JPH0749288A - 光線路特性の自動解析方法 - Google Patents

光線路特性の自動解析方法

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JPH0749288A
JPH0749288A JP19322993A JP19322993A JPH0749288A JP H0749288 A JPH0749288 A JP H0749288A JP 19322993 A JP19322993 A JP 19322993A JP 19322993 A JP19322993 A JP 19322993A JP H0749288 A JPH0749288 A JP H0749288A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光線路の接続損失、ケーブル損失、反射量、
これらの発生位置及び故障発生位置を求め、これらを表
示する光線路特性の自動解析方法を提供する。 【構成】 光線路特性の自動解析方法において、光パル
ス試験器の測定条件を対象線路に合わせて適切に設定し
た後測定し、得られたデータを、損失を座標データとし
てコンピュータに取り込み、ケーブル区間の損失、コネ
クタ接続位置における接続損失と反射量、融着接続位置
における接続損失、全線路損失を求め、求められたケー
ブル区間損失、接続損失、反射量、これらの発生位置、
全線路損失、故障位置を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光パルス試験器を用い
光線路の光学特性を測定し、コンピュータを利用して測
定データの自動解析を行い、光線路の接続損失、ケーブ
ル損失、反射量、これらの発生位置及び故障発生位置を
求めて表示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光線路の接続位置や故障位置を自
動検出する方法に関する技術が開示されている(例え
ば、特願昭62−238138号:光ファイバの欠陥位
置及び開放端位置の検出方法参照)。その開示された技
術のフローチャートを図13に示す。この従来方法は、
図13に示すように、OTDR波データの着目点を中心
に±Vτ/4だけ離れた位置間の差分を求め(ステップ
)、差分値がステップ状に急激に変化するか否かを判
定する(ステップ)。急激に変化する場合には、ステ
ップ状に変る位置Zsより、Vτ/4だけ遠い位置を欠
陷位置または開放端位置とする(ステップ)。
【0003】前記ステップの判定において、急激に変
化しない場合には、差分値が所定値より大きくなる距離
区間内で最大もしくは最小となる位置Zpを求め(ステ
ップ)、位置ZpよりVτ/4だけ入射端側に近い位
置を欠陷位置とする。
【0004】前記図13に示す従来方法の特徴は、測定
された光パルス試験器のデータ列について、適当に間隔
を有したデータの差分を求め、この差分データ列におい
て、所定値以上のデータ区間中で最大または最小となる
ピーク点から接続位置や故障位置を示す特異点が推定で
きるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の特異点検出
方法では、通常光パルス試験器の測定データは、遠距離
ほど信号対雑音比(S/N)が悪いため、しきい値の設
定をケーブル単位及び距離ごとに変える必要があり、そ
のための実験稼動またはプロクラムのパラメータ変更稼
働が大きくなるという問題があった。
【0006】また、接続損失等を求める場合、解析結果
と実際の光線路における接続位置を示すデータベースと
の比較を人の手によって求めていたため、非能率であっ
た。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、光線路の光学特性
を測定して得られた測定データから光線路の接続損失、
ケーブル損失、反射量、これらの発生位置及び故障発生
位置を求め、これらを表示する光線路特性の自動解析方
法を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の(1)の手段は、光パルス試験器を用いて
光線路の光学特性を測定し、得られた測定データをコン
ピュータを使用して自動的に光線路の接続損失、ケーブ
ル損失、反射量、これらの発生位置及び異常発生位置を
求めて表示する光線路特性の自動解析方法において、光
パルス試験器の測定条件を対象線路に合わせて適切に設
定した後測定する第1の処理段階と、前記光パルス試験
器から得られたデータを、損失を表す縦軸Yと距離を表
す横軸Xを座標データ(Xi,Yi)としてコンピュー
タに取り込み、ケーブルフラグをKとしたケーブルデー
タ列(K,Xi)を作成する第2の処理段階と、各座標
における微係数列(dYi/dXi,Xi)を作成する
第3の処理段階と、前記微係数列の符号がプラスまたは
零からマイナスへと変化する点をデータのピーク位置と
し、該ピークの位置を基準として近端方向及び遠端方向
にパルス幅区間の各ポイントの微係数(dYi/dX
i,Xi)が、ケーブルの場合と比較して誤差範囲内と
なる近端部分のポイント(fs)及び遠端部分のポイン
ト(fe)を求め、求めた該区間(fs〜fe)のケーブ
ルフラグをFとしてケーブルデータ列を(F,Xfs〜
fe)と書き換える第4の処理段階と、前記Xfsより
遠端側のデータYがノイズレベル以下となる場合は、そ
のXfsを線路の終端Leとし、ノイズレベル以下にな
らない場合は、最後のXfsを線路の終端Leとする第
5の処理段階と、該終端Leがデータベース上の線路長
と計測誤差を含んで一致するかどうかを判定し、一致し
ない場合は、線路に故障ありと判断し、故障の表示及び
故障位置が終端Leであると表示する第6の処理段階
と、前記微係数列(dYi/dXi,Xi)の微係数が
ケーブルの場合より大きく変化する範囲(js〜je)
のケーブルフラグをJとしてケーブルデータ列を(J,
Xjs〜je)と書き換える第7の処理段階と、前記X
jsより遠端側のデータがノイズレベル以下でしかも前
記第5の処理段階で求めた終端Leより近端の場合、前
記Xjsを線路の終端Leとする第8の処理段階と、終
端Leがデータベース上の線路長と計測誤差を含んで一
致するかどうかを判定し、一致しない場合は、線路に故
障ありと判断し、故障の表示及び故障位置が終端Leで
あると表示する第9の処理段階と、ケーブルデータ例で
ケーブルフラグがKとなる区間をケーブル区間、ケーブ
ルフラグがFとなる各区間の最初の位置をコネクタ接続
位置、ケーブルフラグがJとなる各区間の最初の位置を
融着接続位置とする第10の処理段階と、前記ケーブル
区間の損失、コネクタ接続位置における接続損失と反射
量、融着接続位置における接続損失、全線路損失を求め
る第11の処理段階と、該第11の処理段階で求められ
たケーブル区間損失、接続損失、反射量、これらの発生
位置、全線路損失、故障位置を表示する第12の処理段
階とを有することを特徴とする。
【0010】本発明の(2)の手段は、前記(1)の手
段の第7及び第8の処理段階の替わりに、パルス幅に相
当する距離間隔のポイントの差分数列(ΔYi,Xi)
を作成する第13の処理段階と、前記で求めた差分数列
の微分係数列(dΔYi/dXi,Xi)を作成する第
14の処理段階と、前記微分係数列の符号がマイナスま
たは零からプラスに及びプラスまたは零からマイナスに
変化する位置Xkを求める第15の処理段階と、前記X
kからパルス幅(pw)に相当する区間のケーブルフラ
グをJとして、ケーブルデータ列を(J,Xk〜Xk+
pw)とする第16の処理、段階とを有することを特徴
とする。
【0011】本発明の(3)の手段は、前記(1)また
は(2)の手段の第9及び第10の処理段階の間に、予
め光線路の設計書よりつくられた線路の接続点情報が登
録されているデータベースを用いて、データベースから
接続点情報を読み込み、接続点データ列(SF,SX
i)(SJ,SXi)を作成する第17の処理段階と、
各接続点データに対して設備の誤差から許容区間を設定
し、解析で求めた接続点が各接続点の許容区間にいくつ
入るかを数える第18の処理段階と、接続点の数が0の
区間は、接続点データ列の位置を接続点とし、接続点の
数が1の区間は解析で求めた接続点の位置を用い、接続
点の数が2以上の区間は距離と損失の関係を用いて接続
点を1つに絞り、ケーブルデータ列を書き換える第19
の処理段階とを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】前述した手段によれば、光線路の特異点の検出
時に対象線路に特定したしきい値による判定を行う必要
がなく、また、信号対雑音比(S/N)が悪くなる遠距
離部分においてもしきい値の設定をケーブル単位及び距
離ごとに変える必要がないため、線路特性に依存せず解
析することができ、更に、しきい値設定のための実験稼
働またはプログラムのパラメータ変更稼働を削減でき
る。また、接続損失等を求める場合、解析結果と実際の
光線路における接続位置を示すデータベースとを自動的
に対応させて解析することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による実施例を図面を参照して
詳細に説明する。
【0014】(実施例1)図1は、本発明による光線路
特性の自動解析方法を実施するシステムの実施例1の構
成を示すブロック図であり、1は光パルス試験部、2-
1,2-2a,2-2b,2-2cは光ファイバ、3-1,
3-1aはコネクタ接続部、3-2a,3-2bは融着接
続部、4はデータバス、5は制御・演算部、6はデータ
処理部、7はデータベース、8は結果の表示部である。
【0015】次に、前記光パルス試験部1の測定原理を
説明する。光ファイバに光を入射した場合、光ファイバ
の途中から入射端に戻ってくる光には、コネクタ接続点
等によるフレネル反射光、光ファイバ中で起こるレイリ
ー散乱の一部が光ファイバ入射端へと戻る後方散乱光が
ある。
【0016】ここで、パルス発生器と半導体レーザによ
って得られた光パルスを光ファイバに入射すると、光フ
ァイバ中で発生した後方散乱光及びフレネル反射は、入
射端から各発生位置の距離に比例した時間後に入射端に
戻る。戻った光は受光素子で電気信号に変換することで
波形を求めることができる。本実施例1では、縦軸が光
パルス試験部1が受光した受光電力を対数変換しデシベ
ル(dB)で表示し、ここでは受光レベルと呼ぶ。横軸
は距離を示す。
【0017】図2及び図3は、本実施例1の光線路特性
の自動解析方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0018】本実施例1の光線路特性の自動解析方法を
図1、図2、図3を用いて説明する。
【0019】まず、制御・演算部5において、以下に示
すように、光パルス試験条件を最適化し、光パルス試験
部1にデータバス4を経由して指示を与え、光パルス試
験を実施する。ここの部分は、図2におけるステップS
A-1,SA-2にあたる。
【0020】設定すべき主なパラメータは、距離レン
ジ、近端マスク、屈折率、光アッテネータ、パルス幅、
アベレージング回数である。距離レンジについては、デ
ータベース7上の距離に誤差分を考えた1.15をかけ
た区間が測定できる最も短いレンジを使用する。近端マ
スクは、光パルス試験部1に接続するコネクタ種別に対
応して予め最適長を実験的に求めておく。屈折率は実験
的に各波長において距離誤差が少なくなるような値を求
め1.48とする。
【0021】光アッテネータは、測定波形の開始部分及
びコネクタからのフレネル反射部分が飽和しないように
設定する。パルス幅は、光パルス試験全体のダイナミッ
クレンジが対象線路損失以下にならない範囲でなるべく
分解能を良くするため小さい幅を設定する。アベレージ
ング回数は、光パルス試験全体のダイナミックレンジが
対象線路損失以下にならない範囲でなるべく少なく設定
する。光アッテネータZ、パルス幅Pw、アベレージン
グ回数Nは、相互にシステムダイナミックレンジDと関
係しており、これらの関係は、光パルス試験部のダイナ
ミックレンジをDo、線路とのカップリング損失をC、
光パルス試験波形の損失分解能をXとすると数1で表さ
れる。
【0022】
【数1】D=Do−C−5log(10X/5-1)−2.5log(N/218)+10
log(Pw/1μs)−Z システムダイナミックレンジDは、測定可能距離に相当
している。Do、C、D、Xを一定とすると、数1を用
いて光アッテネータZ、パルス幅Pw、アベレージング
回数Nの関係を計算することにより各パラメータを最適
にすることができる。
【0023】次に、光パルス試験部1で測定したデータ
をデータ処理部6で解析を行う。動作手順としては、ス
テップSA-3からステップSA-14となる。以下、こ
の手順について説明する。
【0024】まず、光パルス波形データ(Yi,Xi)
をデータ処理部6に取り込む(SA-3)。ここで、Y
iは受光レベル(dB)、Xiは距離に対応するポイン
トである。実際の距離は、Xiに1ポイントの距離ΔL
を掛けたものとなる。図1に示す光線路の光パルス試験
波形の測定例を図4に示す。データは点であるが通常Δ
Lが数メートルと小さいので表示上線として見える。同
図4で2-2a,2-2b,2-2c,2-2dはケーブル
区間、3-2a,3-2bは融着接続点、区間12〜1
3,区間16〜17は融着接続点区間、3-1aはコネ
クタ接続点、区間14〜15はコネクタ接続点区間、1
8は線路の端末点であり、コネクタ接続点及び線路の端
末点ではフレネル反射が生じている。
【0025】近端マスク区間の補正は、図5を用いて説
明する。近端マスク区間はパルス幅及び距離レンジで決
まるため、近端マスク幅より遠端に予め決められた位置
mask1より、区間mask2ごとに最小二乗法を用いて傾き
を求め、区間mask2の傾きがケーブルの傾きの誤差範囲
を越える位置mask3を求める。そして、ケーブル区間ma
sk1からmask3までの区間の傾きmask4を最小二乗法に
よって求め、入射端からmask1の区間を傾きmask4のケ
ーブル区間としてデータ列(Yi,Xi)の補正を行
う。補正を行った波形例を図6に示す。
【0026】次に、全区間のケーブルフラグをKとし
て、ケーブルデータ列(K,Xi)を作成する(ステッ
プSA-4)。ケーブルデータ列とはXiが示すポイン
トの設備の状態を示すものである。このステップSA-
4では、ケーブル区間を示すケーブルフラグにKを用い
て、初期設定としてすべての区間をケーブル区間とす
る。
【0027】次に、各ポイントXiにおける微分係数d
Yi/dXiを求め微係数列(dYi/dXi,Xi)
を作成する(ステップSA-5)。ここで、微分係数d
Yi/dXiは、Xiの前後のポイントを用いて回帰直
線を計算し、その傾きとして求められる。次に、dYi
/dXiの符号がプラスまたは零からマイナスへとノイ
ズレベル以上に大きく変化する点をピークとした区間X
fs及びXfeを求める。
【0028】この区間は、微係数列(dYi/dXi,
Xi)のプラスまたは零からマイナスへと変化する点を
データのピーク位置とし、ピークの位置を基準として近
端方向及び遠端方向にパルス幅区間のポイントの微係数
(dYi/dXi)が、ケーブル区間の微係数(dYi
/dXi)と比較して誤差範囲内となる近端部分のポイ
ントXfs及び遠端部分のポイントXfeである。これ
を全データ区間について行いXfsn、Xfenを求め
る。ただし、n=1,2,・・・となり、光線路開始位
置から見て、nは何番目の区間であるかを示す(ステッ
プSA-6)。
【0029】更に、前記で求めたフレネル反射区間Xf
sn〜Xfenのケーブルフラグをフレネル反射区間を
示すFとし、前記区間のケーブルデータ列を(F,Xf
sn〜Xfen)と書き換える(ステップSA-7)。
この区間は、図4において、フレネル反射区間14〜1
5、区間18〜19に相当する。従って、このステップ
SA-7でフレネル反射区間が検出することができる。
【0030】次に、Xfsnより遠端側のデータYがノ
イズレベル以下となる区間がある場合はそのXfsnを
線路の終端Leとし、ノイズレベル以下となる区間がな
い場合は最後のXfsnを線路の終端Leとする(ステ
ップSA-8)。次に、求めた線路の終端Leの位置が
データベース上の線路長と計測誤差を含んで一致するか
どうか判定する(ステップSA-9)。もし、一致しな
い場合は、線路に故障ありと判断し、故障の表示及び故
障位置が終端Leであると表示をして終了する(ステッ
プSA-10)。一致した場合はステップSA-11に進
む。
【0031】ステップSA-11では、dYi/dXi
の絶対値がケーブル区間の傾きより大きくなる区間をケ
ーブルフラグがKである全データ区間で求め、前記で求
めた区間のケーブルフラグを融着区間を示すJとし、前
記区間のケーブルデータを(J,Xjsm〜Xjem)
と書き換える。ただし、m=1,2,・・・となり、光
線路開始位置から見て何番目の区間であるかをmは示
す。この区間は、図4において、融着接続区間12〜1
3,区間16〜17に相当する。従ってこのステップで
融着接続区間が検出できる。
【0032】次に、Xfsnより遠端側のデータYがノ
イズレベル以下となる区間があり、しかも、そのXjs
mが図2のステップSA-8で求めた終端Leより近端
の場合、Xjsmを線路の終端Leとする(ステップS
A-12)。次に、求めた線路の終端Leが予めデータ
ベース上の線路長と計測誤差を含んで一致するかどうか
判定し(ステップSA-13)、もし、一致しない場合
は、線路に故障ありと判断し、故障の表示及び故障位置
が終端Leであると表示して終了する(ステップSA-
14)。一致した場合はステップSA-15に進む。
【0033】ステップSA-15ではケーブルフラグが
Kの区間をケーブル区間、Fの区間をフレネル反射区
間、Jの区間を融着接続区間とし、Fの区間の開始ポイ
ントをコネクタ接続位置、Jの区間の開始ポイントを融
着接続位置とする。
【0034】次に、ステップSA-16では、ステップ
SA-15で求めた各接続点位置を用いてケーブル区間
損失、コネクタ及び融着接続損失、コネクタの反射量、
全線路損失を求める。以下にその手法を説明する。ま
ず、区間損失について、図8を参照して説明する。接続
点li(lはLの小文字)とli+1の区間内に、接続
点による波形のみだれがなくなる区間li’とli+
1’の間の波形データを用いて最小自乗法による直線近
似を行う。その結果の式をy=ax+bとすると、区間
損失(Si-Si+1)は(a*li-a*li+1)で求められ
る。
【0035】次に、接続損失について図9を参照して説
明する。各ケーブル区間の中央の受光レベル{Sm(i i+
1),(Smi+2 i+3,・・・}と区間損失値{(Si−Si+1),
(Si+2−Si+3),・・・}から接続損失Sloseを求め
る。これらは図9から次の関係式数2が成り立つ。
【0036】
【数2】Sm(i i+1)−(Smi+2 i+3)={Si-(Si+1}/2+
Sp+{(Si+2)-(Si+3)}/2 従って、
【0037】
【数3】接続損失Slose=Sm(i i+1)−(Smi+2 i+3)
−{Si-(Si+1)}/2−{(Si+2)-(Si+3)}/2 このような数3で求めることにより、接続点周辺の波形
データのばらつきの影響を少なくすることができる。
【0038】次に、コネクタの反射量について図10を
参照して説明する。コネクタ接続位置lciにおけるケ
ーブル区間の近似直線の受光レベルSciとコネクタ接
続位置lciにおけるフレネル反射のピーク値Sfiと
のレベル差(Sci-Sfi)をコネクタの反射量とし
て求める。また、全線路損失は、これまでに求めた各ケ
ーブル区間損失、コネクタ接続損失、融着接続損失をす
べて加えて求める。
【0039】最後に、ステップSA-17で解析結果と
して各ケーブル区間損失、全線路損失、コネクタ接続損
失、融着接続損失、反射量、及び接続点位置を表示し
て、解析を終了する。
【0040】(実施例2)本発明の実施例2は、実施例
1の光パルス試験部1で測定したデータをデータ処理部
6で解析を行う、図2及び図3に示すフローにおけるス
テップSA-11及びSA12を、図11に示す新たな
データ解析フローにおけるステップSB-1からSB-5
と交換したものである。
【0041】本発明の実施例2の解析の手順としては、
図2のステップSA-9が終了した後、図11のステッ
プSB-1へと進み、以下、ステップSB-1からSB-
5を説明する。なお、ステップSA-3からSA-10ま
では、実施例1で説明されているので、ここでの説明は
省略する。
【0042】ステップSA-9終了後、図11に示すス
テップSB-1に進み、パルス幅(pw)に相当する距離
間隔で各ポイントについてのデータYの差分を求め、差
分数列(ΔYi,Xi)を作成する。次に、差分関数列の
微分係数dΔYi/dXiを求め、微分係数列(dΔY
i/dXi,Xi)を作成する(ステップSB-2)。
前記求めた差分波形を図7に示す。
【0043】次に、dΔYi/dXiの符号がマイナス
または零からプラスに若しくはプラスまたは零からマイ
ナスへとノイズレベル以上に大きく変化する点をケーブ
ル区間がKとなる全データ区間で求め、(Xkl,Xi)
とする。ただし、l=1,2・・・(lはLの小文字)と
なり、光線路開始位置から見て、何番目の区間であるか
をlは示す(ステップSB-3)。さらに前記で求めたX
klからパルス幅に相当する区間(pw)についてケーブ
ルデータ列を(J,Xkl〜Xk+pwl)とする(SB
-4)。この区間は、図4において融着区間(12〜1
3),(16〜17)に相当する。従って、このステップ
SB-3で融着接続区間を検出することができる。
【0044】次に、ケーブルデータ列においてXklま
たはXk+pwlより遠端側のデータYがノイズレベル
以下でしかもXklがステップSA-8で求めた終端L
eより近端の場合、Xklを線路の終端Leとする(ス
テップSB-5)。ステップSB-5が終了した後、図3
に示すステップSA-13へ進む。ステップSA-13以
降の処理は前記実施例1と同様である。
【0045】本実施例2は、融着接続検出において、差
分間隔がパルス幅に相当する差分関数列の微分係数列を
用いることで融着接続区間を検出しているが、前記実施
例1と比べてノイズの影響を受けにくくなり精度がよく
検出することができる。
【0046】(実施例3)本発明の実施例3は、前記実
施例1及び実施例2で求められた融着区間及びフレネル
反射区間と光線路の建設時の設計書より作られた線路の
データベースを用いて、図3に示すフローのステップS
A-13とステップSA-15の間に付け加えられる。以
下、図12を用いて説明をする。
【0047】データベースより接続点情報を読み込み、
接続点データ列(SF,SXifn)(SJ,SXij
n)を作成する。ただし、fn=1,2・・・、jn=
1,2・・・となり、光線路開始位置から見て、何番目
のコネクタ接続点であるかをfnは示し、何番目の融着
接続点かをjnは示す。このSFはコネクタ接続を示す
ケーブルフラグで、SXiのポイントの位置にあること
を示す。また、SJは融着接続を示すケーブルフラグ
で、SXiのポイントの位置にあることを示す(SC-
1)。
【0048】次に、各接続点データに対して設備の誤差
から許容区間を設定し、解析で求めた接続点が各接続点
の許容区間にいくつ入るかを数える。許容範囲は設備デ
ータの信頼性によって決められる(ステップSC-
2)。
【0049】次に、ステップSC-3に進み、解析で求
めた接続点の数が0の区間では、接続点データの位置を
接続点としてケーブルデータ列を書き換える。ステップ
SC-4では解析で求めた接続点の数が1つの区間で
は、求めた接続点を用いて、ケーブルデータ列を書き換
える。次に、ステップSC-5に進み、解析で求めた接
続点の数が2以上の区間では、距離と損失の関係を用い
て接続点を1つに絞り、他の部分はケーブルノイズの影
響によって発生したものとみなし、ケーブルデータ列を
書き換える。なお、距離と損失の関係は数4を用いて表
され、Aが最大となる求めた接続点を用いる。
【0050】
【数4】A=(|設備データのポイント-求めた接続点
のポイント|×B)×{(求めた接続点の損失-C)^
D*E} 数4に使われているB、C、D、Eの各係数は、実験室
等で測定したデータから求めることができる。
【0051】本実施例3では、線路のデータベースを用
いることにより、ノイズ等の影響で間違えて接続点とみ
なしたものを除くことが可能になる。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、接続点の検出に微分係数の符号の変化を用いるた
め、従来の方法のようにしきい値の設定をケーブル単位
及び距離ごとに変える必要がないので、しきい値の設定
のための実験稼働またはプロクラムのパラメータ変更稼
働を減少することができる。
【0054】また、パラメータの設定が少ないため解析
の高速化を図ることができる。
【0055】また、解析結果と実際の光線路における接
続位置を示すデータベースとを自動的に対応させて解析
することにより、解析の稼働を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光線路特性の自動解析方法を実
施するシステムの実施例1のシステム構成を示すブロッ
ク図、
【図2】 本実施例1の光線路特性の自動解析方法の処
理手順を示すフローチャート、
【図3】 図2に示すフローチャートの続き、
【図4】 本実施例1の光パルス試験波形の例を示す
図、
【図5】 本実施例1の近端マスク間の補正を説明する
ための図、
【図6】 本実施例1の近端マスク間を補正した光パル
ス試験波形の例を示す図、
【図7】 本実施例2の光パルス試験波形の差分波形の
例を示す図、
【図8】 本実施例1の区間損失を求める説明図、
【図9】 本実施例1の区間損失を求める説明図、
【図10】 本実施例のコネクタの反射量を求める説明
図、
【図11】 本発明の実施例2の光線路特性の自動解析
方法の処理手順を示すフローチャート、
【図12】 本発明の実施例3の光線路特性の自動解析
方法の処理手順を示すフローチャート、
【図13】 従来の接続点検出手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…光パルス試験部、2-1,2-2a,2-2b,2-2
c,2-2d…光ファイバ、3-1,3-1a…コネクタ
接続部、3-2a,3-2b…融着接続部、4…データバ
ス、5…制御・演算部、6…データ処理部、7…データ
ベース、8…結果の表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 跡部 直之 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 長崎 隆 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光パルス試験器を用いて光線路の光学特
    性を測定し、得られた測定データをコンピュータを使用
    して自動的に光線路の接続損失、ケーブル損失、反射
    量、これらの発生位置及び異常発生位置を求めて表示す
    る光線路特性の自動解析方法において、 光パルス試験器の測定条件を対象線路に合わせて適切に
    設定した後測定する第1の処理段階と、 前記光パルス試験器から得られたデータを、損失を表す
    縦軸Yと距離を表す横軸Xを座標データ(Xi,Yi)
    としてコンピュータに取り込み、ケーブルフラグをKと
    したケーブルデータ列(K,Xi)を作成する第2の処
    理段階と、 各座標における微係数列(dYi/dXi,Xi)を作
    成する第3の処理段階と、 前記微係数列の符号がプラスまたは零からマイナスへと
    変化する点をデータのピーク位置とし、該ピークの位置
    を基準として近端方向及び遠端方向にパルス幅区間の各
    ポイントの微係数(dYi/dXi,Xi)が、ケーブ
    ルの場合と比較して誤差範囲内となる近端部分のポイン
    ト(fs)及び遠端部分のポイント(fe)を求め、求め
    た該区間(fs〜fe)のケーブルフラグをFとしてケー
    ブルデータ列を(F,Xfs〜fe)と書き換える第4の
    処理段階と、 前記Xfsより遠端側のデータYがノイズレベル以下と
    なる場合は、そのXfsを線路の終端Leとし、ノイズ
    レベル以下にならない場合は、最後のXfsを線路の終
    端Leとする第5の処理段階と、 該終端Leがデータベース上の線路長と計測誤差を含ん
    で一致するかどうかを判定し、一致しない場合は、線路
    に故障ありと判断し、故障の表示及び故障位置が終端L
    eであると表示する第6の処理段階と、 前記微係数列(dYi/dXi,Xi)の微係数がケー
    ブルの場合より大きく変化する範囲(js〜je)のケ
    ーブルフラグをJとしてケーブルデータ列を(J,Xj
    s〜je)と書き換える第7の処理段階と、 前記Xjsより遠端側のデータがノイズレベル以下でし
    かも前記第5の処理段階で求めた終端Leより近端の場
    合、前記Xjsを線路の終端Leとする第8の処理段階
    と、 終端Leがデータベース上の線路長と計測誤差を含んで
    一致するかどうかを判定し、一致しない場合は、線路に
    故障ありと判断し、故障の表示及び故障位置が終端Le
    であると表示する第9の処理段階と、 ケーブルデータ例でケーブルフラグがKとなる区間をケ
    ーブル区間、ケーブルフラグがFとなる各区間の最初の
    位置をコネクタ接続位置、ケーブルフラグがJとなる各
    区間の最初の位置を融着接続位置とする第10の処理段
    階と、 前記ケーブル区間の損失、コネクタ接続位置における接
    続損失と反射量、融着接続位置における接続損失、全線
    路損失を求める第11の処理段階と、 該第11の処理段階で求められたケーブル区間損失、接
    続損失、反射量、これらの発生位置、全線路損失、故障
    位置を表示する第12の処理段階とを有することを特徴
    とする光線路特性の自動解析方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第7及び第8の処理段階
    の替わりに、パルス幅に相当する距離間隔のポイントの
    差分数列(ΔYi,Xi)を作成する第13の処理段階
    と、前記で求めた差分数列の微分係数列(dΔYi/d
    Xi,Xi)を作成する第14の処理段階と、前記微分
    係数列の符号がマイナスまたは零からプラスに及びプラ
    スまたは零からマイナスに変化する位置Xkを求める第
    15の処理段階と、前記Xkからパルス幅(pw)に相
    当する区間のケーブルフラグをJとして、ケーブルデー
    タ列を(J,Xk〜Xk+pw)とする第16の処理段
    階とを有することを特徴とする光線路特性の自動解析方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されてい
    る第9及び第10の処理段階の間に、予め光線路の設計
    書よりつくられた線路の接続点情報が登録されているデ
    ータベースを用いて、データベースから接続点情報を読
    み込み、接続点データ列(SF,SXi)(SJ,SX
    i)を作成する第17の処理段階と、各接続点データに
    対して設備の誤差から許容区間を設定し、解析で求めた
    接続点が各接続点の許容区間にいくつ入るかを数える第
    18の処理段階と、接続点の数が0の区間は、接続点デ
    ータ列の位置を接続点とし、接続点の数が1の区間は解
    析で求めた接続点の位置を用い、接続点の数が2以上の
    区間は距離と損失の関係を用いて接続点を1つに絞り、
    ケーブルデータ列を書き換える第19の処理段階とを有
    することを特徴とする光線路特性の自動解析方法。
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