JPH0749294Y2 - ドレンパン - Google Patents

ドレンパン

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JPH0749294Y2
JPH0749294Y2 JP1991039723U JP3972391U JPH0749294Y2 JP H0749294 Y2 JPH0749294 Y2 JP H0749294Y2 JP 1991039723 U JP1991039723 U JP 1991039723U JP 3972391 U JP3972391 U JP 3972391U JP H0749294 Y2 JPH0749294 Y2 JP H0749294Y2
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JP
Japan
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pan
bending
bread
center
drain
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JP1991039723U
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JPH0540721U (ja
Inventor
明 三上
文雄 長谷川
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TOYO. SS. CO., LTD.
Original Assignee
TOYO. SS. CO., LTD.
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調機などで除霜時の
ドレン排水用の受けとして用いられるドレンパンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空調機などに用いられるドレン排
水受け用のドレンパンは、つぎに述べるような手順で製
作されていた。
【0003】まず、図6に示すようにパン本体11と、
左右のサイドラッパ12,12を構成する板材を作るた
めにシャーリングによって素材を切断する。つぎに、サ
イドラッパ12,12の板材に対して小型プレスを用い
てC1,C2部分の切欠き加工を行なう。続いて、排水
用の孔13を小型プレスを用いて明ける。
【0004】つぎに、図7に示すようにパン本体11の
板材と、左右のサイドラッパ12,12の板材に対して
各曲げ線L11乃至L15に沿いプレスブレーキを用い
た曲げ加工を行なう。ここで、L11はパン本体を船底
状に曲げるための中央曲げ線であり、L12,L14は
フランジ部を外周に突出するための曲げ線である。また
L13,L15はフランジ部の外縁部に立ち上げ部を突
設するための曲げ線である。図8は、B−B線断面図を
示す。
【0005】つぎに、図9に示すようにパン本体11と
左右のサイドラッパ12,12とを全溶接により接続し
てドレンパンを組み立てる。図中、Y11部分が溶接箇
所である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように従来は、パ
ン本体11とサイドラッパ12,12とを別々に製作
し、これらの3部品を溶接してドレンパンを組み立てて
いたため、溶接部分Y11が長くなるという問題点があ
った。このように溶接部分が長いと、溶接作業の不具合
による溶接欠陥が発生しやくなり、欠陥部分から排水が
漏れるなどの問題が生じるようになる。
【0007】本考案は、このような課題を解決するため
に提案されたものであり、溶接箇所を少なくでき、品質
の向上を図れるドレンパンを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、一端側に傾斜する船底状のパン本体の一端
面部にサイドラッパ部が設けられ、パン本体の中央折り
曲げ線の延長上となるこのサイドラッパ部の最下端部に
パン本体からの排水を外部に流す排水孔が穿設されてい
るドレン排水受け用のドレンパンにおいて、サイドラッ
パ部を折り曲げ形成するためのサイドラッパ片が折り曲
げ前のパン本体の一端部に一体に備えられ、このサイド
ラッパ片には、中央パン立ち上げ部を形成するために、
パン本体の中央折り曲げ線の延長上にV字状の切欠きが
形成され、パン本体の四隅部には、四隅パン立ち上げ部
を形成するための切欠きが形成され、折り曲げ線に沿っ
てパン本体を船底状に折り曲げ、パン本体に対してサイ
ドラッパ片を折り曲げて立ち上げ、中央パン立ち上げ部
と四隅パン立ち上げ部を溶接して製作される。
【0009】
【作用】上述した構成によれば、一体に備えられたサイ
ドラッパ片をパン本体に折り曲げることでドレンパンが
製作できるので、溶接部分の長さが短くなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案によるドレンパンの具体的な実
施例を図面に基づき詳細に説明する。図1に、このドレ
ンパンの展開切断図を示す。
【0011】この図で、素材1を切断することで作られ
るドレンパン製作用の1枚の部材2には、矩形状のパン
本体3部分の一側に、サイドラッパ部となる折り曲げ片
4が一体に備えられている。
【0012】このサイドラッパ部の折り曲げ片4には、
パン本体3の中央折り曲げ線L1の延長上、すなわちサ
イドラッパ部の最下端位置に排水孔5が明けられ、この
排水孔5に連続して中央パン立ち上げ部を形成するため
に中央折り曲げ線L1の延長上にV字状の切欠きK1が
形成されている。このV字状の切欠きK1を境にしてサ
イドラッパ部の折り曲げ片4は、前後の曲げ片4A,4
Bに分けられる。
【0013】またパン本体3の四隅部には、四隅パン立
ち上げ部を形成するための切欠きK2がそれぞれ形成さ
れている。
【0014】この部材2を製作するには、パン本体3と
サイドラッパ部の折り曲げ片4を切り抜くための連続し
た切断線Xに沿ってたとえばレーザー加工機により板材
の素材1に対して切断加工を行なう。
【0015】このようにして作られたドレンパン製作用
の部材2は、図2に示すように中央折り曲げ線L1と外
周部を立ち上げる折り曲げ線L2に沿ってパン本体3を
船底状に折り曲げるとともに、折り曲げ線L3に沿って
折り曲げてパン本体3のフランジ部3bを形成する。3
aは、外周の立ち上げ部である。このパン本体3に対し
て折り曲げ片4を曲げ線L6に沿って折り曲げてサイド
ラッパ部4aを立ち上げ、折り曲げ線L7に沿って折り
曲げサイドラッパ部4aに連続するフランジ部4bを形
成する。なお、フランジ部3b,4bの外縁部が曲げ線
L4,L8に沿って曲げられることで立ち上げ部3c,
4cが突設される。図3はA−A線断面図であり、図4
は側面図である。この曲げ加工には、コンピュータ数値
制御(CNC)によるプレスブレーキが用いられる。
【0016】曲げ加工後は、図4に示すようにV字状の
切欠きK1に対応する中央パン立ち上げ部Y1と切欠き
K2に対応する四隅パン立ち上げ部Y2を全溶接により
接続するとともに、フランジ部の境界部P1,P2を点
付け溶接により接続する。これによりドレンパンが組み
立てられる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、一
体の曲げ構造によりドレンパンが構成されているので、
溶接部分の長さが短くなり溶接欠陥が発生しにくくな
る。
【0018】これにより製作工数は、従来の半分近くに
短縮され、生産効率が格段に高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるドレンパンの折り曲げ前の部材を
示す展開図である。
【図2】部材の折り曲げ後を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】溶接箇所を示す図である。
【図6】従来のドレンパン製作前の部品を示す平面図で
ある。
【図7】図5の部品の折り曲げ後を示す斜視図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】従来のドレンパンの溶接箇所を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ 素材 2・・・ドレンパン製作前の1枚の部材 3・・・パン本体 3a・・・立ち上げ部 3b,4b・・・ フランジ部 3c,4c・・・ 外縁部の立ち上げ部 4・・・サイドラッパ用の折り曲げ片 4a・・・ サイドラッパ部 5・・・排水孔 K1・・・V字状の切欠き K2・・・切欠き L1・・・中央折り曲げ線 L2,L3,L4,L6,L7,L8・・・ 折り曲げ
線 Y1・・・中央パン立ち上げ部の全溶接部分 Y2・・・四隅パン立ち上げ部の全溶接部分 P1,P2・・・点溶接部分 X・・・切断線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に傾斜する船底状のパン本体の一
    端面部にサイドラッパ部が設けられ、パン本体の中央折
    り曲げ線の延長上となるこのサイドラッパ部の最下端部
    にパン本体からの排水を外部に流す排水孔が穿設されて
    いるドレン排水受け用のドレンパンにおいて、 サイドラッパ部を折り曲げ形成するためのサイドラッパ
    片が折り曲げ前のパン本体の一端部に一体に備えられ、
    このサイドラッパ片には、中央パン立ち上げ部を形成す
    るために、パン本体の中央折り曲げ線の延長上にV字状
    の切欠きが形成され、中央折り曲げ線に沿ってパン本体
    を船底状に折り曲げ、パン本体に対してサイドラッパ片
    を折り曲げて立ち上げ、中央パン立ち上げ部部を溶接し
    て製作されるドレンパン。
JP1991039723U 1991-04-30 1991-04-30 ドレンパン Expired - Fee Related JPH0749294Y2 (ja)

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