JPH07501794A - 新規な脱保護剤を用いたリボ核酸(rna)の合成方法 - Google Patents

新規な脱保護剤を用いたリボ核酸(rna)の合成方法

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JPH07501794A JP5506669A JP50666993A JPH07501794A JP H07501794 A JPH07501794 A JP H07501794A JP 5506669 A JP5506669 A JP 5506669A JP 50666993 A JP50666993 A JP 50666993A JP H07501794 A JPH07501794 A JP H07501794A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リボ核酸(RNA)の2°位の水酸基の全脱保護を迅速に行なうこと の可能な、脱保護剤を用いたリボ核酸の合成方法に関する。
何年もの間、多くの細胞方法(cellular processes)におい て重要な役割を果たすRNAに対する注目が増すに連れて、リボ核酸フラグメン トの合成方法が、開発されつつある。
これらの合成方法は、デオキシリボ核酸(DNA)の合成に使用されるものと類 似の方法であり、たとえば、オシルビーらによる文献(Ogilvie et  at、Proc、Natl、’Acad、Sci、、Vo1.85.pp、57 64−5768.1988年8月)およびガスパルートらによる文献(Gasp arutto et al、Nucleosides & Nucleotid es 9 (8)、I)p、1087−1098.1990)に開示されている 。
この合成原料は、2′位の水酸基が適当な基で保護されており、また、ヌクレオ チド合成に適した基を有するリボヌクレオシドからなる。リボ核酸を形成するた めには、これらのヌクレオシド誘導体の連続縮合を行なうものである。
このように、上記オシルビーらによる文献においては、2°位の水酸基がt−ブ チル−ジメチルシリル基により保護されたりボヌクレオシド誘導体が使用されて いる。全てのヌクレオシドの結合後、2°位の水酸基が保護されたリボ核酸が得 られる。したがって、これら2°位の水酸基の保護基を除去するためには、最後 に脱保護処理を行なうのが適当である。
これまで、前記脱保護は、グレン リサーチ レポート、4巻、1号、1991 年3月、RNA シンセシスーブロブレムズ イン デプロテクションに記載さ れているように、テトラヒドロフラン中で脱保護剤としてテトラブチルアンモニ ウムフルオリドを用いることにより行なわれていた。【−ブチルジメチルシリル (TBDMS)で保護されたヌクレオシドまたはヌクレオチドの2′位水酸官能 基の脱保護は、テトラブチルアンモニウムフルオリドにより2.3分でおこる。
2゛位に[−ブチルジメチルシリル基を有するオリゴヌクレオチドの場合には、 脱保護はより困難となり、数時間(図3、曲線5参照)かかる。非常に長いRN Aフラグメントの場合には、たとえば、25塩基より多い場合には、水酸基の脱 保護はこの薬剤では不完全である。というのは、1塩基あたり少なくと61−2 %の脱保護されていない水酸基が残っているからである。すなわち、各RNA分 子は、少なくとも1つの脱保護されていない水酸基を有し、これは、オシルビー により示されているように、RNAの生物学的な活性に不利となるものである。
本発明は、合成されたリボ核酸の2′位における水酸基の全脱保護を迅速に行な うことの可能な、リボ核酸(RNA)の合成方法に関する。
本方法は、 [ここで、R1は、以下の式で表される基から選択されたピリミジン塩基または プリン塩基から誘導された基であり、][ここで、R′は、HまたはCH3であ り、R6、R7、およびR8は、水素原子または環外NH,基を保護するアシル 基であり、R2は、ヌクレオチド合成に適当な酸媒体において不安定な基であり 、R1は、固体支持体であり、 R4は、トリアルキルシリル基である、]で表される第1ヌクレオシドを、−2 ゛位の全水酸基はR4により保護されている合成リボ核酸を形成するために、式 (1)で表される、1以上の同一または異なったヌクレオシド、[ここで、R1 、R4、およびR4は、上記と同様の意味を有し、R3はヌクレオチド合成に適 当なリン基である、]と連続縮合し、 b)上記合成されたリボ核酸を、式: [ここで、R9は、直鎖状または分岐したC がらCアルキル基、RIGおよび RI Iは、同じでも異なっていてもよい直鎖状または分岐したC1がら01゜ アルキル基であり、R9と同じでも異なっていてもよく、nは1がら3の数であ り、整数であっても整数でなくてもよい、]で表される脱保護剤で処理すること により、2゛位の全ての水酸基を脱保護することからなる。
この方法においては、連続縮合サイクルは、異なったヌクレオシドを他のヌクレ オシドに、常法、すなわちRNA合成に関する公知のプロトコールおよび化学剤 を用いて、結合させることにより行なわれる。
最後に、各結合に使用される式(1)のヌクレオシドは、ヌクレオチド合成に適 当なR2およびR1基と、使用された塩基に依存するR1とからなる。この塩基 が環外NH2基を有する場合、後者は、ヌクレオチド合成に一般的に使用される 適当な保護基により保護されている。
適当な保護基は、たとえば、米国特許第4980460号、コスタ−らによるテ トラヘドロン、37巻、363−369ページ、1981年、ウーらによる、ヌ クレイツク アシズ リサーチ、17巻、9.1989.3501−3517ペ ージに記載されたアシル基である。
本発明において、塩基がアデニンまたはグアニンの場合には、保護基は、フェノ キシアセチル基、すなわち、前記式においてR7とRゝがフェノキシアセチル基 からなることが好ましい。
塩基がシトシンの場合には、保護基は、好ましくはアセチル基からなり、すなわ ち、R6が上記式において、アセチル基であるものである。この場合、イソブチ リル基またはプロピオニル基を使用することも可能である。
R2としては、適当に使用可能な酸媒体において不安定な基、たとえば:式: [ここで、R12、Rl 3、およびRl +は、各々同じでも異なっていても よい、水素原子、アルキル基、またはアルコキシ基であり、たとえば、モノメト キシトリチルまたはジメトキシトリチル基である、]で表されるトリチル基、 ビクシル基、および 9−フェニル−キサンテニル基が埜げられる。
R1としては、使用可能なリン基は、たとえば、式:[ここで、RI S、RI  A、Rl 7、HI8、およびRl 9は、直鎖状または分岐したアルキル基 である、] が使用可能である。
好ましくは、本発明の方法においては、R3として、式:[ここで、R15およ びR16は、同じでも異なっていてもよい、C1から04アルキル基である、] であられされるホスホラミシト (phosphoramidi te)基が使 用たとえば、RI Sがメチル基であり、RI Iiがエチル基であるか、また は、R15およびRl 6の双方がイソプロピル基であってもよい。
Rl 3およびRl 6にエチル基およびメチル基を使用することは、非常に興 味深いことである。なぜならば、これらの基を用いると、ヌクレオチド(インタ ーヌクレオチド結合は3分で形成される)の迅速な結合が、優れた収率(98% )で副反応もなく少なく、可能となるものである。しかも、2゛位にt−ブチル −ジメチルシリル保護基を有するこれらの基を使用すると、RNA合成に対して 優れた反応性を有する安定なヌクレオシド誘導体が得られる。ここで、これらの エチル基およびメチル基は、DNA合成用の非常に不安定な誘導体を与えるもの である。
本発明の方法によれば、ヌクレオシドの連続縮合サイクルを行なった後、2゜位 の全ての水酸基が保護された、合成リボ核酸が、式:[ここで、R9は直鎖状ま たは分岐したC1からC13,アルキJし基であ#ン、RILlおよびR1は同 じでも異なって1/1てもよI/)、Hまた(ま直シ貞4大また1よ分岐したC からCアルキル基であり、R9と同じであっても異なってし)ても良く、n(よ 1から3の数字であり、整数であってもなくてもよし)、]で表される薬剤を脱 保護剤として用いる脱保護処理1二ふされる。
このような薬剤の例としては、N (C2H5) 3. 3HF ;N (CH 3) 3. 2HF ; N (CH,):+ HF ;イソプロピルアミン、 H置イソプロビルアミン。
1.8HF;ジイソプロピノげミン、2HF;およびシイソプロビλレアミン、 3HFが挙げられる。
好ましくは1本発明においては、式: %式% で表される脱保護剤が使用される。
この公知の薬剤は、これまで炭水化物の7ノ′ノ化剤として用し1られてきたも のである。
本発明によれば、リボ核酸の2゛位における水酸基の脱保護用にこの薬剤1を使 用することは非常に興味探し)ことであり、なぜならII、これGこよ#ン、P +10時間で非常に長いリボ核酸の全脱保護が完了可能となる力・らである。さ ら(こ、精製された状態で使用することが可能であり、蒸発l:より簡単1二除 去可能である。
一般には、脱保護処理は、約2時間から20時間、常?鼠で1〒なわれる。
この薬剤を、たとえばアセトニトリルなどの有機i各課で希釈してイ史用するこ とも可能である。
本発明の他の特徴部および優位点は、以下【こ示す実施例力・ら開力・どなるで あろう。ただし、本発明はこれらの実施例および図面に限定されるものではない 。
図1は、実施例1で合成された転移RNAを示す。
図2は、実施例1で合成された転移RNAの合成に使用されるリボヌクレオシド のホスホラミシトを示す。
図3は、異なる脱保護剤による、時間(h)に対する42塩基のオリゴヌクレオ チドの脱保護%を示す。
図4から9は、高速液体クロマトグラフィーの場合に得られるオリゴヌクレオチ ドのクロマトグラムである。
施例1.大 菌K つのアラニンの転移リボ核酸t−RNAの合成この転移RN Aは図1に示すものである。
この合成をおこなうために、図2に示された保護されたりボヌクレオシドホスホ ラミジトを使用した。図2において、DMtはジメトキシトリチル基を示し、B Pは任意に保護されてもよいプリン塩基またはピリミジン塩基を示す。塩基がア デニンまたはグアニンである場合には、その環外Nl2基はフェノキシアセチル 基により保護されており、塩基がシトシンである場合には、その環外Nl2基は アセチル基により保護されている。
塩基BPはまた、ウラシル、チミン、5.6−シトドロウラシルおよびプソイド ウラシルであってもよい。
ヌクレオシドの連続縮合段階は、キャップ剤としてフェノキシ無水酢酸を用いて 行なわれる。合成は、制御された大きさの孔のシリカゲルサポートを用いて0. 2マイクロモルのスケールで、固体相において行なわれる。
各縮合サイクルは、以下の段階を含有する:脱トリチル化:2%のトリクロロ酢 酸、ジクロロメタン中、90分間、洗浄ニアセトニトリル、2分間、 縮合:ヌクレオシド誘導体十活性化剤、無水アセトニトリル中、3分間、不完全 な鎖の延長を止めるための、反応していないヒドロキシル官能基のマスキング、 フェノキシ無水酢酸およびl−メチルイミダゾール、無水アセトニトリル中、1 分間、 酸化:0.45%ヨウ素、テトラヒドロ7ラン/水/ルチジン(89,5/10 10.5)中、45秒間、および 洗浄ニアセトニトリル中、90秒間。
各サイクルにおいては、45ヌクレオシド当量が使用される。
上記処理の最後に、オリゴヌクレオチドは、サポートから外され、シアノエチル 基が、エタノールおよび濃縮アンモニア水溶液(28%アンモニア:エタノール 、3/1容積)の混合物を用いて2時間常温で処理することにより加水分解され る。
このオリゴヌクレオチドを次いで、55℃で1時間加熱し、塩基の環外Nl2基 の保護基を除去して、次いで、この溶液を減圧濃縮し、残渣を常温で、300マ イクロリツトルの精製状態(TEA、38F)の脱保護剤N (C2H−、)3 +3HFで16時間処理した。
液相を次いで蒸発させて乾燥し、塩全プロダクトの混合物から除去し、次いで、 15%ポリアクリルアミドゲル(1,5mm厚さ)において電気泳動することに より得られた、合成リボ核酸を精製する。
3゛位または5゛位のOH端部をリン32により標識化した後、得られたリボ核 酸が実際、図1に示すRNAと一致するかを、酵素分解方法を用いて配列決定を 調べることにより、チェックする。
すべての場合において、転移リボ核酸の構造は、図1の配列にしたがうものであ る。
このようにして得られた合成リボ核酸の構造は、次いで、少量の前記RNAにお ける、その3゛位末端のハイブリッド形成を、16塩基の長さの相補オリゴデオ キシヌクレオチドを用いて行ない、これをインバーストランスクリプターゼでコ ピーする。PCR増幅の後、2つのDNA鎖は配列され、完全に所望の配列であ ることが確かめられた。
寒將岨I この実施例においては、評価は、【−ブチルジメチルシリル基により保護された 1つのりボヌクレオチドrUを含有する、D N A 5Mを有するオリゴヌク レオチドである、モデルとしてのdT:!、rUdT、oにおいて、本発明によ る脱保護レベルでおこなう。
このオリゴヌクレオチドdT、rUdT、を合成するために、原料となるヌクレ オシドが、図2に示す化合物、[ここで、Bゝはチミンを表し、がHで置換され る]および、図2に示す化合物[ここで、BPがウラシルである] からなること以外は、実施例1と同様の方法が用いられた。
合成後、脱保護が、種々の時間で行なわれ、各脱保護の処理後、脱保護レベルは 、[−ブチルジメチルシリル基をまだ有している同族体から完全に脱保護された フラグメントを分離することの可能な、逆相C18カラムにおいてプロダクトを 分離することにより決定される。
得られた結果は、図3の曲! (1)に表される。これから、4時間で100% 脱保護されていることがわかる。
寒將霞l オリゴヌクレオチドdT2.rUdT2oを合成するために、実施例2と同様の 方法がもちいられるが、脱保護は、本発明による薬剤(TEA、3HF)とアセ トニトリルの1/1容量比の混合物を用いて行なわれる。
得られた結果は、図3の曲m(2)に表される。図3から、本発明による脱保護 剤のアセトニトリルによる希釈により、完全な脱保護は8時間後に得られるこの 例においては、オリゴヌクレオチドdT、、rUdT2oを合成するために、実 施例2と同様の方法がもちいられるが、脱保護は、従来の脱保護剤、すなわちテ トラブチルアンモニウムトリハイドレートフロリド(TBAF、3H,O)をジ メチルスルホキシドにおいて1モル/Lの量で用いることにより行なう。
得られた結果は、図3の曲線(3)に表される。図3から、従来の脱保護剤を用 いると、完全な脱保護には11時間かかることがわかる。
比較例2 この例においては、オリゴヌクレオチドdT2.−rU dT2oを合成するた めに、実施例2と同様の方法がもちいられるが、脱保護は、従来の脱保護剤、T BAF、3H20のジメチルホルムアミドの1モル/上溶液を用いることにより 行なう。
得られた結果は、図3の曲線(4)に表される。この場合、完全な脱保護には2 4時間かかることがわかる。
里箆霞l この例においては、オリゴヌクレオチドdT2.−rU−dT’、oを合成する ために、実施例2と同様の方法がもちいられるが、脱保護は、テトラヒドロフラ ン(T HF )中、TBAF、3H20の1モル/上溶液を用いることにより 行なう。
得られた結果は、図3の曲線(5)に表される。図3から、THF中において、 現在使用されているテトラブチルアンモニウムフルオリドを用いると、完全な脱 保護が不可能であることがわかる。
大旗辺土 この実施例は、18塩基の長さを有し、以下の配列:5’ UTUACUAUC UAUCUCCCAA3゜を有するオリゴヌクレオチドを合成するために、実施 例1と同様の方法を用いる。
アンモニア性媒体において塩基の環外NH,基の保護基を除去した後、約40マ イクログラムのシリル化されたオリゴヌクレオチド(すなわち260nm(20 D)において2吸収単位)をエノペンドルフマイクロチューブにおいて、60マ イクロリツトルの脱保護剤N (C2H,、) 3,3HF (TEA、3HF )で20時間常温で処理する。ただし1反応混合物を、反応進行を評価するため に、TEA、3HFと反応させる前のものと、4時間反応させるものと、200 時間反応せるものとの、いくつかのサンプルに分ける。サンプル分けした後、各 サンプルはトリエチルアンモニウムアセテート、TEAA (pH7,0,25 mM)の4容積で中性化し、次いでモノリカラム(LKB)を用いてKH2PO jli液(pH6,0)において40分でOから1%KCIの勾配で溶出する高 速液体カラムクロマトグラフィーにより分析を行なう。20時間の反応後のサン プルの場合は、中性化の後、前記サンプルと同様にして分析し、他の部分は、セ ファデックスG25カラム(ファルマシアNAPIO)においてTEAAにより 中性化後、塩を除去し、次いで高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で同様 に分析する。塩の除去により、TEA、3HF混合物による副生ピークを除去す ることが可能となる。
得られた結果を、図4から7に示す。図4は、時間Oにおけるクロマトグラムで あり、すなわち、TEA、3HFで反応する前のものである。図5は、4時間反 応した後のクロマトグラムである。図6は、200時間反応た後のクロマトグラ ムである。図7は、20時間反応後のサンプルされたプロダクトから塩除去した 場合のクロマトグラムである。全ての場合において、プロダクトは1マイクロリ ツトル、注入するものであるが、図7の場合は、プロダクトが2.5マイクロリ ツトル、注入されたものである。
これらのクロマトグラムから、脱保護されたオリゴヌクレオチドは、4時間の反 応後(図5.6、および7のクロマトグラム)、27分の保持時間【、で現われ ることがわかる。20時間までの明白な脱保護は少しずつ行なわれ、はとんど補 助劣化(図6参照)はおこらない。
塩除去(図7)の後、塩−除去されたプロダクトは、粗オリゴリボヌクレオチド の純度を有する。不完全な配列は明らかにクロマトグラムで見つけることができ る。
このようにして、脱保護して塩除去されたオリゴヌクレオチドは、非常に純度が 高く、高い収率で得られるものである。
夾胤辺l この実施例においては、TEA−3HFの存在下における天然転移RNAの安定 性を研究することにより、脱保護用に使用されたTEA−3HFが、得られたオ リゴヌクレオチドを分解しないことをチェックする。
フロントベージの続き (72)発明者 ガスパルット、ディプイエフランス国 38400 サンーマ ルタン プレ リュ ドウ ペルトン 12 (72)発明者 リヴアシェ、チェリーフランス国 38000 グレノーブル  リュフェリックス ニスクランボン 22 (72)発明者 モルコ、ディプイエ フランス国 38210 チュリンーフユーレアヴエニュ ドウ ラ ガール  11 レノワイエ ア1−1 (72)発明者 テウル、ロベール フランス国 38000 グレノーブル リュチェ 52

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.リボ核酸の合成方法であり、 a)式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[ここで、R1は、以下の式で表され る基から選択されたピリミジン塩基またはプリン塩基から誘導された基である、 ]▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、R5は、HまたはCH3であり、R6、R7、およびR8は、水素原 子または環外NH2基を保護するアシル基であり、R2は、ヌクレオチド合成に 適当な酸媒体において不安定な基であり、R3は、固体支持体であり、 R4は、トリアルキルシリル基である、]で表される第1ヌクレオシドを、2′ 位の全水酸基はR4により保護されている合成リボ核酸を形成するために、式( I)で表される、1以上の同一または異なったヌクレオシド、[ここで、R1、 R2、およびR4は、上記と同様の意味を有し、R3はヌクレオチド合成に適当 なリン基である、]と連続縮合し、 b)上記合成されたリボ核酸を、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[ここで、R9は、直鎖状または分 岐したC1からC10アルキル基、R10およびR11は、同じでも異なってい てもよい直鎖状または分岐したC1からC10アルキル基であり、R9と同じで も異なっていてもよく、nは1から3の数であり、整数であっても整数でなくて もよい、]で表される脱保護剤で処理することにより、2′位の全ての水酸基を 脱保護することからなることを特徴とする、リボ核酸の合成方法。
  2. 2.脱保護剤が、 式: N(C2H5)3・3HF で表されるものからなることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 3.脱保護剤による処理が、常温で140分間行なわれることを特徴とする、請 求項1または2に記載の方法。
  4. 4.R4が、t−ブチルジメチルシリル基である、請求項1ないし3のいずれか 一項に記載の方法。
  5. 5.R3が、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、R15およびR16が、同じでも異なっていてもよいC1からC4ア ルキル基である、] である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 6.R15が、メチル基であり、R16が、エチル基である、請求項5に記載の 方法。
  7. 7.R15およびR16が、イソプロピル基である、請求項5に記載の方法。
  8. 8.R2が、ジメトキシトリチル基である、請求項1ないし7のいずれか一項に 記載の方法。
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