JPH074971A - 地磁気センサ - Google Patents

地磁気センサ

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JPH074971A
JPH074971A JP3137965A JP13796591A JPH074971A JP H074971 A JPH074971 A JP H074971A JP 3137965 A JP3137965 A JP 3137965A JP 13796591 A JP13796591 A JP 13796591A JP H074971 A JPH074971 A JP H074971A
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Kazuhide Ota
和秀 太田
Toshio Hashimoto
利夫 橋本
Motoo Katayama
素夫 片山
Moriyasu Fujita
守康 藤田
Masahisa Ito
昌久 伊藤
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NIPPON AUTOM KK
Toyota Motor Corp
Hagiwara Electric Co Ltd
Nippon Automation Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Hagiwara Electric Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/0011Arrangements or instruments for measuring magnetic variables comprising means, e.g. flux concentrators, flux guides, for guiding or concentrating the magnetic flux, e.g. to the magnetic sensor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス磁石を内蔵した磁気抵抗素子型の地
磁気センサにおいて、ヒステリシスを回避しつつ検出感
度を高める。 【構成】 磁気抵抗パターンが形成された素子基板には
バイアス磁石が接合される。バイアス磁石により生ずる
バイアス磁界の磁束密度は、磁気抵抗パターン上で10
0〜140ガウスのいずれかに設定される。100ガウ
ス以下ではヒステリシスが大きくなり、140ガウス以
上では感度が低くなり、100〜140ガウスの有効領
域102において、磁気センサの能力を十分に引き出す
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗素子にて地磁
気を検出する地磁気センサ、特にバイアス磁界を発生す
るバイアス磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】地磁気は、周知のように地表上でその方
向及び大きさがほぼ一定であり、近年では、自動車等の
ナビゲーションシステムにおける方位検出装置などとし
て地磁気センサが活用されている。
【0003】地磁気の地表上での水平余力は、約0.3
ガウス程度であり、地磁気がこのように弱い磁界である
ことから、感度が高くかつ安定した動作が行える地磁気
センサが要望されている。
【0004】ところで、本出願人は、特願平2−469
57号で、上述したナビゲーションシステムに好適な地
磁気センサを提案している。この地磁気センサについ
て、図2を用いて説明する。
【0005】図2には、従来の地磁気センサ10の概略
的な外観が示されている。ガラスなどからなる素子基板
12の上面には、露光技術などによって磁気抵抗パター
ン14が形成されている。この磁気抵抗パターン14
は、磁気抵抗(MR)素子材料からなるものであって、
例えば強磁性体金属などで構成されている。具体的に
は、磁気抵抗パターン14は、4つの電極16間に形成
されており、各電極間でそのパターン経路が複数折返し
形成されている。
【0006】素子基板12の下面側には、バイアス磁石
18が接合配置されている。このバイアス磁石18は、
例えばフェライトなどからなるものであって、上記磁気
抵抗パターン14に対してバイアス磁界を与えるもので
ある。
【0007】各電極16には、それぞれリード20が電
気的に接続されており、また、素子全体は樹脂モールド
が施されて外的作用から保護されている。
【0008】図3には、図2に示した地磁気センサ10
の等価回路図が示されている。磁気抵抗パターン14を
構成する4つのパターン要素R1 ,R2 ,R3 ,R
4 は、ブリッジ接続されており、A−B間に電圧VB
印加することにより、外部磁界H0 に応じて、出力電圧
OUT が変化する。
【0009】図4には、バイアス磁界Hb と外部磁界H
0 との関係が示されている。磁気抵抗パターン14に
は、上述したバイアス磁石18の作用により、バイアス
磁界Hb が与えられている。一方、この図4に示す例に
おいては、外部磁界H0 がそのバイアス磁界と直交する
方向に生じている。この2つの磁界を合成した合成磁界
Hが図示の如く四角形の素子の対角方向に向くと、磁気
抵抗パターン14から生ずる出力電圧VOUT が最大とな
る。
【0010】すなわち、磁気抵抗パターン14は、その
各部分が長辺と短辺とで構成され、これによって磁界検
出にあたっての指向性が設定されている。
【0011】従って、このような地磁気センサによれ
ば、出力電圧VOUT から地磁気の方位を判断でき、自動
車の進行方位などの情報を提供できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の地磁気センサは、微弱な地磁気に対して必ずしも十
分な感度とは言えず、このため、地磁気を集中・増大さ
せるために大型の磁気レンズなどが必要となったり、あ
るいは、地磁気の方位判別精度を向上させることが困難
となる問題があった。
【0013】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、微弱磁界である地磁気に対す
る感度が高く、かつ、磁性体に起こるヒステリシスによ
る問題を生じない地磁気センサを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、磁気抵抗パターンが形成された素子基板
と、前記素子基板に接合され、前記磁気抵抗パターンに
対してバイアス磁界を与える等方性フェライトからなる
バイアス磁石と、を含む地磁気センサにおいて、前記バ
イアス磁石は、前記磁気抵抗パターン上での磁束密度が
100〜140ガウスのバイアス磁界を発生することを
特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成によれば、磁気抵抗パターン上での磁
束密度が適切な範囲に設定されるため、検出感度を向上
させつつヒステリシスによる問題を回避できる。
【0016】ここで、磁気抵抗パターン上での磁束密度
が100ガウス以下の場合には、検出感度を極めて高め
ることも可能であるが、無視できないほどヒステリシス
の問題が生じ、地磁気センサの動作が不安定となる。従
って、100ガウス以下では、精度の良い地磁気の検出
が行えない。
【0017】一方、140ガウス以上の場合には、検出
感度が低くなり、微弱磁界である地磁気の検出において
困難性が伴う。
【0018】従って、本発明においては、以上のような
見地から、バイアス磁石にて生ずるバイアス磁界の大き
さを設定したものであり、このような構成によれば、地
磁気センサの能力を十分に引き出して、それを活用する
ことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。本発明に係る地磁気センサは、バイアス磁
界の強さを除き、図2に示した地磁気センサ10と基本
的に同一の構成でありその説明を省略する。
【0020】図1には、本発明者等の実験に基づく、バ
イアス磁石による磁気抵抗パターン上での磁束密度と、
地磁気センサの出力VOUT と、の関係が示されている。
なお、この実験例においては、外部磁界H0 は、30エ
ルステッド(Oe)に設定されており、バイアス磁石と
しては、等方性フェライトが用いられている。
【0021】図示されるように、磁気抵抗パターン上で
の磁束密度が40ガウス付近において、磁気センサの出
力VOUT が最大となる。すなわち、検出感度が最大とな
る。しかしながら、ピーク点を含む領域101(100
ガウス以下の領域)においては、ヒステリシスが無視で
きない程度に極めて大きく、このため安定した地磁気の
検出が行えないことが理解される。
【0022】従って、従来においては、このようなヒス
テリシスを回避するために、また、地磁気センサの動作
を安定させるために、大きなバイアス磁界を設定してい
た。これを具体的に説明すると、バイアス磁石は、一般
的に、その母材となるフェライトを磁場発生コイル中に
おき、フェライトに対して磁場をかけることにより形成
されるが、従来においては、上述のヒステリシスを回避
するために、また、安定した動作を保証するために、当
然のごとくフェライトを磁気飽和させてバイアス磁石を
作成していた。従って、完成されたバイアス磁石は、必
然的に、それにより生ずるバイアス磁界が大きく、図1
の例で示せば、領域104に示す飽和領域に磁気抵抗パ
ターン上での磁束密度が設定されていた。
【0023】しかし、本発明者等の種々の実験によれ
ば、図1に示すような特性が認定され、このように顕在
化された特性に基づき地磁気センサの能力を最大限に引
き出すべく設定された磁束密度が図1に示される有効領
域102である。
【0024】この有効領域102は、100ガウス〜1
40ガウスの範囲内の領域であり、ヒステリシスの問題
を回避しつつ感度を高めることができる領域である。
【0025】従って、磁気抵抗パターン上での磁束密度
が100〜140ガウスのいずれかになるようにバイア
ス磁界を設定すれば、上述の効果を得ることができる。
具体的には、バイアス磁石の製造時において、強い磁場
をかけずに弱い磁場をかけることも考えられるが、その
他の手法としては、いったんフェライトを磁気飽和させ
た後に、逆方向に磁場をかけて減磁を行うことが好適で
ある。このような製造方法によれば、バイアス磁界の微
調整を精度良く行うことができる。
【0026】なお、図1に示したグラフは、上記のごと
く外部磁界H0 が30エルステッドの場合であるが、外
部磁界の大きさを変化させると、有効領域102の特性
をほぼ保ったまま上下にグラフが移動し、有効領域10
2の磁束密度の範囲は、外部磁界の大きさに対してそれ
ほど変化を受けない。バイアス磁石の母材としては、温
度特性等との関係から等方性フェライトが用いられる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヒステリシスの問題を回避しつつ地磁気の検出感度を高
めることができる。従って、ナビゲーションシステムな
どに好適な地磁気センサを提供できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気抵抗パターン上での磁束密度と地磁気セン
サ出力との関係を示す特性図である。
【図2】地磁気センサの概略的な構成を示す外観図であ
る。
【図3】地磁気センサの回路を示す回路図である。
【図4】バイアス磁界と外部磁界とにより合成される合
成磁界を示す説明図である。
【符号の説明】
10 地磁気センサ 12 素子基板 14 磁気抵抗パターン 18 バイアス磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 利夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 片山 素夫 愛知県愛知郡日進町浅田字下小深田7番地 萩原電気株式会社名古屋工場内 (72)発明者 藤田 守康 愛知県愛知郡日進町浅田字下小深田7番地 萩原電気株式会社名古屋工場内 (72)発明者 伊藤 昌久 静岡県浜北市内野2923番地 株式会社日本 オートメーション内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気抵抗パターンが形成された素子基板
    と、 前記素子基板に接合され、前記磁気抵抗パターンに対し
    てバイアス磁界を与える等方性フェライトからなるバイ
    アス磁石と、 を含む地磁気センサにおいて、 前記バイアス磁石は、前記磁気抵抗パターン上での磁束
    密度が100〜140ガウスの範囲内でいずれかの値を
    もつバイアス磁界を発生することを特徴とする地磁気セ
    ンサ。
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