JPH07501695A - Ifn‐ガンマ‐アンタゴニストサイトカイン - Google Patents

Ifn‐ガンマ‐アンタゴニストサイトカイン

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JPH07501695A
JPH07501695A JP5509893A JP50989393A JPH07501695A JP H07501695 A JPH07501695 A JP H07501695A JP 5509893 A JP5509893 A JP 5509893A JP 50989393 A JP50989393 A JP 50989393A JP H07501695 A JPH07501695 A JP H07501695A
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クリーフ,パトリシア アンリエット
アザロンヌ,ブリュノ
オージリ‐ブルジェ,イベット
ブーシェ,クロード
ジャスマン,クロード
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アンスティテュ、ナショナル、ド、ラ、サント、エ、ド、ラ、ルシェルシュ、メディカル(アンセルム)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11、 請求の範囲第4項または第5項に記載のDNA配列を含んでなる生物学 的機能を有する、クローニングベクター。
12、 請求の範囲第11項に記載のクローニングベクターによって安定に形質 転換またはトランスフェクションされた、宿主細胞。
13、 前記サイトカインを、細胞培養物の上清から精製する、請求の範囲第1 項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインの製造法。
14、 細胞を、血清の混入タンパク質を欠いている適当な栄養培地で培養する 、請求の範囲第13項に記載の方法。
15、 血清が、分子量が50kD以下に対して透過性である透析バッグに含ま れている、請求の範囲第13項または第14項に記載の方法。
16、 請求の範囲第9項、第10項または第12項のいずれか1項に記載の宿 主細胞を適当な培地で培養し、サイトカインを発現するようにし、かつ所望なサ イトカインを特徴する請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイト カインの製造法。
17、 請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインに対す る、モノクローナル抗体。
18、 請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインに対す る、または請求の範囲第13項〜第16項のいずれか1項に記載の方法によって 得られる、免疫血清。
19、 活性成分として、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の、 または請求の範囲第13項〜第16項のいずれが1項に記載の方法によって得ら れるサイトカインを含んでなる、治療用組成物。
2、特許請求の範囲第4項〜第8項のいずれか1項に記載のDNA配列を活性成 分として含んでなる、治療用組物。
2、特許請求の範囲第17項に記載の抗体または請求の範囲第18項に記載の免 疫血清を活性成分として含んでなる、治療用組成物。
2、特許請求の範囲第17項に記載の少なくとも1個の抗体を含む、請求の範囲 第1項〜第3項の一つに記載のサイトカインの存在を診断するためのキット。
明 細 書 IFN−ガンマーアンタゴニストサイト力イン本発明は、新規なサイトカインに 関し、それは細胞表面でのクラス11の組織適合性抗原の発現のインターフェロ ン−7による誘導の特異的アンタゴニストである。
体内の総ての細胞は、その表面でクラスI組織適合性抗原として知られる糖タン パク質を発現する。
また、免疫担当細胞によってだけ発現される種類の糖タンパク質であるクラス1 1の組織適合性抗原が存在する。
これらの抗原は、ヒトでは第6染色体に配置された遺伝子ファミリーによってコ ードされ、これは主要組織適合性複合体 (MHC)またはヒトでは(HL A)として知られている。
クラスI+の組織適合性抗原は、免疫応答の際に、特にB細胞とT細胞との間の 、または抗原を生じる細胞とT細胞との間の相互作用の関係において、重要な役 割を果たしている。インターフェロン−γは、多数の細胞の種類による主要組織 適合性複合体(MHC)の抗原の発現を誘導することにより、免疫担当細胞の機 能を促進する(Becker、1985)。抗原を生じさせる能力は、補助細胞 の表面上に存在するクラス11分子(HL A)の量に比例する。従って、イン ターフェロン−γは、これらの細胞が十分にクラス11分子(HL A)を発現 させて、抗原を生じさせる。インターフェロン−γ依存性の制御機構は、未だ解 明されていない。
クラスII(HLA)抗原は、分化マーカーであるとも考エラレテオリ、コレハ 、fli系(Rxdka et al、、1986)またはウシ肝臓(Nata li et al、、1984)の細胞について明らかにされているが、細胞分 化中のそれらの機能は未だ確立されていない。また、クラス11抗原の存在は、 腫瘍化の現象中に何らかの役割を果たしていると思われる(Feslensfe in & Ga+tido、19861゜クラス11抗原は、B細胞において発 現される。
Accolla ら(+985)およびDe Petyzl ら(19851は 、この発。
現が遺伝子レベルでトランスに作用する因子によって制御されることを示してい る。
クラスI+抗原を制御するモデルは、Boss &Stzminger (19 86)によって提案されている。このモデ)L、T−は、遺伝子の5′フランキ ング領域のゲノムレベルでは、組織適合性抗原の発現を制御する4個の連続する 領域である、負の調節要素、2個の正の制御領域、およびもう一つの負の制御領 域がある。ゲノムレベルでのクラスI+抗原HLAの調節に関する更に最近の研 究では、主要組織適合性複合体の遺伝子の5′領域におけるEとして知られるプ ロモーターおよびEαプロモーターに結合できる2個のタンパク質が明らかにさ れている(Downel al、、1988.Darn el al、、198 9; Koch et al、。
1989)。
誘導の効率は、問題となっている細胞系によって異なる。実際には、幾つかの細 胞系(K562白血病系、胎児性線維芽細胞など)は誘導は起きたとしても極め て困難であるが、他の細胞系(成人の線維芽細胞、結腸癌細胞など)はインター フェロン−γを少量投与して誘導した後にクラス11抗原HLAを発現する。
本発明に関して、いわゆる無反応性細胞上でのインターフェロン−γによるクラ ス11抗原HLAの誘導が困難であることは、可溶性の内在性インヒビターが自 然に産生されることが原因であることが明らかにされた。
従って、本発明は、インターフェロン−γによる、細胞表面でのクラス11の組 織適合性抗原の発現の誘導の特異的アンタゴニストであり、 一部1図に記載されているようなペプチド配列の全部または一部を含んでなるも のであるか、または前記の生物学的活性を保持しているその変異体であり、−細 胞によって天然に分泌されたもの、または−原核または真核細胞中の外来性DN A配列の発現生成物である、 サイトカインに関する。
が、本発明はこのサイトカインの変異体、特にN−またはC−末端の欠失によっ て得られる変異体、1個以上のアミノ酸の置換によって得られる変異体、および 1個以上のアミノ酸、例えば、サイトカインを細菌中で発現させるときN−末端 におけるアミノ酸であるメチオニンを付加することによって得られる付加変異体 にも関する。
本発明は、サイトカインの活性なエピトープであって互いに結合しているかまた は異なる配列を介して結合しているものを含む化合物にも関し、以後これも変異 体と呼ぶ。
用いられる宿主細胞の性質によっては、サイトカインはグリコジル化されて、哺 乳類細胞の生物学的活性にとって好ましい翻訳後修飾が行なわれるようにするこ とができる。
天然タンパク質は、前記の特徴の外に、5DS−ポリアクリルアミドゲル上では 分子量が19,000程度であり、そのインヒビター活性は熱およびトリプシン 感受性である。
このタンパク質は、50%硫酸アンモニウム溶液中で沈澱を生じる。
このタンパク質は、天然では細胞培養の上清中に分泌生成物として得ることがで きる。これは、原核細胞または更に有利には真核細胞中で外来性DNA配列の発 現により得ることもできる。この場合には、外来性DNA配列は特に相補性DN A配列であることができ、あるいはゲノムDNA配列であることもできる。
本発明によるDNA配列は、原核宿主細胞または真核宿主細胞中で新規なサイト カインを発現させることができる配列を含んでいる: 本発明による配列は、更に具体的には、下記の配列から選択されるものに関する : り 第1図のDNA配列またはその相補性鎖、b)りのDNA配列またはその一 部とハイブリダイゼーションするDNA配列、および C) 遺伝子コードが縮重しでいるため、a)またはb)と同じアミノ酸配列を 有するサイトカインをコードする配列 d) 前記のサイトカインの変異体をコードし、前記の生物学的活性を保持して いる配列。
従って、本発明は、前記のような変異体の発現をコードするDNA配列にも関す る。本発明は、前記のDNA配列またはその1個以上のフラグメントとハイブリ ダイゼーションするDNA配列にも関する。
本発明による配列は、共有的に結合させ、あるいは同位体標識(■など)または 非同位体性標識(ビオチンなど)で標識した分子と結合させることができるので 、それらは容易に検出することができる。
本発明は、前記のDNA配列で形質転換またはトランスフェクションを行い、宿 主細胞中で前記のサイトカインを発現させるようにした真核または原核宿主細胞 にも関する。
本発明は、前記のDNA配列を含む生物学的機能を有するクローニングベクター 、並びにこのクローニングベクターによって安定に形質転換またはトランスフェ クションされた真核または原核宿主細胞にも関する。
生物学的機能を有するクローニングベクターは、問題の配列を形質転換またはト ランスフェクションされた宿主中で発現させることができ、あるいはその配列を 染色体に組み込み、同種または異種プロモーターによって制御しながらそれを発 現することができるベクターを表わす。この種のベクターは、組換えDNAの分 野で知られている。これは、自己複製的であるか、または宿主中で有効な復製起 点、例えばε、coli についてのpBR322の複製起点、並びに配列を発 現させるための要素である一プロモーター、 一リポソーム結合部位、 −例えば、適当な場合には、酵母におけるターミネータ−1並びに 各種の制御要素を含むプラスミドであることができる。
これらのプラスミドは、特に選択用のマーカー遺伝子、または組換えによる組込 み用の相同配列を含む組込み配列を含むこともできる。
問題のベクターは、組換えウィルス、例えばワクシニア型のベクターウィルスで あることもできる。組換えおよびトランスフェクションの方法は周知であり、宿 主に適合するものでなければならない。宿主細胞はベクターによって修飾して、 成熟した形態および/または融合した形態でタンパク質を放出するようにするこ ともできる。
本発明は、新規なタンパク質の製造法であって、前記サイトカインを細胞培養物 の上清から精製するか、または前記原核または真核宿主細胞にサイトカインを発 現させた後、所望なサイトカインを単離することを特徴とする方法にも関する。
サイトカインが培養中の細胞によって自然に分泌される場合には、この細胞を血 清の混入タンパク質を欠いている適当な栄養培地で培養するのが好ましく、血清 は50kD以下の分子量まで透過できる透析バッグ中に含まれるものである。
この方法は、宿主細胞が前記のベクターで処理した細胞であって、その培養には 血清を用いる必要があるものであるときにも用いることができるが、単一培地で 生育する宿主を用いるのが好ましい。
本発明によるサイトカインを産生ずることができる細胞はかなりの数に上るが、 その中では、NationalInstitute of General M edical 5ciencesからGMt153?2[1の番号で入手できる に562系を挙げるべきである。しかしながら、他の細胞、特に癌細胞または肝 臓癌細胞を用いることができる。
本発明によるサイトカインを組換えDNA技術によって製造するときには、K5 62のような細胞系および前記のサイトカインを発現しなくなったそのサブクロ ーンが宿主細胞として特に有利である。
本発明は、本発明によるサイトカインに向けられる抗体、特にモノクローナル抗 体にも関する。これらの抗体は、特に前記のタンパク質の存在の診断に関して用 いることができる。
本発明は、前記のサイトカインに向けられる免疫血清にも関する。
本発明によるサイトカインは、インターフェロン−γに関してこれらのタンパク 質の拮抗作用を増加させることが所望な場合には、治療組成物の活性成分として 用いることができる。
これらの治療組成物は、極めて具体的には、インターフェロン−γの活性を調節 する必要がある総ての状態において用いることができる。特に、本発明による組 成物は、ある種の自己免疫疾患の治療および/または予防に用いることができる が、幾つかの移植術のような外科的処置に用いることもできる。
本発明による組成物は、他のモノカインおよび/またはサイトカインを含むこと もできる。
本発明は、前記のサイトカインに対して向けられた抗体または免疫血清、または コード配列に対応するアンチセンス配列であって、その目的が特に循環するサイ トカインの量を制限することであるものも活性成分として含む治療組成物にも関 する。
本発明は、このタンパク質を検出することができ、このタンパク質に向けられる 少なくとも1個の抗体を含む診断キットにも関する。
下記の実施例および図は、本発明の他の利点および特徴を明らかにしようとする ものであり、発明の範囲を制限するものではない。本明細書に添付の図面におい て、第1図は、インヒビターに対応する相補性DNAのヌクレオチド配列および 推定したペプチド配列を示し、第2図は、1) 右側では、1.000IU/m lの濃度でグリコジル化したインターフェロン−γで誘導した後のに562細胞 上でのHLA DR(b)およびHLAクラスI (c)抗原の発現についての フローサイトメーター(E、C,Cou目e+)上で得られたヒストグラムを示 し、(a)では、インターフェロン−γなしでの、特異抗体の存在下または非存 在下での負のコントロール(曲線は一致している)を示し、 2) 左側では、K562細胞上でインターフェロン−γにより誘導されたHL A DR抗原のα鎖(32k D)およびβ鎖(28kD)の免疫沈澱(^)、 および負のコントロール(B)を示す。
第3図は、100IU/mlの濃度でグリコジル化したインターフェロン−γで 誘導した後のICIG−7細胞上でのHL A D R(b)およびHLAクラ スI (d)抗原の発現についてのフローサイトメーター(E、 C。
Cooller)で得たヒストグラムを示す。(11では、インターフェロン− γなしでの、特異抗体の存在下または非存在下での負のコントロール(曲線は一 致している)を示す。100IU/mlの濃度およびに562細胞からのならし 培地の存在下でのグリコジル化したインターフェロン−γで誘導した後の、I  CI G−7細胞上でのHLA DR(c)およびHLAクラスI (e)抗原 の発現。
第4図は、(A)では、細胞培養、(B)では、MonoQカラムの後に得た曲 線、および(C)では、5opc+ose 12の後に得た曲線の精製段階を示 す。活性画分は斜線を引いた部分にある。
急性発症の慢性のを偏性白血病に罹っている患者の胸膜滲出液由来のに562細 胞を、完全RPMI 1640培地で培養する。細胞を37℃および5%CO2 でインキュベーターに入れる。細胞を、72時間毎に250,000個/mlの 濃度で接種する。
I CI G−7細胞、すなわち正常なヒト胎児性線維芽細胞(これらの細胞は 、当研究室では正常なヒト胎児の肺から培養した)を、37℃および5%CO2 の湿潤インキュベーターで完全MEM培地で培養する。集密した(72時間)付 着細胞を2〜3分間トリプシンを作用させて支持体から脱着させ(0,25%、 MEM中)、so、ooo個/cm2の濃度で再培養する。
2、 ならし培地 に562細胞を前記の条件で培養し、72時間後に培養液を取り出して、遠心分 離し、0.22μmフィルターで濾過し、10%FC3および2mMグルタミン を補細菌E、 coliから産生されるグリコジル化していない組換えインター フェロン−γは、Biogen社(GENEV^。
スイス)から入手し、その特異活性は2X107IU/mgである。
ハムスターCHO細胞で産生されるグリコジル化した組換えイン9−7エロンー 7 (DEVO3et at、、1984)の特異活性は1.3x1081U/ mlである。
4、インターフェロン−γによる誘導 細胞(K562またはICIG−7)を6ウエルの多量培養プレート(9cm2 /ウエル)で培養し、グリコジル化シt:M換工I FN−7(CHO) 1.  000 I U/mlまたはグリコジル化していない組換えIFN−γ(E、 coli) 10. 0001 U/m lの存在下にて72時間で細胞濃度を 5×104個/ウェル/ 2 m lとする。
5、 生物学的活性の試験 ICIG−7細胞を、ならし培地または完全MEM培地で希釈する精製画分が存 在すること以外は、前節に記載の条件下で誘導する(精製を参照されたい)。
細胞表面での組織適合性抗原の発現を、間接免疫経口法によって測定した。細胞 をHanks培養液で3回洗浄した後、5×105個/mlの細胞濃度で再懸濁 した。この懸濁液200μlを丸底マイクロプレート(96ウエル)のウェルに 分配する。このプレートを800gで5分間遠心分離し、上溝を取り除いた。
次に、細胞を、湿潤室中で10μg / m lの濃度の抗体、すなわちHLA クラス11抗原に対してはDi−12(Ca+rel ef al、、1981 )およびHLAクラス■抗原に対してはI OT 2 (Immunotech 社、フランス)を20μmと共に4℃で30分間インキュベーションする。
Hank+培養液中で800gで5分間遠心分離によって3回洗浄し、上清を除 いた後、細胞を製造業者によって指示された希釈率でフルオレセイン(FITC )fImmunotech社、フランス)とカップリングしたヤギ抗マウス免疫 グロブリン抗体20μlと共に湿潤室で4℃で30分間インキュベーションする 。細胞をHxnks培養液中で3回洗浄し、フローサイトメトリーによって分析 する(ATCOdam B+ucke+、フランス)。分析は、5,000また は10,000個の細胞について488nmの波長で行う。結果は、細胞分布ヒ ストグラムの形態で示され、螢光強度(対数尺度)を横軸として、細胞数を縦軸 とする。
実施例2: サイトカインの精製 1、 細胞培養 に562細胞をRPM11640 (フェノールレッドなし)中で3回洗浄して 、微量のFe2を除去した後、RPM11640 (フェノールレッドなし)に 再懸濁し、2mMグルタミンを加える。純粋なウシ胎児血清10m1を含む細孔 度50kDの透析バッグ (Specl+apo+、Spectrum)を、RPM11640 Cフェノ ールレッドもFe8もなし)90mlと2.5×107個の細胞とを含む培養フ ラスコに導入する。精製には、培養物2リツトルが必要であった。
細胞を37℃で72時間培養し、培養液を800gで15分間遠心分離し、ペレ ットを取り除き、上清を再度800gで15分間遠心分離した後、0,22μm フィルターで濾過する。PMS Fを上清に加え、最終濃度を1mMとする。
2、 第一の精製段階 上清をAIJICON YMIO膜上で100倍に濃縮した後、大容量の1mM  PMSFを含む10mM/pH7,4リン酸緩衝液に対して透析を行う。アニ オン交換カラム(Mono Q、Pha+macia社、スウェーデン)を10  m M / pH7,4リン酸緩衝液10m1で平衡にする。試料をカラムに 適用した後、10mM/pH7,4緩衝液中でNaC1を0から0.25Mまで のグラディエンド20m1によって溶出する。
0.5m1画分をカラム出口で集め、SDSの存在下にてポリアクリルアミドゲ ル(8から25%までグラディエンド)上で分析する。次いで、ゲルを、製造業 者による指示通りに硝酸銀で染色する(Pha+t S7uem。
Pha+macia社、スウェーデン)。
次に、それぞれの画分の生物学的活性を、前記のプロトコールに従って完全RP M11640培養液中で幾つかの希釈率で試験する。
3、 第二の精製段階 生物学的活性を有する画分をプールし、AMICON YMIO膜上で10倍に 濃縮し、試料をゲル濾過カラム(Sape+o+e 12. Pha+maci a社、スウェーデン) 5WEDEN)に適用した後、濾過を10mMリン酸塩 10.15MN a Cl / p H 7,4緩衝液を用いて濾過を行う。カラムは予め一組の既知分子量のタンパク質 (Pha+macia Kit)で検定しておき、10mMリン酸塩10.15 M NaC1/pH7,4緩衝液で平衡にしておく。
0.25m1画分をカラム出口で集め、前記のプロトコールに従って分析する。
実施例3: モノクローナル抗体の産生1、 免疫化 A、 Ba1b/Cマウスを、下記のプロトコールに従って免疫化する。
PBSo、250m1およびフロイント完全アジュバント0.250m1中に精 製タンパク質1ol1gを含む溶液0.5mlを皮下注射する。
8日後および21日後に、フロインドアジュバントを含まないPH10,5ml 中に精製タンパク質10μgを含む溶液の第二および第三の皮下注射を行う。
最後の皮下注射は、フロインドアジュバントを含まないPH10,5ml中に精 製タンパク質10μgを含む溶液を用いて、細胞融合の5日前に行う。
2、 融合 a) 融合の前日に以下のことを行う。
HAT培養液および融合溶液を調製する。
NSIマウス骨職骨細腫細胞250,000個/mlの濃度で完全RPM116 40培養液に再懸濁する。
Ba1b/Cマウスの腹膜マクロファージを、冷0.15M NaCl3m1を 用いて腹膜腔を洗浄して取り出す。マクロファージを800gで10分間遠心分 離した後、5X10”個/mlの濃度でHAT培地に再懸濁し、ウェル当たり1 00μlで5個の微量培養プレート(96ウエル)に分配する。次に、微量プレ ートをCO2インキユベータ−(37℃、7%co2)に置く 。
b) 融合の日に以下のことを行う。
NS1細胞を、RPM11640中で8oogで10分間遠心分離することによ って4回洗浄した後、ペレットを107個/mlの濃度でRPM11640中に 吸収させる。
免疫化したマウスの膵臓を取出し、RPM11640中で細断し、得られた細胞 を800gで10分間遠心分離し、ペレットをRPM11640に107個/m lの濃度で吸収させる。
ハイブリダイゼーション: 細胞融合は、50m1試験管中で、膵臓細胞5ml  (5×107個)、Ns1細胞3ml (3X107個)、およびRPM11 64042mlを混合することによって行う。試験管を800gで10分間遠心 分離し、ペレットを融合溶液1mlに吸収させ、絶えず振盪を行いながら1分間 をがけて加えた。次に、試験管を振盪を行いながら、37℃の水浴に90秒間浸 漬する。
下記のプロトコールに従って完全RPM11640培地50m1を加えて、融合 を停止する。
30秒間掛けて1m11 30秒間掛けて3m l。
1分間掛けて16m l。
その後30m1゜ 試験官を室温で5分間放置、200gで10分間遠心分離し、得られたペレット を完全RPM11640培養液で2回洗浄し、200gで10分間遠心分離を行 う。
それぞれの遠心分離の後、細胞をできるだけ穏やかに処理する。細胞をHAT培 養液50m1に再懸濁し、マクロファージを含む微量プレートに、100μl/ ウエルずつ分配する。プレートを002インキユベーターに移す。
クローンの保存、 6日間培養した後に培養液の上溝を抜き取ってこれを新しい 培養液に代えることによって培養液を新しくする。培養の第二および第三週中に 、培養液によって選択されるハイブリッド細胞から成るコロニーが幾つかのウェ ルに出現した。
培養物上清を採取し、抗体の存在と反応性について試験し、目的とするクローン を取り出し、完全PRM11640培養液2mlおよび正常なりal’b/Cマ ウスに由来する2×106個の牌臓細胞を含む24ウエルの多量培養プレートに 移す。
サブクローンを行い、分泌クローンが培養中に保持されることを確かめる必要が ある。サブクローニングは限定希釈することによって行い、このために200個 の細胞を完全RPMI 1640培養液10m1に再懸濁し、懸濁液を96ウエ ルの微量培養プレートに分配し、6日間培養した後に培養液の上清を抜き取って これを新しい培養液に代えることによって培養液を新しくする。培養の第二およ び第三週中に、コロニーが幾つかのウェルに出現し、このクローンの培養物上清 を試験する。
精製タンパク質の微量ELISA微量プレートへの結合は、pH9,6の0.5 M炭炭酸塩型炭酸塩緩衝液中0.1μg / m lの濃度のタンパク質溶液を ウェル当たり100μmを37℃で1時間インキュベーションすることによって 行う。過剰のタンパク質をNaC1/Tveen緩衝液で5回洗浄して除去する 。次に、プレートをP B S/3%BSA (ウシ血清アルブミン)溶液を用 いて37℃で1時間飽和する。N a Cl / Tveen緩衝液で5回洗浄 した後、異なるクローンの培養物上清100μl/mlを予めPBSlo、1% Tveen 20で1/2に希釈しておいたものを加え、37℃で1時間30分 間インキュベーションする。
N a Cl / Tveen緩衝液で5回洗浄した後、プレートに結合したマ ウス免疫グロブリンを、ペルオキシダーゼで標識したヤギ抗マウス免疫グロブリ ン抗体であって、PBSlo、05%Tween 20/ 3%BSAで(製造 業者の指示した希釈度まで)希釈したもの100μm/ウェルと共にインキュベ ーションすることによって可視化する。プレートを37°Cで1時間30分間イ ンキュベーションした後、N a C1/ Tween緩衝液で5回洗浄する。
プレートに結合したペルオキシダーゼで標識した抗体の含量を、過酸化水素(H 2O2)(緩衝液100m 1当たりOPD40mgおよび110容のH202 20μlを使用時に加える)の存在下にてOPD緩衝液中にオルト−フェニレン ジアミン(OP D)を溶解したものを用いてペルオキシダーゼ活性を測定する ことによって評価する。
このOPD溶液200μlをそれぞれのウェルに加えると、数分後に暗所で着色 が現れ、次にこの反応を0.1N H2S0450μl/ウエルを加えることに よって停止する。プレートを読み取るため、自動分光光度計を用いて492nm で吸光度を測定する。
b) 抑制活性のブロック ICIG−7細胞を6ウエルの多量培養プレート(90m2/ウエル)中で組換 えI FN−7(CHO)の存在下にて細胞密度5×104個/ウェル/ 2  m lまで72時間培養し、精製タンパク質およびハイブリドーマ上清を、抗体 を含む完全MEM培養液で1/2まで希釈する。
C) 免疫プロット に562細胞の上清をAMICON YMIO膜上で100倍に濃縮した後、多 量の10mM/I)H7,4のリン酸緩衝液に対して透析する。この溶液10μ lを、Laemmli試料緩衝液40μlで希釈する。この試料を100℃まで 2分間加熱した後、8〜25%のグラディエンドを有するポリアクリルアミドゲ ル(Pharmacia社)に適用し、移動させて、(製造業者の指示したプロ トコールに従って、PhastSyslem +nd Pha+tT+ansl !+ Pha+macia)0. 4511mニトロセルロース膜上に移した後 、膜をP B S/3%BSA溶液中で室温で30分間インキュベーションする 。
ニトロセルロースを切断してストリップとして、分子に関して様々なモノクロー ナル抗体の反応性を試験する。
それぞれストリップを、PBSlo、1%Tveen 20溶液で1/2に希釈 したそれぞれのハイブリドーマ培養物上清2mlと共に4℃で一晩インキユベー ションする。Na Cl / Tveen緩衝液で5分間3回洗浄した後、スト リップをウサギ抗マウス免疫グロブリン抗体(ウサギ抗マウス、DAKO24+ 2)であって、N a Cl / Tveen緩衝液で11500に希釈したも のと共に室温で1.5時間インキュベーションする。
N a Cl / Tveen緩衝液中で4回洗浄した後、ストリップをN a  C1/ Tween緩衝液で1/400に希釈した^PAAP Comple x (Se+a Lab)と共に室温で1.5時間インキュベーションする。ス トリップをN a C1/ Tveen緩衝液で更に4回洗浄する。結合した抗 体を、下記のプロトコールに従って可視化する。NBT (50mg/m1)4 00μlをNBT緩衝液60m1に加え、解離の後、BCI P (50mg/ m l) 200u lを溶液に加える。
ストリップをこの溶液中に約5分間放置した後、水で洗浄し、Whafmxn  3MM Ch+ペーパー上で乾燥する。
実施例4: 相補性DNAのクローニング単離したコロニーを取り出し、LB1 ml中で37℃で撹拌しながら3〜4時間インキュベーションし、細菌を次にL B50mlに移し、37℃で撹拌しながらインキュベーションする。細菌を1, 200gで20分間遠心分離し、ペレットをSM緩衝液20m1に吸収させる。
Y1090細菌300μIを、3M緩衝液中で11500.0001:希釈シタ ファージ1ooμlに加え、ファージ/細菌混合物を37℃で25分間インキュ ベーションする。軟質寒天(上面寒天)7.5mlを加え、直ちにLB/寒天/ アンピシリンを含む150mmの皿に塗布する。この皿を42°Cで4時間イン キュベーションした後、溶菌プラークを計数して、ライブラリーのタイターを測 定する。
C) −回目のスクリーニング 試験のために6本の試験管を準備する。
SM/10mM MgSO4中にライブラリー由来の3×104個のファージを 含む懸濁液100μlを、新たに調製したSM中のY1090細菌300μmに 加え、混合物を37℃で25分間インキュベーションする。上面寒天7.5ml をそれぞれの試験管に加え、直ちにLB/寒天/アンピシリンを含む150mm の皿に塗布する。この皿を42℃で4時間インキュベーションする。
6つの0.45μmニトロセルロースフィルターを10mM IPTG溶液に浸 漬し、数分間乾燥した後回の上に敷く。次いで、皿を37℃で2時間インキュベ ーションする。フィルターを取り出した後、実験室温度でPBS/3%BSA緩 衝液中で30分間インキュベーションする(皿を試験の残りの間中4℃で保存す る)。
フィルターを、腹水の形態で産生されたものから選択され、N a C1/ T veen緩衝液で11500に希釈された4種の抗体の混合物に移す。フィルタ ーを4℃で一晩インキユベーションし、N a Cl /Tveen緩衝液中で 5分間4回洗浄した後、N a C1/ Tveen緩衝液で11500に希釈 したウサギ抗マウス免疫グロブリン抗体(ウサギ抗マウスDAKOz412)と 共に実験室温度で1.5時間インキュベーションする。
N a CL / Tveen緩衝液で5分間4回洗浄した後、フィルター(l acunalをNaCl/τwren緩衝液で1/400に希釈したAPAAP  Complex (Se+a Lab)と共に、室温で1.5時間インキュベ ーションする。そのフィルターをNaC1/Tween緩衝液で再び4回洗う。
陽性の溶菌プラークは下記のプロトコールに従って可視化する。
NBT (50mg/m1)400μmをNBT緩衝液60m1に加え、解離し た後、BCI P (50mg/m1)200μlをこの溶液に加える。フィル ターをこの溶液中に、陽性の溶菌プラークが出現するまで(約5分間)暗所で放 置し、次に、フィルターを水で洗浄し、Wbalman 3HChtペーパー上 で数分間乾燥する。
dl 2回目の精製 一回目に陽性の溶菌プラークを逆パスツールピペットを用いて取り出し、このよ うにして取り出したそれぞれのプラグをS M / 10 m M M g S  O4緩衝液1ml中で一晩拡散させる。ファージを、ライブラリーの滴定につ いて記載した方法で滴定する。
それぞれの溶菌プラークには、8M710mMMgSO4緩衝液100μIに2 00個のファージを懸濁したものを、SM中で新たに調製したY1090細菌1 00μlに加える。混合物37℃で25分間インキュベーションし、上面寒天3 .5mlをそれぞれの試験管に加え、直ちにLB/寒天/アンピシリンを含む9 0mmの皿に塗布する。皿を42℃でインキュベーションし、−回目と同様に処 理する。
e) 3回目の精製 2回目に陽性の溶菌プラークをパスツールピペットを用いて採取し、このように して取り出したそれぞれのプラグをS M/ 10 m M M g S O4 緩衝液1ml中で一晩拡散させる。ファージを、ライブラリーの滴定について記 載した方法で滴定する。それぞれの溶菌プラークには、S M/ 10 m M  M g S O4緩衝液100μmに50個のファージを懸濁したものを、S M中で新たに調製したY1090細菌100μ【に加える。混合物37℃で25 分間インキュベーションする。上面寒天3.5mlをそれぞれの試験管に加え、 直ちにLB/寒天/アンピシリンを含む90mmの皿に塗布する。皿を42℃で インキュベーションし、−回目と同様に処理する。
幅を行う5×104個のファージを懸濁したものを、SM中で新たに調製したY 1090細菌300μmに加え、混合物37℃で25分間インキュベーションす る。
上面寒天7.5mlをそれぞれの試験管に加え、直ちにLB/寒天/アンピシリ ンを含む150mm皿に塗布する。皿を42℃で4時間インキュベーションした 後、SMI Om l中で4℃で一晩インキユベーションする。拡散生成物を回 収し、皿をSM緩衝液5mlで洗浄する。
ファージを、ライブラリーの滴定について記載した方法で滴定する。
g) 精製したファージの調製 Y1090細菌の単離したコロニーを採取し、撹拌しながら37℃でLB1ml 中で3〜4時間インキュベーションした後、L850mlに移し、37℃で撹拌 しながら一晩インキユベーションする。細菌を1,200gで20分間遠心分離 し、ペレットをSM緩衝液20m1に吸収させる。細菌の濃度を測定する(60 0 nmでの10D単位は8×108個/ m 1の細菌に相当する)。
細菌およびファージを、20の多重度で接触させる:SM/10mM Mg50 4100μl中で12×109個の細菌を37℃で25分間インキュベーション し、次にLB/10mM MgMgSO44O0を混合物に加える。この調製物 を撹拌しながら37℃で3〜4時間インキュベーションする。600nmでの吸 光度を1時間後とに測定する。これは1.5に達し、0.5まで落ちるべきであ る。クロロホルムを加える(400m l当たり2m l)。
混合物を撹拌しながら37℃で20分間インキュベーションする。4℃で10, 000rpmにて30分間遠心分離した後、上清を回収し、最終濃度が2.5μ g/m1のDNA5eおよびRNA5eを加える。
調製物を撹拌しながら37℃で45分間インキュベーションし、(400m1当 たり)NaC124gおよび(400m l当たり)PEG6000 40gを 連続して加える。0℃で1時間(または−晩)沈澱させた後、混合物を4℃にて 10.000rpmで30分間遠心分離する。上清を取り出して、試験管を吸取 り紙上で排水する。ペレットをSM緩衝液1mlに吸収させ、10%SDS 1 0μlおよびpH8の0.5M EDTAIOμlを加える。試験管を68℃で 15分間インキュベーションする。
連続抽出は次のように行う=1)クロロホルム、2)2×フエノール抽出、3) 2×フエノール/クロロホルム抽出、4)クロロホルム、5)4×エーテル抽出 。最終的な水層を65℃で40分間インキュベーションした後、冷イソプロパツ ール1容で沈澱させ、4℃にて12.000gで15分間遠心分離する。上清を 除き、ペレットを80%エタノール500μlで洗浄した後、4℃、12.00 0gにて15分間遠心分離する。ペレットをpH8のTE緩衝液50μIに吸収 させ、260nmでODを測定した後、濃度を100μg / m 1に調制限 酵素EcoRIで消化した後、インサートを回収する: 精製ファージ25μl (2,5μg)10×酵素緩衝液50μl (製造業者 により供給)MilliQ (Millipo+e)蒸溜水415μIEcoR I酵素(9I U/μl) 10tt l。
混合物を37℃で1.5時間インキュベーションし、次にRNA5e (10g g/m1)10μlを加えた後37℃で30分間インキュベーションする(RN Aseは使用前に100℃に20分間加熱した後、水冷する)。
1%アガロースゲル/I XTAE緩衝液で消化を監視する。このために、溶液 8μlを採取し、負荷緩衝液2μlを加える。IXTAE緩衝液および0.5μ g/mlの濃度のBETの存在下にて、ミニ電気泳動セル中では80ボルトで移 動が起こる。
消化溶液500μlをエッペンドルフ管に移し、フェノール/クロロホルム(V /V)500μmを加える。
管を振盪して、12,000gで5分間遠心分離した後上部の水相を2本の新し い試験管に移して沈澱させる。
4M酢酸アンモニウム250μlおよび冷無水エタノール1mlを加える。試験 管をドライアイス中に15分間放置し、数秒間加温し、4℃で12’、000g にて15分間遠心分離する。
上清を注意しながら除き、ペレットを80%エタノール500μlで洗浄し、4 ℃、12,000gで15分間遠心分離した後、乾燥する。ペレットを、蒸溜水 10μlに吸収させる。
プラスミドをEcoRIで消化する。
プラスミドC1ttg/u 1)20μI。
10×酵素緩衝液(製造業者により供給)10g11蒸溜水60μm、 EcoRI (91U/μ1)10μi。
混合物を37℃で1時間インキュベーションし、消化を1%アガロースゲル上で 前記の方法で確かめる。
消化溶液100μlをエツペンドルフ管に移し、フェノール/クロロホルム(V /V)100μlを加える。
管を振盪し、12.000g、4℃にて5分間遠心分離した後、上部水相を新し い管に移す。4M酢酸アンモニウム100μlおよび冷無水エタノール500μ mを加え、管をドライアイス中に15分間放置し、数秒間加温し、12.000 g、4℃で15分間遠心分離する。
上清を注意しながら取り除き、ペレット80%エタノール500μlで洗浄し、 12.000g、4℃テ15分間遠心分離した後、乾燥する。ペレットを蒸溜水 1゜μlに吸収させる。プラスミドをリン酸塩で処理する。
プラスミド10μm、 10×緩衝液10μ11 ホスファターゼ(IIU)5μ11 蒸溜水75μm。
試験管を37℃で1時間半インキュベーションし、次にプラスミドを前記の方法 で沈澱させ、ペレットをpH8のTE緩衝液10μlに吸収させる。
b) ゲル上のプラスミドおよびインサートの精製Sc!Plaq+u GTG アガロース(FMCBio?oducNlの0.8%ゲルをIXTAE緩衝液中 で調製する。プラスミド10μlまたはファージDNAl0μlに、負荷緩衝液 2μIを加える。試料をゲルに適用すると、最終濃度が0.5μg/mlのBE Tの存在下にてIXTAE緩衝液中で20ボルトで移動が起こり、移動前線は1 0cmに達する。
プラスミドおよびインサートに相当するアガロースのストリップをUV照射下に て切り出し、エッペンドルフ管に回収し、管を65℃に加熱し、溶融アガロース の容積を測定する。
C) ライゲーション ライゲーションのために、 精製ベクター(200ng)2μl。
精製インサート(200n g) 2μm、10×リガーゼ緩衝液(製造業者に より供給)2μ11蒸溜水12μ11および T4DNAリガーゼ2μl を含む試験管を15℃で一晩インキユベーションする。
インサートを除いた試験管も調製する。
HBIOI細菌の単離コロニーを取り出し、37℃で一晩しB50ml中で培養 する。密度を600nmで測定し、細菌をLBで希釈し、吸光度が0.1の細菌 500m1を得る。細菌を撹拌しながら37℃で吸光度が0.6となるまで再度 培養し、次にできるだけ手早く0℃まで冷却し、0℃、1,500gで5分間遠 心分離し、上清を除いて、ペレットを冷50mMCaC12500mlに吸収さ せ、0℃で1時間インキュベーションする。1,200g、0℃で5分間遠心分 離をした後、上清を取り除いて、細菌を50mMCa C12/ 20%グリセ ロール50m1に再懸濁する。
細菌を直ちに使用し、または分割して一80℃で凍結する。
2) 形質転換 ライゲーションのため、水中に保持した、滅菌した5ml試験管に、下記のもの を入れる。
pH8の10mMトリス−HCl 20μl、ライゲーション生成物5μ11 10XTMC緩衝液10μ11 コンピテント細菌(新たに調製したものまたは凍結晶)65μ10 試験管を4℃で15分間インキュベーションした後、40℃で2分間、最後に室 温で10分間インキュベーションする。L81mlをそれぞれの試験管に加え、 試験管を37℃で1時間インキュベーションし、この懸濁液300μlを、LB /寒天/アンピシリンを含む90mm皿に塗布する。皿を37℃で一晩インキュ ベー爪楊枝を用いて皿からコロニーを採取して、L83mlを含む試験管に入れ た後、37℃で撹拌しながら一晩インキユベーションする。それぞれ懸濁液1. 2mlをエツペンドルフ管に移し、細菌を12,000g (4℃)で15分間 遠心分離することによって回収する。
上清を除いて、ペレットを置T緩衝液100μmおよびリゾチーム10μIに吸 収させる。試験管を100℃で1分間、水中に5分間式れた後、室温で10分間 遠心分離する。ペレットを爪楊枝を用いて取り出した後、冷無水エタノール22 0μl/管を加え、試験管をドライアイス中に15分分間式る。試験管を加温し た後、4℃、1.200gで15分間遠心分離し、上清を除いて、ペレットを冷 80%エタノール500μl/管で洗浄し、12,000g、4℃で10分間遠 心分離する。ペレットを乾燥し、次にそれぞれペレットを、pH7,5の10m Mトリス−HCl 30 μl i、:吸収させる。
]) インサートの存在の確認 ミニ調製物10μ11 EcoRI酵素緩衝液2μm。
蒸溜水6μm、 EcoRI (50IU/、cz 1)2a 10試験管を37℃で1時間イン キュベーションする。それぞれの調製物10μlであって、消化したものまたは 消化していないもの、をアガロースゲル、IXTAE緩衝液の1%に適用すると 、最終濃度0.5μg / m lでのBETを含むIXTAE緩衝液中で80 ボルトで移動インサートを含むプラスミドの一つを増幅する。このために、目的 とするプラスミドを含む細菌50μlを、アンピシリンを含むLB10ml中で 37℃で撹拌しながら一晩インキユベーションする。
吸光度を600nmで測定し、細菌をアンピシリンを含むLBで希釈し、吸光度 が0.1の培養物500mlを得る。細菌を2リツトル三角フラスコ中で37℃ で撹拌しながら一晩インキユベーションする。細菌を4℃、12.000gで2 0分間遠心分離し、プラスミドの精製は、Qu目gellカラム上で製造業者の 指示に従って行う。
b) オリゴヌクレオチド合成 オリゴヌクレオチド合成を自動合成装置(AppliedbioBuem)を用 いて行い、得られたオリゴヌクレオチドをカラムに結合させる。これを、カラム から25%アンモニア溶液(300μm、300μlおよび400μl)を1m lシリンジを用いて3回通過させることによって溶出させ、別のシリンジを用い て他端で回収する。アンモニア溶液のそれぞれの導入では、室温での15分間の インキュベーションを行う。オリゴヌクレオチドを試験管に回収し、これを65 ℃で一晩放置する。
オリゴヌクレオチドを4M硫酸アンモニウム1容および冷無水エタノール2.5 容で沈澱させ、試験管をドライアイス中に15分間置き、加温して、1.2,0 00g。
4℃で15分間遠心分離する。上清[1acuna]を除き、ペレットを冷80 %エタノール500μlで洗浄する。ペレットを乾燥し、蒸溜水500μlに吸 収させる。吸光度の測定は、260nmで行い、オリゴヌクレオチド濃度を0. 8μMに調整し、これを配列決定に用いることができる。
配列決定は、製造業者によって記載されている手法に従って、Pha+maci a T7配列決定キットを用いて行った。
反応生成物について、46%尿素の存在下にて、IXTBE緩衝液中で厚みが0 .4mmの8%ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動を行った。それぞれ配列決 定の2回の適用は、2時間の間隔を置いて行う。
配列は幾つかの反応によって決定した。最初の2つの配列決定反応は、プラスミ ドのインサートの挿入部位に相当する2個のオリゴヌクレオチドを用いて行った 。次の2つの配列決定反応は、インサート上で読み取ることができる最後の塩基 に相当する2個の15マーオリゴヌクレオチドを用いて行った。次の配列決定反 応は同様にして行い、すなわち2個の新規なオリゴヌクレオチドを選択して、合 成した。完全な配列が得られるまで、反応を連続して行った。
4、 PCRによるファージインサートの増幅PCRによるインサートは、Pe +kin Elmer−Crtus装置上で増幅した。
3×107個/ m lのファージを含む保存溶液から、10μIを採取し、蒸 溜水40μlを加えた。試料を、100℃に2分間加熱し、12,000gで1 0分間遠心分離し、上清を回収する(PCR用のDNA)。
PCR反応: PCR用のDNAl0μ11 10×酵素緩衝液10μ11 124gM dNTP2μm、 オリゴヌクレオチド1 (50pM)1μ11オリゴヌクレオチド2 (50p M)1μm、[32P] ATPで標識したオリゴヌクレオチド(3uM)1  μ 1、 Taq酵素(0,51U/u l)0.5μm。
蒸溜水75.5μ11 30サイクル: 変性:94℃で30秒間、 オリゴヌクレオチド結合:55℃で40秒間、伸張、72℃で40秒間。
最後のサイクルの伸張は、10分間継続する。
5、PCR後の配列決定 PCR生成物を用い、(Maxam and G11be+tの配列決定用、A mersham RPN 1500)紙の切片上でlla!amとG11be+ +の手法に従って配列決定を行う。
A+G反応反応紙を66%ギ酸水溶液中で室温で10分間インキュベーションス ル。
C反応 紙を、pH6のヒドロキシルアミン/ヒドロクロリド275mg/ml  1ml中で室温で10分間インキュベーションする。
C反応、 紙を、DM37μlを含む50mMギ酸アンモニウム(pH3,5) 1ml中で、室温で5分間インキュベーションする。
T+C反応: 紙を、過マンガン酸カリウム1ml中で、室温で10分間2回イ ンキュベーションする。
それぞれのフラグメントを蒸溜水で30秒間3回洗浄し、96%エタノール中で 30秒間1回洗浄し、紙を空気中でそれぞれの洗浄の間に2分間乾燥する。次に 、フラグメントをピペリジン300.czlを含むエッペンドルフ管に移し、9 0℃で30分後、フラグメントを取り除き、管を乾燥させる。
ペレットを管当たり蒸溜水40μlに吸収させた後、乾燥する。この操作を3回 繰り返す。それぞれのペレットを、負荷緩衝液15μlに吸収させ、配列決定を 停止しくPha+macia ki+)、試料を前記の様に8%ポリアクリルア ミドゲルに適用する。
ファージから精製したインサートをフレノウ酵素で処理する。
インサート(200ng)20μl。
dATP (0,5mM)2u 1゜ dCTP (0,5mM)2μI。
dGTP (0,5mM)2u l。
dTTP (0,5mM)2.CZ l。
10×酵素緩衝液4μl。
蒸溜水6μl フレノウ酵素(21U/μm)2μ10試験管を37℃で30分間インキュベー ションした後、4M酢酸アンモニウム1容および冷無水エタノール2.5容を加 えてDNAを沈澱させ、試験管をドライアイス中に15分間置き、加温し、12 ,000g、4℃で15分間遠心分離する。上清を除いた後、ペレットを冷80 %エタノール500μlで洗浄し、12,000g、4℃で15分間遠心分離し 、乾燥して、蒸溜水10μlに吸収させる。
ライゲーション: この溶液5μ11 BstX1アダプター(3μg)3μ1110X酵素緩衝液1μm、 T4 DNA リガーゼ(2,51U/μl)1μ10試験管を15℃で一晩イ ンキユベーションし、未結合アダプターを、Pha+macia 5ephad ex 5400のカラム上で、製造業者の指示に従って除く。回収されたDNA を前記の方法で沈澱させ、ペレットを蒸溜水21μmに吸収させる。
次に、Bs t Xi (In vN+ogen O,2ttg/u I) S で切断したベクターCDM8 4μ11ライゲーシヨン緩衝液(製造業者により 供給)3μ11およびT4 DNAリガーゼ(2,5IU/μm)2μlを加え 、試験管を15℃で一晩インキユベーションする。試験管を一20℃で保存する 。
細菌の単離コロニーを採取し、LB50ml中で撹拌しながら37℃で一晩培養 する。密度を600nmで測定し、これをLBで希釈し、吸光度0.1の細菌5 00m1を得る。この細菌を、600nmの吸光度が0.4〜0.5となるまで 37℃で撹拌しながら再度培養し、細菌をできるだけ速やかに0℃まで冷却し、 0℃で15分間放置する。
細菌を、0℃、1,200gで20分間遠心分離し、上清を除いて、ペレットを 給蒸溜水1/2初期容積に吸収させ、この操作を4回繰り返す。上清を除いて、 ペレットを30%グリセロール1容に吸収させ、細菌を直ちに用いるか、または 小分けにして一80℃で凍結する。
b) エレクトロポレーション ライゲーション生成物2μlおよびコンピテント細菌50μlを0.2cmエレ クトロポレーションセル中で混合し、装置を2.470mV、400オームおよ び25μFに設定する。
エレクトロポレーションの直後に、細菌をSOC培地1mlに吸収させ、次に3 7℃で撹拌しながら1時間インキュベーションする。細菌を、LB/寒天/アン ピシリン/テトラサイクリンの3個の皿に、10μm1100μmまたは500 μlを塗布する。これらの皿を37℃で一晩インキユベーションする。ミニ調製 物を作成し、前記の様にして、挿入を確認する。
インサートを有するコロニーから、プラスミドの大きめの調製物を前記と同様に して作成する。次いで、配列決定を行い、挿入の方向を決定する。
s、 cos細胞の形質転換 タンパク質を合成することができる挿入方向を有するプラスミドの一つを用いて 、CO8細胞の電気泳動を行う。 CO8細胞を完全DMEM培地に接種し、2 4時間後(50〜70%集密)に集める。細胞を、冷PBS中で800gで5分 間遠心分離することにより2回洗浄し、エレクトロポレーション緩衝液中に10 7個/mlの細胞数で再懸濁する。
細胞懸濁液0.8mlおよびプラスミド/インサート60μgを0.4cmエレ クトロポレーションセル中で混合する。このセルを水中に10分間置き、装置を 380mVおよび25μFに設定する。エレクトロポレーションの直後に、セル を水中に10分間置き、次に、細胞を75Cm2フラスコ中で再度培養する。上 清を、48時間後に採取して試験を行う。
9、 組換えタンパク質の活性の確認 エレクトロポレーションを行ったCO8細胞の上清を用いて、ICIG−7細胞 の試験を行い、上清を完全MEM培地で様々な希釈度で用い、試験を前記のよう にして行う。
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1mmuno1.、 1986. 16: 39G−400゜ICIG−フ インヒビターの精製 濃縮および透析 F−P、 L、 C,5uperose 12補正書の翻訳文提出書(特許法第 184条の8)1、 特許出願の表示 PCT/FR92101123 2、発明の名称 IFN−ガンマーアンタゴニストサイトカイン3、特許出願人 住 所 フランス国パリ、リュ、ド、トルビアク、101名 称 アンステイテ ユ、ナショナル、ド、う、サント、工、ド、う、ルシェルシュ、メディカル(ア ンセルム)4、代 理 人 (郵便番号100) (1) 補正書の翻訳文 1 通 請求の範囲 1、インターフェロン−γによる、細胞表面でのクラス11の組織適合性抗原の 発現の誘導の特異的アンタゴニストであるサイトカインであって、 −第1図に記載のペプチド配列の全部または一部を含んでなるものであるか、ま たは前記の生物学的活性を保持するその変異体であり、 一細胞によって天然に分泌されたもの、または−原核または真核細胞における外 来性DNA配列の発現生成物である、サイトカイン。
2、5DS−ポリアクリルアミドゲル上で測定した分子量が約19,000であ る、請求の範囲第1項に記載のサイトカイン。
3、 真核細胞における外来性DNA配列の発現によって得られる、請求の範囲 第1項または第2項に記載のサイトカイン。
4、 宿主細胞での発現において、インターフェロン−γによる、細胞表面での クラス11の組織適合性抗原の発現の誘導の特異的アンタゴニストであるサイト カインをコードするDNA配列、またはその配列に相補的なりNA鎖であって、 下記のものから選択される、DNA配列 a) 第1図のDNA配列、 b) 遺伝子コードが縮重しているため、a)の配列によってコードされるもの と同じアミノ酸配列を有するサイトカインをコードする配列、 C) 前記のサイトカインのアミノ酸配列の変異体をコードし、前記の生物学的 活性を保持している配列。
5、 請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載のサイトカインの全部または 一部、並びにその類似体および/または誘導体であって、前記のような前記サイ トカインの活性を保持するものの発現を特徴とする請求の範囲第4項に記載のD NA配列。
6、 検出可能な標識された分子と共有結合している、請求の範囲第4項または 第5項に記載のDNA配列。
7、 標識が同位体標識である、請求の範囲第6項に記載のDNA配列。
8、 標識が非同位体標識である、請求の範囲第6項に記載のDNA配列。
9、 形質転換され、または請求の範囲第4項または5項に記載のDNA配列で 形質転換またはトランスフェクションを行って、宿主細胞中において前記のサイ トカインを発現するようにした、真核性または原核性宿主細胞。
10、 真核細胞である、請求の範囲第9項に記載の宿主細胞。
11、 請求の範囲第4項または第5項に記載のDNA配列を含んでなる生物学 的機能を有するクローニングベクター。
12、 請求の範囲第11項に記載のクローニングベクターによって安定に形質 転換またはトランスフェクションされた、宿主細胞。
13、 前記のサイトカインを、請求の範囲第9項、第10項または第12項の いずれか1項に記載の細胞の培養物の上清から精製する、請求の範囲第1項〜第 3項のいずれか1項に記載のサイトカインの製造法。
14、 細胞を、血清の混入タンパク質を欠いている適当な栄養培地で培養する 、請求の範囲第13項に記載の方法。
15、 血清が、分子量が50kD以下に対して透過性である透析バッグに含ま れている、請求の範囲第13項または第14項に記載の方法。
16、 請求の範囲第9項、第10項または第12項のいずれか1項に記載の宿 主細胞を適当な培地で培養し、サイトカインを発現するようにし、かつ所望なサ イトカインを特徴する請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイト カインの製造法。
17、 請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインに対す る、モノクローナル抗体。
18、 請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインに対す る、または請求の範囲第13項〜第16項のいずれが1項に記載の方法によって 得られる、免疫血清。
196 活性成分として、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の、 または請求の範囲第13項〜第16項のいずれが1項に記載の方法によって得ら れるサイトカインを含んでなる、治療用組成物。
2、特許請求の範囲第4項〜第8項のいずれが1項に記載のDNA配列を活性成 分として含んでなる、治療用組成物。
2、特許請求の範囲第17項に記載の抗体または請求の範囲第18項に記載の免 疫血清を活性成分として含んでなる、治療用組成物。
2、特許請求の範囲第17項に記載の少なくとも1個の抗体を含む、請求の範囲 第1項〜第3項の一つに記載のサイトカインの存在を診断するためのキット。
国際調査報告 PCT/FR92101123PCT/FR92101123 フロントベージの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号A61K 39/395  U 9284−4CCO7K 14152 8318−4HC12N 5/1 0 C12P 21108 9161−4BGOIN 33153 P 8310− 2J//(C12P 21102 C12Rに91) (C12P 21108 (72)発明者 オージリーブルジエ、イベットフランス国パリ、リュ、エミー ルーデュポワ、6 I A61K 37102 AGZ (72)発明者 ブーシエ、クロード フランス国ビルジュイ、アレ、デ、フイヤンテイーヌ、2 (72)発明者 ジャスマン、クロードフランス国パリ、リュ、レヌアール、7 4

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.インターフェロン−γによる、細胞表面でのクラス11の組織適合性抗原の 発現の誘導の特異的アンタゴニストであるサイトカインであって、 −第1図に記載のペプチド配列の全部または一部を含んでなるものであるか、ま たは上記の生物学的活性を保持するその変異体であり、 −細胞によって天然に分泌されたもの、または−原核または真核細胞における外 来性DNA配列の発現生成物である、サイトカイン。
  2. 2.SDS−ポリアクリルアミドゲル上で測定した分子量が約19、000であ る、請求の範囲第1項に記載のサイトカイン。
  3. 3.真核細胞における外来性DNA配列の発現によって得られる、請求の範囲第 1項または第2項に記載のサイトカイン。
  4. 4.宿主細胞での発現において、インターフェロン−γによる、細胞表面でのク ラス11の組織適合性抗原の発現の誘導の特異的アンタゴニストであるサイトカ インをコードし、下記のものから選択される、DNA配列。 a)第1図のDNA配列またはその相補性鎖、b)a)のDNA配列またはその 一部とハイブリダイゼーションするDNA配列、および c)遺伝子コードが縮重しているため、a)またはb)と同じアミノ酸配列を有 するサイトカインをコードする配列。 d)前記のサイトカインの変異体をコードし、前記の生物学的活性を保持してい る配列。
  5. 5.請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載のサイトカインの全部または一 部、並びにその類似体および/または誘導体であって前記のような前記サイトカ インの活性を保持するものの発現をコードする、請求の範囲第4項に記載のDN A配列。
  6. 6.検出可能な標識された分子と共有結合している、請求の範囲第4項または第 5項に記載のDNA配列。
  7. 7.標識が同位体標識である、請求の範囲第6項に記載のDNA配列。
  8. 8.標識が非同位体標識である、請求の範囲第6項に記載のDNA配列。
  9. 9.形質転換され、または請求の範囲第4項または5項に記載のDNA配列で形 質転換またはトランスフェクションを行って、宿主細胞中において前記のサイト カインを発現するようにした、真核性または原核性宿主細胞。
  10. 10.真核細胞である、請求の範囲第9項に記載の宿主細胞。
  11. 11.請求の範囲第4項または第5項に記載のDNA配列を含んでなる生物学的 機能を有する、クローニングベクター。
  12. 12.請求の範囲第11項に記載のクローニングベクターによって安定に形質転 換またはトランスフェクションされた、宿主細胞。
  13. 13.前記サイトカインを、細胞培養物の上清から精製する、請求の範囲第1項 〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインの製造法。
  14. 14.細胞を、血清の混入タンパク質を欠いている適当な栄養培地で培養する、 請求の範囲第13項に記載の方法。
  15. 15.血清が、分子量が50kD以下に対して透過性である透析バッグに含まれ ている、請求の範囲第13項または第14項に記載の方法。
  16. 16.請求の範囲第9項、第10項または第12項のいずれか1項に記載の宿主 細胞を適当な培地で培養し、サイトカインを発現するようにし、かつ所望なサイ トカインを単離する、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイト カインの製造法。
  17. 17.請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインに対する 、モノクローナル抗体。
  18. 18.請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のサイトカインに対する 、または請求の範囲第13項〜第16項のいずれか1項に記載の方法によって得 られる、免疫血清。
  19. 19.活性成分として、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の、ま たは請求の範囲第13項〜第16項のいずれか1項に記載の方法によって得られ るサイトカインを含んでなる、治療用組成物。
  20. 20.請求の範囲第4項〜第8項のいずれか1項に記載のDNA配列を活性成分 として含んでなる、治療組用成物。
  21. 21.請求の範囲第17項に記載の抗体または請求の範囲第18項に記載の免疫 血清を活性成分として含んでなる、治療用組成物。
  22. 22.請求の範囲第17項に記載の少なくとも1個の抗体を含む、請求の範囲第 1項〜第3項の一つに記載のサイトカインの存在を診断するためのキット。
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