JPH07500606A - ざ瘡または偽性鬚毛包炎の治療 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ざ癒または偽性預毛包炎の治療 本発明は、酵素オルニチンデカルボキシラーゼ（ＯＤＣ）の作用を阻害すること ができる材料を含む組成物の局所塗布によるざ癒および偽性蹟毛包炎（Ｐｓｅｕ ｄｏｆｏｌｌｉｃｕｌｌｔｉｓ　Ｂａｒｂａｅ　）　（Ｐ　Ｆ　Ｂ　）の治療に 関する。本発明の好ましい聾様では、このような阻害剤を抗アンドロゲンまたは レチノイドと共に塗布する。

ざ癒を生じる正確なメカニズムは知られていないものの、就中抗アンドロゲンま たはレチノイン酸、ステロイドおよび抗生物質は、その治療のために一般に提案 されており、米国特許第４．１３９．８３８号、４．１８１．５４０号、４．１ ９１．７７５号、４，３４４．９４３号公報、および西ドイツ特許出願公開（Ｏ ＬＳ）第２．８４０，１４４号に記載が見られる。

ＰＦＢは、類剃りまたは脱毛による毛の除去に関係する。これは、毛髪除去用の 電気バリカンまたは脱毛剤の使用などの処置により、またはトレチノイン（Ｒｅ ｔｉｎ−Ａ）、過酸化ベンゾイル、クロロヒドロキシキノリン、クロロアルキル フェノール、小麦肝油およびビタミンＥと組み合わせたリン脂質、α−ヒドロキ シ酸、グルココルチコイドと組み合わせたサリチル酸および硫黄で局所治療によ って治療されてきており、例えば米国特許第４．２２８．１６３号、　４，４６ ３，０１６号、　４，５２５．３４４号、　４，７７５．５３０号および４，９ ４４．９３９号公報、およびＫｌｉｎｇｌａｎ　ｅｔ　ａｔ、、＾ｒｃｈ、Ｄｅ ｒｇ＋ａｔｏ１．、ｖｏｌ、１０７．　５５１−５２（１，９７３）に記載され ている。

ＰＦＢ、および特にざ癒の多くの治療は、重大な副作用を引き起こすことから、 最も重症の場合にしかその治療が正当化されず、他の治療法の効果は限られたも のである。

化合物２−（ジフルオロメチル）オルニチン（ＤＦＭｏ、２−ジフルオロメチル −１−２，５−ジアミノベンクン酸）およびオルニチンジカルボキシラーゼの他 の阻害剤が、癌およびある非悪性疾患、例えば紅皮症、乾磨、およびいくつかの 形態の皮膚炎等の治療に用（１９８５）；　ＭｃＣｕｌｌｏｕｇｈ　ｅｔ　ａｔ 、、Ｊ、Ｉｎｖｅｓｔｉｇ、Ｄｅｒｓａｔｏｌ−Ｖｏｌ、６２．２２１−２２４ 　（［９８２）、および米国特許４，２０７．３１５号公報に記載の通りである 。

細胞成長抑制性の毒性のない薬剤、例えば、酵素オルニチンデカルボキシラーゼ の活性を阻害する２−（ジフルオロメチル）−２，５−ジアミノペンタンａ（ｄ −ジフルオロメチルオルニチン、ＤＦＭＯ）を局所投与することにより、患者の ざ瘉および／またはＰＦＢを効果的に改善または抑制することができ、好ましく ない副作用も極めて少ないか全くないことが判った。

ＤＦＭＯは、局所的に活性な皮脂抑制剤、例えば抗アンドロゲンまたはレチノイ ド（ｒｅｔｌｎｏｔｄ）と組み合わせて用いることによって、これらの薬剤の治 療効果を得ることができる。オルニチンデカルボキシラーゼの好ましい阻害剤の 中で、ＤＦＭＯの他に本発明で用いることのできるものは、α−エチニルオルニ チン、６−ヘプチン−２，５−ジアミン、および（Ｅ）−２−フルオロメチルデ ヒドロオルニチンのエステルである。ＯＤＣ阻害剤を選択して本発明の実施に用 いる際には、５−ヘキシン−１，４−ジアミンのような好ましくない副次的な薬 理作用を有するものを避けることが重要である。オルニチンデカルボキシラーゼ の阻害剤は、これらを通常の毒性がない薬理学上許容可能な賦形剤または担体に 溶解または分散させて、ローション、クリーム、膏薬、軟膏、またはスティック 組成物の形態で用いることができ、この賦形剤または担体中の阻害剤の精確な濃 度は重大ではないが、通常は組成物が１〜２０重量％の阻害剤を含み、ざ癒また はＰＦＢに罹っている患者の皮膚の冒された部分、特に、皮膚の丘疹または炎症 部に１平方センチメートル当たり４０〜８００μｇの割合で塗布できるようにす ることが望ましい。本組成物は、好ましくは皮膚の１Ｌ液庖（ｖａｃｕｏｌｅｓ ）または炎症部位のみに適用するのが好ましいが、隣接部位への適用を避ける必 要はない。

ＯＤＣ阻害剤と共に用いることのできる抗アンドロゲンは、シブロチロンアセテ ート、クロルマジノンアセテ−１−１１７−α−プロピルテストステロン、１７ −α−アリルテストステロン、α−α−α−トリフルオロ−２−メチル−４′− 二トローｍ−プロビオノトルイジド、６α−ブロモ−１７β−ヒドロキシ−１７ α−メチル−・４−オキサ−５α−アントロスタン−３−オン、１７β−アセト キシ−４α−１５−シクロ−Ａ−ホモ−ローツルー５α−アンドロスト−１−エ ン−３−オン、およびスピロノラクトンである。他のアンドロゲンが介在する全 身作用による体の機能の変化を最小限にするには、１７−α−プロピルテストス テロンまたは１７−α−アリルテストステロンが好ましい。

下記の例によって、本発明の性質を更に説明するが、本発明の範囲を制限するも のではない。

例１ 軽度から中程度に重症のざ癒に罹っている１０人の女性が、自分自身で６ケ月の 期間に亙り１日２回１．水性基剤の賦形剤（水６８％、エタノール１６％、プロ ピレングリコール５％、ジプロピレングリコール５％、ベンゾイルアルコール４ ％、およびプロピレンカーボネート２％）中に総組酸物１００ｍ１当たりＤＦＭ Ｏｌ、０ｇを含むもので治療を行った。皮膚病学的な観察として、皮膚科医が皮 膚の状態を、治療前、治療１２週並びに２４週目、および治療中止後１２週目に 記録した。

治療を行った１０人の女性のうち９人は、ざ癒の症状が有意な改善を示した。反 応の見られた９人のうち、４人は１２週以内にざ癒が完治し、１２週の観察がで きなかった５人目の患者は、２４週目までに完全な治癒を示した。ざ癒が完全に は治癒しなかった４人の患者は、治療の経過に伴い著しい改善を示した。、１２ 週目に治療を休止した後、治療に反応を示した８人を含め最初の１０人の患者の うち９人に対し、継続して観察を行ったＯこの治療後の観察では、８人中７人は ざ癒が治療中止後に再発した。１０人中９人の患者のざ癒が、エルフルオルニチ ンによる治療後に完全に治癒または著しく改善し、治療休止後の再発がＤＦＭＯ の効果を証明している。

毀ｌ 偽性毛包炎に罹っている女性９人が、自分自身で治療を行い、例１に記載したの と同様に評価した。５人が完全な治癒を示し、そのうち４人が１２週以内に治癒 した。

他の４人の女性では、２４週間の治療中に次第に改善が見られた。偽性毛包炎に 罹った９人の女性のうち６人は、例１の１０人のグループ中の女性であって、ざ 癒にも罹っていた。ざ癒および偽性毛包炎（ＰＦＢ）の両方に罹っていた６人の 女性のうち、３人が両方の症状の完全な治癒を示し、残りの３人は、両区状の実 質的な治癒を示した。

フロントページの続き （８１）指定回　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ （ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、　ＭＲ， ＳＮ、　ＴＤ、　ＴＧ）、　ＡＴ、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　 ＣＨ，Ｃ３゜ＤＥ、ＤＫ、ＥＳ、ＦＩ、ＧＢ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、 　ＬＵ、　ＭＧ、　ＭＮ、　ＭＷ、　ＮＬ、　Ｎｏ、　ＰＬ、　ＲＯ，ＲＵ、　 ＳＤ、　ＳＥ、　ＵＡ、　ＵＳ（７２）発明者　ホイットモアー、メアリー　フ レアーアメリカ合衆国バージニア用、リンチバーグ、ビスツ、アベニュ、１

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．ざ瘡および偽性鬚毛包炎に罹っている患者の治療法であって、前記患者の皮 膚に、酵素オルニチンデカルボキシラーゼの阻害剤を毒性がない薬理学上許容可 能な賦形剤中に含む組成物を塗布することを特徴とする、方法。
2. ２．前記阻害剤が、２−（ジフルオロメチル）−２，５−ジアミノベンタン酸で ある、請求の範囲第１項に記載の方法。
3. ３．前記患者がざ瘡に罹っている、請求の範囲第１項または第２項に記載の方法 。
4. ４．前記患者が偽性鬚毛包炎に罹っている、請求の範囲第１項または第２項に記 載の方法。
5. ５．ざ瘡および偽性鬚毛包炎の治療に有用な組成物の製造法であって、酵素オル ニチンデカルボキシラーゼの阻害剤を選択し、前記治療に有効な量の前記阻害剤 を毒性がない薬理学上許容可能な賦形剤と組み合わせることを特徴とする、方法 。
6. ６．阻害剤として２−（ジフルオロメチル）−２，５−ジアミノベンタン酸を用 いる、請求の範囲第５項に記載の方法。
7. ７．製造される組成物がざ瘡の治療に有用である、請求の範囲第５項または第６ 項に記載の方法。
8. ８．製造される組成物が偽性鬚毛包炎の治療に有用である、請求の範囲第５項ま たは第６項に記載の方法。
9. ９．酵素オルニチンデカルボキシラーゼの阻害剤の、ざ瘡または偽性鬚毛包炎の 治療のための新規な使用。
10. １０．前記阻害剤が２−（ジフルオロメチル）−２，５−ジアミノべンタン酸で ある、請求の範囲第９項に記載の新規な使用。