JPH07502049A - 接触分解法および装置 - Google Patents

接触分解法および装置

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JPH07502049A
JPH07502049A JP4507667A JP50766792A JPH07502049A JP H07502049 A JPH07502049 A JP H07502049A JP 4507667 A JP4507667 A JP 4507667A JP 50766792 A JP50766792 A JP 50766792A JP H07502049 A JPH07502049 A JP H07502049A
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ステファンズ トッド リチャード
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    • C10G11/14Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils with preheated moving solid catalysts
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 接触分解法および装置 発明の背景 発明の分野 本発明は接触分解法および装置、特に流動接触分解装置じFCCU”)に関する ものである。
現在の接触分解法においては、適度に高められた温度で供給原料と高温の活性ク ランキング触媒粒子とを接触させて、吸熱反応により供給原料を蒸気状の分解生 成物に少なくとも部分的に転化している。その結果として冷却された使用済み触 媒から生成物が分離・回収され、そして冷却された使用済み触媒が別個に回収さ れる。使用済み触媒は、触媒粒子間の空間に配置された、さらに該粒子の表面上 や細孔内に吸着された、炭化水素物質と会合している。技術的にかつ経済的に可 能な限り多くの炭化水素物質を触媒粒子から除くために、使用済み触媒粒子およ び会合した炭化水素物質はストリッピング法にかけられ、そして斯く除かれた炭 化水素物質が回収される。ストリッピングされた粒子と残存する会合炭化水素物 質は再生器に送られ、ここで酸素含有ガスを用いた酸化により残存する会合炭化 水素物質が触媒粒子から除かれる。この酸化反応は非常に発熱的で、その結果と して炭化水素物質の含有量が実質的に低減した再生触媒粒子は高温に加熱され、 この高温の再生触媒粒子が更なる量の供給原料と接触させるために用いられる。
ストリッピング法のできる限り効率的な実施を確実にすることに対する技術的お よび商業的動機が存在する。技術的見地から、再生工程の酸素要求量は、再生を 受ける触媒物質と会合した炭化水素の量が増加するにつれて増大する。再生に必 要な酸素含有ガスの量は、酸素含有ガス用の送風機、再生容器、ガスダクト系統 および再生器の塔頂ガス処理設備を含む再生装置の寸法を決定し、それにより再 生装置の資本経費を決定する。さらに、酸素要求量が増すことにより高容量の送 風機の使用が必要となり、その実施のためにより多くの動力が必要となり、その 結果としてプラントの経費が増加する。その上、比較的大量の炭化水素物質の酸 化は熱を発生し、熱が過剰の場合は触媒粒子と再生装置をも損なうことがある。
商業的見地からは、再生器内での炭化水素物質の酸化が炭化水素物質の損失に相 当し、さもなければ接触分解法で得られる生成物が増加するだろう。さらに、コ ークス燃焼能が限られている現在のFCCUの場合、再生器に入るストリッピン グ可能な炭化水素が減少することにより、その他のコークス形成要因(例えば、 反応器の強度、供給速度または供給量)が増加し、それ故にFCCUの採算性が 高まるだろう。
かくして、使用済み触媒粒子から可能な限り多くの炭化水素物質を分離すること に対する動機が存在する。かかる分離は多くの場合“ストリッピングと呼ばれ、 本明細書中では時々そのように呼ばれるだろう。
ストリッピングの効率を上げることができる1つの方法は、ストリッピングを行 う温度を高めることである。
従来技術の説明 ストリッパーの中に高温の再生触媒を加えることによってストリッパーの温度を 上げることはすでに開示されている。例えば、次の刊行物を参照されたい: 米国特許第4820404号および同第4789458号の各明細書。
ストリッパーからFC’CUの再生器へ移送されるクランキング触媒と接触させ るようにアルカン類を移送することにより、アルカン類を脱水素し得ることは、 すでに開示されている。これに関して、ヨーロッパ特許公開明細書EP 013 7998AおよびEP 0325437A (図2)、並ヒニ米国特許第442 2925号明細書を参照されたい。
高温の再生クランキング触媒を含む流動床内でアルカン類を接触させて脱水素し 、脱水素されたアルカン類を回収し、そして結果的に冷却された再生触媒を、新 たな炭化水素供給物の接触分解のためにそれらと接触させる触媒の少なくとも一 部として使用することは、すでに開示されている。これに関して、ヨーロッパ特 許公開明細書EP 0325437Aを参照されたい。
高温の再生触媒をメタンガスで処理して触媒と会合している金属汚染物質を不動 態化し、その後接触分解のために新たな炭化水素供給原料と接触させるように斯 く処理された触媒を移送することは、すでに開示されている。これに関して、例 えば米国特許第4361496号明細書を参照されたい。
本発明の目的は、炭化水素供給原料の接触分解がオレフィン類の同時製造を伴う 改良方法により行われるような、高められた効率の、統合された接触分解法およ び装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、炭化水素供給原料と他のパラフィン類に富む炭化水素供 給原料の同時クランキングを伴う、アルカン類からオレフィン類を製造するため の統合された方法および装置を提供することにある。
発明の要約 本発明の方法および装置は、それらが相互に依存し、そしてクラッキング法とオ レフィン製造法の相互利益となるように作動するという意味で統合されている。
第1の観点において、本発明は、 (a)反応器内の炭化水素供給原料を高温の再生クランキング触媒の粒子と接触 させ、これにより該供給原料を蒸気状の分解生成物に転化し、その結果として生 じる使用済み触媒上に炭化水素質物質を付着させること: (b)生成物回収領域で蒸気状の分解生成物を、そして分離ゾーンで使用済み触 媒を別々に回収する工程; (c)ストリッピングゾーンにおいて、ストリッピング流体を用いて、回収され た使用済み触媒粒子をストリッピングし、そこから一部の炭化水素質物質を除く 工程; (d)ストリッピングされた炭化水素質物質をストリッピングゾーンから回収し 、ストリッピングされた使用済み触媒粒子を再生ゾーンに循環させる工程: (e)再生ゾーン内で、ストリッピングされた使用済み触媒粒子を酸素含有ガス と接触させ、発熱酸化反応によりストリッピングされなかった炭化水素質物質を そこから除き、これにより触媒粒子の温度を上げる工程: (「)更なる量の炭化水素供給原料と接触させるため、高温の再生触媒粒子を反 応器に循環させる工程: (g)高温の再生触媒粒子を再生器からストリッピングゾーンへ別途に循環させ 、これによりストリッピングゾーンにおいて高温の再生粒子と使用済み触媒粒子 とを混合し、そして使用済み触媒粒子の温度を上げる工程;および (h)工程(g)の別途に循環する高温の再生触媒粒子と接触するように他の炭 化水素含有ストリームを送る工程であって、該再生触媒粒子がストリッピングゾ ーンに入る前に前記の他の炭化水素含有ストリームを、別途に循環する高温の再 生粒子と接触させる工程;からなる触媒クラッキング法を提供する。
工程(h)における他の炭化水素含有ストリーム中の炭化水素は、(1)気体ま たは液化石油ガスストリーム(例えば、エタン、プロパン、n−ブタン、イソブ タン);(ii)バージンの接触分解または熱分解ナフサ(例えば、Ca Cl 2) : (iii)精油所パラフィンまたは芳香族炭化水素抽出プロセス(例 えば、C4C20およびそれ以上);(iv)炭化水素合成プロセス(例えば、 フィンシャー−トロプシュ反応生成物);(v)潤滑油処理装置(例えば、処理 した真空ガス油または常圧もしくは減圧残油からのスラノクワックス);(vi )水素化処理プロセス; (vii)いわゆる“太古の供給物(pristin e feeds)”、これは高品質の比較的容易に分解される低コークス生成供 給物を意味する;および(viii) (i)〜(V目)の1以上の任意の可能 性のある組合せ;からのアルカン類より選ばれる。
工程(h)の前記の他の炭化水素含有ストリーム中の炭化水素は、前記ストリー ム(i)〜(viii)の1以上からのアルカン、シクロアルカン、アルケン、 シクロアルケンおよびアルキル芳香族炭化水素より選ばれる。
特に(ただし排他的ではなく)、前記の他の炭化水素含有ストリームの適当な成 分は、1−ブテン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテンおよび種々のアミ シン類のようなC4およびc5オレフィンを単独でまたは組合せで含むことがで きる。
前記内容は使用し得る炭化水素のすべてを網羅するものではない。
本方法は、工程(g)の別途に循環する粒子が工程(h)の他の炭化水素含有ス トリームと接触する前に、この別途に循環する粒子と接触するように触媒コンデ ィショニング気体および/または蒸気ストリームおよび/または他の反応剤精油 所ガスストリームを移送することを含み、前記の触媒コンディショニングストリ ームは水素、水蒸気、メタン、アンモニー窒素、芳香族炭化水素−またはアミン −含有ストリームおよび前記の少なくとも2つの組合せより成る群がら選ばれる 触媒コンディショニング剤を含みうる。
本方法は、再生粒子がストリッパーに入る前に、ストリッパーに送られる再生触 媒粒子から蒸気相物質を分離する工程を含むことができる。
分離された蒸気相物質は工程(b)の蒸気状分解生成物と共に回収され得る。
高温の再生触媒粒子がストリッピングゾーンに送られる比率は、高温の再生触媒 粒子がその中を通過しないときのストリッピングゾーンの温度と比べて、ストリ ッピングゾーン内の平均触媒温度を最高40℃だけ上昇させるだろう。
高温の再生触媒粒子がストリッピングゾーンに送られる比率、およびこれらの粒 子が工程(h)の他の炭化水素含有ストリームの加熱、気化および分解に関与す る程度は、FCCUのストリッピングゾーン内の平均触媒温度に影響を及ぼす。
例えば、通常の高温再生触媒循環率の100%が工程(h)において採用される 場合、ストリッピングゾーン内の平均触媒温度は、工程(h)の触媒循環率がゼ ロの場合と比べて、最高110℃だけ上昇する。工程(h)の触媒循環率が通常 の高温再生触媒循環率の1%または(より好ましくは)15%である場合は、平 均ストリッピングゾーン触媒温度がそれぞれ最高2℃または30℃だけ上昇する 。
前記の炭化水素含有ストリーム中のパラフィン系炭化水素の脱水素を促進させる ために、クランキング触媒中にまたはそれと共にパラフィン脱水素成分を添加す ることができる。
パラフィン脱水素成分は、Sa+1enl−Welch、 5cientifi c Compan7 +979により発行された元素の周期律表の第8A族の金 属から特に選ばれる。
本発明の方法は、ニッケル含有量が比較的高い炭化水素供給原料を転化するのに 有利に用いられ、この種の供給原料は常圧および/または減圧残油でもよく、そ れを含むものでもよい。かかる供給原料は、触媒上のニッケルが(供給原料から のニッケル沈積と、触媒がこの方法で循環から失われるか除かれることによるニ ッケル損失との平衡のため)平衡レベルに達するまで触媒粒子上にニッケルを沈 積し、これは比較的多く、例えばioooWppmのN1を越える。クランキン グ触媒上に沈積したニッケルの活性は、アンチモンまたはビスマス化合物のよう な不動態化剤を循環触媒に適用することを抑制することにより増強しうる。更な る利益がクランキング触媒と共にco燃焼促進剤(例えば白金成分)を供給する ことによって得られる。その場(in 5ilu )のまたは付加的なパラフィ ン脱水素剤(例えば、第8A族の前記金属)の代わりに、またはそれに加えて、 炭化水素クランキング触媒粒子と共に循環される粒子中に適当な小孔ゼオライト を添加することもできる。
非常に吸熱的なパラフィン脱水素反応用の熱は、再生器内のコークスの高温循環 触媒による燃焼から直接供給される。その結果として再生器の温度が低下するた め、FCCUCC型の温度を維持するのに他の供給原料の予熱が必要であろう。
別の観点において、本発明は、 (s)炭化水素供給原料を高温の再生触媒粒子と接触させる反応器:(b)生成 物回収領域で蒸気状の分解生成物を、そして触媒回収領域で反応器からの使用済 み触媒を別々に回収するだめの分離器;(c)触媒回収領域から使用済み触媒を 受け取るように接続されたストリッピングゾーン: (d)使用済み触媒粒子から炭化水素質物質をストリッピングするためにストリ ッピングゾーンにストリッピング流体を送る手段;(e)ストリッパーからスト リッピングされた使用済み触媒粒子を受け取るように接続された再生器; (f)触媒粒子の温度を上げる発熱的酸化により炭化水素質物質を除くために再 生器内の触媒粒子の流動床と接触するように酸素含有ガスを送る手段; (g)再生器から反応器へ高温の再生触媒粒子を循環させる第1の導管手段; (h)再生器からストリッピングゾーンへ高温の再生触媒粒子を別途に循環させ る第2の導管手段;および (i)再生器とストリッパーの間の第2の導管手段の1以上の領域で第2の導管 手段内の高温の再生粒子と接触するように炭化水素含有ストリームを送る手段。
を含む流動接触分解装置(“FCCU″)を提供する。
この装置は再生器とストリッピングゾーンの間の第2導管手段に分離器を含むこ とができ、この分離器は第2導管手段を経てストリッピングゾーンに送られる高 温再生粒子から炭化水素含有ストリームとその転化生成物の少なくとも一部を分 離するように作動する。
この装置はさらに、再生器と、炭化水素含有ストリームが第2の導管手段に送ら れる1以上の領域との間にある第2導管手段の1以上の領域で第2の導管手段中 の高温再生触媒粒子と接触するように、触媒コンディショニング気体および/ま たは蒸気ストリームを送る手段を含むことができる。
発明の詳細な説明 非限定的例示として示される本発明の実施態様を参照しながら、また添付の図面 を参照しながら本発明をさらに詳しく説明する。
図1は、従来型の流動接触分解装置(“FCCU”)の主要な構成部品を模式的 に示す。
図2は、本発明によるFCCUの1つの具体例の主要な特徴を示す。
図3は、本発明によるFCCUの他の具体例の主要な特徴を示す。
図4は、特定の転化条件下で特定の触媒を用いたイソブタンの転化の、ある温度 範囲にわたる転化率および選択性を示すグラフである。
図5は、図4と同じ特定の転化条件下で特定の触媒を用いたイソブタンの転化か ら得られる、ある温度範囲にわたるいくつかの転化生成物の重量パーセントを示 すグラフである。
図面において、同一の構成要素には同じ参照番号が付けである。図面は当業者が 理解するのに必要なそれぞれのFCCUの特徴および要素のみを示す。
最初に、図1を参照すると、そこには反応器11と再生器12を含む10で示さ れるFCCUが示しである。
クランキング触媒の高温再生粒子は再生器12がら降下管13中に回収される。
降下管13はその底端においてU字状導管14の一方の直立アームの頂部に接続 され、導管14の他方のアームの頂部が上昇管15に接続される。上昇管15は 、図1に示すように、傾斜部分をもってもよいほぼ垂直の管であり、傾斜部分の 上に載っている上昇管15の部分は反応器11の内部に置かれる。
クランキングされる炭化水素供給原料は、供給ライン16から上昇管15の底端 の内部に、供給原料と高温再生触媒粒子との良好な分散が得られるように1個以 上のインジェクター(図示せず)により移送される。
供給原料と高温再生触媒との接触は、上昇管15中の触媒/炭化水素混合物の密 度を降下管13中の触媒密度よりも低い密度に低下させる炭化水素蒸気の発生を もたらし、降下管13中の触媒重量と上昇管15中の触媒重量との重量差の結果 として、降下管13がら導管14を経る上昇管15への循環が促進され、維持さ れる。触媒流は当業者に公知の方法で導管14の長さに沿った適当な注入箇所( 図示せず)で流動化ガス(通常は水蒸気)を注入することにより促進するように してもよい。
触媒とクランキングされた炭化水素生成物との混合物は、反応器11内の上昇管 15の頂部から、上昇管15の頂端のキャップ18より下にある実質的に水平の オリフィス17を経て、1以上のサイクロン分離器19に排出され、伴出使用済 み触媒粒子がここで分離され、そして実質的に固形分を含まない蒸気相の分解生 成物が生成物ライン20より回収される。サイクロン分離器19により分離され た使用済み触媒粒子はディップレッグ(dipleg) 21から反応器の底部 に送られる。
反応器の底部に蓄積する使用済み触媒粒子はいろいろな炭化水素物質と会合して いる。会合した炭化水素物質の一部は使用済み触媒粒子の間に入っており、そし て一部は使用済み触媒粒子の上または内部に吸着されている。このように会合し た炭化水素物質は総炭化水素供給量のかなりの割合に相当するので、使用済み触 媒粒子を炭化水素ストリッピング操作にかけて、それらから炭化水素物質を除く ことが慣例である。
ストリッピング操作はストリッパー22で行われる。ストリッパー22は反応器 11の円錐台底端23にその頂端が開口しているほぼ円筒形の容器から成り、触 媒粒子が反応器からストリッパー22内に受け取られるようになっている。
ストリッパー22の内部にはパンフル装置が取り付けてあり、この具体例では傾 斜した屋根に似ている金属“上屋(shed)24の配置形態をとっている。上 屋24の目的は、ストリッパー22の幅に沿って落下する触媒粒子を均一に分散 させ、かつストリッパー22の内部での触媒粒子の循環を抑制または防止するこ とにある。
ストリッピング流体(通常は水蒸気)は適当なバイブ25からストリッパー22 の底部領域に送られ、そして水蒸気は下方に流れる触媒粒子とは反対向きの流れ で上方に送られる。その結果、粒子間に入り込んでいる炭化水素物質がそれらか ら分離され、また吸着された炭化水素物質の一部が脱着される。
水蒸気と分離された炭化水素物質とは反応器およびサイクロン分離器19に送ら れ、そして生成物ライン20において回収される。
ストリッピングされた触媒粒子は、ストリッパー22の円錐台底部からU字状導 管14におおむね似ているU字状導管26の一方の直立アーム中に回収される。
導管26の他方の直立アーム27は、再生を受ける触媒の床28中にその開口上 端が存在する。この床はガス分配器29の上に支持され、そして降下管13の頂 部にその底部が接続される漏斗状部32の頂部により形成された出口せき31の 上部高さ位置により少なくとも部分的に定められる高さ位置30まで上方へ延在 する。
空気のような流動化ガスがガスライン33から直立アーム27の底部領域に送ら れ、アーム27中の触媒を流動化してその密度を低下させ、その結果として導管 26の反対側アーム中の触媒の重さにより触媒が導・ 管26を通って床28に 流入する。
床28中の触媒は、空気または他の酸素含有ガスを分配器29の送り孔から床2 8の底部に送ることによって再生される。空気は空気導管39から分配器29を 経て床2日中に送られる。
床28中のストリッピングされた使用済み触媒粒子上の燃焼可能な炭化水素質物 質じコークス”)は、少なくとも部分的に、床28中での発熱的酸化により除か れ、これにより上昇管15に戻るためにせき31をあふれ出る再生触媒粒子は、 ストリッパーがら上昇管27を経て床に入るストリッピングされた使用済み触媒 粒子の温度と比較して、高い温度を有する。再生触媒粒子の高められた温度は、 供給ライン16がら導入される炭化水素供給原料の吸熱的気化およびクランキン グに有用な熱を提供する。
使用済み再生ガスおよび伴出された触媒は床28の頂部を去り、−次サイクロン 分離器34と二次サイクロン分離器35を経て移送され、その後廃棄処分するた めに煙道ガスライン38において回収される。サイクロン34および35で分離 された伴出触媒粒子は、それぞれのディップレッグ36および37により床28 に返送される。
次に図2の模式図を参照されたい。図2の具体例は図1の具体例の修正または改 良とみなすことができる。従って、以下の図2の説明では、両方の具体例に共通 の特徴は(必要な場合を除いて)述べずに、主に図2が図1と相違する特徴につ いて言及する。
図2の具体例は、高温の再生触媒を受け取るために再生床28に一方の末端領域 42で接続され、かつ高温の再生触媒をストリッパーに導入するためにストリッ パー22に他方の末端領域43で接続されたトランスファーライン41を備えて いる。
図に示すように、トランスファーラインは“J”の形状を有するが、当業者には 理解されるように、例えば再生器12とストリッパー22の物理的配置に応じて 、他の形状も使用することができる。
流動化ガス(例えば、水蒸気、水素、メタン、アンモニア、窒素、芳香族炭化水 素含有ストリーム、アミン含有ストリームまたはこれらのいずれかの組合せ)が 、触媒粒子の密度を低下させるために、ストリッパー22に接続されたトランス ファーライン41の上部傾斜部分に送られるようにしてもよい。この場合、その 中の触媒粒子の重量が下部傾斜部分中の触媒粒子の重量よりも軽くなり、これに より触媒粒子が再生器端部(領域42)からトランスファーライン41を経てス トリッパ一端部(領域43)へ循環される。このための流動化ガスは、例えばパ イプ46から、トランスファーライン41に送られる。トランスファーライン4 1の領域43は水平方向のオリフィス45の上に載っているキャップ44で終わ り、オリフィス45から高温の再生触媒粒子がストリッパー22の内部に入って 、その中でストリッピングを受ける使用済み触媒粒子と混ざり合う。
ストリンパ−22内のトランスファーライン41の端部は、ストリッパー22内 でストリッピングを受ける触媒内に高温の再生触媒粒子が良好に分散するように 配置することが好ましい。有利には、ストリッパー内の触媒粒子の流動床(図示 せず)の全深さの上半分に高温の再生触媒粒子を分散させる。ストリッピングさ れた炭化水素物質をストリッパー22から生成物回収ライン20へ回収しやすく するために、スパーンガスまたは蒸気(例えば水蒸気)を流動床の上部高さ位置 より上でストリッパーに移送する具体例では、高温の再生触媒粒子の少なくとも 一部がトランスファーライン41から濃密相の流動床の上部領域においてストリ ンパ−22へ入るであろう。このスパーンガスまたは蒸気の供給方法は当業者に 自明である。
ストリッパーに入る高温の再生触媒粒子の温度および量は、ストリッパー内の触 媒の平均温度が、導管26を経る通常の触媒循環率の100%で、トランスファ ーライン41を経て循環する高温の再生触媒粒子により最高110℃だけ上昇す るようなものである。トランスファーライン41を経る触媒循環率が導管26を 経る通常の触媒循環率の約1%である場合、ストリッパー内の触媒の平均温度は 最高2℃くらい上昇し、トランスファーライン41を経る触媒循環率が導管26 を経る通常の触媒循環率の約15%である場合は、ストリッパー内の平均触媒温 度が最高30℃だけ上昇する。このような温度の上昇により、使用済み触媒粒子 と会合した炭化水素物質のかなりの量が除去しやすくなり、さもなくばこのよう な炭化水素物質は通常“コークス”の形で再生器に送られるだろう。工業用の使 用済み触媒粒子を用いる研究では、ストリッパー内の触媒温度を30℃増加させ る(その温度上昇は再生器からの高温の再生触媒の添加により起こる)と、5重 量%の“コークス”の減少が可能であることが示されている。このような5重量 %のコークスの減少は、添加した高温の再生触媒粒子がストリッピングされた炭 化水素物質を吸着および/または再吸着する可能性があるにもかかわらず認めら れる。
斯く除かれた炭化水素物質は、蒸気状生成物と共に、有用な生成物またはその可 能性のある生成物としてライン20から回収される。ストリッパー22から導管 26を経て再生器12へ送られる触媒粒子は、使用済み触媒が高温の再生触媒を 添加せずにストリッパー内でストリッピングされる場合にそれど会合している炭 化水素物質と比べて、炭化水素物質が低減している。従って、再生器内で触媒か ら炭化水素物質を燃焼し、尽くすのに要する酸素の量が少なくてすみ、再生器お よび関連設備(例えば、ライン39から再生器に酸素含有ガスを供給するための 送風器、図示せず)の炭素燃焼能はしばしばF CCU操作上の制限的要因であ るので、ストリッパー22への高温再生触媒の添加はFCCUの供給原料転化能 (例えば、触媒炭素および/またはコンラドソン炭素および/または炭化水素原 料中に加えられた又はそれと共に加えられた触媒汚染金属による)を高め、その 結果コークスの量またはストリッピングされた触媒粒子上のストリッピングされ ない炭化水素物質の量を、再生器の改良なしに、再生器12で十分に除くことの できる水準に維持する。これにより、一定の供給速度でのFCCUによる炭化水 素転化率の増加、または一定の転化率での供給速度の増加、あるいは転化率を変 えずに又はほとんど変えずに品質のより劣る供給原料のF CCUによる転化が 可能となる。前述の選択のそれぞれがFCCUの稼働収益性を上げることになパ る。より少ない炭化水素物質が再生器に送られるためF CCtJが炭素燃焼限 度(再生器とその関連補助設備の性能による)で運転されない場合は、再生床の 温度が下がり、これにより再生器から上昇管15へ送られる高温の再生触媒の温 度が下がり、その結果供給原料の(接触分解に対する)熱分解の程度が減少し、 かつライン20から回収される品質の向上した接触分解生成物の収量が付随的に 増加する。
ストリッパー内で高温再生触媒と使用済み触媒を混合することの効果は、高温再 生触媒をストリッパー22に導入する前に、該触媒を炭化水素原料で処理するこ とによりさらに高められる。図2の具体例では、炭化水素ストリームがトランス ファーライン41中に1以上の位置で、好ましくは上方傾斜部分の下端付近で、 高温再生触媒と接触するように導入される。トランスファーライン4】の代表的 な位置に炭化水素導入インジェクター48を示[2である。インジェクター48 から導入される炭化水素は1種の炭化水素であっても、炭化水素類の混合物であ ってもよく、炭化水素(類)は水蒸気および/または水素および/またはメタン および/またはアンモニアおよび/または窒素、および/または芳香族炭化水素 含有ストリームおよび/またはアミン含有ストリームのような適当なキャリアー ガス中に分散された形でまたはキャリアーガスにより希釈された形で導入するこ とができる。
炭化水素は(i)気体または液化石油ガスストリーム(例えば、エタン、プロパ ン、n−ブタン、イソブタン):(ii)バージンの接触分解または熱分解ナフ サ(例えば、C4Cl2) ; (iii)精油所パラフィンまたは芳香族炭化 水素抽出プロセス(例えば、C4C20およびそれ以上);(!V)炭化水素合 成プロセス(例えば、フィッシャー−トロプシュ反応生成物):(V)itm滑 油処理装置(例えば、処理した真空ガス油または常圧もしくけ減圧残油からのス ラソクワックス);(マi)水素化処理プロセス;(1・目)いわゆる“太古の 供給物(ptis+ine feeds)”、これは高品質の比較的容易に分解 される低コークス生成供給物を意味する;および(マ11i) (i)〜(v  i i)の1以上の任意の可能性のある組合せ;からのアルカン類より選ばれる 。
工程(h)の前記の他の炭化水素含有ストリーム中の炭化水素は、前記ストリー ム(i)〜(viii)の1以上からのアルカン、シクロアルカン、アルケン、 シクロアルケンおよびアルキル芳香族炭化水素より選ばれる。
特に(ただし排他的ではなく)、前記の他の炭化水素含有ストリームの適当な成 分は、1−ブテン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテンおよび種々のアミ シン類のようなC4およびC5オレフィンを単独でまたは組合せで含むことがで きる。
前記内容は使用し得()炭化水素のすべてを網羅したものではない。
高温の再生触媒粒子と接触するど、炭化水素は接触的にかつ熱的により望ましい 有用な生成物へと分解され、生成物は導管41に沿って送られ、モしてストリ、 /バー22内の触媒床に入る。これらのストリッピングされた生成物はFCCU 反応器生成物と共にライン20から回収される。
炭化水素が高温再生触媒と接触するときに起こる反応の間にコークスが形成され やすくなるが、形成されるコークスの量は高温でのストリッパーの運転により達 成されるコークスの減少によって相殺される。
パラフィン・の脱水素はかなり吸熱的な反応である(反応熱は650℃でのイソ ブタンのイソブチンへの転化の場合23kca l/g−mo 1である)aこ の熱は高温の循環触媒による再生器内でのコークスの燃焼と、FCCU反応器の 温度を維持するための追加の供給原料の予熱とから直接供給される。しかし、こ れは限られたコークス燃焼能を有する低重力供給原料を処理するFCCUにとっ て過剰の再生型熱を除くための非常に魅力的な手段でありうる。比較的高い触媒 コストまたは損失転化の運転上の支払い、あるいは追加の水蒸気をあげる触媒冷 却設備の投資を回避することができる。
FCCU内を循環する触媒は、インジェクター48から添加される炭化水素のク ランキングを促進する成分を少なくとも1種含んでいてもよい。この成分は供給 ライン16から導入される炭化水素供給原料に由来するニッケルのような脱水素 促進金属でありうる。また、それは、循環触媒に添加されて触媒のクランキング 特性を許容できない程度に損なうことなくそれと適合する、他のどのような脱水 素成分であってもよい。
添加される脱水素成分は、第8族の金属および/または他の脱水素促進金属を含 むゼオライト3Aまたは5AまたはZSM−5のうちの1つのような小孔ゼオラ イ゛l−を含む触媒、もしくはアルミナ担体上に脱水素促進金属を含む触媒であ りうる。
トランスファーライン41からストリンパ−22に入るガスおよび蒸気はストリ ッパー内での使用済み触媒からの炭化水素物質のストリッピングを促進し、トラ ンスファーライン41からのオレフィン類や他の蒸気およびガスと一緒に、スト リッピングされた炭化水素物質が、上昇管15および反応器11からの他の接触 分解蒸気状物質と共に生成物ライン20から回収される。
次に図3の模式図を参照されたい。図3の具体例は図2の具体例の改良とみなす ことができるが、転化されたく例えば、脱水素されたおよび/または分解された )炭化水素と他の生成物を、高温再生触媒がストリッパー22に導入される前に 、トランスファーライン41から回収する手段を有する点で主に図2の具体例と 相違している。
図3の具体例では、トランスファーライン41が、その中に炭化水素を導込する 地点48より下流の位置でトランスファーライン41から高温再生触媒と転化炭 化水素を受け取るサイクロン分離器50を少なくとも1つ含むサイクロン分離器 システムを備えている。
サイクロン分離器50は高温再生触媒をトランスファーライン41においてそれ と会合している蒸気状物質から分離し、分離された高温再生触媒粒子はトランス ファーラインのディップレッグ41aを下ってストリンパ−22に送られ、そこ でそれらは水平に排出するオリフィス45aより下の末端キャンプ44aによっ てその中の使用済み触媒粒子の流動床の上部に分散され、ストリッピングを受+ する使用済み触媒粒子と混ざり合ってその温度を上げ、本明細書中ですでに記載 した有益な効果を奏する。
サイクロン分離器50(反応器11の内部にあっても外部にあってもよい)によ り触媒粒子から分離されたトランスファーライン41中の蒸気状生成物は、接触 分解生成物と共に生成物ライン20から回収するために反応器11に送られる。
また、サイクロン分離器50からの分離された蒸気状生成物を、例えばオレフィ ン回収ライン52(鎖線で示す)から、別途に回収することもできる。トランス ファーライン41からの蒸気状物質を別途に回収することは、生成物ライン20 から回収される蒸気状生成物を分離するための現存する設備の能力を増すことな く、オレフィン類をオレフィン回収設備中に回収できるという点で有利であろう 。別の選択肢として、トランスファーライン41からの分離された蒸気状生成物 の一部を反応器11に直接送り、残部をオレフィン回収ライン52から別途に回 収することもできる。運転上は、トランスファーライン41からの蒸気状生成物 の取扱いおよび廃棄のためにさまざまな時点で(記載したものの中から)異なる 選択肢を採用することが、特定のF CCU装置においては有利であろう。
図2および3のトランスファーライン41において広く採用されでいる条件の代 表と見なされる条件で、希土類元素、脱アルミネート化US−Y(超安定Y)ゼ オライトを含む工業用の平衡化クラッキング触媒をイソブタンと接触させる効果 を実証するために、試験を行った。
表1は、触媒の化学的・物理的性質の要約である。図4および5は、触媒:油比 19.2:1および温度範囲649〜732℃で実施した接触分解試験の代表的 な結果を示す。
表1 工業用のFCCU平衡触媒の性質 (希土類元素、脱アルミネート化us−yゼオライト含有触媒)触媒は、FCC Uで行った残滓接触分解法力)ら得られた、前の段落に記載したような工業用の クランキング触媒であり、これlまニッケル汚染物を不動態化するためにアンチ モンで処理しておl、%た。
表2は、別の脱水素促進触媒(第8族力)ら選(fれた金属を含む)をイソブタ ンと触媒/油重量比19.2+1および温度732℃で接触させる場合に可能な 成果を実証するデータを示す。
触媒/油室量比19.2:1および732℃でのイソブタンの分解(脱水素促進 触媒) ニッケル汚染物の存在にもかかわらず、図4および5からは、触媒がイソブタン から多量のプロペンおよびブテンへの転化を促進できたことがわかる。インブチ レンの最大実収率は約704℃で得られたが、転化されるインブタンの量は温度 が上昇するにつれて増加する。コークスと01およびC2気体の生成がC8およ びc4オレフィンの生成よりも速い速度で温度の上昇とともに増加するので、C 3およびc4オレフィンの遺択性は35〜55%の範囲である。イソブタンから のプロピレンの製造はクランキング反応の結果であり、従ってプロピレンの生成 量は温度とともに増加する。対照的に、イソブチンの生成はイソブタンの脱水素 から生じたものであり、従って温度が増加するにつれて少しずつ増加し、採用し た試験条件のもとでは約704℃で最大転化率が得られた。
汚染物ニッケルの不動態化の程度は、触媒にニッケル不動態化剤(例えばアンチ モン化合物)を添加することにより公知の方法で調節することができる。それに 代えて、あるいはそれに加えて、小孔ゼオライトおよび/または第8族から選ば れた金属のような、選択的で活性のある脱水素促進剤を触媒に加えることもでき る。このような促進剤の試験結果は、より減少したC7およびC2気体の生成と ともに、イソブタンからイソブチン(およびプロピレン)へのより多い、より選 択的な転化を示す。
これらの研究の他の面は、ストリッパーの温度を30℃高めるためのストリッパ ー22への高温再生触媒の添加が、再生器12で燃焼しなければならないコーク スの総量を、約5重量%だけ減少させることを示唆している。ストリッピングさ れた炭化水素物質の一部が高温再生触媒の活性吸着部位に吸着されうる可能性を 見おとすはずはないので、これは満足のいく結果であると見なすことができる。
図2に示した具体例のある変形では、トランスファーライン41内での反応によ り生成された蒸気の少なくとも一部がストリッピングゾーン22の上流で、すな わちそれらがストリッピングゾーン22に入る前に、そこから回収される。この 種の蒸気を回収するための技術および装置は当業者の知るところである。回収さ れた蒸気は、1以上の次の設備:(+)FCCUからの分解生成物をそれぞれの 生成物ストリームに分離するために常用される型の分別カラム(図示せず)に送 るべく生成物回収ライン20に; (2)直接、前記の分別カラムに; (3)直接、トランスファーラインから回収された蒸気からそれぞれの生成物ス トリームを回収するために特別に設けられた生成物回収設備に;送られる。
上記の手段を実施するための技術は公知であり、従ってここでは説明を省略する 。
本発明は例示した具体例に限定されない。さらに、ある具体例に関して述べた特 徴またはそれらの組合せは、可能であるならば、本明細書に記載しかつ請求した 本発明の範囲から逸脱することなく、他の具体例にも適用することができよう。
FIG、1 FIG、2 4/:*−>を 補正書の翻訳文の提出書(特許法第184条の7第1項)1、特許出願の表示 PCT/EP92100878 2、発明の名称 接触分解法および装置3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国、ニューシャーシー州07932、フローラムパーク、 ピーオーボックス390名 称 エクソンリサーチアンドエンジニアリングカン パニー 代表者 エッチ、ニー、ソマーズ 国 籍 アメリカ合衆国 4、代理人 住 所 東京都渋谷区代々木1丁目58番lO号住 所 東京都渋谷区代々木1 丁目58番10号請求の範囲 1. (り反応器内の炭化水素供給原料を高温の再生クランキング触媒の粒子と 接触させ、これにより該供給原料を蒸気状の分解生成物に転化し、その結果とし て生じる使用済み触媒上に炭化水素質物質を付着させる工程; (b)生成物回収領域で蒸気状の分解生成物を、そして分離ゾーンで使用済み触 媒を別々に回収する工程。
(C)ストリッピングゾーンにおいて、ストリッピング流体を用いて、回収され た使用済み触媒粒子をストリッピングし、そこから一部の炭化水素質物質を除く 工程; (d)ストリッピングされた炭化水素質物質をストリッピングゾーンから回収し 、ストリッピングされた使用済み触媒粒子を再生ゾーンに循環させる工程; (e)再生ゾーン内で、ストリッピングされた使用済み触媒粒子を酸素含有ガス と接触させ、発熱的酸化反応によりストリッピングされなかった炭化水素質物質 をそこから除き、これにより触媒粒子の温度を上げる工程: (f)更なる量の炭化水素供給原料と接触させるため、高温の再生触媒粒子を反 応器に循環させる工程; (g)高温の再生触媒粒子を再生器からストリッピングゾーンへ直接又はサイク ロン分離手段を介して別途に循環させ、これによりストリッピングゾーンにおい て高温の再生粒子と使用済み触媒粒子とを混合し、そして使用済み触媒粒子の温 度を上げる工程;および(b)工程(g)の別途に循環する高温の再生触媒粒子 と接触するように炭化水素含有ストリームを送る工程であって、該再生触媒粒子 がストリッピングゾーンに入る前に、前記の炭化水素含有ストリームを、別途に 循環する高温の再生粒子と接触させる工程:を含む接触分解法。
2、 工程(h)における炭化水素含有ストリーム中の炭化水素が、(+) ( i)気体または液化石油ガスストリーム(例えば、エタン、プロパン、n−ブタ ン、イソブタン);(ii)バージンの接触分解または熱分解ナフサ(例えば、 C4Cl2) ; (iii)精油所パラフィンまたは芳香族炭化水素抽出プロ セス(例えば、C4Cooおよびそれ以上);(iv)炭化水素合成プロセス( 例えば、フィッシャー−トロプシュ反応生成物);(v)潤滑油処理装置(例え ば、処理した真空ガス油または常圧もしくは減圧残油からのスラックワックス) ;(vi)水素化処理プロセス;(vii)高品質の比較的容易に分解される低 コークス生成供給物を意味する、いわゆる“太古の供給物(pristine  feeds) ’ ;がらのアルカン;(2)例えば前記ストリーム(1)〜( vii)のいずれか1つからのアルカン、シクロアルカン、アルケン、シクロア ルケンおよびアルキル芳香族炭化水素;および(3)1−ブテンおよび/または シス−2−ブテンおよび/またはトランス−2−ブテンおよび/またはアミジノ ;または前記炭化水素の1種以上の可能な組合せでありうる、C4およびC6オ レフイン;から選ばれる、請求項1記載の方法。
3、 工程(g)の別途に循環する粒子が炭化水素含有ストリームと接触す9、 (a)炭化水素供給原料を高温の再生触媒粒子と接触させる反応器;(b)生成 物回収領域で蒸気状の分解生成物を、そして触媒回収領域で反応器からの使用済 み触媒を別々に回収するための分離器;(e)触媒回収領域から使用済み触媒を 受け取るように接続されたストリッピングゾーン; (d)使用済み触媒粒子から炭化水素質物質をストリッピングするためにストリ ッピングゾーンにストリッピング流体を送る手段:(e)ストリッパーからスト リッピングされた使用済み触媒粒子を受け取るように接続された再生器; (f)触媒粒子の温度を上げる発熱的酸化により該粒子から炭化水素質物質を除 くために再生器内の触媒粒子の流動床と接触するように酸素含有ガスを送る手段 : (g)再生器から反応器へ高温の再生触媒粒子を循環させる第1の導管手段: (h)再生器からストリッピングゾーンへ高温の再生粒子を直接またはサイクロ ン分離手段を介して別途に循環させる第2の導管手段;および (1)再生器とストリッパーの間の第2の導管手段の1以上の領域で第2の導管 手段内の高温の再生粒子と接触するように炭化水素含有ストリームを送る手段。
を含む流動接触分解装置(“FCCU”)。
10、前記サイクロン分離手段が再生器とストリッピングゾーンの間の第2の導 管手段内に設けられるか、または動作可能に該第2の導管手段に接続され、該分 離手段が第2の導管手段を経てストリッピングゾーンに送られる高温再生粒子か ら炭化水素含有ストリームおよびその転化生成物の少なくとも一部を分離するよ うに動作する、請求項9記載の装置。
11、再生器と、前記の炭化水素含有ストリームが第2の導管手段に送られる1 以上の領域との間にある第2導管手段の1以上の領域で、第2の導管手段内の高 温再生触媒粒子と接触するように、触媒コンディショニング気体および/または 蒸気ストリームを送る手段を含む、請求項9またはlO記載の装置。
る前に、この別途に循環する粒子と接触するように触媒コンディショニング気体 および/または蒸気ストリームを移送することを含み、前記の触媒コンディショ ニングストリームが水素、水蒸気、メタン、アンモニア、窒素、芳香族炭化水素 含有ストリーム、アミン含有ストリームおよび前記の少なくとも2つの組合せよ り成る群から選ばれる触媒コンディショニング剤を含む、請求項1または2記載 の方法。
4、 再生粒子がストリッパーに入る前に、ストリッパーに送られる再生触媒粒 子から蒸気相物質を分離する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1つに記載の 方法。
5、分離された蒸気相物質を工程(b)の蒸気状分解生成物と別個に、あるいは それと−緒に回収する、請求項4記載の方法。
6、高温の再生触媒粒子がストリッピングゾーンに送られる比率が、ストリッピ ングゾーン内の平均触媒温度を、高温の再生触媒粒子がストリッピングゾーンに 送られない場合のストリッピングゾーンの温度と比べて、最高110℃だけ上昇 させる比率である、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
7、前記の炭化水素含有ストリーム中のパラフィン系炭化水素の脱水素を促進ま たは増強させるために、クランキング触媒の中にまたはそれと共にパラフィン脱 水素成分を添加することを含む、請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
8、 パラフィン脱水素成分が、元素の周期律表の第8A族の金属、小孔ゼオラ イト、および前記の少なくとも2つの混合物または組合せより成る群から選ばれ る、請求項7記載の方法。
国際調査報告 、 、^−,,,,,,PCT/EP 92100878フロントページの続き (72)発明者 ゼルラント ビルバールトドイツ国 ブックハイム デー 0 879、ビルケンページ 14 (72)発明者 ホームズ フィリップイギリス国、サーレイ ゲーテイー24 6エツチエツチ、ウェスト ホースレイ、グレタ バンク、オカリナ(番地なし ) (72)発明者 ステファンズ トッド リチャードアメリカ合衆国、ニューシ ャーシー州 07801、マイン ヒル、ゼニア コート(72)発明者 テリー パトリッ ク ヘンリーアメリカ合衆国、ニューシャーシー州 07748、ミドルトン、ボタンウッド ロード 35 (72)発明者 エバリイ ポール エアールアメリカ合衆国、ルイジアナ州  70815、ペイトン ロウジ、ペンツラ ドライヴ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)反応器内の炭化水素供給原料を高温の再生クラッキング触媒の粒子と 接触させ、これにより該供給原料を蒸気状の分解生成物に転化し、その結果とし て生じる使用済み触媒上に炭化水素質物質を付着させる工程; (b)生成物回収領域で蒸気状の分解生成物を、そして分離ゾーンで使用済み触 媒を別々に回収する工程; (c)ストリッピングゾーンにおいて、ストリッピング流体を用いて、回収され た使用済み触媒粒子をストリッピングし、そこから一部の炭化水素質物質を除く 工程; (d)ストリッピングされた炭化水素質物質をストリッピングゾーンから回収し 、ストリッピングされた使用済み触媒粒子を再生ゾーンに循環させる工程; (e)再生ゾーン内で、ストリッピングされた使用済み触媒粒子を酸素含有ガス と接触させ、発熱的酸化反応によリストリッピングされなかった炭化水素質物質 をそこから除き、これにより触媒粒子の温度を上げる工程; (f)更なる量の炭化水素供給原料と接触させるため、高温の再生触媒粒子を反 応器に循環させる工程; (g)高温の再生触媒粒子を再生器からストリッピングゾーンへ別途に循環させ 、これによりストリッピングゾーンにおいて高温の再生粒子と使用済み触媒粒子 とを混合し、そして使用済み触媒粒子の温度を上げる工程;および (h)工程(g)の別途に循環する高温の再生触媒粒子と接触するように炭化水 素含有ストリームを送る工程であって、該再生触媒粒子がストリッピングゾーン に入る前に、前記の炭化水素含有ストリームを、別途に循環する高温の再生粒子 と接触させる工程;を含む接触分解法。
  2. 2.工程(h)における炭化水素含有ストリーム中の炭化水素が、(1)(i) 気体または液化石油ガスストリーム(例えば、エタン、プロパン、nーブタン、 イソブタン);(ii)バージンの接触分解または熱分解ナフサ(例えば、C4 −C12);(iii)精油所パラフィンまたは芳香族炭化水素抽出プロセス( 例えば、C4−C20およびそれ以上);(iv)炭化水素合成プロセス(例え ば、フィッシャーートロプシュ反応生成物);(v)潤滑油処理装置(例えば、 処理した真空ガス油または常圧もしくは減圧残油からのスラックワックス);( vi)水素化処理プロセス;(vii)高品質の比較的容易に分解される低コー クス生成供給物を意味する、いわゆる“太古の供給物(pristine fe eds)”;からのアルカン;(2)例えば前記ストリーム(i)〜(vii) のいずれか1つからのアルカン、シクロアルカン、アルケン、シクロアルケンお よびアルキル芳香族炭化水素;および(3)1−ブテンおよび/またはシス−2 −ブテンおよび/またはトランス−2−ブテンおよび/またはアミレン;または 前記炭化水素の1種以上の可能な組合せでありうる、C4およびC5オレフィン ;から選ばれる、請求項1記載の方法。
  3. 3.工程(g)の別途に循環する粒子が炭化水素含有ストリームと接触する前に 、この別途に循環する粒子と接触するように触媒コンディショニング気体および /または蒸気ストリームを移送することを含み、前記の触媒コンディショニング ストリームが水素、水蒸気、メタン、アンモニア、窒素、芳香族炭化水棄含有ス トリーム、アミン含有ストリームおよび前記の少なくとも2つの組合せより成る 群から選ばれる触媒コンディショニング剤を含む、請求項1記載の方法。
  4. 4.再生粒子がストリッパーに入る前に、ストリッパーに送られる再生触媒粒子 から蒸気相物質を分離する工程を含む、請求項1記載の方法。
  5. 5.分離された蒸気相物質を工程(b)の蒸気状分解生成物と別個に、あるいは それと一緒に回収する、請求項4記載の方法。
  6. 6.高温の再生触媒粒子がストリッピングゾーンに送られる比率が、ストリッピ ングゾーン内の平均触媒温度を、高温の再生触媒粒子がストリッピングゾーンに 送られない場合のストリッピングゾーンの温度と比べて、最高110℃だけ上昇 させる比率である、請求項1記載の方法。
  7. 7.前記の炭化水素含有ストリーム中のパラフィン系炭化水素の脱水素を促進ま たは増強させるために、クラッキング触媒の中にまたはそれと共にパラフィン脱 水素成分を添加することを含む、請求項1記載の方法。
  8. 8.パラフィン脱水素成分が、元素の周期律表の第8A族の金属、小孔ゼオライ ト、および前記の少なくとも2つの混合物または組合せより成る群から選ばれる 、請求項7記載の方法。
  9. 9.(a)炭化水素供給原料を高温の再生触媒粒子と接触させる反応器;(b) 生成物回収領域で蒸気状の分解生成物を、そして触媒回収領域で反応器からの使 用済み触媒を別々に回収するための分離器;(c)触媒回収領域から使用済み触 媒を受け取るように接続されたストリッピングゾーン; (d)使用済み触媒粒子から炭化水素質物質をストリッピングするためにストリ ッピングゾーンにストリッピング流体を送る手段;(e)ストリッパーからスト リッピングされた使用済み触媒粒子を受け取るように接続された再生器; (f)触媒粒子の温度を上げる発熱的酸化により該粒子から炭化水素質物質を除 くために再生器内の触媒粒子の流動床と接触するように酸素含有ガスを送る手段 ; (g)再生器から反応器へ高温の再生触媒粒子を循環させる第1の導管手段; (h)再生器からストリッピングゾーンへ高温の再生粒子を別途に循環させる第 2の導管手段;および (i)再生器とストリッパーの間の第2の導管手段の1以上の領域で第2の導管 手段内の高温の再生粒子と接触するように炭化水素含有ストリームを送る手段; を含む流動接触分解装置(“FCCU”)。
  10. 10.再生器とストリッピングゾーンの間の第2の導管手段内に設けられた、ま たは動作可能に該第2の導管手段に接続された、分離器を含み、該分離器が第2 の導管手段を経てストリッピングゾーンに送られる高温再生粒子から炭化水素含 有ストリームおよびその転化生成物の少なくとも一部を分離するように動作する 、請求項9記載の装置。
  11. 11.再生器と、前記の炭化水素含有ストリームが第2の導管手段に送られる1 以上の領域との間にある第2導管手段の1以上の領域で、第2の導管手段内の高 温再生触媒粒子と接触するように、触媒コンディショニング気体および/または 蒸気ストリームを送る手段を含む、請求項10記載の装置。
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