JPH07502047A - 耐火性アルケニル芳香族フォーム - Google Patents

耐火性アルケニル芳香族フォーム

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JPH07502047A
JPH07502047A JP4503693A JP50369392A JPH07502047A JP H07502047 A JPH07502047 A JP H07502047A JP 4503693 A JP4503693 A JP 4503693A JP 50369392 A JP50369392 A JP 50369392A JP H07502047 A JPH07502047 A JP H07502047A
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ストビー,ウィリアム ジー.
ダブリュ. スー,キュン
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ザ ダウ ケミカル カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 耐火性アルケニル芳香族フオーム 本発明は耐火性または難燃性アルケニル芳香族フオームに関する。
プラスティックフオームの難燃性を改善する必要が存在する。そらが発火するの を遅延させ、または炎の生長を遅延させるために種々の工程が取られてきた。熱 可塑性ポリマーは、/%ロゲン化有機化合物および酸化アンチモンのような無機 化合物を含む難燃剤と配合することにより難燃性になりうる。臭素化有機化合物 は発泡および非発泡アルケニル芳香族ポリマー組成物の両方に用いられてきた。
”Fire Re5istance Finishing of Thermo plastics as Representedby the Exampl e of Po1ystyrene、−CA37 (24)+185432eは 、難燃IIとして、酸化アンチモンとの組み合わせでヘキサブロモシクロドデカ ン、ノナブロモビフェニル、またはデカブロモジフェニルエーテルを含む非発泡 ポリスチレンを開示している。“Heat and Flame Re5ist ant Thermoplastic Polymers、” CA31 (+ 2)+64729zは、ヘキサブロモベンゼン、トリブロモフェニルアリルエー テルおよびヘキサブロモシクロドデカンを混入した非発泡耐衝撃性ポリスチレン を開示している。
難燃剤の熱可塑性ポリマーへの混入は難燃性の向上に有効である一方、種々の問 題を有する。このような問題は、マトリ・ノクス樹脂と難燃剤との均一なブレン ドを得ることを含む。均一なブレンドを得損なうことは低い難燃性等級に寄与し うる。難燃剤は製品の外観1を劣化させる傾向があり、特に高レベルのこのよう な添加剤(こおI、sで衝撃強度のような物理特性に悪影響を及ぼしつると0う 更なる問題がある。非発泡ポリマーにおいて、臭素含有率は通常(こは非常(こ 高く、例えば、100部のアルケニル芳香族ポリマー当たり5部の臭素を上回る 。
発泡アルケニル芳香族ポリマーにおいて、臭素充填率は、フオームの構造品質お よび表皮品質への悪影響を避けるために実質的に低くずへきである。発泡ポリス チレンにおいて臭素化脂肪族のみを用いることが一般的であり、ヘキサブロモシ クロドデカン(HBCD)は最も一般的に用いられる発泡アルケニル芳香族ポリ マー難燃剤である。現在の工業慣習に従うと、熱可塑性ポリマーフオームの難燃 剤としての臭素化脂肪族化合物の使用は、下記に詳細に議論するように、AST M−E−84のような工業試験基準に適合するために、フオーム厚さが増加する とともに難燃剤レベルを増加する必要がある。
増加したレベルの難燃剤は、製品のための材料コストを高め、および/またはフ オームの外側表面または表皮の許容される外観の維持を困難にする。表皮品質は 、より高いフオーム密度にすることで維持され、そしてそれは原材料コストの増 加を伴う。熱可塑性アルケニル芳香族ポリマー組成物との使用のために、より有 効な難燃剤系が必要である。更に、従来の発泡剤、特に物理発泡剤、例えば、ハ ロゲン化炭化水素は環境上、存寄と考えられているために、少なくとも水が成分 である初期発泡系において最小の腐蝕効果を伴って機能しうる難燃剤系が必要で ある。
本発明において、アルケニル芳香族ポリマーフオーム、特に2゜5〜l0cmの 最終厚さを育するこのようなフす一ムの防火性能は、100部のアルケニル芳香 族ポリマーに少なくとも1種の第一の臭素化脂肪族化合物により供される0、2 〜2重量%の臭素、および100部のアルケニル芳香族ポリマー当たり少なくと も1種の第二の異なる臭素化有機化合物により供される0、5〜3重量%の臭素 の組み合わせの使用によって大きく向上されうろことが驚くべきことに判明し、 ここで、前記の第二の異なる臭素化有機化合物は、少なくとも1種の飽和臭素化 芳香族化合物、脂肪族エチレン系不飽和構造を育する少なくとも1種の臭素化化 合物(ここで、臭素は不飽和炭素原子に結合している。)、および、少なくとも 1種の臭素化脂肪族化合物(ここで、臭素は提供しうるプロトンを有しない炭素 原子に結合した炭素原子に結合している。)からなる群より選ばれ、第二の臭素 化化合物は、臭素化脂肪族化合物より低い揮発性およびより高い熱安定性を有す る。
本発明のより好ましい態様において、100部のアルケニル芳香族ポリマー当た り約0.01〜約5部の少なくとも1種の溶融流れ促進剤は、臭素化脂肪族化合 物および飽和臭素化芳香族化合物に加えて系に混入されつる。この更なる成分は 、同一の難燃性結果を達成するために、より少ない量の第一の臭素化脂肪族化合 物を使用することを可能にする。これは、ポリマー加工の間、特に発泡剤として 水を用いるときに悪影響でありうる、ポリマー系の腐蝕性を低める重要な利点を 有する。
本発明のこれらおよび他の目的、利点および特徴は好ましい態様の説明を参照し て、より完全に理解され、評価されつる。
図1は種々の臭素化有機難燃剤系から開放されるHBrへの温度の影響を図式化 したものである。
図2は、種々の臭素化有機難燃剤系からの臭素の損失への温度の影響を示すアー レニウスの式を図式化したものである。
本発明は好ましい態様に関して詳細に記載されるであろう。それは、発泡性アル ケニル芳香族ポリマー組成物およびこのような組成物から製造された造形品に関 する。
本発明に用いられるアルケニル芳香族ポリマーはよく知られる商業製品である。
アルケニル芳香族モノマーは、アルケニル芳香族モノマーのホモポリマー、2種 以上のアルケニル芳香族モノマーのコポリマー、少なくとも1種のアルケニル芳 香族モノマーとアルケニル芳香族モノマーと共重合性の少なくとも1種の非アル ケニル芳香族モノマーとの共重合体(interpolymers)を含む。ア ルケニル芳香族モノマーは、特性式CH1= CX −A r (式中、Arは 、6〜lO個の炭素原子の種々のアルキルおよびハロー環−置換芳香族単位を含 む芳香族基であり、Xは水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であ る。)を有する。代表的なアルケニル芳香族モノマーは、スチレン、0−メチル スチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレン、ジメチ ルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−クロロスチレン 、2.4−ジクロロスチレン、2.5−ジクロロスチレン、p−ブロモスチレン 、α−メチル−p−メチルスチレン、p−イソプロピルスチレン、ビニルナフタ レン、アセタナフタレン、ビニルアントラセン、インデン、p−ソアノスチレン 等を含む。
アルケニル芳香族モノマーと重合しうる非アルケニル芳香族ポリマーの例は、不 飽和ニトリル、例えば、アクリロニトリル、メチルアクリロニトリル、エチルア クリロニトリルおよびその混合物である。アルケニル芳香族モノマーと共重合性 であり、且つ、本発明での使用に適切な他の非ビニルモノマーはα/β−不飽和 不飽和酸塩基酸その誘導体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリ レート、ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレートおよびその対応 するメタクリレートエステル、例えば、メタクリレート、アクリルアミド、メタ クリルアミド、マレイン酸無水物、N−フェニルマレイミド、ジメチルマレエー ト、ジエチルマレエート、ジブチルマレエート、対応するフマレート等を含む。
現在、アルケニル芳香族樹脂は少なくとも50%の少なくとも1種のアルケニル 芳香族モノマーを含むことが好ましく、アルケニル芳香族樹脂は少なくとも50 重量%のスチレンを含むことが現在のところ好ましい。現在、好ましいアルケニ ル芳香族樹脂は、ポリスチレンおよびスチレン−α−メチルスチレンコポリマー を含む。アルケニル芳香族ポリマーは、好ましくは少なくとも50,000、よ り好ましくは100,000〜500,000の範囲の分子量を有する。
本発明の膨張性アルケニル芳香族ポリマー組成物において用いられる発泡剤は、 発泡性ポリマー組成物の軟化点より低い沸点を有するものを含む。発泡剤は二酸 化炭素:窒素:脂肪族炭化水素、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、ペン タン、ネオペンタン、イソペンタン、ヘキサンおよびブタジェン;脂肪族環式炭 素水素、例えば、シクロブタン、クロロペンタンおよびシクロヘキサン:および ハロゲン化炭化水素、例えば、エチルクロリド、メチルクロリド、メチレンクロ リド、ジクロロフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、ジクロロジフルオ ロメタン、クロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、l−クロロ− 1,I−ジフルオロエタン、1、l、I、2−テトラフルオロ−2−クロロエタ ンおよび1.I。
1、 2−テトラフルオロエタンを含む。発泡剤は、通常、総発泡性ポリマー材 料の重量基準で1〜30%の範囲の量で用いられる。従来の化学または物理発泡 剤を用いるときには、ハロゲン化炭化水素は好ましい発泡剤であり、ジクロロジ フルオロメタン、l−クロロ−1,1−ジフルオロエタンおよびl、I、I、2 −テトラフルオロエタンは特に好ましい。
また、好ましくは、本発明の二成分および三成分難燃剤系は、水を含む発泡剤と ともに用いられるのに適切である。これらの初期発泡系は現在の従来型化学およ び物理発泡剤の代替として伸びてきている。というのは、それらは環境に与える 影響が小さく、そして人間に対してあまり危険でないからである。三成分難燃剤 系(溶融流れ促進剤を含む系)は、特に、水、窒素および二酸化炭素を含む初期 発泡系に特に有用であり、これは、恐らく、三成分系はより揮発性の臭素化脂肪 族難燃剤の量を減じ、そして、さもなければ腐蝕性副生成物の生成に対するあら ゆる傾向を減じる傾向があるためである。
本発明の難燃剤系は、本質的に、少なくとも1種の臭素化脂肪族化合物(ここで 、臭素含有炭素原子に隣接する炭素原子上ヒ少なくとも1個の水素を有する。) 、および少なくとも1種の飽和臭素化芳香族化合物(ここで、それは臭素化脂肪 族化合物と比較して、より低い揮発性であり、より熱安定性である。)からなる 臭素含有化合物のブレンドを含む。任意に、しかし好ましくは、本発明の難燃剤 系は少な(とも1種の溶融流れ促進剤を含む。
第一の臭素化脂肪族化合物として、これまで樹脂組成物の難燃剤として使用され てきた実質的にあらゆる臭素化脂肪族化合物は本発明の実施に用いられてよく、 但し、このような化合物は、(1)少なくとも1個の臭素原子を含む炭素原子に 隣接した炭素原子に結合した水素原子を少なくとも1個は育し、そして、(2) 240℃より低い温度で揮発する。代表的な臭素化脂肪族化合物は、ヘキサプロ モノクロドデカン、トリス(2,3−ジブロモプロピル)フォスフェート:テト ラブロモシクロオクタン、ペンタブロモクロロシクロヘキサン:1,2−ジブロ モ−4−(l、2−ジブロモエチル)シクロヘキサン、ヘキサプロモー2−ブテ ン:および1. 1. 1゜3−テトラブロモノナンを含む。特に好ましい臭素 化脂肪族難燃性化合物は、ヘキサブロモシクロドデカンおよびその異性体、ペン タブロモツク0ヘキサンおよびその異性体、および1. 2−ジブロモ−4−( l、2−ジブロモエチル)シクロヘキサンおよびその異性体を含み、ヘキサブロ モシクロドデカンが現在、最も好ましい化合物である。
本発明の難燃剤系の第二の成分は二つの基準を適合しなければならず、合わされ る臭素化脂肪族化合物よりも、(1)難燃剤は熱安定性でなければならず、(2 )高い揮発温度を有しなければならない。ここで用いれるときに、揮発温度は、 10″C/minのランプ速度て熱重量分析(TGA)を用いて、試料の5重量 %が損失される温度として定義される。熱安定性は臭素化化合物がポリスチレン に配合されるときに、それが250″Cの温度で分子量を減じることができる可 能性として定義される。適切な化合物は、好ましくは160〜460“Cの範囲 で揮発温度を有し、240°Cより高い温度で揮発温度を有する化合物は特に好 ましい。
臭素が不飽和炭素原子、芳香環構造または隣接する脂肪族炭素原子上にプロトン を供給することができない脂肪族炭素原子(ネオペンチル構造)に結合されてい る臭素化化合物は優れた熱安定性を存し、これは、それらが250°Cでポリス チレンの分子量を減じる可能性を有しないからである。第二の成分の難燃剤とし て機能する熱安定な低温揮発性化合物の能力はホストポリマーマトリックス中で の化合物の溶解度に関連し、化合物がより可溶性であれば、ホストポリマーメル トからの臭素開放速度はより遅くなる。このように、トリス(ブロモネオペンチ ル)ボレートのような脂肪族化合物は、たとえそのTGA揮発温度が240°C より低くても、有効な第二の成分の難燃剤である。第二の成分の難燃性化合物は 、好ましくは、5〜10個の臭素原子を有するジフェニルオキシド、臭素化二環 式および多環式芳香族化合物、側鎖の臭素化官能基を含む熱可塑性樹脂、および 、芳香族炭素−臭素結合またはアルケン炭素−臭素結合を含む臭素化合物(但し 、アルケン不飽和はプロトンの代わりに臭素原子を有する。)からなる群より選 ばれる。得られる構造、−CBr=CBr−は、臭素原子の電子求引性効果によ り、ペルオキシド基生成に対して、より安定である。臭素を含むアルケン構造は 、共鳴構造の欠如のために臭素を含む芳香族構造はどは安定でない。
熱安定な第二の成分の難燃剤として用いられつる臭素化熱可塑性樹脂は臭素化ポ リスチレン、ポリ(4−ブロモスチレン)、ポリ(2゜4−ジプロモスチレン) 、およびポリ(2,4,5−トリブロモスチレン)、ポリ(2,4,6−トリブ ロモフエノキシメチルアクリレート)、または上記のブロモスチレンモノマーを 含むコポリマー、ポリ(スチレンーコ−n(2,4,6−トリブロモベンジル) −マレイミド)およびポリ(スチレンーコートリブロモネオペンチルアクリレー ト)PSTBNPAを含む。この後者の化合物は、295°Cおよび315°C に5重量%および10重量%TGA損失温度をそれぞれ有する。
有用なジフェニルオキシドは5〜10個の臭素原子を有するものを含む。このよ うな化合物は、構造式、(式中、Xおよびyは整数であり、各々は少なくとも1 であり、X+yは5〜]0の整数であり、:Roは−0−l−S−1−R’ C R2−1−NH−1または−HCCH,−であり1.R1は水素または1〜9個 の炭素原子を有するアルキル基であり1.R2は水素または1〜4uUの炭素原 子を有するアルキル基てあり、:およびRコおよびR4は同一または異なること ができ、各々は水素、ヒドロキシル、−0−CH,−CH2−0H1OCH2C HBr−CH,Brまたは1〜4gの炭素原子を有するアルキル基でありうる。
)を有する。代表的な第二の成分の難燃剤化合物は、トリブロモジフェニルエー テル、テトラブロモジフェニルエーテル、ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘ キサプロモノフェニルエーテル、トリブロモクロロジフェニルエーテル、テトラ ブロモジクロロジフェニルエーテル、オクトプロモノフェニルエーテル、デカブ ロモジフェニルエーテル、(トリブロモフェニル、トリブロモクロロフェニルお よびトリブロモクロロフニル)の2−エチルヘキシル、n−オクチル、ノニル、 ブチル、ドデシルおよび2,3−ジオキシプロピルエーテルを含む。デカブロモ ジフェニルオキシドとして知られるデカブロモジフェニルエーテルも特に有用で ある。
本発明の実施に用いられる溶融流れ調整剤は、それ自体でホストアルケニル芳香 族ポリマー組成物の分子量を減じることができる化合物である。更に、脂肪族難 燃性分子からプロトンを引き抜き、次いて脂肪族難燃剤から臭素ラジカルを開放 する反応性ラジカル源を提供することにより脂肪族難燃剤を分解することを支援 することもてきる。溶融流れ調整剤のホストポリマー中での良好な可溶性は最良 の性能を発揮するために望ましい。溶融流れ調整剤によるアルケニル芳香族ポリ マー、例えば、ポリスチレンの分子損失の測定は、溶融流れ調整剤として機能す るこのような化合物の有効性を良好に示す。これらの化合物は、より有効な耐発 火性、例えば、燃焼試験の間にポリマーメルトの流動性を促進することによりア ルケニル芳香族ポリマー組成物の特性に寄与する。このように、溶融流れ調整剤 は難燃剤系の能力を向上し、より少量の飽和臭素化脂肪族難燃剤を用いて同一の レベルの難燃性を得ることを可能にする。適切な溶融流れ調整剤は2.3−ジメ チル−2,3−ジフェニルブタン;ビス(α−フェニルエチル)スルホン:l、 1° −ジフェニルビシクロヘキシル;2,2’−ジメチル−2,2゛ −アゾ ブタン;2゜2′−ジクロロ−2,2′−アゾブタン、2.2’ −ジブロモ− 2゜2′−アゾブタン;2,2’−ジメチル−2,2′ −アゾブタン−3,3 °、4. 4’−テトラカルボン酸:1.ビージフェニルビシクロペンチル:2 .5−ビス(トリブロモメチル)−1,3,4−チアンアゾール:2−(ブロモ フェニル−5−トリブロモフェニル)−1,3,4−チアジアゾール;ジオクチ ル錫マレエート:およびジブチル錫マレエートを含む。
好ましい臭素化芳香族化合物は、テトラハロフタレートエステルである。有用な テトラハロフタレートエステルは米国特許第4.762゜861号に教示されて いる。有用なテトラハロフタレートエステルは次式、 [式中、(a)全ての可能な異性体配列を有することができ、:(b)Rは、水 素、1〜30個の炭素を有するアルキルもしくは置換アルキル、2〜20個の炭 素数のヒドロキシアルキル、3〜10個の炭素数のポリヒドロキシアルキル、( ここで、R1は1−18個の炭素数のアルキルもしくは置換アルキルであり、b は1〜50である。)からなる群より選ばれ、;(c)R’は水素、1〜30個 の炭素数のアルキルもしくは置換アルキル、または2〜22個の炭素数のアルケ ニルもしくは置換アルケニル、 (ここで、R7は1−18個の炭素数のアルキルである。)、3〜12個の炭素 数のポリヒドロキシアルキルからなる群より選ばれ、。
(d)R’は独立に、HおよびCH,−からなる分類より選ばれ、(e)R’  、R’ 、R’およびR@は独立に、Hおよび1〜18個の炭素数のアルキルか らなる分類より選ばれ、。
(f)pは0〜50の整数てあり、: <g> qは1〜6の整数であり、: (h)Xは0(酸素)またはNHから選ばれ、:および、(i)AはCI(塩素 )またはBr(臭素)から選ばれる。]のエステルを含む。
テトラハロフタレートエステルは、Rはl−10の個の炭素数のアルキルもしく は置換アルキルであり、AはBrであり、Xは酸素であり、pは1〜2oてあり 、qは1〜6であるものである。より好ましくはRは c+−+7c)l OH,CHI、C2H5,C3H7,CaHgニーc6H+ 3゜C)41.C2H5,C4H9,H,C3,H7,C6HI3.C6H13 ゜Br B( である。
本発明の難燃性組成物の形成において、第一の脂肪族臭素化化合物はアルケニル 芳香族樹脂100重量部当たり0. 1〜2、好ましくは0.2〜1.2重量部 の臭素含有率を供するために充分な量で用いられるであろう。以下、難燃性材料 の量はPHR(100部の樹脂当たりの部)として参照される。第二の成分、即 ち、臭素化脂肪族化合物よりも低い揮発性およびそれより高い熱安定性を有する 第二の臭素化有機化合物はO05〜3PHR1好ましくは0.8〜3PHR,最 も好ましくは1.0〜2.25PHRの範囲の臭素含有率を供するために充分な 量で用いられる。これに関して、揮発性は、100/mmのランプ速度で熱重量 分析を用いて5重量%の損失が観測される温度によって定義される。示されるよ うに、第一の成分を表す臭素化脂肪族化合物は、通常、240°Cを下回る揮発 度値を有し、揮発性が低い方の材料(第二の臭素化有機化合物)は少なくとも1 60°Cの範囲に、より好ましくは約240°Cの揮発温度を有する。本発明の 組成物に好ましくは用いられる溶融流れ添加剤は約0.O1〜5PHR1好まし くは0.05〜I PHRの範囲の量で存在するであろう。
本発明の難燃剤系の実際上の効果は、図1および図2に模式的に示される。図1 は、1種以上の臭素化難燃剤を含むポリマー組成物からの臭化水素の放出、対、 ポリマーの温度の理想的な代表例である。図2は温度に対する臭素含有化合物か らの臭素損失速度のアーレニウスプロットである。より揮発性のへキサブロモシ クロドデカンはポリマー加工温度において部分的に消費され、または火炎により 、より急速に消費されまたは揮発する。ポリマー温度が増加するに連れて、臭化 水素の放出は非常に急速になり、難燃剤が火炎をうまく消しうる前に完全に消費 されつる。問題は2.5cmより厚いフオームにおいて悪化する。フオームが発 火するときに、水平方向における溶融が溶融ポリマーをフオームから除去できる 前に、火は先ず、前面から後面にフオームを通して垂直に溶融させなければなら ない。このように、フオームの火炎へのより長い露出時間のために、より高いレ ベルの難燃剤が必要であると信じられる。より長い接触時間は、より多くの難燃 剤を消費するか、または揮発するかのいずれかである。しかし、より熱安定の、 より低い揮発性の難燃剤をより揮発性のへキサブロモシクロドデカンとの組み合 わせての使用することは、ポリマー温度がより高いとき、特に2.5Cmより厚 いフオームの場合に、火炎との初期接触の間には、より揮発性の化合物から臭化 水素の放出させ、一方、より熱安定の、より揮発性の低い難燃剤を火炎の生長の 後期の段階で機能させ続けることを可能にする。それ自体で、より熱安定の、よ り揮発性の低い難燃剤は非常に熱安定であり、ホストポリマーの実質的な量が消 費されるまて、その分解は起こらないかもしれない。
商業的な用途のために、発泡断熱材料はASTλl E−84−80ゴunne l test−に合格しなければならず、これは建材の表面燃焼特性のための標 準試験として定義される。試験はトンネル型包囲内で行われ、これは0.3mx 0.6mx7.6m (高さx (g x長さ)である。フオームは天井に取り 付けられ、トーチはトンネルの片側末端でフオームの下に置かれる。試験は、建 材の構造品質自体または適用される様式によって建材自体を支持することができ る、またはその推奨される使用に匹敵する厚さて試験炉中て支持されうるあらゆ る種類の建材に適用できる。試験の目的は、試験火炎にさらされたときに材料表 面上での火炎展開を評価することによって試験条件下で相対燃焼特性を決定し、 これにより、表面燃焼特性に影響を及ぼしつる全ての最終使用パラメーターの特 定の考慮なしに異なる材料の表面燃焼特性が比較されうる基礎を確立することで ある。煤煙密度および火炎展開速度は試験において記録される。しかし、測定間 のいかなる関係もあるとは限らない。標準品は、制御された実験室条件下での熱 および火炎に応答した、材料、製品またはアセンブリーの特性を測定し、記載す るために用いられ、実際の火炎条件下での火災危険または火炎危険を記載し、ま たは評価するためには用いられない。しかし、試験結果は特定の最終用途の火災 危険の査定に関する全ての要因を考慮する火災危険査定の要素として用いられう る。
本発明の難燃性アルケニル芳香族組成物特性のような耐発火性はAST+11  E−84トンネル試験の改良法によって試験された。改良された試験は熱可塑性 プラスティックフオームの消火時間を秒で決定するように設計されている。この 試験において、天然ガスまたはプロパンの火炎は、水平に置かれたプラスティッ クフオーム試料の片側末端の下に15秒間置かれた。試料は15.2cmxO, 64cmx2.5cmである。タイマーはバーナーフレームが取り去られたとき にスタートされ、タイマーはフレームが消えたときにストップされた。6つの試 料の平均試験時間を提供し、この試験の最大値は25秒であった。合格基準は標 準偏差を1. 0秒以下で有して3゜0秒以下である。これらの小規模実験室試 験において、ビーズフオームは用いられ、これは、この改良試験を合格するため に、5. 1cm〜6.4cm厚さの押出しされたポリスチレンフオームに必要 とされる臭素レベルと同様の臭素レベルがAST^1ε−84試験を合格するた めに必要とされるからである。
次の実施例は本発明を更に説明する。実施例中で特定された部は重量基準である 。実施例Iは異なる難燃剤系を含む押出しされたポリスチレンフす一ムを製造す るための手順および燃焼性試験手順を説明する。実施例II〜IVは特定の難燃 剤系の燃焼性試験結果を報告する。
トリクロロフルオロメタンを含有するポリスチレンビーズはスクリューの末端に Koch ミキサーを取り付けた3、2cmスクリューを含むBrabende r押出機を用いて製造された。押出し系温度は170℃180″CI90’CI 90″Cl80℃ 160℃ 140℃ 132℃ポリスチレンおよび添加物の 予備混合した混合物を押出機フィートボートに12kg/hrの速度でフィード し、トリクロロフルオロメタンをバレルゾーン4に11重量%でフィードした。
ダイは1/6インチの開口部を有し、ポリマーストランドは水で室温に急冷され た。ポリマーストランドはペレットに切断された。ベレットを60°Cに予熱し た水に40分間浸漬させ、−晩乾燥させて第一発泡の間に気泡核形成を向上させ た。
成形ビーズフオームの製造 (トリクロロフルオロメタン)含有ビーズは、先ず、5.1cmの沸騰水の連続 層を底に含むカバーされた煮沸ポット内部に既に吊り下げられたスクリーンバス ケット中にビーズを入れることにより27kg/m’〜37kg/m’のバルク 密度に発泡させた。最初の発泡時間は30〜40秒間であった。32kg/m’ のバルク密度を目標とした。発泡したビーズは取り出され、成形の前に一晩放置 された。成形の前に、ビーズは0.64cmの開口部を有するシープを通された 。
16cmx16cmx2.5cmのビーズフオーム金型に23gのビーズを均一 に分配された。8ps iスチームを充満された金型に105秒間注入した。ス チーム供給を停止し、冷却水を金型の外部表面に適用した。発泡条件は、発泡ビ ーズ間の微小空隙を最小とした滑らかな表面を有する成形ビーズフオームを達成 するために必要に応して変化させた。成形ビーズフオームは密度測定および改良 型燃焼試験が行われる前に、72°C150%相対湿度で48時時間数改良燃焼 試験は、ポリスチレンおよび他の熱可塑性プラスチイソクツす−ムの秒で表した 消火時間を決定するように設計されている。垂直に置かれたプラスティックフオ ーム試料の片側末端の下に天然ガスまたはプロパン火炎を1.5秒間置く。試料 は15 cmxO,63cmx2.5cmである。タイマーはバーナーフレーム を取り除いたときにスタートされ、タイマーはフレームが消火されたときに止め られる。6つの試料の平均試験時間が提供され、この試験の最大値は25秒であ った。合格基準は53.0秒の試験時間で、≦10秒の標準偏差である。好まし いフオームは改良型燃焼試験でこれらの基準に適合する。
実施例II:ビニル芳香族ポリマーフオームの製造配合物を実施例1に従って製 造し、改良型燃焼試験結果に与える種々の臭素レベルの効果を評価した。ここで 、難燃剤はへキサブロモシクロドデカン(以下、HBCDと呼ぶ。)のみであっ た。
表1は成形ポリスチレンビーズフオーム中のHBCDレベルを増加した配合およ び結果を示す。1.9〜2.0重量%の臭素レベルは基準を合格するために必要 である。0.74重量%HBCDおよび36.8kg/m’で押出されたポリス チレンフオーム、試料Gは2.2秒の改良型燃焼試験結果を与える。押出フオー ムは発泡剤を変化させ、0.03部のタルクを加え、ポリマーストランドを冷却 するための水冷塔を使用しないで製造された。以下、改良型燃焼試験をMFTと 呼ぶ。全ての実施例において、DEVという用語はMFT結果の%偏差を意味す る。
表1 試料 PS )IBcD Ca5t CFC−II”フオーム2 臭素 MFT  DEVA 938 62 0.7 +10 35.4 1.1513.87. 728.3 +、127.98.8 B 907 93 0.7 110 36.8 1.264.12.229、+  1.273.41.8 C8751250,711034,91,763,+ 2.828.5 1.7 83.21.7 D 843 1570.7 110 34.9 2.+42.00.328.2  2.+82.20.4 E 810 1900.7 110 35.7 2.481.90.528.2  2.50 +、40.3 F 778 2220.7 110 34.9 3.23 +、80.4CFC −12部MeC1’ 28.3 3.+71.50.2G 965 34 0. 7 1+0 36.8 0.741.98ポリスチレン&Iw・210&L l n=62M、メルトインデックスフ不明2 トリクロロフルオロメタン ’ 27kg/m’〜37kg/m’の小さな密度変化にMFTは鈍感であるこ とを示すために2種の異なる密度が用いられた。
4重量基準で50150のジクロロジフルオロメタンおよびメチルクロリドの混 合物 成形ビーズフオームを用いることにより押出しポリスチレンフオーム中の気泡構 造の連続性をなくすことは発火源から溶融する試料の能力を減じる。このように 、成形ビーズフオームは小規模燃焼試験を用いて、より厚い押出しポリスチレン フオームの燃焼性を示すこ臭素化ジフェニルオキシドおよびヘキサブロモシクロ ドデカン(HB CD)の組み合わせを用いて、実施例Iの手順に従って配合物 を製造した。用いられたジフェニルオキシドはペンタブロモジフェニルオキシド (PBDPO) 、オクタブロモジフェニルオキシド(OBDPO) 、および デカブロモジフェニルオキシド(DBDPO)であった。
表2は臭素化ジフェニルオキシドおよびHBCDのブレンドの配合および結果を 表す。MFT試験結果は、臭素化ジフェニルオキシドおよびHBCDのブレンド がHBCD単独で必要な総臭素量以下で、同一または、より良好なMFT試験時 間を与えることができるコトを示ス。PBDPOlOBDPOlまたはDBDP o単独(DMFT試験時間は、これらの難燃剤のどれも、それ自体では有効な難 燃剤ではないことを示した。
表2 PBDPOlOBDPOまたはDBDPoおよびHBCDの組み合わせのFP− 7試験結果に対する効果 試料 PBDPOHBCD トータルMFT DEV 密度1 1.2 0.6 3 +、52 2.91.1 33.32 1.8 0.63 2.00 3. 22.0 33.63 0.6 +、24 1.70 2.61.0 32.2 4 1.0 +、24 1.99 2゜4 0.4 33.15 +、7 1. 28 14.1 6,6 32.86 2.9 2.17 19.2 6.9  32.0BDPO 71,20,631,5+ 8.79.5 33.08 +、8 0.63 2 .03 2.40.2 33.49 0.6 +、18 1.61 10.14 .4 29.310 1.0 +、+8 1.93 2.00.4 33.3I I 3.0 2.23 +8.3 9.2 33.3BDPO +2 1.2 0.63 1.52 3.2+、4 32.613 1.8 0 .63 +、96 3.4+、4 32.3+4 0.6 1.24 1.78  2.20.5 32.815 1.0 1.24 +、99 2.IO,63 2,5161,51,08+8.5 10.1 30.917 2.3 −1. 67 16.09.2 29.4これらの結果は火災において実際の性能を反映 することを意図しない。
実施例IV 実施例■の手順に従って、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)およびトリ ブロモネオペンチルアルコール(TBPA)またはトリス(トリブロモネオペン チル)ボレート(TBPAB)の混合物を難燃剤として用いて配合物を製造した 。
この組み合わせの目的は、第二の難燃剤成分の低い揮発性が本発明に不可欠であ ることを示すためである。トリブロモネオペンチルアルコールは100°Cにお いて、また、そのボレートエステルは170″Cにおいて5%損失を示す。上記 の難燃剤のいずれかの臭素−炭素結合の熱安定性はHBCDの約100倍だけ安 定である。表3は表記の組み合わせの結果を示す。HBCDとして0. 6%B rでは、トリブロモネオペンチルアルコールはMFT試験に少しの効果しか示さ ない。この変化は難燃剤の可塑化が増加したことに関連するかもしれない。トリ ブロモネオペンチルアルコール(TBPA)をその硼酸エステル(TBPAB) に誘導化することにより揮発性を低めることはMFT試験時間を向上させる。試 料18および26を比較されたい。
表3 試料 TBPA HBCD トータル MFTS、D、密度番号 (部) %B r %Br(平均)(秒) (秒) (kg/mす18 1.5 0.6 1. 59 18.7 8.5 26.6+9 2.0 0.6 2.10 8.8  4.3 28.520 0.7 +、2 1.71 3.0 0.9 31.0 21 +、0 +、2 1.94 2.3 0.7 30.622 1.0 0 .73 21.8 5.0 30.123 1.5 +、12 14.3 7. 2 31.424 2.5 2.03 16.5 7.7 31.4BPAB 25 0.8 0.6 1.22 4.7 0.7 29.926 +、4 0 .6 +、68 3.9 1.3 26.2実施例Iの手順に従って、ヘキサブ ロモシクロドデカン(HBCD)およびデカブロモジフェニルオキシド(DBD PO)を溶融流れ調整側である2、2°−ジメチル−2,2′ −ジフェニルブ タン(DC)との組み合わせで用いて配合物を製造した。
表4は、許容されるポリスチレンフオームの耐発火性を達成するような、2,2 ゛−ジメチル−2,2゛−ジフェニルブタン、HBCDおよびDBDPOの三成 分難燃剤系の熱安定性がHBCD単独より増加したことを示す。
表4 試料 PR系 重量 フオーム 数*MFT時間番号 DBDPOHBCD D Cネネ %Br 密度(kg/m’) (M) (秒)零**1 −− −−  −− 0.00 35.2 +83 252−2.0−0.18 38.1 1 83 21.43−0.4−0.41 39.7 181 15.24−0.6 −0.55 38.4 179 12.45−0.8−0.81 38.7 1 78 10.56−2.0−2.08 39.2 169 6.27 2.0  0.30.2 1.9B 35.4 185 3.88 2.0 0.30.5  +、92 37.4 185 2.9零報告された重量平均分子量 零章2.2゛−ジメチル−2,2゛−ジフェニルブタンitsこれらの試験時間 は実際の火災状況でのこの製品の性能を示さない。
HBCDレベルを増加することは、特に環境上安全な発泡剤の水が用いられると きに、物理特性の損失および加工において増加した腐蝕性に生じうるポリスチレ ン分子量の損失を起こしうる。三成分系は、許容される難燃剤特性を維持しなが ら、ポリスチレンの分解に全く効果を示さない。ポリスチレンの出発分子量は1 93,000スチレンおよびトリブロモネオペンチルアクリレートのコポリマー は、厚壁ガラスアンプル中、真空下において100重量部のトルエン中で37重 量部のスチレンおよび63重量部のトリブロモネオペンチルアクリレートを溶液 重合させることにより製造された。反応溶液からフィルムをキャスティングし、 乾燥させ、それから130℃て24時間、脱蔵した。ポリマー収率は86%であ り、中性子放射化分析により測定して臭素含有率は22.7重量%であった。
重量平均分子量および多分散はポリスチレンを基準にそれぞれ197.500お よび3.07と測定された。コポリマーは295°Cおよび315°Cにそれぞ れ5重量%および10重量%TGA温度を有する。
ポリ(スチレン/トリブロモネオペンチルアクリレート)コポリマーをヘキサブ ロモジクロトデカンと混合してポリスチレン用難燃剤を提供した。ヘキサブロモ シクロドデカンからの0.3重量%の臭素およびポリ(スチレン/トリブロモネ オペンチルアクリレート)から00,3および0. 7重量%の臭素において、 改良型燃焼試験時間はそれぞれ6.5および5.0秒であった。
勿論、上記は単に本発明の好ましい態様であり、種々の変化および変更は添付の 請求の範囲に示されるように実効内容およびより広い態様を逸脱することなく行 われつる。
国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.熱可塑性プラスティックフォームの難燃剤を向上させるための方法であって 、 少なくとも一種の臭素化脂肪族化合物である少なくとも一種の第一の臭素化有機 化合物から提供される0.1〜2重量部の臭素、および、少なくとも一種の飽和 臭素化芳香族化合物、脂肪族エチレン系不飽和構造を有する少なくとも一種の臭 素化化合物(ここで、臭素は不飽和炭素原子に結合している。)、少なくとも一 種の臭素化脂肪族化合物(ここで、臭素は不飽和炭素原子に緒合している。)お よび、少なくとも一種の臭素化脂肪族化合物(ここで、臭素はプロトンを提供し ない炭素原子に結合した炭素原子に結合している。)からなる群より選ばれる少 なくとも一種の第二の異なる臭素化有機化合物から提供される0.5〜3重量% の臭素を、100重量部の少なくとも一種のアルケニル芳香族熱可塑性プラステ ィックに、フォームヘの押出成形前に加え、前記の第二の臭素化有機化合物は前 記の第一の臭素化有機化合物より熱安定で、より低い揮発性であることを特徴と する方法。
  2. 2.第二の臭素化有機化合物が0.8〜3重量%の臭素を提供する請求項1に記 載の方法。
  3. 3.第二の臭素化有機化合物が1.0〜2.25重量%の臭素を提供する請求項 1に記載の方法。
  4. 4.前記の難燃剤系が0.001〜5重量%の少なくとも一種の溶融流れ促進剤 を含んだ請求項1、2または3のいずれかに記載の方法。
  5. 5.前記の第二の臭素化有機化合物が少なくとも一種の飽和臭素化芳香族化合物 である請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  6. 6.前記の飽和臭素化芳香族化合物が下式、▲数式、化学式、表等があります▼ (式およびyは整数であり、各々は少なくとも1であり、x+yは3〜8の範囲 の整数であり、;Roは−O−、−S−、−R1−CR2−、−NH−またはH CCH3−であり、;R1は水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基 であり、;R2は水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、; R2およびR4は同一または異なってよく、各々は水素、ヒドロキシル、臭素、 −O−CH2−CH2−OH、−O−CH2−CHBr−CH2Br、または1 〜4個の炭素原子を有するアルキル基である。)を有する請求項5に記載の方法 。
  7. 7.前記の飽和臭素化芳香族化合物がデカブロモジフェニルオキシドである請求 項6に記載の方法。
  8. 8.前記の第一の臭素化有機化合物がヘキサブロモシクロドデカンを含む請求項 1、2または3のいずれかに記載の方法。
  9. 9.第二の臭素化有機化合物がテトラハロフタレートエステルである請求項1、 2または3のいずれかに記載の方法。
  10. 10.先行のいずれかの請求項に記載の方法から得られる難燃性熱可塑性プラス ティックフォーム。
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