JPH0749704B2 - 建築物における外壁体用下地パネル - Google Patents

建築物における外壁体用下地パネル

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JPH0749704B2 JP31918490A JP31918490A JPH0749704B2 JP H0749704 B2 JPH0749704 B2 JP H0749704B2 JP 31918490 A JP31918490 A JP 31918490A JP 31918490 A JP31918490 A JP 31918490A JP H0749704 B2 JPH0749704 B2 JP H0749704B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建築物における外壁体用下地パネルに関する。
(従来の技術) 従来この種の下地パネルには、たとえば壁材兼外装材と
しても用いられる軽量気泡コンクリートパネル(以下、
ALCパネルと略称する)があり、このALCパネルは、濡れ
て保水した場合に性能が全般的に低下する欠点を有する
ものの、現場打設するコンクリート製のものと較べて軽
量且つ耐防火性に優れているため、外壁体の下地パネル
として広く使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで前記したALCパネルでは下地材として次の問題
を抱えている。
a 建築躯体の鉄骨などへのパネル施工および運搬途中
において、パネル端部の破損が多く、そのため施工後の
補修個所が多い。
b 外壁体の取付けにALCアンカーを使用する場合、安
価な釘打タイプであると、強度性能が十分でないめに極
めて多数本使用しなければならず、施工効率は著しく低
下する。又、パネルに下孔を穿けるインサートタイプの
アンカーでも、下孔を穿ける手間により施工効率が低
く、しかも孔穿け時にパネルから発生する粉塵によって
施工環境までも悪化し、その上、取付け強度の安全率を
考慮した場合、その取付け強度は必ずしも十分とはいえ
ない。
c 外壁体の確実な取付け強度を得るために貫通ボルト
を使用した場合でも、前記bの理由により施工効率はさ
らに低下し、しかも、使用本数が多数本におよぶため、
伝熱個所は数多く生じる結果となって、ALCパネルの特
徴である断熱性能を生かすことができなくなる。
d ALCパネルは濡れて保水した場合、強度および断熱
性能ともに低下する。
本発明はこのような問題を全て解決したもので、パネル
端部が構造強固で、しかも外壁体の取付けを作業環境を
悪化させずに確実に固定可能であり、さらに、鉄骨など
の建築躯体への架設をパネルに孔穿することなく行える
と共に施工効率が高く、しかも隣合うパネル間のズレも
ない有用な建築物の外壁体用下地パネルを提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の建築物の外壁体用下地パネルでは、軽量気泡コ
ンクリートパネルの周側縁を金属製枠で囲み、この枠に
はその上面部と下面部に相互に適合可能な凹部と凸部を
形成すると共に枠の軽量気泡コンクリートパネル表面側
に金属製胴縁を適宜間隔状に枠と一体的に配設したこと
を特徴とする。
本発明における金属製枠は、亜鉛メッキ鋼板、ステンレ
ス鋼板、アルミニウム板などの適宜断面形状のものを用
い、隣合う端部を熔接或いはボルト止めなどして枠組み
される。胴縁についても前記と同様である。
枠に対する胴縁の配設方向は、外壁体の張り方向に応じ
て決定する。具体的には、外壁体が横張りされる施工例
では胴縁は縦向きに並列状に配設され、外壁体が縦張り
される施工例では胴縁は横向きに平行状に配設される。
又、本発明の下地パネルでは、表面側が、軽量気泡コン
クリートパネル、枠、胴縁ともに略同一平面状であるこ
とを特徴とする。
この同一平面状に形成する手段としては、ALCパネル表
面における枠、胴縁との対面部分を溝にするか、或いは
その対面部分以外のパネル表面を凸部にすることによっ
て形成する。
又、本発明の下地パネルでは、軽量気泡コンクリートパ
ネル面が防水材で覆われていることを特徴とする。
防水被膜は、パネル表面に防水シートを張設するか、或
いはパネル表面に防水塗料を塗布するなどして形成す
る。
(作用) ALCパネル周側縁が金属製枠で保護されていて、パネル
端部は強化されている。
金属製の胴縁そして枠に保持金具を固着し、この保持金
具を介して外壁体を取付けられ、又、金属製の胴縁、枠
に外壁体を固定ビス等の止具で直接取付けられる。
金属製の枠に取付け用の金具を固着し、同金具を介して
建築物の鉄骨など躯体に取付けられる。
金属製枠の上下側縁における凹部と凸部が、上下のパネ
ルを接続する際の接続位置関係を特定するガイドとして
働くと共に上下に隣合うパネルの接続状態をパネル面間
に段差状のズレが生じないように規制して働く。
ALCパネルと枠と胴縁の表面側が同一平面状で、外壁体
の固定面であるパネル表面に凹凸がなく、外壁体あるい
は外壁体固定用の保持金具などの座りを良くしている。
防水材がALCパネル面を覆って、同パネルが濡れて保水
するのを防ぎ、パネルは当初の乾燥状態における性能を
維持する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施の一例を詳細に説明
する。
第1図乃至第3図は第1実施例の下地パネルを例示し、
第4図、第5図は第2実施例の下地パネルを例示し、第
6図、第7図は第3実施例の下地パネルを例示し、第8
図乃至第10図は第3実施例の下地パネルを鉄骨などの躯
体に取付ける施工例を示し、第11図乃至第16図は上下の
下地パネルの接続状態の各実施態様を例示し、第17図乃
至第19図は左右の下地パネルの接続状態の各実施態様を
例示し、第20図、第21図は第3実施例の下地パネルに外
壁体を固定する施工例を示し、第22図は第3実施例の下
地パネルに外壁体を固定する他の施工例を示している。
第1図乃至第3図に例示した第1実施例の下地パネルA1
は、横長のALCパネル1の周側縁を金属製枠2で囲む。
この金属製枠2は、ALCパネル1の周側面を保護する上
面部3a、下面部3b、左面部3c、右面部3dからなる側枠部
3と、ALCパネル1の表面周縁を縁取りして保護する上
辺部4a、下辺部4b、左辺部4c、右辺部4dからなる表縁枠
部4と、ALCパネル1の裏側周縁を縁取りして保護する
上辺部5a、下辺部5b、左辺部5c、右辺部5dとからなる裏
縁枠部5とで形成する。
そして、側枠部3における上面部3aには凸部6を、下面
部3bには凹部7を相互に適合可能な形態に形成して、上
下に隣り合うパネルが相互に組合った状態で同一平面状
に接続するようにしてある。
又、表縁枠部4における上下の両辺部4a,4b間には金属
製の帯板状胴縁8を表縁枠部4と同一平面状に架設し、
各胴縁8がALCパネル1表面に等間隔状に並列するよう
に配設する。この胴縁8に幅、厚さ、間隔、そして表縁
枠部4の幅、厚さなどは、外壁体Bの固定用保持金具9
を、或いは外壁体Bの固定ビスなどの固定具10を取付け
可能に適宜形成する。
又、裏縁枠部5における上辺側の左右端部には固定金具
11を、下辺側の左右端部には固定金具12を夫々固着し、
これらの固定金具11,12を通じて鉄骨などの躯体Cに取
付け可能にしてある。固定金具11,12は夫々略L形状の
もので、固定金具11は裏面側に突出状の固定片部11aを
鉛直状態に、固定金具12は裏面側に突出状の固定片部12
aを水平状態に夫々してある。
第4図および第5図に例示した第2実施例の下地パネル
A2は前記第1実施例の下地パネルA1と基本的に同構成で
あり、共通する構成の説明を省略して説明する。
ALCパネル1は同パネルの表面側における表縁枠部4お
よび各胴縁8と対面したパネル面部分を溝13にしてお
り、この溝13に納められた表縁枠部4そして各胴縁8が
パネル1表面と同一平面状を形成して、下地パネルA2
さをALCパネル1と実質的に同様にしてある。
第6図および第7図に例示した第3実施例の下地パネル
A3は前記第2実施例の下地パネルA2と基本的に同構成で
あり、共通する構成の説明を省略して説明する。
ALCパネル1は防水材4で覆われており、そして側枠部
3における左右の両面部3c,3d後半部分には夫々突部15
を左右対称状に突設していて、左右に隣合う下地パネル
A3がその両突部15を相互に突き合わせて接続し、且つ両
突部15のパネル表面側の左右両面部3c,3d前半部分間に
目地16を形成して発泡材18、シーリング17などで目地止
めし得るようにしてある。
次に、下地パネルを建築物の躯体に固定する施工例につ
いて説明する。
第8図乃至第10図に例示した施工例では、下地パネルA3
の長さの間隔に組立てられた鉄骨等の躯体Cには受け金
具19が下地パネルA3高さの上下間隔をおいて夫々固着さ
れている。この受け金具19は左右対称形の一対の金具か
らなり、夫々鉛直状の受け金具片19aと水平状の受け金
具片19bを形成している。
そして、躯体Cに下地パネルA3を、同パネル下側の固定
片部12aを下位の受け金具19における受け金具片19bに乗
せると共に同パネル上側の固定片部11aを上位の受け金
具19における受け金具片19aに沿接させた後に夫々双方
をボルト、ナットなどの止具20で接続固定して取付け
る。同様の手順により、躯体Cに横列の下地パネルA
3を、左右に隣合うパネルの突部15を突き合わせながら
取付ける。尚、固定金具11,12および受け金具19は記載
の状態に制限されるものではなく、躯体Cの状態に応じ
てた態様のものを選択すればよく、適宜の固定・調整手
段を備えたものであれば良い。
次に、上段の下地パネルA3を同様の手順で取付けて、下
段の下地パネルA3上に双方の凹部6と突部7を係合させ
ながら隙間なく積み上げる。
以上の工程を繰返して、躯体Cに下地パネルA3を上下左
右に連続状に取付ける。そして、左右に隣合う各パネル
A3間の目地16には防水性シール17および防火性発泡材18
を充填して、防火、防水処理する。尚、防火性発泡材18
に代えて、防水・防火の両性能を兼備したシールを用い
る場合もある。
これにより、下地パネルA3を躯体Cに対して、金属製裏
縁枠部5に固着した固定金具11,12と躯体Cに固着した
受け金具19を介して、上下左右に連続状に取付けること
ができる。そして、躯体Cに取付けられた各パネルA
3は、その上下間を凹部6と突部7による噛合状態に、
左右間をシール17および発泡材18による目地止め状態
に、夫々隙間がないように接続しているため、防火、防
水できる。
次に、下地パネルの上下の接続状態について他の実施例
を説明する。
第11図では第1図の下地パネルA1における接続状態を例
示しており、凸部6と凹部7が噛合状に係合し、且つ凸
部6と凹部7の表側および裏側の上下両面部3a,3bが隙
間なく接触している。
第12図に例示した態様では、凸部6と凹部7を相互に適
合する断面略半円形状に形成していて、これらの凸部6
と凹部7が噛合状に係合し、且つ凸部6と凹部7の表側
および裏側の上下両面部3a,3bが隙間なく接触してい
る。
第13図に例示した態様では、側枠部3の下面部3bにおけ
る中央の凹部7よりも表側の前半部分21を凹部7の深さ
のほぼ中間の高さに形成していて、この前半部分21と同
部分の対面の上面部3aとの間に目地22を形成し得るよう
にしてある。
この態様のものでは、凸部6と凹部7の裏側の上下両面
部3a,3bが接触すると共に凸部6と凹部7が噛合状に係
合し、そして、パネル表側の横方向に走る目地22は発泡
材18で塞がれて目地止めされ、防火性が高い。
第14図に例示した態様では、側枠部3の上下両面部3a,3
bにおける中央の凸部6および凹部7よりも表側の前半
部分21,23を、パネル表面までのほぼ半分の前後幅に短
く形成すると共に下面部3bにおける前半部分21を凹部7
の深さのほぼ中間の高さに形成していて、この上下の前
半部分21,23の間および同前半部分よりも表側の上下のA
LCパネル1の上下両面部分間に目地22を形成し得るよう
にしている。
それにともない、胴縁8はALCパネル1の上下両面部分
を回り込んで上下両面部3a,3bの前半部分21,23に継がっ
ている。
この態様のものでは、凸部6と凹部7の裏側の上下両面
部3a,3bが接触すると共に凸部6と凹部7が噛合状に係
合し、そして、パネル表側の横方向に走る目地22は発泡
材18で塞がれて目地止めされ、表縁枠部4を除去して構
成材の点数を少なくしながら高い防火性が得られる。
第15図に例示した態様は第14図の実施例のものと基本的
に同構成であり、共有する構成についての説明は省略し
て説明する。
下面部3bにおける前半部分21は凹部7の底部分の高さに
形成していて、目地22間隔を第14図の態様のものよりも
広く形成している。
この態様のものでも、第14図の態様のものと同様に表縁
枠部4を除去して構成材の点数を少なくしながら高い防
火性が得られ、さらに凹部7および前半部21の加工・製
作が省力化される。
第16図に例示した態様では、側枠部3の上面部3aにおけ
る後縁部分に凹部7を、下面部3bにおける後縁部分に凸
部6を、相互に適合可能に形成し、この上下両面部3a,3
bの前縁部24,25はALCパネル1の上下両面の表側前半部
分に形成された段部26,27の略鉛直状面部分26a,27aに当
接していて、段部26,27間に目地22を形成し得るように
している。
又、胴縁8はALCパネル1の段部26,27を回り込んで上下
の前縁部24,25に継がっている。
この態様のものでは、凸部6と凹部7の表側の上下両面
部3a,3bが接触すると共に凸部6と凹部7が噛合状に係
合し、そして、パネル表側の横方向に走る目地22は発泡
材18さらにシール17で二重に塞がれて目地止めされ、表
縁枠材4を除去して構成材の点数を少なくしながら、高
い防水性および防火性を同時に得られる。
前記した下地パネルの上下の接続状態は一例であって、
記載の態様に制限されるものではなく、たとえば凸部6
と凹部7の接続構造を別の態様にかえたり、第13図乃至
第15図の態様のもので、発泡材18にかえてシール17を用
いたり、或いは、発泡材18とシール17との双方で目地止
めすることも任意である。
次に、下地パネルにおける左右の接続状態について他の
実施例を説明する。
第17図では第1図の下地パネルA1における接続状態を例
示しており、隣合う側枠部3の左右両面部3c,3dが隙間
なく接触している。
第18図では第4図の下地パネルA2における接続状態を例
示しており、隣合う側枠部3の左右両面部3c,3dが隙間
なく接続している。
第19図に例示した態様では、側枠部3における左面部3c
後半部分に突部15を突設していて、隣合う側枠部3にお
ける左面部3c前半部分と、同前半部分と対面状の右面部
3d前半部分との間に目地16を形成し得るようにしてあ
る。
この態様のものでは、隣合う突部15と右面部3c前半部分
とが接触し、パネル表側の縦方向に走る目地16は発泡材
18さらにシール17で二重に塞がれて目地止めされ、右面
部3dの加工・製作を省力化しながら、パネルの左右間に
ついても高い防水性と防水性を同時に得られる。
前記した下地パネルの左右の接続状態は一例であって、
記載の態様に制限されるものではなく、たとえば接続構
造を第11図乃至第16図の態様にしたり、或いは目地16を
発泡材18、シール17のいずれかで目地止めするようにし
ても良い。
次に、下地パネルに外壁体を固定する施工例について説
明する。
第20図および第21図に例示した施工例では、鉄骨などの
躯体Cに固定された上下左右の連続状の下地パネルA3
長尺状の保持金具9を横向きに平行させた状態で、同保
持金具9における表縁枠部4および胴縁8と対向した金
具部分を金属用固定ビス等の固定具10で当該表縁枠部4
および胴縁8に固定する。
そして、各保持金具9に乾式タイルからなる外壁体Bを
固定する。具体的には、外壁体B裏面上縁の係止鍔部B1
を保持金具9上縁の鈎形状係止部9a内に潜り込ませて、
同係止部9aを係止突部B2に係止させ、且つ保持金具9下
縁の係合鍔部9b上に外壁体B裏面下縁の係合突部B3を乗
せて、同係合突部B3下縁の係合顎部B4が係合顎部9bを乗
越えて係合するまで押込み、係止部9aと係合鍔部9bとで
外壁体Bを弾性的に挾持することにより、保持金具9に
外壁体Bを固定する。
このようにして、外壁体Bを上下左右に固定してタイル
ブロックからなる外壁を構築する。
これにより、外壁体Bの固定用保持金具9を下地パネル
A3における胴縁8、表縁枠部4に固定することができ、
そして、保持金具9に対して外壁体Bを押し込むだけの
操作で固定できる。
第22図では下地パネルA3に横張り状の窯業サイディング
からなる外壁体Bを直接固定した施工例を例示してい
る。
下地パネルA3に外壁体Bを下側から順に固定する。具体
的には、外壁体B上縁の孔B5に金属用固定ビスなどの固
定具10を通し、同固定具10を後側の胴縁8或いは表縁枠
部4若しくはALCパネル1に止着して、下地パネルA3
外壁体Bを固定する。
このようにして、外壁体Bを順次上側に固定し、そし
て、上下の外壁体Bの接続位置では、長尺状の水切り具
Dの上半部D1を上側の外壁体Bの裏側の胴縁8或いは表
縁枠部4に金属用固定ビスなどの固定具10で固定し、下
半部D2が下側の外壁体Bの表面上部を覆うようにしなが
ら、外壁体Bを上側に順次固定して横張り状の窯業サイ
ディング壁板からなる外壁を構築する。
この態様のものでは、下地パネルに外壁体Bを直接固定
できる。
前記した外壁体の固定状態は一例であって、記載の態様
に制限されるものではなく、たとえば外壁体Bの大き
さ、重量などによって適宜選択され、又、外壁体Bの材
質は前記した乾式タイル、窯業サイティングなどに限ら
ず、金属製のものであっても良い。
(発明の効果) したがって、本発明によれば次の利点がある。
請求項1により、ALCパネルが金属製枠で覆われて
保護されているので、パネル施工および運搬途中におけ
るパネル端部の破損をなくすことができ、従来品におけ
るパネル取付後の補修作業を一掃できる。
同項により、外壁体の固定を、金属製の胴縁さらに
枠に金属用固定ビスなどの固定具で直接あるいは保持金
具などの媒体を介して間接的に確実に固定でき、しかも
ALCパネルからの粉塵の発生が局限されるため、作業環
境を改善することができる。
同項により、鉄骨などの躯体への固定を金属製の枠
に適宜形状のブラケットなどの媒体を用いるだけで、AL
Cパネルに孔穿けすることなく確実に固定できるから、
施工効率が良く、且つALCパネウからの粉塵の発生が全
くないことにより作業環境を著しく改善できる。
同項により、パネル上下両部の凸部と凹部が上下の
接続状態を誘導して規制するため、パネル施工過程にお
ける効率が高く、しかも、施工後の地震などにもパネル
表面間のズレが生じることがなく、固定されて構築され
る外壁の表面を同一平面状に整えられる。
請求項2により、パネル表面が同一平面状であるた
め、固定される外壁体或いは外壁体の固定用保持金具の
座り具合が安定し、施工し易く且つ堅固にできる。
請求項3により、ALCパネルが防水されているた
め、保水した場合における断熱性能、強度性能の低下が
なく、当初の断熱・強度性能を維持させて生かすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の建築物における外壁体用下
地パネルの第1実施例を例示し、第1図は一部切欠した
表面側の斜視図、第2図は裏面側の斜視図、第3図は第
1図のIII-III線に沿える縦断面図。第4図および第5
図は下地パネルの第2実施例を例示し、第4図は表面側
の一部切欠した斜視図、第5図は部分横断面図、第6図
および第7図は下地パネルの第3実施例を例示し、第6
図は表面側の斜視図、第7図は中間省略して示す横断面
図、第8図乃至第10図は第3実施例の下地パネルを鉄骨
などの躯体に取付ける施工例を示し、第8図は取付け中
の表側斜視図、第9図は第8図のIX-IX線に沿える部分
拡大縦断面図、第10図は第9図のX−X線に沿える部分
拡大横断面図。第11図乃至第16図は上下の下地パネルの
接続状態の各実施態様を示す部分拡大縦断面図。第17図
乃至第19図は左右の下地パネルの接続状態の各実施態様
を示す部分拡大横断面図。第20図および第21図は第3実
施例の下地パネルに外壁体を固定する施工例を示し、第
20図は一部切欠した正面図、第21図は部分拡大縦断面
図。第22図は第3実施例の下地パネルに外壁体を固定す
る他の施工例を示す部分拡大縦断面図である。 図中 A1,A2,A3は下地パネル Bは外壁体 Cは躯体 1はALCパネル 2は枠 3は側枠部 3aは側枠部の上面部 3bは側枠部の下面部 3cは側枠部の左面部 3dは側枠部の右面部 4は表縁枠部 4aは表縁枠部の上辺部 4bは表縁枠部の下辺部 4cは表縁枠部の左辺部 4dは表縁枠部の右辺部 5は裏縁枠部 5aは裏縁枠部の上辺部 5bは裏縁枠部の下辺部 5cは裏縁枠部の左辺部 5dは裏縁枠部の右辺部 6は側枠部の凸部 7は側枠部の凹部 8は胴縁 9は保持金具 10は固定具 11,12は固定金具 13はALCパネルの溝 14は防水材 16は目地 17はシール 18は発泡材 19は受け金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽量気泡コンクリートパネルの周側縁を金
    属製枠で囲み、この枠にはその上面部と下面部に相互に
    適合可能な凹部と凸部を形成すると共に枠の軽量気泡コ
    ンクリートパネル表面側に金属製胴縁を適宜間隔状に枠
    と一体的に配設したことを特徴とする建築物における外
    壁体用下地パネル。
  2. 【請求項2】表面側が軽量気泡コンクリートパネル、
    枠、胴縁ともに略同一平面状であることを特徴とする請
    求項1記載の建築物における外壁体用下地パネル。
  3. 【請求項3】軽量気泡コンクリートパネル面が防水材で
    覆われていることを特徴とする請求項1,2いずれかに記
    載の建築物における外壁体用下地パネル。
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