JPH07500440A - 高スループットを有するコンピュータシステム,およびそれから得られるメモリ・コンポーネントおよびメモリ・コントローラ - Google Patents

高スループットを有するコンピュータシステム,およびそれから得られるメモリ・コンポーネントおよびメモリ・コントローラ

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JPH07500440A
JPH07500440A JP6514877A JP51487794A JPH07500440A JP H07500440 A JPH07500440 A JP H07500440A JP 6514877 A JP6514877 A JP 6514877A JP 51487794 A JP51487794 A JP 51487794A JP H07500440 A JPH07500440 A JP H07500440A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 高スループツトを有するコンピュータシステム、およびそれから得られるメモリ ・コンポーネントおよびメモリ・コントローラ 本発明は高スループツトを有するコンピュータシステムに関し、また同じく、そ うしたコンピュータシステム内で稼働できるメモリ・コンポーネントおよびメモ リ・コントローラにも関する。
コンピュータシステムは、1つの中央サブシステムと1つ以上の周辺サブシステ ムから構成されており、中央サブシステムは入出カニニットを介して周辺サブシ ステムとの間で通信することができる。大規模システムにおける中央サブシステ ムは通常複数個のプロセッサを含んでおり、それらはバスを介して中央メモリお よび入出カニニットに接続されている。
それぞれのプロセッサの役目は、中央メモリ内に人ワているプログラムの命令を 実行することである。命令と、命令の実行に必要なデータは、中央メモリのアド レス手段により、プロセッサからアクセスできる。しかしながら、中央メモリ内 ではアクセス時間が比較的長いことを考慮して、プロセッサは通常、キャッシュ ・メモリと呼ばれるインタフェースを介して中央メモリに接続される。このメモ リは中央メモリよりずっと速いが、しかしその中身は、中央メモリの内容をいく つか抜粋したものに限られている。キャッシュ・メモリは、データ・メモリと、 それらのデータのアドレスを示すディレクトリから構成されている。データ・メ モリは、一般にスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)からで きており、またい(っかのレベルにおいて連想メモリを形作っている。このメモ リは、あらかじめ決められた同じ大きさのブロックに分割されている。
このブロックは、現在のところ通常64オクテツトであり、またこのブロックを 単位として、中央メモリとの間で情報交換が行われる。
最高級プロセッサは現在のところ、最高で200M1ps。
すなわち1秒間に2億の命令を処理している。この処理量と結び付いた問題の重 大さは、以下の分析から直ちに明らかとなる。
命令は、キャッシュ・メモリを通じて中央メモリを参照する本来の意味での命令 と、場合によっては、キャッシュ・メモリを通じて中央メモリ内でデータの読み 書きを行わせるコマンドとを含んでいる。平均して、また概算的に、この種のプ ロセッサによって処理される命令のうち、3つに1つはデータの読出しを含み、 また処理される命令の10個に1個はデータの書込みを含んでいると推定されて いる。言い替えると、1つの命令は、平均して本来の意味での命令のために1回 のメモリ参照と、読出しのために約0.3回のメモリ参照と、書込みのために約 0.1回のメモリ参照、すなわち合計で約1.4回のメモリ参照に対応している 。これらの参照はまずキャッシュ・メモリで処理される。ある命令がキャッシュ ・メモリ内に見いだされない確率はほぼ5%、っまり5X10−’と推定されて いる。言い替えると、キャッシュ・メモリへの100回のアクセスに対し、平均 して5回程度の中央メモリへのアクセスが必要となる。この場合、キャッシュ・ メモリは中央メモリの中で、通常64オクテツトから成るキャッシュ・メモリの 1ブロツクの内容を読み取ることになる。
結局、200M1psのプロセッサは中央メモリに関して、次の平均値を持った スルーブツトDを必要とする。
D=200xlO’ xi、4X5X10−”x64=0.9x従って中央メモ リは、1秒当りギガオクテツト程度のスルーブツトを持たなければならない。
中央メモリはメモリ素子から構成され、それぞれのメモリ素子は、通常16メガ ビツトの集積ダイナミック・メモリ・チップDRAM (ダイナミック・ランダ ム・アクセス慟メモリ)からできている。現在、このメモリの1ビツトへのアク セス時間オクテツトという必要スループットを得るには、800個のチップが必 要となる。各チップが16メガビツトで構成されていることを知れば、プロセッ サが200 M i p sを処理できるためには、中央メモリは1.6ギガオ クテツト含んでいなければならない。800個のチップを並列に配置すること、 およびそれに費用は、解決すべき大きな間層となる。
従来の解決策は、プロセッサと中央メモリとの間のインタフェースとして、キャ ッシュ学メモリを複数のレベルで使用することであった。第ルベルのキャッシュ ・メモリはプロセッサと接続され、そのため一般に私用キャッシュ・メモリと呼 ばれている。このメモリは複数の第2レベル・キャッシュeメモリとつながって おり、こうした第2レベル・キャッシュ・メモリは、一般に複数の私用キャッシ ュ・メモリ間で共用され、しかも中央メモリと接続されている。別のレベルをそ れに付は加えることができる。しかしながら、この解決策はキャッシュ・メモリ のインタフェースと階層管理が大いに複雑となるという不都合を有しており、し かもインタフェースと階層管理は、キャッシュ・メモリを同期させ、またキャッ シュ・メモリのディレクトリの一貫性を保つために、この解決策の根幹を成して いる。
さらに、キャッシュ・メモリは極めて高速であり、しかもまた極めて高価なスタ ティック・ランダム・アクセス・メモリSRAMである。その他に、このインタ フェースはすべてのアプリケーションをカバーすることはできない。
従ってこの解決策は、これまでに示したような、そして急速に成長しつつある高 いスルーブツトに対して、複雑さやコストに限界がある。
従来の手法では、メモリは内部編成を持っており、つまりそれぞれ1ビツトの記 憶点から成る1つ以上のマトリックスを構成している。マトリックスはn行、p 列を含み、例えば16メガビツトのDRAMメモリならば214行、2IO列、 すなわちそれぞれが1ビツトを表現している16.000程度の行と、1024 列を含んでいる。マトリックスは、行デコーダと列セレクタを含んだ入出力イン タフェースを持っている。マトリックス内のあるビットのアドレスはアドレス信 号によって与えられる。このアドレス信号は、行デコーダの入力に印加される行 アドレス信号RAS (行アクセスやストローブ)と、列セレクタの入力に印加 される列アドレス信号CAS (列アクセス・ストローブ)から構成されている 。マトリックス内の1ビット読取りモードにおいて、行アドレス信号RASは、 要求したビットを含んでいるビット行を選択する。その行のすべてのビットが列 セレクタのそれぞれの入力点に印加され、列セレクタは列アドレス信号CASに 応答して、要求したビットを選択するためのマルチプレクサとして働く。逆に、 マトリックス内への1ビット書込みモードでは、行アドレス信号と列アドレス信 号力(、希望する記憶点で交差する行と列を指定する。従って、2つのモードに おいて、そのビットを含んでいる行全体が検証される。
言い替えると、同一行内の別の記憶点へのアクセスは、別の行内の記憶点へのア クセスより速い。従ってメモリDRAMの通過帯域を制限しているのはそのメモ リのインタフェースであって、その内部アーキテクチャではない。以上の分析か ら、プロセッサと中央メモリ間のインタフェースについて最近2つの解決策が導 かれた。
インタフェースの方法および装置に関する第1の解決策はWO−A−91/16 680に示されている。このインタフェース装置は木質上、少なくとも1つのプ ロセッサと、少なくとも1つのメモリとの間に高性能バスを含んでいる。このバ スを通じての交換は、9ビツトから成るワード(8個のデータ・ビットと1個の パリティ・ビット)に細分したパケットによって行われる。バスはこの9ビツト のための通路を形成し、また250MI(zの周波数で作動する。提案されたこ の解決策は、その行の全ビットをバッファ・レジスタ内に格納するため、ビット 行全体がインタフェースによって選択されるという利点を有している。第1ワー ドは、メモリの所定アクセス時間の終わりに使用可能となる。これに反し、後続 のワードはそれぞれ所定の周期で、例えば2ナノ秒の周期で順次アクセスされる 。
250MHzのクロック周波数において、インタフェースのスルーブツトは1秒 当り500メガオクテツトである。その上、バッファ・レジスタはプロセッサに 組み込まれたキャッシュ・メモリとして機能できるので、従って同一行への新た なアクセスは、かなり短縮された時間内に行われる。従ってこの解決策は非常に 大きなデータ・ブロックの転送に適している。しかしながらこれは3つの大きな 不都合をもたらす。
第1の不都合はメモリに関するものである。一方では、推奨されるバッファ・レ ジスタは、バスを通じて転送しなければならない個々のデータ・オクテツトに第 9ビツト(パリティΦビット)が追加されているので、従来のDRAMの4メガ ビツトの代わりに、4.5メガビツトのDRAMメモリとなる。このメモリは2 つのパンクに分かれ、それぞれのバンクは256行、1024列を有し、行と列 はそれぞれ9ビツトの深さに及んでいる。言い替えると、1行の大きさは9ビツ トから成るワード1024個分である。この解決策で得られる2ナノ秒周期の転 送スループットは、従ってメモリの行の大きさ、すなわち1024ワードによっ て制限される。他方では、メモリの構造が従来のDRAM構造ではないことを見 てきた。しかもこの解決策は、アドレス、データ、転送の種類(書込み/続出し )、転送したいデータの大きさといった、個々のパケットに含まれる情報を転送 するために特定のプロトコルに基づいている。メモリの制御論理を、選択したプ ロトコルに適合させなければならない。その上、メモリの外部インタフェースは 、アドレス、データ、そしてコマンドがすべてそのプロトコルに従ってバスを通 過するために、別の編成を必要としている。
第2の不都合は形態に関してである。バスの全物理長さを伝わる信号の伝播時間 は、信号のクロック周期によって制限される。選択した周期が2ナノ秒のとき、 バスの長さは約10センチメートルに制限される。現在、この長さでは、最大3 2個のDRAMメモリを接続することが可能である。この制限は極めて拘束力が 大きい。メモリの拡張は、それぞれ32個のDRAMメモリを備えたモジュール によって行うことができるが、それらのメモリはメモリ・コントローラと呼ばれ る制御ユニットを介して、主バスと同じ型式の補助バスを通じて接続されている 。しかしながら、主バスにはたった10個のモジュールしか接続できず、またメ モリ・コントローラの存在が、メモリアセンブリの管理を大いに複雑にしている 。この不都合はまた、クロック周波数に対する制限としても跳ね返ってくる。バ スのスループットを向上させるためにクロック周波数を増加させようとすると、 その分だけバスの最大物理長さを短縮し、ノ(ツファ・メモリの個数とメモリ・ モジュールの個数を減らすことになる。
第3の不都合は、インタフェース装置を構成しているバスの働きと結び付いてい る。バスが32個のDRAMメモリに接続されていると仮定すれば、それらのう ちただ1つがプロセッサと対話し、その間、残りのメモリは非活動状態(待機状 態)にる。最大スループットを得るためにはそれだけ速いインタフェースが必要 となるが、しかしこれは極めて高速のDRAMメモリによってのみ達成可能とな る。こうしたメモリは従来メモリに比べて著しく高価であり、また著しく多くの 熱を散逸させる。
この問題はメモリ・モジュールの存在によってさらに太き(なる。例えば、10 個のモジュールのうちただ1つが活動しており、しかもその活動モジュール内で は、32個のメモリのうちただ1つだけが活動している。
少なくとも1個のプロセッサと、少なくとも1個のメモリとの間のインタフェー スに対する第2の解決策が、電気電子技術者協会(Int口l5le ol E lecjrie*I r++d EI*cltomic* EBia@erI。
Inc、)によって、1992年1月8日のSCI信号技術に基づくメモリ側高 帯域幅インタフェース(旧(1−Ladvidlk Memory11s+l5 ce BaIed on SCI SiH*lI目g TtchIlolo(り という題名の参照文書P1596.4D0.11の中に示されている。このイン タフェースはRamLinkという名称で知られている。
この文書の表題中にも示されたとおり、このインタフェースは5CI(スケーラ プル・コヒーレント・インタフェース)技術に基づいており、このSCI技術と は、1つのプロセッサを含むそれぞれのコンポーネントに結び付いたメモリを持 つ余地のあるシステム(スケーラプル・システム)の枠内で、緊密につながれた (緊密に、つまり堅く結合した)多数のマルチプロセッサの物理的相互接続を定 義するものである。このインタフェースはメモリ装置とメモリ・コントローラと の間で、リング状の相互接続によって作られ、また2点間間期リンクを構成する 。
伝送は3種類のパケットで行われる。物理リンクは10本の導線を含んでおり、 それぞれ1つのクロック信号用、1つの標識信号(フラッグ)用、そして8つの データ信号用である。伝送スルーブツトは、4ナノ秒のクロック周期に対する2 ナノ秒周期でのデータ・オクテツト、すなわち1秒間に500メガビツトという スループットである。メモリ・コントローラは最大64個までのメモリに接続で きる。それぞれのメモリはサブリングのコントローラとして振る舞うことができ 、サブリングはやはり最大64個までのメモリを含むことができる。従って、6 4個のサブリングを備えたリングは、最大4096個のメモリを含むことができ る。従ってこのインタフェース装置は性能が良い。しかしながら、これもやはり 不都合を生じる。
この解決策の大きな不都合は、構成がリングに限定されることである。このイン タフェースはバスを使用していないとはいえ、やはりメモリのうちで、ただ1つ しか活動状態にすることができず、残りは非活動状態(待機状態)に留まってい なければならない。従ってスループットは、メモリのうちの1つと、主コントロ ーラとの間の唯一のリンクのスループットに制限されている。その上、各リンク は、それのメモリ個数に比例する潜伏時間を持っている。従って現実のスルーブ ツトはインタフェースの大きさとともに低下する。これに、交換用プロトコルが さらに一定の低下を招く。
本発明は、容易に拡張でき、しかも管理が容易なスルーブツトの高いインタフェ ースを提供することで、こうした不都合が生じるのを防ぐ。
本発明は、少なくとも1個のプロセッサを含み、そのプロセッサが少なくとも1 個のメモリーコンポーネントにインタフェースによってつながっているようなシ ステムのうちで、そのインタフェースが双方向シリアル・リンクを含むことを特 徴とするコンピュータシステムを目的としている。
本発明はまた派生的に、列アドレス信号を受信する列セレクタに接続されたメモ リ・マトリックスを含むメモリ・コンポーネントにおいて、列セレクタに接続さ れ、また情報送信器および受信器を直列に含んでいるメモリ側インタフェースを 備えていることを特徴とするメモリ・コンポーネントを目的としている。
本発明はまた派生的に、メモリ・コントローラのうちで、双方向シリアル伝送に 適したコントローラ側インタフェースを少なくとも1つ含むことを特徴とするメ モリ・コントローラをもう1つの目的としている。
本発明の特徴と利点は、好ましい実施例として記載され、付属図面を参照しなが ら行う以下の説明から明らかとなる。
第1図は、本発明による第1のコンピュータシステムの概略図である。
第2図は、第1図に示したコンピュータシステム内で実施したシリアル・リンク 装置の概略図である。
第3A図および第3B図は、第1図に示したコンピュータシステム内におけるメ モリとメモリのインタフェースとを管理する2通りの方法を説明する情報ブロッ クの概略図である。
第4図は、第1図に示したコンピュータシステム内で使用されるメモリ・コンポ ーネントの概要図である。
第5図は、本発明に準拠した第2のコンピュータシステムの概略図である。そし て 第6図は、本発明に準拠した第3のコンピュータシステムの概略図である。
第1図に概略を示したコンピュータシステム10は、プロセッサ11とメモリ1 2を含んでいる。メモリ12は、n個の、図示した例では8個の個別メモリ、す なわちメモリ・コンポーネントM(MOlMll、、、M41.、、M7)から 構成されている。インタフェース13はプロセッサ11をメモリ12につないで いる。
第1図に図示した例において、インタフェース13は8個の双方向シリアル・リ ンクSL (SLOlSLIl、、、5L41、、、SL?)で構成され、それ らがそれぞれプロセッサ11をメモリMO−M7につないでいる。図示した例で 用いられている各双方向シリアル・リンクは双方向通信線路14を含んでおり、 線路14はそれの両端にそれぞれコントローラ側インタフェース15と、メモリ 側インタフェース16とを備えており、メモリ側インタフェースはそれぞれのメ モリ・コンポーネントMに組み込まれている。コントローラ側インタフェース1 5は、一般にメモリ・コントローラと呼ばれるプロセッサ11の入出力制御装置 17内に組み込まれており、また図示した例においては、双方向パラレル・リン ク18を介してプロセッサ11につながれている。
第1図に示したようなただ1本の双方向通信線路を使う代わりに、1方向通信線 路を2本使用することも当然可能である。
第2図に、互いに逆向きの2本の1方向通信線路140を含むシリアル・リンク SLを概要図の形で”示す。このシリアル・リンクの詳細な説明は、本出願人に よる特許出願EP−A−0441684、EP−A−0466591、EP−A −0466592、EP−A−0466593の中に記載されている。第2図に 示したリンクを実現するために使用できる遅延回路の詳細な実施例が、本出願人 による特許出願EP−A−0493149およびEP−A−0493150に記 載されている。
要するに、第2図に概要を示した例においては、コントローラ側インタフェース 15とメモリ側インタフェース16は、同じものであり、またそれぞれが、2本 の線路140のいずれかを通じて送信するための送信器40と、もう一方の線路 140の受信器50とを含んでいる。各送信器40はデータ用パラレル入力端子 Dinと、クロック信号CLの入力端子と、ゼロ・リセット信号R3の入力端子 と、そしてシリアル出力端子S−0を含んでいる。送信器には、データ用パラレ ル入力端子Dinとクロック信号入力端子CLに接続され、またパラレル・デー タ信号を送り出す入力バッファ41と、クロック信号CLとゼロ・リセット信号 R3とパラレル・データ信号DSとを受信し、シリアル伝送信号TSを送り出す シリアル化エンコーダ42と、シリアル伝送信号TSを送信器のシリアル出力端 子S−oに印加する出力増幅器43が組み込まれている。
各受信器50はシリアル入力端子S−iとパラレル出力端子Doutを備えてお り、また線路140から受信したシリアル伝送信号TSを波形整形する入力増幅 器51と、入力増幅器51から出力信号TSを受信して、その信号からクロブク 信号cLII元するクロックコレクタ52と、人力増幅器51からの出力信号T Sと復元したクロック信号CLとを受信し、パラレル・データ信号RDを送り出 す非シリアル化デコーダ53と、パラレル・データ信号RDと復元したクロック 信号CLを受信して、パラレル出力信号を出力端子Doutに供給するバッファ 54とを含んでいる。それぞれの線路140は、情報ブロックのアドレスを搬送 することができる。その上、前述の参照書類での実施例において説明したとおり 、クロック信号CLをシリアル伝送信号の中に暗号化し、そうすることで透明化 することができる。
第1図に示したように、ただ1本の線路を介して双方向通信を実現するためには 、本出願人の特許出願書EP−A−0504060、EP−A−0504061 、EP−A−0504062およびEr’−A−0504063を参照すればよ い。この場合、コントローラ側インタフェース15とメモリ側インタフェース1 6は第2図に図示したものと似ており、また同一線路14を通じて双方向通信を 実現するために、それぞれが第4図に示す追加手段60を含んでいる。同様に、 双方向線路14も情報ブロックのアドレスを搬送することができ、またクロック 信号CLをシリアル伝送信号TS中に暗号化できる。
プロセッサ11によるメモリ12およびシリアル・リンクSLの管理は、コンピ ュータシステム10の特定の用途に合わせて選択される多くの方法に従って行う ことができる。例えば、それぞれのシリアル−リンクSLが1秒当り1ギガビツ トのスループットを持ち、また希望する全スルーブツトが1秒当り1ギガオクテ ツト、すなわち1つのシリアル0リンクSLの8倍の速さであると仮定する。従 ってこの場合、インタフェース13は8つのシリアル・リンク5LO−3L7で 構成される。
従って、インタフェース13の中では、すべてのリンク5LO−3L7が同時に 、並列に機能している。故にインタフェース13は、各メモリーコンポーネント Mの平均スループットと比較して諸元を決定でき、しかもその平均スループット を、本発明により、各シリアル・リンクSLの最大スルーブツト、現在のところ 1秒当り1ギガビット程度とすることができる。
また、メモリ11へのアクセス時間64ナノ秒のうちに、64ビツトから成るブ ロック19を格納できるものと仮定する。
各ブロック19はプロセッサ11によって、パラレル・リンク18を通じてメモ リ・コントローラ17へと伝送される。メモリ12とそのインタフェース13を 管理する方法の第1の実施例に従えば、情報をコントローラ17によって分割し 、その各ブロック19を、8つのシリアル・リンク5LO−8L7のぞれぞれに 次々と伝送する。
第3A図と第3B図はブロック19の概略図であるが、この場合のブロックは、 メモリ11およびインタフェース13の管理方法について、今説明したばかりの 特性を持ったあと2つの可能な実施例を説明するように編成されている。この2 つの実施例では、第1図には示されていない9番目のメモリ・コンポーネントM 8を差し挟むのが有利であるが、しかしこれも他のメモリ・コンポーネントMO −M7と同じように、9番目の双方向シリアル・リンクSL8を介して接続する ことになる。メモリ・コンポーネントM8は、説明した実施例の8つのメモリ・ コンポーネントMO−M7から成るグループのうちで、故障したメモリ・コンポ ーネントの代用メモリとして役立つ。9番目のメモリM8の使用については、文 書EP−A−0373043に説明がある。
第3A図に示した第1の実施例に従えば、64ビツトから成るブロック19は8 つのオクテツト20に分割され、第3A図の中で水平矢印で概略的に図示したと おり、それらのオクテツトをメモリ・コントローラ17が8つのリンク5LO− 8L7を介してそれぞれ8つのメモリ・コンポーネントMO−M7に伝送する。
さらに、パリティ・オクテツト21をブロック19に付は加える。パリティ・オ クテツト21は、オクテツト20の第1ビツトを分析することで、次いで第2ビ ツトを分析することで、次いでオクテツト20の8番目の最終ビットまでパリテ ィを反復分析することで得られる。パリティ分析は、第3図の中でパリティ・オ クテツト21の方を向いた垂直矢印線によって表されている。パリティ・オクテ ツト21は9番目のメモリ・コンポーネントM8に、対応するシリアル・リンク SL8を介して伝送される。8つのメモリ・コンポーネントMO−M7のうちの いずれか、あるいは8つのシリアル・リンク5LO−8L7のうちのいずれかが 故障しても、故障メモリ内に含まれた情報は失われないことが理解される。実際 、9番目のメモリ・コンポーネントM8中のパリティ・オクテツト21を使用す ることで、故障コンポーネント内に含まれていた情報の復元が可能となる。9番 目のコンポーネントを使用するもう1つの利点は、故障コンポーネントを修理す るのに、通電したままでそれを切り離すことが可能となることと、メモリ12と そのインタフェース13の保守がかなり易しくなることである。
第3B図は、第3A図のブロックと類似したブロック190図であり、メモリ1 2とそのインタフェース13の管理方法の別の実施例を説明している。この方法 に従えば、第3B図において垂直の矢印線で示したとおり、8つのオクテツト2 0の第1ビツトから作られるオクテツトを1番目のシリアル・リンクSLOを通 じて1番目のメモリ・コンポーネントに伝送し、8つのオクテツト20の第2ビ ツトから作られるオクテツトを2番目のメモリーコンポーネントM1に伝送し、 これを、8つのオクテツトの最終ビットから作られる8番目のオクテツトを8番 目のメモリ・コンポーネントM7に伝送するまで反復して続ける。パリティ・オ クテツト21は、8つのオクテツト20の8つのパリティ・ビットから作られ、 9番目の双方向シリアル・リンクSL8を介して9番目のメモリ・コンポーネン トM8に伝送される。
第4図は、本発明に準拠したメモリ12のメモリ・コンポーネントMの概要図で ある。各メモリ・コンポーネントMは、従来どおりの方法により、メモリ・マト リックス22から作られている。マトリックス22の各点は、1ビツトを格納す るのに割り当てられている。図示した実施例は、本出願の導入部に記載した実施 例であり、これに従えば、メモリ・コンポーネントMは16メガビツトのDRA Mであり、214行、2”(1024)列のマトリックスで構成されている。メ モリ・マトリックス22は、行アドレス信号RASを受信する行デコーダ23に 接続されている。このように、行デコーダ23はマトリックス22の中で、10 24ビツトで構成され、RAS信号によって指定されたアドレスを持つ行りを選 択する。メモリ・マトリックス22はまた、列セレクタ24にも接続されており 、この列セレクタは列アドレス信号CASを受信し、またマルチプレクサとして 働く。選択された情報行りは、第4図の矢印によって概略的に示したとおり、列 セレクタ24に入力される。従来メモリの列セレクタ24は、行りの1024ビ ツトの中から、CAS信号によって指定された列に置かれたビットを選択する。
この選択は、メモリφアドレッシングのサイクルごとに、つまりメモリへのアク セスごとに行われる。ただ1つのビットを選ぶこの従来の場合には、アドレッシ ングには24ビツト使用する必要がある。本発明に準拠した前述の実施例におい て、ビットは64ビツトから成るブロック19ごとにメモリーコンポーネントM に入りたり、出たりすることができたことを見てきた。
従って、行りはこの場合、64ビツトから成る16個のブロック19に分けられ 、またセレクタ24は、メモリ・アドレッシング・サイクルごとに、本発明に準 拠したメモリ・コンポーネントM内で使用されているCAS信号によって指定さ れたアドレスを持ったブロック19を選択するだけでよい。本発明に準拠したメ モリ・コンポーネントMのセレクタ24は、従って、より単純にでき、また列ア ドレス信号CASは、前述の例における24ビツトの代わりに、18ビツトしか 必要としない。選択されたブロック19は、やはり第1図と第2図に示したとお り、シリアル・リンクSLのメモリ側インタフェース16に印加される。第4図 に示した実施例において、メモリ側インタフェース16は、第2図に示したよう に送信器40と受信器50を含んでおり、また同様に、双方向伝送制御装置!6 0は送信器40と受信器50を入出力端子5−ioにつなぎ、その入出力端子は シリアル・リンクSLのただ1本の伝送線路14に接続される。送信器40の入 力端子Dinと受信器50の出力端子Doutは列セレクタ24に接続される。
ここに図示した実施例において、アドレス信号がシリアル・リンクSLによって 伝送される情報に組み込まれていると仮定すると、メモリ側インタフェース16 はアドレス発生器25を含み、アドレス発生器は送信器40と受信器50の端子 DinおよびDoutに接続される。アドレス発生器25はアドレス信号からR AS信号およびCAS信号を抜き出し、またRAS信号およびCAS信号は、メ モリ・マトリックス22の中でブロック19の書込みおよび読出しを行うために 、それぞれ行デコーダ23と列セレクタ24に印加される。本発明に準拠したメ モリ・コンポーネントM内に、メモリ側インタフェース16の受信器50から出 されたブロック19を書き込むことは、前に説明したのと同じ方法で、ただしそ れを逆向きに適用して処理される。しかしながら、アドレス信号を、シリアル債 リンクSLを構成している線路とは別の線路によって伝送することも可能なこと は明らかである。その場合、アドレス発生器25はその別の線路に直接接続され て、アドレス信号RASおよびCASを生み出す。
本発明の重要なもう1つの利点は、メモリ・コンポーネントMのハードウェアの 実現法にある。各コンポーネントは入出力端子を4つしか持つことができず、そ れらは第2図に示した実施例において、シリアル入力端子5−i(シリアル・イ ン)、シリアル出力端子5−0(シリアル・アウト)、そして2つの電源端子( 例えば、電界効果型MO3技術によるコンポーネントについてはV。およびVl 、)である。またこの端子数を、第4図に示したメモリ・コンポーネントの実施 例においては3に減らすことができる。つまりこの場合の実施例では、ただ1本 の線路14上のシリアル伝送信号の入出力のために、ただ1個の端子5−ioL か使用しない。従って、各コンポーネントM内にメモリ側インタフェース16を 追加したための費用の増加は、メモリ・コンポーネントのカプセル封じが容易な ことからもたらされる利益と比較して、最小にすることができる。このようにし て価格を下げながら、同時にスループットと有効通過帯域幅についても、より良 い性能を提供することができる。
第5図に、本発明に準拠したコンピュータシステム10の実施変形例を概略的に 表す。この変形例は、ある階層構造に従うメモリ12を、メモリ・コントローラ 17を(第ルベルの)メイン・コントローラとして使用し、またメモリ・コント ローラ17゛を2次のメモリ・コントローラとして使用して、深さについて従来 方法で拡張したものに対応している。個々の2次コントローラ17°は、メモリ 12を構成しているいくつかのメモリ・コンポーネントMにつながれている。2 次コントローラ17°に接続されるメモリ・コンポーネントの数は、希望するス ループットによって決定され、図示した例では8つのコンポーネントMO−M7 となる。メモリ・コンポーネントは、対応する2次コントローラ17°に、それ ぞれ双方向シリアル・リンク5LO−3L7から構成されるインタフェース13 を介して接続される。各シリアル・リンクは、前の実施例と同じく、2次コント ローラ17° に組み込まれたコントローラ側インタフェース15と、メモリ・ コンポーネントの1つに組み込まれたメモリ側インタフェース16を備えている 。2次コントローラ17゛はまた、双方向リンクBLによってメイン・コントロ ーラ17にも接続される。リンクBLとして、メイン・コントローラ側インタフ ェース15° と2次コントローラ側インタフェース16′を持ったシリアル・ リンクを使用するのが有利である。それぞれの2次コントローラ17°は、その 他にセレクタ26を含んでおり、これが2次コントローラ側インタフェース16 °をシリアル・リンクSLのコントローラ側インタフェース15につないでいる 。2次コントローラ側インタフェース16°から受信したシリアル情報中に、ア ドレス信号が組み入れられていると仮定すると、インタフェース16゛受信器5 0は非シリアル化した情報をセレクタ26に送信し、セレクタ26はアドレス信 号を復元および分析して、どのメモリ・コンポーネントMがその情報の宛先であ るかを知り、その情報を対応するコントローラ側インタフェース15に送信する 。このインタフェース15において、情報は再びシリアル化され、関係するメモ リ・コンポーネントMに送信される。そのために、セレクタ26はアドレス信号 分析器と切換え装置を含んでいる。
セレクタ26はメイン・コントローラ17からアドレス信号を、リンクBLとは 無関係なアドレッシング用リンクを介して直接受信できることが理解される。逆 方向では、もし2次コントローラがただ1つのプロセッサ11にしか接続されて いなければ、コントローラ側インタフェース15によってメモリ・コンポーネン トMから受信した信号は、非シリアル化して分析する必要はない。しかしながら 、もし2次コントローラ17゛が複数のプロセッサに接続されていたならば、そ れが必要となる。また、双方向リンクBLは、インタフェース13のシリアル・ リンクSLと同じ問題に対処する必要はないので、やはりバスで置き替えること ができることが理解される。このように、第5図に示したコンピュータシステム 10は星形の構造を持っている。
この構造はコンピュータシステム10の潜在時間が最小となるという利点をもた らすが、しかしそれは2次コントローラ17゛の使用という負担増と引き換えと なる。
第6図に、本発明に準拠したコンピュータシステム10のもう1つの変形例を示 す。この変形例に従えば、システムはリング状の構造を持つ。第6図に示した実 施例では、メモリ・コンポーネントの数mを6に等しく選び、すなわちMO−M 5とし、それらが直列に接続されて、メモリ・コントローラ17のシリアル入力 端子S−iからシリアル出力端子S−oまでの間にループを形作っており、また メモリ・コントローラ17は、第1図に示した例のように、プロセッサ11に接 続されている。同様に、メモリ・コンポーネントM同士の直列接続は、第2図に 示した実施例のように、コンポーネントのシリアル入力端子S−iとシリアル出 力端子S−oを介して、1方向線路140を通じて行われる。このように、メモ リ・コントローラ17から送信されたアドレスは、そのアドレスが関係している メモリ・コンポーネント、例えばコンポーネントM2によって捕捉されるために 、メモリ・コンポーネントを順次通り抜けなければならない。このアドレスを持 ったデータは、このコンポーネントM2から供給され、またループ内の他のメモ リーコンボーネン)M3.M4、M5を順次通り抜けて、コントローラ17のシ リアル入力端子S−3に到着する。従って、このループの中にさらに1つの双方 向シリアル・リンクがあり、前述の実施例では、このシリアル・リンクが、コン トローラ17の出力端子S−〇を出発点とする片道シリアル・リンクと、メモリ ・コンポーネントM2のシリアル出力端子S−oを出発点とする往復シリアル・ リンクを含み、往路シリアル・リンクは3本の1方向線路140を含み、それら の線路が次々と、メモリ・コンポーネントMOおよびMlのメモリ側インタフェ ース16を通して、コントローラ17をメモリ・コンポーネントM2につないで いき、一方、復路シリアル・リンクは4本の1方向線路140を含んでおり、そ れらの線路がメモリ嗜コンポーネントM3、M4、M5のメモリ側インタフェー ス16を通して、メモリ拳コンポーネントM2をコントローラ17につないでい くことが分かる。言い替えると、プロセッサ11をメモリ・コンポーネントM2 につないでいる双方向シリアル・リンクSLは、それ以外のメモリ・コンポーネ ントを含めてループを形成しており、それらのメモリ・コンポーネントはそのル ープを形成するように直列に接続されている。従って、このループは、そのルー プを構成しているシリアル・リンクSLの各線路のスループットに対応するスル ーブツトを持っている。M2以外のメモリ・コンポーネントがなければ、第1図 に示すシステム内でメモリ・コントローラ17をメモリ・コンポーネントM2に つなぐリンクSL2が得られる。第6図に示すコンピュータシステムの実施例に おいて、メモリ12は6つのメモリ・コンポーネントMO−M5からなること、 およびメモリ12のインタフェース13はプロセッサ11とともに、双方向シリ アル・リンクSLを含んでおり、このリンクは1方向線路140で構成され、こ の線路がメモリ・コントローラ17の上にループを形成していることが理解され る。従って、ループの利点は、メモリ・コンポーネントの個数mを、希望するメ モリ容量に合わせて調整できることである。
さらに一般的に、第6図に示したコンピュータシステム10は、第5図に示すコ ンピュータシステム10の中で使われている2次のメモリ・コントローラ17゛ を必要としないという利点を持っている。またこのシステムは、システムにメモ リ・コンポーネントを追加または削除することで、ループの変更が可能となり、 従って2次メモリ・コントローラを用いる場合とは反対に、使用における自由変 が大いに増す。しかしながら、このシステムはループ内のメモリ・コンポーネン トの数に比例する潜在時間を持っている。従って、ループ内にメモリ・コンポー ネントを追加するとシステムの潜在時間が増加する。それ故、このシステムは、 ある特定のアプリケ−シランにおいて潜在時間に対する所定の要求を満たすこと が可能な場合に有用となる。
もちろん、複合コンピュータシステム10、つまり例えば、1つ以上のメモリー ループと1つ以上の2次コントローラ17を含むシステムを設計することは可能 であり、前者では、メモリ・ループはメモリ・コントローラに接続され、長い潜 在時間に対応できるアプリケーションに役立ち、また後者では、極めて短い潜在 時間で作動するアプリケーションに用いられる。同様に、メモリ・コントローラ の階層を増すことも可能なことは明らかである。この場合、ループの使用により メモリ・コントローラを一段削除できるとはいえ、ループをやはりメモリ・コン トローラ17以外のコントローラに接続できることは明らかである。
一般に、ここで説明した実施例は、本発明が少な(とも1つのプロセッサ11を 含み、そのプロセッサが少なくとも1つのメモリ・コンポーネントMにインタフ ェース13でつながれているコンピュータシステム10を目的としていることを 十分に浮き彫りにしている。第1図の実施例を参照すると、コンピュータシステ ム10は複数のメモリ・コンポーネントMO−M7を含み、これらのメモリ・コ ンポーネントは、並列に並べられた双方向シリアル・リンク5LO−3L7を介 してメモリ・コントローラ17に接続されており、それぞれの双方向シリアル・ リンクは所定の最大スループット(1秒当り1ギガビツト)を持ち、それらのス ループットの合計を、希望する最大スループット(1秒当り1メガオクテツト) に一致させている。それ故、もしあるメモリ・コンポーネントMの双方向シリア ル・リンクSLが十分なスループットを持っているならば、そのコンポーネント を1つだけ使用すればい。従って、本発明に準拠したコンピュータシステムは、 インタフェース13が双方向シリアル・リンクSLを含むという単純な事実によ って特徴付けられる。第2図を参照しながら、双方向シリアル・リンクSLがメ モリ側インタフェース16を持ち、そのインタフェース16がメモリ・コンポー ネントMに組み込まれ、そして送信器40と受信器50を含んでいれば有利であ ることを見てきた。しかしながら、メモリ側インタフェース16をメモリ・コン ポーネントMから分離させてもよいことは明らかであるが、その場合、例えば複 数のメモリ側インタフェース16を、メモリ・コンポーネントMから分離させた 同一コンポーネント上で再びまとめることになる。第2図と第6図から、双方向 シリアル・リンクSLは、互いに逆向きの少なくとも2本の1方向伝送線路14 0から作られていることが明らかとなる。しかしながら第1図と第5図から、双 方向シリアル・リンクは、単純に1本の伝送線路14から構成できることも明ら かである。当然、メモリ・コントローラ17は、シリアル・リンク5LO−8L 7間の情報分配を管理する。3通りの管理方法が実施例として役立てたが、その うち2つを、第3A図および第3B図を参照しながら説明した。また本発明は、 プロセッサの数が1でも、複数でも、スループットの高いすべてのコンピュータ システムに適用できるが、とりわけ、マルチプロセッサコンピュータシステムに 適していることも明らかである。
第5図から、あるメモリ・コンポーネントMとプロセッサ11間の双方向シリア ル・リンクSLはループを形成し、そのループの中でそれ以外のメモリ・コンポ ーネントが直列に接続されていることが明らかとなる。第5図において、第1図 の中でただ1つのメモリ・コンポーネントが使用されている場合と同様、メモリ ・コントローラ17は、単にシリアル・リンクSLのコントローラ側インタフェ ース15からのみ構成されている。この場合、メモリ・コントローラ17が単純 な構造を持っているような場合と同じく、メモリ・コントローラをプロセッサ1 1に組み込むこともできる。
説明した実施例において、双方向シリアル・リンクSLによって伝送される情報 はデータとアドレスを含んでいる。アドレスはシリアル・リンクSLとは別に伝 送することもできることを見てきたけれども、アドレスはデータに付は加えたほ うが好ましい。さらに第5図から、異なった階層レベルにあるメモリ・コントロ ーラ間の双方向リンクはバス・リンクであってもよいが、どちらかと言えばシリ アル・リンクのほうがよいことが明らかである。
以上から、本発明はさらに、メモリ・マトリックス22とメモリ側インタフェー ス16とを含むメモリーコンポーネントMをも目的としており、メモリ・マトリ ックス22は列セレクタ24に接続され、列セレクタ24は列アドレス信号CA Sを受信し、そしてメモリ側インタフェース16は列セレクタに接続され、また シリアル情報用の送信器40と受信器50を含んでいる。第2図と第6図から、 送信器と受信器は、双方向シリアル・リンクの、都合2本の1方向伝送線路14 0に割り当てられていることが分かる。しかしながら、第1図、第4図、および 第5図においては、送信器と受信器は双方向シリアル伝送線路14を適して、双 方向伝送制御装置に接続されている。やはり第4図を参照しながら、列セレクタ 24は、メモリ会アドレッシング周期中に、すなわちメモリーコンポーネントM へのアクセス時間の間に、所定のビット・ブロック19をマトリックス22の行 して書込みや読出しをするのに適していることを見てきた。一般的に、それぞれ のブロックは、所定の長さを大きく変動させても構わないことが明らかである。
極端な場合、長さは理論上2ビツトから、行りの全ビットまで可能であり、後者 の場合、行して作られるブロックは1つしかない。さらに、第4図に示したメモ リ側インタフェース16は、アドレス発生器25を含んでおり、このアドレス発 生器25が、シリアル伝送信号TS(第2図)を基にして、あるいは変形例にお いては、双方向シリアル・リンクSLとは無関係な手段を基にして、行アドレス 信号RASおよび列アドレス信号CASを送り出していることを見てきた。
また本発明に準拠したコンピュータシステム10から、本発明はさらに、1本の 双方向シリアル・リンクに適合した1つのコントローラ側インタフェース15を 含むメモリ・コントローラ17を目的としていることがわかる。このことは例え ば、第6図のメモリ・コントローラ17、あるいは第1図のメモリ・コントロー ラ17において、メモリ・コンポーネントMとシリアル・リンクSLがそれぞれ 1つしかない場合に該当する。第5図から、2次のメモリ畢コントローラ17° は、また一般には、任意の階層レベルにあるすべてのメモリ・コントローラは、 2つの双方向シリアル・リンクSLに接続された少なくとも2つのコントローラ 側インタフェース15を含むことができることは明らかである。実際、2次コン トローラ側インタフェース16°は、シリアル・リンクの代わりにバスと接続す ることもできる。少なくともコントローラ側インタフェース15が2つ存在する とき、2次のメモリ・コントローラ17°は選択手段26を備えており、この選 択手段26はアドレス信号分析手段と切り換え手段とを含んでいる。アドレス信 号は双方向シリアル・リンクSL、あるいはBL、あるいは別のリンクのいずれ からやって来てもよい。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも1つのプロセッサ(11)を含み、またそのプロセッサ(11) がインタフェース(13)によって少なくとも1つのメモリ・コンポーネント( M)につながれているようなコンピュータシステム(10)であって、そのイン タフェースが双方向シリアル・リンク(SL)を含むことを特徴とするコンピュ ータシステム。
  2. 2.前記特許請求の範囲第1項に記載のシステムであって、前記双方向シリアル ・リンク(SL)がメモリ側インタフェース(16)を持ち、しかもメモリ側イ ンタフェース(16)がメモリ・コンポーネント(M)に組み込まれ、また送信 器(40)と受信器(50)を含んでいることを特徴とするシステム。
  3. 3.前記特許請求の範囲第1項または第2項に記載のシステムであって、双方向 シリアル・リンク(SL)が1本の双方向伝送線路(14)から、あるいは互い に逆向きの少なくとも2本の1方向伝送線路(140)から構成されていること を特徴とするシステム。
  4. 4.前記特許請求の範囲第1項から第3項のいずれかに記載のシステムであって 、双方向シリアル・リンクによって伝送される情報がデータと、そして好ましく はアドレスを含んでいることを特徴とするシステム。
  5. 5.前記特許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載のシステムであって 、双方向シリアル・リンクがループを形成し、そのループが他のメモリ・コンポ ーネントを含み、それらのメモリ・コンポーネントが直列に接続されていること を特徴とするシステム。
  6. 6.前記特許請求の範囲第1項から第5項のいずれかに記載のシステムであって 、そのシステムがメモリ・コンポーネント(M0−M7)を含み、それらのメモ リ・コンポーネントが、並列に配置された双方向シリアル・リンク(SL0−S L7)を介してメモリ・コントローラ(17、17′)に接続されており、それ ぞれの双方向シリアル・リンクが所定の最大スループットを持ち、それらのスル ープットの合計が、希望する最大スループットにほぼ一致するようにしたことを 特徴とするシステム。
  7. 7.メモリ・マトリックス(22)を含み、そのメモリ・マトリックスは列セレ クタ(24)に接続され、また列セレクタは列アドレス信号(CAS)を受信す るようなメモリ・コンポーネント(M)であって、そのメモリ・コンポーネント がメモリ側インタフェース(16)を含み、そのメモリ側インタフェース(16 )が列セレクタに接続され、またシリアル情報送信器(40)およびシリアル情 報受信器(50)を含んでいることを特徴とするメモリ・コンポーネント。
  8. 8.前記特許請求の範囲第7項に記載のメモリ・コンポーネントであって、列セ レクタが、メモリ・アドレッシング・サイクル中にメモリ・マトリックス(22 )の1行(L)での所定ビット・ブロック(19)の書込み/読出しに適してい ることを特徴とするメモリ・コンポーネント。
  9. 9.前記特許請求の範囲第7項または第8項のいずれかに記載のメモリ・コンポ ーネントであって、メモリ側インタフェースがアドレス発生器(25)を含み、 それにより列アドレス信号を送り出していることを特徴とするメモリ・コンポー ネント。
  10. 10.メモリ・コントローラ(17)であって、そのコントローラが、双方向シ リアル伝送に適したコントローラ側インタフェース(15)を少なくとも1つ含 んでいることを特徴とするメモリ・コントローラ。
  11. 11.前記特許請求の範囲第10項に記載のメモリ・コントローラ(17′)で あって、そのコントローラが少なくとも2つのコントローラ側インタフェースお よび選択手段(26)を含み、コントローラ側インタフェースはそれぞれが、あ る双方向シリアル伝送に適しており、また選択手段(26)はアドレス信号分析 手段および切り換え手段を含んでいることを特徴とするメモリ・コントローラ。
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