JPH07502440A - 回転可能の安全ハウジング部材を有する針組立体ホールダ及びこのホールダを用いてカニューレを正しく整列させる方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 回転可能の安全ハウジング部材を有する副組立体ホールダ及びこのホールダを用 いてカニユーレを正しく整列させる方法発明の分野 本発明は、本発明と同一発明者により１９９１年３月４日付にて申請され、本発 明と同−膿受入に譲渡された出願番号第６６３．４５４号、現在は特許第５゜１ ３９．４８９号Ｆ針保護具」の名称を有する発明に関するものである。出願第６ ６３．４５４号に開示された内容は、参考まてに本出願に織り込まれている。

本発明は、更に、本発明と同一発明者により１９９０年８月１日付にて申請され 、同−輪受入に譲渡された出願番号第５６１，４５９号「安全針容器ｊに関する ものである。出願第５６１，４５９号に開示された内容も、参考までに本出願に 織り込まれている。

特に、本発明は、液体を内包する管と共に用いられる針保護具、それも、使用者 又は助手か、汚染された針の鋭い尖端で誤って刺傷を受けたりすることのないよ う防止し得る形式のものに関する。

発明の背景 第６６３，４５４号の出願の場合、からにされた採血管と共に用いられる両頭型 組組立体ホールダか開示されている。このホールダは、針縦軸線と事実上整列す る位置へ旋回可能なハウジングを有し、このハウシングか整列位置へ旋回すると 、針か内部に保持されて針の鋭い端部の露出が防止される。

第６６３，４５４号による安全器具は良好な機能を有しているか、この器具の利 用者、たとえば採血者又は看護婦にとっては、針（カニユーレ）の先端がはっき り見えないことか屡々ある。普通、採血者が患者から体液、たとえば血液を採取 する場合、カニユーレの斜面が上を向くようにカニユーレを位置させるだろう。

ここでは、カニユーレの斜面とは、鋭く斜めにそがれた側のカニユーレ端部を指 す。採血者かカニユーレの斜面を上向きにする理由は、カニユーレ丸い端部ては なく、斜面側の先端を見えるようにしたほうか、カニユーレを、より容易かつ正 確に患汗の、たとえは静脈に穿刺することかてきるからである。しかし、針組立 体は、第６６３，４５４号の安全器具にねし込まれる場合、最終的にはとんな方 向にも向く可能性かあるので、この安全器具に付加される安全ハウジングは、時 として、採血者は、カニユーレを適切な角度から見ることか妨げられる。

発明の要約 第６６３，４５４号の発明による器具の時として短所となる面を除去するため、 本発明による安全器具は、そのホールダの延長部に（：１加された回転可能の安 全ハウジング部材を有している。特に、ポールダ延長部には、その外周面に周方 向の突出部又はボスか設けられている。これに対応して周方向に内周みぞの設け られた基部を有する安全ハウジング、又は安全さやか、ホールダ延長部と連結さ れ、この結果、基部は、その内周みぞと延長部の外周ボスとの間の相互運動によ りホールダ延長部の周囲を回転する。適切な成形形式によって内周みぞと外周ボ スとの間に生せしめられる摩擦により、ハウジングはホールダ延長部の周囲を自 由に回転しないようにされる。言いかえると、ハウジングを回転させるには、力 を加える必要かある。

更に、ホールダ延長部の周囲をハウジングか自由回転しない保証を与えるため、 本発明の−・変化形によれば、ホールダ延長部の外周面に少なくとも１つの妨害 隆起部を一体に形成し、それによってハウジングとホールダとの間の摩擦接触か 生ぜしめられる。しかし、本発明の別の変化形の場合には、隆起部ではなく、複 数のフィン状の延長部かホールダ延長部の周囲に付加されている。これらのフィ ン状延長部は、ハウジング基部と協働し、ホールダの周囲をハウジングか自由回 転しないよう摩擦によって防止している。

本発明の別の実施例によれは、一体の構成体か、ハウジングに沿ったどこかに圧 潰可能又は折りたたみ可能な部分を有し、かつハウジングのキャップ部分にエラ ストマーｆｔ料か用いられている結果、汚染された針の先端を確実に密封するこ とて付加的な安全措置をとることもてきる。

したかって、本発明の目的は、針組立体安全ポールダ、それもこのホールダの安 全ハウジングか、使用者の視線を妨げぬように回転可能であり、それによりカニ ユーレか正確に患者の体内にそう人できる形式の針組立体安全ホールダを得るこ とにある。

本発明の別の目的は、針組立体安全ホールダ、それも、このホールダの回転可能 な安全ハウジングか、トルク力を加えられなけれは回転しないようにされている 形式の針組立体安全ホールダを得ることにある。

図面の簡単な説明 以下で、本発明の複数実施例を添付図面につき説明することにより、本発明の前 記の目的及び長所か、一層明らかとなり、かつまた本発明自体か、よりよく理解 されよう。

図面： 第１図は、本発明の一実施例の側面図で、両頭型針組立体と体液採取管とを整列 状態で示した図。

第２図は、本発明の安全器具の部分切取側面図。

第３図は、本発明の安全器具の切取正面図。

第４図は、本発明の安全器具に針組立体を取付けて示した斜視図。

第５図は、本発明による安全器具の別の実施例を部分切取図により示した図。

第６図は、本発明の一変化形の部分切取図。この形式の場合、ハウジングとホー ルダとの間に、双方の間の摩擦を増大させるための隆起部か設けられている。

第７図は、本発明の別の変化形の部分切取図。この形式の場合、ホールダ延長部 に複数のフィンか設けられ、これらのフィンがハウジングの基部と協働して、ハ ウジングとホールダとの間の摩擦接触を生じさせる。

第８図は、第７図の変化形の平面図。

第９Ａ図は、本発明による安全器具の更に別の変化形の基部、すなわち安全ハウ シングのつはを示した側面図。

第９Ｂ図は第９Ａ図の基部の平面図。

第９Ｃ図は第９Ａ図の基部を９０°たけ旋回させて示した断面図。

第９Ｄ図は第９Ｂ図の円内の部分Ｅの拡大図。

発明の詳細な説明 第１図に示した本発明の安全器具は、当技術分野ではバキュテーナー・ホールダ の別称で知られている体液溶器管ホールダ２を有している。このホールダ２は、 中空の主ボデイ部分４と、この部分４から延びる一体のソケット端部６とを有し ている。ソケット端部６の開口８から空洞１０まて孔か延びている。開口１２は 、ホールダ２の他端から空洞ＩＯへの通路をなしている。ソケッ１へ端部６の内 周面には、ねし山１４か切られている。

この実施例の場合、ソケット端部６の外周に周方向の突出部又はポス１６か設け られている。この突出部又はポス１６の周囲に、安全さや又は安全ハウジング２ ０の基部又はつば１８か、基部１８の周方向内周みぞ２２を介してはめ込まれる 。基部１８は、実質的にリングの形状に、すなわち第４図に示された囲いなしの リングの形状に構成され、ソケット端部６上にハードプレスされ、外周ポス１６ に内周みぞ２２か回転可能にはめ合わされる。ポスとみぞ２２との、またソケッ １一端部６と基部１８との各１ｊ法は、ソケット端部６に対して摩擦が生じるよ うに選定されているので、前者は復音の周囲を力を加えることなしには回転不能 である。換言すると、ソケット端部６の周囲て基部１８を回転させるためには、 十分なトルクのモーメントか必要である。更に別置すると、基部１８をソケット 端部６の周囲で一定方位まで回転させると、基部１８は、トルクか再び加えられ るまで、その方位に維持されるということである。ハウジング２０か端部６の周 囲を自由回転しないよう保証する追加措置か講じられている本発明の変化形は、 以下で第６図〜第９図のところで説明する。

可どう性を有するヒンジ２４を介して、ハウジング２０か基部１８に結合されえ は符号２８の針又はカニユーレは、ハウジング２０を矢印３２の方向に力を加え てカニユーレ２８の縦軸線方向へ旋回させることによって、スロット２６にそう 人することかできる。ハウジング２０には、たとえば鉤部材（フック）３４゜３ ６などのロック部材か一体に形成されている。ハウシング２０に一体形成される 鉤部材は１個でもよく、また図示の２個より多くとらよい。各鉤部材は、ハウジ ング２０を旋回させて、カニユーレ２８を取囲むと、カニユーレ２８に対し予圧 を与えるフィンガ部分を、それぞれ有している。これらフィンガ部分は、カニユ ーレ２８が、フィンガ部分を通過してハウジング２０内に永続保持される状態に なると、もとの位置に戻る。したがって、本明細書に参考までに織り込まれてい る米国特許第４，９８２，８４２号に詳細に記載されているように、ロック部材 ３４．３６は、ハウジング２０か旋回してカニユーレ２８を取囲むと、カニユー レ２８とハウジング２０との間の相対運動を実質的に阻止することになる。ハウ ジング２０の旋回運動は生きヒンジ（ｌｉｖｉｎｇ　ｈｉ口ｇｅ）２４により可 能となる。

使用時、両頭型針組立体３０は、ハブ３８を回わすことによりソケット端部６に 連結され、そのねし山４０を介して端部６のねし穴とねし結合される。針組立体 ３０は、穿刺に、すなわち患者に対する侵襲接触に用いられるカニユーレ２８の ほかに、エラストマー製のシュラウド４４に取囲まれた反対側のカニユーレ４２ を有している。針組立体３０かソケット端部６と結合されると、カニユーレ４２ とシュラウド４４とはホールダ２の空１１１１０内へそう人された状態になる。

先端２８Ｔを使用者がはっきり見ることができて、カニユーレ２８をより正確に 患者の静脈に穿刺するために、本発明の安全器具の場合、ホールダ２の方位を再 度調節して、斜面２８Ｂを上向きにすることかできる。もしハウジング２０によ りカニユーレ２８の斜面２８Ｂが使用者の眼に見えない場合には、ハウジング２ ０に１−ルクを加えて基部１８をソケット端部６の周囲て回転させる。カニユー レ２８は、これにより、患者に穿刺されるときに、はっきりと観察できることに なる。次いて、たとえば符号４６の体液容器管か、縦軸線４８に沿って開口１２ からホールダ２の空洞１０内へそう人される。容器管４６か空洞内へ押込まれる と、シュラウド４４か上方へ押される結果、カニユーレ４２の先端かエラストマ ー製のガスケツ１−５０を貫通し、カニユーレ２８．４２を介して患者と容器管 ４６との間に液体連通か生じる。

必要な体液、たとえは血液か採取されると、容器管４６は空洞１０から取外され る。次に、カニユーレ２８か患者から外される。この汚れたカニユーレ２８をむ き出しのままにして、誰かか刺傷されるようなことを防止するため、片手で、た とえは何か動かない物体にハウジング２０の端部分を押付ければ、ハウジング２ ０は縦軸線４８の方向へ旋回し、カニユーレ２８を取囲む。鉤部材３４．　３６ の片方又は両方（２個以上の鉤部材がハウジング２０に一体形成されている場合 は、２個以−Ｌ）か、ハウジング２０内でカニユーレ２８を確実に保持する。こ のように使用されたホールダ２は、永続保持される針組立体３０と共に、単一の ユニットとして安全に廃棄される。

第２図及び第３図には、ホールダ２、及びホールダ２とハウジング２ｏとの、ソ ケット端部６の周囲て基部１８を回転させることによる相互作用の様子か詳細か つ明瞭に示されている。基部１８の内周みぞ２２とソケット端部６の外周ボス１ ６との協働も、第２図及び第３図に明確に示されている。

第４図は、ソケット端部６にε１組立体３０か取付けられた本発明による安全器 ■の斜視図である。図示のように、ハウジング２０の基部Ｉ８は完全には閉しら れてはおらず、一部か開かれているので、ソケット端部６に押しはめすることが できる。基部１８は、しかし、完全に閉じた形のリング又はっはてあってもよい 。

いずれにしても、基部１８は、必要な材料（たとえはプラスチック）製とし、ソ ケッ１一端部６にがん合した後には、簡単に取外し不可能な寸法を有するように することかできる。更に、基部１８とソケット端部６それぞれの寸法、より詳し く言えは内周みぞ２２ど外周ホス１６どのそれぞれの寸法は、双方の間に生しる 摩擦により、基部１８かソケット端部６の周囲を自由回転することのない；Ｉ法 とする。したか−て、ハウシング２０は、一度、所定方位に動かされれは、改め てトルクを加えないかぎり、その方位に固定される。

第５図には、本発明の第２実施例か示されている。既述の実施例の部材と等しい 部材、又は等しい機能をｆｒする部材には、等しい符号か付されている。第５図 の実施例も、同しように、ホールダ２のソケット端部６の周囲を、内周みそ２２ と外周ホス１６との相互作用により回転可能な基部１８を備えている。しかし、 第５図の実施例の場合、ハウジング２０か、主要部分５２とギャップ部分５４と の間に一体結合さ第１、ザントイソチ状にはさまれている圧潰域又は折りたたみ 域６０を有している。キャップ部分５４にはエラストマー材料５８か付加されて いる。ハウジング２０を旋回させてカニユーレを取囲んだ漫に、汚染されたカニ ユーレの５ｕ端はＩｔｉｒ記エラス１−マー材料５８に突き刺さり、カニユーレ は鉤部＄１３４゜３６とハウジング２０の端部５６とにより確実に保持される。

その場合、端部５６を、動かない物体に縦方向に押付け、主要部分５２とキャッ プ部分５４とか互いに押し合わされて圧潰域６０か圧潰される。圧潰域の深さに ついての詳細は、参考までに本発明に織り込まれている第５６１，４５９号出願 に記載されている。

第６図〜第９図に示した本発明の複数変化形の場合、追加措置かとられ、ソケッ Ｉ・端部６の周囲をハウジング２０か自由回転するには、改めて１−ルクを加え られる必要かある。

第６図の変化形の場合、図示のように、たとえは隆起部７０のような妨害手段か ソケット端部６に一体形成され、ソケット端部６と基部１８との間に摩擦接触か 生せしめられる。第６図の変化形の場合、ハウジング２０の基部は、完全に閉囲 され、閉じられたつばを形成している。端部分７２の内周縁は、いくらか斜めに 構成され、ホールダ２の縦軸線に沿ってソケット端部６に基部Ｉ８を押しばめて きるようにされている。基部１８の内周面は、接触個所７４のところてポス１６ の下方外周面と協働してソケット端部６から基部１８が外れるのを防止する。

図示のように、隆起部７０は、基部１８の内周面７６と協働し、それによって基 部１８とソケット端部６との間には、より著しい摩擦接触又は摩擦抵抗か生じる 。

事実、第６図に誇張して示されているように、基部１８と隆起部７０との協働に より、基部１８は幾分傾斜せしめられる結果、基部１８と端部６との間には、符 号７８で示した個所、すなわち端部６の隆起部７０の位置と反対側の個所に、付 加的な摩擦接触か生しる。したがって、第６図の変化形の場合、端部６に隆起部 ７０を設けておけば、ポス１６と基部１８との間には精密な摩擦はめ合いは、も はや不要である。実際、第６図に示されているように、第１図〜第５図に示した 内側みぞ２２は、もはや基部１８には不要である。その代りに、基部１８には、 はるかに容易に製造される部分７８か形成され、いちと端部６に押しばめされれ は、基部１８は、端部６のポス１６と基部１８の部分７２との相互作用により、 簡ｍには外れなくなる。

更に、第７図に示された本発明の別の変化形の場合には、十分な摩擦接触か基部 １８と端部６との間に存在するので、ハウジング２０は、ホールダ２に対しトル クか加えられなけれは、回転しない。この変化形の場合、隆起部７０の代りに、 複数のフィン状の延長部（フィン）８０か端部６の下部の周囲に設けられ、接触 部８２のところで、基部１８の部分７２に対して抵抗を示すことで協働している 。

したがって、端部６周囲のフィン８０の数に対応する複数の摩擦接触個所か存在 する。このため、ハウジング２０に対してトルクを加えることを中止すると、基 部１８と、ひいてはハウジング２０とか、ホールダ２に対する所与の回転位置に 維持される。複数のフィン８０は端部６の周囲に均等に分配されているのて、基 部１８は端部６ど縦方向に整列せしめられ、ハウジング２０の回転に要するトル クか、より−ｔｔシてハウジング２０に加えられる。もちろん、隆起部７０の代 りにフィン８０を１つたけ設けておくことも可能である。

第７図に示した変化形の場合、基部１８の部分７２は、傾斜した内周面を有する ように成形されている。この傾斜内周面の下部かフィン８０と協働し、端部６へ の基部Ｉ８の保合か、より容易にされる。部分７２は、更に、−１一端部か周方 向の棚状部８６とな、っている。この棚状部８６か、ボス１６の対応夕１前面８ ８と協働する。外周面８８と棚状部８６との相互作用により、基部１８は端部６ にはめ込まれた後は、外すことはできない。

第８図は、ハウジング２０と基部１８とを除去してホールダ２を平面図で示した ちのである。この図から、第７図の本発明による変化形か、９００の角度て設け ら第１た４個のフィン８０を有することか分かる。もちろん、端部６の周囲に９ ０°の角度で均等に配置された４個のフィンの代りに、たとえは１２０°の間隔 て３個のフィンを設けても、基部１８と端部６との間に所要摩擦抵抗を得ること かできる。

第９Ａ図〜第９Ｄ図には、本発明の更に別の変化形か示されている。図示の通り 、基部又はつは１８は、その内周面に一体形成された複数のフィン状延長部９０ を存している。これら延長部９０は、第９Ｃ図により明瞭に示されているように 、端部６の夕１周前面Ｇと協働する（端部６は、延長部９０を見易くするため、 破線で示しである）。第９Ａ図〜第９Ｄ図に示した変化形の場合、基部１８の内 周面に１２０°の間隔をおいて均等に３個のフィン状延長部９０か設けられてい る。これら延長部９０は、３個以外の複数個、たとえは９０°の角度で４個設け ておいてもよい。したかって、基部１８の内周面に複数の均等配分された延長部 ９０か端部６の外周面と協働するかぎり、基部又はつば１８の内周面と端部６の 外周面との間には、−ｉした摩擦抵抗か生せしめられる。このため、ハウジング ２０をホールダ２に対して回転させようとすれば、ハウジング２０にトルクを加 えなければならない。

特に第９Ａ図から分かる点は、ひれ状延長部９０は、基部１８の開口から部分７ ２まて連続的に延びる代りに、たとえば複数の不連続部分９０ａ、９０ｂ、９０ Ｃをイ１するようにし、これらの部分かそれぞれ端部６の外周面９６と協働し、 抗か得られる。

本発明には多くの変更、変化形、改変か細部において可能であるから、本明細寿 で説明され、かつ添イ］図面に示された構成は、すへて解説のためのものであり 、本発明を限定するものではない。したがって、本発明は、添付されたフレイム の思想と範囲によってのみ制限されるものである。

フロントページの続き （３１）優先権主張番号　９７７．７１５（３２）優先臼　１９９２年１１月１ ７日（３３）優先権主張国　米国（ＵＳ） （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、ＡＵ、ＣＡ、ＪＰ

Claims (46)

【特許請求の範囲】
1. １．患者に穿刺する針組立体を正しく整列させる方法であって、前記針組立体が 、主中空体部分を有するホールダのソケット端部に連結させ、この主中空体部分 内へ前記針組立体の第２端部の少なくとも一部が延びる形式のものにおいて、前 記方法が次の処置、すなわち、 前記ホールダの周囲を回転可能な、かつまた前記針組立体の前記第１端部を包み 込むため前記針組立体の縦軸線に沿った事実上の整列位置へ旋回可能なハウジン グ部材を、前記ホールダに連結する処置と、前記ハウジング部材を前記ホールダ の周囲で回転させて使用者の視線を妨げない位置へ移動させ、前記針組立体の前 記第１端部先端が遮ぎられずに見えるようにする処置とを含むことを特徴とする 、針組立体の第１端部を正しく整列させる方法。
2. ２．請求項１記載の方法において、前記の連結する処置が次の処置、すなわち前 記ホールダの前記ソケット端部の外周面に環状のボスを形成する処置と、前記ハ ウジング部材の基部に周方向の内周みぞを形成する処置と、前記ボスの周囲に前 記内周みぞを回わしばめすることにより、前記ハウジング部材の前記基部を前記 ホールダの前記ソケット端部にはめ込む処置とを含むことを特徴とする方法。
3. ３．請求項１記載の方法において、保持部を前記ハウジング部材と一体形成し、 前記ハウジング部材を前記整列位置へ旋回させて前記針組立体の前記第１端部を 実質的に包み込むさいに、前記ハウジング部材と前記第１端部との間の相対運動 を防止する処置を含むことを特徴とする方法。
4. ４．請求項１記載の方法において、前記ハウジング部材を前記整列位置へ旋回さ せて、前記キャップ部分を前記ホールダの方向へ押付けることによって、前記針 組立体の前記第１端部の先端が密封固定されるように、前記ハウジング部材のキ ャップ部分にシール部材を装着する処置を含むことを特徴とする方法。
5. ５．請求項４記載の方法において、前記基部に可とう的に結合された前記ハウジ ング部材の前記キャップ部分と主要部分との間に圧潰可能な部分を設ける処置を 含み、前記折りたたみ、ないし圧潰の可能な部分が、前記キャップ部分と主要部 分とが互い押し合わされるさいに、折りたたまれることにより、ないしは圧潰さ れることにより、組立体の前記第１端部先端が前記シール部材により密封固定さ れることを特徴とする方法。
6. ６．第１端部と第２端部とを存する針組立体と共に使用する安全器具において、 主中空体部分と、この部分から延びるソケット端部とを有するホールダが備えら れており、前記ホールダが、更に、容器管の少なくとも一部を前記主中空体部分 内へそう入するさいに、容器管が通過する開放端部を有し、前記ホールダのソケ ット端部が前記針組立体と結合される結果、前記第２端部の少なくとも一部が前 記主中空体部分内へそう入され、 更に、前記ホールダの周囲に回転可能に連結されたハウジング部材が備えられて おり、前記ハウジング部材が、前記針組立体の縦軸線に沿った事実上の整列位置 へ旋回可能な細長いボディ部分を有し、このボディ部分が前記針組立体の周囲を 回転可能であることを特徴とする安全器具。
7. ７．請求項６記載の安全器具において、前記ハウジング部材が、前記ホールダの 前記ソケット端部の周囲に回転可能に結合される基部を有しており、更に、前記 ソケット端部が、その外周に環状のボスを有し、このボスの少なくとも一部の周 囲に、前記基部の周方向の内周みぞが回転可能にはめ合わされていることを特徴 とする安全器具。
8. ８．請求項６記載の安全器具において、前記ハウジング部材の前記ボディ部分が 細長いスロットを有する縦方向のさやを有し、このさやが前記整列位置へ旋回せ しめられると、前記スロットを前記針組立体の前記第１端部が通過することを特 徴とする安全装置。
9. ９．請求項７記載の安全器員において、前記基部に前記ボディ部分が、可とう的 なヒンジ部材を介して一体に結合されていることを特徴とする安全器具。
10. １０．請求項６記載の安全器具において、前記針組立体がハブを有し、前記ホー ルダの前記ソケット端部が、前記針組立体の前記ハブとのねじ結合用に内ねじ山 を有することを特徴とする安全器具。
11. １１．請求項６記載の安全器具であって、前記ハウジング部材の前記ボディ部分 が、少なくとも１つのキャップと１つの主要部分とを有する形式のものにおいて 、前記キャップ部分にシール部材が装着され、それによって前記針組立体の前記 第１端部先端は、前記ボディ部分が前記整列位置へ旋回せしめられて、前記キャ ップ部分が前記ボディ部分の方向へ押付けられた後には、事実上、密封固定され ることを特徴とする安全器具。
12. １２．請求項１１記載の安全器具において、前記キャップ部分と主要部分との間 に挟まれ、一体に結合された圧潰可能な部分が設けられており、この部分が圧潰 されることにより、前記キャップと主ボディ部分が、前記ボディ部分の、前記整 列位置への旋回後に、互いの方向に押圧され合うと、前記針組立体の前記第１端 部先端が密封固定されることを特徴とする安全器具。
13. １３．両側にカニューレ部分を有する両頭型針組立体刑の安全器具において、主 中空体部分と、この部分から延びるソケット端部とを有するホールダが備えられ 、このホールダが、更に開放端部を有し、この開放端部から前記主中空体部分内 へ容器管の少なくとも一部をそう入可能であり、前記ホールダのソケット端部が 前記針組立体と連結可能であることにより、前記針組立体の前記両側のカニュー レ部分の少なくとも一方のカニューレ部分、すなわち第２端部が前記主中空体内 へ延びるようにされており、また、ハウジング部材が備えられており、このハウ ジング部材が、前記ホールダの前記ソケット端部の少なくとも一部にたわみ可能 に結合され、かつ前記ソケット端部の少なくとも一部の周囲を回転可能であり、 更に前記針組立体の周囲を回転可能であり、かつ前記針組立体の縦軸線に沿った 事実上の整列位置へ旋回し、それにより前記両側のカニューレ部分の他方の部分 、すなわち第１端部を包み込み可能であることを特徴とする、両側にカニューレ 部分を有する両頭型針組立体用の安全器具。
14. １４．請求項１３記載の安全器具において、前記ソケット端部が周方向の外周ボ スを有し、このボスの少なくとも一部の周囲に前記ハウジング部材の基部の周方 向内周みぞが、回転可能にはめ合わされていることを特徴とする安全器具。
15. １５．請求項１３記載の安全器具において、前記ハウジング部材が、細長いスロ ットを有する縦方向のさやを有し、このさやが前記整列位置へ旋回せしめられる 場合、前記スロットを前記両側のカニューレ部分の他方のカニューレ、すなわち 第１端部が通過することを特徴とする安全器具。
16. １６．請求項１３記載の安全器具において、前記ハウジング部材がボディ部分を 有し、かつまたこのボディ部分が可とう的なヒンジ部材を介して前記基部と一体 に結合されていることを特徴とする安全器具。
17. １７．請求項１３記載の安全器員であって、前記ハウジング部材の前記ボディ部 分が少なくとも１つのキャップ部分と主要部分とを有する形式のものにおいて、 前記キャップ部分と主要部分との間に一体に間そうされ、これら２つの部分を結 合している折りたたみ可能な部分が備えられており、更に前記ハウジング部材の 前記キャップ部分にシール部材が装着されており、前記ハウジング部材が前記の 事実上の整列位置へ旋回せしめられて前記キャップと前記主要部分とが互いに押 合わされ、前記折りたたみ可能な部分が圧縮された後は、前記両側のカニューレ 部分のうちの他方の部分、すなわち第１端部が、事実上密封固定されることを特 徴とする安全器具。
18. １８．請求項１記載の方法が、更に次の処置、すなわち、前記ハウジング部材の 前記基部を前記ホールダのソケット端部に回転可能に連結する処置と、 前記ホールダにトルクを加えなければ、前記ハウジング部材が前記ホールダの周 囲を回転できないように、前記ソケット端部と前記基部との間に摩擦接触を生じ させる処置とを含むことを特徴とする方法。
19. １９．請求項１８記載の方法において、前記摩擦接触を生じさせる処置に次の処 置、すなわち、 前記ホールダのソケット端部外周面に少なくとも１つの妨害手段を形成し、それ によって前記ソケット端部と前記基部との間に前記摩擦接触を生じさせる処置が 含まれることを特徴とする方法。
20. ２０．請求項１８記載の方法において、前記摩擦接触を生じさせる処置に、次の 処置、すなわち、 前記ホールダのソケット端部外表面の最も根元に近いところに、少なくとも１つ の妨害手段を形成し、それによって前記ソケット端部と前記基部との間に前記摩 擦接触を生じさせる処置が含まれることを特徴とする方法。
21. ２１．請求項１８記載の方法において、前記摩擦接触を生じさせる処置に、次の 処置、すなわち、 前記基部と前記ソケット端部との間に前記摩擦接触を生じさせるため、前記基部 の内周面に少なくとも１つの妨害手段を形成する処置が含まれることを特徴とす る方法。
22. ２２．請求項２０記載の方法において、前記妨害手段を形成する処置に、次の処 置、すなわち、 前記基部と前記ソケット端部との間に前記摩擦接触を生じさせるため、前記ソケ ット端部の外周面の根元に最も近いところに少なくとも１対のフィン状の延長部 を形成する処置が含まれることを特徴とする方法。
23. ２３．請求項６記載の安全器具であって、前記ハウジング部材か前記ホールダの ソケット端部の周囲に回転可能に連結された基部を有する形式のものにおいて、 前記安全器具が、更に、前記ソケット端部と前記基部との間に摩擦接触を生じさ せる手段を有し、この結果、前記ハウジング部材は、前記ホールダに対しトルク が加えられなければ、前記ホールダの周囲を回転し得ないようにされていること を特徴とする安全器具。
24. ２４．請求項２３記載の安全器具において、前記摩擦接触を生じさせる手段が、 前記ホールダのソケット端部外周面に一体形成された少なくとも１つの隆起部を 存することを特徴とする安全器具。
25. ２５．請求項２３記載の安全器具において、前記摩擦接触を生じさせる手段が、 前記ホールダのソケット端部外周面に一体形成された少なくとも１つのフィン状 延長部を有することを特徴とする安全器具。
26. ２６．請求項２３記載の安全器具において、前記摩擦接触を生じさせる手段が、 前記ホールダのソケット端部外周面に一体形成された少なくとも１対のフィン状 延長部を有することを特徴とする安全器具。
27. ２７．請求項２３記載の安全器具において、前記摩擦接触を生じさせる手段が、 前記基部の内周面に形成された少なくとも１つのフィン状延長部を有することを 特徴とする安全器具。
28. ２８．請求項１３記載の安全器具であって、前記ハウジング部材が前記ホールダ のソケット端部に回転可能に連結された基部を有する形式のものにおいて、前記 安全器具が、更に、前記ソケット端部と前記基部との間に摩擦接触を生じさせる 手段を有しており、この結果、前記ハウジング部材は、前記ホールダに対しトル クを加えないかぎり、前記ホールダの周囲を回転できないようにされていること を特徴とする安全器具。
29. ２９．請求項２８記載の安全器具において、前記摩擦接触を生じさせる手段が、 前記ホールダのソケット端部外周面に一体形成された少なくとも１つの隆起部を 有することを特徴とする安全器具。
30. ３０．請求項２８記載の安全器貝において、前記摩擦接触を生ぜしめる手段が、 前記ホールダのソケット端部外周面に一体形成された少なくとも１つのフィン状 延長部を有することを特徴とする安全器具。
31. ３１．請求項２８記載の安全器貝において、前記摩擦接触を生ぜしめる手段が、 前記ホールダのソケット端部外周面に一体形成された少なくとも１対のフィン状 延長部を存することを特徴とする安全器具。
32. ３２．請求項２８記載の安全器具において、前記摩擦接触を生ぜしめる手段が、 前記基部の内周面に形成された少なくとも１つのフィン状延長部を有することを 特徴とする安全器具。
33. ３３．人体に侵襲的に接触する第１端部と、容器管と連通する第２端部とを有す る針組立体と一緒に用いられる安全器具において、主中空体部分と、この部分か ら延びるソケット端部とを有するホールダが備えられており、このホールダが、 更に、開放端部を有し、この開放端部から前記容器管の少なくとも一部が前記主 中空体部分にそう入され、前記ホールダのソケット端部が前記針組立体と連結さ れ、その結果、前記第２端部の少なくとも一部が前記主中空体部分内へ延びて、 前記容器管の前記そう入部分と流体連通し、前記主中空体部分と前記容器管との 間に流体が通過する導管が得られ、更にまた、前記ホールダのソケット端部の周 囲に回転可能に連結された基部と、この基部から延び前記針組立体の縦軸線に沿 った事実上の整列位置へ旋回可能なボディ部分とを有するハウジング部材が備え られ、前記ボディ部分が、前記基部を介して前記針組立体の周囲を回転可能であ り、かつまた、前記ボディ部分が前記整列位置へ旋回した場合に前記ボディ部分 内へ前記針組立体第１端部を事実上固定保持するロック手段を有しており、それ によって前記針組立体第１端部を包み込むことを特徴とする安全器具。
34. ３４．請求項３３記載の安全器具において、前記ソケット端部が、その外周面に 周方向のボスを有し、このボスの少なくとも一部の周囲に前記基部の対応内周み ぞが回転可能にはめ合わされていることを特徴とする安全器具。
35. ３５．請求項３３記載の安全器具において、前記ハウジング部材ボディ部分が細 長いスロットを有する縦方向のさやを有し、このさやが前記整列位置へ旋回せし められるさい、前記針組立体第１端部が前記スロットを通過することを特徴とす る安全器具。
36. ３６．請求項３３記載の安全器具において、前記ロック手段が、前記ハウジング 部材ボディ部分と一体をなす少なくとも１つの鉤部材を有し、それによって、前 記ボディ部分の前記整列位置への旋同時に、前記針組立体第１端部と前記ボディ 部分との間の相対運動が防止されることを特徴とする安全装置。
37. ３７．請求項３３記載の安全装置において、前記ボディ部分が、可とう的なヒン ジ部材により前記基部に一体結合されていることを特徴とする安全装置。
38. ３８．請求項３３記載の安全装置において、前記容器管が体液採集管を有し、こ の採集管内へ前記人体から体液が集められることを特徴とする安全器具。
39. ３９．請求項３３記載の安全装置において、前記針組立体がハブを有しており、 更に 前記ホールダのソケット端部か内ねじ山を有し、前記針組立体のハブとねじ結合 されることを特徴とする安全器具。
40. ４０．請求項３３記載の安全器具であって、前記ハウジング部材ボディ部分が、 少なくとも１つのキャップ部分と、前記基部に可とう的に結合された主要部分と を有する形式のものにおいて、前記ボディ部分が、更に前記キャップ部分と主要 部分との間に設けられ、双方の部分を一体結合する折りたたみ可能な部分と、 前記キャップ部分に装着されたシール部材とを存し、前記ボディ部分が前記整列 位置へ旋回し、前記キャップ部分と主要部分とが互いに押し合わされ、前記折り たたみ可能な部分が折りたたまれると、前記針組立体第１端部の先端が事実上密 封固定されることを特徴とする安全器具。
41. ４１．両側にカニューレ部分を有する両頭型針組立体用の安全器具において、主 中空体部分と、この部分から延びるソケット端部とを有するホールダが備えられ 、このホールダが、更に開放端部を有しており、この開放端部から容器管の少な くとも一部が前記主中空体部分へそう入可能であり、また、前記ソケット端部が 前記針組立体と結合されることにより、この針組立体の両側カニューレ部分の少 なくとも一方が前記主中空体部分内へ延び、それによって前記容器管のそう入可 能な部分と連通せしめられており、更にまた、前記ホールダのソケット端部の少 なくとも一部に可とう的に結合され、かつその周囲を旋回可能なハウジング部材 が備えられており、このハウジング部材が前記針組立体の周囲を回転可能であり 、それによって前記両側のカニューレ部分の他方の部分を使用する者の視野を妨 げることのないようにされており、更に、前記ハウジング部材が、前記カニュー レ部分の他方の部分を包み込むため、前記針組立体の縦軸線に沿った事実上の整 列位置へ旋回可能であり、かつまた、前記整列位置へ前記ハウジング部材を旋回 させた場合に、前記ハウジング部材内に前記カニューレ部分の他方の部分を事実 上固定保持するためのロック手段を有することを特徴とする安全装置。
42. ４２．請求項４１記載の安全器具において、前記ソケット端部がその外周面に周 方向のボスを有し、このボスの少なくとも一部分の周囲に、前記ハウジング部材 基部の、周方向の対応内周みぞが回転可能にはめ合わされることを特徴とする安 全器貝。
43. ４３．請求項４１記載の安全器具において、前記ハウジング部材が細長いスロッ トを有する縦方向のさやを有し、このさやが前記整列位置へ旋回するさい、前記 カニューレ部分の他方の部分が前記スロットを通過することを特徴とする安全器 具。
44. ４４．請求項４１記載の安全器具において、前記ロック手段が、前記ハウジング 部材と一体に形成された少なくとも１つの鉤部材を有しており、それによって前 記カニューレの他方の部分と前記ハウジング部材との相対運動が防止されること を特徴とする安全器具。
45. ４５．請求項４２記載の安全器員において、前記ハウジング部材がボディ部分を 有し、このボディ部分が、可とう的なヒンジ部材を介して前記基脚に一体結合さ れていることを特徴とする安全器具。
46. ４６．請求項４２記載の安全器貝であって、前記ハウジング部材のボディ部分が 、少なくとも１つのキャップ部分と主要部分とを有する形式のものにおいて、前 記ボディ部分が、更に、 前記キャップ部分と主要部分との間に一体に形成され、双方の部分を結合する折 りたたみ可能な部分と、 前記ハウジング部材の前記キャップ部分に装着されたシール部材とを有しており 、前記ハウジング部材が前記の事実上の整列位置へ旋回して、前記キャップ部分 と主要部分とを互いに押圧し合って前記折りたたみ部分を折りたたんだ後には、 前記カニューレの他方の部分の先端が、事実上密封固定されることを特徴とする 安全器具。