり、専門家により容易に決定できる種のも する照射を受けた)同厚の抗原提供細胞および約20ugの自己抗原(あるいは 関連ペプチド)による刺激を受ける。約7日間後に、生存できる細胞が捕集され 、限定希釈して、約10〜106個の抗原を与える細胞、例えば約5×105個 の抗原を付与する細胞およびヒト[L−2もしくは粗製あるいは純粋なリンパ球 生長因子(例えばIL−4のようなもの)の存在下にクローニングを行う。その ようなT細胞系列の細胞を組織培養フラスコ中で約1〜2週間生長させる。その ような系列は抗原提供細胞、自己抗原プレパラートおよびI L−2により複合 した再刺激を受ける。再刺激は典型的には週1回実施される。所望であれば、そ のようなT細胞は技術的に公知の多数の方法によりクローン化されるが、その方 法は例えば限定希釈するかあるいは一般には再刺激を受けた約2日後に軟らかい 寒天中で生長しているコロニーから細胞をピックアップすることが挙げられる。
さらにもう一つの実施例においては、器官および体液から得られたリンパ球が最 初にIL−2の存在下に培養される。このような条件下ではすでに活性化された 細胞に対しての選択が起こり、そのような細胞のみが生長する。従ってそのよう なT細胞は抗原提供細胞および自己抗原プレパラートにより刺激を受ける。この 研究法を使用して、MBPに特異的なEAEによりラットのを髄から得られたT 細胞をin vitroで選択的に展開することができる。
本発明で使用されているように、“自己抗原”という用語は一定あるいは公知の 巨大分子に限ることを意図するものではない。例えばタイプI糖尿病の場合には 、■細胞媒介自己免疫応答の引き金あるいは標的となる抗原である膵島(すなわ ちベータ)細胞と関連する特定の抗原は未知のものである。本発明に対しては、 上記のようにin vivoで細胞を刺激するために使用される抗原は膵島細胞 全体、そのような細胞に由来する粗製の膜プレパラート、部分的に精製された膜 成分、あるいは同定する場合に糖尿病発生自己抗原を包含することができる。同 一のことが単一の自己抗原がいまだ同定されていないような他の自己免疫疾患に も該当するが、それらの例としてハシモト甲状腺炎、自己抗原がコラーゲンでな いような関節炎、Siogten病、多発性硬化症、動脈硬化症等が挙げられる 。専門家はT細胞が反応する免疫原性のある化学的に二つの部分からなるものの 片方が刺激プレパラート中に存在する限りては、本発明の方法は上記のように実 施することかできる。
クローン化した拡張T細胞集団中に自己抗原に特異な反応性を有するT細胞が存 在することは、自己抗原の存在下で活性化すべき細胞の能力を試験することによ り容易に決定できる。多くの検定法がT細胞活性化過程での早期および末期の挙 動を測定するために利用でき、また技術的に十分公知となっている。そのような 方法の実例として、それらに限定されるものではないが、(放射線標識したチミ ジンの摂取として測定できる)T細胞増殖、インターロイキン−2の分泌、細胞 内のカルシウムの流動、イノシトールリン酸塩代謝に包含される特定の膜酵素の 転位、および(流通式細胞測定法により決定できる)細胞表面分子の発現の変化 か挙げられる。
特定の自己抗原と反応するT細胞クローンにより発現されるTCRは、TCRに 特異的な抗体を使用して、TCR可変セグメントに対して特異的であるポリクロ ーナルか、そしてモノクローナルであるか、またはキメラ(下記参照)であるか について表面における発現を検知するために同定することができるが、採用され る技術としては蛍光顕微鏡法、流通式細胞測定法、免疫細胞化学、あるいは他の 公知技術が挙げられる。そのような抗体に対しては多数のTCRαβ連鎖VQ域 に対しての記載が挙げられる(例えば0vba+hiら、上記1GIIcoig ntら、上記。
Kxpplu ら、 1987. 1988 (上記)、およびMoDonal d、H,R,、上記参照)。
さらにはT細胞クローンのDNAあるいはmRNAは、直接あるいはまたポリメ ラーゼ連鎖反応!5Vnhtら、Sci+nce、239: 1026(198 81: 5iiki ら、 Ni1uu。
32L: 183・1986りにより、またあらゆるTCR遺伝子族に対して核 酸プローブによる特異なハイブリット形成による増殖の後で試験することができ るが、この場合技術的に十分公知のハイブリット形成法が適用されている。TC R配列あるいはその一部分はその場合増殖転位したDNAあるいはmRNAから 直接に得ることができる。
特定のTCPの発現はまた、例えばTCRV遺伝子のクローニングを行った後に TCRの少なくとも一部をエンコードする核酸配列を決定することにより、ある いはまたTCRタンパク質の少なくとも一部のアミノ酸配列を決定することによ り同定することかできる。上記の研究法のどのものも、また専門家に公知の追加 研究法を適用することによりT細胞またはクローンもしくはT細胞系列に発現さ れるTCRの同定が行われる。この情報は本発明のペプチドあるいは薬学的プレ パラートを包含するアミノ酸配列の選択に必要とされる。
特異な自己抗原が同定されると、疾患と関連する解剖学的領域でのTwJ胞のオ リゴクローナル性は反応するT細胞の富化のための基礎として使用することがで きる。例えば単独でリウマチ性関節炎と関連する細胞が接合部の関節液中に見出 される。単独にMSと関連する細胞は脳を髄液(CS F)中に見出される。
そして疾患関連Tl1Il胞は/’1ンモト関節炎およびグレージス病での甲状 腺組織に浸透する。これらの実例では、T細胞は関連する解剖学的局所から単離 され、IBlt21は上記のように培養液中に展開される(またLondeiら 、 Sci+nee、 228: 85−89 :1985) :Londti  ら、^cli Endoc+1no1.、 115 (増刊281) : 8 6−89 (1911V) ; Slimckovuら、 P+oc、 !ta11. Acad、Sci、、  米国、 8511179−1183(1988)+Lipoldovt ら、]  人uloia+mun、、2: l−13(1989): Okunbug  ら、上3己参照)。そのような細胞のDNAあるいはm RN Aは単離され、 cDNAは調製され、そして可変性のTCR遺伝子座をエンコードするcDNA の配列の相違は感染しな(λ検体と感染した検体を比較することにより確立した ものとなる。培養物中に細胞を展開することに対する替りのものとして細胞DN Aあるいは好適にはmRNAから作製されたcDNAが、検体から単離されたT 細胞およびPCR反応により展開された核酸により上記したように直接得ること ができる。
多数のヒトおよび動物モデルの自己免疫疾患と関連する抗原は現在のところ公知 である。タイプ■コラーゲンおよび結核菌65kDヒートンヨツクタンノくり質 はリウマチ性関節炎と関連する抗原である。AChRはMGと関連し、またマウ スに誘発させることかできる実験的アレルギー性重症筋無力症(EAMG)と関 連している。千ログロブリンはマウスの実験的アレルギー性甲状腺炎(EAT) と関連する抗原であることが公知である。類似の疾患であるノ1ンモト甲状腺炎 は甲状腺濾胞細胞での抗原に対する免疫応答を包含している。グレージス病では 免疫応答は甲状腺細胞での甲状腺刺激ホルモンを志向したものである。ミニリン 塩基タンパクi(MBP)およびタンパク脂質タンパク質(P L P)はマウ スおよびラットの実験的アレルギー性脳を5炎(EAE)と関連していることが 公知である。EAEはヒトの多発性硬化症の認識されたモデルである。
それゆえ専門家は、本発明はヒトおよび動物の疾患を予防しまた治療法に有益な ペプチドを同定することに一面では志向しているが、上記のことを包含していて もそれに限定するものではないことに対して評価している。
抗原ペプチドの選択 本発明の重要な実施例には、自己免疫疾咀に関連したTCRを同定し、どのオリ ゴペプチド配列が疾徹の過程でT細胞の作用に対して免疫原性があり、また重要 であるかを決定し、そのペプチドを合成し、そしてそれを治療薬として使用する 組合わせ法が含まれている。
関連TCR配列の範囲はそれらの予知された抗原性あるいは免疫原性に基づいた 合成に対して同定されるものである。“免疫原性がある”という用語の意図する ことは、T細胞関連、抗体のどちらかか、両方に免疫応答を誘発させるペプチド の容量である。“抗原性がある°という用語の意図することは、抗原に特異なT 細胞の場合に、抗体による自由な形態およびMHC分子との関係において認識さ れるべきペプチドの能力である。T細胞に対して免疫原性があるかあるいは抗原 性があると思われるタンパク質あるいはペプチドの領域は、例えばMugzli lらの記述した研究法あるいはアルゴリズムを使用して同定される(1. 1m muno1.。
13g: 2213−2229(1987)およびRolhb++dら、 EM BO1,、7: 93−100(1988))。
Mug!lilらの研究法は両親媒性のらせんモデルに基つくアルゴリズムの展 開に結び付く免疫を支配するヘルパーT細胞の抗原性部位の分析を基準にしてい るが、このモデルでは抗原性部位は1個の極めて極性の強い面と1個の極めて非 極性の強い面を持つらせんであると仮定されている。Rolhbxrdらの研究 法では、TヘルパーあるいはT細胞毒となる細胞クローンにより優先的に認識さ れたエピトープに類似したモチーフを認めているが、これはMHCのクラス■お よび■分子により認識されることができるタンパク質配列内部のエリアを正確に 予知することができ、そのような認識はT細胞の免疫原性および抗原性にとって 必要と考えられている。
TCRペプ千トを選択するための研究法では、(TCRの構造の現在のモデルお よび抗体の構造への類似性に基ついて)本発明の目的に対して免疫を制御する重 要性を持つTCRの領域は、CDR1,CDR2あるいはCDR3の範囲に入る が、厳密にはTCRの極度に変わりやすい領域ではVβセグメントの残基39− 49のようなCDRの厳密な一部分てはない(Diwi+ら、 NNou、33 4395−402 +1988)参照)。
ヒト徹者のMSおよびラットのEAEを処置する際に使用するペプチド配列を選 択するために上記の研究法を使用することは、この研究法が成功することを例証 するものである。例えばルイスラットのEAEに対するマーカーTCRのCDR Iに対応する16個のアミノ酸を含むペプチドでは、Vβ14(25−41)は 上記のアルゴリズムによりT細胞に対しては免疫原性がないと予見された。実際 にこのペプチドはT細胞の免疫性を誘発することはなく、またルイスラットをE AEから保護することはない。EAEとの関連性のない異なるTCRβ連鎖のC DRIに相当するペプチドであるVβ14 (25−41)はT細胞に対しては 免疫原性があることが予見されており、事実ルイスラットにT細胞免疫性を誘発 することが見出されたが、予期したようにEAEからの防御は行わなかった。同 様にEAEとは関連しないTCRに相当するCDR2ペプチドであるVβ14  (39−59)は免疫原性があると予想され、免疫性をまさに誘発したが、再び EAEからの防御を示すことはなかった。本発明によれば、関連のあるTCRの CDR2関連ヘフチドであるvβ8 (39−59) は免疫原性とEAE防御 性の両方を有することが予想され、事実そのとおりであることが示された(下記 の実施例参照)。
本発明で使用するために選択されたペプチドのサイズは、T細胞あるいはペプチ ドに特異的な抗体が認識を行い、完全なT細胞上でTCRと反応するように最小 のエピトープ構造を維持しながら免疫原性の要件によりまさに決定されるもので ある。例えば本発明のペプチドは、異なる長さのペプチドが予想されるけれども 、十分に免疫原性があるようにし、モしてT細胞の活性の変調に通じることがで きるTCRの関連エピトープを包含する高い可能性を有するようにするために、 約15〜30個のアミノ酸を含む範囲内にある。本発明に従ってEAEを処置す るためにEAEと関連のあるTCRβ連鎖に存在する21個のアミノ酸TCRペ プチドを成功側に使用することは下記の実施例に十分に表記されている。
本発明に有用なペプチドの免疫原性は、動物中でDH応答を使用するような十分 に公知である方法によりスクリーニングを実施できる。そのような応答では、適 当な分量の抗原、典型的には皮下(SC)に、そしてしばしば完全なF+ean dアジュバント(CFA)のようなアジュバントを注射することにより動物は゛ 増感作用°を受ける。一般には約5〜15日後に応答は動物に誘発作用を起こす ことにより“引き出される”が、それは適切な分量の抗原を典型的には塩類ある いは他の緩衝液中に溶かして、典型的には皮肉(ID)に注射することによる。
その応答は24〜48時間後と見積もられる。DHを測定する検定法の無制限な 実施例として次のものが挙げられる、すなわち紅斑のサイズ(赤色度)および抗 原注射部位における硬化(膨潤)、耳の膨らみ、足裏の膨らみ、尾の膨らみ、系 統的に注射した1125て標識したヨウ素化デオキシウリジンの誘発部位への蓄 積、静脈(IV)内に注射した放射線標識血清タンパク質すなわちアルブミンの ようなものの誘発部位での蓄積、IV注射した誘発部位でのリンパ球あるいは好 中球のような標識ずみの炎症を起こした細胞である。例えば約0.15〜0.2 5m。
好適には(ルイスラット中で)0.20mの深さの耳介中での適切なID誘発の 際の耳の膨らみは正のDH応答を示している。専門家はペプチドのサイズ、注入 量、DHの増感あるいは引き出し作用のルート、使用したキャリア、使用したア ジュバント等はDH応答のタイミングおよびその程度に影響を及ぼすものと理解 するであろう。
ここで意図したように免疫原性かあると考えられるペプチドに対しては、動物1 匹当り約10〜200ug、好適には動物1匹当りペプチド25〜1100uの 注入量によりDH応答に対して動物に対しての増感作用を行うことができるよう にすべきである。さらに増感作用を受けた動物ではペプチドの注入量が約1〜1 00■、好適には5〜50ugでIDによる誘発を受けた際にDH応答を引き前 述の方法で決定した配列を持つ、所望のペプチドは、原核細胞と真核細胞をホス トとする溶液と固相の連鎖的なアミノ酸接合と組換え型生産も含む、標準的す合 成テクニIりを用いて準備する。準備したペプチドが免疫原性を有することの確 認は、前述したように、動物(例えば、マウスまたはラット)のDH反応を用い て容易に決定できる。皮下注射てペプチドを投与して、約9〜14日後に耳介に 感染量を投与する。抗原投与の24または48時間後に測定した耳の腫脹反応は 、ペプチドに対するT細胞介在の免疫性を証明する、簡単で信頼できる方法とし て用いることができる。
免疫原性ペプチドが自己免疫を実際に転心する能力の確認は、TCR関連ペプチ ドの種間差を考慮に入れて、適切な動物モデルを用いて達成することができる。
例えば、人の治療にはヒト・マーカTCRのCDR2を表現する配列を用いるこ とが好ましいが、動物の疾病には動物疾病モデル用のマーカTCHの対応する領 域か用いられる。
疾病の予防または治療におけるペプチドの有効性を検査する動物モデルシステム は、前述したように、入手可能である。もちろん、同一のペプチドが疾病に関連 するヒトのTCRの適切な部位に対応するとは限らず、また、ヒトでは十分な免 疫原性を示すとも限らないので、それらはヒトに対して有効とは限らな%s0  ヒトを含めて、他の種に属する被験体を治療するためには、特定の動物モデlし で詳述されたペプチド配列の転心が要求されるであろう。例えば特定のCDR2 関連のペプチド配列が特定疾病に対する予防効果があることの確認は、これらの モデルで得ることができ、対応するヒト配列はヒト治療用に有効なペプチドとし ての好ましい候補である、との予測が導かれる。このように、ヒト(またはヒト 以外の動物)の対応するTCR配列の決定は、上述のアプローチを用いて、ヒト (または池の種族)に用いるペプチドの転心を許す。
下記は、ヒト自己免疫疾病の動物疾病モデルの非排他的リストであるが、TCR ペプチドが疾病を転心し、転移に際して疾病を転心てきる抗体とT細胞を誘発す る能力はこのリストを用いて評価することができる。Knight cl it 、1.EUvea、t47: 1653(1つ78)およびR+int+lt+ n rll、、 N εng、I、 Med、 299: 515’1978+ の発表に従い、全身性エリスマトーデス(S L E)をり弱性マウスで試験す る。SJL/Jの雌のマウスに別の種から得た可溶性AChRタンdり實で、L icaN+oc tI+1.、:へdv、1m1ano1. 42: 233− 284f1988)の記述に従い、疾病を誘発してMGを試験する。 5luu l e口1.、^nn、Ru、Imunol、2: 199−218f1984 )に従い、り属性系統のマウスに■型コラーゲンを注射して関節炎を誘発する。
V+nEj+n !L 11.、Ni1an 331: 171−173(19 88)の記述に従い、ミコノくクチリアの熱ノヨノクタンパク質を注射して、り 居住ラットにアジュノくント関節炎を誘発する。’!h:o冒1 +i、、1.  Erp、 1Jed、152: +115−1120f198G)に従い、マ ウスにサイログロブリンを投与して、甲状腺炎を誘発する。インスリン依存性糖 尿病(IDDM)は自然に発症するか、K+ns+in ct xt、、 Di +belolog目27: +13+1984)の記述にあるような、ある系統 のマウスに誘発することができる。他の系統のマウスには、この系統のリンパ球 を転移することにより、この疾病を発病させることができる。
マウスとラットのEAEはヒトのMSのモデルとして用いることができる。
このモデルでは、脱髄病を誘発する。ミニリン塩基性タンパク5](MBP)ま たはプロテオリビドタンパク質(P L P)の投与、またはPz(etson 、P、Y、。
Textbook of 1m1nopx+holog7 fMi+chu e l 11.、+d+、)、G+unc and Sm1lo氏B Ntw Yotk、pp、179−21HI986)、 M+Fulin、 D 、 E、、 ct +1..5cience 179: 4V8− 180f1973)、si+oh、1.、ct rl、、1. l+nono1 . 13g: 179−18019871に従いサイラーウイルスを投与するこ とにより、脱髄病を誘発する。
当発明の組成の、ヒトに対する予防、抑制、治療上の利点を測るために、幾つか の臨床結果の尺度を用いる。例えばMSでは、下記の数量パラメータを含む。
(a)臨床的障害、(b)研究中の病状再燃率、(c)磁気共鳴画像(MR+) 脳斑点荷重(これはMS患者の評価に用いられる最近の重要なパラメータ)。
これらの尺度には、個別の盲検試験、または治療医師による盲検でない試験を含 んでいる。障害の独立決定因子として、認知障害の神経心理学的尺度を用いる。
臨床的障害は典型的にはtic^fpin+スケール、Ku+l+ke評点、拡 大障害状態評点(EDSS)と呼ばれる修正Ku+t+に+評点で測定する。E DSS (範囲は1〜9)上で172単位の緩解は有意であると見なされる。一 つの臨床的尺度である患者の歩行能力は、歩行指数で評価し、1または1以上の 単位の緩解を有意と見なす。
これらの臨床的尺度はその分野ではよく知られており、下記の文献に詳しくe己 述されている。M(^1pin+ pi il、、 Mo1tipl+ 5cl e+o+it、Liマing+lon PxSI。
EdinbuBh ji955): Bink+n、P、1. N al、、  flinabook of lni+zl N+u+olo■V゜ Volume 9. 八oztudim−No++h 1lollinj Pu b1口hut、八m+1udii 119701 : ドi@+ l d。
E、1. t+ xl、、 MuNiple S+1uoii+: A Cl1 liul R+yi+v、 M、 M、 T、P Pu1lB Ltd、、L+nca+D+、 Englznd +1977)RA緩解の測定 は、腫脹の消散または減退、起床時の硬直時間の短縮、赤血球および/またはC 反応性タンパク質沈降速度の低下、リウマチ様症状の慢性関節リウマチ小結節へ の消散、リンパ球数の減少を含む、第1期の臨床的終点の数に基ついている。第 2期の終点は、患者と医師の評価による、疲労の低下と全身状態の向上を含む。
臨床結果は下記のように分類される。(a)完全な反応−関節腫脹、虚弱、起床 時の硬直が90%以上軽減、(b)著しい反応−関節腫脹、虚弱、起床時の硬直 が50〜90%以上軽減、(c)適度の反応−関節腫脹、虚弱、起床時の硬直が 30〜50%以上軽減、(d)反応なし一関節腫脹、虚弱、起床時の硬直の軽減 が30%以下。
ペプチド、抗体、T細胞、当発明の他の組成の、その他の免疫関連の疾病におけ る、予防、抑制、治療上の効果を評価できる同様の測定値は、この分野の熟練家 達に知られているものである。
受動免疫 能動免疫法へのTCRペプチドの使用の他にも、当発明の具体化には、抗TCR 免疫の受動転移のために、TCRペプチドに活性化されるT細胞とTCRペプチ ドに特異的な抗体も含まれる。抗体介在の受動免疫は、例えば抗体依存性細胞毒 性作用や補体依存性細胞毒性作用等の、幾つかの作動体メカニズムが含まれると 考えられる。代わりに、抗体は毒物をリノンA鎖等のような特異な方法で運搬す るのに用いられている。
受動的ワクチン接種では、後述するように、被験動物に適切なペプチドを注射し 、末梢血リンパ球または排出しているリンパ節等の他の器官からのリンパ球を採 取する。T細胞は免疫の転移に直接用いられていると考えられる。代わりに、T 細胞は、選択的刺激剤としてTCRペプチドを含む培地で、ILiまたはこの分 野で知られている他のT細胞成長因子で拡大して培養し、T細胞系またはり。
ローノとして維持した後に、免疫の転移に用いられる。B細胞は、TCRペプチ ドで免疫化した動物の初代細胞集団から回収され、TCRペプチドに特異的な単 一クローン性抗体生産用ハイブリドーマを生産する標準的なテクニックを用いて 、細胞系融合パートナ−への融合により不朽化される。
適切な抗体を生産するハイブリドーマは、直接EL I SA検定法等の従来の 免疫学的検定法で、TCRペプチド抗原または適切なT細胞との反応性を検査さ れ当発明のTCRペプチドのような特定の抗原に対する単一クローン性抗体(、 mAbs)は、この分野の熟練家に知られている方法で得られると考える。
例えば、Kohlu znd MilNtin、 L+lou 256: +9 5−497(1975)とU、S、Pelt口1懇1、176、110を寥照の こと。そのような抗体は、IgG、MgG、EgG、AgG。
DgGを含む、免疫グロブリンのクラスとそのサブクラスに属するものと考える 。
代わりに、抗体は、この分野で知られている種々の精製法を経て、TCRペプチ ドで免疫化した動物のポリクローン性抗血清から準備され、抗TCR免疫の受動 転移に直接用いられる。
蕩歯類由来の単一クローン性抗体を、単一クローン性抗体のV領域をコード化し ているcDNA分子をヒトの定常部分をコード化しているDNAに結合させるこ とにより、「ヒ[・化」する。それには、下記の論文のいずれかの方法を用いる 。
C+bil17 t+ rl、、U、S、P!l+nt LaI3.567 ( 3/28/891 ind Cut、P+I+nl PubAEP 125[3′lb’14/811: Tar、1gl1cl+i t+ Jl、 、 Cut、 Pa1nt Pub EP 173494 狽R15/86)  ; N+ubugu N 11.、PCT Pub、 108691533(3/1 3/86): Kudo et rl、、 EIIt、PNモ獅■ ?ub、 EP 1g4H7’6/II/’H): Robin+on +1  !+、、PCT Pub、WO8792671!5/7/8V); C1b1iHJl 11.、 PIO(、Na11 人++1. Ski、U、 S ^ 81: 3273−3277 +1984)。
騒o++i+on ct rl、、 ?roc、 N++1. Aua、 Se i、Il、 S ^ 811 6851−6855’198S): Bou11+on+ +111.、’111111812: 643−6+6( 1984): Mo++1ion、S+i+nc+、229:202−1:07 1i185)lltuo++g!r+l rl、、Nztuu 814: 26 g−270f1985): T+に+d{ +t rl、、 N+tu:+ 311. 152154i1185): Tx n tl hl、、 ]、 l+nmunol、 +351@3564− 156::1H5i、 lon+t ll +1.、 N+1111! 321 .522−525f19861: Oi cl hl、。
BioT++h+iqu+i I: 、+1111986): S+g+n e t rl、、I、lII+uno1. 137: 1066|1074 19861、 Sun N Il、、1lybr1doni 5 fsupp、 l): 517−5IH1986): Sun tl rlA。
”:o(”jail、ACIQ、Ski、U、S、 、ζ g4211−218 (1987): Liu tl +1. PTOCNsllB へ(IC,S(1,U、 S、 A、 aJ: H39−34+3f1987) : Lia l+ +1.. i、 1m1uno1. 1R9 1521−3526!’+98718!ttcrt+ rl、、5cienc+  240: 104104l−1043(20,19H1:Ho:t1++、J l 11.、P+OC,N++1. :へu6. Ski υ S、A、85  : 8676−8682 (19881B キメラ状抗体の好ましい生産方法は下記の5つの要素の組み合わせである。
(1)単一クローン性抗体を生産する、マウスのB細胞ハイブリドーマ系か呟メ ソセンツヤ−RN A (m RN A )を分離。そこからクローン化により cDNAを生産することになる。(2)精製m RN AからcDNAの全ライ ブラリを準備。
そこからし鎖とH鎖の遺伝子の、適切な可変(V)部分の遺伝子セグメントを( i)適切なプローブで同定し、(II)配列し、(iii)遺伝子セグメントの 定常(C)部分と共存させることができる。(3)遺伝子セグメントのC部分モ ジュールの、cDNA準備とクローン化による準備。(4)上記(2)のクロー ン化特異的免疫グロブリンのV部分遺伝子セグメントの、上記(3)のクローノ 化ヒトC部分遺伝子セグメントモジュールへの結合による、完全なH鎖またはL 鎖のコート配列の組み立て。(5)原核細胞と真核細胞を始めとする、選ばれた ホストてのキメラ状り鎖とH鎖の表現と生産。
哺乳類の細胞のH鎖とLjj!クローン化遺伝子を発現させるために利用できる ベクターンステムは多数あるfGloru、D、 M、、cd、、DNA Cl oning、Vol、11. ppH3−2311RL hiss、!985参 照)。完全なH2L2抗体を得る別のアプローチもある。
同し細胞のH鎖とL鎖を共に発現させて、細胞内のH鎖とL鎖の対合と結合を完 プラスミドを用いると、共存発現は起こり得る。H鎖とL鎖両方の遺伝子は同一 プラスミドに置いてから細胞内に転移できる。それにより、両方の鎖を発現する 細胞を直接選ぶ。代わりに、まず一方の鎖、例えばL鎖をコード化しているプラ スミドで細胞をトランスフエフ]・シ、次にその結果の細胞系を二次選択マーカ を含むH鎖プラスミドでトランスフェクトする。いずれかの経路で82L2分子 を生産する細胞系は、gl+の選択マーカと共に、■]鎖、L鎖、H鎖プラスL 鎖、のいずれかの別のコピーをコード化するプラスミドでトランスフェクトする ことができ、組み立てられたH2 L2抗体分子の生産向上やトランスフェクト された細胞系の安定性向上等の、強化された性質の細胞系を産生ずる。
この発見のキメラ状抗体は、TCRか認識するマウスのmAb?f’y性と、ヒ トの抗体の生物学的特性の両方を備えており、これらの特性には免疫原性低下と ヒトでのクリアランス抵抗性が含まれている(重複治療が可能になる)。
当発明の抗TCRペプチド抗体(ポリクローン性、単一クローン性、キメラ状) は免疫接合体として治療に用いることができる(Dillmin、 R,O,、 人nn、IntMad、l11592−603(19891を参照して検討のこ と)。それらは、腫瘍壊死因子等のタンパク質たけでなく、リッツA、シュード モナスの毒素、ジフテリアの毒素のようなリポソーム抑制タンパク質を始めとす る細胞毒性タンパク質に接合させることができる。抗体その他のりガントに接合 させる毒素はこの分野では周知である(例えば、Ol+ce+ ei it、、 1mauno1. Todi710+ 291−295(19H1を参照)。
そのような接合抗体の他の例は、Xo+uXYIle fRl −CD5 Pl uiで、これはりシン鎖に接合した抗CD5のmAbである。これの準備は移植 片対ホストの疾病の予防法と治喰法に有効である。特にこの毒素接合抗体は大抵 のTリンパ球とBリンパ球サブセットに特異的である。CD5マーカを宵する細 胞は治療に対する反応が急速に低下する。TCRペプチドの抗体は全リンパ球の 比率よりもかなり低い比率のリンパ球で反応するので、リジンAに接合した抗T CR抗体は高用量でも患者は耐え得る。逆に言えば、低い用量でも有効である。
TCRペプチドにリジンAが接合した単一クローン性抗体の有効量は約0.00 5〜0.5■/kg/d+yの範囲で、好ましい用量は約0.05〜0,2■/ ’kg/′dx7の範囲である。
当発明の抗TCRペプチド抗体は、自己免疫、または悪性やリンパ球増殖性の@ 者の治療用に、放射性核種、細胞毒性薬を始めとする他のタイプの治療成分に接 合させることができる。抗体に接合させてイノビトロで抗体部位にまで運搬21 2 1:11 186 できる放射性核種は無数にあるが、例を挙げると Bi、 I、 Re。
90Y等がある。このような放射性核種は、放射線療法でよく知られているよう に、細胞を局所的に照射し、細胞内部の種々の損傷を引き起こして、その細胞毒 性作用を発揮する。
抗体に接合させてからインビボで治療に用いることができる細胞毒性薬には、ダ ウノルビノン、ドキソルビシン、メトトレキサート、マイトマイシンC等がある 。細胞毒性薬はD N A、R,N A 、タンパク合成を始めとする重要な細 胞プロセスを干渉する。この分野で知られているこれらのクラスの薬剤とその作 用機序のさらに詳しい説明には、Goodmxn cl rl、、Goodi+ n znd Gibffla++’ s ThePh+:maCologu+l  Bxiii of Thuzputict 71h Ed、、 Mom1ll +n Publiihing@Co、。
+1985)を参照のこと。
当発明の断片または誘導体の抗体を用いた患者の治療は、その断片または誘導体 の抗体の1用量または複数用量の非経口投与から成る。有効量は個々の抗体、接 合治療薬の有無と性質、患者とその臨床状態の関数で、体重1kg当り約Lon gから100■の範囲である。投与の経路はIV、SC,筋肉内、肺内、腹腔内 (IP)、鼻腔内、鞘内、真皮内、経皮的、あるいはその他の既知の経路が含ま 疾病または疾患治療における当発明の前臨床・臨床の治療的使用は、熟練家が一 般に是認された診断と治療の原則を駆使することにより、最もよく目的が達成さ れる。そのような原則はこの分野ではよく知られており、例えばBr11av* ldu +1. rdS、、Hu+i+on’+ P+inc+pl++ of  1nle+n!l il+di+iae、1llb Ed、。
V+G++w−Hill、pabli+hu、New Yolk、N、Y。f1 987)で述べている。
ペプチドおよび当発明の組成、あるいはそれらの機能的誘導体は薬学組成の準備 によく適している。当発明の薬学的組成は、当発明の組成の利き目の恩恵にあず かる動物には投与できると考える。当発明の目的は限定されたものではないが、 そのような動物の最初に置かれるのは人間である。
当発明の薬学的組成は、その目的を達成するならどのような投与法でもよい。
例えば、非経口的、皮下、静脈内、真皮内、筋肉内、腹腔内(IP)、経皮的、 頬経由で投与される。代わりに、または同時に、投与は経口的でもよい。ペプチ ドと薬学的組成はポーラス注入で非経口的に、または逐次の潅流により、投与す ることができる。
投与量は、年齢、性別、健康状態、患者の体重、もしあれば併用治療、治療頻度 、所望の効果の性質に依存する。当発明の組成投与の用量範囲は、所望の効果を 得るに十分な量であり、例えば、DHまたは抗体生産量で測定するペプチドに対 する免疫反応が達成さて、免疫関連の疾病がかなり予防、抑制、治療される量で ある。用量は、望ましくない交差反応、全身性免疫抑制、アナフィラキシ反応、 等の副作用を起こすほど多くてはいけない。
ヒトの好ましい用量は、体重1kg当り約0.001〜25■の範囲である。
それ自体で薬理学的活性のある当発明のペプチドの他に、薬学的組成は賦形剤と 補助的物質から成る、薬学的条件に合う適切なキャリアを含んでいることもある 。賦形剤と補助的物質は活性化合物を薬物学的に使用可能な調合物に加工するの に役立っている。好ましい組成はミョウバン等のアジュバント、またはこの分野 で知られている他のアジュバントを含む(例えば、W!u+n tl if、、  ^nn、 RevllImonol、1: 369−38H1986): C )udid、 L、、Ftau、 P+oC,45: 2531−2560(1 X861 を参照)。
運搬や生物活性を強化するために、この分野で知られている方法と組成を用いて 、ペプチドをリポソームに取り込ませることができる。
錠剤またはカプセルの形で経口的に投与できる薬剤、坐剤等の直腸から投与でき る薬剤、注射や経口注入用に溶液の形の薬剤は、賦形剤と共に、約0.0010 6から約99%、望ましくは約0.01%から約95%の能動組成を含んでいる 。
適切な賦形剤は、乳糖、ショ糖、マンニトール、ソルビトール、セルロース調合 物等の糖類、および/′または脱弗リン鉱石、亜硫酸水素カルシウム等のリン酸 カル/ウム、トウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、じゃがいも澱粉、ゼラチン 、トラガカノトゴム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース 、カルボキノメチルセルロースナトリウム、および/′またはポリビニルピロリ ドン等の結合剤に用いるスターチ、等である。
経口的に用いることができる他の薬学的組成には、ゼラチン製のブツシュ・フィ ツトのカプセル、ゼラチンにグリセロールまたはソルビトールのような可塑剤を 加えてつくる柔らかい封入カプセル、等がある。ブツシュ・フィツトのカプセル は顆粒の形で活性化合物を含むことができる。顆粒は、乳糖等の賦形剤、スター 羊等の結合剤、および/またはタルクやステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤、 選択的に安定剤と混合することができる。ソフト・カプセルでは、活性化合物は 、脂肪油、液体パラフィン等の適切な溶液に溶解または懸濁することか望ましい 。さらに、安定剤を加えてもよい。
直腸から用いることができる薬学的調合物として可能なものは、例えば、1種以 」二の活性化合物を坐着ヘースに組み合わせである坐剤等がある。適切な坐着ベ ースには、例えば、天然または合成のトリグリセリド、またはパラフィン炭化水 素等がある。活性化合物をベースに組み合わせた、ゼラチンの直腸カプセルを用 いることも可能である。ベースの素材として可能性のあるものには、例えば、液 状トリグリセリド、ポリエチレングリコール、パラフィン炭化水素等がある。
非経口的投与に適する調剤には、水溶性ペプチドの溶液が含まれ、例えば、水溶 性の塩類がある。さらに、油懸濁注入用に適したペプチドの懸濁液を投与するこ とができる。適切な脂肪親和性溶液または賦形剤には、例えばごま油等の脂肪油 、エチルオレアートやトリグリセリド等の合成脂肪酸エステル等がある。水性庄 人!濁液には粘性率を増加させる物質を用いており、カルボキシメチルセルロー スナトリウム、ソルビトール、および/またはデキストラン等がある。選択によ り、懸濁液には安定剤を入れてもよい。
ペプチドは従来の薬学的基準に合う非経口的賦形剤を用いて注射による投与用に 調合される。これらの賦形剤は毒性がなく、治療作用があり、幾つかの調合例が R+m1ngton’+ Pha+1m1cuti+il 5cience(( iap+il に示されている。賦形剤は多数あるが、その例は、水、食塩水、 リンガ−液、デキストロース溶液、バンクの平衡食塩水等である。当発明に従う 調合も等損性、生理学的pH1安定性を維持する物質等の添加剤を少量含むこと になるであろう。
当発明のペプチドは凝集塊や他のタンパク物質をかなり除去した精製された形で 調合されることか好ましく、濃度は約1. Oog/vAlから約100■/m lであることが好ましい。
免疫関連の疾病の予防、抑制、治療に用いる当発明のペプチドの有効量は体重1 kg当り約logから100■の範囲である。好ましい用量範囲は約101から 10■7′−の範囲である。さらに好ましい用量範囲は約1100nから1■/ kgの範囲である。
ペプチドの免疫原性は、長いペプチドまたは鎖にそれを含めること、または、標 準的結合テクニックを用いて、KLH,血清アルブミン、破傷風トキソイド、等 の「免疫学的」キャリアにそれを接合させることにより、強化される。この分野 ではその種々の方法が知られている。例を挙げると、ノンクロへキンル力ルポ/ イミド等の縮合剤の使用、またはPictct Chemicil Co、、R o+klo+d、 IIから市販されているリンカ−の使用等である。
当発明の調合によるTCRペプチド特異性T細胞での受動免疫には、採取された T細胞は、生理的平衡食塩水等の適切な賦形剤に懸濁し、1回の注射につき約5 つ 10〜10 個の細胞を被験者に注射する。TCRペプチド特異性抗体の用量は 、抗体のもとのホスト、アイソタイプ、親和力、性質(ポリクローン性、単一ク ローン性、キメラ状)、および熟練家に知られている他の特性の関数であり、ば らつきがある。例えば、TCRペプチドに対する単一クローン性抗体は0.01 〜50■/kgの範囲の用量で投与される。
当発明の範囲で意図していることは、予防作用のあるT細胞とTCRペプチド特 異抗体(ポリクローン性、単一クローン性、キメラ状)との組み合わせによる、 フリーまたは接合形態での受動免疫である。
下記の例は当発明の説明を意図したものであるか、当発明を限定するものではな い。
実施例I ヒトMS患者のTCRペプ千ドによる治療現在のところ、MSに関する有効な治 療は知られていない。
(H&++i+on’ IP+1ncipl++ of Internal M edicine、第12版、ウィルゝノンJWil+oni呟マクグロー・ヒル ・インコーボレーテソド(lJcG++v Hill、Inc、)。
+991)治療努力は、急性エピソードの好転、疾患の再発または進行の予防お よび症状の軽減に向けられている。MSの臨床的発現は、脳幹、小脳またはを髄 の神経群または6位のどれが関与するかによる。を髄関与はMSの最も進行した 症例における主要な特徴である。
疾ゑの嘗性エピソードにおいて、グルココルチコイド治療は症状の苛酷さを軽減 し且つ回復を促進する可能性を有すると示唆されてきたが、しかしながら、その 提唱者でさえも、最終的な回復はこの薬剤によって改善されないし、永久的0疾 の程度も変更されないということを指摘している。ACTHは、MSおよび視神 経炎のエピノードにおいてグルココルチコイド療法の何等かの有効性を実証した 唯一制御された試験がこの薬剤を用いて実施されたことから、臨床医にとって好 ましいグルココルチコイドである。しかしなから、長期間のステロイドの使用は 勧められない。
アザチオプリンおよびノクロホスファミド等の免疫抑制剤はいくつか連続する再 発回数を減少させると主張されてきたが、これらの薬剤の有効性についての見解 はいずれも一致していない。
MSの治療に関して現在勧められることは、症状の悪化を避ける試みを考えるこ とである。患者は、過労および極端な温度を避ニブ且つ均衡食をとるように勧め られる(上記考察は主として、Horizon’ + Pr1ncipl++  of 1nle+ul Mtdiciet。
第12版、 1991年の第356章による)。
上記考察は、MSの臨床的に有効な治療に対する要求が急を要していることを明 確に指摘している。
本実施例は、MS患者を臨床的に改善させる療法の最初の実証を提供する。提示 された臨床データは、インビボにおいてTCRペプチドで治療された2人の患者 に由来する。その結果は、ペプチドVβ52および■β6.1がミニリン塩基性 タンパク質(B P)に対する自己免疫応答を免疫系応答の同時抑制を伴うこと なく抑制するその能力を実証する。最も重要なこととして、そのデータは、MS 患者をTCRで治療する臨床的有効性を実証している。
MS患者からの血液T細胞および対照をヒトBPに対する応答用に選択した。
応答個体であるT細胞系をクローン化し、そして各BP反応性クローンのTCR ■αおよびVβ遺伝子の発現を分析した。試験されたMS患者において、本発明 はTCRVB2.2およびVB21の優先的利用を発見したが、1人の対照ドナ ーでは13クローンの内11個がVB14を利用した。
データから、本発明者は、各患者のBPに対する応答においである限られた数( 1個または2個)のVβ遺伝子が優先的に利用されたと予想した。
抗原性ペプチドの選択 この実施例において用いたペプチドの選択は、上記に記載した方法およびアルゴ リズムに従って行った。具体的には、適切なTCR配列の領域を、それらの予想 された抗原性または免疫原性および/またはCDR2領域でのそれらの分布基準 で合成用に識別した。T細胞に対して免疫原性または抗原性であると考えられた タフバク質またはペプチドの領域を、本明細書中に記載のアプローチおよびアル ゴリズムを用いて識別した。
」1紀アプローチを用いて、ヒトの多発性硬化症を治療するのに有用なペプチド 配列を選択した。この実施例で用いるために選択されたペプチドの寸法は、主と して免疫原性の必要条件によって決定されたが、同時に、ペプチドに特異的なT 細胞または抗体か自然なままのT細胞上のTCRを認識し且つ反応するように最 小限のエピトープ構造を保持した。従って、治療に用いるためのマーカーTCR V遺伝子配列の抗原領域を識別することは重要であった。ヒトTCR■β遺伝子 からの多数のペプチドの配列がこの研究用に考えられた(TCRVB2.2ペプ チド ■β−26−43、■β5.2−39−59、VB52−59−78゜T CRVB21ペプチド ■β6.1−1−22、VB2.139−59、VB2 .1−70−88゜)。選択されたペプチドは、M 3 虫考からのT細胞によ って増大した認識基準てVB2.2 (31−59)およびVB2.1 (39 −59)であった。
NτS咀者の治療に用いるためのペプチド配列を選択する上記アプローチの使用 は、本明細書中に記載のこのアプローチの成功を例示している。例えば、ペプチ ドVβ5.2 (39−59)およびVB2.1 (39−59)は、上記アル ゴリズムにより、T細胞に対して免疫原性であると予想された。実際に、以下に 記載したように、これらのペプチドはT細胞免疫性を生したし、そしてBPに対 する自己免疫反応からMS患者を保護していると考えられる。
TCRペプ千ドによる治療 選択されたペプチドの抗原性は、患者のT細胞からの応答の検出可能な頻度が存 在したかどうかを決定することによって検定された。具体的には、種々のペプチ ドに対して応答するT細胞の頻度の相違を検定した。次に、最強頻度の応答をも たらすペプチドを用いた。
各患者を、食塩水中のTCRペプチド1100uを週に1回4週間皮肉に用いて 治療した。も者の、インビトロおよびDTH応答での血液T細胞頻度分析によっ て測定されるペプチドに対する増大した応答の徴候を毎週評価した。ペプチドに 対する応答は、必要に応じてペプチドの周期的ブースター注射によって保持され た。さらに、患者の歩行指数およびクルツク(KII目+1りスコアの変化を3 か月毎に臨床的に評価した。
測定されたパラメーター TCRペプチド■β5.2およびVB21塩基性タンパク質(BP)並びにH3 V (単純庖疹ウィルス−リコール抗原として用いられる)に対するT細胞応答 を、リンパ球増殖によって評価した。患者J、M、 をVB21で治療し、モし てT細胞頻度を■β6.1並びに療法として与えられなかったVB2.2双方に 応答して追跡した。患者M、R,を■β5.2て治療し、そしてVB22および VB2.1双方に対する応答を試験した。
両方の患者のBPに対する応答を、BPまたはPLP反応性T細胞の頻度が正常 、神経学的または自己免疫対照の場合よりもMS患者において高いという根拠ゆ えに評価した(アレグレソタ(All!g+etl+)ら、 Sci+nc+  247+ 718(1990):す/り(Link)ら、 ’l+u+olog マ10: 28101990) lおよびオーク(Olilら、駄狂旦3461 183t19901)。この実施例において用いたような本発明のTCRペプチ ドによって与えられた選択的免疫調節計画は、ミニリン塩基性タンパク質がMS において適切な自己抗原であるという仮説に関する最初の試験を提供する。
H3Vに対する免疫応答を、TCR療法が患者の全免疫応答を抑制するか否かを 決定するように追跡した。本発明者の実験モデルに基づいて、県者は投与された TCRペプチドに対する増大した応答を示した。TCRペプチドに対するこの増 大した応答は、BPに対する減少した応答と対になっていた。さらに、患者はH 3Vまたは療法として用いられなかった他のTCRペプチドに対する減少した応 答を示さなかった。
結果 得られたデータは、MS患者でのTCR療法の有用性を明確に実証している。
抗原反応性T細胞の頻度を測定するデータは以下のように要約することができる 。
すなわち、(TCRVB2.1を与えられている)患者J、M、 は、VB61 に対するT細胞応答が(治療後1週間で)4倍に増加し、それが(4週間で)予 備治療に対して約2倍の増加まで徐々に減少した。ミニリン塩基性タンパク質( BP)細胞応答は、事実上、4週間まで検出不能(検定の限界未満)であった。
VB2.2に対する応答は(この患者がVB2.2ペプチドを与えられたことが ないことがら′f−想されたように)はぼ同一の状態であったが、H3Vに対す る応答は・1週間にわたって増大した。
(VB2.2TCRペプチドを与えられた)患者M、Rからのデータは、4週間 までのBP反応性T細胞の事実上の消失とともに、VB2.2反応性(調節)T !ll胞の30倍増加を実証している。M、R,の、VB6.1(この患者はこ のペプチドを与えられたことがない)およびHS Vに対する応答はほぼ同一の 状態であった(図12〜14)。
抗原反応性T細胞の頻度の実証された増加に加えて、患者J、M、は歩行の劇的 好転も経験したし、患者MR0はスタミナの増加を報告している(疲労により衰 弱することなく400ヤード歩くことができる)。
TCRペプチドによる治療前に、患者J、M、の歩行は漸進的に悪化していた。
25フイートの時間測定歩行に関′して、この距離を歩<J、M、の時間は7秒 間〜12秒間、続いて29秒間まで進行していた。
TCRペプチドによる治療の3か列後に、J、M、 は歩行の好転を実証した。
悪化が阻止されただけでなく、歩行時間が29秒間〜21秒間まで劇的に好転し た。
考察 データは、TCP療法のBPに対する免疫応答を調節する劇的能力を実証し、そ れによって、MSの治療法を提供する。VB22およびVB6.1の投与は、M  S 、!!者におけるT細胞応答の増大を示した。BPに対するT細胞応答の 対応する減少は、TCPペプチド療法のMS患者に対する正の治療効果を示す。
さらに、H5Vに対する患者の応答が減少しないことは、免疫系がTCRペプチ ド療法によって危険にさらされないことを実証している。
上記実施例は各患者に対して単一のペプチドを用いているが、本発明では、も者 を治療する場合の「カクテル」アプローチの使用が考えられる。カクテルアブロ ー千は、2@以上のV遺伝子領域に対する反応性を実証するクローンを有するW 者において有用でありうるし、従って、W者に対して投与されたカクテルは、S JLマウス実験において用いられたような2個以上の抗原性ペプチドを含むこと かできると考えられる(図15.実施例X)。
実施例■ 対して反応性のヒトT細胞クローンの特異性4込 ミニリン塩基性タンパク質(MBP)は極めて抗原性であり、種々の動物種にお いてアジュバントと一緒に注射された場合に実験的自己免疫脳を髄炎(EAE) を引起こす(アルヴオード(Alyud) 、 E、 C,、ジュニ乙ln E rpe+1senl+l入llugic Enc+philou+1ilit  多発性硬化症に有用なモデル(^u1elal modelio「mul+1p le oluoii+)、アルヴA−ド、E、C,、ジュニアら(監修)、アラ ン(人l+n1. R,リス・インコーボレーテ・ソド(Lio、l+c、)、 ニューヨーク、 523−537頁(19g+++。
MBPの脳炎誘発性は、別個の数の免疫優性エピトープ(約10個)中に包含さ れている。各系統中のこれらのエピトープの1個またはそれ以上が、利用可能な りラス[I MHC分子と一緒に、中枢神経系(CNS)に帰るCD4+T工フ エクターリンパ球を誘導して、脈管周囲の炎症性病変および神経機能不全を引起 こす(ザンビル(2+1villら、 1. l+1luno1. 139:  1G75 f19871 ニオフナ−(OIlne+) 。
Hlら、1. EB、Meo、17Q: 355(19891)。
MHCおよび非MMC遺伝子双方を含む遺伝学的背景は、MBPエピトープが脳 炎誘発性であること(ベロード(Be+ud)ら、 I、1mm1Ino1.1 36 泪+1986+ 。
ザンビルら、 l E+p、 lJ+f1. 162: 21001985))  、疾患の臨床的経過および苛酷さアン(lJokhluizn)ら、 N+l +m (oンドン) 309: 356f1984+) 、脱B(モクタリアン ら、 回+nn (ロンドン) 3091356!1184))および耐性機序 (ベルナートBunaral、C,C,、Cl1n、E+p、llImunol 、 29: 100(19771:ウエルチ(Welchlら。
及ぼす。
MBP特異的T細胞によって誘導された臨床的および組織学的徴候のスペクトル は、多くのへて、ヒト疾患である多発性硬化症(MS)および急性播種注腸を1 9HB。従って、MI3PのヒトT細胞認識はかなり興味深いものであった。
MSの病因には、ヒトMBPに特異的なものを含むT細胞の関与を示唆するいく つかの証拠がある。遺伝学的研究は、MSの系統内(ハウザー(H!ou+)ら 。
平衡失調を示している。しかしながら、MSの病因におけるMBP反応性T細胞 の実際的な関与は、MBPli応性T細胞の選択的調節または除去が疾患経過に 影響を支はすことかある場合に実証することができるにすぎない。現在、このよ うな選択的調節はEAEにおいて可能である。
本実施例において、合[ff1TCRペプチドを用いて、調節T細胞および、悪 性T細胞上のTCRに対して向けられた抗体を誘導した。このアプローチはEA Eの誘発を妨げた。さらに、前の実施例で実証したように、TCRペプチドを臨 床的に病気のラットに対して投与することは疾患の進行を阻止し且つ回復を促進 した。
\丁Sp者において潜在的脳炎誘発性T細胞を調節するためのこのアプローチの 適用は、〜jBP反応性T細胞がヒトMBPの免疫優性エピトープに対する応答 においである限られた数のTCRV領域遺伝子を優先的に利用するか否かによる 。
二の目的に対して、MSを者および対照からのT細胞系を、免疫優性MBPエピ トープを認識するT細胞の出現を可能にする方法で選択した。これらの系統から 、109種類のMB P Pf異的T細胞クローンを単離し且つ表現型、エピト ープ持異性、〜τHC制限およびTCRV遺伝子発現について特性を決定した。
そのデータは、M S 41.者からのT細胞か、正常ドナーからのT細胞が認 識するよりも多数の且つ種々の〜fBPエピトープを認識するということをクロ ーンレベルで実証している。さらに、疾患に関係した)ILA−DR2/′DQ WIハロタイプを有する1人のMSドナーにおいて、試験された8種類のT細胞 クローンの内4種類がVB2.2表現型を発現し、MBPに対する応答において TCRV遺伝子の優先的使用を示した。
ノズ1ユニバージティー (Or+gon He1llh Sci+nce+  Uni+c++i17)MS診療室を訪れた臨床的にまたは検査室で確認された 明確なMSS看者11人あった。女性7人および男性4人(平均年齢46オ、年 齢範囲34〜67オ)であって、MS歴は6〜35年間であった。患者の平均歩 行舟数(AI)は3.4±1.6(範囲1〜6)であり、平均クルツク(Ku+ t+に+)0疾状態スコア(KDSS)は4.3正常個体としては、ベテラノズ ・アフェアズ・メディカル・センター’V!+!Tifil^tfain Me diczl Centu)およびオレゴン・ヘルス・サイエンシズ・ユニバー7 テイーの従業員である女性6人および男性3人(平均年齢36オ、年齢範囲25 〜55才)であった。これらの正常個体を、前記に記載したように、ヒトMBP に対する陽性のPBL増殖応答基準で選択した(ファンデンバーク’Vind+ nbuj)ら、1. N+uro+ci、Rei、23: 21f1989)) 。
全被験者が、オレゴン・ヘルス・サイエンシズ・ユニパーツティー・トランスプ ランテーション・ラボラトリ−(Ongon Hullh Sci+nc++υ n1tu+117T+anipl!nDlion Lzbo++io+7)で用 いられた標準的な血清学的方法により、T細胞系選択に遡及してHLA系であっ た。HLAクラス■アレレ(DR,DQ)の頻度は、DR2に関して不均一な分 布を示しく患者11人の内7人、すなわち639もがDR2陽性であった:正常 の9人の内3人、すなわち33%がDR2陽性であった)、概して、それはこれ らの2群に予想された分布であった(チオフィロボウロス(Th+oiilop oolo+1. A、N、、8++ic +nd Cl1nical 1msn nolog7.ステイノ(SliDi)ら(監修)、アンプルトン・アンド・レ ンジ・パブリッシャーズ(、八ppluon xnd Lznge Publi +hu+l、ロス・アルトス、CA、151−154頁(アイラー(E71uj ら、^+ch、Biochn、BiophL+、132: 34(19691) 。PL(残基45−89)、P2 (残基1−38)およびP4(残基9O−1 70)を含むHu −M B Pのペプチドをベブノンによる開裂によって得、 そしてセファデックス(Sephwdetlイオン交換クロマトグラフィーおよ び高速液体クロマトグラフィーによって精製した(ンユウ(Choa)、C,I l、−1ら、 1. N+o+och+s、2B: 115f1977)) 、  Hu −MB Pの配列13−28.39−54.55−74.72−84. 87−99.90−109.110−129,130−149および149−1 70に対応する一連の合成ペプチドを、メリフィールド固相法によって合成し且 つ従来記載された方法に従ってHPLCによって精製した(ハンムリーニング試 験でHu−MBPに反応性であった正常個体9人の血液から選択した(ファノデ ンバークら、 1. N+u+o+ci、 Red、23: 21(1989) ) 、血液単核細胞(MNC)をフィコール密度勾配遠心分離によって分離し、 そして完全培地(10%ヒトヒト血清、L−グルタミン、ピルビン酸ナトリウム および抗生物質を含むRPM+ 1640)中のt(u −MB P 50gg /mlと一緒に平底の96おいて37℃で5日間培養した。刺激された細胞を、 活性T細胞を増大させるf=め(D2rI L−2R地(Jf1m体I L−2 ,AMGEN バイオロジhルズ(Biologi+zli1.サウザンド・オ ークス、CAを50 u / ml含有)中に移した。IL−2中の増殖速度が 落ちた場合、T細胞を、照射末梢血液MNC(4,500ラド)中に1 : 1 0 (T +MNC)の比率で含まれたオートロガス単球によって与えられたH u−MBP25+@/mlで再刺激した。T細胞系は、細胞数がMBPエピトー プ特異性、MHC制限および表現型を評価するのに十分になるまで4〜5回再刺 激された。
T細胞クローニング T細胞クローンは、Hu−MBPで2回再刺激されたMB P特異的T細胞系の限界希釈によって得られた。I L −2に富む培地中で4 日後に、■リンパ芽球を、Hu−MBP (50R/ml) 、I L−2(5 0u/nl)および照射MNC(1,5X106個)を含む培地204当り細胞 1個、10個および30個まで希釈し、そして細胞混合物を60ウエルタラサキ (To++*ki)微量試験トレー(NUNCインコーボレーテソド(Inc、 ) 、ネイパービル、IL)の各ウェル中に入れた(ラム(L!ab)ら、 1 . 1mff1ano1. 128: 233(1982)) o ヒトMBP *異的クローンの回収は、少なくとも10個のHu−MBP反応性系細胞をウェ ル毎に播種した場合に最も効率がよく、回収率20%を生じた。系統細胞1個だ けを播種した場合、回収率は2%であった。Hu−MBP反応性T細胞を、細胞 1個/ウェルで播種することによって再度クローン化した。タラサキトレーを3 7℃および5%CO2で7日間インキュベートした。再刺激のために、各陽性ウ ェルからの細胞を丸底の96ウエルプレートの一つのウェルに移し、その中に、 Hu−MBP25■/mlおよび照射MNC2×105個を含む完全培地200 aを加えた。刺激後3日目に、IL、−2の50■/mlを細胞に加え、そして 細胞をIL−2中においてさらに4日間維持した。細胞数が2〜4×105個に 達したら、培養物を24ウエルプレート中のlil中に移し、オートロガス照射 MNC3X106個の存在下においてHu−MBPで再刺激し、そして最後に、 富IL−2培地2ml中で増大させた。
オートロガス血液MNCIX10fとを、96ウ工ル丸底微量滴定プレート中の 三重反復試験用培地0,2ml中において抗原不存在下並びにコンカナバリンA (Co n A) 2*/+nl、Hu−MBP50I@/ml、Hu−MBP フラグメント(PL、P2およびP4)50i/ml、Hu−MBPの合成ペプ チド50 q/ mlおよびi/200希釈の単純庖疹ウィルス(HS V)抗 原(ホイソタカ−(Jhi+t+ke+)M、A、バイオプロダクツ(BioB odact+1. ウォーカースピル。
VD)の存在下でインキュベートすることによって評価した。微量滴定培養物数 した。増殖は、刺激された培養物のCPM:!:SD (バックグラウンドを減 じた)として表わされた。バックグラウンドは200〜2. 0OOCPIIで あった。
MHC制限は、Hu−MBP、Hu−MBPフラグメントまたはHu−MBPの 合成ベブチーを加えたT細胞を、HLA−DP、−DQまたは−DR遺伝子座か らの分子のフレームワーク決定因子に特異的な抗体の存在下でインキュベートす ることによって評価された(抗体はベク[・ン・ディキンソン・)7−マソイテ イカルズ(Beuon Dickin+on Phu+nxcutiul+)  、 マウンテン°ビュ 、CAから購入された)。
(抗CD4+Tヘルパー)およびLeu2a (抗CD8+T細胞障害性/サブ 1ノンサー)単クローン性抗体(ベクトン・ディキンソン)を用いて決定した。
T細胞クローンの表現型を、TCRVβ鎖遺伝子産物の発現に関して、ヒトTC RVD5.215.3 (5A)、VS2.3 (5B)、VS6.7゜VB2 1およびVS12に特異的なマウス単クローン性抗体(DIVER3I−TII aβ TCRスクリーニノグバネルIA、Tセル・サイエンシズ・インコーボレ ーテソト(Call 5ciencu Inc、) 、ケ/ブリッジ、MΔ)を 用いて決定した。T細胞2×105個を各抗体5aと一緒に4℃で1時間インキ ュベートした後、506ヒトAB血清を含む培地で3回洗浄し、さらに、FIT C結合ヤギ抗マウスIgGと一緒に30分間インキュベーションを行った。2回 洗浄し且つ20もホルムアルデヒドで固定した後、染色された細胞をFACスキ ャノフロー細胞細胞数計を用いる免疫蛍光法に関して評価した。
Hu−MBP特異的T細胞系を、〜1sの患者11人およびt(u−MBPに対 する1殖応答が予め実証された正常トナー9人の血液から選択した。各系統は、 反復された全Hu −M B Pによる刺激およびTI、2による増大によって 3000万〜5000万個の血液細胞がら選択された。曜歯類動物Ti胞系を選 択する場合の従来の実験から、これらの条件は、免疫優性1−11−1u−エピ トープに対する代表的なT細胞応答の増大および集中を可能にすべきである。
MS@者および正常トナーからのT細胞系は、H3V抗原に対して無視できる応 答を有するH u −M B PおよびConA双方に対して等しく十分に応答 した(図6)。T細胞系の、PL(残基45−89) 、P2 (残基1−38 )およびP4(残基9O−170)を含むHu MBPの完全な配列にわたる高 度に精製された酵素開裂フラグメントに対する応答を評価した。111種類のM S系統の内の8系統は3種類の[(u−MBPフラグメント全部に応答し、2系 統は3種類のフラグメントの内の二つに応答し、そして1系統だけが単一のフラ グメントに応答した。これに対して、9種類の正常系統の内の5系統は単一のフ ラグメントに応答し、3系統は全部のフラグメントに応答し、モして1系統はい ずれのフラグメントにも応答しなかった。45−89フラグメントに対する応答 個体の割合は、MS群対対照において有意に大であったが、平均では、MS T 細胞系はHu−MBPの45−89 (PL)および1−38 (P2)フラグ メント双方に対して有意に一層反応性であった(図6)。しかしながら、90− 170 (P4)フラグメントに対する応答の頻度または大きさには差がなかっ た。ヒトT細胞系はいずれもCD4−およびCD8+T細胞の混合表現型を有し た。しかしながら、M S w者からのT細胞系は、正常トナーと比較して比較 的高い割合のCD4+および低い割合のCDs↓サブボビュレ−ノヨンを有した (CD4+細胞に関して78±139石対58二8%;CD8+細胞に関して1 5±6%対30±12%、免疫優性T細胞エピトープの[(u−MBP上の一般 的な範囲は、T細胞系のHu−MBPペプチドに対する反応性パターンから推測 することができるが、T細胞認識の証拠をクローン分析から誘導する必要がある 。この目的に対して、7種類のMS T細胞系(50クローン)および6種類の 正常T細胞系(59クローノ)からの全部で109pi類のヒトMBP特異的T 細胞クローンの、Hu−MBP並びにHu−MBPフラグメントおよび合成ペプ チドに対する応答を評価した。T細胞系トナーは、HL A −D R2分布以 外は同等であった(正常の339カに対してMS爬者の86%がDR2陽性であ った1表2を参照されたい)。
T細胞クローンはいずれもHuMBPに対して応答したが、両方の群において同 様の応答レベルを有する単純庖疹ウィルス(H3V)抗原に対しては応答しなか った。総体的に、48種類のT細胞クローン(二つの群の間に等しく分布した) の表現型をCD4およびCD8マーカーに関して決定した。これらの内、45N 類のクローンはCD 、4+であり、(1人の正常ドナーからの)3種類はCD 8−1−であった(表1)。このCD4+クローンの優越性は、ラットおよびマ ウスでの従来の経験から予想されたが、クローンが由来したT細胞系のこれらの サブセントの相対比率に反映されなかった(表1)。
クローン特異性はT細胞系応答パターンを反映するクローン分析の正当性を確立 するには、T細胞クローン特異性がいかに十分にT細胞系応答を示しているかを 評価することが重要である。比較するのに十分なりローンを生した系統において 、MBPの明白なフラグメントに対して特異的に応答するクローン数は、親T細 胞系のHuMBPフラグメントに向けられた応答とh!の相関を示した(カイ自 乗試験と組合わされた、p<0.05)。
3人のyv1srナーおよび2人の正常ドナーからの代表的な比較を図7に示す 。
T細胞系応答パターンに基ついて、PlおよびP2に反応性のクローンは対照系 統からよりも多数、MS T細胞系から選択されるが、24反応性クローンの頻 度は相対的に等しいと予想された。これは、実際、表2に示されているような場 合であった。意外にも、109種類のM B P反応性T細胞クローンの内46 種類が、l(u−MBPのいずれの単一フラグメントにも応答しなかったが、H u−MBPに対する応答が活発だとしても、バックグラウンドがL 000〜2 .000+p11だけの10,000〜27,000+pmであった。この知見 は、概して1人の正常ドナーの基準で、MS群でよりも正常群で頻繁であった( 表2)。
P4中の偏ったクローン特異性 )(u−MBPのP 48i域は分子のC末端半分を示しているが、Hu MB Pペプチドに反応性のクローンの約2/3 (63の内の41種類)がこのフラ グメントに応答した。エピトープ特異性を確認するために、4人の正常トナーお よび4人のMSトナーからのこれらのクローンの23種類を、P411Ji域の 種々の部分に対応する一連の合成ペプチドに対する増殖検定て試験した。表3で 示されるように、クローン分布は、正常ドナーでは110−129配列の方に偏 り、MSドナーでは130−149配列の方に偏っていた。149−471配列 に対する応答は両方の群で同様であり、一つのMSクローンだけが87−99配 列に応答した(表3)。
HLA−DR2は多数のHu−MBPエピトープを制限しうるMSによるHLA −DR2/DQwlハブロタイブの結合は、これらのクラス5分子、特に、DR 2が、CNS自己抗原に対するCD4+T細胞の応答を制限する場合に重要な役 割を果たしうるということを示唆している。この目的に対して、3人のHLA− DR2/DQwlドナーからの17種類のT細胞クローンによって認識されたH u−MBPエピトープを表4に要約する。総体的に、この組のT細胞クローンは 、P2(3クローン)、Pl(1クローン)、P4(8クローン)またはペプチ ドなしく5クローン)を認識した。P4中の1種類のMSクローンは87−99 エピトープを認識し、1種類の正常クローンは11〇−129エピトープを認識 し、1種類のMSクローンは130−149エピトープを認識し、そして4種類 のクローン(MS3種類および正常1種類)は149−171エピトープを認識 した。試験された7種類の24反応性クローンの内の7種類の応答が抗HLA− DR抗体によって阻害され、明らかに制限要素としてDR2を関与させた(表4 )。DR遺伝子座はMBPに対するヒトT細胞の応答を制限する場合に主として 用いられるので、1011類の試験されなかったクローンの大部分もDR2で制 限されたと考えられる。いずれにせよ、DR2がヒトにおいて種々のHu−MB Pエピトープを制限することができることは明らかである。
Hu−MBP反応性T細胞クローンによるTCRVβ遺伝子使用法ラットおよび マウスからの脳炎誘発性MBP特異的T細胞によるTCRVαおよびVβ遺伝子 系統の優先的使用は、悪性T細胞上の共通のTCR配列に対して向けられた予防 接種および治療計画を成功させた。それは、しかしながら、ヒトにおける同様の 機序がMBPまたは他の抗原に対する応答においてTCRV遺伝子の制限使用を もたらすならば不明である。TCRV遺伝子使用の分析を開始するには、38種 類のT細胞クローン(各群から19種類)の表現型をVβ遺伝子産物の発現に関 して、VB2. 2. VB23.VB6. 7. VB8.1およびVB12 に特異的な5個の単クローン性抗体のパネルを用いて決定した(表5)。TCR V遺伝子発現は、全てMSドナーからの6種類のクローンで陽性に確認すること ができ、すなわち、これらのクローンの内2つはVB27を発現し、他の4つの クローンはVB2.2を発現した。VB52+クローンの内、一つはDR2,4 ドナーからであり、3つはDR2同型接合トナーからであった。DR2同型接合 ドナーからのもう一つのクローンはVB22の転位mRNAを発現して、この一 つ一つにおいて、分析された4/8クローンは、それぞれが明白なエピトープ特 異性を有しているとしても、1イLJ −M B Pに対する応答において同一 のTCRVβ遺伝子を用いるということを示した(表5)。
C1考察 本実施例は、MS患者の免疫優性Hu MBPエピトープのT細胞認識のパター ンか、正常1−(u −M B P応答個体よりも複雑で且つ変更されていると いうことをクローンレベルで明らかに実証している。これらのデータは、MSf i者での免疫原形態のHu−MBPに対する増大した暴露によって脳炎誘発性T 細胞を誘導するまたは不滅にする可能性か増大することを示唆している。MS等 のヒトの麻酔状態におけるHu−MBPのT細胞認識の潜在的な関連性は、動物 のMBP反応性TS抱の潜在的脳炎誘発性機能並びにMS患者の血液およびC3 F中の活性MBP反応性T細胞の増大した頻度を考慮して考察する必要かある( アレブレ!夕ら、S+unu 21?、 7171990) :リンク(Lin k)ら、 N+u+ologr 40 (補遺L) 2g3’+990))。
本実験において評価したTl[l胞りローンは、インビトロで選択された)(u −MBP特異的T細抱細胞ら単離されて、免疫優性Hu −M B Pエピトー プで支配された特異性の出現を可能にした。脳炎誘発決定因子は、ラットおよび マウスT細胞系の全MBPによる選択の際に免疫優性を示しくブールデソト(B ou+d+++elら。
C!I1. immonol、112.151t1988):7アンデンバーク ら、I、1mmnno1. 135: 229+9851) 、そして免疫優性 Hu−MBP決定因子に対するT細胞も許容状態下において脳炎誘発性でありう ると考えられる。この実験において、T細胞系応答から推測された免疫優性エピ トープは、クローン分析によって確認された特異性と有意の相関を示した(図7 )。
これらの結果は、特異性を考慮する系統データから得られた結論の正当性を立証 し、そして選択操作で生き残ったクローンが、その系統中のHu−MBP応答性 T細胞集団を代表するものであったということを証明している。
しかしながら、クローンの表現型は、T細胞系全部が実質的な量のCD8+T細 胞を含んでいたとしても、(1人の正常ドナーからの3種類のクローンを除き) 一様にCD4+であった。それは、系統中のCD8+T細胞がHu−MBPに特 異的であった場合、またはそれらが、培地に対して加えられた比較的高濃度のI L−2によって系統中に単純に生じた場合、明らかではない。しかしながら、正 常T細胞系が一貫してMS系よりも高い百分率でCDg+細胞を含んで(またと いうことは明らかてあった。CDS+クローンのうちの一つは、同一の正常ドナ ーからのCD4±クローンのMBPに誘導された増殖を阻害することができた。
このような調節CD8.−T細胞は、インビボにおいて増大した数で存在する場 合、Hu−MBP反応性T細胞を有する正常個体が臨床的に罹患していないこと を説明することかできる。臨界的量のこれらのCD8+T細胞が、(マウスで観 察されたのと同様の)増大した量の付着性サプレッサー細胞に関連して、60% を越える正常ドナーからHu −MB P特異的T細胞系を選択することができ ないことを説明することができると考えられる(ファンデンノく−クら。
1NrutoSci、Ret、23: 21’、19891)。
これに対して、80%を越えるMSS看者らT細胞系を選択することができる。
これらの調節細胞種は、他にも報告されたように(7%7ラー(HJIII+) ら、Lim1ou1. i39: 68f1987) ;リヒャルト(Rich est)ら、1. Neuo、immonol、2355f19891 ;リヒ ャルトら、^nn、’ien+o1. 26: 342(19891) 、予め 系統を選択することなく直接血液から限界希釈することによってMBP特異的T 細胞クローンを回収する能力に影響を及ぼさないと予想された。
MS咀者でのHu−MBPに対するT細胞応答は、正常個体での応答よりも広範 囲の特異性を含んでいた(図6)。共通のエピトープの他に、MSS前者らのT 細胞は、MBPのN末端半分に対するおよび分子のC末端半分の少なくとも一つ のエピトープに対する偏った応答を示した。MSドナーおよび正常ドナー間で最 も一貫した応答の相違はPL(残基45−89)に対してであった。従来の研究 により、MSではHu−MBP様物質の免疫反応性フラグメントが脳を髄液(C S F)中に存在し、優性抗原形態は残基45−89にわたることが分かった( ホイノタカー、]、N、、1. lImgnol、129: 2729(19g 2)) 。このフラグメントの検出可能な1度は中枢神経系損傷後のC3F中で 増加し、MS患者のP1反応性T細胞の増大した発生に可能な説明を提供する。
R2に対するおよびR4中の130−149エピトープに対するMS応答の偏り は、さらに、脱髄中のHu −MBPの免疫活性フラグメントの放出によって説 明することができるが、MHC制限作用は今までのところ除外することができな い。動物実験により、MBPによる長期の免疫感作は、MHCおよびMBPエピ トープの次第に少なくなる優性組合わせに対するT細胞のレパートリ−の増大を もたらす(オフナー(Olfnu)ら、 1. E+p、 Mad、170:  :155!1989))。これらの追加のT細胞特異性は、同種MBPを認識す るそれらの能力に応して脳炎誘発性であってもよいし、またはそうでなくてもよ い。MS患者でのHu−MBP応答性T細胞特異性の増大した複雑度は、脱髄中 に放出されたMBPの免疫原性フラグメントに対する増大した暴露と一致し、そ してMSの長期の慢性の性質は脳炎誘発性T細胞特異性の連続誘導または再刺激 を必要とするということが考えられる。
Hu−!vfBP反応性T細胞クローン、特に、正常T細胞系からのクローンの 約40%は、Hu−MBPフラグメントのいずれにも応答しなかった。このよう な応答は、[−(u −M B Pの開裂部位にかかる結合エピトープ(例えば 、残基3〇−55または8t)−100)、開裂によって破壊されたコンホメー ションエピトーブまたは、開裂フラグメント精製中に失われるHu−MBPのイ ソ型若しくは翻訳後変異型を伴うことがあった。ヒトにおけるこれらの細胞の機 能は不明であるが、同様の細胞はEAEから回復したルイスラットにおいて高頻 度(5096)で生しる。このようなT細胞は、MBPに対する遅延型過敏性応 答を転移させるが、EAEまたはEAEに対する保護は転移しない。
〜ISおよび正常のT細胞クローン双方での応答はHLA−DRによって優先的 に制限されたか、任意の特異的エピトープおよびある与えられたDRアレレ間に は強力な関係は見られなかった。MS患者において過剰発現されるH L A  −D R2は、Hu−MBPの多数のエピトープを制限することができ、そして 若干のエピトープ(例えば、149−171)をいくつかのHLA−DRアレレ によって制限することができた。従来のT細胞系実験において(シュウ(Cho a)ら。
1、’1euoici、 Rts、23: 207(1989))、HLA−D Rアレレは26 / 33 Hu −MBPエピトープ特異的T細胞応答に限定 されると報告されたが、HLA−DQは組番においてのみ6/33応答を制限し 、そしてHLA−DPはR2に対する1人の正常トナ一応答を制限した。
T細胞クローンからのこのデータは、Hu−MBP認識でのl(T−A −D  R分子の圧倒的制限機能、並びに不確定のHLA−DRアレレ(異なる正常ドナ ーからの、DR7?/DQw2.3)の、3種類の個々のクローンによって認識 されたHu−MBPの1−38領域中のエピトープを制限する能力を確証する。
しかしながら、HL A −D Qで制限されたクローンは見られなかった。
ヒトにおけるT細胞応答を調節するTCRVβペプチドの使用を考える主要な問 題は、MBP特異的T細胞がある限定された組の■遺伝子を用いるか否かという ことである。このデータは、TCRVβレパートリ−の約10分の1のみに特異 的な抗体を用いて、全てMSトナーからの6/38クローンを陽性に確認した。
慢性の進行性MSの1人のHLA−DR2/DQwl同型接合ドナーにおいて、 種々のMu−MBPエピトープに特異的な8種類のT細胞クローンの内4種類は 、T細胞受容体において同一のVB2.2遺伝子を発現しく表現型に関してVB 2,2陽性クローンはいずれもPCHによって確証された)、Hu−MBPに対 する応答におけるヒトによるTCRV遺伝子の使用の偏りを初めて示唆した。種 々のHu−MBPエピトープに対する応答での同一のTCRV領域遺伝子の使用 は、ラットおよびマウスでのMBP応答と同様であり、TCRの選択がエピトー プを作動させないことを示している。
この観察の一つの重要な実際的意味は、TCRレパートリ−の偏りを、Mr3P 反応性クローンのエピトープ特異性を定義することなく確認することができると いうことである。表6は、ヒト間Sw者からのMBP特異的T細胞クローンがそ れらのTCRVβ遺伝子使用でゆがめられていることを実証するPCRデータを 示す。全mRNAを、MS憶者および正常トナーからのヒトMBPに特異的な個 々のT細胞クローンから抽出し、そして転位TCRVβメツセージをPCRによ って増幅し且つ特異的プローブによって確認した。MBP特異的T細胞クローン によるMSドナーMS−1およびMS−2でのVB22の優先的使用並びに正常 トナーN−1でのVB2,4の優先的使用を実証した。これは、ヒトでもVfJ 域遺伝子によってMBP等の自己抗原に対して優先的に反応したという結論にさ らに支持を与える。
実施例■ 多発性硬化症のも者からのミニリン塩基性タンパク質反応性■細胞クローンにお ける細胞受容体■β遺伝子の優先的使用導入 多発性硬化症(MS)は、ミエリノ塩基性タンパク質(B P)に対して反応性 のTリンパ球が中心的役割を果たすことがありうる自己免疫疾患である。従って 、本発明の有用性は、MS患者および正常個体の血液からのBPに特異的なT細 胞のクローニングに続いて、T細胞受容体(T CR)可変(V)領域遺伝子の 分析および発現によって実証された。VB2.2およびより少ない程度までのV B21の使用の顕著な偏りは、患者からのBP特異的クローン中で観察されたが 、対照からは観察されなかった。関与したVB2.2およびVB2.1は、血液 由来のBP特異的クローンが疾叡の病因に関連することがあるということを示唆 している。これらの知見は、MSの治療に重要な意味を持っている。この実施例 では、MSi者および正常個体の血液から選択されたBP特異的T細胞において 発現されたTCRVαおよびVβ遺伝子を分析する。
BPに特異的なT細胞クローノおよび他の抗原はMS患者および正常個体の末梢 血液単核細胞(PBMC)に由来し、そして種々のBP領領域対する応答に関し て特性決定された。これらのクローンにおけるTCRVβおよびVα遺伝子89 (1−8945f1989) )。検出されたVβおよびVα6発現代表的な例 を、図10ΔおよびIOHにそれぞれ示す。図10AにおいてVB22と称した が、VB22およびVB2.3遺伝子産物は、これらのV遺伝子に共通の配列を プライマーとして用いたので区別することかできない。図10で分析されたクロ ーンは、さらに、免疫蛍光性分析によって細胞表面TCRVB2. 215.  3抗原を発現することが分かった(表5を参照されたい)。
3人のM S 患者由来のクローンの詳細な分析を表7に示す。W者NLからの BP特異的クローンは顕著な■β5.2の優先的使用を示した。意外にも、種々 のBP決定因子の特異性は、この偏ったTCRVβ遺伝子使用とは無関係である と考えられた。例えば、ペプチド45−89および1−38に特異的なりローン 並びにこれらのペプチドのいずれによっても刺激されなかったBP特異的クロー ンは、VB2.2遺伝子を優先的に転位させた。Vα使用は4種類のNLクロー ンに関してのみ決定されたが、そのデータは、VαがBPペプチド特異性に対す る主要な因子でありうることを示唆している。従って、Vα8遺伝子発現はBP ペプチド45−89に特異的な3種類のクローンで確認され、■α2はペプチド 1−38に特異的な1種類のクローンにおいて転位した。しかしながら、この限 られた分析では、主要因子であるα〜β鎖結全結合領域α、Dβ。
Jβ)を除外することはできない。■β5.2の共通使用にもかかわらず、多数 のNLクローンはクローンによって関係付けられるのではなく、ペプチド特異性 、■α発現および少数のVβ遺伝子発現の基準で分離されると考えられる。いく つかの組の、例えば、ペプチド特異性が明白でなかった7種類のVB2.2+ク ローノのクローン近親関係は、現在のところ知られていない。Vα6発現決定お よび/′または結合領域の配列決定は、この問題に答える最も直接の方法であろ う。弘者MR由来の10種類のBP特異的クローンの内の4種類も■β5,2を 用いた。患者NLの場合と同様に、3種類の異なるBP特異性を有するクローン はこの問題のVβ遺伝子を用いた。WSからの6種類のクローンのうちの3種類 もVB2.2遺伝子を発現し、その内の2種類は同一のVαを利用し且つ同一の 特異性を有した。BP特異的であったVB2.2+クローンの頻繁な単離に対し て、他の抗原または非特異的であったクローンに反応性のクローンて■β5.2 を利用したものはなかった(表7)。
増幅されたPCR産物を有する試料の汚染を避は且つそれを知見に対する一因と して除外するように細心の注意を払ったことは強調されるへきである。従って、 いずれの場合にも、対照は、VB2.2およびVB21特異的オリゴマーとの反 応であるがRNA鋳型との反応ではない負の反応を含んだ。可能であればいって も、新たに製造されたRNAを用いて、最初に陽性のVB22+クローンを確認 した。さらに、異なる特異性を有し且つ異なる…者並びに正常個体からのクロー ンについて同様の時間で実験し、VB2.2の優先的使用は、MS患者からのB P特異的クローンにおいてのみ検出された(表7および表8を参照されたい)。
最後に、患者MRからのクローンのVB2.2決定の表面発現を、単りローノ性 抗■β5.2抗体および免疫蛍光性分析を用いて分析し、PCRによる遺伝子発 現と単クローン性抗体による細胞表面発現との完全な一致を観察した。
■β5.2およびより少ない程度までの■β6.1の顕著な優先的使用は、7人 の患者からであるが6人の正常ドナーからではないBP特異的クローンにおいて 明らかであった(表8)。PCRによって■β8発現分析したMS患者からの4 8種類のBP特異的クローンの内の27種類はVB22を利用し、15種類のB P非特異的クローンの内の0がVB2.2+てあった(フィッシャーの精度試験 でp<0.001)。これに対して、正常個体からの41種類のBP特異的クロ ーンの内の2種類のみかVB2.2÷であった(カイ自乗分析てpく0.000 1)。これらの比較の統計的有意性は、患者NLからのクローンを除外するなら ばなお明らかであり、患者におけるVB2,2+BP特異的クローンの頻度は3 □1の内14であると考えられる(正常のBP特異的クローンとの比較またはB P非特異的クローンとの比較に対してpro、001)。患者および対照からの クローンの比較に関して、実験された7人の患者の内の6人および6人の対照の 内の2人だけかHL A −D R2を有しており、これは二つの集団における DR2の既知の頻度から子宮される。それてもなお、DR2+対照からの10挿 類のBP特異的クローンの内の一つたけがVB22+であった(MS患者での頻 度と比較されるp<0.01)。患者での54%の頻度は、予想された末梢al  1−7131189) j。対照と比較したまたはBP非特異的クローンと比 較した患者からのVB2 1aBp特異的クローンの全頻度は統計的に同しであ るが、頻度(2004)は、それてもなお偶然に予想されたよりもはるかに大き い(PCRによって予測される末梢血液百分率は5〜109もである(チョイら 、 Ptoc、Millbhc、XCi、US^86: 894L’19Hi0 さらに、VB22を発現しないクローンだけを考える場合、対照と比較した患者 からのBP特異的クローンでのVβ61発現頻度は統計的に異なる(p < 0 . 02)。
〜゛β5.2+β5.2+クローンかかわらず、優先的Vβ使用は正常個体由来 のBP特異的クローンで注目された(表8)。一つの個体において13種類のク ローンの内11種類がVB14を発現し、そして池の2種類ではVB7が優性で あった。血清学的に決定されたDR発現との関係は認められなかった。
図11は、患者および対照からのBP特異的クローンにおける■α利用の概要を 示している。Vβ使用とは対照的に、患者からのBP特異的クローンはより一層 一般化された■α使用を示した。■αL 2.7.8および10の系統は、分析 された30種類のクローン中で十分に示された。Vβでの初期の重要性ゆえ1こ 、患者NLからの4種類のクローンだけの■α発現が分析されたことに注目すべ きである。おそらく、それ以上のクローンの分析はより顕著なVαゆがみを明ら かにすると考えられる。驚くべきことに、優先的Vα使用は、対照中のB特異的 クロー7においてより一層明らかであった。分析された22種類のクローンの内 12種類かVα2を発現し且つ8種類が■α15を発現した。
この報告において、末梢血液細胞はバルク培養において完全なヒトBPで刺激さ れた後に限界希釈によってクローニングすることにより最初に増大した。
ヴヒャブフエニソク(Wu+hupluning)の実験(ヴヒヤブフエニツク ら、 Si+nc+218、1016−+019j199G+)での応答を支配 したBPペプチド84−102に対する応答はこの実験においては特に希であっ た。さらに、この実施例での優先的Vβ5.2発現はBPエピトープ特異性とは 無関係であると考えられた。興味深いことに、これは、マウスおよびラットにお いて見出された優先的■β5.2発現とを用いて、MS患者からの脳試料中での TCRVαおよびVβ遺伝子の発現を直接的に分析した。VαおよびVβ双方の 転写物の制限された不均一性が観察された。興味深いことに、DR2(DW2) 分子表現型が異なる8人を含む9人のHLA−DR2患者の内、脳疾患の部位に おいて8人は転位Vβ5.2遺伝子を実証し且つ7人は転位Vβ6.1を実証し た。この実施例における。患者の末梢血液由来のBP特異的クローンてのVB2 .2およびVB2.1の優先的使用についての知見との相互関係は注目に値する 。同時に、この実験は、末梢血液T細胞か中枢神経系損傷に関与した細胞を反映 するものであるということ、およびBP反応性がMSにおける病原応答の成分で あるということを示唆する追加の証拠をりうるという意味は、限定されたTCR レパートリ−が治療的介入のための特異的標的を提供することを示唆している。
用いられる■領域に特異的な単クローン性抗体および合成TCRペプチド双方が このアプローチにおいて考えられる。
クローンのVβおよび■α発現を、図10に記載したようにPCRおよびオー[ ・う/オグラフィーによって分析した。ヒトBP反応性T細胞系を、従来記載さ れたように(シュウら、〕 NtIItohc+、R++、、印刷中f1991 )) Ms患者の血液から選択した。間単にいうと、末梢血液単核細胞(PBM C)をヒトBP50■/11と一緒に5日間培養した後に、富I L、−2培地 中に移した。l L−2中での増殖か見られたら、T細胞を、照射オートロがス PBMCによって与えられたH u −B P 25■、/mlで1回再刺激し 、そして記載されたように(シュウら。
および正常個体からの15種類めクローンの内の15種類がCD4を発現した。
若干のクロー)に関して、2本以上のVβまたはVαバンドを確認することがで きたか、特に、少数のく25〜30)PCRサイクルを用いた場合、通常、一つ のバシトが強度において優性であった。BP、BPペプチドまたは他の抗原にχ 4するT@抱ツクローン特異性は、記載されたように(シュウら、 1. Ne o+o+ci。
独)に対する増殖応答を実証することはてきなかった。BP反応性クローン全部 の、セレン・シュウ博士(Or、Srl!ae Choulにより記載されたよ うに、(シュウら、!、 ’h11+*Ch!l11. :8: 115−11 9 f1977)l!!造されたBPペプチド1−38.45−89および90 −170に対する応答を試験した。NRは、問題のクローンはBPに対して反応 したがこれらのBPペプチドのいずれに対しても応答しなかったことを示す。” NTは、試験されなかった。
TCRVαおよびVβ発現を、7人のMS患者および6人の正常個体の血液から 選択されたT@胞ツクローン関して分析した。患者はオレゴン・ヘルス・サイエ ノノズ・ユニパーツティーMS診療室で診察され、臨床的におよび検査室で確認 された明確なMSに罹患していた。患者の平均歩行指数は3.2±2.0(範囲 26)であった。4人の患者の疾患は再発性/弛張性であり、3人の患者の疾W は慢性進行性であった。正常個体はベテランズ・アフェアズ・メディカル・セン ターから、培養中のヒ1−BPに対するPBMCの陽性増殖応答基準で選択され た。全被験者が、オレゴン・ヘルス・サイエンシズ・ユニバージティー・トラ/ スプランテーンヨン・ラボラトリ−での標準的な血清学的方法によりHLA系で あった。HLA DR2発現の不均一な分布(7人の患者内6大尉6人の対照内 2人)は、MS虫組番正常集団において予想された頻度を反映している。
この分析において、各クローンには優勢なVβバンドだけが含まれている。しか しながら、若干のクローンでは、はとんど等しい強度の2バンドが両方とも記録 され、従って、Vβの全数は分析されたクローンの数よりも大きいことがある。
Vβ遺伝子発現は、記載されたVβ特異的オリゴマーを用いるこれらのクローン では確認できなかった。これらのクローンの内の3種類が、Vβ5. 215.  3゜■β6. 7. Vβ8.1およびVβ12に向けられた単りローン性抗 Vβ抗体(カプラーら、5citn%2441 all−813+1989++ によって分析されただけであり、陰性であった。
CDR2領域に関して予想され且つ観察された高水準の生物学的活性を考慮して 、本発明者は、相同性を検定するようにCDR2領域をさらに調査し且つペプチ ドを整列させることにした。
顕著な相同性はNH2末端で証明された。8残基の内の6個が相同であり、C末 端にある2個の非相同残基は同類置換であった。この相同性は、後で考察される ように、Vβ6.1に対して選択されたクローンがVβ52エピトープを認識す ることができるので注目に値する。
CDR2領域におけるV遺伝子系統間の関係をさらに解明する努力において、本 発明者は、さらに、Vβ14エピトープをVβ12.2およびVβ17,1とて は相同性が劣り、9残基の内の4個が整列する。下記の表は配列相同性を示す。
表9 本実施例は、M S 患者の脳を髄液には未変性のBPに対して応答し、そして より低い程度でPLPペプチドに対して応答するT細胞が、同じ患者の血液に見 出されるよりも、あるいは別の神経性疾患の患者(OND)のC3Fに見出され るよりも、有意に高い頻度で含まれていることを最初に示した例である。一方M S。
ONDのいずれの患者でも、処理された未変性のBPには見出されないBPの潜 在的なフラグメントのみに応答する、C5FのT細胞のレベルは同等のものであ る。すなわち別個の処理経路か窺われる。炎症レベルとなっているミニリン抗原 応答性T細胞が、標的器官に極めて近接していることは、MS疾患の過程にそれ が介在していることについての新たな裏付けである。
過去の研究より、末梢のミニリン抗原特異性のT細胞の出現頻度は、MSで認め られる広範なミニリンのダメージを説明するには、あまりにも低すぎるのではな いかと示唆されてきた(All+gnlHcl rl、、5cienc+ 24 7: 71B−721(1990)) :および(Otx cl +1.、 N z1ur!346: 183−187(1990))。しかし炎症性のCNS実 質に直接連絡しているC5F由来の、ミニリン抗原特異性T細胞の特性を同定し ようとした研究報告はほとんど存在していない。免疫処理された動物のCNSを I L−2に展開すると、BP−1およびPLP−特異性のT細胞が選択的に回 収される。すなわちそれらの脳炎誘発特性が、前もって活性化されることが示さ れた訳である。一方、リンパ節からはIL−2展開後でも、BP−特異性T細胞 が回収されることはない。すなわちCN5−誘導性T細胞は異なった活性化状態 にあることか窺われる。
予備的な検討ではIK−2展開ステツプにより、MS患者のCNSより回収され るBP−特異性のT細胞数は、直接的な抗原刺激の場合の3倍となった。それに ttして血液分析では、いずれの方法を用いた場合でも、得られた結果は同等で あった。l L−2展開ステツプは、C3Fからの活性化抗原特異性T細胞クロ ーンの回収に採用された。そして直接的抗原刺激は、MSの確定された9名の患 者(Po繋I N h 1.、^nn、 Neu+o1. 13: 227−2 31f1983)) ;および(にu+−1+に+、1.RNtu−tOoH3 3: 1141−1452(19831) 、その他の神経状態の6名の患者の 血液中T細胞の出現頻度の評価に用いられた。また4名のりウマチ性関節炎の患 者と6名の正常トナーでも、血液中T細胞の出現頻度が確定された。
表10に示されているように、MSトナーから得られたC3Fの細胞充実性は、 U当り0.5から15.5の範囲にあった(平均3.5細胞/d)。1名のトナ ー(NISl)のみに、細胞カウントの上昇か認められた(〉5細胞/d)。
総計528.000のC3F細胞プレートより、合計して300のl L−2応 答性T細胞クローンが分離、そして同定された(回収率0.06%)。次にIL −2展開クローンの、未変性のヒトBPに対する特異的応答性(E71zt 1 1 !1.. +B1o1. Chum、216.5770−5782(117 1)) 、BPフラグメント1−38 (P2)。
45−89 (PL)、90−170 (P、4)に対する特異的応答性(Ch ou cl il、。
1、N+u+oCh+i、21115−11HI9771 ) 、残基131− 151に一致するPLPペプチドに対する特異的応答性、そして単純ヘルペスウ ィルス(HS V)に対する特異的応答性が評価された。PLP ペプチドが選 択されたのは、M S 、9者の当初のスクリーニングにおいて、その広範な活 性が示されたためであり、またマウスにおいては脳炎誘発活性を呈することが示 されたためである(Tooh7 el +l、、J、1mmuIlo1. 11 2: 186g−187H19Bg)) o分析に回収された300の活性化ク ローンのうちで、完全なりPに対しては特異的に応答するか、PLP やH3V には応答しなかったクローンは71例であった+39−151 (24!%)。また別の39のクローン(13%)が、未変性のBP分子には応 答しないが、BPの37ラグメノトのうちの一つに応答するものであった。さら に39のクローン(13%)がPLP に特異的に応答した(表10)。要する に合計してBP−1およびPLP 特異性のクローンが、C3Fの活+39−1 51 性化T細胞の50%を占めていた。それに対してH3Vに特異的に応答したクロ ーンは、わずか10例であった(3%)。テストに供された14のBP−特異的 クローンのすべてが、過去の結果と同じく、CD4表現型のものであった。
ONDグループに由来するC3Fは、多くの点でMSのC3Fに似通っていた。
ON DのS N Fにはd当り0.5〜22.5の細胞が含まれていた(平均 5.3細胞/ uI)。また高い細胞カウントのドナーはわずか1名であった( OND3)(表38)。合計して112例のI L−2応答性T細胞クローンが 分離され、そして総計223.000の細胞プレートについて、抗原特異性のテ ストが行われた(回収率0.05%)。この割合はMSのC3Fで得られた割合 と同程度てあった。しかし回収された112のクローンのうちで、未変性のBP に応答したのはわずか3例に過ぎなかった。またPLP には2例のみが応答し た。
+39−151 総合してみると、l L−2応答性クローンのく596でしか、そのような特異 性は示されなかった。それに対してMS@者では37%で認められた。一方、B Pフラグメントの一つには応答するが、未変性のBP分子には応答しなかったク ローンか19例存在した点は(17%)、MS患者の場合と同様であった。
すなわち合計すると、OND虫者組番得られたII、−2応答性のクローンでは 、2106がCNS抗原に特異的であったのに対して、MS患者ではその割合は 50%であった。加えて37例のクローンかH5V抗原に応答したが(33%) 、その割合はMS患者の場合の10倍近くであった(表10)。
MSも者では、C3F中の完全なりPに特異的なT細胞の出現頻度は5.6から 40X10’の範囲にあった。そして出現頻度の平均は22.IXLO−5、な いしは4.225のC5F細胞につき、一つというものであった(図24)。
このMSのC5Fにおける、未変性BPに対する応答の出現頻度は、ONDのC 3Fの場合の〉18倍高であった。すなわちONDのC3Fでは、未変性の24 )。対照的に、BPペプチドのうちの一つのみには応答するが、未変性のBPに は応答しないというT細胞クローンの出現頻度は、MS、ONDの患者とも同等 であった(13.4vs12.3X10−”、図24)、H3Vに応答するT細 胞の出現頻度は、ミニリン抗原に対する応答とは逆の関係にあった。すBP−、 PLP 、H3V一応答性T細胞の前駆体の出現頻度を確定す139−15す るために、MS患者と対照患者から得た血液廿ンブルを、ペアとして限定稀釈ア Iセイで分析した(Lrtkui+i Il Il、、1mIIIlno1.  TodB 5: 265−268 。
および295−298 l198・1))。図25に示されているように、MS 患者から得られたWj環面中では、BP一応答性T細胞は0.61X10’とい う頻度で出現した(164.000細胞につき、一つ)。この出現頻度は○ND 咀者、リウマ千性関節炎の型番、正常トナーの場合よりも、有意に高いものであ ったブ間に違いは認められなかった。
血液と比較した場合であるが、MSのC3FではBP一応答性T細胞の出現頻度 は36倍であり<p<:0.001) 、PLp 一応答性T細胞の出現+39 −151 頻度は73倍であった(p<0.001)。ONDのC3Fても同様なりP−。
P +−P 一応答性T細胞の増加が存在した(それぞれ9倍、19倍、p〈0 05)。一方、MSのC3F中のHS Vに特異的なT細胞は3分の1であった (p<0.01)。ただしONDのC3Fでは、血液中の3倍であった(p<0 05)。ミニリン抗原特異性のT細胞の出現頻度の違いは、過小評価であるのか も知れない。すなわち限定稀釈分析で検出される血液中のT細胞は、到達可能な 最高の出現頻度を表しており、C5Fにおけるのと同様な、実際に回収されたも のの出現頻度を表している訳ではないためである。IL−2展開によって、抗原 特異性Tl1l胞の回収効率が向上したC3Fの場合とは異なって、血液中のT 細胞の出現頻度は、IL−展開後に確定された場合でも、直接的な抗原刺激で確 定された場合でも同様であった。以上の結果より、末梢の抗原特異性T細胞も、 “活性化”状態にあることが窺われる。
本実施例で示された結果より、MSを者のミニリン抗原一応答性T細胞の出現頻 度は、十分に麻痺や脱髄を誘導するものであるのだろうかという、決定的な疑問 か浮上してくる。本データは、C3F中のミニリン抗原一応答性T細胞(血液中 ではない)は、炎症を誘導する上では十分であることを強く示唆している。C3 FのBP一応答性T細胞の出現頻度(22/100.000)は、麻痺性EAE のラットのCNS組織で見出される出現頻度((olIB 6tHi、Ce11 . 1mmmnol。
108: 203−213i1987)) 、およびSK/SD、、ないしはT T応答性ドナーで認められるT細胞のレベル(G+bt R,S、 Cl1n、 1111111101. 1mmunopz+ho1. 19: 196−20 5i981)) ; (Sohnl+ N 11. 1. 1lIIIano1 . 127: 612−615(198111: (Fo「d@1l r1.、C+1lnl++ 1mmuno1. 79: 334−344(19 83))と同等である(4〜22/100.000)。注目されるべき点に、供 試患者の血液中のH3V応答の出現頻度(6〜12/100.000)も、この 範囲内に入ることがある。さらにKe7hol+ liωpHモンアニン(KL H)で免疫処理されたドナーの血液中における、特異的T細胞の出現頻度は4/ 100,000であった(Ford ll if、。
C+1lulx+ llImunol、79: 334−34N1983))。
すなわちin vivo 32.では、強烈な皮膚反応の引き金となり得るレベ ルである<B*Bst CI Il、、 C+1lul≧rlamuno1.2 9: 41G−416f1977))。
しかし血液中のミニリン抗原応答性T細胞は、炎症性の出現頻度のものではなか った。MSの血流中BP応応答性紙細胞レベル(0,61/100.000)は 、OND、RA、正常ドナーの場合よりも有意に高かった(0.10〜0、L4 /lOO,000)。しかしMSの血液中T細胞レベルは、免疫処理を受けてい ない、皮膚テスト−陰性ドナーにおけるKLH特異性T細胞の出現頻度よりも、 若干高い程度に過ぎなかった(Ford it xt、、C+l:ulu 1m munol′19831−30!19831) および(BuB++ l+ I l、、 C+1lulu 1m1ino1.29: 410−416’1977 )) i 0. 38/ 100. OOO)。本実施例では、いずれのグルー プのPLP 応答性T細胞のレベルも、比較的低いものであった(0.11〜0 .16/100.000)。この“ベースライン”レベルは、別の研究者たちに よって報告されている、MS患者の血液より回収されるIMP−特異性T細胞ク ローンの出現頻度と同等であった(0.04〜0.11/100.000)(J 、1lButu it hl、、S+i:no 217: 71B−721!1 9901 およびOf+ 11 !l、、Ni1u+346 l13−l87  l1990) )。要するに、ミニリン抗原に特異的なT細胞の血液中における 出現頻度は、1)in vivoで炎症反応を誘導するには、あまりにも低いよ うに見受けられ、11)稀釈されたC3F応答を反映しているよってあり。
111)天然の、または交差応答性の決定因子による、全身的な免疫処理に由来 するものではないように見受けられる。これらの知見と関連するが、MS患者の C3Fでは、BP曝露後にIFN−γを分泌する単核球の出現頻度(185/1 00.000)は、その血液における出現頻度(3〜5/100.000)より も40倍の高さであることが、最近報告されているl0li+on N rl、 、I、 Cl1nihv++t、86: 981−985i1990))。しか しそれらの応答性細胞のどれだけが、BPに特異的なTCRを保有したTリッパ 球であるのかという点は、未解明である。
C5F中のT細胞による[3P認識には、二つの異なったパターンがある。未変 性のBP分子内のエピトープを識別する1セントのクローンが、MS患者では一 般的であった(71/”110クローン、65%)。しかしON D 患者ては それは稀であった(3/”22り0−)、13%)。MSのクローンの特異性は 、BPのN末端半分のエピトープに偏っていた。またT細胞クローンはPL(残 基45−89)かp2(残基1−38)に特異的であった。
それらを合算すると、そのクローンのタイプの6096以上が占められることに なった(43/’71)・図26)。残りのクローンはP4に応答するか(残基 9〇−170,20’%)、いずれのペプチドにも応答しないものであった(2 0%)。
比較として、同しMS患者から得られた血液に由来するBP一応答性T細胞クロ ー/て、PlかP2に特異的なものはわずか36%に過ぎなかった(図26)。
BPのPL、P2フラグメントに対するT細胞応答の偏りは、とりわけ興味深( 1と言える。すなわち正常BP応答者の血液に由来するBP−特異性T細胞クロ ーンには、それらのフラグメントはほとんどまったく認識されな(吹めである( 59も)。
C3FのT細胞クローンの2番目の変異セントは、BPフラグメントの一つには 選択的に応答するが、未変性のBPそのものには応答しないというものであった 。またその出現頻度は、MS、ONDグループのいずれでも同等であった(図2 4)。そのような未変性の抗原を処理した場合には保存されることがなく、そし てMHCによって提示されるペプチド−特異性のエビト・−プは、“潜在性1( :1p+i+)+と表記されている(G*m5on N *1.、 1mmoo o1. Rev、、 9g: 53−73:1987) )。その変異体のT細 胞クローンは、BPフラグメントそれぞれの、そのような“潜在性”エピトープ を認識した訳である。すなわち残基43−89であり(MS、OND患者では、 BPフラグメント特異的クローンのそれぞれ41%と42%)、1−38であり (それぞれ36%と21%) 、90−170である(それぞれ23%と37% )。
ラットを使った研究より、BP認識のそれらの二つの/<ターンの重要性につ0 ての説明か得られている。同質性のBPをT細胞が認識することが、脳炎誘発プ ロセスが誘導される上での必要条件であると考えられる。未変性のBPで免疫処 理した後に誘導されるT細胞は、未変性のBPが付属1cu++o「Y)細胞に よって“処理”される際にも保存される、免疫的には支配的な、脳炎誘発活性の あるBPエピトープに応答する(Choa tl it、、I、)flltoI ci、R++、23: 207−2161989))。一方、ラットに脳炎誘発 性エピトープの切断型ノく一ジョンである合成りPフラグメントを免疫処理する と、異なった二つのセ・ソトのT細胞クローンカく誘導された(Ofinu C 1+l、、1. 1m1ono1. 141: 3g28−383211988 )l −ツのセットは合成ペプチドと未変性のBPとを認識し、そして脳炎誘発 性であった。2番目の変異T細胞のセットは合成ペプチドのみを認識し、未変性 のBPを認識するものではなかった。また脳炎誘発性でもなかった。要するに同 じペプチドが二つの異なった抗原性コ/フ才メーンヨンを呈し、そのうちの一つ のみが、未変性のBP分子が自然に“処理°された場合に、保持されると見なさ れた。ヒトでも同様な二重の感作が生じるという説は、ヒトBPの残基55−7 4.87−99゜110−129に一致する合成ペプチドのすべてが、C3F由 来のBP一応答性T細胞クローン、ペプチド−特異性T細胞クローンのいずれに よっても認識されたという事実で裏付けられよう。R4の中では、同じ患者から の血液−誘導性クローンは、BPの130−149ペプチドと149−471ペ プチドには非常に高い頻度で応答したが、87−99と110−129エピトー プへの応答は稀であったという点は、注目に値するところである。
総合してみると、以上に示された結果は以下を物語っている: 1)MSのcs Fでは、脳炎誘発性ミエリノ抗原に特異的なT細胞が、活性化されたI L−2 応答性T細胞の50%を占めている:2)MS患者のC3F中の、脳炎誘発性ミ ニリン抗原特異性のT細胞の出現頻度は、末梢におけるよりも非常に高いもので あり、しかもそれは炎症反応を十分に誘導することの可能なレベルである。3) 未変性のBPに対する認識性に基づくことで、MS@者のC3FにおけるBP応 答を、ON D 患者の応答と区別することは可能である;4)MS咀者のC3 F中(BPとPLP139−151 )、血液中(BPのみ)のミニリン抗原応 答性クローンの出現頻度は、対照と比べて有意に高いものとなっている;5)C 3FクローンのBPエピトープの特異性は、N末端エピトープの側に大きく偏っ ている。
表10 も者はOngon Health 5cienc+i Uniu+11 17 VS Centuでケアを受けていた。M S 11.者は臨床的に明確 なMSであり、その平均年齢は47歳で、年齢範囲は35〜481であった。M  S 、1!−者のうちの3名は安定した再発−緩和性疾患であり、6名は慢性 的な進行性疾患であった:試験期間中に臨床的な変化が生した川音は皆無であっ た。疾壱の平均期間は16二8年であった(範囲6〜32年)。を者の^1Il bulilion lnd+r (A I)の平均は3. 8:2. 0であっ た(範囲2〜8)、またKuN+ke Di++bilit75lilu+ 5 COI! (KDSS)の平均は4.5=2.1であった(範囲2〜7)。0H 8UのTl1nlplantl11on L!boIiloIlの標準的な血清 学的方法によって、患者のHLA−タイプの分類が行われた。HLA−タイプと は MSI、DRI、2/’DQWI ;MS2、DR2,4/DQw1゜3: MS3、DR2/DQwl ;MS4、DR2/DQwl :MS5、DR2゜ 7/’DQW1;MS6、DR2,6/′DQW1 ;MS7、DR2,4/D QWl。
3、〜IS8、DR2/’DQWI +MS9、テストされず。QND患者の平 均年齢は12aであり、その範囲は23〜69歳であった。ON D 患者の診 断とは0NDL、下垂体性未分化胚細胞腫; 0ND2、ごく新しいウィルス性 髄膜炎。
0ND3、コクノ/ウム性髄膜炎と大脳袋孔、0ND4、糖尿病性の末梢性神経 症:0ND5、過去に推弓切除、慢性的な背中の痛み、0ND6、CNS性脈管 炎と大脳骨折。\4SとON D 、141.者の各人につき、20m1のC3 Fを腰部穿刺によって、血液の夾雑を招くことなく採取した。275Xgで10 分間円心分離してC5F細胞を集め、その一部を丸底の96−ウェルのプレート で、1ウェル当り1. 00011[1胞トイう密度で、IL−2とIL−4を 含む(各5oυ/ml、A〜iG E N)培養r&(PRMl 1640.1 0%AB血、青、1%L−グルタミ/、ビルヒノ酸ナトリウム、抗生物り中で平 板培養した。14〜21日間帳開した後、105の自己由来の照射(’、−4, 500ラド)血液性単核球て立証された5 0 ugi’ mlの特異抗原でT 細胞を再度刺激し、72時間後に応答性を31]−Tdyの取り込みによって判 定した。抗原の一つに対する応答が3Xであるが、バックグラウンドを差し引い た後のCPMか>1.000である場合に、クローンを陽性であると評5点した 。急速冷凍された脳より、ヒトBP (Hu−BP)を抽出し、精製した。PL (残基45−89) 、R2(残基1−38)、R4(残基9O−170)を含 むHu −B Pのフラグメントにつぃては、ペプシン開裂後に精製されたもの をDr、Chuou、Emu7 Uniymi17. All+nli、G^よ り得た。
PLP139−151の配列はHCLGKWL−GHPDKFである。
実施例■ MSのモデルとしてのEAEに対する処置に、有用なペプチドの構成吃−! EAEとはヒトの自己免疫疾虫である多発性硬化症の、よく知られたラットモデ ルである。そこで本発明の有用性を実証するに当って、ラットではEAEのマー カーTCRとなっている、TCHの適当なCDR2ペプチドに相当するペプチド をラットに投与した場合に、それらではEAEが予防されることを示すこととし た。本モデルでは疾患は、被検ラットに対して、例えばモルモット塩基性’bi iic)蛋白(GP’BP)や、GPBPの残基72−89に相当する合成ペプ チド(GP−BP (72−89))といった、脳炎誘発形態のミニリン塩基性 蛋白を注射することて誘導される。フロイント完全アジュバント(CFA)中の これらのペプチドのいずれかを注射すると、マウスTCRのVa2とVβ8遺伝 子の、ラットにおける相同体を選択的に利用する、脳炎誘発性のT細胞クローン が誘導されるようになる(Chou、Y、 K、、ct rl、、 1. Ne uroIci、RH,221181−18719891、Bu+*+、 F、  R,、1,Exp、 Med、169: 27−39(1989))。
発明者たちは、塩基性蛋白の主要な脳炎誘発性エピトープであるGPBP(7i 89)に反応して用いられる(Bunk、 F、 R,、ct rl、、 上記 参照)、再配列ラットTCRのα鎖、およびβ鎖遺伝子の完全なヌクレオチド配 列と、それから演鐸されるアミノ酸配列について報告した。TCR内のVβ8領 域、すなわち21−アミノ酸の配列を識別し、合成した。それには2番目の補体 決定領域(CDR2)が含まれていた。またT細胞に対する抗原性が備わってい ると予測5れた(vIB+lil et rl とRothbuOct rl  のアルゴリズムに基づく (上記参照))。
本ペプチドの配列は次の通りである Asp−Met−Gly−His−Gly −Leu−Arg−Leu−11e−His−Try−3er−Tyr−Asp −Va l−Asn−3er−Thr−Glu−Lys−Glyoそして“TC RVB2 (39−59)”と名付ける。
マウスのVβ14系統とは相同な、別のTCRのVβ配列に対応する領域から、 対照のペプチドを合成したfJill++mt e+ if、、上記参@)。
TCRペプチドの特異的抗原性 4 匹ノラノトI:、CFA (L004)lJycobzcle+iam/ラ ット)中400ugのTRCを皮下(S C)注射して、免疫処理を行った。そ してその30日後にペプチド−特異的な免疫応答を判定した。TCRVB2 ( 39−59)ペプチドに特異的な抗体を測定するに当っては、免疫処理されたラ ットから得られた血清を、直接的ELISAでテストした。その際にはプラスチ ックのミクロプレートの表面上を、TCRペプチドで被覆した(TCRペプチド 25ng/ウェル)。稀釈血清を加えてからプレートを2時間インキュベートし た。IgHとL鎖に特異的なパーオキシダーゼー結合抗体を加えて、反応を進行 させた。パーオキシダーゼの色素形成基質を加え、その呈色反応生成物を、比色 プレートリーダーを使って1.405noにおける吸光度(A、o5)として測 定した。
免疫血清の1200稀釈液の吸光度は、0.63±0.12単位であった。
対照ペプチド(関連性のないTCR鎖の、対応するCDR2領域、すなわちVB 14に由来する)て免疫処理さゎたラット由来の対照血清の反応は、わずか0. 02±0.01単位であった。すなわちTCRペプチドに対する特異的な抗体反 応が得られた訳である。
さらにラットはin vivoにおいて特異的なT細胞反応を呈した。すなわち VB2 (39−59)TCRペプチドをラットの皮肉(ID)に負荷すると、 遅延性過敏反応(DH)が生したが、Vβ14ペプチドではそのような反応は生 しなかったことから、そのように判断された。
TCRペプチドに対する特異的免疫性を呈することに加えて、ペプチド−免疫処 理を受けたラットは、臨床性のEAEがらも防御されることが見出された。
L+w1+ ラットをTCRVβ14ペプチドや生理食塩水ではなくて、TCR Vβ8 (3’J−59)ペプチドで免疫処理すると、EAEの誘導が完全に予 防された(図11)、VB2(39−59) −免疫処Elラノ)1.:は、V 13 (39−59)ペプチドに対する特異抗体が出現した。さらに0.17+ amの耳の腫れという、50■のVB2 (39−59)ペプチドに対する、遅 延性過敏反応(D F()が生じた。対照のVβ14ペプチドも、それ自体に対 する特異的免疫性を誘導したが、EAEに対する防御作用を発揮するものではな かった。
TCRのペプチド−特異的免疫性は、特異性T細胞を発生させる抗体産生、DH ,EAEに対する防御作用が立証されたことに加えて、TCRペプチドは抗原− 特異性(すなわちTCRペプチド−特異性)Till胞を立証可能な程度に誘導 した。
ラットのSCに、CFA (1gIgのM、1obucnlo+i+を含む)中 400IIgのTCRVβ8 (39−59)ペプチドで免疫処理し、それと同 時にCFA中50■のGPBPをSCに負荷した。あるいは免疫処理の30日後 に、100■のGPBPをSC負荷した。同時的な負荷の20日後に、ドレーン 中(4nioinOのリンパ節(LN)を分離し、リンパ球懸濁液を調製した。
in vitroにおいて抗原、またはミトゲンに対する細胞分画の増殖反応を テストした(5 X 10”細胞/ウヱル)。
残りの細胞については大容量カルチャーとして(直径6cnのペトリ皿中)、適 当なTCRペプチド(50■/ml)で3日間再刺激し、次にI L−2に富む 培養液に移して、さらに4日間培養した。その後でそれらの細胞の抗原、または ミトゲンの刺激に対する増殖反応を、照射胸腺付属fieco+o+マ)細胞の 存在下(2×104細胞/ウエル)でテストした。ある種の例では、2■/ウエ ルのモノクローナル抗体の存在下で、TCRペプチドによる刺激をも実施した。
結果は表12に示されている(下線が施された数値は、統計的に有意な反応であ ることを示している)。
防御処理が適用されたラットに由来する分離リンパ節(LN)は、TCRVβ8  (39−59)ペプチドにも、またGPBP、PPD (M、1abuulo +i+の晴製蛋白誘導体)にも応答した。この結果は、TCR−特異性T細胞の 応答性と、自己抗原特異性T細胞の応答性の双方が共存していることについての 、別の裏付けであった。
VB8 (39−59)ペプチドには特異的に応答するが、Vβ14ペプチドに は応答しなかったという、防御処理が適用されたラットのLNより、T−細胞系 統を選択した(表12)。TCRVB2 (39−59)−特異性T細胞のCD 4をマーカーとした場合の免疫蛍光は、強い陽性であった。CD8がマーカーで ある場合には、弱い陽性となった。VB8 (39−59)ペプチドに対する増 殖反応は、MHCのクラス1分子のみによって制限されていた。
ラットにTCRVB2 (39−59)ペプチドとGPBPの双方て免疫処理し て、防御処理を施した訳であるが、それらよりGPBP−特異性T−細胞系統を も選択した。脳炎誘発性の72−89ペプチドに対するその細胞系統の応答性は 、GPBPに対する応答性と比へて、非特徴的な低さのものであった。TCRペ プチド−防御性ラットよりGPBP−特異性TI[[l胞系統の細胞を一旦選択 し、活性化すると、それは脳炎誘発性とな−だ(107の細胞が投与されたラッ トの3匹に、後肢の麻痺が生した)。すなわちTCRVB2 (39−59)ペ プチドで免疫処理を行っても、それは脳炎誘発性T細胞の前駆体の消耗にはつな がらないことか示された訳である。
TCRVβ8C39−59)−特異性T細胞と、BP−特異性T細胞を混合して も、GPBPに対する応答は損なわれなかった。それはTCRペプチドの存在下 でも同様であった(表12)。しかしTCRVB2 (39−59)−特異3T 細胞が存在することによって、脳炎誘発性の72−89の配列を例外として、G PBPのすへてのペプチドに対する応答性が増大した。すなわちTCRペプチド 〜特異性Tm胞は、GPBP一応答性T細胞のペプチド認識パターンを変化させ た訳である。この結果は細胞−細胞の相互作用が存在することを裏付けている。
TCRベプ壬トー特異性T細胞):BP−特異性子細胞の間の直接的相互作用免 疫処理されたラットのLN由来のT細胞の、減衰■β8+T細胞、ないしは−特 異性T細胞の存在下で3日間培養した(付属細胞は追加されなかった)。その終 わりの18時間に3H−チミジンでパルスを発生させ、アイソトープの取り込み を液体/ンチレーノミン分光器で計測した。
刺激因子のT細胞系統の非存在下では、”パックグラウッド”の応答は7000  +pmのオーダーであった(表13) 。GPBPの572−89エピトープ に特異的な刺激因子系統を用いた場合、すなわち刺激系統がVB2のTCRを表 している場合では、応答は31.000+911であった。しかし刺激因子系統 がGPBP55−74ペプチドに特異的であった場合、つまりVB2のTCRを 表すものではない場合には、バックグラウンドを超える有意な応答は出現しなか った(8000cpml。TCRペプチドに特異的なT細胞で認識されたのは、 ■β8+細胞のみであった。すなわち調節Vβ8−特異性T細胞による、ターゲ ットのT細胞上のVβ8ペプチドへの、直接的な認識が存在することが示された 訳である。またこの結果は、刺激因子T細胞上表面のTCR配列が、直接的に認 識されることを示している。しかしTCRペプチド特異性T細胞は、BP一応答 性ターゲット細胞に対して、細胞毒性を発揮するものではなかった。
TCRペプチド−特異性T細胞によるEAE防御作用の受動的転移Vβ8 (3 9−59)ペプチド−特異性T細胞の防御活性は、選択的移植によって確定され た。10Tという少量のVB2 (39−59)−特異性T細胞をラットに注射 すると、EAEは進行しなくなった(表14)。防御作用の転移はT−細胞媒介 性であるように見受けられた。防御処置の施されたラットの血清中には、VB2  (39−59)−特異抗体は検出されなかった。DTの結果(表14)は、選 択的に移植されたT細胞にはEAEの誘導を阻害する活性が備わっていること、 一方、その他の抗原に対するTi胞の認識に錯綜をもたらすものではないことを 示していた。
防御処理が施されたラットに由来するT細胞系統の特異性(a)in vitr oでGPBP−特異性T細胞系統の応答パターンを変化させ、(b)自然のまま のラットをEAEから防御し、(c)in vivoでDH反応を抑えるという VB2 (39−59)−特異性T細胞の活性から、TCRペプチド−特異性T 細胞で防御されたラットでは、BPエピトープに対する応答パターンに、変化が 生じているのではないかという示唆が得られた。表15に示されているように、 EAE−防御動物由来LN細胞の、GPBPのTCRペプチドに対する応答性は 、対照グループ由来のLN細胞と比較した場合でも+分なものであった。一方、 防御動物由来のLN細胞は、BPの87−99ペプチドに対して大きく応答した 。それに対して対照グループ由来のLN細胞は、そのペプチドには応答しなかっ た。選択的に防御処理が施されたラットのLNより、TCRVB2 (39−5 9)−特異性T細胞系統が選択されたことは(表15)、TCRペプチド−特異 性T細胞が、GPBPの注射部位をドレーンするLNに転移し、そこで存続した ことを示していた。
考察 以上の結果は、TCRのCD R2ili域に由来する合成ペプチドを用いれば 、EAEの誘導を阻害するVB2−特異性調節T細胞が誘導されることを示した 、最初の実証例である。TCH鎖、抗原ペプチド、MMC制限分子という三成分 間の相互作用についてのコンピューターモデリングは、TCRがエネルギー的に 好ましいコノフォメーノタンに折り込まれている場合に、ペプチド/MHC結合 にCDRか包み込まれるという説を支持している(Dxvi+ Il Il と C1uui+ N rl、。
上記参照)。CDR2特異性のT細胞の調節作用は、その領域には生物学的な重 要性か備わっているとする見解を支持するものである。発明者たちは特定の理論 に束縛されることを意図している訳ではないが、応答性(ntpondu) T 細胞とターゲットのT細胞表面上のTCRVβ8分子との間に、直接的な相互作 用が存在するとは考えられていない。実際、考えられるところでは、内因性のT CRペプチドは“処理”を受け、そしてT−細胞表面上でクラスフ分子と組合わ さって、選択的に発現されるのではないだろうか(Long、 E、 0.、  1wmu+o1. Tod*71G232−234 (19g9++。天然形態 のTCRペプチドかT細胞表面上でMHC分子と組合わさるのであるならば、相 互作用を発揮するTCR−特異性T細胞は、BPエピトープによる正常T細胞の 活性化に干渉するのではないだろうか。
減衰T細胞によるワクチン処理とは、防御免疫性は、同一の疾患−誘導性エピト ープに特異的な、別のT細胞クローンに共有されたターゲット構造に対して誘導 されること、しかしTCRを直接食むものではないことを意味している。ここで 立証されたTCRVB8鎖の限定された領域の、脳炎誘発性T細胞によって発現 されるイムノゲン性、免疫調節活性は、抗−イディオタイプ性調節を理解する上 での、先行的な重要なステップとなるものである。またペプチド免疫処理アプロ ーチによる防御作用についての、明快な説明となる。TCRペプチド−特異性抗 体を誘導するために合成ペプチドを使うという、今回の発明のアプローチは、T CHの機能の面で重要な配列を評価するために、様々な高度に特異的な抗体を産 生させようとする上では、価値のあるものである。VB2 (39−59)ペプ チドに対して誘導された抗体の仮定的な調節特性が、実施例Hに示されている。
TCRペプチドによるワクチン処理は、共通したTCRV−遺伝子を用いるとい う特徴が存在する、ヒトの自己免疫状態や、悪性状態に応用されるべきである。
表11 ’ TCRペプチド(ないしは生理食塩水)による免疫処理の30日後に、フロ イント完全アンユバント(CF A)中50jgGPBP+400μgv7+o b++l++i+をSC負荷することて、EAEを誘導した。
′ラットに対して以下のいずれかをSC注射した。(1)マウスVβ8系統に相 同な、ラットc D N AクローンVβ510の、残基39〜59に相当する TCPペプチド(DMCI−(GLRL IHYSDVNSTEKG (頭文字 のコート))を100ag(Burnt u al、、1. EI9. lJ+ d、169: 27−39’!989]) + (2)マウス■β14系統に相 同な、ラットcDNAクロー7CRTB188の、残基39〜59に相当するT CRペプチド(APGGT L Q Q L F ”I’ S F N V G  Q S L F ] を1100u (Willizmi、C,Btlal、 、:、1mmuno1. i42: 1G37−1035 (19851) ;  (3)生理食塩水。注射を行う前に、ペプチド、生理食塩水を1100jのM 7cobojui!を含むCFAと、足金した。
3数値は最大のE 、A Eの程度を表している。0、徴候なし、05、嗜眠。
体重減少、1、気の抜けた尻尾、2、後肢の弱り93、後四分体の麻痺、失禁、 ・1、死亡。
表13 T細胞系統を照射しく2.50OR)、そして2X10’の細胞(刺激因子とし て)を、3日間にわたって2×105のTCR−特異性の反応性T細胞と混合し た。その終わりの18時間に、”H−チミジンでパルスを発生させ、細胞を採取 し、そして増殖を3H−千ミシンの取り込みとして評価した。GPBP (S7 2−89)、およびGPBP (55−74)に特異的な照射T細胞の、増殖バ ックグラウンドは、それぞれ0. 1. 0. 2+pmfx 10’)であっ た。
表15 実施例■ 本実施例は、TCRVB2 (31−59)ペプチドによる免疫処理が、脳炎誘 発性モルモット塩基性蛋白(GPBP) 、A37−99で誘導されるEAEに 及ぼす効果、ならびにGPBPペプチドの549S、または587−99に対す る抗体反応に及ぼす効果を評価するものである。TCRVB2 (39−59) ペプチドに対する抗体反応を明らかにし、そしてそれらの抗体のVβ8+細胞に 反応する活性と、EAEの臨床徴候を抑える活性とを評価する。
結果はTCRVB2 (39−59)ペプチドには、EAEに対する防御作用を 誘導する活性と、1eviiラツトでは脳炎誘発性である、いずれかのGPBP エピトープに対する特異抗体の力価を高める活性とが備わっていることを示して いる。さらに抗−TCRVB2 (39−59)抗体は、調節T細胞とは独立し てEAEを抑えることが示されている。すなわちTCRVB2 (39−59) でL+viiラットを免疫処理すると、体液性調節メカニズムと、細胞性調節メ カニズムの双方が誘導される訳である。
本研究に用いたペプチドは、すへてBoa−アミノ酸−樹脂−エステル(?+n 1nul+ L+bo+a−1o+i+t、San Catlos、C^)を用 いる固相法(Me++1lisld I^mu、Cbtm、Soc、85: 2 149 f1983))を少し修正した方法より合成されたものである(Hi+ him el il、、1. Neuo++i、Re1. 16: 467 f 1986)l。そのペプチドは、t−Boc−L−グリシンー〇−樹脂エステル (0,65ssol/g : 0. 78モル)よりスタートして、t−Boa −L−アミノ酸誘導体を使って合成された(表16)。結合(coapling ) 、解離(dsblocking)は、遊離のアミノ基を検出するためのK1 1o+テスト(Kii+e+ l+ xl、、 ^a11. Bio+hu、3 4: 595 [19701)によって、ルーティーンにモニターされた。本研 究に用いたすべてのペプチドの合成には、−回の解離と、随時の二重結合反応ス テップで十分であった。ペプチドGP−349SはGPBPの領域69−84と 定義される。そのC−末端はグリノンである。本研究に用いたGPBPペプチド の残基数は、ウシミニリン塩基性蛋白に関して報告されている残基数に一致する (E71s+ cl Il、、1. 8iol、 Ctus2+6.5770  f1971])。
トリプトファンを含むペプチドを、まず10%のピペリジンで30分間処理して 、フォルミル遮断基を除去した。次にそれを他のあらゆるペプチドと同様に、ア ニソールの存在下、0℃下でHFを処理して、他の側鎖の保護を外すと同時に、 樹脂から開裂させた。HFを除去してから樹脂−ペプチド混合物をエーテルで4 回洗浄し、乾燥した。ペプチドを水で抽出し、凍結乾燥し、5%酢酸で平衡化さ れた5sphzdex G 10カラム(2,5X100an)でろ過した。流 出にはその5%酢酸を用いた。また酸不溶性ペプチドを、樹脂−ペプチド混合物 より0.03M炭酸アンモニウムで抽出し、0.03Mの重炭酸アンモニウムで 平衡化された5spbxdtrG 10カラムでろ過し、流出させ、そして凍結 乾燥した。それ以降のペプチドの精製については、0. 1%トリフルオロ(T  F A)酢酸で平衡化されたBon+IH+jC18カラムを用いるHPLC て行った。その際、o 1%TFAを含むアセトニトリルを60分間で40%と する、直線的グラディエンドで流出を行った。ペプチドの純度を)TPLCとア ミノ酸組成の分析で確認した。
2、テストペプチドと対照ペプチド Bo+n+ el Il、(]、 ε!1. Med、169: 27(198 91)が同定した配列に従って、TCRVβ8 (38−59)を合成した。T CRVβ遺伝子系統の特異性、およびCDR2の高変異性領域のための対照とし て、他にもペプチドを合成した。例えばVβ14遺伝子系統の、対応するCDR 2を構成するTCRVB14(39−59)てあり(Willi+m+ +t  hl、、 1. lllmonol、142: 1027(19891) 、ペ プチドTCRVB2 (39−59)に隣接するCDRI領域の配列に相当する 、TCRVB2 (25−41)である(Burnt el !1.. 同上) 。その他の対照ペプチドとしては、GPBPの特異的な領域を定義する一連のも のを設定した。ペプチドG p−S =49 SとGp−387−99を、Le vi+ラット1こ対するメジャーな脳炎誘発性配列、マイナーな脳炎誘発性配列 と、それぞれに定義する。ペプチドGp−367(残基69−81)(!:GI ) −353(残基75−84)については、それぞれペプチドGp−549S  (残基69−84)に含まれる、メジャーな脳炎誘発性エピトープ内のT細胞 、およびB細胞エピトープと定義する。またペプチドGp−355−74を、b W目ラうトにおける非−脳炎誘発性T細胞決定因子と定義(Offnet ll  +1.、 1. Exp、 lJ+d、170: 355 L1989))す る。Gp−NAc−1−16には、PL/J系統のマウスに対する脳炎誘発性配 列が含まれている(hm+il +t !l、、Nx1us 324: 258  (19861)。
3、ペプチドのKLHとの結合 Keyhol+ limpelヘモノアニン(KLH) (CtlbiaChu  Corp、、 Lx Io由、CA)をリン酸緩衝生理食塩水(P B S) に溶解し、4℃下で一晩PBSに対して透析し、凍結乾燥した。既知量のKLH (8■、ないしは1〜2μモル)とペプチド(10Mモル)とを−緒にして、1 mlの脱イオン水に溶解した。0.01NのH(JでpHを4.5に調整してか ら、375■の1−エチル−3(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボンイミ ド(Pie+u Cbemicxl Co、、Rock+o+d、IL)を含む 水溶液、0.5を加え、室温下でその反応混合液を1時間撹拌した。次にその混 合液を透析バッグに入れ、4℃下でPBSに対して透析を、そのPBSを3回代 替しつつ行った。KLHに結合したペプチドの量を、K L Hの非−透析性部 分の質量の増加から算出した。
4、抗−ペプチド抗体の調製 体重が200〜250gの雄のLetロラットに対して、100ggの遊離ペプ チドを単独投与することで免疫処理を行った。フロイント完全アジュバント(C FE)でペプチドを乳化し、それをSCに注射した。それぞれのラットは、10 01gのペプチドと10011gの11. b山+ie+11を含んだ100M のエマルジョンの投与を受けた訳である。同様にLcvロラノトに対して、11 00jの特定のペプチドによる免疫処理を行った。その際にはそれと同時に、ま たはその後日に別のペプチドによる負荷を行った。免疫処理の前に、そして免疫 処理後には定期的に、免疫処理ラットの尾静脈より血液を予備的に採取した。
体重が6〜7 lb+のIIHZBlxnd白ウサギを予備的に採血し、4■の ペプチドと2■の14bu17T1cofflを含む0.5mlのCFAエマル ジョンで免疫処理を行った。頚部の背面領域と尻尾の多数の部位に、そのエマル ジョンをSC注射した。
ウサギには遊離のペプチドか、KLHに結合したペプチドのいずれかで、免疫処 理を行った。免疫処理ウサギに対して、7.14.21日目に、フロイント不完 全アジュバント中で乳化された1■のペプチドでブースター処理した。その際に はわき腹にSC注射した。ウサギを拘束ケージに収容し、+c+p+omo+i nで麻酔してから、それらの全類について、耳静脈からの採血を行った。血液量 の減少を防ぐために、採取された血液の量を無菌生理食塩水で置換した。ラット 、ウサギの番頭より、凝固血液を遠心分離することで血清を調製した。すべての 血清を56℃下に30分間置くことで非動化し、アフ化ナトリウムを加えて少量 ずつ凍結した。
5 免疫グロブリンの調製 公表されている方法(St+1nbuch el al、、Arch、Bio+ h+m、BiopJi、134: 279’196]))に従って、血清よりI gGを調製し、D E A E−uptuduを用いるイオン交換クロマトグラ フィーで精製した。血清を1容の0.06M酢酸緩衝液で稀釈し、室温下でpH を48に調整した。30分間にわたって強烈に撹拌しながら、6 8gz’10 0m1血清という割合でカプリル酸を滴下した。次にその混合物を遠心分離し、 上澄み液のpHを5.7に調整し、それを脱イオン水に対して透析してから凍結 乾燥した。
6 抗体のアッセイ 抗体の反応性を、直接的酵素−結合免疫吸着アッセイ(ELISA)のペプチド に対する適合性によってtH++hic、G^、el +1.、 1. Nea +o+ci、Rh、2+: 2221189+) 、またC1ey+−1+nj 、W、L、Il +1. (M++hoj in En+ymol、121:  95(1986j) の記述による阻害ELISAによって判定した。パーオキシダーゼー標識つサギ 抗−ラノド、またはヤギ抗−ウサギ免疫グロブリ/(親和−精製されたH、L鎖 。
Coopu Bio+udiu1. Milvun、P^)を、酵素基買である O−フェニレンジアミンと一緒に用いた。そして比色プレートリーダーの、45 0〜650n11のところで吸光度を測定した(Mod+l V?!1. Mo 1eculu rhマICe+、!jenlo、CA)。
7、EAEの誘導 記述(Hztbill!l rl、、I、N+u+oi+i、R++、2L 2 22(1989))の通りに、雄のL+vi+ラット(225〜250g)にE AEを誘導した。ラットの番頭に、1100uのペプチドと100#gの14.  boll+iu−を含むCFAエマルジョンを単独SC注射した。EAEの臨 床徴候の有無に関して、免疫処理の施されたラフトを連日点検した。そして負荷 から25日目から30日目の間に、それらを層殺した。その時点で各ラットより 血清を採取し、また脳組織とを髄組織とを組織学的検査用に処理した。
8、 L+vi+ラットにおけるEAEの予防と抑制雄のLewiiラットに対 して、CFA中で乳化された1100jのTCRVB2(39−59)ペプチド で免疫処理を行った。注射はSCであった。免疫処理が施されたラットの尾静脈 より血液を採取し、抗体測定に供した。またそれらのラットに100μgの脳炎 誘発性ペプチド(Gp−349Sか、Gp−387−99)を負荷した。観察さ れた抗−TCRVB2 (39−59)抗体の産生経過に基ついて、一群のラッ トへの負荷を免疫処理の当日か、その40〜41日後のいずれかに行った。
抗−TCRVB2 (39−59)抗体によるEAEの抑制を検討するために、 11viiラツトに対して脳炎誘発性ペプチドのGp−349Sの負荷を行った 。そして腹腔内に生理食塩水(対照)か、またはLetロラット、ないしはウサ ギ抗−TCRVB2 (39−59)抗体のいずれかを、14日間にわたって1 日おきに注射した。各ラットには合計して49■か70■のう・ソト、ないしは ウサギIgGが、それぞれに投与された。そして負荷後の24日目に層殺された 。14日間にわたって無菌生理食塩水溶液として注射されたウサギIgGは、移 植後の12日目、24日目にも、し/ピエントのラットの血流中には高レベルで 維持されていた。また抗−Gp−349S抗体の展開にも干渉しなかった。
9、VB2−1−とVB2−T細胞ノ抗体染色正常動物、またはTCRVB2  (31−59)免疫処理動物由来のラット、ウサギl gG (10#g)を、 様々な濃度で106の正常シソ14i1腺細胞(はとんどがVB2−であること が判明している)かGp−349S一応答性、G1’BP−特異性T細胞系統( VB2−であることが判明している)と−緒に30分間インキュベートした。数 回の洗浄を行った後、さらに30分間、増幅ステップとして細胞を10Mgのマ ウス抗−ラノド、または抗−ウサギIgGと一緒にインキュベートした。洗浄を 行ってか呟細胞をフルオレセイン処理されたヤギ抗−マウスI’gG(HアL鎖 特異性)で染色し、洗浄し、2%ホルマリン中で固定しそしてCoal+u E pie+ CC71o11ao+og++phを使って、488n11の蛍光強 度を評価した。主だったリンパ球集団を含めるために、前角度対右角度の散布パ ターンに基ついて、細胞を電気的に選別(gate)した。そしてFITC蛍先 の評価を様々な脳炎誘発性エピトープによって誘導されるEAEに対する、抗− TCRVβ8 (39−59)の免疫性による予防効果を評価するために、Le t目ラブラットずTCRVB2 (39−59)ペプチドで免疫処理を行い、そ の44日後にGp−349Sか、Gp−387−99のいずれかてEAEを誘導 した。表17に示されているように、TCRVB2 (39−59)ペプチドに よる免疫処理では、Gp−349S−誘導性EAEの程度は著しく低減した。ま た587−99−誘導性のEAEは完全に予防された。いずれの防御グループで も組織学的スコアは低下した訳であるが、CNSの炎症に対するTCRVB2( 39−59)ペプチドによる免疫処理の効果は、臨床的パラメーターに対する効 果よりも全般的に小さかった。
2、TCRVβ8 (39−59)ペプチドの免疫処理によるEAEの抑制EA Eの抑制作用を評価するために、TCRVB2 (39−59)ペプチドを脳炎 誘発性用量のGPBP、またはGp−349Sと同時に投与した。表17に示さ れているように、TCRVB2 (39−59)ペプチドは、はとんどのラット でGPBP−誘導性E A Eを防止した。また池の動物でも、臨床上の程度を 著しく低下させた。Gp−349S−誘導性EAEでも同様な結果が得られた。
一方、TCRVB14 (39−59)の対照ペプチドは、EAEに対して抑制 作用を発揮しなかった(表17)。再度記すが、EAEの組織学的徴候は、臨床 的徴候よりも、TCRVB2 (39−59)免疫処理の影響を比較的受けにく 無処理のT細胞クローンに対して産生されたTCRVB2−特異性抗体10th i+hi、 M、、 tl Il、、 1. E+p、 Tod、168: 2 153 (1988): Gz+coigne、 m、 R,1,。
+t hl、、Ptoc、Nztl 入cxd、Sci、、US^ 84: 2 936 (19B?]: K凰pplu、1. W、、l11、i、、 Nyl on 332: 35 (1988) ;に!pplu、1. W、、el + 1. Ce1l 49: 263 (1X87); 11+cDonild、 )1. R,、+t 11.、N1ture 332 : 40 (1988))は、Letロラット(Ovhoh堰B !+ +1.、1. E!p、 1Jed、168: 2153 (19881 )、PL/JTウス(^ehz−0+be* cl +1.B Ce1l 54: 263(19118]: U+b!n cl !1.. C a1l 54: 577f19H1)のいずれでも、EAEの予防、処置に有効 であることが実証されている。そこで、合成TCRVB2 (39−59)ペプ チドに対して抗体を産生させることが可能であるのかどうか、そしてそれが可能 であるならば、それが臨床的に有用であるのかどうかを判定することが、非常に 重要となって来た。
そのような抗体を産生させることは、実際可能であった。そして臨床的に効果的 であることが立証された。TCRVB2 (3159)ペプチドに対する抗体は 、CHA中100jllの遊離ペプチドを単独注射してから7日目にも、早くも 検出された(表18)。抗体反応には高い程度の変異が認められたが、抗体力価 は経時的に徐々に高まった。TCRペプチド−免疫処理を受けたラットで、EA Eの何らかの徴候が進行したのは皆無であった。モして全類が41日間の観察期 間を通して、健康な状態のまま推移した。
遊離、またはKLH−結合TCRVB2 (39−59)ペプチドのいずれかで ウサギに免疫処理を行うと、ラットの場合よりもはるかに高い力価の抗体が産生 された(表18)。抗体力価は6力月間にわたって高い状態のまま推移した。
すなわち1/320.000という稀釈倍率に至るまで、反応は検出された。
4、脳炎誘発性ペプチドの549Sに対する抗体反応1(viiラットに対して GPBP、またはGP−549S (、残基69−84)ペプチドで免疫処理す ると、いくつかの異なったエピトープを認識する抗体が誘導されて(る。その一 つは残基82−84 (Asp−Glu−Asn)からM、ており、Gp−35 3(残基75−84)に結合する抗体によって明らかとなる(D!! Il I I、、]、Neo+olCi、Ret、18: 214 (1987) ;Hz +hia、 G、A、、ll +l、。
N+u+o+Ci、Rei、17: 375(1987)) 。それらの抗体反 応は、T細胞の協力に依存している。すなわちGP−349Sに特異的な脳炎誘 発性T細胞からの協力作用である。TCRVB2 (39−59)ペプチドで免 疫処理を行うと、ヘルパーの表現型のGp−349S−特異性T細胞によって媒 介されるEAEが予防され、また抑制される訳であるが、そのような免疫処理が 抗−349S抗体の形成に及ぼす効果を判定することは重要である。
G p −S 、49 Sに対する抗体反応は、CFA中のGp−349Sによ る免疫処理後の、早くも7日目にも検出された(表19)。免疫処理が施された ラットからの定期的な採血より、その後の48日間にわたって、Gp−349S とGp−553の双方に対しての抗体力価が、著しく高まることが示された。抗 −cyp−553の反応はEAEが進行し1そして最終的に回復した後になって 、初めて出現した。
TCRVB2 (39−59)で予備的免疫処理が施され、EAEに対する防御 作用が得られた後、26日目のGp−849SとGp−353に対する抗体反応 は、TCPペプチドの処理が適用されなかったラットの場合の、2から4倍とナ ツタ(表19)。同様に抗−387−99の反応モ、TCRV13 (39−5 9)ペプチドで予備的免疫処理が施され、防御されたラットでは〉4倍高となっ た(表19)。すなわちVβ8↑T細胞に向かった免疫反応により、実際上、G PBPのいくつかの異なったB細胞エピトープに対する抗体反応か高められた。
5 抗−ベブキト抗体の特異性 いくつかの抗血清の特異性を評価するために、合成TCRとGPBPペプチドの パネルに対する結合性を評価した。結果(表20)はGP−349Sと、そのC −末端フラグメントであるGp−353を認識する抗−Gp−349は、Gp− 549のN−末端フラグメント(すなわちGp−567)とも、その他のGPB Pの領域とも、さらにはあらゆるTCRV領域のペプチドとも反応しなかったこ とを示している。同様にTCRVB2 (39−59)ペプチドに対するラット 、ウサギの抗血清は、イムノゲンのみを認識し、他のTCR配列(TcRVB8  (39−59)に存在する3つの重なった残基を含む=Asp−〜Se t  −G l y)やGPBPベブ千トを認識するものではなかった。TCRVd8  (39−59)ペプチFl:Gp−349S、 また1iGp−387−99 をプラスしたもので、同時に免疫処理されたラットからの抗血清の、各イムノゲ ンに対する特異性は、単独の免疫処理か施されたラット由来の抗血清の場合と、 同程度であることが認められた(表15)。TCRVB2 (39−59)ペプ チド、およびGp−349Sに対する抗体反応の特異性は、EL I SAにお いて、ペプチド−特異的、用量依存的な結合阻害によって確認された(図1)。
5、TCRVβ8 (39−59)に対する抗体は、■β8+細胞を認識するT CRVB2 (39−59)に対する抗体による調節作用を解釈するには、ペプ チド−特異性の抗体が、Vβ8+と直接的に相互作用するのかどうかを確定する ことが肝要であった。そのような反応性を評価するために、■β8+性の脳炎誘 発性T細胞、またはVB2−が主体である正常胸腺細胞をラット、またはウサギ 抗−TCRVB2 (39−59)IgG抗体と一緒にインキュベートし、その 後でマウスの抗−ラット、あるいは抗−ウサギ促進抗体と、フルオレセイン−標 識ヤギ抗−マウスIgG抗体を加えた。図2に示されているように、KLH−結 合TCRVB3 (39−59)ペプチドに対して産生されたウサギIgGは、 VB2−性脳炎誘発性T細胞集団の全体において、蛍光強度を高めた(対照の抗 血清に対して、> 9096の陽性)。それに対して正常胸腺細胞集団では、お よそ5%であった。非結合性のTCRペプチドに対して産生されたラットTgG 。
ウサギIgGも、程度は小さいもののVβ8+性T細胞を選択的に染色した。以 上の結果は、TCRVB2 (39−59)ペプチドに対する抗体は、Vβ8+ 性T細胞に特異的に結合する能力を備えていることを示している。クロム放出、 染料排除の双方を指標とした場合では、補体の存在下でも、いずれの抗血清もV B2−性TIB胞には細胞毒性を発揮しなかった。すなわち抗体結合は細胞を死 滅させることなく、T細胞機能を変化させることが窺われる。
7 抗−TCRVB2 (39−59) 抗体1:よるEAEの抑制TCRVB 2 (3!J−59)で免疫処理されたL+vi+ラットでは、EAEからの防 御が得られるだけてはなかった。免疫ペプチドに対して特異的な抗体が自流中に 出現した。それらの抗体のEAEの下方−調節における役割を評価するために、 Lu1iラツトに対してCFA中のGl)−849Sで負荷を行い、その後でT CRVB2 (39−59)−特異性1gGによる処理を行った(ラット、また はウサギ)。12日間にわたって隔日ごとにLcvロラット由来由来1ゲG与さ れたラットでは、EAEの軽度な臨床徴候が進行し、そして脳の組織学的変性が 低下した。しかしを髄の病変は、対照と比へて広範であった(表21)。ウサギ IgGの処理を受けたラットで進行した臨床的徴候は、最低度のものであった。
そして組織学的スコアはほとんど変化しなかった(表16)。すなわち12日間 にわたる抗−TCRVβ(39−59)抗体の受動的な投与では、EAEの臨床 的徴候は抑制されたが、組織学的徴候は抑えられなかった。
C9考察 今回提示された結果は、合成TCRV−領域ペプチドには、EAEの誘導を抑制 する特異抗体を誘導する能力が備わっていることを、最初に立証した例である。
それらのTCRVβ8 (39−59)ペプチド−特異性抗体は、完全な、そし て未変性のTCRを備えているT細胞に結合可能であるが、その際、それらの細 胞を分解することなく、その機能を変化させる。実施例■に示された結果と総合 してみると、それらの結果は、抗体と細胞−媒介性免疫反応の双方が、MBPの エピトープに反応して共通した■領域遺伝子を用いる、脳炎誘発性Tリンパ球に 対して、独立して免疫調節作用を発揮することを示していると言える。
両調節メカニズムとも、自己免疫性疾患の臨床的徴候の誘導に対して、有効な予 防的作用、抑制的作用を備えている。
M!+gxl+l sl !l、およびRolhb*+a El !1. (上 記参照)のアルゴリズムに基づいて、優れたT細胞イムノゲノであることが予測 されていたTCRVβ8(39−59)ペプチドは、とりわけウサギでは有効な り細胞イムノゲンであることが立証された。抗体は免疫ペプチドに対して高度に 特異的であり(直接反応アッセイと阻害アッセイの双方による)、Vβ8+性T 細胞のみを染色し、そして■β8↓性T細胞によって媒介されるEAEを抑制し た。
結論として、合成TCRVβ8 (39−59)ペプチドは、 Leマ11ラッ トにおいてT細胞性免疫と抗体産生の双方を誘導した。T細胞と抗体には単独で 、また協同して、脳炎誘発性負荷に対する免疫応答を調節する能力が備わってい る。
調節T細胞と防御抗体を活性化する上でのこのTCR性ペジペプチド力は、それ がヒトの自己免疫性疾患の制御への有用なアプローチであることを物語っている 。
表 16 ValNIsPhsPheLys^5nllaVa1丁hrProArgThr Pr。
Gp−NAc (1−16) H−^C−^1 ase rG InLysArgProSarG I nAr BN I sG I ySerLysTyrLeuA l ■ ペプチドは、すべての方法のセク/gノに記述されている通り、固相法で合成さ れ、そしてゲルろ過、高圧液体クロマトグラフィーで精製されたものである。
TCR由米のペプチドの番号は、Bu+u tl rl、(前記参照)とWil liu+ tt rl。
(前記参照)に従ったものであり、モルモノトミエリノ塩基性蛋白(G P B  P)ペプチドには、E山t rl +1. fl Biol、 Clum、2 46: 5770 (1971)lに準じた番号が付されている。ペプチドGt )−(S−55−74)では、63位のアラニンにスレオニ/が変Hり的に置換 されている。
表17 LHマISラットのグループに対して、表示された処理日(“1mi”)1こ、 1ノストされている抗原で免疫処理を行った。それぞれのラット1こ対し、10 0ggの遊離ペプチドを含むCFA乳化物01mlのSC注射を、尻尾の基部1 こ2回行つtこ。
免疫処理が施されたラットに対し、表示された日(”Cb+ll”)1こ、CF Aエマル/ヨ/(0,1m1)として脳炎誘発性GPBP (50μg)、Gp −349S(100jg) 、Gl)−(S87−99)(100μg)のし+ ずれ力\の注射を、フットパットに行った。疾患の臨床徴候を見るため1こ、ラ ットを連日、屯検した。負荷後23から26日にかけて、組織学的検査のため: こ組織を採取した。臨床スコアはグループのラット会頭の平均であり、表11の 記述に従って評点されたものである。臨床スコアの範囲は括弧内に示されている 。ラットそれぞれの脳(Br)、を髄(S c)の組織学的スコアは、病変数に 基づいている+ 1=1−2の病変12=3−5 + 3=6−8 ; 4=9 以上の病変が、ヘマトキノリン−染色がなされた脳の矢状方向切片、またはを髄 の全長に存在している。
表18 ルイス(L+vi+lラット、およびウサギにおける、TCRVβ8 (39− 59)ペプチドに対する抗体反応雄のL+viiラット(225〜250g)に 対して、CFA中100μgのTCRVβ8 (39−59)+100mgのM 、ba17+icamの負荷をsctこ行った。表示されている負荷後の日に、 それぞれのう・ソトの尾静脈より採血した。ウサギ(61bt)には、材料と方 法のところで詳細が示されてtする、一連の免疫処理を適用した。個々の血清の TCRVβ8 (39−59)+こ対する抗体反応性を、直接的括弧内はグルー プ当りのすへての抗血清の、抗体反応性の範囲である。すべての血清は、25n gの平板培養用のペプチドに対するア・ツセイに先だって、加熱非動化され、そ して稀釈されている。“None”と(1つ記述(よ、EAEの臨床徴候が完全 に欠落していることをt旨す。
表19 ラットに対して100μgのTCRVβ8 (39−59)ペプチドによる免疫 処理か、生理食塩水の注射のいずれかを適用し、そして表示されている日に、G p−549SかGP (S87−99)のいずれかを、1100jのM、1H1 7+icumを含んたCFAエマルジョノとして、SCに負荷した。そして表示 されている日に、ラットから採血を行った。TCRVβ8 (39−59)で免 疫され、そしてG p −S 、19 SかGP (S87−99)のいずれか が負荷されたグループについては、負荷からそれぞれ26日後と21日後に屠殺 を行った。個々の血清の抗体反応性を(ペプチド25ng/ウェルに対する結合 性)、直接的ELISAで測定した。結果は、450〜650n11(バックグ ラウンドに対して自動的に補正)での平均的Ab+o+banc+ (X 10 ” )として表示されている。理論上のAbio+bxnce+ (括弧内に表 示)は、140の稀釈倍率に対して補正されたものである。後肢の麻痺(HLP )は失禁と関連していた。疾…が重度であったために、Gp−349S−負荷ラ ットのうちの2匹が、それぞれ14日目と18日目に死亡した。2〜3サンプル についてのグループ内変動は、5%以下であった。
表20 フクイノトのアジュバントfloOBの−bull+i+ua)中のLoomの Gp−349S、TCRVB2 (39−59) 、あるいはこれらの双方で、 Ltvロラノトを免疫処理した。免疫処理後の54から62日の間に、抗血清を 調製した。そして2回から4回の免疫処理が施されたラットより、高力価の抗血 清プールを作製しrコ。ウサギ抗血清については、KLHに結合したTCRペプ チドで免疫処理を行ってから、43日後に分離した。血清はすべて30分間57 ℃で、加熱−非動化されたものである。表示されている稀釈倍率における、様々 なペプチド抗原に対する抗体反応性を、パーオキシダーゼ標識−ウガギ抗−ラッ ト、もしくは板尾拌用のペプチドが存在Lfjい場合のバックグラウンドの反応 性に対して、自動的に補正されたものである。括弧内の数字は、1:160の稀 釈倍率上して算出された、理論上の^b+o+b+nu値である。
表21 抗−TCRVω8 (39−59)抗体が受動的に移植されたルイス ラットに おける、EAEの抑制御 1 採血 0ロブ 1o16 J 採血 12日月 500 34 100agのGp−849sと、l O(bg)lJ、Bu17+i+umを含 む100g/(Dエマルノヨノをフットバッドに注射することで、L+vi+ラ ットにEAEを誘導した。
誘導の初日から12日間にわたって隔日ごとに、試験グループに対して、TCR Vβ8 (39−59)が免疫処理された個体に由来する、7■のLawロラッ トI gG (17Absorbance Un山/mg IgGを含む)か、 または10■ウサギIgQ(6570Ab+o+banu (lnil+/mg  IgGを含む)を投与した。rgGについては生理食塩水に溶解し、そして腹 腔内に注射した。非−免疫処理ラット、ウサギのIgGは、EAEの経過に何ら 影響しなかった。EAEの臨床徴候に留意して、全類を連日点検した。また表示 されている日に、尾静脈からの採血を行った。直接的EL I SAで、血清中 のTCR,またはGPBPに対する抗体の検査を行った(結果は^b+o+ba nu x 10 である)。EAE誘導後の24日目に、全類を屠殺した。そし て脳(Br)とを髄とを採取し、表17の凡例中の詳細に準じた組織学的検査に 供した。
GPBPにょるEAEの誘導後様々な時に、疾病の経過を阻害するために、SC (ア/ユバント中)またはID(生理食塩水中)のいずれかに与えられた丁CR VB2 (39−59)の可能性を試験した(表22)。実験1ては、TCRベ ブ壬トは10日(ライン2)にまたは1つのグループ中の最初のラットの発症時 (ライン3及び4)にEAEの臨床的な徴候を示したときに投与された。
どちらの場合も、ペプチドの注入の両方のルートで、疾病期間の大きな減少かあ ったか、発病度または発症時間においてはそうてはなかった。IDルートを通し て生理食塩水中で与えられたペプチドの効率は人間の治療に対して特に重要てあ り、アノユバシト中のsc注入よりも好ましい。
実験2では、TCPペプチドの10投与の時間を投与ト共に、変化させた。
表22に示されるように、0日(EAE誘導日)、7日または111日に投与さ れた5+1zgのペプチドにより、疾病の期間の大きな減少があった。疾病の発 症の遅れち観察された。さらに、疾病の徴候を示す動物の割合が減少した。ペプ チドの投与ト多く (200μg)なると、投与ト少ない場合に比べ効率が悪く なるが、おそらく、TCPにχ・tヒて生した免疫応答を含むであろうペプチド の短期過負荷によるものであろう。無関JTCRに対応する回し大きさのペプチ ドで処置すると、発症、発病度、EAEの発生率に何の効果もなかったか、幾分 期間は減少しなかもしれない(表22の最終ライン)。
実施例■ 疾病誘導後13B1:EAEI:対するTCRVB8(39−59)ペプチド処 置をしたラットの排水LN(膝か)におけるT細胞の増殖性応答及び特異性を試 験した(表23)。0日に、ルイスラットは後ろ足にGP−BP+CFA SC のEAE−誘導摂生を受けた。13日に、それらのラットを3つのグループに分 ケ、生理食塩水(列1) 、後口足ノs C1:100ag+7)TCRVB2 (39−59)ペプチド(+CFA) 、または耳介のIDに生理食塩水中の5 0μgのTCRVB2 (39−59)ペプチドのいずれかを受けた。20日、 EAEの発症後約7日に、膝かLNが除去され、指示された抗原またはマイトジ ェンに対する応答におけるT細胞増殖活性が直接試験された。
対照標準ラットからのLN細胞がConA、PPD、GPBPおよびGPBP( 72−89)、およびGPBP (45−89)(72−89配列および別の免 疫原性であるが非−脳炎誘発性であるペプチドを含む)に対して最もよく応答し た。これとは対照的に、CFA中のTCRペプチドを投与されたラットからのL N細胞はGPBPまたはどのBP断片に対しても重要な増殖性応答を示さなかっ た。TCRペプチドによりID処置されたラットからのLN細胞は、GPBP  (90−170)に対する応答が減少した点を除いては、対照標準細胞と同様の 応答をした。さらに、後者のグループはGPBP (90−170) 、脳炎誘 発性であるとは知られていない、に対して応答の増加を示した。これにより、エ ピトープスイノチノグが起きたことか示される。上記3グループのLN細胞のそ れぞれのアリコツトをGPBPまたTCRペプチドにより3日間、培養物中で刺 激し、細胞をさらに5日間[L−2中で膨張させた。これらの選択したT細胞の 様々な抗原およびマイトジェンに対する増殖性応答を以上のように試験した。
その結果を表24に示す。
X、を昭標ll$aTWEJ胞(表24、列L) はGPBP、GPBP (7 2−89)、PLおよびラットBP(CNS中ての相同の認識を示す)に対して よく応答した。表の最終ラインは、このグループのT細胞が特定の投薬を受けて いないラットに注入された場合、脳炎誘発性であったことを示す。
CFA中、SCのTCRペプチドにより処置され、GPBPを含む培養において 選択された動物のグループからのT細胞(列2)はGPBP、GPBP (72 −89)およびラットBPに対して、応答が不十分であった。GPBP Plに 対する応答は、GPBP (72−89)に対する応答が弱かったので、明らか に第2の(非−脳炎誘発性)エピトープによるものであった。7日暮a<このペ プチドを用いてさらに選択はされない)と示されたTCRペプチドに対する強い 応答は抗−TCRペプチド免疫に対しては十分であった。これらの細胞がEAE を伝達てきないという観察は非常に重要であり、脳炎誘発性クローンはGPBP の存在下での培養中には選択することができないことを指示している。
上記TCR−免疫動物からの細胞は、GPBP (列3)よりむしろTCRペプ チドを用いて生体外で選択された場合、TCRペプチド(およびもちろん、T細 胞マイトジェン、ConA)に対してのみ応答するようであった。
最終的に、TCRペプチドIDで処置され、GPBPを用いた培養において選択 されたラットからの細胞(列4)は、本質的には、対照標準細胞のような挙動を 示した。すなわち、それらはGPBP (72−89)脳炎誘発性エピトープを 認識しEAEを伝達することができた。これにより、脳炎誘発性T細胞前駆物質 がまだこのようにして処置されたラット中に存在し、培養中に選択されることが できたことが示される。これにより、TCRペプチドIDで処置されたラットに おいて見られたEAEの期間の減少(実施例3および表227照)はLN細胞の 排水の調整を含まない可能性が示唆される。しかしながら、ID注入部位を排水 するLN(すなわち、[)注入が耳介においてなされた時の頚LN)は異なる調 整特性を示す可能性があることに注意することが重要である。
表23 TCRVB2 (39−59) 31 39 30GPBP (45−89)  48 50 49GPBP (1−38) 30 47 34GPBP (90 −170) 36 54 44の取り込みとして示される。
実施例X T細胞受容体V領域ベプ千ドによる実験的な自己免疫脳を賢夫の処置ミニリン塩 基性タンパク質(MBP)によるラットおよびマウスの免疫化により制限された 範囲のT細胞受容体V領域遺伝子を示す脳炎誘発性T細胞が誘導される。前の実 施例では、はとんどの脳炎誘発性ラットT細胞クローンが共有するVβ8配列か らの合成ペプチドは特異的な調節性T細胞および抗体を刺激することによりEA Eに対する防御を誘発することが説明されている。この実施例では、同じTCR ペプチド、これはVβ8配列の39−59残基に対応し第2の相補的な決定領域 を含むが、EAEに対する治療として高い効果を持つことを説明する。
TCRVB2−3159は、中程度のEAEを有するラットに対し完全なフロイ ノドアツユバント中でs、q、 に与えられると、疾病の進行を停止さ仕、疾病 の過程を大いに短期化した。TCRペプチドが耳中のi、d、に与えられると、 効果が1日遅れるが、再び、臨床的な徴候のより早い消散に導いた。処置された ラットからのMBP−選択T細胞ラインはMBPに対する応答が不十分てあった が、TCRペプチドに対する反応性は残っており、通常の受容体に伝達すること ができなかった。TCRペプチドの迅速な臨床効果により、予め存在する調節ネ ットワークのトリガリングがEAEの発生により喚起されることが示唆された。
この概念を支持するものとして、この実施例において、EAEにかがっている無 処置ラットにおけるTCRペプチドのT細胞認識の直接の証拠を示す。
材料および方法 y!!:6−8週の雌のルイスラットをH!山n Sp++go+ Divlc ylndi+n+polii。
IN)から手に入れた。ラットは、連邦政府および施設のガイドラインに従って 、ボートラッドV A M C動物資源施設で、収容し、維持した。
KR: E y I a r (E71a+、E、 H,、達、生物化学ジャー ナル2+6: 577Qf1971)1の方法に従い、GP−およびRt−MB Pを抽出し、精製した。1−37゜43−89および90−169残基を取り囲 むGP−MBPの酵素開裂断片、72−89残基に対応するGP−MBPの合成 ペプチドおよびTCRVB2およびTCRVβ14の39−59残基に対応する 合成ペプチドを、前述(V+nd+nl+++を違、ネイチ+−341: 54 1f19891: 51u達、生物化学’;ヤー+ル。
:!+65770f1971))のように合成し、精製した。これらのペプチド は高圧液体クロマトグラフィー分析では〉90%の純度であった。
臨床プロトコル EAEは、1100jの熱で殺したM 結核菌H37RA+D IFCO,デトロイト、ミシガン)を含む完全なフロイノドアシュバット中の5 0■のGP−MBPの1つの後ろ足ての一度の皮下(s、Q、 ) u射により 、全ての実験で誘導された。予防プロトコルでは、ラットは1100jのM、結 核菌を含むCFA中の1100jのTCRVB8−39−59またl!TCRV B14−39−59により、EAE誘導の40日前に1つの後ろ足に皮下注射さ れた。抑制プロトコルでは、TCRペプチドが、GP−MBPにより誘発された 後に、同時に(CFA中100μgが皮下に、または0.1i1生理食塩水中5 0μgが耳の皮肉に)、7日(皮肉に)に、または11日(皮肉に)に注入され た。処置プロトコルでは、TCRペプチドがEAEの臨床的な徴候が見られた最 初の日(通常、BP−MBPによる誘発12日後)に、CFA中で皮下にまたは 耳の皮肉に与えられた。動物はEAEの臨床的な徴候に対し、0〜4の評定尺度 を用いて、毎日、評点をつけた。評定尺度では、0=徴候なし;1=尾の弱り、 2=後ろ足の弱り、運動失調、3=後四分体の完全麻痺、4=前および後四分体 の完全麻痺、瀕死の状態である。処置グループは、生徒達の対になっていないt −テストにより、最大疾病発病度および臨床的の徴候の期間の違いに対して、対 照グループと比較された。遅れる型の過敏症反応は50#gの抗原の皮肉注射2 4時間および48時間後の耳の膨化分析(オフナー達、実験医学ジャーナル17 0: 355+1989))により測定した。GP−MBP特異T細胞ラインは 前述(ヴアンデンバーク達、免疫学ンヤーナル、135122.1!1985) ) したTCRペプチド処置ラッうおよび未処置ラットから選択した。1000 万のBP−MBP活性活性細線細胞脳炎誘発活性に対して試験するために投薬を 受けていないラットに、1.p、で伝達され、活性化的に誘導されたEAEに対 し上記のように評点がつけられた。
万の照射胸腺補助細胞の存在中で500.000のリンパ節または20.000 の線細胞が、0.5μBqの標識チミジンか添加される前に、18時間の間マイ クロタイタウエル中で培地および抗原と共に培養された。細胞培養物はガラスフ ァイバフィルタとに取り入れられ、液体ノンチレーノヨン技術により計数された 。平均CPMか3つの培養物から計算された。復製培養物の標準偏差(SD)は 平均値から<to’sの変動たった。
B結果 TCRペプチドのEAEに対する調節効果を評価するために、■β8−3159 ペプチド、対照ペプチドVβ14−39−59、あるいは生理食塩水を、脳炎誘 発性エマルノヨ7GP−MBP/’CFAの注入の前に、と同時に、の後に注入 した。最も効果的な予防、抑制および処置プロトコルの平均の日々の評点を図3 〜5に示す。試験した全てのグループは表25にまとめる。
T CRy′CF Aの臨床効果 GP−MBPにより誘発される40日前にC FA中のVB29−59ペプチドを注入すると、臨床的なEAEに対して完全な 予防か誘導された(図3)。さらに、脳炎誘発性エマルションと共にCFA中の ペプチドを同時注入すると、EAEが抑制され、発生率(処置グループ8/13 に対しχ・1照グループ267・26)、発病度(評点か1.3に対し3.4) および臨床的な疾病期間(2,0日に対し66日)が減少した(図3、表25) 。EAE誘導の40日前あるいはそれと同時にCFA中のVB14−39−59 ペプチド、またはCF Aたけを注入されたラットは、対照とは異なるEAEを 発現した(表25)。
その治療的効果を評価するために、CFA中のTCRVB2−39−59ペブ壬 トを、最初の日または臨床的な徴候の発症時にラットに皮下注射した。この処置 の時のラットは後ろ足の弱り、運動失調および失禁を示した(平均グレート1、  8)。図3に示されるように、TCRペプチド/’CFAを用いた処置により 、臨床的な徴候がさらに進むことか阻止され、EAEの期間が6.6日(対照) から35日に短期化した。TCRVB14−39−59またはCFAだけて処置 すると臨床的なEAEには何の効果もなかった(表25)。
皮肉に与えられたTCPペプチドの臨床効果 CFAの使用を避けるために、T CRペプチドの生理食塩水を耳の皮肉に投与した場合のEAEに関する効果につ いて評価した。脳炎誘発性誘発と同時に(0日)、誘発後(7日または11日) に、50日gのTCRペプチドを皮内投与すると、全てEAEに関し同様の抑制 効果を有し、最大臨床発病度が3.4から17〜1.8に減少し、EAEの期間 が6.6日から3〜4日に短期化した(表27)。
TCRペプチドが臨床的な徴候(平均臨床評点1.9)が始めて認められた日に 注入されると、最初の日にはEAEに関する臨床効果は見られなかった;しかし ながら、その後の日にちの間に、EAEの発病度が対照に対し著しく減少した( 図5)。対照に対する6、6に比べ、50βg/ラット投与量のTCRペプチド により、より低いLong/ラット投与量のペプチド(4,0日)よりも、EA Eの消散かより早くなった(3.1日)。
臨床的なEAEを消散させるTCRVB2−39−59ペプチドの迅速な効果に より、ペプチドによる処置が、最初にEAEに対し誘導された、TCRに対する 再生応答を誘発する可能性があることが示唆された。生体内でこの可能性を証明 するために、G’P−MBP/CFA (予め、TCRペプチドに暴露しない) により誘導されたEAEを受けているまたはそれから回復したう・ソトはVβ8 ペプチドに対しては重要なりTH応答を有した(何の投薬も受けてないまたはC FA免疫化ラットに比べp<0.01)が、■β14ペプチドに対しては有さな かった(表26)。EAEにかかつているラットのVβペプチドに対する応答の 大きさは、CFA中のTCRペプチドの防御摂生により予め免疫化されたラット における反応よりも明らかに小さい(表26)。
防御う、・1・におけるT細胞応答 T細胞応答に関するTCRVβ8ペプチド 治療の効果を評価するために、GP−MBP/CFA注入部位を排水するリンノ く筋細胞(LNG)を、抗原誘導増殖に対し試験し、その後T細胞ライン中に拡 大させた。表27に示されるように、VB2−39−59で処置されたラットか らのLNCは高レベルのバックグラウンド増殖(47,OOOCPM]およびG P−MBPおよび他の試験抗原に対する同様の応答を有した。GP−MBP(〜 iBP/IN)により選択されたT細胞ラインは選択抗原に対して弱く応答し、 Rt−MBPおよびGP−372−89に対しては全く応答しなかった。このラ インの最も高い応答はTCRVB2−39−59ペプチドに対してである。弱い GP−MBP認識および強いTCRVB2−39−59応答により、T細胞ライ ンがEAEの臨床的な徴候を何の投薬も受けていないラットには伝達することが できないことは驚くに値しなかった(表27)。同様のパターンの高いTCR応 答およびGP−MBPおよび他の抗原に対する低い反応性がまた、TCRVB2 −3159により選択されたT細胞ライン(Vβ8/1++)で観察された(表 27)。
これとは対照的に、未処理のEAE−回復ラットからのLNCはGP−MBP。
Rt−MBPおよびGP−372−89に対し予言通り応答した(表27)。し かしながら、これらのLNCがまた、TCRVB2−39−59ペプチドに対し 反応し、より程度は低いがTCRVB14−39−59に反応したのは予想外で あった。G P −M B Pを用いて選択された場合、その結果得られるT細 胞ラインはMBPエピトープに強く反応し、TCRVβ8ペプチドの低レベル残 存活性にも関わらず、ひどい臨床的なEAEを何の投薬も受けていない受容体に 伝達した(表27)。さらにTCRVβ8ペプチドを用いて選択すると、このT CRペプチドに対する特異的な応答が増幅されるが、GP−MBPおよび372 −89に対する低レベルの応答は持続された。さらに、TCRVβ14ペプチド を用いた選択により、Vβ14活性T細胞だけが増幅された。このように、両方 のTCR−選択ラインでは、応答パターンがEAE−回復ラットのLNからのT CR活性T細胞の存在を証明した。図8に示されるように、強いDTHおよび増 殖性応答が反応性TCPペプチド/’ CF Aにより予め免疫化した動物で見 られた。TCRVβ14ペプチドではなくてTCRVβ8ペプチドにより予め免 疫化されたラットはその後のGP−MBP/CFAによる誘発から防御された。
TCRVβ8ペプチドに対する重要なりTHおよび強い増殖性応答はまた、合成 ペプチドにより決して免疫化されなかったEAEから回復したラットにおいて見 られた。これにより、TCRVB2−ペプチドに対する自然の調節性応答がEA Eの疾病過程の結果、誘導されることが示された。
別のよく知られたMSモデルはマウスにおけるEAEである。ラットとは対照的 に、臨床的な経過を再発させる特徴を有する。6 S J L/Jマウスのグル ープにCFA中のプロテオリビドアボ蛋白(P L P)の139−151ペプ チドを注入した。臨床的な徴候の発症の最初の日(14日)に、マウスはi、v 、、i、d。
によりまたはSq、投与によりTCRVβ17配列の1−17残基に対応する5 0jgの合成ペプチドを受けた。図9に示されるように、TCRペプチドのs、 q、およびi、d、注射の両方により、最初のエピソードおよび再発EAEにお いて、発病度が減少し、疾病の期間が短期化した。
C1結論 この実施例は、EAEにおけるTCRVB2−39−59の治療上の投与につい て明確に説明しているが、EAEを予防し抑制する際のTCRペプチドの効果を 実証する前の実施例と一致している。TCRペプチドに対するDTHおよびリン パ球増殖応答と同様に、迅速な臨床効果により、TCRVβ8ペプチドに対する T細胞応答が、意図的には合成ペプチドでは決して免疫化されなかったEAEを 経験したラットにはすでに存在したことが示される。
G P −M B P誘発の40日前にCFA中のVβ8ペプチドで予め免疫化 したものが、試験した最も効果的なプロトコルであった(図3および表25)。
この免疫化期間がTCRVβ8ペプチドに対する防御T細胞および抗体を誘導す るのに最適であるのは明らかである。GP−MBP誘発と同時にTCRVβ8ペ プチドを注入すると、予備免疫化よりも防御性が低くなるが、このプロトコルは 依然として、30%(6/19)以上のラットにおいてEAEの全ての臨床的な 徴候を完全に抑制した(表25)。残りにおいては、EAEの臨床過程はより短 くより弱くなった。臨床的なEAEの発症前ではなく、GP−MBP誘発後にT CRVβ8ペプチドを注入することも効果的であり、完全に4/19のラットに おいてEAEの発症を予防し、残りにおいては、一般に疾病発病度が減少し、期 間が減少した(表25)。
この実施例の驚くべき点は、病気の動物に注入されたTCRVβ8ペプチドの臨 床的効果がほとんど即時であることである。TCRペプチド治療を受けた全ての ラットが対照より早<EAEから回復した。CFA中のTCRペプチドを注入さ れたものは、回復前に臨床的に進行しなかった。皮肉にTCRペプチドを注入さ れたものは最初の日は進行したが、その後TCR/CFA注入ラットと同じ早さ で回復した。10agおよび50ggのペプチドの投与両方により、回復が早め られたがより投与量を高くすると、投与量の少ないものより1日早<EAEが消 散された。
TCRペプチド治療はGP−MBPの脳炎誘発性決定因子に対するT細胞応答を 下方調節することにより効果的になることは明らかたった。GP−MBP誘発、 TCRペブ千ド処置ラットからのリンパ節細胞は高レベルの増殖性細胞を有した が、特異的なりP応答は有しなかった(表27)。しかしながら、GP−MBP により選択されたT細胞ラインはGP−MBPおよびTCRVβ14ペプチドで はなく、TCRVβ8ペプチドの存在中で増殖したが、これ(こより、エフェク ターおよび調節T細胞特異性の両方の存在が示される。この細胞混合物かEAE を伝達することができなかったことは、GP−MBP反応細胞(正味12.00 0CPMIまたは572−89反応細胞(正味3. OOOCPMIに対するT CRVβ838反応細胞味49. OOOCPM)の見かけ上の優勢によるもの であろう。対照的に、最初にGP−MBPにより誘発されたがTCRVβ8ペプ 壬トによりff1l!されていないEAE回復ラットからのLNCは、GP−M BP。
Rt−MBP、372−89お、I:びヨリ低い程度てTCRVB8およびTC R■β目ペブ壬トを認識した(表27)。GP−MBPにより選択されたT細胞 ラインは、おそら<GP−MBP反応性T細胞(正味84. 0OOCP111 がTCRVβ8−反応性T細胞(正味9. 0OOCPII)に対し優勢である ため、脳炎誘発性か高かった。(:;p−MBPにより選択されたライン中のT CRVβペプチド反応性T細胞の持続性は、1つの抗原により選択されたT細胞 ラインは全ての他の抗原に対する応答を失うという点において、幾分普通ではな (1゜GP−MBPおよびTCRVβペプチドの間で、交差感受性は検出されな かった。
ルイスラフトは、E A EかMBP/’CFAにより誘導されると、自然(こ 再発することはない。二のEAEの一相性の過程のため、再発疾病に対するTC RVβ8−39−59ペプチド治療の試験ができないが、この系における強0回 復メカニズムがTCRVβ8ペプチドに対する免疫応答を含むか否かを決定する 機会は与えられる。MBPの脳炎誘発性決定因子(72−84または87−99 配列〕のどちらかに応答するルイスラットT細胞はそれらのTCR中のVα2/ Vβ8遺伝子結合を優先的に利用する。弱毒化脳炎誘発性T細胞の注入1こより 、イディオタイプおよびエルゴタイプ応答と共に、EAEに対する防御力く誘導 される。E・\E中に誘導された脳炎誘発性T細胞の増加度数は調節ネットワー クを混乱させるのと同様の効果を有するであろう。また、このネットワークの少 なくとも一部が自然にTCRVB2−39−59に向けられていると考えられる 。
本データはこの主張を支持する。TCRVβ8ペプチドを1.d、投与された、 病気のまたは回復したラットはこのペプチドに対して小さいが重要なりTH応答 を何したが、対応するVβ14ペプチドに対してはDTHを有しなかった(表2 6)。さらに、回復したラットからのリンパ節細胞はVB3 TCRペプチドに 対する応答がよりよく、どちらかのペプチドに特異的なT細胞が生体外選択技術 により強化することができた(表27)。同時に、これらの発見は脳炎誘発性T 細胞により表されるTCRVB2−39−59配列に対する免疫の自然誘導に対 する直接の証拠を提供する。しかしながら、これは、TCRαまたはβ鎖内の他 の配列もまた調節性T細胞および抗体を誘導するので、TCRに関する唯一の重 要な決定因子てはないだろう。TCRVB2−39−59領域の防御、抑制およ び治療効果により明確に、それがEAEのイディオタイプの調節に対する決定因 子として重要であることが証明される。
さらに、EAEの二相性臨床過程を経験する5JI1./Jマウスに対し示され たデータにより、臨床的な徴候か発症した時にTCRVβ17ペプチドを投与す ると、最初のエピソードおよび再発の両方の間の症状の発病度および期間が減少 することが証明される。これにより、EAEに代表される自己免疫疾病の処置に おける道具として、TCRVβ領域のペプチドが重要であることがさらに支持さ れる。
表26 ”l)<0. 01 対 何の投薬も設けてないまたは生理食塩水/CFA免疫 対照標準 DTH応答は何の投薬も受けていないルイスラットまたは予めTCRペプチドに 暴露せずにG P −B P/CF Aあるいは生理食塩水/CFAで免疫化し たラットにおいて評価した。同様に、TCRVS8−3159/CFAまたはT CRVβ14−39−59/CFAにより免疫化されたラットをどちらかのペプ チドを用いて試験した。耳の膨潤応答(DTH)をi、d、注射48時間後に測 定した。括弧内に、試験した動物の数を示す。
表27の脚注 a 処置ラットには、GP−BP/CFAにより12日前に誘導された臨床EA Eの最初の日に50日gのTCRVS8−3−59ペプチド/CFAを、S。
q、注射した。未処置ラットはGP−BP/CFAだけを受けた(図1参照)。
、b 未処置グループがEAEから回復した(21日)後に収集したI、W、細 胞をGP−BP、TCRVia−39−59ペプチドまたはTcRVS14−3 9−59ペプチドにより刺激し、指示された抗原(BP/l+l、Vβ8/lt +またはVβ14/illと指示)により再刺激する前にI L−2中で膨張さ せた。EAE伝達研究に対しては、処置(防御)および未処置グループからの1 02GP−BP活性化T細胞が何の投薬も受けていないう・ソトにi、p、注入 された。
下線付きの値は対照培養に対する大きな差を示す。
SJL/′Jマウスでは、PLPペプチド包囲残基、139−151は、全CN Sで優性決定基であり、重篤な再発生EAEを誘発する。生殖細胞系列Vβ遺伝 子のほぼ半数が、このマウス系統で検出されており、ミニリン塩素性タンパク質 に応じて他の逼歯系列が選択的に用いるVS8も含まれる。このように、脳炎誘 発性T−細胞によって用いられる他の■遺伝子は多様にあるが偏倚は左程明白で ない。
PLP139−151ペプチドに特異性の脳炎誘発性T細胞系列でのTCRV遺 伝子の分析で、VS2.VS4およびVS17の存在が示され、その系列から得 たクローンは、このようなV ei域遺伝子を表現することがわかった。この論 拠により、SJL/Jマウスは、臨床症状の第1ロブに100#gVβ4ペプチ ド(残基42−63) 、100uVβ17ペプチド(残基1−17)、両方の ペプチドの1100jのいずれかて、皮下的に処置した(図15)。
VS2−かVS17−ペプチド残基のいずれかで処置したマウスは、最初は重度 の低い疾患を発現していたが、後の方の臨床経過は、未処置の対照群と類似して いた。VS2とVS17の両方で処置したマウスでは、対照動物が重度のEAE を発現していた期間中は、臨床的な進行はなかった。その後この群は、対照群に 比して有意に低い疾病スコアを維持した(図15)。
このようなデータは、多数のV領域遺伝が脳炎誘発性T細胞応答に巻き込まれる と、TCRV領域ペプチドのカクテルの方が、ペプチドの単品より効果的である ことを明示している。それゆえに、潜在的な脳炎誘発性分子への応答で、過度に 利用されたTCRV領域ペプチドの混合物で、多発性硬化症のようなヒトの疾患 を治療するのは、単一のペプチドによる治療より有効であるかもしれない。
このような知見は、2つの異なるV遺伝子(Vβ5.2と6.1)がMS患者か らのBP−反応性T細胞により過剰利用されるという実施例XIでの証明に基づ いて、特に重要かつ適切である。
ルイスjLhv口)ラットでの実験的自己免疫脳を賢夫(EAE)は、掻めて明 白に塩基性タンパク!(BP)である中枢神経系(CNS) ミニリン・タンパ ク質に特異的なTリンパ球が介在する単相性自己限界性麻痺(性)疾患である! Vznjcnbz+k u zl、、P+og、Lio ud BiolB、R Cs、336: 9H199[1)1モルモット(G p) ・BPによる免疫 化は、(i)Gp−BPの72−89アミノ酸断片に培養で有力に反応しくV+ n+bnba+k cl +1.、 1. 1wIIuno1. 135: 2 29.0llnu、 H。
N 21.、I、1isono1. 目1: 3g28. +nd Chou  tl zl、、1. N+uro+c1. Red、 22181)、(ll) 彼らのT細胞受容体(TCR)(の)に可変的な領域Va2とVβ訊 2を表現 しくBn+n+ tl rl、、1. E!9. Med、169: 27−3 9)、(iii) EAEの麻痺徴候を二次受容者に選択的に移すfchou  cl +1.、 1. N+a+o+ci、 Rei、22: 181)Tm胞 亜集団の101コ後の出現を惹き起こす。照射か静水学的圧力ですでに減じられ たこのような特性をもっT細胞は、積極的に誘発されたEAEへの保護的抵抗を 蒼き起こすべくワクチンとして用いることができる(Coh+n cl xl、 、InPlogu++ 1n 1mmanolog7−6、P+oce+din gi of ltu 61h 1Nun+Noul Congn。
Ot 1mmunology、 A〔hdtahlc Pt!Ss、 Nov  Yolk、 PP、1−13 !nd 0Ilne+ el@!1.. + 11evoinnuoo1. 21: 13 )。疾患へのこの信じ難い抵抗の 根拠は、疾患起因性細胞の免疫原性TCRエピトープに抗して向けられた宿主( ホスト)による活発な自己調節免疫応答を必要とすると思われる f(Yznd enbuk t+ !l、、 Nz1s+e 34+5411: fHz+hi i el !1.. ]、11m5ono1 144: 46211: (01 !ne+ 11 !+、、P「oi、Cl1n。
Biolog、 R11,336193(i99011 ind (liote lt el !1..5CieOce 246: 66B/jL Gp−BPによる免疫化後14日以内すなわち、EAEからの回復はんの前の一 時期、付加的なT細胞並集団が抹消に出現するが(OIIne+ el !l、 、1. El−。
Mad、17G: 355(1984))、CNSには現れない。この亜集団は 、(i)Gp−Bpの別のペプチド断片43−67に反応し、(11)異なるT CRVβ可変的領域遺伝子を表現するが、tiii)この集団のT細胞は、残留 基60近くで広範な配列変動を含むうyト(Rt)BPを認識できないので、た ぶんラットでは脳炎誘発性ではない(^1マodd ll rllIn E+p e+1ien++l A11e+gic Encephzlom2elili+ : `+ +tefal Model lot 1Jultiple 5cluoti+、 ^In R,Lio、Inc、、NY、146: 523−537)。現行の実 施例について特に興味深いのは、この集団から最近分離されたT細胞クローンす なわち、Gp−BP43−67に反応性にしてそれ自身非脳炎誘発性のクローン C4は、Gp−BP72−89に反応性である他のクローンで惹き起こされたE AEからの保護的抵抗を誘発するという知見である。このクローンは、同一の分 子の異なるエピトープに特異性の他のクローンの脳炎誘発(性)活性を下降調節 するために用いることができる自己抗原特異クローンの最初の性状を表わすので 重要である。この実施例は、クローンC455−69がEAEへの抵抗を誘発し 得る機序のよりよい理解を修得するべく計画した研究の結果であるEAEから最 近回復したラット由来の3つの異なるGp−BP特異性T細胞クローンの特異性 およびTCRVβ配列について比較を行った。クローンC3は、Gp−BP72 −89に反応性かつ脳炎誘発性である。クローンC455−69は、非脳炎誘発 性ながらEAEへの抵抗を誘発することが可能。クローンC5は、Gp−BPに 反応性の無害のクローンであるが、Gp−BPの3つの主要な酵素切断断片のい ずれにも反応性でない。この実施例は、残(留)基55−69がGp−BPの保 護的エピトープの役を勤めることを実証する。実施例は、このような3つの異な るGp−BP反応性T細胞クローンで表現されるTCP、Vβ連鎖配列を強調す るものでもあるし、クローンC4のEAE保護作用は、大抵のBP72 89特 異性脳炎誘発性T細胞が共有しているTCRエピトープに対する交差反 応性免疫を誘発する(クローンC4の)能力に左右されることも実証している。
Nna1+n+poli+、IN)から購入し、Po+1lind VAMCの 動物資源施設で関係協会がイトラインに準して収容飼育した。
抗原 GP−およびRt−BPは、Eylu らの方法に準して調整した(Ey l暑【N If、1. Biol、Ctul、 216: 5770) 。Gp −BPのタンパク分解切断断片を得て、既述されたようなイオン交換クロマトグ ラフィーで、希望するペプチドの〉950もを含有するべく精製した(Chou  el +1.、 1. NIIIIO,chew、28: 115) o合成 MBPベブ壬トは、固相法て調整しくHiihim N at、、]、 Ntu +o+ci、 Rh、16467)、ウノBP配列に準して番号をつけた(Yx ndenb!+k et at、、1. 1uanol。
135 : 223 ’1985) )。
T細胞系列とクローンの選択 T細胞系列は、EAEから回復後Gp−BPで免 疫化したラントの除液リンパ節から既述されたようにして選択した(’V+nj +nbut t+ rl、、1. 1mIIono1. 135: 223)。
ConA被刺激ルイスラット牌臓細胞からの」二清液は、抗原披刺激T細胞を膨 張させるために用いるIL−2の源として用いた。
T系列細胞は、既述された如く限定希釈でクローン化した(^lto+d ll  hl、。
u E+puim+nt+l A旨+rgi+ EnuphilomBlili t ^ uulul !Jodel ior Wall:pPt S+l++otu、116523−5371198411゜BPで(7)刺激後 、細胞は、0.2成長培地中・1. 2. tおよび0.5細胞/′<ぼの密度 て丸底ミクロフィルターウェルに配置、・ て細胞を再刺激した。72時間後、 新鮮な成長培地を各つニルに加えた。
クローン化効率を判定するためにプレートを審査し、膨張したクローンは、60 °tr4性ウエル以下でプレートから引き出した。通常、1かQ、5c+lli /allで初めに7−ドしたものである。BPでのその後の再刺激は、106披 照射胸腺細胞/′ウエルを用いて96−ウェル平坦底プレートで完遂した。刺激 の72時間後、クローンは、成長培地を再供給し、続いて24−ウェル平(坦) 底プレートに広げた。24−ウェル・プレートでの再刺激は、106被照射胸腺 リンパ球と25jgBPの存在下で約4×105クローン化細胞を用いることで 完遂させた。
クローン化細胞は、最後には6CZ11.次に10〔のプラスチノクペトリ・プ レート行った。2X10 T細胞と104被照射胸腺1ルバ球/ウェルを、37 G7%グラスファイバーフィルター上に回収し、液体ンンチレーションカウンタ ーで、TCR取込みを査定した。平均CPMは、3通りに作成したウェルから算 出した。
復製ウェルからの標準偏差は、平均値からのく10%変化した。
EAEの誘導 活性(の’)EAEは、1100jヒト結核菌株H37Ra ( Dilc。
LrbomoBeS、Du+oit、 1lil)を含有するCFA(への)5 0xgGp−BPの皮下注入で誘発した。受動(性)EAEは、被照射胸腺リン パ球をAPCとして用いる3日間BPで刺激したT細胞クローンを腹腔内注入し て誘発した。EAEを発現するラットを、下記の尺度を用いて臨床徴候について 毎日評価した。〇−無徴候、1=元気のない尾、2=後肢虚弱、3;対麻痺、4 =前肢虚弱を伴う対麻痺、瀕死の状態。
D T Hの転移と保護 遅延型過敏性反応は、20it抗原のi、d、注入の 24および48時間後、耳腫張アッセイ1oflou ll +1.、 1.  !leu+o、1isono1. 9: 14)て測定した。活性的に誘発した EAEからの保護は、活性化した休止中の(IL−2依存性成長相の週末近<) T細胞クローンの腹腔的移転後に評価した。
ように行った(0[fne+ N xl、、1. 1IIiano1. 139 : 2395))。Tリンパ球クローン(1×106)は、2%FC3と0.  1%アジ化(合)物を含有する水冷PBSで洗浄し、Dadeイムノフユージで 急速遠心してベレットにした。細胞ペレットを分離するために、pan T細胞 (W3/13) 、CD4 (W3/25)、CD8 (OX−8)、I−A  (OX−6)。IE (OX−47)*たliMHCクラスI (Ox−18) に特異性のモノクローナル抗体(Bi呻+odact+ forScience 。
1nai+nxullt、lnd、)を加えた。細胞は、冷たいPBSで3回洗 浄し、渦巻回転して水上で30分インキュベートした。細胞は、冷たいPBSで 3回洗浄し、渦巻回転して氷上で30分インキュベートした。細胞は、冷たいP BSで3回洗浄し、水上で30分間FITCGAMを用いて染色してから再度洗 浄した。
リンパ球は、特徴的な高前方(対)底測方分散で確認でき、B+clin−Di o+に+n+onFACSアナライザー(Moonuin View CA)を 用いて488nmレーザー光(線)で励起した後、緑と(か)赤の蛍光強度につ いて分析した。一方の細胞のヒストグラムを、各分析のために収集した。
塩化セ/ウムクッノヨンを介しての遠心で、T細胞クローンから分離した(Cb +tgwla N hl、、 Bio+htlIi+l「T18: 5294) )。6ggの総RNAを10μMMeMgOH(Alt+ Produce、  Dxnvtn、 IJ^)で変性させてから、Tagポリメラーゼ緩178&: 50mM MC1,10mM Tris−HCI p)18.3.2.5dMg C1、、,20ユ=、yトRNA guardfPhuizcit Pi+cx livz7. Ml)の存在下での001%セラチン、40mMβ−メルカプト エタノール、0. 51mMdNTPs 1μIJcβ特異性オリゴヌクレオチ ド・プライマーおよび50μ 反応液中15ユニットAMv逆転写酵素(Pbu m!+ix、5vtdso)中でcDNΔへ変換した。Cβオリゴヌクレオチド ブライマー、5’ CATAGAAtTcCACTTGGCAGCGGAAGT GGT3’ (Geno+7+、Tin Woodlud+、TI)は、ラット TcRCβ1および2の両方に特異的である。小文字での塩基は、全部のEco RI制限エン制限エンドヌクレアー側部位るべくなされたTCRCβ配9りから の順列を意味している。42Cて90分間のインキュベージジンに続いて、反応 液は、DNA/’RNA二重らせんを変性させるために95Cで5分間過熱しヌ クレオチドプライマー、2jMVβ8系列特異性オリゴヌクレオチド、200a MdNTPsおよび2ユニットTag DN八へリメラーゼ(Phuai+ii lを含有する100μ 増幅した。Vβ8特異性オリゴヌクレオチド、5’ G GGCCGCGGAACACATGGAAGCTGCAGTCAC3’ は、あ らゆる既知のラットVβ8系列メンバーを増幅し、5’5ac=制限工ンドヌク レアーゼ部位を含有する。各試料は鉱物油に上敷きし、サーモサイクラ−で、9 2Cで1分、55Cで1.5分および72Cで2分の30増幅サイクルの対象と した(PerkinE1m++、No+vilk CN)。
DNA配列化8増幅に続いて、試料は、鉱物油を除去するためにクロロホルム抽 出を行い、エタノール沈澱析出をし、E c o RI (Nov Ecglu d 8io1!b+。
Beve「11. M^)を加えた5ac=で温浸した。結果として生じたDN Aは、1.4%アガロースゲルで分離した。適当な大きさの生成物は、PreP −A−G e n e (Bio−Rid、Ri+hiond、CA)を用いて アガロースから直接分離し、pBluescript= (Slu++geoc 、 Sulliego、 CA)の5ac=/EcoR1部位に連結させた。連 結混合物は、バクテリア菌株XLI−Blue(SI++jBenelへと転換 させた。Minip+epDNAは、標準法で(Mui*Ii+ e+ 11. 。
丁 E、F、F+i++cl+、 ina 1. Snb+ook、 1989 . Mo1ecilu cloning ^ 11bG+!P017 m!nu+1.S++ondedition、Co1d Spring tlu bo+ Ltbo++1ory、Co1d Springtlubo+、 NY ) 、無作為に選んだバクテリアコロニーがら作成し、5Blle口JH5eq uenc1ng +7tl+m fU、S、BiocheIIi+x1. CI +belznd、OH)を用いるdid+ot7山in +umintl法(S zngu u if、、 PIG(、Nz11. Acxd、 Sci、 ll 5A 7B: 2072)でA 両方の路上に配列した。
者は、EAEから自然に回復したラットから得たクローンc4は、残(留)基4 3−67の範囲内で包囲されたGp−BP特異性アミノ酸配列に反応すること。
Gp−BP/CFAのその後の注入によって誘発されたEAEから、無垢なラッ トを保護できることを実証した。その特異性をさらに分析するために、クローン C4を、合成ペプチドの一式を用いて刺激した。
表8に示すように、クローンC4(i、Gp−BP50−69と55−69ペプ チドには完全に反応したし、ボノノ3ン63でのA置換のための5iaIlc  TによるGp−BP配列と異なる、modifiedラット55−74配列とは 部分的に反応した。しかし、20−ノC4は、この領域でのcp−spとは3つ のアミノ配列を異にするRt−BPとは少しら反応しなかった(CIIO1目1 .、 1.11…lChms28 115t19H+1このようなデータは、ク ローンC4によって認識された最小Gp−BPエピトープ(残(留)基55−6 7)がRt−BPには欠けておりRt−BPでの免疫化後この特異性のT細胞ク ローンの誘導の欠如の要因となっていることを、断固として説明する。今後、ク ローンC4は、C455−69と呼ばれるだろう。
Gp−BP55−69はルイスラットでのEAEに対する保護的エピトープであ る。
Gp−BP55−69に反応性のEAE保護的クロりノの選択は、この合成エピ トープが、EAEのその後の誘導に対するより一般化された保護活性を有したか もしれないことを示唆した。事実Gp−BP/CFAでのチェレンジに先立つG p−BP55−69での前免疫化は、9匹中3匹のラットで臨床的EAEの全徴 候を防いたし、残りの動物ではEAEの重度と持続期間を有意に削減した(図G p−BPかGp−BP55−69ペプチドでのin VitrO活性化後3日目 か、ロブ−2に冨む澄液て成長が鈍化してしまった後で抗原刺激直前(休止中の 細胞)のいずれかで、1〜2000万C455−69”細胞を注入し、T細胞注 入から2週間後、Gp −B P /CF Aで誘発した能動的EAEかあるい はap−BP (C3□2−H)の72−89配列に特異的な活性化したりO− ン3T細胞の転移後に誘発した能動的EAEに対する動物の抵抗について調べた 。表29に示すように、腹腔内か静脈内かいずれかで投与したタローノC455 −69細胞は、T細胞を用いた前注入を受けなかった対照動物に比べて、用量依 存様式に受給動物全部に能動的EAEに対する部分的乃至完全な保護を誘発した 。クローンC455−69の注入後より軽度のEAEを発現したこのようなラッ トでは、臨床的廃疾はより少なく疾病持続期間も短縮していた。休止中のクロー ンC455−69細抱は、活性化した細胞よりある程度低効率ながら、保護を移 行することもできたく表29)。クローンC455−59とは対照的に、Gp− BPには特異的だがGp−BPペプチドには特異的でない非脳炎誘発性クローン C3Gp−BPは、EAEに対する最小の保護を発揮する(図17)。クローン C455−69T細胞は、能動的EAEより受動的EAEを防ぐ上でより有効で ある。表30に示すように、単独であるいはクローンC3,の存在下で活性化さ れたクローンC455−69+2−89 は、活性化したクローンC3゜2−8□細胞の転移の5〜6日後日照対照動物現 した臨床EAEに対して、全受給動物を保護した。
保護はクローンC4によるクローンC372−89の活性化に帰すべきではない 。
惣像では、クローンC4の保護活性は、クローンC372−89のような脳炎誘 発性TwI胞の活性化を阻害する(各々のクローンの)能力に関係があったかも 知れない。この可能性を評価するために、各クローンを、個々にあるいは全Gp −BPか、それぞれのエピトープの1つか2つとの混合培養で刺激した。表30 に示すように、クローンC3とクローンC455−69の両方の増殖応答は、個 別的な活性化レベルの合計に比へて、混合した培養での1つのエピトープか両方 のエピトープと活性化すると、ぎりぎり阻害された(20〜25%)。
このような成績は、各クローンが他のクローンの存在下できりぎりの削減された レベルで、おのおののエピトープに反応したことを暗示しており、クローンC− L、が、脳炎誘発性クローンC372−89の活性化を阻害することでEAEa −69 に対し保護をするという考えを支持するものではない。
CNS組織学腎髄切片の評価から、クローンC455−69保護動物と対照動物 のいずれにも脈管周囲の病変が多数あることが判明した。しかしながら、活性化 クローンC455−69T細胞を注入しても、脳炎誘発性チャレンジがない時に は如何なる検出可能のCNS病変も誘発されなかった。
EAEから回復したラットからのクローンで表現されたTCRVβ遺伝子の特定 クローンC455−69によってEAEの臨床徴候から完全に保護されたラット でのCNS病変のがんこさは、Gp−BP72−89特異的脳炎誘発性T細胞り ローンによって共灯されたTCRVβ839−59からの合成ペプチドでの免疫 化で誘発された保護を暗示したfV+a+1ffiob++k t+ +1.、  Nilwn 341: 541(1901: 5adH++h1m Il I l、、1. 1111+口of、NL J62H19901)。cp−Bpの6 7エピトーブに反応性のTIB胞系列はVB82を表現しなかったけれども(^ 1マodd ll +1.。
In E+pu1unlx1 ^llugICEn++ph+1asl+1il i+ ^ Uulwl Modtl lot 1fulli垂戟{ Scl+・o+1+、VOI 116. cp、523−537. ^Izn  R,LIIs Int、、Htw Yo+kl。関連した■領域遺伝子かGp− BP43−67に特異的なTCRで活用されたということや、交差反応性T C RtdiolOD+が抗TCRVβ” 39−59免疫を誘発したということは 考えられる。あるいはまたクローンC455−69の活性化の間中現れる交差反 応性用I’CR決定因子(例えば”lIgoljplc“エピトープ)によって 、調節(rrlυ1111on)か誘導されたのかもしれない。
抗原認識や機能に関する’+1111胞受容体遺伝子の用い方の重要性を査定す るために、TCRVfiji域β趙系列を、3つの代表的T細胞クローンの各々 について特定した(図18)。クローンC37249とC3Gp−BPはVB8 2とDβ1配夕;1f!:」(自したか、13使用では違った。脳炎誘発性ムロ −/C372−HはVB2.3を表現し、非脳炎誘発性クローンC3Gp−BP はJβ]、1を表現した1図18)。これとは対照的に、保護的クローンC45 5−69はVB26およυJβ21を表現した。
クローンC455−69はVB26+とVB82+T細胞の両方にDTH応答を yN発する。VB22およびVB26配列の類似性のゆえに、我々は、クローン C4(VB26↓)の注入がin vivo VB22+T細胞のl111胞性 交差認識を誘発しただろうと、仮定した。この所説を確かめるために、減衰化ク ローンC3(VB2.2+)とクローンC455−69”細胞に対するDTH( 耳腫脹)反応を、クローンC455−69T細胞で受動的に免疫化したう、l・ と駈垢な対照う、 l−ムて調へた。表32に示すように、C455−69”細 胞20−7で受動的に免疫化しl:らノドは、+A:照射C455−69 と( VB26+)C3,、(VB2 2−)TwI胞の両方に同等のDTH反応を示 した。この、1−89 細胞性認識は、[活性化Jおよび「休止中の」クローンC372−89細胞の両 方とり””55i9細胞のトに存在する交差反応性決定因子に主として向けられ ており(表32)従って“e1gol!piC@エピトープによる最小限の貢献 を暗示していた。さらに、クローンC372−89に対して認められたDTH応 答の多くは、VB2.239−59ペプチドに帰することができた(表32)。
クローンC455−69による交差反応性DTHの潜在的誘発とは対照的に、ク ローンC3Gp−BPはVB2゜2を表現したがぎりぎり保護的であったが、V β” 239−59ペプチドへの有意なりTH応答を誘発することはできなかっ た(表32)。
Vβ” 239−59ペプチドに対する特異的DTH応答を誘発する、活性化と 休止中両方のクローンC455−69ノ能力とりo−ンC3Gp−BP (VB 2.2+である)の相対的不活性は、細胞表面マーカーの表現(で)のより精密 な検査を促進した。クローンC3,C4およびC5のFAC3分析は、CD4( W3/25モノクローナル抗体)opanT細胞マーカー(W3/13)および Cl用 IMMC(OX−18)の表現の類似したレベルを示した。
けれども、保護的クローンC455−69は、休止期間中(図19)と活性化後 (FIA19)の両方でクローンC372−89かクローンC3Gp−BPのい ずれかより有意高いレベルの活性化マーカー1−A(OX、図19)とI−E  (oX−17)を表現した。だから、保護の誘発と抗TCR免疫へのI−AとI −Eの正確な貢献は未祥であるけれども、クローンc455−69が他の2つの クローンに比べてこのような活性化マーカーのレベルをより高く維持するという のは明白である。
VB2.639−59と■β8’ ”39−59ペプチドは大いに交差反応性で ある。VB2.6対Vβ8.2配列の分析は、両親媒性α−へリックス(Mug llil el Jl、。
1、IIImanol、13g: 22131とRolhbud4!71o+  (RT)配列(lolbbud el !1.。
丁h+ EIIBOIoa+nzl 7: 931)の存在によって決定された ように同類の予想されたT細胞エピトープはもちろん、残(留)基39−59の 範囲内にただ4つのアミノ酸差異を示した(図18)。このような配列の範囲内 での考えられ得る交差反応性を検討するために、既に広範に特性決定されている TCRVβ”” 239−59ペプチドと比較研究するため、TCRVβ”’  ”39−59ペプチドを合成した(Vandeabzrk st al、、 N x(ate 341: 544!19HI Hz山a el !+、、 1.  Immano戟@144 : 1621(1990) ind tliggin+ cl hl、、1. 1m 1uno1. 140: 440(1988))。
in vivoで2つのTCRペプチドの相同の交差認識を査定する直接手段は 、CFAの各ペプチドで免疫化することと、両方のペプチドに対するD丁I(を 測定することである。表32に示すように、VB8. 639〜59とVB29  ペプチドはin vivoで大いに交差反応性であったし、免疫化′39−5 9 対交差反応性ペプチドに対して認められた反応は、相対的に僅かに強いだけであ った。同様の交差反応性は、2つのTCRペプチドに対する抗体についても認め られた。コノヨうなデータは、VB8.6+T細胞かTCRVβ”、639−5 9ベプ壬トのいずれての免疫化は、EAEへの保存作用と治療効果の両方がある ことが知られているTCRVβ8239..59の強いT細胞交差認識を誘発で きることを決定的に実証している(Vxndenbstk et Jl、、 N JIIIll 341.541f19H):Hxthip +t +1.、 1 . 1m1uno1. 114: 4621(19901: ind Higg in+ Il +1.、@1 1m1uno1. 140.440f198g)]。同様に、2つのペプチド間 の交差反応性も、TCRペプチドの両方に対するEL I SAで同等の反応性 をもたらしたTCRVB2 ° に特異的なウサギ抗体を用いて認めた(1/4 0.000血清希釈’19−59 て、TCRVβ’ 239−59に対し0. 310. D、ユニット、TCR Vβ8’ +9−59に対し0. 330. D、ユニット)。
〜′β8619−59ペプチドでのEAEの治療。VB2” 39−59 とV β’ ”’19−59ペブモトの強い交差反応性は、VB82ペプチドについて 既に示されているよう、VB26ペプチドは、確定したEAEのあるラットをう まく治療できる筈だと予測された(HBg+n+ tjrl、、1. iomu nol、140: 440i1988)) o図20に示すように、臨床的EA Eの1日目に皮下か皮肉のいずれかで注入する生理食塩水中のTCRVB2”  、+9−5gは、■β1431−59対照ペプチドを注入したラッ)・か未処置 の対照ラットと比較して、EAEの重度と持続期間が有意に削減した。
TCRVβ8 G。 てのEAEの消散は、TCRVB22 ペプ+9−59  39−59 キトの作用と同等である(図20)。
考察 」二連した成績は、非脳炎誘発性T細胞りローン上に存在するTCRV領域イデ イオトーブか、脳炎誘発性T細胞によって一般に活用される交差反応性TCR決 定因子に向けられたEAE保護性免疫を誘発てきることを実証している。データ は以下の点を例証している。1)Gp−BPの非脳炎誘発性55−69配列は、 ルイスラットでのEAEに対する保護的エピトープを象徴する。2)このエピト ープに特異的なりローンC455−69は無垢なラットへの注入後、能動的EA Eと受動的EAEに対する有力な保護を誘発できる。3)保護的クローンC45 5−69はそのTCRでVB2.6を表現する。4ンVβ8.6の39−59配 列は、ルイスラットで(の)脳炎誘発性T細胞により活用されたVB2.2の3 9−59配列と交差反応的である(Burnt N at、、1. Etp、  Mad、169: 27[19891) o 5)Vβ8639−59ペプチド は、確定したEAEのあるラットを治療するためのVβ’ 239−59に匹敵 する活性を有する。従って、55−69ペプチドを注入して誘発したEAEに対 する保護は、55−69決定基(因子)に特異的な非脳炎誘発性T細胞でTCR Vβ”” 639−59上に表現された交差反応性TCRイディオトープに向け られた抗TCR免疫を含めることも予想される。しかしながら、クローンC45 5−69の阻害特性そのものはもちろん他の非TCR決定基も、認められた保護 にも貢献できたろう。
保護は、脳炎誘発性T細胞特異性のTCRに向けられた抗1diot7pic調 節のクローンC455−69による効果的な誘発の結果生じていたのかもしれな い。
まず、クローンC455−69で保護された臨床的に十分なラットは組織学的E AEを発現した。すなわち、合成TCRVB2. 23.〜59ペプチドで誘発 した保護と同しバター7である(V+ndenbi+k el il、、 N! lcu 341: 541(19891: fb+biiel rl、、]、I mmanol、144: +621(1990))。第二に、クローンC455 −69は脳炎誘発性クローンC31,と、クローンC372−89によって表現 されたTCRl、へ89 VB2.239−59配列の強力なT細胞認識を誘発した。配列分析は、クロー ンC,455,9がそのTcR+:VB2.6を表現しタコとと、VB2.6と VB2゜2配列は類似していることを、明白に実証した。VB2,2とVβとV B2.6ての同一のアミノ酸の最長範囲は残(留)基1−11と44−54にあ ったが、後者のみT細胞エピトープであると予測され、より大きな既知の抗原性 ベブ壬トの範囲内に含まれる(すなわち残(留)基39−59)。第三に、合成 Vβ” 39−51ペプチドは、in vivoでVβ””!9−59と大いに 交差反応性てあったし、EAEを調節(モニュレート)する上で同等の作用を実 証しCI−BP55−69特異性1−A限定性クローン4は、Gp−BPとRt −BPの72−89と87−99エピトープに特異的な脳炎誘発性T細胞によっ て優先的に活用されたVB2.2遺伝子と密接な関係にある遺伝子、VB2.6 を活用することが報告された最初のクローンである(Bυ+nt N !+、、 1. Exp、 Med1691 27f19119) ^1wo+d el  +l 、 IlI Expuimtnlsl 人11e+1ic EncBhb lo高Velili+ : ^11uiul hfl+l !or Mallipl+ 5cluo+口、V ol、146. pp、523−537. ^l++ RLIIt Inc、、 Nsv Yolk; znd Will目IIt+ +1.、 1mmuIlo 1. Ret、7: 339−350’1gH)+。この研究で評価された3つ のクローン、特にクローンC372−89とC3Gp−BP (VB22の各ク ローンの使用では同一である)の特異性の違いの要因となるかもしれない。V− D−J接合点に注目することは一層興味深い。
実験的自己免疫脳髄塩(EAE)での回復過程は、ミニリン塩基性タンパク質の 二次的エピトープで指示されたT細胞クローンの増大する多様性を特徴とする特 に興味深いのは、モルモット塩基性タンパク質(Gp−BP)の残(留)基55 −69が、EAEに対する保護を誘発することである。非脳炎誘発性Tel胞ク ローン、このエピトープに特異的なC455−69は、能動的および受動的EA Eの両方に対する保護を転移させる。クローンC455−69は、保護的抗1d iotマPI(Tlfl胞と抗体を誘導することが知られているVB2.2の対 応する39−59残(留)基と大いに交差反応性であることがわかっている。T CRVβ82 ペプチドのようにVβ”’、639−59配列は、自己調節を誘 発し、+9−59 確定したEAEの有効な治療を可能にする。従って、Gp−BP55−69配列 のEAE保護作用は、交差反応性調節性イディオトープで指示された抗TCR免 疫を能率的に誘導し得たC455−69のようなT細胞クローンによって仲介さ れた可能性が最も高いようだった。
表28 アミノ酸は単一文字で示す。(−)は付加的残留基を指示する。下線を1寸した 残(留)基は、相同Rt−BP配列に関係がある差を示す。5#g/a+l C on人か各T細胞クローンの受動的転移の2週間後、ラットをG p −B P /CF Aでチャレンンした。(A)は、細胞が抗原および胸腺へPCと3日間 活性化されたことを示す。(R)は、IL−2に富む培地で5〜9日間培養され て0た休止細胞を示す。*は、対照動物に比して病気の持続期間か重度が有意に 短かいか低し)ことを示す(p<0.05)。
表30 aクローンC372−89とクローンC455−69T細胞は別々に、胸腺補助 細胞を加えたGp−BPと、無垢なラットへの腹腔内単独転移に先立つ3日間刺 激した。
b2.5XIOクローンC372−89T細胞と2.5X10 クローンC45 5−69”細胞は、混合し、無垢なラットへの復腔内転移に先立つ3日間、胸腺 補助細胞を加えたGp−BPと同時的に刺激した。
表31 抗原50jgを、100万の胸腺補助細胞の存在下で0.2ml培地で3日間刺 激した各クローンの10,000細胞に加えた。増殖は、3H−Tdyの取込み で測定した。抗原のないあるいは無関係のエピトープの存在下でのクローンの応 答は、0.1〜0. 3CPIJ/1000に及んだので0て表す。共存培養で の()中は、応答の総数に比較した阻害のレベルを示す。
(in+1illioail gmid+lin+)に従ってボーランドVAM Ciこお1する人n1silRtIoutn Fzcili+7に収容して、飼 育した。
近国 E山rらの方法によって、(、p−BPを贋製した(E山「ら、1. B iolChcm、216: 5770f1971)l。この明細書において既述 したような固相方法によって、合成TCRペプチドを調製した。
T細胞ラインとクローンとの選択: EAEがら回収後のGp−BP/CFAに よって免疫化したラットの排液(d++1ninOリンパ節がらT細胞ラインを 選択した。ConA刺激ルイスラット牌臓細胞がらの上澄みを、抗原刺激T細胞 を展開させる(upind+d)ために用いるI T−−2の供給源として用い た。
Tライン細胞をここに述べるように希釈を限定することによってクローン化した 。BPによる刺激後に、細胞を増殖培地0.2ml中4. 2. 1および0. 5細胞/孔の密度て丸底マイクロタイタ一孔中に入れ、37℃、7%co2にお いてインキュベートした。7日後に、抗原提供細胞として照射(1500Rad l同系胸新鮮な増殖培地を番孔に加えた。
プレートをスクリーニングして、クローン化効率を算出し、展開クローンを60 0も未満の膏効孔を有するプレートから導出した。これらの孔は通常、細胞1乃 至05個/′孔を最初に接種したものである。続いてのBPによる再刺激は96 孔平底プレートにおいて照射胸腺細胞106個7′孔を用いて実施した。72時 間の刺激後に、クローンに増殖培地を再供給し、続いて24孔平底プレートに展 開させた。24孔プレートにおける再刺激は照射胸腺細胞106個とBP25a gとの存在下でクローノ化細胞約4×105個を用いて実施した。クローン化細 胞を結局、6CffIプラスチノクペトリ皿に、次にLoanプラスチソクペト リ皿に展開させた。
増殖分析 増殖分析は96孔マイクロタイタープレートにおいて実施した。
1i11激培地のみ、ConAまたは抗原と共にインキュベートした。培養物を 72時間インキユベートシ、最後の18時間は0 、 58 Q 3 HT d  rの存在下でインキュベートした。細胞をガラス繊維フィルター上に回収し、 TCR取り込み1apuk+1を液体/ンチレーンヨンによって評価した。3通 りの孔から平均CPMを算出した。反復(「IplicN+l孔からの標準偏差 は平均値からく10%の範囲であった。一部の実験では、アジドを含まない、M HCI (OX−18)またはMHCII (OX−6,抗!−Aと0X−17 ,抗1−E)に対する抗体を培養物に加えて、TCRVB2−44−54ペプチ ドに対するT細胞反応の制限にどのMHC分子が用いられたかを評価した。
EAEの誘導 結核菌株H37Ra (Dilco Lxbo++to+in、 ミノガン州、デトロイト)100agを含むCFA中のGp−BPIO〆gを皮 下注射することによって、能動EAEを誘導した。受動EAEはAPCとして照 射胸腺細胞を用いてBPによって3日間刺激したT細胞クローンを腹腔内注入す ることによって誘導した。EAEを発現したラットは次のスケール 0=無徴候 、1=元気のない尾:2=後肢衰弱:3一対麻痺、4=対麻痺を伴う前肢衰弱、 瀕死症状、を用いて臨床徴候に関して毎日評価した。
DTHの伝達と保護 抗原20μgの皮肉注射後24時間口と48時間目とに耳 膨潤分析(01tne+ら、 l Nturo imwunol、9: 147 (19841)によって遅延型過敏症反応を評価した。活性化または休止(IL −2依存性増殖期の最後近<)T細胞クローンの腹腔内伝達後に、能動的に誘導 されたEAEに対する保護を評価した。
表現型分類 FITC結合ヤギ抗マウスI gG (a b’ ) 2 (CA M)抗体(TAGO,カリフォルニア州、バーリンゲーム)によって、既述され たように<O!!nCtら、 1. lll@uno1. 139: 239N 1987))、間接的な蛍光抗体法(imiooofluo+eIC+nce) を実施した。Tリンパ球ラインまたはクローン(1×106)を2%FC3と0 .1%アジドとを含む水冷PBS中で洗浄し、Dadeイムノフユージ(imI Iunofoge)中での迅速遠心分離によってペレット化した。panT細胞 (W3/’13)、CD4 (W3/25)、CD8 (OX−8)、l−A  (OX−6)、I−E (OX−17)またはMHCクラスエ(OX−18)  (Biop+odocli lo「5ciuu 、 インディアナ州、インディ アナポリス)に対して特異的なモノクローナル抗体を加えて、細胞ペレットを分 離させ、渦運動させ(vortu+d) 、氷上で30分間インキュベートした 。細胞を冷PBSによって3回洗浄し、FITC−GAMによって氷上で30分 間染色し、再び洗浄した。リンパ球を特徴的な高前方対低側方散乱(high  (otvrtdマul+llo豐116+ +【z+tu)によって同定し、4 88amレーザー光線による励起後にB+clin−D1ck1n+on F  A CSアナライザー(カリフォルニア州、マウンテンビュー)を用いて緑色お よび/″または赤色蛍光強度に関して分析した。各分析について10.000細 胞のヒストグラムを回収した。
ンヨ、・を通しての遠心分離とによって、T細胞クローンから全細胞RNAを単 離した’Cbltgun ら、Bioch+m+NB 18: 5294119 79))。全RNA6jgを10mMM e M g Ot(!^Hz ?od uζt+、マサチューセノツ州、ダンバース)中で変性させ、次にTaqポリメ ラーゼ緩衝液;50m1l KC5101111Tris −H(J (pH8 ,3) 、2.5IlM MgC1、,20単位RNAガードfguud)(P h++mxC目、ニューンヤーンー州、ビス力夕ウエイ)存在下での0.01% ゼラ壬〉、40IIMβ−メルカプトエタノール、0.5iM dNTP、1j M Cβ特巽的すリボヌクレオチド プライマーおよび15単位AMV逆トラン スクリプターゼ(PhunJ+目スウェーデン)中で50−反応においてcDN Aに転化させた。Cβオリゴヌクレオチド プライマー、5’ CATAGAA tTcCATTGGCAGCGGAAGTGGT3’ :Gpno+75 テキ サス州、ザ ウノドランズ)は5Il−TCRCβ1と2に対して特異的である 。小文字での塩基はECOR■工/ドヌクレアーゼ部位を形成するように製造さ れたTCRCβ配列からの変化を意味する。12℃にお(ブる90分間のインキ ュベーション後に、反応混合物を95℃において5分間加熱して、D N A  / RN A二本鎖を変性させた。
PCRtie[:cDNAを1.5mM Mg(J、Taq緩衝液、2xll  Cβオj1ゴヌクレオチド プライマー、2.MVβ8ファミリー特異的オリゴ ヌクレオ羊ト、200jM dNTPおよび2単位Taq DNAポリメラーゼ IPbht1mzcii)を含む100d量中で増幅させた。Vβ8特異的オリ ゴヌクレオチド、5′GGGCCGCGGAACACATGGAAGCTGCA GTCAC3’ は全ての公知ラットVβ8ファミリー要素を増幅させて、5’ 5acIl制限工ンドヌクレアーゼ部位を含む。各サンプルを鉱油で覆い、これ に対してサーモサイクラ−(th+:l1oc7clu) (Pukin EI Ill、コネティカット州、ノルウオーク)において92℃において1分間、5 5℃において1.5分間および72℃において2分間の増幅サイクル30回を実 施した。
DNA配列決定、増幅後に、サンプルをクロロホルム抽出して、鉱油を除去し、 エタノール沈降させ、5ac11プラスE c o RI (Nov Engl xnd Biolzd+、7す壬ユセッツ州、ビバリー)によって消化させ、得 られたDNAを1.4%アガロースゲル上に分離した。適当なサイズの生成物を Prep−A−Gene(Bio−R+d 、 カリフォルニア州、リッチモン ド)を用いてアガロースから直接単離し、pBlu+ic+ipl II (S l+alagen+、カリフォルニア州、サンジエゴ)の5acn / E c  o R1部位に連結させた。この連結混合物をXLI−Blue菌株!Sl+ NB+ne)に形質転換させた。ランダムに選択された細菌コロニーから標準方 法(M+n1ati+ら、 鷺o1eculu cloning ^1zbo+ 1lory mxnul、 第2版、 Co1dSp++ng H++bo+  Labo+xlo+7. :、−ヨーク州、コールドスプリング/\−/< − ・19))によって調製腰ジデオキシ チェインターミネータ−法(did+o x7:h+in !++m1naNon method)isiB!lら、PT OC,NJII ^cid、Sci、US^ 7820721977) )によ って両方の鎖についてS+qu+nxu塩基配列決定系(++、 S。
Bio+hemi〔+1. オハイオ州、クリーブランド)を用いて配列決定し た。
BP反応性T細胞クローンによって発現されるVB2.2−39−59ペプチド によってまたは非脳炎誘発性EAE保護T細胞クローンによって発現されるVB 2.6−39−59によって、臨床EAEを上首尾に治療することができたEw luら、 I、Biol、Chum、246: 577Gf1971)) oこ れらの2種ペプチドの塩基配列(表33)に基づいて、両V遺伝子の残基44− 54を含む共通配列を同定し、以後の研究に用いるために合成した。このペプチ ドはVB2−44−54と名付ブチトかより大きいVB2.2−39−59ペプ チドと交差反応性のT細胞エピトープを含むか否かを評価するために、ラットを ■β8−44−54ペプチドによって免疫化し、各ペプチドに対するDTH反応 性を耳膨潤分析によって評価した。表34に示すように、両ペプチドに対して非 常に有意な耳膨潤が観察されたが、この反応はVB2−44−54ペプチドに対 するよりもVB2.2−39−59ペプチドに対する方がやや大きかった。
これに反して、ウサギにおいて■β8.2−39−59ペプチドとVB2.6− 39−59ペプチドとに対して得られた抗血清はELISAによって、両方の免 疫化用ペプチドに強く反応し、VB8 2−49−59ペプチドには軽度に反応 した。しかし、この抗血清は共通Vβ8−44−54ペプチドまたはCDRI。
CDR3もしくは■β14TCRペプチドのいずれにも反応しなかった(表35 )。これらのデータは、■β8.2−39−59ペプチドとVB2.6−39− 59ペプチドとに比へて、VB2−44−54ペプチドが交差反応性T細胞エピ トープを含むが、交差反応性B細胞エピトープを有さないことを明確に示す。
能動EAEと受動EAEとのTCPペプチドによる治療:Vβ8−44−54ペ プチドが抗TCR反応を刺激する親ペプチドの活性を保有するか否かを判定する ために、各ペプチドをG p −B P/CF人免疫化ラットに臨床EAEの第 1日に皮下注射した。図21に示すように、VB2−44−54ペプチド110 0jは能動的誘導EAEの重症度と期間との減少に関してVB2.2−39−5 9ペプチドと■β8.6−39−59ペプチドとに匹敵する活性を有した。これ に比べて、VB22配列のCDRI、CDR2およびCDR3領域からの他のペ プチドはEAEに対して殆ど治療効果を有さなかった。
TCRペプチドは能動的誘導EAEに対して治療活性を明らかに有するが、受動 疾徽に対するこれらの効果は報告されていない。親Vβ8.2−39−59ペプ チド(図22)またはより短いVB814−54ペプチドの注入は、BPに対し て特異的なVB22+T細胞ラインによる受動的誘導EAEの重症度と期間との 明白な減少を生じた。
VB2−44−54に特異的なT細胞の特徴つけ共通Vβ8−44−54ペプチ ドに対するT細胞反応を特徴づけるために、リンパ節細胞とT細胞ラインとを多 様なTCRペプチドによって刺激した。CFA中のVB2−44−54ペプチド によって免疫化したラットからのリンパ節は、この共通ペプチドに有意に反応し 、VB2.2遺伝子とVB2.6遺伝子の両方に表されるより長い39−59配 列並びにPPDに対しては予想通りに軽度に反応した(表34)。しかし、免疫 化用Vβ8−44−54ペプチドとの重複残基6個を有するVB2.2−49− 59配列に対して、またはVB2゜2−25−41ペプチド(CDRI領域)に 対して、またはVB14−39−59に対しては反応が観察されなかった。VB 2−44−54ペプチドによって反復刺激したTライン細胞はこの特定ペプチド に最も良く反応し、より長いVB2.6−39−59ペプチドとVB2.2−3 9−59ペプチドとに対しては軽度に反応したが、試験した他のペプチドまたは 抗原に対しては反応しなかった(表33)。
VB2−44−54反応に対するT細胞の反応は、MHCクラス1分子に対する 抗体の存在下では76%阻害されるが、MHCクラス■分子に対する抗体によっ ては阻害されなかった(表36)。Tライン細胞は、既述したように、〉95% CD4+かつ弱CD8+であった。
VB2−44−54反応性T細胞ラインによって伝達される保護 VB2−44 −54ペプチド特異性T細胞ライン内の保護活性を評価するために、ラットにG  p−B P/CF Aの脳炎誘発量と活性化T細胞12百万個とを同時に注入 した。図23に示すように、TCR特異性T細胞を受容したラットは、重度な臨 床徴候を発現した無処理対照に比べて、EAEの遅延型発現を示し、最小の徴候 を発現した。
VB2−44−54反応性T細胞クローンの単離 クローナルレベルで抗TCR ペプチド反応を特徴づけるために、初期T細胞ラインからクローン10個を単離 して特徴づけた。表37に示すように、各クローンはVβL−44−54ペプチ ドに対して10xから1300xまでの範囲の刺激率(出molilioo 1 ndex)によって強く反応し、■β8.2−39−59またはVB2.6−3 9−59ペプチドに対しては弱く反応するかまたは全く反応しなかった。3種の ペプチドの全てによって試験したクローン4個の中の3個が共通Vβ8−44− 54ペプチドに対して選択的に反応したが、1クローン(B7)のみはVB2− 44−54>■β8.2−39−59>VB2.6−39−59の反応によって 特徴づけられるT細胞ライン反応パターンを示した(表37)。クローンの生存 力の喪失はEAE保護活性の個々の試験を妨害した。
VB2−44−54反応性T細胞ラインとクローンの■遺伝子表現 出発T細胞 ラインと■β8−44−54β8−44−54反応性側細胞クローン3RVβ遺 伝子表現をPCR法によって確認した。T細胞ラインはVB2.2゜8、 6.  10. 12. 15および1つを含めて6種の検出可能なVβ遺伝子を表現 した(表36)。これらのVβ遺伝子の中の2種は個別に分析したT細胞クロー ン3個のTCPにおいて確認された(クローンB3はVB10を表現し、クロー ンB9とD4はVB12を表現した。表36)。表37に示すように、これらの 3クローンの各々はVDJ領域を通して明確なヌクレオチドとアミノ酸の配シ1 jを賀した。
八−! baaデータは、抗原活性とE A、 E調節活性の両方がVB2.2とVB2 .6CRD2ペプチド中に見出される共通配列を表す11残基ペプチド中に存在 することを決定的に実証する。この共通ペプチド、VB2−44−54は能動E AEと受動EAEの両方の治療において同様な活性を有し、より長いVB2.  2−39−59ペプチドと同様に、MHCIによって制限される保護TCRペプ チド特異性CD、4−、CD8”″T細胞を刺激する。この実施例は、脳炎誘発 性BP反応性T細胞による■β8.2の偏った表現とは明確に対照的に、VB2 −44−51反応性Ti1lllaクローンがそれらのTCRにおいて多様なV β遺伝子を表現することを、初めて実証する。これらのデータは、一括して考慮 すると、VB2−44−54配列がEAEにおける重要な自己調節性イデイオト ーブを構成することを確立する。
TCRCDペプチドの迅速な臨床効果は、明らかに抗TCR免疫に対するTCR ペプチドの補助効果(booi+ing +fitc+)によるものであり、こ の補助効果はEAE中にVB2.2と脳炎誘発性T細胞クローンとの選択的増加 の結果として自転に発現する。想像では、TCRVB2.2ペプチドによるEA E治療はこの疾αの経過に影響することができるが、最大に免疫優性な(iem anodolIin+nl)エピトープによる最大の活性が期待される。VB2 −44−54ペプチドはCDRIペプチド(残基25−41)、一部重複CDR 2ペプチド(残基49−59)またはCDR3ペプチド(残基93−101)よ りも非常に大きな治療活性を有した。VβL−44−54ペプチドの活性は、共 通ペプチドに明らかに存在しないB細胞決定因子に関係するのではなく、より長 い親ペプチドにも見出される優性なT細胞エピトープに主として関係した。■β 8.2CDR1とCDR3ペプチドか予測されるT細胞エピトープを含まず(M ug!lit等、 1. 1m1Ian。
i382213(19g?)) ; (Rothbuflら、The EMBO loa+n+l 7: 93[19g81) 、’−1ずれ■ ペプチド免疫化ラットにおいて強い遅延型過敏症反応を誘導することができなか った(O[lnuら、 P+og、Cl1n、Biolog、Rh、336:  93(19901)ことは、注目に値する。これに反して、VB2.2−49− 59ペプチドは予測された抗原性と抗体決定因子とを有したが、ルイスラットに おいてごく弱いDTH反応を誘導した。付加的なCDR2ペプチド、■β8.2 −39−51は抗原活性または保護活性を有さなかった。これらの結果から、V B2−44−54配列がCDRIおよびCDR3に比べて免疫優性であるCDR 2fli域に主要T細胞エピトープを表すことは明らかである。
能動的誘導EAEに対するこのエピトープの免疫調節活性は明確に実証されてい る。しかし、受動的誘導EAEに関しては、この誘導期間が12日間から3〜4 日間にかなり短縮される。データ(図22)は、転移T細胞への3〜4日間暴露 かレンピエント(++cipienl)を能動EAEの治療中に観察されるもの と同じTCRペプチド補助効果に感染しやすくなるという結論(lLove l  lら、 5cienc+ 2466681198911を支持する。受動モデ ルで対処することができる付加的問題は、活性化T細胞の高用量で誘導される致 死EAEに対するCDR2ペプチドの効力である。この場合に、VB2.2−3 9−59ペプチドによる治療はレンピエノトの全てを致死EAEから保護しく図 21A)、比較的軽症の疾患経過を可能にした。
あまり重症でないEAEを生ずる低いT細胞用量では、VB8−44−54ペプ チドとVB2.2−39−59ペプチドとの両方が同じような治療利益をもたら した。
発明者は、実施例■において既に、■β8.2−39−59ペプチドに対して特 異的な、EAE保護T細胞ラインをペプチド免疫化ラットから選択できることを 実証した。これらの細胞は強< CD4+であり、弱<CDS+であり、CD8 分子の利用可能性がTCRペプチド認識の見かけのMHC−1制限の説明を容易 にした。同様に、この実施例はVβ8i4−54ペプチドに対して特異的な、E AE保護T細胞ラインの選択を実証する(表36)。このラインでは、VB8− 4 =1−54ペプチドの認識は、CD4+、CD8”” T細胞に関係上これ らの細胞の反応は非常にペプチド特異的であり、MHC−nにではなくMHC− 1に対する抗体によって抑制可能である。VβL−44−54ペプチドに対して 特異的なT細胞ラインおよびクローンの単離(表37)は、TCRイディオトー ブの認識に関与するV遺伝子レパートリ−(npuloin)の評価を初めて可 能にする。支配的なV遺伝子(VB15)は調節された■遺伝子(VB8.2) から識別可能であった。しかし、抗Vβ8−44−54反応性ライン細胞の少な くとも一部もVB2.2を表現し、これらの調節細胞自体が自己調節を受ける可 能性を高めた。二のようなVB2.2+T細胞の単なる存在が免疫調節機構とし てクローノ欠失を防止し、このことはVB2.2+細胞と抗Vβ8.139−5 9特異的調節細胞との間の非細胞溶解性T−T相互作用を示す以前のデータを支 持する。
さらに一般的には、このデータは、TCRエピトープに対して特異的な自己反応 性T細胞か胸腺においてネガティブな選択を免れるのみてなく、偏ったTCRV 遺伝子表現を含む非常に集中的な(Iocu+ed1反応を発現する動物におい て比較的容易に誘発されることができるという考えを支持する。これらのファク ターは、TCRペプチドの細胞と体液性との認識がin vivoでの重要な自 己調節機構を表すことを実証し、この機構はヒトの免疫関連疾患の治療にも適用 される。
表33 TCRVB22ペプチドと■β8.6ペプチドとの塩基配列V# 8.2−25 −11 (CDRII KQNNNIINNMYnQDMG■β8.2−39− 59 (CDRII DMGIIGLRLIIIYSYDVNSTEKGVβ8 .2−44−54 (CDR21LRLIIIYSYDYNVB 8.6−39 −59 (C[1R21N、、DE、、、、、、、、、、J。
Vβg24g 5g YSYDVNSTEKGVβ82−Dβl−1βl−93 −101jcDR3) ASSDSSNTE表34 VB814−45/CFAによって14日間免疫化したう・ソトにおける■β8 .2−39−59とVB2.6−39−59とに数値は免疫化ラット6匹におけ る正味耳膨潤の平均埴土S、D、を表す。ネイティブなラットにおけるバックグ ラウンド耳膨潤は両ペプチドに対して6+1mであった。
表35 抗血清は、完全Freundアジ二ノ<ンドによってエマルジーンイヒした遊離 ペプチドによる免疫化の過程を用いて、ウサギにおいて調製した。抗血清(!1 ・80.000希釈度で試9]−だ。最終抗体価はEL I SAによって!i !、録し、一連の血清希釈夏と、96孔プレートにおける培養ペプチド25nt /孔とを用0て45QnmlこおいてO,D、m位として表した。
表36 VB2−44−45/CFA免疫化ラツトからのT細胞の反応表37 増殖反応 (CPM/1000) TCII Vβ遺伝子B3 1.6 57  1.1 1J IQB7 0.I II 3 6 NC H30,12ND ND 12 8IO0,41Nll N[l ND Bll O,290,70,311D C1l 0.2 17 8D N[I NDC120,1108Nil IID  N[1C160,35Nil till N[lDi O,+ 130 0. 8 0.8 11DD4 0.5 80 ND ND 12ライン 10 23 8 102 162 8.21.6;1012:15:19 表38 VβE144−45決定因子に特異的なT細胞クローンのTCRVβDβJβ領 域のヌクレオチドとアミノ酸配列クローン V (N) D (N) J実施例 XIV TCRペプチドに対するトキシン結合抗体による自己免疫疾患の治療この実施例 では、TCRVβ8 (39−59)ペプチドによってマウスを免疫化し、上述 のようなハイブリドーマ形成方法を実施することによってmAbを生成した。次 に、このmAbをリノンA鎖に結合させて、イムノトキシンを得た。
このトキシン結合抗体をGPBPの脳炎誘発量と同時にラットに注入しく予防) 、他のラットにEへE発現後に注入する(治療)。リシンA鎖結合抗TCRペプ チド抗体による予防処置(0,05〜0.2■/kgの用量で1〜4回注入)は 、EAEの発生率と重症度との有意な減少を生ずる。この結合体の同様な用量に よる治療処置はこの疾患の持続期間の短縮と重症度の軽減とを生ずる。
この実施例は、本発明の組成物と方法とによってヒトの慢性関節リウマチがどの ように治療されるかを述べる。この実施例は下記2種の動物モデルによって設計 する (1)■型コラーゲンの注入によって影響されやすいマウスに誘導した関 節炎(Sluulら、^an、 Rey、1mmuno1. 2: 199−2 1H19841)および(2)ミコバクテリア熱/ヨソクタンパク質(H3P) の注入によって影響されやすいマウスに誘導した関節炎(Vzn Eden、  W ら、 NNur1331: 171−173(19881)。コラーゲンま たはHS Pに反応し、この疾をを伝達することができる関節炎誘発性T細胞を 上記方法を用いて、in vitroでコラーゲンまたはH3Pの存在下で選択 する。疾虫仲介T細胞に関連するTCRを確認し、推定アミノ酸配列を上述のよ うに核酸配列決定法によって決定する。11ugzlilらとRolhbuiら (上記文献)のアルゴリズムを用いて、CDRまたは超可変部を含むTCRの免 疫原部分を合成し、用いて、マウス(コラーゲン関節炎用)またはラット(アジ ュバント関節炎用)を免疫化する。
疾患誘導と共にTCPペプチドによって処置した動物は、同時(ioint)膨 潤と関節炎誘発体(ultu目og+n)に対するT細胞反応性とによる評価に よると、関節炎の発現からa意に保護される。この疾患の発現後にTCRペプチ ドによって治療した動物は関節炎の症状の持続期間の短縮と重症度の軽減とを示 す。
関節炎に関連するTCRペプチドに対して誘導される抗体による受動免疫化も、 関節炎誘導に対して、同様な予防効果と治療効果とを示す。ポリクローナル抗体 、mAb、キメラ抗体、およびイムノドキノン結合抗体によって上首尾な治療が 達成される。
関節炎関連TCRペプチドに特異的なT細胞による受動免疫化は、関節炎の発現 と進行とに対して予防的および治療的に保護免疫を誘導する。
橋本甲状腺炎とGr&vei病とを含めたヒト甲状腺炎を、この実施例に述べる ように、本発明の組成物と方法とによって治療する。標的自己抗原の正確な性質 は不明であるが、サイログロブリンとサイロトロフィン受容体とに対する免疫反 応は、それぞれ、これらの疾患を付随する。サイログロブリンの投与によってマ ウスに甲状腺炎を設計する(Mz+on、 R,ら、 1. EI9. Mc+ 1. 152: 1115−1120f19H1l。サイログロブリンと甲状腺 濾胞細胞抗原とに反応性であり、この疾患を伝達することができるT細胞を、上 記方法を用いて、サイログロブリン、甲状腺細胞、または甲状腺細胞膜製剤のい ずれかの存在下でin vitroにおいて選択する。
疾患仲介T細胞を付随するTCRを確認し、推定アミノ酸配列を上述のように核 酸配列決定法によって決定する。Mugzlil らとRolhbudら(上記 文献)のアルゴリズムを用いて、CDRまたは超可変部を含むTCRの免疫原部 分を合成し、用いて、マウスを免疫化する。
疾患誘導と共にTCRペプチドによって処置した動物は、甲状腺炎と甲状腺抗体 に対するT細胞反応性との発現から有意に保護される。この疾患の発現後にTC Rペプチドによって治療した動物は甲状腺炎の症状の持続期間の短縮と重症度の 軽減とを示す。
甲状腺炎に関連するTCRペプチドに対して誘導される抗体による受動免疫化も 、疾患誘導に対して、同様な予防効果と治療効果とを示す。ポリクローナル抗体 、mAb1キメラ抗体、およびイムノドキノン結合抗体によって上首尾な治療が 達成される。
甲状腺炎関連TCRペプチドに特異的なT細胞による受動免疫化は、甲状腺炎の 発現と進行とに対して予防的および治療的に保護免疫を誘導する。
インシュリン依存性真性糖尿病(IDDM)または■型糖尿病はランゲルハンス 島(またはヘータ)細胞に対する免疫反応性を特徴とし、この細胞の破壊とイン ツユリン産生の停止とを生ずる自己免疫疾患である。この免疫作用の標的抗原は 確実にまだ特徴つけられていない。この実施例は、本発明の組成物と方法とによ ってIDDMがどのように治療されるかを述べる。
この疾患を、この疾患が自然に発生する動物に設計するか、またはマウスのある 種の系統に誘導することがてきる(Kanitxv+ら、 Di!b+lolo gix 27: 11311981+)。影響されやすい系統からリンパ球を転 移させることによって、他のマウスにこの疾患を発現させることができる。
ランゲルハンス島細胞抗原に反応性であり、この疾患を伝達することができるT 細胞をin vitroにおいてランゲルハンス島細胞抗原に反応性であり、こ の疾患を伝達することができるT細胞を、上記方法を用いて、ランゲル・・ノス 島細胞、またはランゲルハンス島細胞膜製剤のいずれかの存在下で1nvitr oにおいて選択する。疾患仲介T細胞に関連するTCRを確認し、推定アミノ酸 配列を上述のように核酸配列決定法によって決定する。Vugxlil らとR o+hbua等(上記文献)のアルゴリズムを用いて、CDRまたは超可変部を 含むTCPの免疫原部分を合成し、用いて、マウスを免疫化する。
疾患誘導と共にTCRペプチドによって処置した動物は、糖尿病とランゲルハン ス島細胞抗原に対するT細胞反応性との発現から有意に保護される。この疾Wの 発現後にTCRペプチドによって治療した動物は糖尿病の症状の持続期間の短縮 と重症度の軽減とを示す。
糖尿病に付随するTCPペプチドに対して誘導される抗体による受動免疫化も、 疾Py8導に対して、同様な予防効果と治療効果とを示す。ポリクローナル抗体 、mAb、キメラ抗体、およびイムノドキノン結合抗体によって上首尾な治療が 達成される。
糖尿病関連TCRペプチドに特異的なT細胞による受動免疫化は、糖尿病の発現 と進行とに対して予防的および治療的に保護免疫を誘導する。
本発明をここで詳しく説明したが、本発明が同等のパラメータ、濃度および条件 の広い範囲内で、本発明の要旨と範囲とから逸脱せずに、過度な実験を行わずに 、実施され得ることは当業者によって理解されるであろう。
本発明をその特定の実施態様に関連して説明したが、本発明がこれ以外にも変更 可能であることは理解されよう。本出願は一般に、本発明の原理に従う、本発明 の如何なる変化、使用または適用をも含み、かつ本発明が関係する分野における 公知のもしくは慣習的な実施において生ずるような、また請求の範囲における通 りの、上記本質的な特徴に適用されるような、本発明の開示からの発展をも含む ように意図されるものである。
(%) 薗 に −どこと宋音 一、=Cと峯奮 −メロ″r:七靜 浄@(内容に変更ない ■ 増 殖 Oω ロクローン゛(%JFIG、7 TCRCDR2ペプチドに対する応答 口TCR/CFA 巳BP/CFA 図rcR1CFA爾BP/CFA −を口と重両 FfG、10A FIG、10B q−got i 珈 に−901配 丞 (ニー”01 配 黴 −を口と↓奮槙士 つVヨギ節 qフ : ζ■ 浄書(内容に変更なし) 浄斎(内容に変更なし) 浄書(内容1こ変更ない 浄3(内容(0変更な5) FIG、20A FIG、20B 浄書(内容に変更なし) nG、21A FIG、21 B −1口と困■ 浄書(内容に変更ない 4 5 6 7 [19101+ 12移植後日数 FIG、23A FIG、23B (%)8[らωく一ロ6玉り菫こ−8日平成 6年7月78日

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.T細胞受容体のアミノ酸配列を含む約15−30アミノ酸を有するペプチド であって、該T細胞が免疫関連疾患に特有のマーカーT細胞受容体であり、該ペ プチドが核疾患からの防御を誘導することができる上記ペプチドまたは該ペプチ ドの機能的誘導体。
  2. 2.前記のアミノ酸配列がT細胞受容体V遺伝子によってコードされている請求 項1に記載のペプチド。
  3. 3.前記のアミノ酸配列が前記のV遺伝子のVDJ領域によってコードされてい る請求項2に記載のペプチド。
  4. 4.前記のアミノ酸配列が前記のV遺伝子のVJ領域によってコードされている 請求項2に記載のペプチド。
  5. 5.前記のアミノ酸配列が相補性決定領域の少なくとも一部分を含む請求項2に 記載のペプチド。
  6. 6.前記の相補性決定領域が第二相補性決定領域CDR2である請求項5に記載 のペプチド。
  7. 7.前記のアミノ酸配列が超可変領域の少なくとも一部分を含む請求項2に記載 のペプチド。
  8. 8.前記のアミノ酸配列が、【配列があります】である請求項1に記載のペ プチド。
  9. 9.担体に対して結合した請求項1に記載のペプチド。
  10. 10.抗体に対して結合した請求項1に記載のペプチド。
  11. 11.前記の抗体が単クローン性抗体である請求項10に記載のペプチド。
  12. 12.請求項1〜11のいずれかに記載のペプチドを薬学的に許容し得る賦形剤 と一緒に含む薬剤組成物。
  13. 13.前記の疾患が自己免疫疾患である請求項1に記載のペプチド。
  14. 14.前記の自己免疫疾患が、慢性関節リウマチ、アジュバント関節炎、重症筋 無力症、脳脊髄炎、多発性硬化症、甲状腺炎、糖尿病、炎症性腸疾患および全身 性エリテマトーデスから成る群より選択される請求項13に記載のペプチド。
  15. 15.前記の疾患が悪性疾患である請求項1に記載のペプチド。
  16. 16.前記の悪性疾患がT細胞リンパ腫である請求項15に記載のペプチド。
  17. 17.被験者に対して有効量の請求項1に記載のペプチドを投与することを含む 免疫関連疾患を予防する方法。
  18. 18.被験者に対して有効量の請求項12に記載の薬剤組成物を投与することを 含む免疫関連疾患を予防する方法。
  19. 19.被験者に対して有効量の請求項1に記載のペプチドを投与することを含む 免疫関連疾患を抑制する方法。
  20. 20.被験者に対して有効量の請求項12に記載の薬剤組成物を投与することを 含む免疫関連疾患を抑制する方法。
  21. 21.被験者に対して有効量の請求項1に記載のペプチドを投与することを含む 免疫関連疾患を治療する方法。
  22. 22.被験者に対して有効量の請求項12に記載の薬剤組成物を投与することを 含む免疫関連疾患を治療する方法。
  23. 23.前記の疾患が自己免疫疾患である請求項17〜22のいずれかに記載の方 法。
  24. 24.T細胞受容体のアミノ酸配列を有するペプチドを選択する方法であって、 該丁細胞が免疫関連疾患に特有のマーカーT細胞受容体であり、該ペプチドが該 疾患からの防御を誘導することができる、(a)該疾患に感受性の被験者からT 細胞を取出し;(b)工程(a)の該T細胞を自己抗原標品の存在下の培養中で 増大させ;(c)工程(b)の該増大したT細胞によって発現された丁細胞受容 体を議別し;そして (d)該ペプチドを議T細胞受容体のアミノ酸配列から選択する工程を含む上記 方法。
  25. 25.前記の識別工程(c)が、前記のT細胞受容体をコードするV遺伝子の少 なくとも一部分のヌクレオチド配列を決定することを含む請求項24に記載の方 法。
  26. 26.前記の識別工程(c)が、前記のT細胞受容体の少なくとも一部分のアミ ノ酸配列を決定することを含む請求項24に記載の方法。
  27. 27.T細胞受容体のアミノ酸配列を有するペプチドを製造する方法であって、 該T細胞が免疫関連疾患に特有のマーカーT細胞受容体であり、該ペプチドが該 疾患からの防御を誘導することができる、(a)請求項24〜26のいずれかに 記載の方法に従ってペプチドを選択し;そして (b)該ペプチドを合成する工程を含む上記方法。
  28. 28.前記の合成が化学合成による請求項27に記載の方法。
  29. 29.前記の合成が、前記のペプ千ドをコードするヌクレオチド配列の発現によ る請求項27に記載の方法。
  30. 30.免疫関連疾患から被験者を防御することができる多クローン性抗体を製造 する方法であって、 (a)動物に対して請求項1または9に記載のペプチドを投与し;そして(b) 該抗体を該動物の体液から製造することを含む上記方法。
  31. 31.免疫関連疾患から被験者を防御することができる単クローン性抗体を製造 する方法であって、 (a)動物に対して請求項1または9に記載のペプチドを投与し;(b)該動物 から脾臓細胞またはB細胞を取出し;(c)該脾臓細胞またはB細胞を、該単ク ローン性抗体を分泌するハイブリドーマの生産を引起こす融合相手の細胞系と融 合し:そして(d)該分泌された単クローン性抗体を製造することを含む上記方 法。
  32. 32.前記の動物が前記の免疫関連疾患に対して感受性の被験者である請求項3 0または31に記載の方法。
  33. 33.請求項1に記載のペプチドに特異的な抗体。
  34. 34.多クローン性抗体である請求項33に記載の抗体。
  35. 35.単クローン性抗体である請求項33に記載の抗体。
  36. 36.キメラである請求項33に記載の抗体。
  37. 37.細胞障害性物質に対して結合した請求項33〜36のいずれかに記載の抗 体。
  38. 38.前記の細胞障害性物質がリボソーム阻害タンパク質である請求項37に記 載の抗体。
  39. 39.前記のリボソーム阻害タンパク質がりシンA鎖である請求項38に記載の 抗体。
  40. 40.被験者に対して有効量の請求項33〜39のいずれかに記載の抗体を投与 することを含む免疫関連疾患を予防する方法。
  41. 41.被験者に対して有効量の請求項33〜39のいずれかに記載の抗体を投与 することを含む免疫関連疾患を抑制する方法。
  42. 42.被験者に対して有効量の請求項33〜39のいずれかに記載の抗体を投与 することを含む免疫関連疾患を治療する方法。
  43. 43.免疫関連疾患から被験者を防御することができる防御T細胞を製造する方 法であって、 (a)該被験者からT細胞を取出し; (b)工程(a)のT細胞を、請求項1に記載のペプチドの存在下の培養中で増 大させて防御T細胞を生じ: (c)工程(b)の該増大したT細胞から該防御T細胞を製造する工程を含む上 記方法。
  44. 44.工程(a)の前に、前記の被験者に対して請求項1に記載のペプチドを投 与する工程をさらに含む請求項44に記載の方法。
  45. 45.被験者に対して有効量の請求項43または44に記載の方法に従って製造 された防御T細胞を投与することを含む免疫関連疾患を予防する方法。
  46. 46.被験者に対して有効量の請求項43または44に記載の方法に従って製造 された防御T細胞を投与することを含む免疫関連疾患を抑制する方法。
  47. 47.被験者に対して有効量の請求項43または44に記載の方法に従って製造 された防御T細胞を投与することを含む免疫関連疾患を治療する方法。
  48. 48.被験者に対して有効量の請求項43に記載の方法に従って製造された防御 T細胞および有効量の請求項33に記載の抗体の組合わせを投与することを含む 免疫関連疾患を予防する方法。
  49. 49.被験者に対して有効量の請求項43に記載の方法に従って製造された防御 T細胞および有効量の請求項33に記載の抗体の組合わせを投与することを含む 免疫関連疾患を抑制する方法。
  50. 50.被験者に対して有効量の請求項43に記載の方法に従って製造された防御 T細胞および有効量の請求項33に記載の抗体の組合わせを投与することを含む 免疫関連疾患を治療する方法。
  51. 51.前記の疾患が自己免疫疾患である請求項43,44,48,49または5 0のいずれかに記載の免疫関連疾患を治療する方法。
  52. 52.前記の自己免疫疾患が多発性硬化症である請求項51に記載の方法。
  53. 53.前記のペプチドが、 Vβ5.2(26−43)、Vβ5.2(39−59)、Vβ5.2(59−7 8)、Vβ6.1(1−22)、Vβ6.1(39−59)、Vβ6.1(70 −88)、Vβ8.2(39−59)、Vβ8(44−54)、Vβ8.6(3 9−59)およびVα2から成る群より選択される請求項1に記載のペプチド。
  54. 54.被験者に対して有効量の請求項53に記載のペプチドを1種類または組合 わせで投与することを含む多発性硬化症を治療する方法。
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