JPH07502027A - 分泌免疫の再構成のためのポリエチレングリコール−イムノグロブリンg接合体を含有する経口薬剤組成物および分泌免疫を再構成する方法 - Google Patents

分泌免疫の再構成のためのポリエチレングリコール−イムノグロブリンg接合体を含有する経口薬剤組成物および分泌免疫を再構成する方法

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JPH07502027A JP5508435A JP50843592A JPH07502027A JP H07502027 A JPH07502027 A JP H07502027A JP 5508435 A JP5508435 A JP 5508435A JP 50843592 A JP50843592 A JP 50843592A JP H07502027 A JPH07502027 A JP H07502027A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 分泌免疫の再構成のためのポリエチレングリコール−イムノグロブリンG接合体 を含有する経口薬剤組成物および分泌免疫を再構成する方法 産業上の利用分野 本発明は、ポリエチレングリコール−イムノグロブリン、特に、ポリエチレング リコール−イムノグロブリンG(PEG−I gG)接合体を含有する経口薬剤 組成物、および分泌免疫を再構成するための胃腸分泌免疫不全である患者へのP EG−1gG接合体の経口投与に関するものである。
胃腸免疫機構の成分は、バイエル板に集められたリンパ系組織、上皮内リンパ球 、食作用細胞(phagocytic cells)、抗体、および補体成分か らなる。分泌IgAは胃腸機構の主要な抗体である。分泌IgAは、2つの付加 的ポリペプチド鎖である、J鎖および分泌成分が存在することにより血清1gA とは異なる。この付加構造のために、分泌IgAはタンパク質分解消化に抵抗す る。
分泌免疫不全は、様々な先天的、生理的、または病的機構から生じ、一般に遭遇 する疾病である。乳児は通常、生後数か月に亘りIgAが非常にわずかな量しか 産生されないので、分泌1gA不全を有する。(この状況は、乳児が、分泌1g Aを含有する母乳を摂取する場合、改善される。)さらに、選択的なIgA不全 の患者または普通の免疫不全の患者はまた、IgAが欠如している。化学療法お よび放射線を受ける患者においては、二次分泌IgA不全となるIgA産生プラ ズマ細胞が破壊される。さらに、例えば、骨髄移植の宿主、およびHIV感染に よる後天性免疫不全において、後天性持続性分泌1gA不全の実例が生じる。
乳児における分泌1gA不全を克服する際の母乳の効果から明らかなように、抗 体の経口投与には治療の利点があり得る。ヒトの母乳、特にヒトの初乳は、経口 から投与するためのイムノグロブリンの理想的な形状を供するかもしれないが、 主に困難なことは、この物質の調達、調製、殺菌、および標準化にある。さらに 、母乳はウィルス感染を伝染させる可能性がある。
分泌免疫を再構成するための市販のプール血清イムノグロブリンの経口使用を評 価する研究はわずかじか行なわれていない(表1を参照のこと)。これらの研究 はある程度成功していると報告されているが、非保護血清イムノグロブリンのタ ンパク質分解消化のために、胃腸系における血清イムノグロブリンの安定性は疑 わしい。トリプシンおよびペプシンのような酵素は血清イムノプロプリンを攻撃 し、この血清イムノプロプリンをバクテリアのような免疫学的に望ましくない物 質に対して無能にする。
本発明の目的は、タンパク質分解消化に抵抗するプールヒト血清イムノグロブリ ンGまたは血清IgAから作られる経口薬剤組成物、およびその経口投与により 胃腸免疫不全の患者における分泌免疫を再構成する都合のよい手段を提供するこ とにある。
発明の概要 イムノグロブリンGのような血清イムノグロブリンを有する、ポリ(n−ビニル ピロリドン)、グルコシド、アルブミン、ポリビニルアルコール、カルボキシメ チルセルロース、アミノ酸ポリマー、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、または 好ましいポリエチレングリコールと結合した接合体は、免疫活性を維持しつつ、 腸酵素による分解に対して実質的な抵抗性を示す。したがって、これらのイムノ グロブリン接合体を、胃腸免疫不全の患者を扱う経口投与治療に用いて、分泌免 疫を再構成することができる。IgGを含有する好ましい接合体は、約27%未 満のIgGリシン残基がPEGに結合するように、1:5から1 : 1000 までの範囲の割合で活性化PEGとIgGとを反応させることにより作られる。
接合体を好ましくは、接合体および薬学的に許容できる経口担体からなる薬剤組 成物に配合する。
特に乳児への投与については、好ましい経口担体はミルク、またはミルク配合物 である。
簡単な図面の説明 図IAは、補体成分C3cに対する抗体で被覆したマイクロタイタ板(micr otiter plate)に結合するPEG接合体ASB、およびCの、天然 のIgGと比較して低減した能力を説明している。
図IBは、補体成分C3cに対する抗体で被覆したマイクロタイタ板に結合する PEG接合体りおよびEの、天然のIgGと比較して低減した能力を説明してい る。
図ICは、補体成分C3cに対する抗体で被覆したマイクロタイタ板に結合する PEG接合体F50およびF 100の、天然のIgGと比較して低減した能力 を説明している。
図2Aは、トリプシンによる消化に対する非接合IgGの感受性を示す。
図2Bは、トリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体Aの低減した感 受性を示す。
図2Cは、トリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体Bの低減した感 受性を示す。
図2Dは、トリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体りの低減した感 受性を示す。
図2Eは、トリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体Eの低減した感 受性を示す。
図2Fは、トリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体F50の低減し た感受性を示す。
図2Gは、トリプシンによる消化に対するP EG−1gG接合体F100の低 減した感受性を示す。
図3Aは、キモトリプシンによる消化に対する非接合IgGの感受性を示す。
図3Bは、キモトリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体りの低減し た感受性を示す。
図30は、キモトリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体Eの低減し た感受性を示す。
図3Dは、キモトリプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体F50の低 減した感受性を示す。
図4Aは、ペプシンによる消化に対する天然1gGの感受性を示す。
図4Bは、ペプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体F100の低減し た感受性を示す。
図40は、ペプシンによる消化に対するPEG−IgG接合体Cの低減した感受 性を示す。
実施例 ここに用いているように、ポリエチレングリコール−イムノグロブリン接合体は 、第1アミン(アミノ末端およびリシン残基)によりポリエチレングリコールに 共有結合した血清イムノグロブリンである。特に、接合体中のイムノグロブリン は、血清1gGまたは血清IgAであってもよい。これらのイムノグロブリンは 、血清試料から採取してもよいが、合成技術が利用できれば、合成により作成で きる。したがって、「血清イムノグロブリン」という用語は、接合体のイムノグ ロブリン部分の必要な供給源というよりもむしろ構造を定義することを意図して いる。
ポリエチレングリコールは、活性を著しく減少させることなくイムノグロブリン を保護するのに十分なサイズでなければならない。約2000から約8000ま での範囲の分子量を有するPEGを適切に用いる。
そのようなI g−PEG接合体は免疫学的に活性であるが、タンパク質分解酵 素に対してより大きな抵抗性を有し、したがって、分泌免疫の再構成のために経 口に用いられる。
PEG−1gF接合体は、イムノグロブリン分子をPEGに付着する異なる化学 方法を含む少なくとも3つの方法により製造できる。PEG・イムノグロブリン のモル比は、用いる方法により、約1=1から1 : 1000までの範囲で変 化してもよい。・本発明に使用するPEG−I g (I gGまたはIgAの いずれか)接合体は、ヒトの血清から得られる濃縮1gから形成できる。血清イ ムノグロブリンを、塩基緩衝液、例えば、0.OIMのリン酸ナトリウム緩衝液 、pH7,8中に溶解させ、緩衝液に対して透析して残留塩を除去する。次いで 濃縮血清1gと、1.1′−カルボニルジイミダゾール、または塩化シアヌルも しくはスクシニルスクシンアミドのいずれかを用いる化学工程により得られる活 性化PEGとを結合させて、接合体を形成する。
1.1′−カルボニルジイミダゾールにより活性化されたPEGを用いて製造し たPEG−1g接合体は、天然■gGの抗原結合能と実質的に等しい抗原結合能 を示す。PEG−IgG接合体に含まれるイムノグロブリンGは、タンパク質ま たはウィルスのスペクトルを完全に結合することができる。スクシニルスクシン アミドにより活性化したPEGを使用することにより、同様に広い結合特性を有 するIg接合体が得られる。しかしながら、塩化シアヌル活性化方法を使用する ことにより、i : iooはど低い結合比率で抗体結合能をある程度損失する 。1:288の比率において、抗体結合能は失われる。これは、1 : 100 0の結合比率で抗体結合能が損失するという公表済結果と一致する。
リング等、免疫学的方法のジャーナル、59 : 327−537(1983) 。
PEG−IgG接合体はまた、トリプシン、キモトリプシンおよびペプシンによ る酵素開裂に対して比較的耐えられるようになる。PEGはイムノグロブリン分 子のりシン残基に主に結合し、トリプシンは、リシンまたはアルギニン残基に与 えられたペプチド結合を開裂するという事実の観点から、トリプシンに対する抵 抗性が増大する機構は理解できる。PEGによりリシン残基を塞ぐ比率は明らか に、トリプシン活性をほとんど完全に阻害するのに十分である。
PEG−1g接合体はまた、キモトリプシンの作用に感受性がほとんどなく、キ モトリプシンはチロシン、トリプトファンおよびフェニルアラニンに隣接したペ プチド結合で開裂し、したがって、PEG分子により攻撃された立体障害はあり そうな機構である。ペプシンについて言えば、ペプシンは、IgG分子のヒンジ 領域の所定の領域で開裂するので、ペプシン開裂に対するPEG−Ig接合体の 抵抗性は、ヒンジ領域の近くの結合PEG残基による立体障害によるよってある 。
したがって、天然分泌IgAの特性にがなりよく似ている特性を有し胃腸1gA 免疫不全の患者における分泌免疫を再構成する経口投与に適している。分泌1g Aのように、PEG−1g接合体は、胃腸系に存在する酵素によるタンパク質分 解開裂に耐えることができる。分泌1gAと同様に、PEG−1gもまた、抗原 を能率的に結合できる。
さらに、PEG−IgG接合体は、天然1gGよりもよくは補体を固定せず、F c受容体に対する結合は減少している。分泌1gAは、胃腸内腔には通常細胞は 発見されない顆粒球および単球上に主に存在するFc受容体に結合する。
特性におけるこれらの類似性は、PEG−1g接合体が胃腸系における分泌1g Aの役割、すなわち、「慎重な家政婦(discreet housekeep er) Jの役割を努めるのを助ける。
したがって、IgAと同様に、PEG−1g接合体は、能率的に抗原と結合でき るが、細胞への補体の固定と結合は制限されるので、局所炎症または他の免疫活 性化はほとんどおこらない。
これらの特性により、PEG−IgGまたはIgA接合体は、分泌1gA不全の ヒトの治療に有用となる。これらの免疫学的に損傷した患者は、生後数か月の乳 児、選択的なIgA不全または普通の様々な免疫不全の患者、化学療法または放 射線の結果として二次1gA胃腸免疫不全により免疫学的に損傷した患者、およ び骨髄移植またはHIV感染の結果としての後天性持続性分泌IgA不全の患者 を含む。そのような患者は、PEG−イムノグロブリン接合体の効果的な量の経 口投与により助けてもよい。特に、体重1kg当たり50m gを1日2回から 、体重1kg当たり100mgを1日4回までの範囲の投与を行なって、有用な 治療結果を得るべきである。
経口投与治療として使用するために、PEG−IgG接合体は好ましくは、接合 体および経口担体からなる経口薬剤組成物として配合する。そのような組成物に おいて、経口担体は、タブレット(例えば、ラクトース)または調製放出もしく は保護(例えば、腸の)コーティングシステムを製造するのに使用する従来の賦 形剤であってもよい。経口担体はまた、少なくとも1つのフレーバー成分を含有 する水性液体担体であってもよい。特に乳児を治療するための、好ましい液体担 体(フレーバー成分を含む)は、ミルク、ミルク代替物(配合物)およびフルー ツジュースであるが、人工フレーバーまたは甘味料もしくは天然フレーバー抽出 物を含有する液体組成物を使用してもよい。
実施例1 pH7,8の0.OIMのリン酸ナトリウム緩衝液中に血清イムノグロブリンG を溶解させることにより、血清イムノグロブリンG試料を調製した。緩衝液に対 して生成した溶液を透析して、残留塩を除去した。IgGについてE1°’21 !On5として138の吸光率を用いて、イムノグロブリンFの最終濃度の測定 を分光光度分析により行なった。プラズマタンパク質中のパトナムF、 Wl、 パトナムF、 W、版、アカデミツクプレス1975.62頁を参照のこと。
実施例2 ビューロチャンプ等の方法、分析生化学131 :25−33(1983)にし たかって、1.1′ −カルボニルジイミダゾールによるポリエチレングリコー ル(ミズーリ州、セントルイス、シグマケミカル社)の活性化を行なった。最初 に37℃のジオキサン中にポリエチレングリコール(PEG)(分子量が2.0 00または8.000)を溶解させて50mMの濃度にした。次に、1.1′  −カルボニルジイミダゾール(シグマ社)を加えて、500mMの最終濃度とし た。PEGと1.1′ −カルボニルジイミダゾールの溶液を37℃で撹拌しな がら2時間に亘り培養し、活性化PEGを得た。
76mmのシアフロ限外濾過膜(X M 50)を用いて、アミコン細胞中の食 塩加リン酸緩衝液(P B S)に対して活性化PEG混合物を広く透析し、残 留カルボニルジイミダゾールを除去した。生成した活性化PEG溶液を蒸留水に 対して透析し、凍結乾燥し、乾燥貯蔵した。
実施例3 実施例2の方法により製造した活性化PEGをO,OIMのホウ酸ナトリウム緩 衝液、pH8,5中に様々な血清イムノグロブリン濃度に溶解させ、4℃で96 時間に亘り1:5から1 : 1000までの範囲のモル比のPEG−1gG接 合体を得た。これらの溶液を、アミコン細胞において圧透析(pressure  dialysis )または凍結乾燥により、生物学的活性を評価する必要に 応じて濃縮しまた。
実施例4 アブチョウスキー等、生物化学ジャーナル252 : 3578−3581.1 977の方法を用いて、ポリエチレングリコールの活性化を行なった。10gの 無水炭酸ナトリウムを含有する4゜Omlの無水ベンゼン中に5.5gの塩化シ アヌルを溶解させた。P E G 2000または8000 (19g)を加え 、混合物を16時間に亘り室温で撹拌した。溶液を濾過して、液体に600m1 の石油エーテルを加え、沈殿物を集積した。沈殿物(活性化PEG)をベンゼン 中に再度溶解させ、さらに2度石油エーテル中で再形成させた。
実施例5 PEG−IgG接合体を形成するために、実施例4にしたがって調製した活性化 PEGを、1:5がら1:500まテノ範囲(DP EG : l gG−T− ル比て、p H9,2)0.1 Mホウ酸塩緩衝液中のIgGに加えた。透析溶 液としてpH7゜3の0.01Mリン酸塩緩衝液を用い、アミコン細胞中の76 mmシアフロ限外濾過膜(P M 10)を用いて、混合物を4℃で1時間に亘 り培養した。
実施例6 ジヨセフM、およびルイシPL、(マクロモル、生化学生物理学7 : 175 −1984)によりポリエチレングリコールを活性化する第3の方法は、以下の ようにメトキシポリエチレングリコールを活性化するスクシン無水物を用いるこ とによるものである。4mlのピリジンおよび5gのスクシン無水物を含有する 250 m lの1.2−ジクロロエタン溶液中に50gのPEGを溶解させる 。窒素雰囲気下で3日間の還流後、溶液を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物を1 00m1の水中に溶解させる。この残留物を50m lのジエチルエーテルで2 度洗浄し、PEG−スクシネートを水相から抽出し、50m lのクロロホルム で2度洗浄する。クロロホルムを蒸発させた後、約43gのPEG−スクシネー トを得る。
アンダーソン等(アメリカ化学協会ジャーナル、86 二1839.1964)  、により記載され、アブチョウスキー等により適応された方法にしたがって、 PEG−スクシネートを、37℃で200 m lのジメチルホルムアミド中に 溶解させ、N−ヒドロキシスクシンイミド(10%モル過剰)を加える。
溶液を0℃に冷却し、N−ヒドロキシスクシンイミドとモル量て等しい量のジシ クロヘキシルカルボジイミドを10m1のジメチルホルムアミド中に溶解させ、 これを撹拌し続けなから溶液に滴状に加える。混合物を24時間に亘り室温で放 置し、濾過する。100 m lの冷たいベンゼンを加え、0℃で200 m  lの石油エーテルを滴状に加えることにより、メトキシポリエチレングリコール スクシンイミジルスクシネート(SSS−PEG)を沈殿させる。沈殿物を焼結 ガラスフィルタ上に集積する。ベンゼン中の溶解と、石油エーテルにより沈殿を 3回繰り返す。5S−PEGをデシケータ中に一20℃で貯蔵する。
実施例7 以下の方法により、PEG−イムノグロブリンを調製する。実施例6により調製 した15gのPP−PEGを、100m1の0.05Mリン酸塩緩衝液、0.8 5%NaC1,pH7,2(P B S)中の100−1000mgのイムノグ ロブリン中に加える。15g 5S−PEGo混合物を室温で30分間に亘り撹 拌し、ミリポア濾過(1,2μm膜)により浄化する。上述したようにアミコン 細胞を用いて10容量の緩衝液に対する透析により非結合5S−r’EGを除去 する。r’EG−IgGの各試料を濾過により殺菌し、4℃で貯蔵する。
実施例8 1・5から1. : 1000まての範囲のモル比を有する様々なPEG Ig G接合体を製造した。接合の度合いを決定するために、第1アミンの置換の度合 いを測定した。これを行なうために、利用できる第1アミンにO−フタルアルデ ヒド試薬(イリノイ州、ロックフォード、ピアース、フルオルアルデヒド)を連 結することにより製造したフルオレセインの量を測定した。これについて、I  gG−PEG接合体または非修飾1gGを、PBS中で50.25.12.5お よび6.25μg/mlの濃度に希釈した。これらの試料のIgGa度を測定す るために、PEGはこの波長では吸収しないので、280nmでの分光光度読取 りを用いる紫外線吸収法を用いた。ミクロフルオルマイクロタイタ板中のこれら の溶液の100μmのアリコート(バージニア州、アレキサンドリア、ダイナチ ックラボラトリ−社)に、100μlのフルオルアルデヒドを加えた。非修飾1 gGを100%の蛍光として、各々の接合体の蛍光度を測定した;これより、P EGの第1アミンへの結合百分率が計算できた。活性化PEGはいずれかの活性 化方法により第1アミン(N−末端およびリシン残基)にほとんど結合するので 、蛍光の損失が連結したPEGの量に比例する。表2は使用した連結比および両 方法を用いて連結した第1アミンの百分率を示す。
実施例9 修飾していない同一濃度のIgGに対するPEG−IgG接合体の抗体結合能を 比較することにより、抗体結合の維持について試験した。PEG−IgG接合体 の抗体結合は、EL I SAにより測定した。これについて、pH9,6の0 .1M炭酸塩緩衝液中の10gg / m lの様々なタンパク質の微生物抗原 100μmを用いて、マイクロタイタ板にューヨーク、パンガードインターナシ ョナル、マキシソープ、NUNC)のウェルを被覆するのに用いた。使用した抗 原は、卵白アルブミン(3倍結晶化、シグマ)、ウシカゼイン(シグマ)、ウシ イムノグロブリン(シグマ)、破傷風トキソイド(ウェス−アーストラボラトリ ー)およびおたふくかぜ抗原(マークンヤープスおよびドーム)であった。おた ふくかぜ、サイトメガロウィルス、トキソプラズマ症、風疹、単純ヘルペス、お よびヘルペス帯状庖疹に対する抗体もまた、市販の標準キット(フロリダ州、マ イアミ、ジアメディックス)を用いてE L 1. S Aにより測定した。接 合体を試験するために、PEG−IgG接合体、または比較のために非修飾1g Gを希釈して、PBS含有含有トウレーンween ) 0.1%(シグマ)中 の0.1mg/mlとした。これらの溶液の100μlのアリコートを、トウィ ーン0.1%を含有する通常の生理食塩水で事前によく洗浄した抗原被覆ウェル に加えた。37℃で3時間(または4℃で一晩)後、ウェルを再度洗浄し、r’ B5−1−ウィーン中で1・1000に希釈した100μlのヤギ抗ヒトIgG アルカリ性ホスファターゼ接合体(カリフォルニア州、バーリンゲーム、タイ) を各々のウェルに加えた。これらのウェルを37℃で3時間に亘り培養して洗浄 し、基質溶液にトロフェニルホスフェート(N P P) 、0.OOl、’M のMgC1を含有する0、1MのトリスHCI中て1mg/ml)を加えた。マ ルチスキャンタイタテツクマイクロタイタ板読取器(バージニア州、マツクリー ン、フローラボラトリーズ)により生成した溶液を読んだ。
表3は、タンパク質抗原、破傷風、ニワトリ卵白アルブミン、おたふくかぜ、ウ シイムノグロブリンおよびウシカゼインに対して試験した接合体のデータを示す 。全体的に、八からLまてのPEG IgG接合体は、抗原被覆板に結合できた か、ある接合体は、いくつかの抗原に対して、天然1gGと比較して、減少した 結合能を有した。例えば、接合体F50は、破傷風トキソイドについていくぶん 減少した結合能を有し、接合体におよびLはカゼインに対して減少した結合能を 有し、接合体Cは全ての抗原に対して減少した結合能を有した。約27%までの 遊離リジンがPEGに連結する場合、免疫活性が維持されるようである。接合体 I (塩化シアヌル; 1 : 288の連結比)は、どの抗原被覆板に対する 結合能を実質的に損失した。
同様に、試料Aからしは、標準キットEL I SA中で試験した様々なタンパ ク質抗原にきわめて結合することができ、これらの接合体の全ては、標準既知正 1gG試料、および与えられた板対照により判断する場合、保護する量の抗体を 含有することが分かった。再度、接合体I(1:288の連結モル比)は不活性 であった(表4)。
実施例10 P・EG−IgG接合体かFc受容体に結合できるか否かを試験するために、接 合体を熱凝集させて、次いでIgGの豊富なFc受容体を産生ずるマクロファー ジ細胞系である、U937への結合について試験した。熱凝集したヒトIgGお よびPEG−接合体は、P、BS中の各々の10mg/ml溶液を30分間に亘 り63°に加熱することにより製造した。短時間の遠心分離(3000r p  mで5分から)により最大の(目に見える)凝集物を除去した後、これらの溶液 の上澄液に含まれる凝集物を用いて、マクロファージ細胞系U937上に存在す るヒ)Fc受容体への結合について試験した。これらの細胞(Dr、に、スパー バーの贈与(gift))ヲ、10%のウシ胎児血清、10mMのグルタミン、 ペニシリンおよびストレプトマイシンを含有するR P M I 1640にュ ーヨーク州、グランドアイランド、ギブコ)を含有する媒質中において、37° Cて5%の002インキユベータ中で維持した。2%のBSAおよび0.1%の トウィーン2゜を含有するPBS中に3回洗浄した200μmの5X]0’°細 胞/mlを、10または50μ+の凝集1gGまたはPEG−IgG接合体によ り、37℃で30分間、そして4℃で30分間培養した。次いて細胞を2%のB SA/PBS4ウィーン中で3回やさしく洗浄し、各々の管に、25μIのフル オレセイン接合F (a b) ’ 2ヤギ抗ヒトIgG(タイ)を加えた。4 ℃での45分間の培養後、細胞を再度洗浄し、各々のアリコートについて、蛍光 の度合いをフロー血球計算器(カリフォルニア州、ヘクトンーディケンソンマウ ンテンビュー、FAC3/”IV)により測定した。
表5に結果を示す。PEG−IgG接合体はU937に結合したが、PEGの量 を多く産生ずるイムノグロブリンについて検出した蛍光は減少した。
実施例11 PEG−接合体が補体成分C3を固定できるか否かを測定するために、2つの方 法を用いた。第1の方法において、ポリクローナル抗C3cまたはC3d抗体に ューヨーク州、ウェストベリー、ダコー、精密化学)で被覆したマイクロタイタ 板に結合する能力について、熱凝集1gGに対する比較として、熱凝集接合体を 試験した。このことについて、マイクロタイタ板をウサギ抗ヒトC3cまたはC 3dにより、0、IMの炭酸ナトリウム緩衝液、pH9,6中の20μg/m1 にて、4℃で16時間に亘り被覆した。熱凝集したPEG IgG接合または非 接合1gGの100μlの様々に希釈したアリコート(t n gから100μ g/mlのIgGを含む)を標準量の新鮮な正常血清(C3の供給源として)に より培養した。37℃で3時間に亘る培養後、ウェルを再度洗浄し、ヤギ抗ヒト IgG−アルカリ性ホスファターゼ接合体を加えた。NPP溶液を加えた後、4 05nmて生じた吸収を測定した。この試験は、IgG分画に結合するPEGの 量が増加するにつれ、被覆したマイクロタイタ板上に検出されるIgGの量が減 少したことを示した(図IA、BおよびC)。
第2の方法において、225 μg/ml 22.5μg/mlまたは2.25 μg /′m IのPEG−I gGまたは天然1gGとウシに一カセインとを 50μlのPBS中2.5:1のモル比で混合することにより、免疫複合体を形 成した。PBS−o、i%のトウィーンを加えて、容量を350μmとし、にカ セイン結合抗体を含有していない350μlの新鮮な正常ヒト血清を加え、37 ℃で3時間に亘り培養を続けた。次いで洗浄後、ヤギ抗マウスIgG−アルカリ 性ホスファターゼ接合体を加え(PBS−)ウィーン中テ1:15oo)、37 ℃で3時間に亘り培養を続けた。次いて板を洗浄腰普通にNPPで展開させた。
試験したイムノグロブリンの3つの濃度で、正常ヒト血清に露出した多くのIg G−に−カゼイン免疫複合体が、PEG−IgGを用いて形成した免疫複合体よ りも、マイクロタイタ板に結合できた。表6は1つの濃度(22,5μg/m1 )についてのデータを示す。PEG IgG結合は、天然IgGについて発見さ れた結合の42.0から79.6パーセ上述した方法のいくつかにおいて、PE G−IgG接合体の生物学的活性を測定するためのこれらの接合体に対する第2 の抗体の結合を用いて、天然1gGに対してPEG−IgG接合体を比較したの で、天然1gGに対する比較におけるこれらの接合体に対する第2の抗体の相対 結合を測定する実験を行なった。
天然1gGに対する比較においてPEG−IgG接合体の生物学的活性を測定す るのに用いた検定は、アルカリ性ホスファターゼに接合したかまたはフルオレセ インで標識した第2の、またはサンドウィッチした抗体によるIgGの検出に依 存する。これらの実験を説明するために、PEG−IgG接合体が天然IgGと 同一の度合いで検出できるか否かを測定する必要があった。このことを確認する ために、2つの方法を用いた。第1の方法において、PEG−IgG接合体また は天然1gGを、0.IMの炭酸ナトリウム緩衝液pH9,8中で10Mg/m lの濃度(280nmの吸収により)に希釈し、37℃で3時間に亘りマイクロ タイタ板を被覆するのに用いた。洗浄後、アルカリ性ホスファターゼヤギ抗−ヒ トIgG(タボ)を各々のウェルに加え、さらに37℃での3時間の培養後、ウ ェルを洗浄し、NPPを加えた。板を通常に読み取った。
第2の方法において、PEG=−1gG接合体および天然IgGをPBS中で0 .5mg/diに希釈し、カリフォルニア州、ブレア、ベックマンアレイタンパ ク質システムおよびポリクローナルヤギ抗ヒトIgG(ベックマン)を用いた標 準比濁計方法により試験して、IgG標準曲線を引用してIgG濃度を測定した 。
表7は、比濁計により検出についての、マイクロタイタ板のウェルに被覆したP EG−IgG接合体へのアルカリ性ホスファターゼ標識ヤギ抗ヒトl、、gGの 結合および非標識ヤギ抗ヒトIgGの結合を示す。接合体B1C1およびF 1 000をマイクロタイタ板を被覆するのに用いた場合、前記第2の抗体の結合の ある程度の減少がこれらの接合体について見られた。同一の接合体を溶液中で試 験した場合、接合体Cのみが第2の抗体による結合が著しく減少したことを示し た。したかって、溶液中で行なった全ての実験について、第2の抗体の使用によ る接合体の試験は、このシステムにおいて不十分にしか検出されない接合体Cを 除いて、正当であることが分かった。
実施例13 本発明の主な目的は、IgGを酵素開裂に対して抵抗性にするために試験した免 疫学的活性1gGを提供することにあった。この目的が満たされたか否かを試験 するために、IgGまたは様々なPEG−IgG接合体の溶液をトリプシン、キ モトリプシンまたはペプシンに露出した;4次いでIgGの分断度合いを高圧液 体クロマトグラフィーにより評価した。
1、トリプシン: IgG−PEG接合体または非修飾IgGの試料(15m  g/m 1 )をO,’05MのトリスHCI緩衝液、pH8,0中、37℃で 3時間に亘りトリプシン(タイプIII 、シグマ’) (1: 100 )で 培養した。この後、4倍の過剰のダイズトリプンンインヒビター(シグマ)を加 えた。分析まで試料を一70℃で冷凍した。
2、キモトリプシン: 天然IgGおよびPEG−IgG接合体の試料(0,2 Mのリン酸塩緩衝液pH7,0中4.5mg/ml)を、基体に対する酵素の比 率か1:200でキモトリプシン(シグマ、タイプIII、TLCK処理、1m g当たり54ユニツト)で消化した。これらの試料を室温で8時間に亘り培養し 、次いて、pHを6NのHCIにより2.0に減少させることにより、反応を終 結させた。HPLCによる分析の前に、試料を一70℃で冷凍した。
3、ペプシン: IgG−PEGまたは非修飾1gG試料を、37℃で0.1M の酢酸ナトリウム緩衝液、pH4,5中の10mg/mlて、1 :、100の 酵素基、体比率でのペプシンにュージャージー州、フリーホールド、ウォーシン トンバイオケミーカル社)により培養した。ある実験において、1.3.5.7 .9および16時間で反応混合物からアリコートを取り出した。別の実験におい て、全ての反応を6時間で停止させた。反応を停止させるために、固体のトリス 塩基を加えて、p、Hを8.0にした。試料を分析するまで一70°に冷凍した 。
高圧液体クロマトグラフィーを行なって、酵素消化の前後てPEG−接合体のサ イズを判定した。これを行なうために、スペロース12カラムを備えた、FPL Cシステムにューンヤージー州、ピスカタウェイ、ファーマシアーLKB)を用 いた。天然1g’G、PEG接合イムノグロブリン、または酵素消化した天然ま たはPE、G接合イムノグロブリンの分画をカラムに装填し、平衡状態にし、0 .05Mのリン酸ナトリウム緩衝液pH7,3中で測定しプこ。流速は0.3m l/分に設定し、0.5mlの分画を集積1した。
図2は、天然1gGまたはPEG IgG接合・体A、B。
D、E、j50およびFlooのトリプシン消化の結果を示している。天然Ig Gは2つの主なピークに分画されたが、接合体Aはそのままであり、接合体はこ の方法後にはほとんど完全にそのままであった。接合体り、E、F2O、および Flooは1つの主なピークのみを示し、実質的にトリプシンには影響を受けな いことが分かった。
図3は、天然1gGと比較したPEG−接合体のキモトリプシン消化の結果を示 している。この酵素はIgGをいくつかの断片に分画した。PEG−1gGC接 合体この酵素の作用に対してほとんど感度はなかった。図3において、接合体り 、EおよびF2Oの実施例を示す。
同様に、ペプシンによるIgGまたはPEG−IgG接合体の消化後、PEG− 1gGC接合体よりそのままであることが分かり、主な開裂産生物はほとんどな く、酵素への露出から10時間後でさえもF(ab)’2断片が形成された。図 3は、天然1gG、およびFlooとC接合体のデータを示す。接合体F100 およびCの消化から6時間後にいくつかの開裂産生物が形成されたが、その量は 天然IgGの量の半分てあった。
酵素攻撃に対して著しい安定性を達成するために、約7%のりシンが望ましくは 連結しているが、27%より多くがPEGと連結すると、抗体結合の損失が見ら れると結論付ける。塩化シアヌル法を用いる場合、より穏やかな方法を用いる場 合よりも多くの抗体活性が失われる。P E G 2000に対立するものとし てP E G3000を用いると、同様の生物学的化合物が生成し、PEG30 00を使用することにより、Fc受容体−・の接合体結合をより塞ぐことになり 、おそらくはこれらの化合物の凝集に対する抵抗性のために、固定する補体C3 が少なくなったことが分かる。
本 マイクロタイタ板のウェルに結合した対照1gG溶液のパーセント;全での 溶液は10μg/mlの濃度である。
木本 比濁計により検出した対照1gG溶液のパーセント:全ての溶液には0. 5mg/mlである。
FIG、IA FIG、IB F”lG、IC Ojo 20 30 40 50 60 70勺」シーjJ FIG、 2A FIG、 28 FIG、 2C FIG、 20 FIG、 2F FIG、 3A FIG、 38 FIG、3C FIG、 3D

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.分泌免疫の再構成のための経口薬剤組成物であって、活性成分として免疫学 的活性ポリエチレングリコール血清イムノグロブリン接合体を含有することを特 徴とする経口薬剤組成物。
  2. 2.前記接合体中の血清イムノグロブリンがイムノグロブリンGであることを特 徴とする請求の範囲第1項記載の経口薬剤組成物。
  3. 3.前記接合体中の血清イムノグロブレンがイムノグロブリンAであることを特 徴とする請求の範囲第1項記載の経口薬剤組成物。
  4. 4.前記イムノグロブリンの利用できるリシンの6.0%から27%までがポリ エチレングリコールにより修飾されていることを特徴とする請求の範囲第1項か ら第3項いずれか1項記載の経口薬剤組成物。
  5. 5.前記経口薬剤組成物がカプセルまたはタブレットに形成されることを特徴と する請求の範囲第1項から第4項いずれか1項記載の経口薬剤組成物。
  6. 6.経口担体がフレーバー成分を含有する水性液体であることを特徴とする請求 の範囲第1項から第4項いずれか1項記載の経口薬剤組成物。
  7. 7.前記接合体を、カルボニルジイミダゾール活性化ポリエチレングリコールと イムノグロブリンとを1:5から1:1000までのモル比で反応させることに より形成することを特徴とする請求の範囲第1項から第6項いずれか1項記載の 経口薬剤組成物。
  8. 8.前記接合体を、塩化シアヌル活性化ポリエチレングリコールとイムノグロブ リンとを1:5から1:50までのモル比で反応させることにより形成すること を特徴とする請求の範囲第1項から第6項いずれか1項記載の経口薬剤組成物。
  9. 9.前記経口担体が、ミルク、乳児配合物またはフルーツジュースであることを 特徴とする請求の範囲第6項記載の経口薬剤組成物。
  10. 10.前記接合体を、スクシニルスクシンアミド活性化ポリエチレングリコール とイムノグロブリンとを1:5から1:1000までのモル比で反応させること により形成することを特徴とする請求の範囲第1項から第6項、または第9項い ずれか1項記載の経口薬剤組成物。
  11. 11.分泌免疫の再構成のための請求の範囲第1項から第10項記載の経口薬剤 組成物の使用方法。
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